JPH09128107A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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JPH09128107A
JPH09128107A JP7278961A JP27896195A JPH09128107A JP H09128107 A JPH09128107 A JP H09128107A JP 7278961 A JP7278961 A JP 7278961A JP 27896195 A JP27896195 A JP 27896195A JP H09128107 A JPH09128107 A JP H09128107A
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power
hdd
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clock
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島 慎 治 松
Seiichi Kono
野 誠 一 河
Masatake Nakano
野 正 剛 中
Takashi Inui
尚 乾
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • GPHYSICS
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3206Monitoring of events, devices or parameters that trigger a change in power modality
    • G06F1/3215Monitoring of peripheral devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺機器との間で非同期通信を行っている間
であっても、適切なタイミングでCPUの動作周波数を
低下又は完全停止させることができる、優れた情報処理
システムを提供する。 【解決の手段】 (a) 比較的高速な動作クロックで駆動
する通常モード、及び動作クロックを低下又は停止させ
た節電モードの各動作モードを持つCPUと、(b) 1以
上の周辺機器と、(c) 前記CPUと前記周辺機器との間
で通信するためのバスと、(d) 前記CPUと前記周辺機
器との間で行われる所定のトランザクションの終了を検
知するための終了検知手段と、(e) 所定のトランザクシ
ョンの終了から所定時間が経過するまでを計時するため
の計時手段と、(f) 前記計時手段が計時を終了するまで
の間は前記CPUを節電モードにするための節電制御手
段と、を含むことを特徴とする情報処理システムであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナル・コン
ピュータ(PC)を始めとする情報処理システムに係
り、特に、システム内におけるデータ処理の中核を担う
プロセッサ(いわゆるCPU:Central Processing Uni
t)の動作周波数を適宜低下若しくは停止させることに
よって省電力化する節電機能を有するタイプの情報処理
システムに関する。更に詳しくは、本発明は、節電効果
とシステムの保全という双方の要求を満たしつつ、周辺
機器と非同期通信を行っている間であっもCPUの動作
周波数を低下若しくは停止させて省電力化を図る情報処
理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、デスクトップ
型、ノートブック型など各種パーソナル・コンピュータ
(以下、「PC」又は「システム」ともいう)が開発さ
れ市販されている。このうち、ノートブック型のコンピ
ュータは、屋外での携帯的・可搬的な使用を考量して、
小型且つ軽量に設計・製作されたものである。
【0003】パーソナル・コンピュータのパワー・マネ
ージメント:ノートブック型PCの1つの特徴は、内蔵
したバッテリでも駆動できる「バッテリ駆動型」である
点である。これは、商用電源が届かない場所での使用の
便宜を図ったためである。ノートブックPCが内蔵する
バッテリは、一般には、Ni−Cd,NiMH,Li−
Ionなどの充電式のバッテリ・セル(「2次電池」と
もいう)を複数個接続してパッケージ化してなる「バッ
テリ・パック」の形態を採っている。このようなバッテ
リ・パックは、充電により再利用可能ではあるが、1回
当たりの充電容量はシステムのオペレーション時間に換
算してせいぜい2〜3時間程度に過ぎない。このため、
バッテリの持続時間を少しでも長くするべく、節電のた
めの種々の工夫が凝らされている。節電機能を積極的に
導入している点も、ノートブックPCの特徴の1つと言
えよう。
【0004】また、最近では、商用電源によって無尽蔵
に給電可能なデスクトップ型PCに対しても、エコロジ
ー的な観点から、省電力化の要求が高まってきている。
米国環境保護庁(EPA)は、1993年6月に、"E
nergy Star Computer Progr
am"と呼ばれる自主規制を発表し、動作待ち状態での
省電力が一定基準以下(駆動電力が30W以下、又はC
PUフル稼働時の30%以下)になることを要求してい
る。このため、各コンピュータ・メーカは、競ってこの
規制案に沿った製品の研究・開発を進めるようになって
きた。例えば日本アイ・ビー・エム(株)は、節電機能
を備えたデスクトップ型PCを既に市販している(例え
ばPS/55E(通称"GreenPC")やPC 75
0、Aptiva("Aptiva"は米IBM社の商
標)シリーズなど)。
【0005】PCの節電化は、例えばシステム内の各電
気回路の駆動電力自体を低減させることによって実現さ
れる。また、動作状態(アクティビティ)の低下に応じ
てシステム内の各電気回路(若しくは周辺機器)への電
力供給を適宜低下若しくは遮断する、ということによっ
ても実現される。後者のような節電機能のことを、特に
「パワー・マネージメント(Power Manage
ment)」と呼ぶこともある。
【0006】PCのパワー・マネージメントの形態とし
ては、LCD(液晶表示ディスプレイ)及びそのバック
ライト、あるいはハード・ディスク・ドライブ(HD
D)の回転モータなどのように、システムの総消費電力
に大きなウェートを占めるデバイス類への電力供給を遮
断する、という『LCDオフ』や『HDDオフ』などが
挙げられよう。また、他の例として、CPU(Central
Processing Unit)の動作周波数を低下又は完全停止さ
せる『CPUスロー・クロック/ストップ・クロック』
や、タスク再開(レジューム)に必要なデータをメイン
