JP4078877B2 - 前面投写型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各画素を構成する反射鏡の角度により光を制御する映像表示素子や液晶パネルなどの映像表示素子により形成した映像光を、投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する前面投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像表示素子により形成した映像光を投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する前面投写型表示装置として、図17や図18に示すようなプロジェクタとスクリーンが知られている。
【0003】
図17は可搬式のプロジェクタ101とスクリーン201の配置を示した側面からの概略図である。図17においてプロジェクタ101は、液晶パネルを映像表示素子とした可搬式のプロジェクタであり、そして、スクリーン201に適切に映像表示できる位置に設置されて使用される。図17において、プロジェクタ101は、机などの台の上に設置されている。また、スクリーン201は壁などに保持される構造となっている。
【0004】
これにより、プロジェクタ101からスクリーン201に映像光が投写され、視聴者は大画面の映像を見ることができる。
【0005】
また、図18は天井に吊り下げる方式のプロジェクタ102とスクリーン202の配置を示した側面からの概略図である。図18においてプロジェクタ102は、液晶パネルを映像表示素子とした天井に吊り下げる方式のプロジェクタであり、そして、スクリーン202に適切に映像表示できる位置に設置され、天井に保持されて使用される。また、スクリーン202は壁などに保持される構造となっている。
【0006】
これにより、プロジェクタ102からスクリーン202に映像光が投写され、視聴者は大画面の映像を見ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図17に示すようなプロジェクタ101とスクリーン201との関係にある前面投写型表示装置では、プロジェクタ101が可搬式であるため、投写場所を選べる反面、投写場所を固定して使用する場合、人が行動をする空間をプロジェクタが占めてしまうため、人が行動をする空間がせまくなるといった問題が起きる。また、使用時に合わせてプロジェクタを設置したり片づけたりする場合、設置や片づけにかかる時間が無駄となるといった問題が発生する。
【0008】
一方、図18に示すようなプロジェクタ102とスクリーン202との関係にある前面投写型表示装置では、プロジェクタ102を天井に吊り下げる方式であるため、プロジェクタを使用するたびに設置し直す必要もなく、人が行動をする空間をプロジェクタが占めてしまうという問題はなくなる。しかし、天井にプロジェクタを設置するため、取り付けのために天井を補強したり加工をしたりする必要がある。また、場合によっては高い位置にプロジェクタがあるためプロジェクタに必要な信号線や電線などのケーブル類を天井などの建築物に通したりする工事が必要となる。したがって、プロジェクタの設置が大掛かりで高価なものになりやすいといった問題が起きる。
【0009】
そこで、本発明は、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できる前面投写型表示装置を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の前面投写型表示装置は、映像表示素子により形成した映像光を投写レンズにより拡大投写するプロジェクタ部と、前記プロジェクタ部により投写された映像光を表示するスクリーン部と、前記プロジェクタ部と前記スクリーン部とを接続する接続アーム部とを備え、前記プロジェクタ部が、前記接続アーム部を介し、前記スクリーン部によって保持されることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、映像光を拡大投写するプロジェクタ部と映像光を表示するスクリーン部とにより大画面の映像が実現される。このとき、接続アーム部によりプロジェクタ部がスクリーン部に保持されるため、例えばスクリーン部を壁などに固定すれば、プロジェクタ部も固定され、結果としてプロジェクタ部を設置するための構造物が他に必要なくなる。したがって、天井など建築物の一部である構造物にプロジェクタ部を保持させるよりも、プロジェクタ部の設置において非常に容易で安価な構成となる。
【0012】
また、接続アーム部を使って、プロジェクタ部をスクリーン部に保持するため、人が行動をする空間にプロジェクタ部が位置することを回避することができ、プロジェクタ部が人の行動をする空間を占めることがない。したがって、空間を無駄なく利用することができる。
【0013】
さらに、接続アーム部によりプロジェクタ部とスクリーン部とを接続することで信号線や電線などのケーブル類の配線を容易に行うことができるようになるので、前面投写型表示装置内で構成部品を様々に配置することが可能となる。したがって、例えば、プロジェクタ部に映像の投写に最低限必要な部分のみを残すことで映像を投写する機能に特化させたシンプルでコンパクトなプロジェクタ部を実現したり、回路の配置やスピーカーなどの部品の配置を機能に合わせて自由に移動することで全体をシンプルで機能的に設計したりすることができる。
【0014】
(2)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記接続アーム部が折り畳み可能であることが好ましい。
【0015】
このような構成によれば、前面投写型表示装置を使用しない場合に、接続アーム部を折り畳むことによって、プロジェクタ部をコンパクトに収納することが可能となり、人が行動をする空間以外にも全体の空間を広くすることができる。
【0016】
(3)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記接続アーム部を折り畳むことによって、前記プロジェクタ部を前記スクリーン部に収納することができることが好ましい。
