JP4080021B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に所定の処理を行う複数の処理部を備えた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ、液晶表示用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。例えば、半導体デバイスの製造プロセスでは、生産効率を高めるために一連の処理の各々をユニット化し、複数の処理ユニットを統合した基板処理装置が用いられている。
【0003】
図17は従来の基板処理装置の一例を示す平面図である。図17の基板処理装置は、2つの搬送領域a,bを備える。正面側には基板にフォトレジスト等の処理液の塗布処理を行う回転式塗布ユニット(スピンコータ)SCおよび基板に現像処理を行う回転式現像ユニット(スピンデベロッパ)SDが並設されている。また、搬送領域aと搬送領域bとの間には、基板に密着強化処理を行う密着強化ユニットAH、基板に加熱処理を行う加熱ユニット(ホットプレート)HPおよび基板に冷却処理を行う冷却ユニット(クーリングプレート)CPがそれぞれ複数段に配置されている。
【0004】
搬送領域aには、基板を矢印Sの方向に搬送するとともに回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDに対して基板の搬入および搬出を行う搬送ユニットTR1が設けられている。また、搬送領域bには、基板を矢印Sの方向に搬送するとともに密着強化ユニットAH、加熱ユニットHPおよび冷却ユニットCPに対して基板の搬入および搬出を行う搬送ユニットTR2が設けられている。
【0005】
この基板処理装置の一端部側には、基板を収納するとともに基板の搬入および搬出を行う搬入搬出装置(インデクサ)INDが配置されている。搬入搬出装置INDは、基板を収納する複数のカセット10および基板の搬入および搬出を行う搬送ユニット61を備える。搬送ユニット61は、矢印Uの方向に移動し、カセット10から基板を取り出して搬送領域bの搬送ユニットTR2に渡し、一連の処理が施された基板を搬送領域bの搬送ユニットTR2から受け取ってカセット10に戻す。
【0006】
この基板処理装置の他端部側には、外部の装置との間で基板の受け渡しを行う受け渡し装置(インタフェース)IFが設けられている。ここでは、外部の装置として露光装置STが配置されている。受け渡し装置IFは、搬送ユニット62を備える。搬送ユニット62は、矢印Uの方向に移動し、搬送領域bの搬送ユニットTR2から受け取った基板を露光装置STに渡し、露光装置STから受け取った基板を搬送領域bの搬送ユニットTR2に渡す。
【0007】
ここで、図17の基板処理装置における処理の一例を説明する。まず、カセット10から取り出された基板に密着強化ユニットAHで密着強化処理を行う。密着強化処理では、次の工程で塗布されるフォトレジストと基板との間の密着性を強化するために、密着強化剤としてHMDS(ヘキサメチレンジシラザン)が基板上に塗布される。
【0008】
次に、密着強化処理が行われた基板に対して冷却ユニットCPで冷却処理を行った後、回転式塗布ユニットSCでフォトレジストを塗布し、加熱ユニットHPで加熱処理を行い、冷却ユニットCPで冷却処理を行った後、露光装置STに搬送する。
【0009】
露光装置STで露光された基板にポストエクスポージャベークを行った後、回転式現像ユニットSDで現像処理を行い、加熱ユニットHPで加熱処理を行い、冷却ユニットCPで冷却処理を行った後、カセット10に収納する。その後、その基板に対して他の装置においてエッチング処理が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
近年、半導体デバイスの高集積化を図るために、微細パターンの形成が可能な高感度の化学増幅型レジストが用いられるようになっている。この化学増幅型レジストは、ベース樹脂、酸発生剤および溶剤からなり、露光処理の際に、レーザ光を受けると、酸発生剤から酸が発生し、この酸がベース樹脂と反応してレジストパターンを形成する。
【0011】
この化学増幅型レジストは、アルカリ成分に触れると、化学触媒反応が停止する。そのため、露光装置STによる露光後に、化学増幅型レジストが雰囲気中のアンモニア成分にさらされると、露光により生成された酸が中和され、露光パターンが消失したり、露光精度が損なわれる。
【0012】
一方、密着強化ユニットAHによる密着強化処理では、上記のようにHMDSが密着強化剤として用いられる。このHMDSは水分と接触するとアンモニア(アルカリ成分)を発生する性質を有する。したがって、密着強化ユニットAHから外部に漏洩したHMDSが空気中の水分と接触すると、アンモニアが発生する。
【0013】
このため、露光装置STによる露光後の基板が密着強化ユニットAHの近くを通過すると、アンモニア成分により露光パターンの消失または露光精度の低下が起こるという問題がある。
【0014】
また、上記の従来の基板処理装置では、搬入搬出装置INDの搬送ユニット61および受け渡し装置IFの搬送ユニット62に加えて、各処理ユニットに対して基板の搬入および搬出を行うために搬送ユニットTR1,TR2が設けられている。これにより、基板処理装置の設置面積(フットプリント)が大きくなるという問題がある。
【0015】
さらに、上記の従来の基板処理装置では、搬送領域aが基板処理装置の中央部に設けられているので、搬送ユニットTR1の保守を行うためには、周囲の処理ユニットを取り外さなくてはならない。それにより、搬送ユニットTR1の保守を簡単に行うことができないという問題がある。
【0016】