・メモリにセーブした後にメイン・メモリ以外の殆ど全
ての電気回路への給電を停止する『サスペンド(Sus
pend)』などが挙げられよう。
【0007】CPUのパワー・マネージメント機能:
PUチップは、周知の通り、コンピュータ・システムに
おける演算処理の中核をなすユニットである。最近で
は、配線幅の縮小化などの半導体製造技術の向上に伴っ
て、CPUの動作周波数は益々高速化している。例え
ば、米Intel社が市販する"Pentium"や、米
IBM社、米Motorola社、及び米Apple社
が共同開発した"PowerPC"("PowerPC"は
米IBM社の商標)のように、100MHzを越える動
作周波数で駆動可能なCPUチップも世に登場してい
る。CPUの動作周波数とその性能とは密接な関係にあ
る。何故ならば、CPUの動作が高速化すれば、それだ
け計算速度がアップするからである。高速なCPUは、
特に大規模アプリケーションやグラフィックス処理など
において、優れた威力を発揮する。
【0008】その反面、CPUの高速化は幾つかの弊害
を伴う。弊害の1つは、CPUの消費電力の増大や発熱
の問題である。何故ならば、単位時間当たりにトランジ
スタ・ゲート(すなわち抵抗体)を通過する電流量の増
大に応じて、消費電略や発熱量も増加するからである。
CPUの消費電力は、理論上は動作周波数に正比例する
と言われており、現在、システムの総消費電力に占める
割合は無視できない程度に達してきている。
【0009】前述の「CPUスロー・クロック/ストッ
プ・クロック」などのCPUのパワー・マネージメント
機能は、このような状況に着目して生み出されたと言え
よう。「スロー・クロック」や「ストップ・クロック」
は、CPUが動作待ち状態(すなわちアイドル状態。例
えばユーザからのキー/マウス入力が所定時間以上なか
った状態)であると判断されたとき、その動作周波数を
低下又は完全停止させる(換言すれば、CPUのパフォ
ーマンスを低下させる)ことによって消費電力を低減さ
せる、というものである。但し、ターン・アラウンド・
タイム(すなわち要求から肯定応答までの所要時間)や
スルー・プット(単位時間当たりの仕事量)を劣化させ
ない程度までしか、CPUのパフォーマンスを落とすこ
とができないのは言うまでもないであろう。以下、CP
Uの「スロー・クロック」及び「ストップ・クロック」
の各機能について説明しておく。
【0010】スロー・クロック:CPUのスロー・クロ
ック機能は、発振器からの入力クロック信号の周波数を
外部的に切り換えてやることによって実現可能である。
あるいは、CPUチップへの入力クロックの周波数を一
定に保ったまま、CPUチップ内部で動作周波数を切り
換えてやることによっても実現可能である。高速CPU
の場合、一般には、比較的低速なクロック信号(例えば
66MHz)を入力しておき、内蔵したPLL(Phase
Lock Loop)回路によって内部的に動作クロックを加速
するようになっている(例えば2倍速の133MH
z)。このようなタイプのCPUの場合、PLL回路の
特性(例えば発振回路の固有振動数の問題や、位相ロッ
クが機能するまでに要する遅延時間(数msec程度)
の問題)などの理由により、CPUチップへの入力クロ
ックの周波数そのものを大幅に切り換えることは難し
い。このため、PLL回路だけでなく、内部的に動作ク
ロックを切り換えることができるスロー・クロック機能
(パワー・マネージメント機能)をも内蔵する、という
設計手法も採られている。この場合、内蔵PLL回路に
よって入力クロックを一旦加速しておきながら、内蔵ス
ロー・クロック機能によってCPUのパフォーマンスを
チップ内部で自律的に落とす、という仕組みになってい
る。
【0011】図7には、パワー・マネージメント機能を
内蔵したCPUの内部構成を概略的に示している。同図
において、CPUチップ11は、演算制御などの処理を
実際に行う部分である機能ユニット11aと、機能ユニ
ット11aに同期駆動のための動作クロック信号を与え
るPLL回路11bと、機能ユニット11aのパフォー
マンスを制御するためのパフォーマンス制御回路11c
とを含み、チップ11外部の各周辺機器(図7には示さ
ない)とはプロセッサ・バス12を介して双方向に連絡
している。
【0012】PLL回路は、既に周知なように、入力し
たクロック信号の周波数を逓倍する機能を持っている。
この例のPLL回路11bは、発振器(OSC)40か
ら入力した比較的低速なクロック信号(例えば66MH
z)を倍速化(例えば133MHz)して、動作周波数
として機能ユニット11aに供給している。
【0013】機能ユニット11aは、演算ユニット部分
(図7中、二重斜線部分)と、内部キュッシュ/制御ユ
ニット部分とに分けることができる。前者の演算ユニッ
トは、システムのアクティビティに応じてそのパフォー
マンスをある程度まで低下させてもよい部分でもある
(但し、パフォーマンス低下可能な程度は、例えば、タ
ーン・アラウンド・タイムやスルー・プットを劣化させ
ない程度である)。一方、内部キャッシュ/制御ユニッ
トは、キャッシュ・スヌープ、割り込み要求(INTR
/NMI/SMI)、バス12のホールド要求(HOL
D)などの、不定期的に発生するタイム・クリティカル
な外部事象(event)に応答しなければならない部
分である。後者は、システムのアクティビティの如何に
拘らず、安易にパフォーマンスを落とすことかできない
部分でもある。
【0014】パフォーマンス制御回路11cは、外部か
ら入力するコントロール信号STPCLK#に応じて機
能ユニット11aのパフォーマンスを制御する回路であ
る。より具体的には、回路11cはSTPCLK#がア
クティブ(すなわちロー状態)になっている間、機能ユ
ニット11c中の演算ユニット部分(前述:図7中の二
重斜線部分)への動作周波数を遮断できるようになって
いる。すなわち、CPUチップ11は、局所的にパフォ
ーマンスを低下することができる構造になっている訳で
ある。また、この応用例として、パフォーマンス制御回
路11cに入力するSTPCLK#を間欠的にアクティ
ブ(すなわちロー状態)に切り換えることによって、P
LL回路11bからの入力動作クロックを間引く、とい
う手法もある。例えばSTPCLK#を所定周期でアク
ティブ(すなわちロー状態)にして、n回に1回の割合
で動作クロックを間引けば、演算ユニット部分のパフォ
ーマンス及び消費電力を約(n−1)/n倍に低減させ
たことになる。STPCLK#を間欠動作させる機能
は、一般には、「クロック・スロットリング」又は「F
requency Emulation」とも呼ばれて
いる。
【0015】因に、米Intel社のCPUチップ"8
0486"の後継チップである、SLエンハンスト48