【0017】
このような構成によれば、前面投写型表示装置を使用しない場合に、プロジェクタ部を収納することによって、プロジェクタ部を埃などから保護することが可能となる。また、前面投写型表示装置全体がさらにコンパクトになるので人が行動をする空間以外に全体の空間をさらに広くすることができる。
【0018】
(4)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、プロジェクタ部内部の熱を排気するための排気手段を更に備え、前記接続アーム部は、前記排気手段が排気する空気を流すためのダクトの機能を有することが好ましい。
【0019】
このような構成によれば、前面投写型表示装置が、排気手段を備えるため、効果的にプロジェクタ部内部を冷却することが可能となる。また、接続アーム部が、排気手段の排気する空気を流すためのダクトの機能を有するため、排気音や排気手段の機械音などの騒音を軽減させることができる。したがって、騒音を抑え、かつプロジェクタ部内部を効果的に冷却しながら、視聴者に大画面映像を提供することができる。
【0020】
(5)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記プロジェクタ部が、映像光となる光を発生するランプと前記ランプを駆動するためのランプ駆動回路とを備え、当該前面投写型表示装置の外部から前記ランプ駆動回路に供給される電気は、前記接続アーム部の備える電線を伝わって送電されることが好ましい。
【0021】
このような構成によれば、前面投写型表示装置の外部からランプ駆動回路に電気を供給する電線が、接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、一般に煩雑になり易い電線の接続において煩雑になることがない。また、結果としてスクリーン部を通過して電線が配線されることになるため、スクリーン部に供給される電源と共有化ができるという効果もある。
【0022】
(6)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記プロジェクタ部は、映像光となる光を発生するランプを備え、前記ランプを駆動するためのランプ駆動回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、前記ランプ駆動回路から前記ランプに供給される電気は、前記接続アーム部の備える電線を伝わって送電されることが好ましい。
【0023】
このような構成によれば、スクリーン部がランプを駆動するためのランプ駆動回路を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部からなくなり、プロジェクタ部が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部を保持する接続アーム部の負担を軽減することができる。
【0024】
さらに、ランプ駆動回路とランプとを結ぶ電線が接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、電線の接続において煩雑になることがない。また、結果としてスクリーン部を通過して電線が配線されることになるため、スクリーン部に供給される電源と共有化ができるという効果がある。
【0025】
(7)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記プロジェクタ部は、前記映像表示素子を駆動する映像表示素子駆動回路と前記映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送信する映像信号送信回路とを備え、当該前面投写型表示装置の外部から前記映像信号送信回路に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることが好ましい。
【0026】
このような構成によれば、前面投写型表示装置の外部から映像信号送信回路に映像信号を送る信号線が、接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、一般に煩雑になり易い信号線の接続において煩雑になることがない。
【0027】
(8)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記プロジェクタ部は、前記映像表示素子を駆動する映像表示素子駆動回路を備え、前記映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送信する映像信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、前記映像信号送信回路から前記映像表示素子駆動回路に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることが好ましい。
【0028】
このような構成によれば、映像表示素子駆動回路と映像表示素子とをプロジェクタ部において近づけて配置できるため、特に低電圧で駆動したり、外部からのノイズの影響を受けやすいアナログ信号で駆動したりする映像表示素子においては、非常に効果的に外部からのノイズに対する悪影響を抑えることができる。
【0029】
また、スクリーン部が、映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送る映像信号送信回路を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部からなくなり、プロジェクタ部が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部を保持する接続アーム部の負担を軽減することができる。
【0030】
さらに、映像信号送信回路から映像表示素子駆動回路に映像信号を送る信号線が、接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0031】
