JP4079539B2 - ジフルオロメチル化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2,2−ジフルオロメチル(チオ)ケトン類および2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテル類の製造方法に関する。2,2−ジフルオロメチル(チオ)ケトン類や2,2−ジフルオロエノールシリルエーテルは有機化合物中にジフルオロメチレン基を導入する反応試剤または有機化合物の製造中間体として有用である。
【0002】
【従来の技術】
近年、ジフルオロメチレン基を有する化合物は特有の生物学的活性を持つことからその合成法が注目されている。これまで、カルボニル基、チオカルボニル基またはチオセタール基にDAST(ジメチルアミノサルファトリフルオライド)や同様の作用をする酸化的フッ素化剤を反応させてジフルオロメチレン基に変換することがしばしば行われている。また、ハロジフルオロメチル基を脱ハロゲンしてジフルオロメチレン基とする方法もよく知られている。しかしながら、トリフルオロメチル基からの選択的脱モノフルオリネーションは殆ど知られていない。
【0003】
2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテル類は、2,2−ジフルオロメチル(チオ)ケトンのエノレートと合成反応において同じように使用できることが知られている。
【0004】
2,2−ジフルオロエノールシリルエーテル類については、本出願人は、特願平9−298073号においてトリフルオロメチルフェニルケトンを塩化トリメチルシランの存在下電解還元して1−フェニル−2,2−ジフルオロエノールシリルエーテルが得られることを開示した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の電解還元による方法は収率のよい優れた方法であるが、電解還元法は工業的には一般的とは言い難い方法であるので、それに代わる合成方法の出現は望ましい。
【0006】
したがって、本発明では、従来多くの反応で行われている操作を適用することで工業的プロセスを構成できる、収率のよい2,2−ジフルオロメチル(チオ)ケトンおよびその等価反応試剤若しくは製造中間体である2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテルの製造方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、トリフルオロメチル(チオ)ケトン類とハロゲン化トリアルキルシランを低原子価金属と溶媒の存在下で反応させると2,2−ジフルオロメチル(チオ)ケトン類の生成することが判明し、さらに反応条件を調整すると2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテルが生成することを見いだし本発明に至った。
【0008】
すなわち、本発明は一般式(1)
【0009】
【化6】
【0010】
(式中、R1は炭素数1〜20の分岐を有することもあるアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基、炭素数1〜20の置換基を有することもあるシクロアルキル基、炭素数1〜20の置換基を有することもあるアリール基、2級乃至3級アミノ基、一般式(5)
−(CH 2 ) n −R 3 (5)
(式中、R 3 は炭素数1〜10のシクロアルキル基、アリール基、アルコキシル基、チオアルコキシル基、3級アミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、複素芳香族基を表し、nは0または1以上の整数を表す。)で表される一価の有機基を表し、YはOを表す。)で表されるトリフルオロメチル化合物に一般式(2)
(R2)3SiX (2)
(式中、R2はそれぞれ独立にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基またはフェニル基を表し、Xは塩素、臭素またはヨウ素を表す。)で表されるハロゲン化トリアルキルシランとマグネシウムを溶媒の存在下で反応させることからなる、一般式(4)
【0011】
【化7】
【0012】
(式中、TASはトリアルキルシリル基を表し、R 1 、Yはそれぞれ一般式(1)のR 1 、Yと同じ置換基を表す。)で表される2,2−ジフルオロエノールシリル化合物の製造方法である。
【0013】
本発明にかかる一般式(1)で表されるトリフルオロメチル化合物は、トリフルオロメチルケトンまたはトリフルオロメチルチオケトン(これらを併せて、トリフルオロメチル(チオ)ケトンという)は、特に限定されず、R1で表される一価の有機基が本発明の条件下で不活性であればよい。その様な有機基としては、炭素数1〜20の分岐を有することもあるアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基、炭素数1〜20の置換基を有することもあるシクロアルキル基、炭素数1〜20の置換基を有することもあるアリール基、2級乃至3級アミノ基、一般式(5)
−(CH2)n−R3 (5)