本発明の目的は、所定の異なる処理が互いに他方の雰囲気の影響を受けることが十分に防止された基板処理装置を提供することである。
【0017】
本発明の他の目的は、所定の異なる処理が互いに他方の雰囲気の影響を受けることが十分に防止され、かつ設置面積の低減化が可能な基板処理装置を提供することである。
【0018】
本発明のさらに他の目的は、所定の異なる処理が互いに他方の雰囲気の影響を受けることが十分に防止され、かつ保守を容易に行うことが可能な基板処理装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明に係る基板処理装置は、外部の装置に隣接して配置される基板処理装置であって、互いに隣接する第1の処理空間および第2の処理空間を備え、第1の処理空間内から第2の処理空間内に渡って延びるように受け渡し室が設けられ、第1の処理空間と第2の処理空間との間に受け渡し室の領域を除いて隔壁が設けられ、第1の処理空間と第2の処理空間との雰囲気が隔壁および受け渡し室により遮断され、受け渡し室内には、第1の処理空間と第2の処理空間との間で基板の受け渡しを行う受け渡し手段が設けられ、第1の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第1の処理部第1の処理部と受け渡し手段との間で基板を搬送する第1の搬送手段、および基板を収容する基板収納部が設けられ、第2の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第2の処理部、基板を搬送する第2の搬送手段、および外部の装置の間で基板の受け渡しを行うための中間受け渡し部が設けられ、基板収納部は、第1の処理部による処理前および第2の処理部による処理後の基板を収容し、第1の搬送手段は、第1の処理部、受け渡し手段および基板収納部の間で基板を搬送し、第2の搬送手段は、受け渡し手段、第2の処理部および中間受け渡し部の間で基板を搬送し、中間受け渡し部は、外部の装置による処理前の基板を外部の装置に渡し、外部の装置による処理後の基板を外部の装置から受け取るものである
【0020】
この基板処理装置において、第1の処理空間では、第1の処理部により基板に所定の処理が行われる。また、基板収納部、第1の処理部および受け渡し手段の間で第1の搬送手段により基板が搬送される。さらに、基板収納部に基板が収容される。
【0021】
第2の処理空間では、第2の処理部により基板に所定の処理が行われる。また、受け渡し手段、第2の処理部および中間受け渡し部の間で第2の搬送手段により基板が搬送される。さらに、中間受け渡し部により、外部の装置との間で基板の受け渡しが行われる。
【0022】
本発明に係る基板処理装置においては、第1の処理空間および第2の処理空間の雰囲気が互いに遮断され、第1の処理空間内から第2の処理空間内に渡って延びるように受け渡し室内に受け渡し手段が設けられているので、第1の処理部の雰囲気と第2の処理部の雰囲気とが互いに影響を及ぼすことなく、第1の処理空間と第2の処理空間との間で基板を受け渡すことができる。
【0023】
したがって、異なる処理が互いに他方の雰囲気の影響を受けることを十分に防止しつつ、異なる処理間で基板の受け渡しを行うことができる。その結果、一連の基板処理を高い品質を保ちつつ効率的に行うことが可能となる。
【0024】
また、基板収納部と第1の処理部との間、基板収納部と受け渡し手段との間、および第1の処理部と受け渡し手段との間で基板の受け渡しを行うことができ、中間受け渡し部と第2の処理部との間、中間受け渡し部と受け渡し手段との間、および第2の処理部と受け渡し手段との間で基板の受け渡しを行うことができる。
【0025】
したがって、第1および第2の搬送手段に加えて別の搬送手段を設けることなく、基板収納部、第1の処理部、中間受け渡し部および第2の処理部の間で任意の手順で基板を搬送することができる。
【0040】
の発明に係る基板処理装置は、露光装置に隣接して配置される基板処理装置であって、互いに隣接する第1の処理空間および第2の処理空間を備え、第1の処理空間内から第2の処理空間内に渡って延びるように受け渡し室が設けられ、第1の処理空間と第2の処理空間との間に受け渡し室の領域を除いて隔壁が設けられ、第1の処理空間と第2の処理空間との雰囲気が隔壁および受け渡し室により遮断され、受け渡し室内には、第1の処理空間と第2の処理空間との間で基板の受け渡しを行う受け渡し手段が設けられ、第1の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第1の処理部、第1の処理部と受け渡し手段との間で基板を搬送する第1の搬送手段、および基板を収容する基板収納部が設けられ、第2の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第2の処理部、基板を搬送する第2の搬送手段、および露光装置の間で基板の受け渡しを行うための中間受け渡し部が設けられ、基板収納部は、第1の処理部による処理前および第2の処理部による処理後の基板を収容し、第1の搬送手段は、第1の処理部、受け渡し手段および基板収納部の間で基板を搬送し、第2の搬送手段は、受け渡し手段、第2の処理部および中間受け渡し部の間で基板を搬送し、中間受け渡し部は、露光装置による露光前の基板を露光装置に渡し、露光装置による露光後の基板を露光装置から受け取り、第1の処理部は、基板に露光装置による露光前の処理を行い、第2の処理部は、基板に露光装置による露光後の処理を行うものである。
【0041】
この基板処理装置において、第1の処理空間では、第1の処理部により基板に所定の処理が行われる。また、基板収納部、第1の処理部および受け渡し手段の間で第1の搬送手段により基板が搬送される。さらに、基板収納部に基板が収容される。
【0042】