6,DX2,DX4,Pentiumなどは、図7に示
すような節電機能を備えている。また、これらチップ
は、プロセッサ・バス12中のコントロール信号の1つ
としてSTPCLK#を含んでいる。
【0016】ストップ・クロック:一方、ストップ・ク
ロック機能は、発振器40からの入力クロックを完全に
遮断して、機能ユニット11aの全ての動作を停止させ
るものである。動作クロックの完全停止は、CPUチッ
プ11を記憶保持動作が不要なフル・スタティック構成
に設計することによって実現可能である。ストップ・ク
ロック・モード下では、CPUの消費電力はせいぜい数
百mW程度に過ぎない。ストップ・クロックは究極のパ
ワー・マネージメント動作といえよう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】CPUの高速化に伴う
弊害の1つは消費電力等の増大であるが(前述)、他の
弊害は外部機器(メイン・メモリやその他の周辺機器
類)との速度差の拡大である。CPUの動作速度を上げ
れば、周辺機器の設計もそれに追従させなければ意味が
ないことは自明であるが、両者間のギャップを埋めるの
は難しい。例えばハードッディスク・ドライブ(HD
D)の場合、ディスク・アクセス時には磁気ヘッドのシ
ーク動作などの機械的制御を含むため、高速化には限界
がある。このため、殆どの周辺機器は、CPUとは非同
期で動作するように仕組まれている。
【0018】非同期動作の基本的原理は、CPUが周辺
機器に動作の指示を出すと、周辺機器による命令実行を
常時監視することはせず、一旦本来の処理に戻る、とい
うものである。一方の周辺機器は、動作を完了すると、
自己に割当てられている割り込み要求(IRQ)を用い
てCPUに通知するようになっている。また、IRQを
受けたCPUは周辺機器のステータス・レジスタにアク
セスして、命令実行が成功裡に終了したことを確認する
ようになっている。このように周辺機器とCPUとの間
で、IRQとステータス・リードの繰り返しによって互
いの状況を確認をし合う作業を「ハンド・シェイク」と
もいう。ハンド・シェイクは、CPUと周辺機器間の転
送データの取りこぼし防止や、ひいてはシステムの保全
を図る上で重要な作業である。
【0019】ここで、CPUとHDDとの間で行うデー
タ転送(図8)を例にとって、非同期通信やハンド・シ
ェイクについて簡単に説明しておく。この場合、CPU
はまずHDDに対してコマンド(同図ではライト・コマ
ンド)を送る。コマンド送付から約20msec以内
に、HDDはデータ・バッファリングのための準備を行
い、データ要求を発する。データ転送は、一般には、1
セクタ(1セクタは512バイト)単位で行われる。H
DDのデータ・レジスタには1ワード(=2バイト)長
のI/Oポート1F7h番地が割当てられているので、
1回のデータ転送はI/Oポート1F7h番地への25
6回のアクセス・サイクル(すなわち連続256回の1
ワード転送)で構成されることになる。1回のデータ転
送の終了後、HDDは割り込み要求(IRQ14)を発
し、CPU(より具体的にはBIOS)はこれに応答し
てHDDのステータス・レジスタ(I/Oポート1F7
h番地)にアクセスして状態(すなわちライト・オペレ
ーションの結果)を確認する。この割り込み要求及びこ
れに応答して行うステータス・リードがいわゆる「ハン
ド・シェイク」である。CPUのコマンドがnセクタ分
のデータ転送であれば、データ転送→ハンド・シェイク
という手続がn回繰り返して行われることになる。
【0020】(なお、データ要求を待つ間の20mse
cの計時には、例えばPIT(プログラマブル・インタ
ーバル・タイマ)が発するメイン・メモリのリフレッシ
ュ要求のためのステータス・ビットが用いられる。この
場合、タイム・アウトするまでの間は該タイマ信号に割
当てられたI/Oポート061h番地へのアクセスが繰
り返し行われる。また、20msecなるこのタイム・
アウト値はHDDの仕様に基づいて定まる設計値に過ぎ
ない。)
【0021】非同期通信を行うとき、その処理速度は低
速な周辺機器側によって決定され、必然的にCPUが待
たされてしまうことになる。したがって、パワー・マネ
ージメントの立場からすれば、非同期通信の間はCPU
のパフォーマンスを低下させて節電効果を図りたいとこ
ろである。ところが、非同期通信の間は、周辺機器との
ハンド・シェイクのため、CPUは適宜割り込み要求を
処理しなければならない(例えばHDDのnセクタ転送
の場合、n回ハンド・シェイクする)。割り込み要求は
タイム・クリティカルな外部事象であり、CPUはパフ
ォーマンスを低下させた状態では迅速に応答することが
できない。もし、非同期通信時にCPUをパワー・・マ
ネージメント・モード(すなわちパフォーマンス低下状
態)に遷移させてたならば、ハンド・シェイクに失敗
し、データの喪失を招来しかねない。
【0022】現在市販されている殆どのPCでは、シス
テムの保全性の方を重視して、非同期通信時にはCPU
を通常モード(すなわち高速な動作周波数)下でフル稼
働させるようになっている。また、CPUがスロー・ク
ロック又はストップ・クロック状態であれば、非同期通
信の開始とともに通常モードに復帰させるようにシステ
ム設計がなされている。つまり、いかにCPUのアクテ
ィビティが低下しようとも、非同期通信の間はCPUの
節電動作を実行できないのである。この結果、CPUチ
ップ自体が高機能な節電機能(図7参照)を内蔵してい
ても、システムがこの節電機能を活用できるのは、せい
ぜい、キー入力が一定時間以上なかったときなど、ごく
限られた期間しかなかったのが実情である。このような
短い期間中にのみCPUをスロー・クロック又はストッ
プ・クロックさせても、期待できる節電効果としては物
足りない。願わくば、CPUの節電動作を行える期間を
さらに増やしたいところである。
【0023】本発明の目的は、データ処理の中核を担う
プロセッサ(CPU)の動作周波数を適宜低下若しくは
停止させることによって消費電力を低減させるパワー・
マネージメント機能を有するタイプの、優れた情報処理
システムを提供することにある。
【0024】本発明の更なる目的は、パワー・マネージ
メント効果とシステムの保全性という双方の要求を満た
しつつ、CPUの動作周波数を低下又は完全停止させる
ことができる、優れた情報処理システムを提供すること
にある。
【0025】本発明の更なる目的は、CPUの動作状態
をより的確に把握することによって、適切なタイミング
でCPUの動作周波数を低下又は完全停止させることが
できる、優れた情報処理システムを提供することにあ
る。
【0026】本発明の更なる目的は、周辺機器との間で
非同期通信を行っている間であっても、適切なタイミン
グでCPUの動作周波数を低下又は完全停止させること
