JP4080838B2 - パネル付き机 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パネルを、天板の後辺部又は側辺部に設けてなるパネル付き机に係り、特に、パネル取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のパネル付き机としては、脚柱に取付けたブラケットの遊端部の支持片に、ねじにより支持金具を固定し、この支持金具に設けたフックを、パネルにおける机側の面の両側部に取付けた係止金具に係止することにより、パネルを、天板の後辺部又は側辺部に設けたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−211033号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許文献1に記載されている従来のパネル付き机では、パネルに取付けた係止金具、ブラケットにおける遊端部の支持片、及び支持金具取付用のねじの頭部等が剥き出しのままとなっているため、見栄えが悪い。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、パネル取付用ブラケットの遊端部やボルトの頭部等を効果的に覆うことにより、見栄えを大幅に向上させうるようにした、パネル付き机を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 天板の側辺部または脚柱に取り付けられた外方を向くブラケットにおける垂直をなす基片の遊端に連設された取付片を、パネルの内面に当接し、前記パネルと取付片とをボルトをもって螺締するとともに、前記ブラケットに、少なくとも前記基片の遊端部、前記取付片、および前記ボルトのパネル内面側の突出部を覆いうる内カバーと外カバーとからなるカバーを、前記基片を挟むようにして、かつ基片に設けた開口に、内カバーと外カバーとの互いの対向面に設けた膨出部を嵌合して止着する。
【0007】
(2) 上記(1)項において、内カバーと外カバーとの対向面のいずれか一方に係合突部を、かつ他方に、該係合突部が嵌合可能な有底の嵌合孔をそれぞれ設け、前記係合突部を、ブラケットの基片に穿設した取付孔に挿通して、前記嵌合孔に圧入することにより、内カバーと外カバーとをブラケットの基片に止着する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のパネル付き机の平面図を示すもので、平面形がほぼ直角三角形をなす机(1)における天板(2)の下面のコーナー部には、下端にキャスタ(図示略)を有する脚柱(3)が取付けられ、天板(2)を3点で支持している。
【0009】
天板(2)の後面(以下、図1の紙面下方を前として説明する)と左側面には、アクリル等の透明又は半透明の合成樹脂材よりなるパネル(4)が、パネル支持プレート(5)とブラケット(6)により、垂直として取付けられている。
【0010】
なお、上記両パネル(4)の支持形態は同じであるため、以下の説明は、後方のパネル(4)についてのみ説明する。また、パネル(4)の左右両側部の天板(2)への取付構造も、左右対称的で同一構成となっているため、右方のみ説明する。
【0011】
図2〜図4に示すように、上記パネル支持プレート(5)は、上下方向を向く薄肉帯板状の金属プレートよりなり、その前面の上下の端部には、四角ナット(7)(7)が溶接により固着されている。
【0012】
パネル(4)の左右の側端部には、上記上下の四角ナット(7)が、パネル(4)の後面側よりがたなく嵌合しうる通孔(8)が穿設されている。
【0013】
上記ブラケット(6)は、側面視ほぼ直角三角形をなす2枚合わせの垂直板状をなし、その基片(6a)の中央部は、ほぼ逆台形状に開口(9)されている。
【0014】
基片(6a)の後端(遊端)には、パネル(4)の面と平行をなす取付片(6b)が、外向きに折曲して一体的に形成されている。
【0015】
ブラケット(6)における基片(6a)の上端の前方寄りには、天板(2)の下面に固着された補強部材(10)の側端部に取付け可能な水平の支持片(6c)が、左右両側方に向かって連設されている。
【0016】
取付片(6b)の上下の端部には、有頭ボルト(11)挿通用の通孔(12)(12)が、上記四角ナット(7)及びパネル(4)の通孔(8)と同軸をなすように穿設されている。
【0017】
また、基片(6a)の開口(9)を挟む後方寄りの上下部には、後記するカバー(14)の取付孔(13)(13)が穿設されている。
【0018】
(14)は、ブラケット(6)のほぼ後半部を覆う合成樹脂製のカバーで、正面視ほぼコ字形をなす内カバー(14a)と、そのコ字部内に嵌挿可能な外カバー(14b)とからなっている。
【0019】
内カバー(14a)の上下両端には、後方に向かって漸次幅広をなすとともに、後端に上下反対方向に延出する半円板状の鍔部(15a)を有する外向きの塞ぎ片(15)が、対向状に一体形成されている。
【0020】
両塞ぎ片(15)の後端部の左右幅は、ブラケット(6)の取付片(6b)を上下より覆いうる寸法とされ、また両鍔部(15a)の上下方向の突出寸法は、カバー(14)をブラケット(6)に止着した際、パネル支持プレート(5)の上下の端部が、パネル(4)を透して前方から見えない寸法としてある。
【0021】
内カバー(14a)の外側面の上下部には、上記ブラケット(6)の基片(6a)の取付孔(13)に挿通可能な先細り十文字状の係合突部(16)(16)が、外向きに一体的に突設されている。
【0022】
外カバー(14b)は、ブラケット(6)の基片(6a)の外側面に当接可能な基片(17a)と、その後端より斜め後ろ側方に向かって延出し、取付片(6b)の外側面を覆いうる平面視くの字状の塞ぎ片(17b)とからなり、基片(17a)の内側面には、上記係合突部(16)の先端部が圧入可能な有底の嵌合孔(18)(18)が形成されている。
【0023】
内カバー(14a)と外カバー(14b)の基片(17a)との対向面には、ブラケット(6)の基片(6a)に形成した開口(9)の後半部に嵌合可能な方形状の膨出部(19)が突設されている。
【0024】