第2の処理空間では、第2の処理部により基板に所定の処理が行われる。また、受け渡し手段、第2の処理部および中間受け渡し部の間で第2の搬送手段により基板が搬送される。さらに、中間受け渡し部により、露光装置との間で基板の受け渡しが行われる。
【0043】
本発明に係る基板処理装置においては、第1の処理空間および第2の処理空間の雰囲気が互いに遮断され、第1の処理空間内から第2の処理空間内に渡って延びるように受け渡し室内に受け渡し手段が設けられているので、第1の処理部の雰囲気と第2の処理部の雰囲気とが互いに影響を及ぼすことなく、第1の処理空間と第2の処理空間との間で基板を受け渡すことができる。
【0044】
したがって、異なる処理が互いに他方の雰囲気の影響を受けることを十分に防止しつつ、異なる処理間で基板の受け渡しを行うことができる。その結果、一連の基板処理を高い品質を保ちつつ効率的に行うことが可能となる。
【0045】
また、基板収納部と第1の処理部との間、基板収納部と受け渡し手段との間、および第1の処理部と受け渡し手段との間で基板の受け渡しを行うことができ、中間受け渡し部と第2の処理部との間、中間受け渡し部と受け渡し手段との間、および第2の処理部と受け渡し手段との間で基板の受け渡しを行うことができる。
【0046】
したがって、第1および第2の搬送手段に加えて別の搬送手段を設けることなく、基板収納部、第1の処理部、中間受け渡し部および第2の処理部の間で任意の手順で基板を搬送することができる。
【0047】
また、第1の処理空間において基板に第1の処理部で露光前の基板処理を行い、処理された基板を受け渡し室を通して第2の処理空間に送り、第2の処理空間の外部に配置された露光装置に渡すことができる。そして、露光装置から受け取った基板に第2の処理部で露光後の基板処理を行い、処理された基板を受け渡し室を通して第1の処理空間に送り、基板を収納することができる。
【0048】
これにより、露光前の基板処理と露光後に基板処理とを互いに他方の雰囲気の影響を受けることなく効率的に行うことができる。
【0049】
第1の処理空間および第2の処理空間は水平方向に並設され、受け渡し室は、第1の処理空間内から第2の処理空間内に渡って延びるように水平方向に配置されてもよい。
【0050】
この場合、第1の処理空間と第2の処理空間とが水平方向に分離されているので、互いに他方の雰囲気の影響を受けることを十分に防止することが可能となる。
【0053】
第1および第2の処理空間は、それぞれ上下方向に配置された複数の階層を備え、第1の処理部は、複数の階層に複数設けられ、第2の処理部は、複数の階層に複数設けられ、第1の処理空間の下側の階層に配置される第1の処理部は、所定の処理液を用いて基板の処理を行う処理部であり、第1の処理空間の上側の階層に配置される第1の処理部は、基板に対して温度処理を行う処理部であり、第2の処理空間の下側の階層に配置される第2の処理部は、所定の処理液を用いて基板の処理を行う処理部であり、第2の処理空間の上側の階層に配置される第2の処理部は、基板に対して温度処理を行う処理部であってもよい。
【0054】
この場合、第1および第2の処理空間の下側の階層の処理部で所定の処理液を用いて基板の処理を行い、第1および第2の処理空間の上側の階層の処理部で基板に対して温度処理を行う。このように、複数の処理部が処理機能別に階層的に配置されているので、設置面積を低減できる。
【0055】
また、処理液を用いて基板の処理を行う処理部が下側の階層に配置されているので、液 漏れ等が生じた場合に他の処理部への影響が少なく、また処理の状態を目視で確認することができる。
【0056】
受け渡し室は、第1の処理空間および第2の処理空間の外部に面するように配設されてもよい。
【0057】
この場合、受け渡し室が第1および第2の処理空間の外部に面しているので、受け渡し室の保守を容易に行うことができる。
【0058】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例における基板処理装置の斜視図、図2は図1の基板処理装置の矢印P方向の側面図、図3は図1の基板処理装置の矢印Q方向の側面図である。また、図4は図2および図3におけるX−X線断面図、図5は図2および図3におけるY−Y線断面図である。さらに、図6、図7、図8、図9および図10は図4および図5におけるそれぞれZ1−Z1線断面図、Z2−Z2線断面図、Z3−Z3線断面図、Z4−Z4線断面図およびZ5−Z5線断面図である。
【0059】
図1の基板処理装置は、鉛直方向に延びる隔壁(仕切り)200で仕切られた2つの処理空間A,Bを有する。これらの処理空間A,Bは、下から上へ順に配置された第1の階層S1、第2の階層S2、第3の階層S3、第4の階層S4および第5の階層S5を含む。
【0060】
処理空間A,Bの第1の階層S1には、化学系ユニットCH1,CH2がそれぞれ配置されている。化学系ユニットCH1,CH2は、各種処理液(薬液)、廃液、ポンプおよび排気系を収納する。
【0061】
処理空間Aの第2の階層S2には、基板にフォトレジスト等の処理液の塗布処理を行う複数の回転式塗布ユニット(スピンコータ)SCが隔壁200に沿って配置されている。処理空間Bの第2の階層S2には、基板に現像処理を行う複数の回転式現像ユニット(スピンデベロッパ)SDが隔壁200に沿って配置されている。
【0062】
処理空間Aの第3の階層S3には、ULPA(Ultra Low Penetration Air )フィルタ、化学吸着フィルタ等のフィルタ41およびファン42からなる複数の空気調整ユニットFF1が隔壁200に沿って配置されている(図4参照)。処理空間Bの第3の階層S3には、ULPAフィルタ、化学吸着フィルタ等のフィルタ51およびファン52からなる複数の空気調整ユニットFF2が隔壁200に沿って配置されている(図4参照)。