ができる、優れた情報処理システムを提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、(a)比
較的高速な動作クロックで駆動する通常モード、及び動
作クロックを低下又は停止させた節電モードの各動作モ
ードを持つCPUと、(b) 1以上の周辺機器と、(c) 前
記CPUと前記周辺機器との間で通信するためのバス
と、(d) 前記CPUと前記周辺機器との間で行われる所
定のトランザクションの終了を検知するための終了検知
手段と、(e) 所定のトランザクションの終了から所定時
間が経過するまでを計時するための計時手段と、(f) 前
記計時手段が計時を終了するまでの間は前記CPUを節
電モードにするための節電制御手段と、を含むことを特
徴とする情報処理システムである。
【0028】また、本発明の第2の側面は、(a) 比較的
高速な動作クロックで駆動する通常モード、及び動作ク
ロックを低下又は停止させた節電モードの各動作モード
を持つCPUと、(b) ハード・ディスク・ドライブを含
む1以上の周辺機器と、(c)前記CPUと前記周辺機器
との間で通信するためのバスと、(d) 前記CPUと前記
ハード・ディスク・ドライブとの間で1セクタ分のデー
タ転送が終了したことを検知するための終了検知手段
と、(e) 1セクタ分のデータ転送の終了から所定時間が
経過するまでを計時するための計時手段と、(f) 前記計
時手段が計時を終了するまでの間は前記CPUを節電モ
ードにするための節電制御手段と、を含むことを特徴と
する情報処理システムである。
【0029】
【作用】CPUが受け取る外部事象(event)の中
には、タイム・クリティカルな処理を要するものがあ
る。例えば、キャッシュ・スヌープ要求や、INTR
(INTRは各周辺機器からの割り込み要求IRQを割
り込みコントローラが集結して出力する制御信号)、N
MI(ノンマスカブル・インターラプト)、SMI(シ
ステム・マネジメント・インターラプト)、HOLD
(CPUへのバス制御権放棄要求)などがこれに該当す
る。これらの外部事象を受け取るときにはCPUは通常
モード(すなわち高速動作周波数)下でフル稼働してい
なければならない(前述)。ところが、本発明者らの経
験則によれば、現在のコンピュータ・システムでは、
1:CPUが実行するある特定のトランザクションに連
動して発生するなどのため、発生するタイミングを予め
検知することができる外部事象があること、及び、2:
該外部事象の直前の所定期間中はCPUが単なる待ち状
態にあること、の2点が判明している。本発明はこのよ
うな発見的事実に基づいてなされたものである。
【0030】第1の側面:本発明の第1の側面によれ
ば、前記CPUと前記周辺機器との間で行われる所定の
トランザクションの終了が検知されると、該トランザク
ションの終了から所定時間が経過するまでの間は、前記
CPUを節電モードに遷移させるようになっている。
【0031】前述したように、CPUと周辺機器は非同
期で駆動し、両者が通信し合っている間はハンド・シェ
イクのために割り込み要求が発生するとともに、CPU
は割り込み要求に対して迅速に応答しなければならな
い。しかしながら、所定のトランザクションの終了から
所定期間はCPUは単なる待ち状態にあること、及び、
次の割り込み要求が発生するタイミングは予め判ってい
る。
【0032】本発明の第1の側面では、この待ち状態で
CPUの動作を低下させて省電力化を図るとともに、割
り込み要求が発生する時期よりも前もって通常モードに
復帰させることによりシステムの保全性を維持するよう
にしたのである。
【0033】第2の側面:また、本発明の第2の側面に
よれば、前記CPUと前記ハード・ディスク・ドライブ
(HDD)との間で1セクタ分のデータ転送が終了する
と、該終了から所定時間が経過するまでの間は、前記C
PUを節電モードに遷移させるようになっている。
【0034】前述したように、CPUとHDDとの間の
データ転送は1セクタ単位で行われる。そして、1セク
タ分のデータ転送が終了と、ディスク上への物理的な読
み書きに所定時間を要する。ディスク上への読み書き
は、一般には3msec程度かかり、この間CPUはウ
ェイトすなわち待ち状態にある。次いで、HDDは割り
込み要求(IRQ14)を発生することによってディス
ク上への読み書きの終了を通知する。そして、CPU
は、割り込みに応答して、HDDのステータス・レジス
タ(I/Oポート1F7h番地)にアクセスして状態
(すなわちリード/ライト・オペレーションの結果)を
確認する。HDDからの割り込み要求及びCPUによる
ステータス・リードという作業は、いわゆる「ハンド・
シェイク」である。このハンド・シェイク・シーケンス
は、1セクタ分のデータ転送が終了する度に繰り返し行
われる(後述)。ディスク上への物理的な読み書きに要
する時間(すなわちデータ転送の終了から割り込み発生
までのウェイト時間)は約3msec程度であるが、こ
の間にCPUは実質上動作しておらず完全停止させるこ
とが可能である。一方、ウェイトの後に割り込み要求が
発生する時にはCPUは通常モード下でフル稼働してい
なければならない。一旦CPUを完全停止させると、通
常モードに復帰させるには1msec程度の遅延時間を
要する。
【0035】本発明の第2の側面では、1セクタ分のデ
ータ転送が終了すると直ちにCPUを節電モードに遷移
させる一方、データ転送の終了時からの経過時間を計測
することによって、割り込み(IRQ14)が発生する
タイミングよりも1msec程度前もって通常モードへ
の復帰を行うようにしている。したがって、非同期通信
の間であっても、ウェイト期間を利用して好適に省電力
化を図ることができる。また、前もって通常モードへの
復帰を開始するので、割り込み要求(IRQ14)が発
生する時期にはCPUの動作は予め安定化しておりタイ
ム・クリティカルな応答を的確に行える。すなわち、パ
ワー・マネージメント効果とシステムの保全性の双方の
要求を満たすことができる訳である。
【0036】なお、1セクタ分のデータ転送の終了は、
例えばHDDを現実にハードウェア操作するBIOSが
HDDのデータ・レジスタ(I/Oポート1F0h番
地)にアクセスする回数を逐次カウントして、256回
に到達したことを以て検知することができる。また、こ
の検知から計時を開始して、ウェイト期間が終了するよ
りも約1msec前のタイミングを検知すればよい。計
時機能は、例えば発振器からクロック信号を入力する専
用のハードウェア(例えば後述のパワー・マネージメン
トLSI)によって実現できる。
【0037】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0039】A.パーソナル・コンピュータ(PC)1