(式中、R3は炭素数1〜10のシクロアルキル基、アリール基、アルコキシル基、チオアルコキシル基、3級アミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、複素芳香族基を表し、nは0または1以上の整数を表す。)で表される有機基などを挙げることができる。 一般式(1)で表されるトリフルオロメチル化合物を具体的に例示すると、トリフルオロメチル(フェニル)ケトン、トリフルオロメチル(フェニルメチル)ケトン、トリフルオロメチル(フェネチル)ケトン、トリフルオロメチル(n−ヘキシル)ケトン、トリフルオロメチル(c−ヘキシル)ケトン、トリフルオロメチル(エトキシカルボニルメチル)ケトン、トリフルオロメチル(2−フリル)ケトン、トリフルオロメチル(2−チエニル)ケトン、トリフルオロ酢酸エチル、トリフルオロ酢酸t−ブチル、トリフルオロ酢酸ヘキシル、トリフルオロチオ酢酸S−t−ブチル、トリフルオロチオ酢酸S−フェニル、トリフルオロメチル(メトキシエチル)ケトン、トリフルオロメチル(メトキシフェニル)ケトン、トリフルオロメチル(トリフルオロメチルフェニル)ケトン、トリフルオロメチル(クロロフェニル)ケトン、トリフルオロメチル(チオメトキシエチル)ケトン、トリフルオロメチル(ジメチルアミノエチル)ケトン、N,N−ジフェニルトリフルオロアセトアミド、N,N−ジフェニルトリフルオロアセトチオアミド、N,N−ジブチルトリフルオロアセトチオアミド、N−オクチルトリフルオロアセトチオアミド、N−フェエニルトリフルオロアセトチオアミド、トリフルオロメチル(アセチルエチル)ケトンを挙げることができるが、これらに限られないのは言うまでもない。
【0014】
本発明にかかる一般式(3)で表される2,2−ジフルオロメチルケトン類または2,2−ジフルオロメチルチオケトン類は、それぞれ一般式(1)のR1と同じ置換基R1を持つ対応する2,2−ジフルオロメチル(チオ)ケトン類である。
【0015】
また、本発明にかかる一般式(4)で表される2,2−ジフルオロエノールシリルエーテルまたは2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテルは、それぞれ一般式(1)のR1と同じ置換基R1を持つ対応する2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテルである。
【0016】
本発明に使用するハロゲン化トリアルキルシランとしては、特に限定されないが、一般式(2)
(R2)3SiX (2)
において、R2がそれぞれ独立にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基またはフェニル基を表し、Xは塩素、臭素またはヨウ素を表すものが好ましい。好ましいハロゲン化トリアルキルシランとしては、塩化トリメチルシラン、塩化トリエチルシラン、塩化フェニルジメチルシラン、塩化ジフェニルメチルシラン、臭化トリエチルシランなどを挙げることができる。これらの内、塩化トリメチルシランは入手が容易で最も好ましい。 本発明の方法において使用する溶媒は、本発明反応応条件で不活性であればよく、脂肪族炭化水素系溶媒、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等、芳香族炭化水素類、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等、ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、フェニルアセトニトリル、イソブチロニトリル、ベンゾニトリル、酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルホルムアミド、ホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、の低級エーテル類、例えば、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、1,2−エポキシエタン、1、4−ジオキサン、ジブチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、置換テトラヒドロフラン等などが使用され、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランが好ましい。これらの溶媒を組み合わせて使用することもできる。溶媒の量は、出発原料の1重量部に対して1〜100重量部程度、好ましくは1〜10重量部である。使用する溶媒はでき得る限り水分を除去した方が好ましいが、必ずしも完全に除く必要はない。工業的に入手可能な溶媒に通常混入している程度の水分は、本製造方法の実施において特に問題にならず、従って水分を除去することなくそのまま使用できる。
【0017】