【0063】
処理空間A,Bの第4の階層S4の正面側には、受け渡し室(シャトル)SHが処理空間Aと処理空間Bとにわたって配置されている。
【0064】
処理空間Aの第4の階層S4の残りの領域には、基板に冷却処理を行う複数の冷却ユニット(クーリングプレート)CP、基板に加熱処理を行う複数の加熱ユニット(ホットプレート)HPおよび基板に密着強化処理を行う複数の密着強化ユニットAHが隔壁200に沿って複数段に配置されている(図2参照)。
【0065】
処理空間Bの第4の階層S4の残りの領域には、複数の冷却ユニット(クーリングプレート)CP、複数の加熱ユニット(ホットプレート)HP、基板に露光後加熱処理(ポストエクスクロージャベーク)を行う複数のベークユニット(ベークプレート)PEBおよび周辺露光処理を行う周辺露光ユニット(エッジ露光ユニット)EEWが隔壁200に沿って1段または複数段に配置されている(図3参照)。
【0066】
化学系ユニットCH1は、上部の回転式塗布ユニットSCに対して処理液の供給、廃液の排出および排気を行い、化学系ユニットCH2は、上部の回転式現像ユニットSDに対して処理液の供給、廃液の排出および排気を行う。また、空気調整ユニットFF1は、温度および湿度が調整された清浄な空気を下部の回転式塗布ユニットSCに供給して回転式塗布ユニットSCの雰囲気を調整し、空気調整ユニットFF2は、温度および湿度が調整された清浄な空気を下部の回転式現像ユニットSDに供給して回転式現像ユニットSDの雰囲気を調整する。
【0067】
処理空間Aの回転式塗布ユニットSC、冷却ユニットCP,加熱ユニットHPおよび密着強化ユニットAHは、隔壁200と反対側の面に基板の出し入れのための開口部100を有する(図2参照)。各開口部100には、シャッタ(図示せず)が開閉自在に設けられている。処理空間Bの回転式現像ユニットSD、冷却ユニットCP、加熱ユニットHP、ベークユニットPEBおよび周辺露光ユニットEEWは、隔壁200と反対側の面に基板の出し入れのための開口部100を有する。各開口部100には、シャッタ(図示せず)が開閉自在に設けられている。
【0068】
また、受け渡し室SHは、処理空間Aにおける隔壁200と反対側の面および処理空間Bにおける隔壁200と反対側の面にそれぞれ基板の出し入れのための開口部100を有する。これらの開口部100にも、シャッタ(図示せず)が開閉自在に設けられている。図4に示すように、受け渡し室SH内には、受け渡しユニット31が矢印Hの方向に移動可能に設けられている。
【0069】
処理空間Aの隔壁200と反対側の端部側には、基板を収納する基板収納部INDが配置されている。基板収納部INDは、基板を収納する複数のカセット10を備える。基板収納部INDの前には、搬送ユニット11が配置されている。搬送ユニット11は、上下方向および水平方向に移動可能かつ鉛直方向の軸の周りで回動可能に構成され、カセット10、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31および処理空間A内の各処理ユニットとの間で基板の受け渡しを行う。
【0070】
処理空間Bの隔壁200と反対側の端部側には、外部の装置との間で基板の受け渡しを行う中間受け渡し部(インタフェース)IFが配置されている。本実施例では、外部の装置として、露光装置STが処理空間Bに隣接するように配置されている。中間受け渡し部IFは、露光装置STとの間で、露光前の基板と露光後の基板とを受け渡すためのものであり、露光装置STとの間で基板の受け渡しを行う図示しない搬送ユニットを有する。また、中間受け渡し部IFの前には、搬送ユニット21が配置される。搬送ユニット21は、上下方向および水平方向に移動可能かつ鉛直方向の軸の周りで回動可能に構成され、中間受け渡し部IF、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31および処理空間B内の各処理ユニットとの間で基板の受け渡しを行う。
【0071】
処理空間A,Bの第5の階層S5における基板収納部INDの上部、受け渡し室SHの上部および中間受け渡し部IFの上部には、フィルタおよびファンからなる空気調整ユニットFF3が配置されている。
【0072】
本実施例では、処理空間Aが第1の処理空間に相当し、処理空間Bが第2の処理空間に相当する。また、回転式塗布ユニットSC、冷却ユニットCP、加熱ユニットHPおよび密着強化ユニットAHが第1の処理部に相当し、回転式現像ユニットSD、冷却ユニットCP、加熱ユニットHP、ベークユニットPEBおよび周辺露光ユニットEEWが第2の処理部に相当する。さらに、受け渡しユニット31が受け渡し手段に相当し、搬送ユニット11が第1の搬送手段に相当し、搬送ユニット21が第2の搬送手段に相当する。
【0073】
図11は搬送ユニット11と受け渡しユニット31との基板の受け渡し方法を示す平面図であり、(a)は受け渡し前の状態を示し、(b)は受け渡し後の状態を示す。
【0074】
図11に示すように、基板搬送ユニット11は、基板Wを保持する保持アーム(基板保持部)12を有する。一方、受け渡しユニット31は、受け渡し台32を有する。受け渡し台32上には、複数の基板保持ピン33が取り付けられている。
【0075】
搬送ユニット11から受け渡しユニット31への基板の受け渡し時には、基板Wを保持する保持アーム12が受け渡しユニット31の受け渡し台32上に前進し、基板Wを基板保持ピン33間に載置して後退する。逆に、受け渡しユニット31から搬送ユニット11への基板の受け渡し時には、保持アーム12が受け渡し台32上の基板保持ピン33間に保持された基板Wの下部に進入し、基板Wを保持して後退する。