00のハードウェア構成 図1には、本発明の実施に供されるパーソナル・コンピ
ュータ(PC)100のハードウェア構成を示してい
る。以下、各部について説明する。
【0040】メイン・コントローラであるCPU11
は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、
各種プログラムを実行するようになっている。CPU1
1から伸びるプロセッサ・バス12は、ローカル・バス
16及びシステム・バス22という2階層のバスを介し
て、各周辺機器(後述)と連絡している。ここで、CP
U11は、図7に示したものと略同一構成であり、例え
ば米Intel社が市販する"Pentium/1xx
MHz"でよい。また、各バス12,16,及び22
は、それぞれ、データ・バス、アドレス・バス、コント
ロール・バスなどを含む共通信号線路である。ローカル
・バス16は、グラフィックスなどの特定の周辺機器を
接続するための、比較的高速に動作するバスである。ロ
ーカル・バス16の一例は、米Intel社が提唱する
PCI(peripheral Component Interconnect)バスで
ある。また、システム・バス22は、FDDなどの比較
的低速な周辺機器を接続するためのバスであり、その一
例は、ISA(Industry Standard Architecture)バス
である。
【0041】プロセッサ・バス12とローカル・バス1
6とは、ブリッジ回路(ホスト−PCIブリッジ)14
によって連絡されている。本実施例のブリッジ回路14
は、メイン・メモリ15へのアクセス動作を制御するた
めのメモリ・コントローラと、両バス12,16間の速
度差を吸収するためのデータ・バッファを含んだ構成と
なっている。メイン・メモリ15は、CPU11が実行
する各プログラム(OSやアプリケーション・プログラ
ムなど)をロードしたり、CPU11が作業領域として
用いたりするための書き込み可能なメモリ(RAM)で
ある。メイン・メモリ15には、大容量を比較的安価で
入手可能なダイナミックRAM(DRAM)が用いら
れ、例えば8MB程度の容量がシステム100に標準装
備される。また、参照番号13で示すブロックは、外部
キャッシュ(「Level 2(L2)−キャッシュ」
ともいう)であり、CPU11の処理速度とメイン・メ
モリ15へのアクセス速度の差を吸収するために設けら
れている。L2−キャッシュ13は、DRAMよりも高
速アクセス可能なスタティックRAM(SRAM)で構
成され、その容量は例えば256KB程度である。
【0042】ローカル・バス16には、ビデオ・コント
ローラ17のような、比較的高速な動作が要求される周
辺機器が接続される。ビデオ・コントローラ17は、C
PU11からの描画命令を実際に処理するための周辺コ
ントローラであり、処理した描画情報を画面バッファ
(VRAM)18に一旦書き込むとともに、VRAM1
8から描画情報を読み出して表示手段としての液晶表示
ディスプレイ(LCD)19に出力するようになってい
る。
【0043】ローカル・バス16とシステム・バス22
とは、ブリッジ回路(PCI−ISAブリッジ)20に
よって連絡されている。本実施例のブリッジ回路20
は、DMAコントローラ、割り込みコントローラ、プロ
グラマブル・インターバル・タイマ(PIT)を含んだ
構成となっている。ここで、DMA(Direct Memory Ac
cess)コントローラとは、CPU11の介在なしにメイ
ン・メモリ15と周辺機器(例えばFDD27:後述)
との間でデータ転送を行わせるための周辺コントローラ
である。また、割り込みコントローラとは、各周辺機器
からのハードウェア割り込み(IRQ)を調停して、C
PU11に通知するようになっている。また、PITと
は、数種類のタイマ信号をシステム100内の各部に供
給するための機器である。PITの発するタイマ信号
は、例えば55msec間隔でOS/BIOS(後述)
に与える周期的割り込み、15.2μsec間隔でロー
/ハイ・レベルが切り換わるDRAMリフレッシュ用タ
イマ信号、オーディオ目的のためのトーン生成用信号な
どである。
【0044】ブリッジ回路20は、さらに、補助記憶装
置としてのハード・ディスク・ドライブ(HDD)21
を接続するためのインターフェース(例えばIDEイン
ターフェース。IDE(Integrated Drive Electronic
s。IDEは、本来、ISAバスにHDDを直結するた
めのインターフェース規格)を含んでいる。また、ブリ
ッジ回路20のIDEインターフェース部分には、HD
D21のデータ・レジスタ、コントロール・レジスタ、
及びステータス・レジスタの各レジスタが含まれてい
る。これらレジスタにはそれぞれ固有のI/Oポート・
アドレス(後述)が割当てられている。
【0045】なお、上述した2つのブリッジ回路14及
び20は、PCIで策定されており、一般には単一のチ
ップセットの形態で提供されている。チップセットの一
例は、米Intel社が市販する"Triton"であ
る。
【0046】システム・バス22には、I/Oコントロ
ーラ23、フロッピー・ディスク・コントローラ(FD
C)26、キーボード/マウス・コントローラ(KM
C)28、オーディオ・コントローラ31、ROM3
4、パワー・マネージメントLSI50などの、比較的
低速で動作する周辺機器が接続されている。
【0047】I/Oコントローラ23は、シリアル・ポ
ート24やパラレル・ポート25などの通信ポートを介
して行うデータ入出力を制御するための周辺コントロー
ラである。シリアル・ポートの規格の一例はRS−23
2Cであり、バラレル・ポートの規格の一例はセントロ
ニクスである。
【0048】FDC26は、フロッピー・ディスク・ド
ライブ(FDD)27を駆動制御するための専用コント
ローラである。
【0049】KMC28は、キーボード29からの入力
マトリックスや、マウス30による指示座標値を処理す
るためのコントローラであり、29や30からの入力信
号をOSの定義に合致したフォーマットに変換してバス
22上に送り出すようになっている。
【0050】オーディオ・コントローラ31は、音声信
号の入出力を処理するための周辺コントローラである。
オーディオ・コントローラ31の1つの機能は、PIT
が生成した特定周波数の信号に基づいてトーン信号を発
生することである。オーディオ・コントローラ31の出
力信号は、例えばアンプ32で増幅され、スピーカ33
から音声出力される。
【0051】ROM34は、製造時に書き込みデータが
決められてしまう不揮発性メモリであり、所定のコード
を恒久的に格納するために用いられる。ROMが格納す
るコードには、システム100の始動時に行うテスト・
プログラム(POST)や、システム100内の各ハー