本発明において使用される低原子価金属は、特に限定されないが、金属担体として、例えば、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄、カドミウム、スズ、チタン、ナトリウムなど、またはこれらの金属を主成分とする合金、例えば、亜鉛−銅合金、ラネーニッケル、銀−亜鉛合金、銅−マグネシウム合金などが挙げられる。また、酸化状態が複数存在する金属元素の低原子価イオン、例えば、三塩化チタン、二ヨウ化サマリウム、二塩化クロム、金属錯体、例えば、ナトリウムナフタレニド、ナトリウムベンゾフェノンケチル錯体、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどが挙げられる。さらにこれら金属担体または合金と金属イオン若しくは金属錯体の混合系、例えば、四塩化チタン−金属亜鉛系、二塩化チタノセン−金属亜鉛系、二ヨウ化サマリウム−金属サマリウム系、二ヨウ化サマリウム−金属マグネシウム系などが挙げられる。これらのうちで、マグネシウムを用いた系、例えば金属マグネシウム、二ヨウ化サマリウム−金属マグネシウム系などが特に好ましいものとして挙げられる。低原子価金属は、単体で用いる場合には、粉末、粒状、塊状、多孔質状、切削屑状、線状など何れの形状でもかまわない。例えば、金属マグネシウムとしては、グリニャール反応において通常使用される公知の形状のマグネシウムがそのまま使用できる。 反応温度は−78〜120℃程度であり、反応時間は反応試剤により異なるが、通常10分から20時間程度で行うのが好都合である。反応圧力は常圧付近でよく、その他の反応条件は、当業者に公知の有機マグネシウム化合物を用いる反応の条件が適用できる。
【0018】
本発明の方法においては、反応を促進する目的でグリニャール反応で一般的に行われている各種の反応促進法を適用することができる。そのような手段として、例えば、臭素またはヨウ素などのハロゲン、グリニャール試薬、臭化エチル、ヨウ化メチル、ヨウ化メチレン、ヨウ化エチル、β−ブロムエチルエーテルなどの有機ハロゲン化物、あるいはオルト珪酸エチルなどを反応系に添加する方法や攪拌または超音波を照射する方法などを挙げることができる。
【0019】
本発明の方法により一般式(1)で表されるトリフルオロメチル化合物を還元した場合、トリフルオロメチル基以外の部位は変化しない対応する一般式(3)で表されるジフルオロメチル化合物が生成するが、反応試剤および/または反応条件を調整することで、一般式(4)で表される2,2−ジフルオロエノールシリル化合物を得ることができる。
【0020】
一般式(1)で表されるトリフルオロメチル化合物としてトリフルオロメチルケトン類を使用した場合には、2,2−ジフルオロエノールシリル化合物が生成することが多いが、これは酸または塩基の存在下、0〜100℃程度の温度で加水分解することで目的とするジフルオロケトン類とすることができる。反応により得られた一般式(3)または一般式(4)で表される生成物を含む粗生成物は、目的や用途に応じた精製処理を実施するのが好ましい。該精製処理の手段としては、特に限定されず、通常の抽出操作、またはカラムクロマトグラフィ等を実施するのが好ましい。
【0021】
本発明の方法によって製造される2,2−ジフルオロエノールシリルエーテルは、例えば、
【0022】
【化8】
【0023】
(式中、TMSはトリメチルシリル基を表し、(R4、R5、R6)がそれぞれ(n−ヘキシル基、n−プロピル基、水素原子)、(n−ヘキシル基、フェニル基、水素原子)、(n−ヘキシル基、水素原子、水素原子)、(n−ヘキシル基、R5とR6が結合してペンタメチレン基)、(n−オクチル基、フェニル基、メチル基)、(n−オクチル基、フェニル基、トリフルオロメチル基)を表す。)で表される反応式でα,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシケトンを合成することができる(Tetrahedron Lett. 1983,24,507)。
【0024】
以下に実施例をもって本発明を説明するが、これらの実施態様に限定されるものではない。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥テトラヒドロフラン(THF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。トリフルオロアセトフェノン(104.4mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を10分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液を減圧乾燥後、IR、1H−および19F−NMR測定を行った。無色液体。粗収量124.5mg(91%)、反応終了直後の19F−NMR収率91%であった。
【0026】
1,1−ジフルオロ−2−フェニル−2−(トリメチルシロキシ)エテン
19F−NMR(188MHz、C6D6);δ50.4(d、J=68Hz、1F)、62.2(d、J=68Hz、1F)
1H−NMR(200MHz、C6D6);δ0.08(s、9H)、7.0−7.5(m、5H)
〔実施例2〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥テトラヒドロフラン(THF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。1−(4−メトキシフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オン(122.5mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を5分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液を減圧乾燥後、IR、1H−および19F−NMR測定を行った。無色液体。粗収量101mg(65%)、反応終了直後の19F−NMR収率82%であった。