【0076】
なお、処理空間B内の搬送ユニット21と受け渡し室SH内の受け渡しユニット31との間の基板の受け渡しも、上記と同様に行われる。
【0077】
なお、本実施例では、搬送ユニット11と受け渡しユニット31との受け渡し、および搬送ユニット21と受け渡しユニット31との受け渡しを受け渡し室SH内にて行うようにしているが、例えば、搬送ユニット11と受け渡しユニット31の受け渡しにおいては、受け渡し室SHを出た処理空間A内で行うようにしてもよく、また、搬送ユニット21と受け渡しユニット31の受け渡しにおいては、受け渡し室SHを出た処理空間B内で行うようにしてもよい。
【0078】
次に、図1の基板処理装置の動作を説明する。図12は図1の基板処理装置における処理の一例を示す図である。
【0079】
まず、処理空間Aの搬送ユニット11が、カセット10から基板を取り出し、密着強化ユニットAHに順次搬送する。これらの密着強化ユニットAHでは、密着強化剤としてHMDS(ヘキサメチレンジシラザン)を用いて基板に密着強化処理が行われる。次に、搬送ユニット11は、密着強化処理が行われた基板を冷却ユニットCPに順次搬送する。冷却ユニットCPでは、基板に冷却処理が行われる。その後、搬送ユニット11は、冷却処理が行われた基板を回転式塗布ユニットSCに順次搬送する。回転式塗布ユニットSCでは、基板にフォトレジスト塗布処理が行われる。
【0080】
次に、搬送ユニット11は、フォトレジストが塗布された基板を加熱ユニットHPに順次搬送する。加熱ユニットHPでは、基板に加熱処理が行われる。さらに、搬送ユニット11は、加熱処理が行われた基板を冷却ユニットCPに順次搬送する。冷却ユニットCPでは、基板に冷却処理が行われる。その後、搬送ユニット11は、冷却処理が行われた基板を受け渡し室SH内の受け渡しユニット31に渡す。
【0081】
受け渡しユニット31は、搬送ユニット11から渡された基板を処理空間Aの側から処理空間Bの側へ搬送する。処理空間Bの搬送ユニット21は、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31から基板を受け取り、その基板を中間受け渡し部IFに搬送する。そして、中間受け渡し部IFの図示しない搬送ユニットにより基板を露光装置STに搬送する。露光装置STでは、基板に露光処理が行われる。
【0082】
露光処理の終了後、受け渡し装置IFは、露光処理の終了した基板を露光装置STから受け取る。そして、搬送ユニット21は、中間受け渡し部IF上から基板を受け取り、その基板を周辺露光ユニットEEWに搬送する。周辺露光ユニットEEWでは、基板に周辺露光が行われる。次に、搬送ユニット21は、周辺露光が行われた基板をベークユニットPEBに順次搬送する。ベークユニットPEBでは、露光後ベーク処理が行われる。次に、搬送ユニット21は、露光後ベーク処理が行われた基板を冷却ユニットCPに順次搬送する。冷却ユニットCPでは、基板に冷却処理が行われる。さらに、搬送ユニット21は、冷却処理が行われた基板を回転式現像ユニットSDに順次搬送する。回転式現像ユニットSDでは、基板に現像処理が行われる。
【0083】
その後、搬送ユニット21は、現像処理が行われた基板を加熱ユニットHPに順次搬送する。加熱ユニットHPでは、基板に加熱処理が行われる。さらに、搬送ユニット21は、加熱処理が行われた基板を冷却ユニットCPに順次搬送する。冷却ユニットCPでは、基板に冷却処理が行われる。その後、搬送ユニット21は、冷却処理が行われた基板を受け渡し室SH内の受け渡しユニット31に渡す。
【0084】
受け渡しユニット31は、基板を処理空間Bの側から処理空間Aの側へ搬送する。処理空間Aの搬送ユニット11は、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31から基板を受け取り、その基板をカセット10に収納する。
【0085】
図12において、AH、CP、SC等同一の処理を行う処理部が2つ示されているところでは、スループットを向上させるために同一の処理が並行してなされる。そして、搬送ユニット11および21は、その並行して処理がなされている処理部に対し、循環搬送の交互に基板の受け渡しを行うように搬送を行っていく。
【0086】
このように、本実施例の基板処理装置では、露光前の基板処理が処理空間Aで行われ、露光後の基板処理が処理空間Bで行われ、処理空間Aの雰囲気と処理空間Bの雰囲気とが互いに遮断されているので、露光後の基板が露光前の処理で発生するアルカリ成分の影響を受けることがない。したがって、一連の基板処理を高い品質を保ちつつ効率的に行うことが可能となる。
【0087】
また、処理空間Aと処理空間Bとが隔壁200により水平方向に分離されているので、これらの処理空間A,Bが互いに他方から雰囲気の影響を受けることが十分に防止される。
【0088】
さらに、処理空間Aの各処理ユニットの開口部100と処理空間Bの各処理ユニットの開口部100とが互いに反対側の面に設けられているので、各処理ユニットに対して基板を搬入および搬出する際に処理ユニット内に他方の雰囲気が侵入することが十分に防止される。
【0089】
また、複数の処理ユニットが機能別に階層的に配置されているので、フットプリント(設置面積)が低減される。
【0090】
特に、回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDの直上にそれぞれ空気調整ユニットFF1,FF2が配置されているので、回転式塗布処理および回転式現像処理の雰囲気を効率的に良好に保つことができる。また、回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDの直下にそれぞれ化学系ユニットCH1,CH2が配置されているので、単純な配管構造で処理液の供給、廃液の排出および排気を効率的に行うことができる。