ドウェアの入出力を操作するためのプログラム(BIO
S)が含まれる。
【0052】発振器(OSC)40は、CPU11など
のような同期駆動型のチップやタイマ機能を持つデバイ
スに対して特定周波数のクロック信号を供給するための
機器である。なお、CPU11には、クロック制御回路
60(後述)を介してクロック信号が入力されるように
なっている。
【0053】パワー・マネージメントLSI(PM_L
SI)50は、CPU11のパワー・マネージメント動
作を好適に実現するために設けられた専用LSIであ
る。より具体的には、バス16/22を介してCPU1
1(より具体的にはハードウェア操作するBIOS)か
ら指令を受けるとともに、受け取った指令に応じてCP
U11の動作モードを決定するようになっている。PM
_LSI50は、例えばゲートアレイのようなセミカス
タム設計によって製造することができる。該LSIチッ
プ50は、本発明を実現するに当たって中心的な役割を
果たすが、その詳細な構成及び動作特性はC項及びD項
で後述する。
【0054】クロック制御回路60は、OSC40から
CPU11に供給される入力クロックを適宜遮断するた
めの回路であり、パワー・マネージメントLSIから出
力される制御信号によって活動化するようになってい
る。
【0055】なお、現在市販されている殆どのPCは、
参照番号11乃至40に示すブロックと等価なハードウ
ェア構成要素を備えている。また、PCを構成するため
には、図1に示した以外にも多くの電気回路等が必要で
あるが、これらは当業者には周知であり、且つ本発明の
要旨とは関連がないので、本明細書中では省略してい
る。
【0056】B.PC100のソフトウェア構成 図2には、本発明の実施に供されるPC100上で実行
可能なソフトウェァの構成を概略的に示している。
【0057】BIOS層 最下層のソフトウェアは、BIOS(Basic Input/Outp
ut System:基本入出力システム)である。BIOS
は、システム100中の各ハードウェア(ビデオ・コン
トローラ17やキーボード29、HDD21、FDC2
6など)を制御するための基本動作命令を集めたプログ
ラム群であり、上位のプログラム(オペレーティング・
システムやアプリケーション:後述)からのコールを受
けて、実際のハードウェア操作を行うようになってい
る。この他、BIOSは、システム100が起動した時
に実行するブート・ストラップ・ルーチンや、バス22
上に発生した割り込み要求を処理するためのルーチン
(インターラプト・ハンドラ)も含んでいる。
【0058】OS(オペレーティング・システム)層:
OSは、システム100のハードウェア及びソフトウェ
アを総合的に管理するための基本ソフトウェアである。
例えば、OS/2("OS/2"は米IBM社の商標)
や、Windows("Windows"は米Micro
soft社の商標)がこれに該当する。OSは、HDD
21などの記憶装置に格納するファイルを管理するため
の「ファイル・マネージャ」、CPU11のタスク実行
の順序や優先順位を管理するための「スケジューラ」、
メモリ領域の割当てを管理するための「メモリ・マネー
ジャ」などを含んでいる。また、ウィンドウ表示やマウ
ス操作等の処理のための「ユーザ・インターフェース」
(システム・コールとシステム・コマンド)も含んでい
る。さらに、ハードウェア操作用ソフトウェアのうち後
から追加されるタイプの「デバイス・ドライバ」もOS
の一部であると把握されたい。デバイス・ドライバの一
例は、LCD19など表示装置を駆動するためのディス
プレイ・ドライバである。
【0059】AP(アプリケーション・プログラム)
層:最上位層は、APである。ワープロ、データベー
ス、表計算、通信などの各プログラムがAPに該当す
る。各APは、ユーザの意思に応じて、HDD21やF
DD27などの補助記憶装置からメイン・メモリ15に
適宜ロードされる。
【0060】なお、図2に示すような各ソフトウェアの
階層的構造自体は、当業者には既に周知である。
【0061】C.パワー・マネージメントLSIの構成 図3には、パワー・マネージメントLSI(PM_LS
I)50の内部構成を示している。該LSIチップ50
は、本実施例に係るCPUのパワー・マネージメント動
作を好適に実現するために、システム100内に実装さ
れている。
【0062】図3に示すように、PM_LSI50は、
インターフェース部50aと、状態判定部50bと、信
号発生部50cとを含んでいる。
【0063】インターフェース部50aは、システム・
バス22に直結しており、CPU11(より具体的には
ハードウェア操作するBIOS)と交信を行うための回
路である。BIOSは、HDD21とCPU11との間
で1セクタ分のデータ転送が終了する度に、インターフ
ェース部50aに通知するようになっている。
【0064】また、状態判定部50bは、BIOSから
の指令に応じてCPU11の動作モードを決定するため
の回路である。図4には、状態判定部50bの動作特性
を状態遷移図の形態で示している。同図に示すように、
状態判定部50bは、CPUチップ11の通常モードに
相当する状態0と、動作クロックを停止させた停止モー
ド(若しくはストップ・クロック)に相当する状態1と
の間を適宜遷移するようになっている。状態0から状態
1への遷移は、1セクタ分のデータ転送が終了した旨の
通知をBIOSから受けたとき(すなわち遷移条件Tr
1)に行われる。また、状態1から状態0への復帰は、
遷移条件Tr1が発生してから所定時間Tが経過したと
き(すなわち遷移条件Tr2)に行われる。ここでいう
所定時間Tとは、HDD21のディスク上にデータを読
み書きする間にCPU11が待たされるウェイト期間に
依って定まる。例えばこのウェイト期間が3msecで
あれば、CPU11が通常モードに復帰するまでに要す
る遅延時間(1msec)を引いた2msecが所定時
間Tに相当する。状態判定部50bは、所定時間Tを計
時するために、OSC40からクロック信号を入力して
いるとともに、タイマ機能を備えている(図示しな
い)。
【0065】また、信号発生部50cは、状態判定部5
0bによって状態1である旨が決定されたことに応じ
て、クロック制御回路60に対して制御信号を発するよ
うになっている。クロック制御回路60は、該制御信号
を受け取ることによって活動化して、CPU11への入
力クロックを遮断するようになっている。したがって、
状態判定部50bが状態1に遷移している期間中は、C
PU11は停止モードにおかれることになる。
【0066】D.CPUチップ11のパワー・マネージ
メント・オペレーション 前項までで、本発明を具現するコンピュータ・システム
のハードウェア及びソフトウェア構成を説明してきた。
本発明は、ある側面から見れば、CPU11とHDD2
