JP4079653B2 - クロック制御方法及びクロック制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理装置と方法に関するものであり、特に、中央処理装置に対するクロックの制御に関する回路と制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にCPUやMPUと呼ばれる中央処理装置の性能向上には目を見張るものがあり、最速のデバイスの動作周波数はギガヘルツのオーダに達している。今後もこの周波数はさらに高まると考えられるが、一方、中央処理装置は一般にMOSデバイスであり、その消費電力は動作周波数に比例する傾向が強い。したがって、動作性能の追求は消費電力の増大を招き、中央処理装置が搭載される機器の電池駆動時間を制約する。このため、最近は中央処理装置に対してこまめなクロック制御がなされることも多く、例えば処理内容によってクロックの周波数を大きく低減する省電力設計が知られている。
【0003】
特開平8−314716号に記載のクロック制御方法は、クロック停止コントローラが所定のアドレスに対する書込要求に応答し、バス・コントローラと協力してバス要求信号の主張を継続して行うことにより、中央処理装置コアに対する中央処理装置クロック信号の供給を停止する技術を開示する。また、クロック停止モードからの復帰は、所定の非同期入力信号に応答してバス肯定応答信号を発行し、中央処理装置クロック信号の禁止を解除することにより行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この技術では、本来、中央処理装置のクロックの制御に関係しないバス・コントローラを作り変える必要が生じる。設計の効率や開発期間の短縮という観点からも、中央処理装置周辺の回路は既存のままとし、クロック制御に直接関係する回路のみを改造または追加することが望ましい。当然ながら、中央処理装置そのものも、クロック制御のために特殊に作り変えないことが望ましい。
【0005】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、中央処理装置またはその周辺回路を作り変えずに中央処理装置のクロックを制御することにある。別の目的は、所定の仕様、例えばクロックを容易に停止できるHALT命令などを有さない命令体系を前提に設計されている中央処理装置に適合する方法でクロックを制御することにある。さらに別の目的は、クロックの停止制御に当たり、不用意なクロックの停止を回避することにある。さらに別の目的は、停止したクロックの再開を効率的に行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は、中央処理装置に接続され、当該装置に対してクロックを供給するクロック制御回路であって、中央処理装置が所定のアドレスへの書込を行う命令を実行した後に、中央処理装置のサイクルが内部サイクルとなったことを検出する検出部と、検出部が内部サイクルを検出した後、中央処理装置に対するクロックを停止するクロック出力部とを備える。
【0007】
「内部サイクル」は、一般には中央処理装置内部で処理がなされるサイクルを指すが、本明細書ではそれに限定せず、中央処理装置のアイドルステイトなど、要するに外部にバスアクセスが生じない期間を指すとする。「命令」は例えばクロック停止を目的とするもので、所定のアドレスへの書込を指示する。この命令によってクロックを停止させる処理が起動されるため、HALT命令など、中央処理装置の動作を止めるための特別な命令をもたない場合でもクロックの停止が容易になる。
【0008】
「所定のアドレスへの書込」は、当該アドレスに所定のデータを書き込む必要がある場合と、任意のデータの書込でよい場合がある。後者は、そのアドレスへの書込動作自体が契機となってクロック停止の処理が起動される。いずれの場合も、本クロック制御回路はその書込の対象となるレジスタを備えてもよい。
【0009】
このクロック制御回路を設ければ、中央処理装置やその周辺回路を作り替えることなく、クロックの停止制御が実現する。
【0010】
本発明の別の態様は、クロック制御回路から中央処理装置へのクロックの供給を制御する方法であって、中央処理装置が所定のアドレスへの書込を行う命令を実行した後に、中央処理装置のサイクルが内部サイクルとなったことを検出する工程と、内部サイクルが検出された後、中央処理装置に対するクロックを停止する工程とを備え、前記命令を中央処理装置に対するソフトウェア割込に起因する割込処理ルーチン内に記述したものである。
【0011】
この方法によれば、中央処理装置のクロックを停止させるための契機をソフトウェア割込で実現でき、その手続は簡単である。割込処理ルーチンにおいて、一時的に割込をマスクすることにより、当該割込処理中における不用意なクロックの停止を防止してもよい。