【0091】
また、回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDが中間層に配置されているので、回転式塗布処理および回転式現像処理の状態を目視により容易に確認することができる。
【0092】
さらに、回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDの上部に空気調整ユニットFF1,FF2を介して冷却ユニットCP、加熱ユニットHP等の温度処理ユニットが配置されているので、下部の回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDと上部の温度処理ユニットとが互いに他方からの熱および雰囲気の影響を受けにくい。
【0093】
しかも、回転式塗布ユニットSCおよび回転式現像ユニットSDが下部の同一階層に平面的に配置されているので、液漏れ等が生じた場合に他の処理ユニットへの影響が少ない。
【0094】
なお、上記実施例では、受け渡しユニット31が受け渡し室SH内で水平方向に移動可能に構成されているが、受け渡し室SHの長さが短い場合には、受け渡しユニット31が受け渡し室SHの中央部12に固定されていてもよい。この場合には、搬送ユニット11,21の保持アーム12が受け渡し室SH内に進入して受け渡しユニット31上に基板を載置し、あるいは受け渡しユニット31上に保持された基板を受け取る。
【0095】
図13は第1の参考例における基板処理装置の縦断面図であり、図14は図13におけるW−W線断面図である。
【0096】
図13の基板処理装置は、鉛直方向に延びる隔壁200で分離された2つの処理空間A,Bを有する。処理空間A,Bは、下から上へ順に配置された第1の階層S1、第2の階層S2、第3の階層S3、第4の階層S4および第5の階層S5を含む。
【0097】
処理空間A,Bの第1の階層S1には、それぞれ化学系ユニットCH1,CH2が配置されている。処理空間Aの第2の階層S2には、第1の洗浄液を用いて基板に洗浄処理を行う複数の回転式洗浄ユニット(スピンスクラバ)SW1が隔壁200に沿って配置され、処理空間Bの第2の階層S2には、第2の洗浄液を用いて基板に洗浄処理を行う複数の回転式洗浄ユニット(スピンスクラバ)SW2が隔壁200に沿って配置されている。第1の洗浄液はアンモニアおよび過酸化水素水であり、第2の洗浄液は塩酸および過酸化水素水である。
【0098】
処理空間A,Bの第3の階層S3には、それぞれ空気調整ユニットFF1,FF2が配置されている。処理空間A,Bの第4の階層S4には、処理空間Aと処理空間Bとにわたる受け渡し室SHが配置されている。受け渡し室SHには、上記実施例と同様に、受け渡しユニット31が水平方向に移動可能に設けられている。
【0099】
処理空間Aの隔壁200と反対側の端部側には、上記実施例と同様に基板収納部INDが配置されている。基板収納部INDは、複数のカセット10を備える。
【0100】
基板収納部INDの前には、搬送ユニット11が配置されている。搬送ユニット11は、上下方向および水平方向に移動可能に設けられ、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31および処理空間Aの各処理ユニットとの間で基板の受け渡しを行う。
【0101】
処理空間Bの隔壁200と反対側の端部側には、搬送ユニット21を備える。搬送ユニット21は、上下方向および水平方向に移動可能に設けられ、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31および処理空間Bの各処理ユニットとの間で基板の受け渡しを行う。
【0102】
搬送空間A,Bの第5の階層S5には、空気調整ユニットFF3が配置されている。この基板処理装置においても、処理空間Aの各処理ユニットの開口部100と処理空間Bの各処理ユニットの開口部100とが互いに反対側の面に設けられている。
【0103】
図15は図13の基板処理装置における処理の一例を示す図である。
図15(a)の処理では、まず、処理空間Aの搬送ユニット11がカセット10から基板を取り出し、回転式洗浄ユニットSW1に順次搬送する。回転式洗浄ユニットSW1では、基板に第1の洗浄液を用いた洗浄処理が行われる。次に、搬送ユニット11は、洗浄処理が行われた基板を受け渡し室SH内の受け渡しユニット31に渡す。
【0104】
受け渡しユニット31は、渡された基板を処理空間Aの側から処理空間Bの側へ搬送する。処理空間Bの搬送ユニット21は、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31から基板を受け取り、その基板を回転式洗浄ユニットSW2に順次搬送する。回転式洗浄ユニットSW2では、基板に第2の洗浄液を用いた洗浄処理が行われる。その後、基板搬送ユニット21は、洗浄処理が行われた基板を受け渡し室SH内の受け渡しユニット31に渡す。
【0105】
搬送ユニット31は、渡された基板を処理空間Bの側から処理空間Aの側へ搬送する。処理空間Aの搬送ユニット11は、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31から基板を受け取り、カセット10に収納する。
【0106】
図15(b)の処理では、まず、処理空間Aの搬送ユニット11がカセット10から基板を取り出し、一方の回転式洗浄ユニットSW1に搬送し、洗浄された基板を他方の回転式洗浄ユニットSW1に搬送する。その後、搬送ユニット11は、洗浄された基板を受け渡し室SH内の受け渡しユニット31に渡す。受け渡しユニット31は、渡された基板を処理空間Aの側から処理空間Bの側へ搬送する。