1との間で非同期通信を行っている期間中にパワー・マ
ネージメント動作を実現させるためのものである。本項
では、このパワー・マネージメント動作について詳解す
ることにする。
【0067】データ・ライト時:図5には、CPU11
とHDD21との間で非同期に行われるデータ・ライト
作業の様子を示している。同図に示すように、該データ
・ライト作業は、コマンド・フェーズ、データ・バッフ
ァリング・フェーズ、データ要求フェーズ、データ転送
フェーズ、ウェイト・フェーズ、ハンド・シェイク・フ
ェーズの各フェーズに分けられる。
【0068】まず、コマンド・フェーズでは、CPU1
1(より具体的にはHDD21をハードウェア操作する
BIOS)からHDD21に対してコマンドが送られ
る。このコマンドは、ディスク上の何処のセクタから何
セクタ分のデータをライトするかを指定するものであ
る。
【0069】次いで、データ・バッファリング・フェー
ズでは、HDD21はデータ転送に先駆けて、指定され
たセクタ1つ分内のデータのバッファリングを行う。デ
ータ・バッファリングに要する時間は、HDD21の仕
様に依るが、一般には20msec程度である。BIO
Sは、コマンド送付からの経過時間を、例えばPIT
(プログラマブル・インターバル・タイマ)が発するリ
フレッシュ・タイマ信号をウォッチすることによって計
時する(前述)。
【0070】次いで、20msecがタイム・アウトす
ると、データ要求フェーズに入り、CPU11(BIO
S)はHDD21に対してデータ転送を要求する。そし
て、HDD21は、データ要求に応答して、1セクタ分
のデータ転送を開始する(データ転送フェーズ)。ここ
で、HDD21のデータ・レジスタ(I/Oポート1F
0h番地)は1ワード(=2バイト)長なので、1セク
タ(=512バイト)のデータ転送は連続256回に及
ぶI/Oポート1F0h番地へのアクセスで構成され
る。逆に言えば、データ転送を行わせているBIOS
は、I/Oポート1F0h番地へのアクセス回数を自ら
カウント・アップすることによってデータ転送フェーズ
の終了を検知することができる。
【0071】データ転送フェーズが終了すると、HDD
21は転送データを自己のディスク上に実際に書き込
む。このデータ書き込み作業は3msec程度要する
が、この間CPU11は待たされることになる(ウェイ
ト・フェーズ)。BIOSは、データ転送の終了をPM
_LSI50に通知する(遷移条件Tr1)。PM_L
SI50内の状態判定部50bは、この通知に応答して
状態1に遷移する。また、信号発生部50cは、状態1
への遷移に伴ってクロック制御回路60に制御信号を発
する。この結果、クロック制御回路60は活動化して入
力クロックを遮断し、CPU11の動作は完全に停止す
る。
【0072】また、状態判定部50bは、データ転送フ
ェーズ終了の通知を受けるとともに計時を開始して、所
定時間Tの経過を待つ。ここでいう所定時間Tとは、ウ
ェイト・フェーズが終了してHDD21からの割り込み
要求(IRQ14)が発生する予想時刻からCPU11
が通常モードへの復帰に要する時間を差し引いた値であ
る。ウェイト時間は約3msecであり、通常モードへ
の復帰には約1msec要することから、所定時間Tは
2msecが適当である。
【0073】データ転送フェーズ終了から所定時間Tが
経過すると(遷移条件Tr2)、状態判定部50bは状
態0に遷移する。これに伴って、信号発生部50cは制
御信号の出力を停止し、クロック制御回路60は非活動
化する。そして、CPU11へのクロック信号の供給が
再開され、CPU11は約1msecの遅延時間を以て
通常モードに復帰する。
【0074】HDD21は、自己のディスク上へのデー
タ書き込み作業を終了すると、その旨をCPU11に通
知すべく割り込み要求(IRQ14)を発する。IRQ
14は、ブリッジ回路20経由でCPU11に通知され
る。このときCPU11は既に通常モードに復帰してお
り、迅速に応答して、HDD21の状態レジスタ(I/
Oポート1F7h番地)にアクセスして、HDD21の
状態(すなわちライト・オペレーションの結果)を確認
する(ハンド・シェイク・フェーズ)。
【0075】以上で、1セクタ分のデータ転送(データ
・ライト)ルーチンが完了する。もし、コマンドの内容
がnセクタ分のデータ・ライトであれば、データ転送→
ハンド・シェイク(割り込みとステータス・リード)と
いうシーケンスがn回繰り返して行われることになる。
【0076】データ・リード時:図6には、CPU11
とHDD21との間で非同期に行われるデータ・リード
作業の様子を示している。同図に示すように、該データ
・リード作業は、コマンド・フェーズ、データ要求フェ
ーズ、データ転送フェーズ、ウェイト・フェーズ、ハン
ド・シェイク・フェーズの各フェーズに分けられる。
【0077】まず、コマンド・フェーズでは、CPU1
1(より具体的にはHDD21をハードウェア操作する
BIOS)からHDD21に対してコマンドが送られ
る。このコマンドは、ディスク上の何処のセクタから何
セクタ分のデータをリードするかを指定するものであ
る。
【0078】次いで、HDD21は、1セクタ分の転送
データを自己のディスク上から実際に読み出す。このデ
ータ読み出し作業は、3msec程度要するが、この間
CPU11は待たされることになる(ウェイト・フェー
ズ)。BIOSは、ディスウ上からのデータ・リードの
開始をPM_LSI50に対して通知する(遷移条件T
r1)。これに伴って、状態判定部50bは状態1に遷
移し、CPU11は停止する。
【0079】状態判定部50bは、ウェイト・フェーズ
に突入してからの経過時間を計時する。そして、所定時
間T(前述)が経過すると(遷移条件Tr2)、状態判
定部50bは状態0に遷移し、これに伴いCPU11は
約1msecの遅延時間を以て通常モードに復帰する。
【0080】次いで、ディスクからの転送データの読み
出しを終えたHDD21は、その旨を告げるべく、割り
込み要求(IRQ14)を発する。IRQ14は、ブリ
ッジ回路20経由でCPU11に通知される。このとき
CPU11は既に通常モードに復帰しており、迅速に応
答して、HDD21の状態レジスタ(I/Oポート1F
7h番地)にアクセスして、ステータス・リードを行う
(ハンド・シェイク・フェーズ)。
【0081】次いで、CPU11は、HDD21の状態
(すなわちリード・オペレーションの結果)を確認でき
ると、1セクタ分のデータ転送を開始する(データ転送
フェーズ)。ここで、HDD21のデータ・レジスタ
(I/Oポート1F0h番地)は1ワード(=2バイ
ト)長なので、1セクタ(=512バイト)分のデータ
転送は連続256回に及ぶI/Oポート1F0h番地へ
のアクセスで構成される。逆に言えば、BIOSは、I