【0027】
1,1−ジフルオロ−2−(4−メトキシフェニル)−2−(トリメチルシロキシ)エテン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ48.6(d,J=73Hz、1F)、60.2(d、J=73Hz、1F)
1H−NMR(200MHz、C6D6);δ0.08(s、9H)、3.24(s、3H)、6.6−6.8(m、2H)、7.4−7.5(m、2H)
〔実施例3〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥テトラヒドロフラン(THF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。1−[4−トリフルオロメチル)フェニル]−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オン(145.2mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を10分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液を減圧乾燥後、IR、1H−および19F−NMR測定を行った。粗収量161.2mg(92%)、反応終了直後の19F−NMR収率86%であった。
【0028】
1,1−ジフルオロ−2−[4−(4−トリフルオロメチル)フェニル]−2−(トリメチルシロキシ)エテン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ51.4(d、J=63Hz、1F)、63.4(d、J=63Hz、1F)、100.4(s、3F)
1H−NMR(200MHz、C6D6);δ−0.04(s、9H)、7.2−7.3(m、4H)
〔実施例4〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥テトラヒドロフラン(THF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。1−(4−クロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オン(125.1mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を10分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液を減圧乾燥後、IR、1H−および19F−NMR測定を行った。無色液体。粗収量154.4mg(97%)、反応終了直後の19F−NMR収率98%であった。
【0029】
2−(4−クロロフェニル)−1,1−ジフルオロ−2−(トリメチルシロキシ)エテン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ51.4(d、J=66Hz、1F)、62.9(d、J=66Hz、1F)
1H−NMR(200MHz、C6D6);δ0.02(s、9H)、7.0−7.2(m、4H)
〔実施例5〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥テトラヒドロフラン(THF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。2,2,2−トリフルオロ−1−(2−フリル)エタン−1−オン(108.1mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を10分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液を減圧乾燥後、IR、1H−および19F−NMR測定を行った。淡黄色液体。粗収量95.3mg(94%)、反応終了直後の19F−NMR収率95%であった。
【0030】
2−[2,2−ジフルオロ−1−(トリメチルシロキシ)エテニル]フラン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ51.2(d、J=65Hz、1F)、58.7(d、J=65Hz、1F)
1H−NMR(200MHz、C6D6);δ0.10(s、9H)、6.02(dd、J=3.5、2.0Hz、1H)、6.24(d、J=6.2Hz、1H)、6.99(d、J=2.0Hz、1H)
〔実施例6〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥テトラヒドロフラン(THF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。2,2,2−トリフルオロ−1−(2−チエニル)エタン−1−オン(108.1mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を10分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液を減圧乾燥後、IR、1H−および19F−NMR測定を行った。反応終了直後の19F−NMR収率93%であった。