【0107】
処理空間Bの搬送ユニット21は、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31から基板を受け取り、その基板を一方の回転式洗浄ユニットSW2に搬送し、洗浄された基板を他方の回転式洗浄ユニットSW2に搬送する。その後、搬送ユニット21は、洗浄された基板を受け渡し室SH内の受け渡しユニット31に渡す。受け渡しユニット31は、渡された基板を処理空間Bの側から処理空間Aの側へ搬送する。処理空間Aの搬送ユニット11は、受け渡し室SH内の受け渡しユニット31から基板を受け取り、その基板をカセット10に収納する。
【0108】
参考例の基板処理装置においては、第1の洗浄液を用いた洗浄処理が処理空間Aで行われ、第2の洗浄液を用いた洗浄処理が処理空間Bで行われ、処理空間Aの雰囲気と処理空間Bの雰囲気とが互いに遮断されているので、各洗浄処理が他方の洗浄処理の雰囲気の影響を受けない。
【0109】
図16は第2の参考例における基板処理装置を示す図であり、(a)および(b)はそれぞれ前方側および後方側における縦断面図であり、(c)および(d)はそれぞれ下部側および上部側における横断面図である。
【0110】
図16の基板処理装置は、水平方向に延びる隔壁200で分離された2つの処理空間A,Bを備える。すなわち、処理空間A,Bは上下方向に積層されている。
【0111】
処理空間Aには、複数の回転式塗布ユニットSC、積層された冷却ユニットCP、加熱ユニットHP、密着強化ユニットAHが水平方向に並設されている。処理空間Bには、複数の回転式現像ユニットSD、積層された冷却ユニットCP、加熱ユニットHP、ベークユニットPEBが水平方向に並設されている。また、処理空間Aには基板収納部IND1が配置され、処理空間Bには基板収納部IND2が配置されている。処理空間Aには、上記実施例と同様に、搬送ユニット(図示せず)を備える。処理空間Bも、上記実施例と同様に搬送ユニット(図示せず)を備える。
【0112】
さらに、処理空間Aと処理空間Bとにわたる受け渡し室SHが上下方向に配置されている。また、受け渡し室SHを挟んで処理空間Aと反対側の位置に露光装置STとの間で基板の受け渡しを行う中間受け渡し部IFが配置されている。受け渡し室SH内には、受け渡しユニット(図示せず)が上下方向に移動可能に設けられている。
【0113】
処理空間Aの回転式塗布ユニットSCは、基板収納部IND1側に基板の出し入れのための開口部100を有する。また、回転式現像ユニットSDは、中間受け渡し部IFの側に基板の出し入れのための開口部100を有する。
【0114】
受け渡し室SHは、処理空間Aの側、処理空間Bの側および中間受け渡し部IFの側にそれぞれ基板の出し入れのための開口部100を有する。
【0115】
本参考例の基板処理装置によれば、基板収納部IND1,IND2を処理空間AおよびBのそれぞれに備えているので、塗布処理を処理空間Aの側で、また現像処理を処理空間Bの側で個別に行うことができる。
【0116】
また、塗布処理から現像処理までを一連して行うに際しては、基板は次のような経路をたどる。まず、処理空間Aの搬送ユニットにより基板収納部IND1から取り出された基板は、処理空間Aで順次搬送が行われ、塗布処理がなされた後、受け渡し室SHの受け渡しユニットに受け渡される。受け渡しユニットは、受け取った基板を中間受け渡し部IFに搬送する。そして、中間受け渡し部IFと外部の露光装置STとの間で基板の受け渡しが行われ、露光処理後の基板は受け渡し室SHの受け渡しユニットまで戻される。再び基板を受け取った受け渡しユニットは、受け渡し室SHを上昇し、処理空間Bの搬送ユニットに基板を受け渡す。処理空間Bの搬送ユニットにより、基板は処理空間B内を順次搬送され現像処理が行われて、受け渡し室SH内の受け渡しユニットに受け渡される。その後、受け渡しユニットは、下降し、処理空間A内の搬送ユニットに基板を搬送する。そして、処理空間A内の搬送ユニットが、基板を基板収納部IND1に収納する。
【0117】
本参考例の基板処理装置では、塗布処理が処理空間Aで行われ、現像処理が処理空間Bで行われ、処理空間Aと処理空間Bとが互いに遮断されているので、各処理が互いに他方の処理の雰囲気の影響を受けることがない。また、処理空間A,Bが上下方向に積層されているので、設置面積(フットプリント)が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における基板処理装置の斜視図である。
【図2】 図1における矢印P方向の側面図である。
【図3】 図1における矢印Q方向の側面図である。
【図4】 図2および図3におけるX−X線断面図である。
【図5】 図2および図3におけるY−Y線断面図である。
【図6】 図4および図5におけるZ1−Z1線断面図である。
【図7】 図4および図5におけるZ2−Z2線断面図である。
【図8】 図4および図5におけるZ3−Z3線断面図である。
【図9】 図4および図5におけるZ4−Z4断面図である。
【図10】 図4および図5におけるZ5−Z5線断面図である。
【図11】 搬送ユニットの保持アームおよび受け渡しユニットの受け渡し台を示す平面図である。
【図12】 図1の基板処理装置における処理の一例を示す図である。
【図13】 第1の参考例における基板処理装置の縦断面図である。
【図14】 図13におけるW−W線断面図である。
【図15】 図13の基板処理装置における処理の例を示す図である。
【図16】 第2の参考例における基板処理装置の前方側の縦断面図、後方側の縦断面図、下部側の横断面図および上部側の横断面図である。