(9)上記(8)に記載の前面投写型表示装置においては、前記映像信号送信回路と前記映像表示素子駆動回路との間を伝わる映像信号は、ディジタル信号であることが好ましい。
【0032】
このような構成によれば、信号線が接続アーム部を伝わって配線されるため、信号線を比較的長くすることで外部からのノイズが非常に入りやすい状態となるが、信号がディジタル信号であるため、非常に効果的に外部からのノイズの悪影響を抑えることができる。
【0033】
(10)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記スクリーン部は、前記映像表示素子を駆動する映像表示素子駆動回路と前記映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送信する映像信号送信回路とを備え、前記映像表示素子駆動回路から前記映像表示素子に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることが好ましい。
【0034】
このような構成によれば、スクリーン部が映像信号送信回路と映像表示素子駆動回路を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部からなくなり、プロジェクタ部が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部を保持する接続アーム部の負担を軽減することができる。
【0035】
さらに、映像表示素子駆動回路と映像表示素子とを結ぶ信号線が接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0036】
(11)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記スクリーン部はスピーカーを備え、前記スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられていることが好ましい。
【0037】
このような構成によれば、スピーカーがスクリーン部に配置されるため、映像の投写されるスクリーン側より音声が流れることになる。したがって、視聴者は、音と映像が一致して知覚できるため、違和感なく映像と音を楽しむことができる。
【0038】
また、プロジェクタ部に音源信号送信回路を配置している場合に比べて、スピーカーの配置されるスクリーン側に音源信号送信回路があるため、信号の伝送に無駄がない構成となる。
【0039】
(12)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記プロジェクタ部はスピーカーを備え、前記スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、前記音源信号送信回路から前記スピーカーに送信される音源信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることが好ましい。
【0040】
このような構成によれば、スピーカーの付いたプロジェクタ部の配置を工夫することによって臨場感のある音を視聴者に与えることができる。例えば、プロジェクタ部をスクリーン上部に保持するように接続アーム部で固定した場合、スピーカーは高い位置に配置されるため、他のスピーカーとの組み合わせで、立体感のある音を再現することもできる。
【0041】
また、スクリーン部が音源信号送信回路を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部からなくなり、プロジェクタ部が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部を保持する接続アーム部の負担を軽減することができる。
【0042】
さらに、音源信号送信回路とスピーカーとを結ぶ信号線が、接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0043】
(13)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記接続アーム部はスピーカーを備え、前記スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、前記音源信号送信回路から前記スピーカーに送信される音源信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることが好ましい。
【0044】
このような構成によれば、スピーカーの付いた接続アーム部の配置を工夫することによって臨場感のある音を視聴者に与えることができる。例えば、プロジェクタ部をスクリーン上部で保持するように接続アーム部で固定した場合、スピーカーは高い位置に配置されるため、他のスピーカーとの組み合わせで、立体感のある音を再現することもできる。
【0045】
また、スクリーン部が音源信号送信回路を備えるため、その分の重さとスペースが接続アーム部からなくなり、プロジェクタ部が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部を保持する接続アーム部の負担を軽減することができる。
【0046】
さらに、音源信号送信回路とスピーカーとを結ぶ信号線が、接続アーム部を伝わり、まとまって配線されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0047】
(14)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、前記スクリーン部は、スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路を備え、当該前面投写型表示装置は、前記音源信号送信回路から、当該前面投写型表示装置とは別の位置に設置された前記スピーカーに音源信号を送信することができることが好ましい。
【0048】
このような構成によれば、前面投写型表示装置と別の位置に設置されたスピーカーの配置を工夫することによって臨場感のある音を視聴者に与えることができる。
【0049】