【0031】
2−[2,2−ジフルオロ−1−(トリメチルシロキシ)エテニル]チオフェン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ51.2(d、J=66Hz、1F)、57.8(d、J=66Hz、1F)
1H−NMR(200MHz、C6D6);δ0.11(s、9H)、6.68(dd、J=5.0、3.8Hz、1H)、6.81(dd、J=5.0、3.8Hz、1H)、6.81(dd、J=5.0、1.3Hz、1H)、7.03(dd、J=3.8、1.3Hz、1H)
〔実施例7〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(DMF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。1,1,1−トリフルオロオクタン−2−オン(109.2mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリエチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を30分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液に塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。減圧乾燥後、19F−NMR測定を行った。反応終了直後の19F−NMR収率56%であった。
【0032】
1,1−ジフルオロ−2−(トリエチルシロキシ)−1−オクテン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ39.9(d、J=87Hz、1F)、57.8(d、J=87Hz、1F)
〔実施例8〕20ml二口反応器内に市販のマグネシウム(116.6mg、4.8mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。乾燥DMF(2.4ml))を系内に注いだ後、反応器を氷浴につけ、10分間冷却した。1−シクロヘキシル−2,2,2−トリフルオロエタン−1−オン(108.1mg、0.6mmol)マイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(260.4mg,2.4mmol)を加え、反応混合物を30分間0℃にて攪拌した。反応混合物を減圧下溶媒留去したのち、残査にヘキサン(2ml)を加え、析出したマグネシウム塩をセライトショートカラムに通し除去した。濾液に塩化アンモニウム水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。減圧乾燥後、19F−NMR測定を行った。反応終了直後の19F−NMR収率62%であった。
【0033】
2−シクロヘキシル−1,1−ジフルオロ−2−(トリメチルシロキシ)エテン19F−NMR(188MHz、C6D6);δ39.4(d、J=92Hz、1F)、53.4(d、J=92Hz、1F)
〔実施例9〕10ml二口反応器内に市販のマグネシウム(40mg、1.6mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。0.1Mヨウ化サマリウム(SmI2)/乾燥THF(0.2ml、0.02mmol)を系内に注いだ後、室温で10分間冷却した。N,N−ジブチル−2,2,2−トリフルオロアセトチオアミド(50mg、0.2mmol)をマイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(34mg,0.3mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加え反応を停止させ、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒留去したのち、得られた残査をシリカゲルカラムsクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル10:1)を用いて精製した。淡黄色液体。収量38mg(84%)であった。
【0034】
N,N−ジブチル−2,2−ジフルオロアセトチオアミド19F−NMR(188MHz、CDCl3);δ48.3(d、J=56.3Hz、2F)
1H−NMR(200MHz、CDCl3);δ0.96(t、J=7.1Hz、6H)、1.2−1.4(m、4H)、1.5−1.8(m、4H)、3.67(t、J=8.0Hz、2H)、3.82(t、J=7.9Hz、2H)、6.62(t、J=56.3Hz、1H)