【図17】 従来の基板処理装置の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
A,B 処理空間
CH1,CH2 化学系ユニット
SC 回転式塗布ユニット
SD 回転式現像ユニット
FF1,FF2,FF3 空気調整ユニット
CP 冷却ユニット
HP 加熱ユニット
AH 密着強化ユニット
PEB ベークユニット
EEW 周辺露光ユニット
SH 受け渡し室
IND,IND1,IND2 基板収納部
IF 中間受け渡し部
11,21 搬送ユニット
31 受け渡しユニット
10 カセット
100 開口部
200 隔壁

Claims (5)

  1. 外部の装置に隣接して配置される基板処理装置であって、
    互いに隣接する第1の処理空間および第2の処理空間を備え、
    前記第1の処理空間内から前記第2の処理空間内に渡って延びるように受け渡し室が設けられ、
    前記第1の処理空間と前記第2の処理空間との間に前記受け渡し室の領域を除いて隔壁が設けられ、前記第1の処理空間と前記第2の処理空間との雰囲気が前記隔壁および前記受け渡し室により遮断され、
    前記受け渡し室内には、前記第1の処理空間と前記第2の処理空間との間で基板の受け渡しを行う受け渡し手段が設けられ、
    前記第1の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第1の処理部、前記第1の処理部と前記受け渡し手段との間で基板を搬送する第1の搬送手段、および基板を収容する基板収納部が設けられ、
    前記第2の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第2の処理部、基板を搬送する第2の搬送手段、および前記外部の装置の間で基板の受け渡しを行うための中間受け渡し部が設けられ、
    前記基板収納部は、前記第1の処理部による処理前および前記第2の処理部による処理後の基板を収容し、
    前記第1の搬送手段は、前記第1の処理部、前記受け渡し手段および前記基板収納部の間で基板を搬送し、
    前記第2の搬送手段は、前記受け渡し手段、前記第2の処理部および前記中間受け渡し部の間で基板を搬送し、
    前記中間受け渡し部は、前記外部の装置による処理前の基板を前記外部の装置に渡し、前記外部の装置による処理後の基板を前記外部の装置から受け取ることを特徴とする基板処理装置。
  2. 露光装置に隣接して配置される基板処理装置であって、
    互いに隣接する第1の処理空間および第2の処理空間を備え、
    前記第1の処理空間内から前記第2の処理空間内に渡って延びるように受け渡し室が設けられ、
    前記第1の処理空間と前記第2の処理空間との間に前記受け渡し室の領域を除いて隔壁が設けられ、前記第1の処理空間と前記第2の処理空間との雰囲気が前記隔壁および前記受け渡し室により遮断され、
    前記受け渡し室内には、前記第1の処理空間と前記第2の処理空間との間で基板の受け渡しを行う受け渡し手段が設けられ、
    前記第1の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第1の処理部、前記第1の処理部と前記受け渡し手段との間で基板を搬送する第1の搬送手段、および基板を収容する基板収納部が設けられ、
    前記第2の処理空間には、基板に所定の処理を行う1または複数の第2の処理部、基板を搬送する第2の搬送手段、および前記露光装置の間で基板の受け渡しを行うための中間受け渡し部が設けられ、
    前記基板収納部は、前記第1の処理部による処理前および前記第2の処理部による処理後の基板を収容し、
    前記第1の搬送手段は、前記第1の処理部、前記受け渡し手段および前記基板収納部の間で基板を搬送し、
    前記第2の搬送手段は、前記受け渡し手段、前記第2の処理部および前記中間受け渡し部の間で基板を搬送し、
    前記中間受け渡し部は、前記露光装置による露光前の基板を前記露光装置に渡し、前記露光装置による露光後の基板を前記露光装置から受け取り、
    前記第1の処理部は、基板に前記露光装置による露光前の処理を行い、
    前記第2の処理部は、基板に前記露光装置による露光後の処理を行うことを特徴とする基板処理装置。
  3. 前記第1の処理空間および前記第2の処理空間は水平方向に並設され、前記受け渡し室は、前記第1の処理空間内から前記第2の処理空間内に渡って延びるように水平方向に配置されたことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記第1および第2の処理空間は、それぞれ上下方向に配置された複数の階層を備え、
    前記第1の処理部は、前記複数の階層に複数設けられ、
    前記第2の処理部は、前記複数の階層に複数設けられ、
    前記第1の処理空間の下側の階層に配置される前記第1の処理部は、所定の処理液を用いて基板の処理を行う処理部であり、前記第1の処理空間の上側の階層に配置される前記第1の処理部は、基板に対して温度処理を行う処理部であり、
    前記第2の処理空間の下側の階層に配置される前記第2の処理部は、所定の処理液を用いて基板の処理を行う処理部であり、前記第2の処理空間の上側の階層に配置される前記第2の処理部は、基板に対して温度処理を行う処理部であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記受け渡し室は、前記第1の処理空間および前記第2の処理空間の外部に面するように配設されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置。
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