また、スクリーン部が音源信号送信回路を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部からなくなり、プロジェクタ部が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部を保持する接続アーム部の負担を軽減することができる。
【0050】
(15)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、スクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置を更に備え、前記位置指示入力情報から変換された信号は、前記接続アーム部の備える信号線によって前記プロジェクタ部もしくは前記スクリーン部に送信され、前記位置指示入力情報によって当該前面投写型表示装置を操作することが可能であることが好ましい。
【0051】
このような構成によれば、スクリーン面での位置指示入力情報によって当該前面投写型表示装置を操作することが可能であるため、例えば、スクリーン上における指示棒などで、遠隔操作により情報処理装置上でのアプリケーションを操作することなどが可能となる。その場合、位置指示入力情報を取り込む入力装置とプロジェクタ部との間での信号の送信が必要となるが、信号を送信する信号線は接続アーム部にまとまって設置されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0052】
さらに、スクリーン上における指示棒などで映像と関連付けて遠隔操作を行う場合は、事前にスクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーンの位置関係のデータを入力する必要があるが、本発明の構成によれば、接続アーム部でプロジェクタ部とスクリーン部の相対的位置関係をほぼ固定できるので、スクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーンの位置との関係は変わらないことから、使用するたびにスクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーンの位置関係のデータを入力する必要がなくなる。
【0053】
(16)上記(1)に記載の前面投写型表示装置においては、当該前面投写型表示装置が、移動可能な移動式保持手段に保持されることが好ましい。
【0054】
このような構成によれば、プロジェクタ部とスクリーン部とを接続する接続アーム部によってプロジェクタ部がスクリーン部に保持されるため、スクリーン部を移動可能な移動式保持手段に保持させれば前面投写型表示装置を移動して使うことが可能となる。また、プロジェクタ部がすでにスクリーン部によって保持されているため、前面投写型表示装置を移動してもプロジェクタ部を使用するたびに設置し直す必要もない。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて、本発明の実施例について説明する。
【0056】
(実施形態1)
本発明における実施形態1を図1から図6に基づいて述べる。
【0057】
図1は、実施形態1に係る前面投写型表示装置の斜視図である。図1に示されるように、前面投写型表示装置1000は、映像表示素子により形成した映像光を投写レンズにより拡大投写するプロジェクタ部1100と、プロジェクタ部1100により投写された映像光を表示するスクリーン部1200と、プロジェクタ部1100とスクリーン部1200とを接続する接続アーム部1300とを備えている。
【0058】
まず、プロジェクタ部1100の構成について詳しく述べる。図2は、実施形態1に係るプロジェクタ部1100の内部を示した上視図である。プロジェクタ部1100は、図2の破線部で示されるように大きく分けて2つの部分から構成され、一つは、投写レンズや表示素子やランプなどを備える光学系部分1110で、もう一つは、映像処理回路や映像信号送信回路やランプ駆動回路などを備える回路系部分1120になる。
【0059】
光学系部分1110において、映像光となる光を発生するランプ1111から射出された光は、光学系手段の一例である光導波管1112内で選択反射特性を有するミラー等により赤、緑、青の色光に分光されて導かれる。そして、映像表示素子である3枚の液晶パネル1113によって、それぞれの色光に対応して電気光学変調を受けた後、色光合成プリズム1114によって合成され、映像光として、短焦点で広角投写可能な投写レンズ1115によって前方スクリーン上に拡大投写される。
【0060】
このとき、スクリーン面に対して映像光が斜めに入射するが、投写レンズの配置とレンズの種類の組み合わせにより、映像面がスクリーン上で台形に歪んで表示されないようにしている。なお、スクリーン上で台形に歪まないようにする方法としては、これ以外に、あらかじめ表示素子の映像を歪ませて補正する方法もある。
【0061】
また、回路系部分1120において、ランプ駆動回路1121は、ランプ1111を点灯して駆動させるための電力を制御する回路で、映像信号送信回路1122は、映像表示素子を駆動するための表示素子駆動回路1116に対して映像信号を送信する回路となる。ここで、表示素子駆動回路1116は、液晶パネル1113の有する電極接続用の端子を備えたフレキシブル基板で液晶パネル1113と電気的に接続され、液晶パネル1113の構造に合わせた映像信号を送ることによって液晶パネル1113を駆動させる。
【0062】
なお、映像の色合いや画質などを処理する映像処理回路は、回路系部分1120に含まれ、映像信号送信回路1122に映像信号が送られてくる前に信号の処理を行える順に配置されている。以降、映像処理回路や説明に無い回路など、回路系部分として一括に扱えるものについては、ランプ駆動回路1121や映像信号送信回路1122に付属する回路の一部として説明を省略する。
【0063】