【0012】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は実施の形態に係るクロック制御回路(以下、本回路ともいう)のピン属性を示す。CLKは本回路へのクロック入力、CLKENは本回路からのクロック出力に対するクロックイネーブル信号、nRESETはローアクティブのリセット信号(以下、ローアクティブの場合、信号名の最初にnを付す)、CLKOUTは本回路から中央処理装置その他へのクロック出力信号、nIRQとnFIQはそれぞれ通常および高速割込信号、ADDR[31:0]は32ビットのアドレス入力、WRITEはハイでライトを示すコマンド信号、SIZE[1:0]はデータアクセスバイト幅を示す信号、TRANS[1:0]は2ビットで中央処理装置の転送タイプを示す信号、WDATA_0はライトデータのビット0、TRANSOUT[1:0]はTRANS[1:0]に後述の処理を加えた出力信号である。nFIQは緊急性の高い割込処理のために設けられ、中央処理装置20ではnIRQよりも高い優先度をもって処理される。なお、CLKENおよびそれを1クロック分遅延させた後述のCLKEN_DLYは、簡単のために以下ともにハイで固定とする。また、[31:0][1:0]等は省略することもある。
【0014】
図2はクロック制御回路が内蔵するシステムレジスタである「クロック停止指示レジスタ」の仕様を示す。このレジスタはI/O領域にマップされ、そのアドレスは14003000hである。このレジスタに「1」をライトすると、これがクロック停止の指示として作用する。実施の形態では、クロックの停止のトリガとしてソフトウェア割込を利用する。ソフトウェア割込の命令を実行すると、クロック制御回路10は割込処理ルーチンに入る。そのルーチンの最初のほうに「クロック停止指示レジスタへの「1」の書込命令」が置かれている。
【0015】
なお、そのルーチンによる処理が正常に進み、クロックが正しく停止されるまでに別の割込が発生することもある。このような状況において、割込を正しく処理するためには、クロックが以前のソフトウェア割込によって不意に停止することを回避すべきであり、そのために、割込処理ルーチンの少なくとも最初の部分では割込をマスクすること、すなわち割込の発生を防止することが望ましい。
【0016】
図3は、クロック制御回路10と中央処理装置20の接続図である。クロック制御回路10と中央処理装置20の間は、図1で述べた信号がやりとりされ、かつ必要な信号は外部回路へ接続されている。すなわち、CLKEN、nRESET、nIRQ、nFIQは外部回路からクロック制御回路10と中央処理装置20へ入力され、CLKは同様に外部回路からクロック制御回路10のみへ入力され、ADDR[31:0]、WRITE、SIZE[1:0]、WDATA[0]は中央処理装置20から外部回路へも供給される。
【0017】
図4〜7はいずれもクロック制御回路10の内部回路を示す。
図4および図5は、クロック停止の指示から実際にその指示が承認されるまでの「承認(アクノリッジ)回路」に相当する。図4のごとく、アドレス「14003000h」のデコード信号、CLKENがハイのときにWRITEをDタイプフリップフロップ(以下単にDFFと表記する)でラッチしたWRITE_PP、CLKEN、および後述のTRANS_PP1が4入力のアンド32へ入力され、その出力がセレクタ33のセレクト信号となる。このセレクト信号が「0」のときアンド31の出力が選択され、「1」のときWDATA_0が選択される。選択された信号はDFF34のデータ入力へ与えられている。このDFF34が「クロック停止指示レジスタ」として機能する。以下、図示しないが、特に断らないかぎり、DFFのリセット端子にはnRESET信号が接続され、クロック入力端子にはCLKが接続されているとする。このDFF34の出力は信号CKSTOPとなる。CKSTOPはセレクタ33の前段のアンド31の一方の入力へ与えられ、そのアンド31の他方の入力にはCKSTOPOKの反転信号が与えられる。
【0018】
TRANS_PPはCLKENがハイのときにTRANSをDFFでラッチした信号であり、中央処理装置20のバスサイクルをそのタイミングに合わせて表示する。TRANS_PP0、1はノア30へ入力され、その出力I−CYCが3入力のアンド36へ入力される。I−CYCは、中央処理装置20の内部サイクル中にアクティブになる。ここでは、TRANS_PP0、1がともにゼロのとき、内部サイクルと定義する。
【0019】
このアンド36の他の入力はCKSTOPとCLKENをDFFで遅延させたCLKEN_DLYであり、出力はCKSTOPOKとなる。この信号はクロックの停止が有効になる最初の1クロック期間だけアクティブになり、クロック停止の開始を示す。CKSTOPはインバータ38へ入力され、その出力が前述のアンド31へ入力されている。このため、クロック停止指示レジスタであるDFF34は、中央処理装置20からライトされたときにはWDATA_0がセットされ、そうではなくCKSTOPOKがハイのときは「0」となり、それらのいずれでもない場合は前値を保持する。なお、3入力アンド36の入力のうち、I−CYCとCLKEN_DLYの論理積に当たる部分は、「直前のサイクルでCLKENがハイ、かつTRANSで示されるサイクルが内部サイクルIであった」ことを意味する。これは後述の図8において、サイクルC3でそうなる事実を次のサイクルC4において知るための論理である。