/Oポート1F0h番地へのアクセス回数を自らカウン
ト・アップすることによってデータ転送フェーズの終了
を検知することができる。
【0082】リード・データがnセクタ(但し、n≧
2)に及ぶ場合、上述したシーケンスがn回繰り返し行
われることになる。すなわち、1セクタ分のデータ転送
フェーズが終了すると、BIOSは再びPM_LSI5
0に通知することによって、ウェイト・フェーズ期間に
おける節電動作が実現される(以下同様)。
【0083】E.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。例えばファクシミリ機器、移動無線端末や
コードレス電話機、電子手帳、ビデオ・カメラなどの各
種コートレス機器、ワードプロセッサ等のような、各種
電気・電子機器に対しても、本発明を適用することがで
きる。要するに、例示という形態で本発明を開示してき
たのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明
の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の
範囲の欄を参酌すべきである。
【0084】なお、本明細書中で記述されたI/Oポー
ト・アドレスやIRQレベルの予約内容は、IBM P
C/ATシリーズの互換機の標準に基づくものである。
【0085】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
データ処理の中核を担うプロセッサ(CPU)の動作周
波数を低下若しくは完全停止させることによって消費電
力を低減させるパワー・マネージメント機能を有するタ
イプの、優れた情報処理システムを提供することができ
る。
【0086】また、本発明によれば、パワー・マネージ
メント効果とシステムの保全性という双方の要求を満た
しつつ、CPUの動作周波数を低下若しくは完全停止さ
せることができる、優れた情報処理システムを提供する
ことができる。
【0087】また、本発明によれば、CPUの稼働状態
をより的確に把握することによって、適切なタイミング
でCPUの動作周波数を低下若しくは完全停止させるこ
とができる、優れた情報処理システムを提供することが
できる。
【0088】また、本発明によれば、周辺機器との間で
非同期通信を行っている間であっても、適切なタイミン
グでCPUの動作周波数を低下若しくは完全停止させる
ことができる、優れた情報処理システムを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施に供されるパーソナル・
コンピュータ(PC)100のハードウェア構成を示し
た図である。
【図2】図2は、本発明の実施に供されるPC100上
で実行可能なソフトウェアの階層的構成を概略的に示し
た図である。
【図3】図3は、本発明の実施に供されるパワー・マネ
ージメントLSIの内部構成を示した図である。
【図4】図4は、状態判定部50bの動作特性を表現し
た状態遷移図である。ある。
【図5】図5は、CPUとHDDとの間で行うデータ転
送(データ・ライト)の様子を示した図である。
【図6】図6は、CPUとHDDとの間で行うデータ転
送(データ・リード)の様子を示した図である。
【図7】図7は、パワー・マネージメント機能を内蔵し
たCPUチップ11の内部構成を概略的に示した図であ
る。
【図8】図8は、CPUがトランザクションを行ってい
る様子を示した図であり、より具体的には、CPUがH
DDとハンド・シェイクしながら非同期通信(データ・
ライト)を行っている様子を示した図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…プロセッサ・バス、13…L2キ
ャッシュ、14…ブリッジ回路、15…メイン・メモ
リ、16…ローカル・バス、17…ビデオ・コントロー
ラ、18…VRAM、19…液晶表示ディスプレイ(L
CD)、20…ブリッジ回路、21…ハード・ディスク
・ドライブ(HDD)、22…システム・バス、23…
I/Oコントローラ、24…シリアル・ポート、25…
パラレル・ポート、26…フロッピー・ディスク・コン
トローラ(FDC)、27…フロッピー・ディスク・ド
ライブ(FDD)、28…キーボード/マウス・コント
ローラ(KMC)、29…キーボード、30…マウス、
31…オーディオ・コントローラ、32…アンプ、33
…スピーカ、34…ROM、40…発振器(OSC)、
50…パワー・マネージメントLSI(PM_LS
I)、100…パーソナル・コンピュータ(PC)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河 野 誠 一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 中 野 正 剛 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 乾 尚 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 比較的高速な動作クロックで駆動する
    通常モード、及び動作クロックを低下又は停止させた節
    電モードの各動作モードを持つCPUと、(b) 1以上の
    周辺機器と、(c) 前記CPUと前記周辺機器との間で通
    信するためのバスと、(d) 前記CPUと前記周辺機器と
    の間で行われる所定のトランザクションの終了を検知す
    るための終了検知手段と、(e) 所定のトランザクション
    の終了から所定時間が経過するまでを計時するための計
    時手段と、(f) 前記計時手段が計時を終了するまでの間
    は前記CPUを節電モードにするための節電制御手段
    と、を含むことを特徴とする情報処理システム
  2. 【請求項2】(a) 比較的高速な動作クロックで駆動する
    通常モード、及び動作クロックを低下又は停止させた節
    電モードの各動作モードを持つCPUと、(b) ハード・
    ディスク・ドライブを含む1以上の周辺機器と、(c) 前
    記CPUと前記周辺機器との間で通信するためのバス
    と、(d) 前記CPUと前記ハード・ディスク・ドライブ
    との間で1セクタ分のデータ転送が終了したことを検知
    するための終了検知手段と、(e) 1セクタ分のデータ転
    送の終了から所定時間が経過するまでを計時するための
    計時手段と、(f) 前記計時手段が計時を終了するまでの
    間は前記CPUを節電モードにするための節電制御手段
    と、を含むことを特徴とする情報処理システム
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