膨出部(19)の突出寸法は、図4に示すように、2枚合わせとしたブラケット(6)の1枚分の厚さに相当する寸法とされ、両膨出部(19)の対向面が開口(9)内の中間部において互いに当接するようになっている。
【0025】
パネル(4)を天板(2)の後端に取付けるには、まずパネル支持プレート(5)の上下の四角ナット(7)をパネル(4)の通孔(8)に、その後方より嵌合する。
【0026】
ついで、ブラケット(6)における取付片(6b)の上下の通孔(12)に前方より挿入したボルト(11)を、四角ナット(7)に螺合し、強く締め付ける。これにより、パネル(4)は、図3に示すように、パネル支持プレート(5)とブラケット(6)の取付片(6b)との対向面により挟圧され、広い面積で保持される。
【0027】
ついで、ブラケット(6)の上端の支持片(6c)を、天板(2)の下面の補強部材(10)の側端部にねじ(20)により固着する。
【0028】
最後に、まず内カバー(14a)を、その係合突部(16)をブラケット(6)の基片(6a)の取付孔(13)に挿入するとともに、膨出部(19)を開口(9)内に嵌合するようにして、ブラケット(6)の内側面に当接させたのち、外カバー(14b)の基片(17a)を、その膨出部(19)を開口(9)に嵌合するようにして、ブラケット(6)の外側面に当接させると同時に、上下の嵌合孔(18)を係合突部(16)の先端部に圧入する。
【0029】
これにより、パネル(4)は、図3に示すように、天板(2)の後端部に、その端面より若干離間した状態で安定的に取付けられ、かつブラケット(6)の後半部、すなわち、天板(2)の端面よりの突出端部と取付片(6b)やボルト(11)の頭部が、カバー(14)により体裁よく覆われる。
【0030】
また、パネル支持プレート(5)の取付部におけるパネル(4)の前面には、カバー(14)の幅広の後端が当接しているので、パネル支持プレート(5)がパネル(4)の前方より透けて見えることもない。
【0031】
内外のカバー(14a)(14b)の対向面に設けた膨出部(19)が、ブラケット(6)の開口(9)内に嵌合されているので、カバー(14)は、ブラケット(6)にがたなく安定的に止着される。
【0032】
また、カバー(14a)(14b)における膨出部(19)を開口(9)に嵌合することにより、ブラケット(6)に対し上下方向の位置決めがなされるので、係合突部(16)と嵌合孔(18)との係合も容易に行いうる。
【0033】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、内カバー(14a)をコ字状として、その内部に外カバー(14b)を収容するようにしているが、外カバー(14b)も内向きコ字状として、内外のカバー(14a)(14b)の上下の対向端を当接させた状態でブラケット(6)の基片(6a)に止着することもある。
【0034】
パネル(4)に厚肉の木製パネル等を使用した際などには、パネル支持プレート(5)を省略し、ブラケット(6)の取付片(6b)を、ボルト(11)によりパネル(4)の後面に直接取付けることもある。
【0035】
ブラケット(6)は、互いに隣接する1対の脚柱(3)に、係止フック等により取付けることもある。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ブラケットの基片の遊端部、すなわち天板の端面より外方に突出する端部やパネル取付用の取付片及びボルトのパネル内面側の突出部が、カバーにより覆われているので、机の側方及び上方よりの見栄えが大幅に向上する。
また、カバーは、内カバーと外カバーとからなり、かつ基片を挟むようにして止着されているので、ブラケットにパネルを取付けた状態のまま、カバーを机の内方及び外方より簡単に着脱することができ、作業性が向上する。
さらに、基片に設けた開口内に、内外のカバーの膨出部を嵌合することにより、カバーは、ブラケットにがたなく安定的に止着され、かつ内外のカバーの位置決めもなされるので、係合突部と嵌合孔との係合が容易となる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、内外のカバーをブラケットの基片に簡単に止着しうるとともに、カバー取付用のねじを用いたり、その挿通孔等をカバーに設けたりする必要がなく、かつそれらが外部に露出しないので、 カバーの見栄えがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパネル付き机の平面図である。
【図2】 同じく、パネル取付部の一側部の分解斜視図である。
【図3】 同じく、パネルを天板に取付けた状態の要部の側面図である。
【図4】 図3のIV−IV線の拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)机
(2)天板
(3)脚柱
(4)パネル
(5)パネル支持プレート
(6)ブラケット
(6a)基片
(6b)取付片
(6c)支持片
(7)四角ナット
(8)通孔
(9)開口
(10)補強部材
(11)有頭ボルト
(12)通孔
(13)取付孔
(14)カバー
(14a)内カバー
(14b)外カバー
(15)塞ぎ片
(15a)鍔部
(16)係合突部
(17a)基片
(17b)塞ぎ片
(18)嵌合孔
(19)膨出部
(20)ねじ
Claims (2)
- 天板の側辺部または脚柱に取り付けられた外方を向くブラケットにおける、垂直をなす基片の遊端に連設された取付片を、パネルの内面に当接し、前記パネルと取付片とをボルトをもって螺締するとともに、前記ブラケットに、少なくとも前記基片の遊端部、前記取付片、および前記ボルトのパネル内面側の突出部を覆いうる内カバーと外カバーとからなるカバーを、前記基片を挟むようにして、かつ基片に設けた開口に、内カバーと外カバーとの互いの対向面に設けた膨出部を嵌合して止着したことを特徴とするパネル付き机。
- 内カバーと外カバーとの対向面のいずれか一方に係合突部を、かつ他方に、該係合突部が嵌合可能な有底の嵌合孔をそれぞれ設け、前記係合突部を、ブラケットの基片に穿設した取付孔に挿通して、前記嵌合孔に圧入することにより、内カバーと外カバーとをブラケットの基片に止着してなる請求項1記載のパネル付き机。
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