【0020】
図5はCKSTOPOKを受けて、以降、クロックが停止している間アクティブになるCKSTOPPEDを生成する。3入力のアンド40にはnIRQ、nFIQおよびCKSTOPPEDが入力され、その出力はオア42の一方の入力となる。このオア42の他方の入力にはCKSTOPOKが与えられている。このオア42の出力はDFF44で1クロック期間ホールドされ、CKSTOPPEDとなる。なお、nIRQとnFIQの一方がアサートされると3入力アンド40の出力がローになり、またCKSTOPOKも最大1クロックしかハイにならないから、CKSTOPPEDは速やかにローに戻る。その結果、クロックの停止が解除され、通常動作へ回帰する。
【0021】
図6は、中央処理装置20の内部サイクルが検出された後、中央処理装置20に対するクロックを停止するクロック出力部の構成を示す。CKSTOPOKは遅延ゲート50を経てCKSTOPOK_DDLYとなる。CKSTOPPEDも同様に遅延ゲート54を経てCKSTOPPED_DDLYとなる。これらの遅延量は後述する。ふたつのディレイ信号およびCKSTOPPEDは3入力のオア52へ入力され、その出力であるCKMASKが2入力のオア56にてCLKとオアされ、その出力が出力バッファ58を経てCLKOUTとして中央処理装置20へ出力される。CKMASKはクロックをマスクする、すなわち停止するための信号である。
【0022】
図7は、外部で使用するTRANSOUTを生成する回路を示す。TRANS_PP0、1はそれぞれ2入力のアンド60、64の一方の入力へ与えられ、他方の入力にはCKMASKをインバータ68で反転させた信号が共通して与えられる。ふたつのアンド60、64の出力はそれぞれ出力バッファ62、66を経てTRANSOUT0、1として外部へ出力される。中央処理装置20はそのバスサイクルをTRANSで示すが、この実施の形態では、中央処理装置20とクロック制御回路10を外部から見たバスサイクルをTRANSOUTによって示す。
【0023】
以上の構成によるクロック停止および再開は以下のとおりである。
クロック停止は、中央処理装置20のプログラムによって行う。ソフトウェア割込が発生したら、ステータスレジスタ、ソフトウェア割込ハンドラ内で使用するレジスタ、および戻り番地を示すリンクレジスタの内容をスタックに積む。ソフトウェア割込処理中は、nIRQは自動的にディスエーブルされるとする。一方、クロック停止直前にnFIQが発生してnFIQに対する割込処理中にクロックが停止することを避けるため、nFIQはディスエーブルしておく。つづいて、クロック停止指示レジスタに「1」をライトする。クロック制御回路10はこの指示にしたがってクロックを停止する。CLKOUTはハイで固定される。クロック停止中は、TRANSOUT0、1が固定され、中央処理装置20とクロック制御回路10を外部から見たバスサイクルが内部サイクルの状態で引き延ばされることになる。これにより、中央処理装置20から外部へのアクセスが意図せず発生するなどの不具合が回避される。
【0024】
クロック再開処理は、前記のごとくnFIQまたはnIRQの発生で開始する。まずステータスレジスタその他のレジスタの内容をスタックから戻し、ソフトウェア割込ハンドラから復帰する。このとき、中央処理装置20の機構により、nFIQおよびnIRQのイネーブル/ディセーブルは、自動的にソフトウェア割込処理に移る直前の状態に戻り、割込が禁止されていなければ、割込処理が行われる。最初から割込が禁止されていた場合であっても、クロックは再開する。
【0025】
図8は以上の回路によるクロック制御回路10のクロック停止および再起動に関するタイミングチャートである。ここではクロックサイクルを便宜的に期間C1〜C13と表記している。図中、TRANSに現れる「N」は中央処理装置20があるアドレスに対してアクセスするサイクルで、いわゆるバスアクセスが生じるものである。一方、「I」は中央処理装置20の内部サイクルを示し、例えば中央処理装置20内部で乗算命令を処理している場合がこれに当たる。この信号をCLKENがハイのときにDFFでラッチしてTRANS_PPとすることで、「N」または「I」が実際のバスサイクルに合った長さになる。
【0026】
期間C2において、CKSTOPがハイに変化している。これは、このタイミングでクロック停止指示レジスタへの「1」の書込があったことに対応する。したがって、期間C1、C2は、割込処理ルーチンの処理中である。
【0027】
つづいて、図4の回路により、CKSTOPOKが期間C4でハイになる。これは、TRANS_PPが同期間において「I」になったことに対応する。CKSTOPOKがハイになったため、CKSTOPが期間C5の開始でローに戻る。
【0028】
図5の回路により、CKSTOPOKがハイになったあと、期間C5でCKSTOPPEDがハイになる。このディレイ信号がCKSTOPPED_DDLYに現れる。nFIQまたはnIRQが期間C10の最初にアサートされると、図5の回路によってCKSTOPPEDが期間C11の最初でローになる。以上の動作により、CKMASKが期間C4からC10の間ハイになり、CLKOUTがハイ固定される。