〔実施例10〕10ml二口反応器内に市販のマグネシウム(40mg、1.6mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。0.1MSmI2/乾燥THF(0.2ml、0.02mmol)を系内に注いだ後、室温で10分間冷却した。N,N−ジフェニル−2,2,2−トリフルオロアセトチオアミド(56mg、0.2mmol)をマイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(34mg,0.3mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加え反応を停止させ、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒留去したのち、得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル10:1)を用いて精製した。淡黄色液体。収量37mg(65%)であった。
【0035】
N,N−ジフェニル−2,2−ジフルオロアセトチオアミド19F−NMR(188MHz、CDCl3);δ53.1(d、J=55.8Hz、2F)
1H−NMR(200MHz、CDCl3);δ6.20(t、J=55.8Hz、1H)、7.2−7.4(m、10H)、1.5−1.8(m、4H)、3.67(t、J=8.0Hz、2H)、3.82(t、J=7.9Hz、2H)、6.62(t、J=56.3Hz、1H)
〔実施例11〕10ml二口反応器内に市販のマグネシウム(40mg、1.6mmol)をはかり入れ、真空下ヒートガンで加熱しながらアルゴン置換した。0.1MSmI2/乾燥THF(0.2ml、0.02mmol)を系内に注いだ後、室温で10分間冷却した。N−ヘキシル−2,2,2−トリフルオロアセトチオアミド(50mg、0.2mmol)をマイクロシリンジで系内に注いだ後に塩化トリメチルシラン(34mg,0.3mmol)を加え、反応混合物を室温で6時間攪拌した。反応混合物に塩化アンモニウム水溶液を加え反応を停止させ、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒留去したのち、得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル10:1)を用いて精製した。淡黄色液体。収量19mg(41%)であった。
【0036】
N−ヘキシル−2,2−ジフルオロアセトチオアミド19F−NMR(188MHz、CDCl3);δ44.3(d、J=56.3Hz、2F)
1H−NMR(200MHz、CDCl3);δ0.87(t、J=6.7Hz、3H)、1.1−1.4(m、6H)、1.5−1.8(m、2H)、3.5−3.8(m、2H)、6.17(t、J=56.3Hz、1H)
【0037】
【発明の効果】
本発明の製造方法によると、原料入手の容易なトリフルオロメチルケトン類を原料として、有機合成反応において有用なジフルオロメチル(チオ)ケトン類および2,2−ジフルオロエノールシリル(チオ)エーテルを収率よく製造できるという効果を奏する。
Claims (2)
- 一般式(1)
−(CH 2 ) n −R 3 (5)
(式中、R 3 は炭素数1〜10のシクロアルキル基、アリール基、アルコキシル基、チオアルコキシル基、3級アミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、複素芳香族基を表し、nは0または1以上の整数を表す。)で表される一価の有機基を表し、YはOを表す。)で表されるトリフルオロメチル化合物に一般式(2)
(R2)3SiX (2)
(式中、R2はそれぞれ独立にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基またはフェニル基を表し、Xは塩素、臭素またはヨウ素を表す。)で表されるハロゲン化トリアルキルシランとマグネシウムを溶媒の存在下で反応させることからなる一般式(4)
(式中、TASはトリアルキルシリル基を表し、R1 、Yはそれぞれ一般式(1)のR1 、Yと同じ置換基を表す。)で表される2,2−ジフルオロエノールシリル化合物の製造方法 - 一般式(6)
(式中、R1は炭素数1〜20の分岐を有することもあるアルキル基、アルケニル基またはアルキニル基、炭素数1〜20の置換基を有することもあるシクロアルキル基、炭素数1〜20の置換基を有することもあるアリール基、2級乃至3級アミノ基、一般式(5)
−(CH 2 ) n −R 3 (5)
(式中、R 3 は炭素数1〜10のシクロアルキル基、アリール基、アルコキシル基、チオアルコキシル基、3級アミノ基、アシル基、アルコキシカルボニル基、複素芳香族基を表し、nは0または1以上の整数を表す。)で表される一価の有機基を表す。)で表されるトリフルオロメチルチオ化合物に一般式(2)
(R2)3SiX (2)
(式中、R2はそれぞれ独立にメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基またはフェニル基を表し、Xは塩素、臭素またはヨウ素を表す。)で表されるハロゲン化トリアルキルシランとマグネシウムを溶媒の存在下で反応させて一般式(7)
(式中、TASはトリアルキルシリル基を表し、R1は一般式(6)のR1と同じ置換基を表す。)で表される2,2−ジフルオロエノール化合物を得、次いで加水分解することからなる一般式(8)、
(式中、R1は一般式(6)のR1と同じ置換基を表す。)で表されるジフルオロメチルチオ化合物の製造方法
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