【0029】
ここで、クロックのマスクのタイミングにハザードが生じないよう、前述の遅延量が設計されている。すなわち、CKSTOPOKに至るタイミングパスの始点となるすべてのDFFのクロックCLKから、同DFF、CKSTOPOK_DDLYを通過してCLKOUTに至るパスの最大遅延をT1とすると、
T1<(CLKがハイの期間)−(スキュー)
の関係が成り立つようにする。また、DFF44のCLKからCKSTOPPEDを通過してCKSTOPPED_DDLYのための遅延ゲート54を通過せずにCKMASKに至るパスの最大遅延をT2、CKSTOPOKに至るすべてのタイミングパスの始点となるDFFのクロックCLKから、同DFF、CKSTOPOKを通過してCKMASKに至るパスの最小遅延をT3とすると、
T2<T3−(スキュー)
の関係が成り立つようにする。また、CLKから図6のオア56と出力バッファ58のみを通過してCLKOUTに至るパスの最大遅延をT4、DFF44のCLKからCKSTOPPED_DDLYのための遅延ゲート54を通過してCLKOUTに至るパスの最小遅延をT5とすると、
T4<T5−(スキュー)
の関係が成り立つようにする。以上のタイミング設計により、ハザードの発生を回避できる。なお、スキューとはクロック制御回路10内で生じるCLKのスキューをさす。
【0030】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、実施の形態では、クロックの停止をクロック停止指示レジスタへの「1」の書込のみを要因と考えた。しかし、そのほかのソフトウェアまたはハードウエア上のイベントをトリガとしてクロックの停止を指示してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、中央処理装置またはその周辺回路を作り変えずに中央処理装置のクロックを効果的に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係るクロック制御回路のピン属性を示す図である。
【図2】 実施の形態に係るクロック制御回路が有するクロック停止指示レジスタの仕様を示す図である。
【図3】 実施の形態におけるクロック制御回路と中央処理装置の接続図である。
【図4】 内部サイクル検出回路とクロック停止のための回路図である。
【図5】 クロック停止と再開のための回路図である。
【図6】 クロック出力部分の回路図である。
【図7】 中央処理装置とクロック制御回路を外部から見た転送タイプを示す信号の生成回路図である。
【図8】 実施の形態に係るクロック制御回路の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 クロック制御回路、 20 中央処理装置、 42,52,56 オア、 31,32,36,40,60,64 アンド、 34,44 DFF、 38,68 インバータ、 50,54 遅延ゲート、 58,62,66 出力バッファ、 30 ノア、 33 セレクタ。

Claims (4)

  1. 中央処理装置に接続され、当該装置が出力する信号応じて、前記中央処理装置に対するクロック供給を制御するクロック制御回路であって、
    前記中央処理装置が所定のアドレスへの書込を行う命令を実行した後に、前記中央処理装置のサイクルが、外部にバスアクセスが生じない期間である内部サイクルとなったことを検出する検出部と、
    検出部が内部サイクルを検出した後、前記中央処理装置に対するクロックを停止するクロック出力部と、
    を備え
    前記検出部は、前記中央処理装置から出力される、外部にバスアクセスが生じるか否かを示す転送タイプ信号に基づいて、前記内部サイクルとなったことを検出することを特徴とするクロック制御回路。
  2. 前記所定のアドレスへの書込が実際になされるレジスタをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のクロック制御回路。
  3. クロック制御回路から中央処理装置へのクロックの供給を制御する方法であって、
    前記中央処理装置が所定のアドレスへの書込を行う命令を実行した後に、前記中央処理装置のサイクルが外部にバスアクセスが生じない期間である内部サイクルとなったことを検出する第1の工程と、
    内部サイクルが検出された後、前記中央処理装置に対するクロックを停止する第2の工程と、
    を備え、前記命令を前記中央処理装置に対するソフトウェア割込に起因する割込処理ルーチン内に記述し
    前記第1の工程は、前記中央処理装置から出力される、外部にバスアクセスが生じるか否かを示す転送タイプ信号に基づいて、前記内部サイクルとなったことを検出することを特徴とするクロック制御方法。
  4. 前記割込処理ルーチンにおいて、一時的に割込をマスクすることを特徴とする請求項3に記載のクロック制御方法。
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