次に、スクリーン部1200の構成について詳しく述べる。図3は、実施形態1に係る前面投写型表示装置を側面から見た透視図である。スクリーン部1200は、プロジェクタ部1100から投写される映像光を表示するスクリーン1210と、箱型ケース1220を備える。スクリーン1210は電動巻き取り式のスクリーンで、巻き取り前は、図3(a)に示すように展開され、巻き取り後は、図3(b)のように箱部1220の内部に収納される。また、スクリーン1220を巻き取るための電源は電気コンセント1221により外部から供給される。そして、スクリーン部1200は壁に固定され保持されている。
【0064】
次に、接続アーム部1300の構成について詳しく述べる。図4は、実施形態1に係る接続アーム部1300の構造を示した概略図である。接続アーム部1300は2本の棒状部材からなり、棒の一端をスクリーン部1200の一部である箱型ケース1220に固定し、もう一端をプロジェクタ部1100に固定している。これにより、プロジェクタ部1100は、前記接続アーム1300を介しスクリーン部1200によって保持される。
【0065】
さらに、接続アーム部1300は、図4(a)に示すように回転できる支持部を複数備えるので、図4(b)に示すように折り畳みが可能である。そして、接続アーム部1300を折り畳むことにより、プロジェクタ部1100は、スクリーン部1200の箱型ケース1220内に収納され、前面投写型表示装置を使用しない場合は、埃などから保護される。さらに、接続アーム部1300は、不図示の電動モータにより折り畳みが可能で、その電源は、電気コンセント1221から供給される電気であり、スクリーン部1200との電源の共有化がされている。
【0066】
なお、本発明の接続アーム部1300は、基本的にプロジェクタ部1100をスクリーン部1200に保持させるものを示すものであって、形状が棒状に限らず板状や箱状のものでもよく、また、数量や折り畳み方法も本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。
【0067】
次に、接続アーム部1300の内部の構造について詳しく説明する。図5は、前面投写型表示装置を上方から見た透視図である。接続アーム部1300は、内部が中空で、一方のアームには、ランプ駆動回路1121に電気を供給する電線1310と、映像表示素子駆動回路1116、映像信号送信回路1122に映像信号を送る信号線1320とが収納され、まとまって配線されている。なお、電線1310を伝わる電気は、電気コンセント1221を介して前面投写型表示装置の外部から供給される電気であり、スクリーン部1200との電源の共有化がされている。そして、信号線1320を伝わる映像信号は、前面投写型表示装置の外部にあるビデオデッキなどの外部映像機器から、スクリーン部1200にある信号線等を介して入力されている。したがって、前面投写型表示装置1000の外部からランプ駆動回路1121に供給される電気は、接続アーム部の備える電線1310を伝わって送電され、前面投写型表示装置1000の外部から映像信号送信回路1122に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線1310を伝わって送信される。
【0068】
また、もう一方のアームは、プロジェクタ部1100内部の熱を排気するための排気手段である冷却ファン1330を備え、冷却ファン1330が排気する空気を流すためのダクトの機能を有している。そして、このアームの内側には振動を吸収する消音材が貼られている。なお、冷却ファン1330は、プロジェクタ部1100内部の熱を排気するものであれば、配置や種類や数量等はこれに限らない。
【0069】
以上により、実施形態1に係る前面投写型表示装置1000においては、前面投写型表示装置を側面から見た概略図である図6に示すように、映像光を拡大投写するプロジェクタ部1100と映像光を表示するスクリーン部1200とにより大画面の映像が実現できる。このとき、プロジェクタ部1100とスクリーン部1200とを接続する接続アーム部1300により、プロジェクタ部1100がスクリーン部1200に保持されるため、結果としてプロジェクタ部1100を設置するための構造物が他に必要がなくなる。したがって、天井など建築物の一部である構造物にプロジェクタ部1100を保持させるよりもプロジェクタ部1100の設置が非常に容易で安価な構成となる。
【0070】
また、接続アーム部1300を使って、プロジェクタ部1100をスクリーン部1200に保持するため、人が行動をする空間にプロジェクタ部1100が位置することを回避することができ、プロジェクタ部1100が視聴者の行動をする空間を占めることがない。したがって、空間を無駄なく利用することができる。
【0071】
さらに、プロジェクタ部1100とスクリーン部1200とが接続アーム部1300により接続されているため、プロジェクタ部1100とスクリーン部1200との信号の送受信等が容易な構造となる。
【0072】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できるとともに信号線や電線などのケーブル類の接続において煩雑さがない前面投写型表示装置が実現できる。
【0073】
(実施形態2)
本発明における実施形態2を図7と図8に基づいて述べる。ただし、以下に説明する本実施の形態において、前に説明した実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付し、共通する動作や作用の説明については省略する。また、同一名称を付している場合には、符号が相違しても機能はほとんど同一であるため基本的な説明は省略する。
【0074】
図7は、実施形態2に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図である。本実施の形態である前面投写型表示装置2000は、映像処理回路や映像信号送信回路やランプ駆動回路などを備える回路系部分が、プロジェクタ部1100ではなく、スクリーン部1200に取り付けられている点が先に説明した前面投写型表示装置1000と異なる。
【0075】
図7において、ランプ駆動回路2221や映像信号送信回路2222などを備える回路系部分は、スクリーン部1200の一部である箱型ケース1220内部に備え付けられている。そして、ランプ1111とランプ駆動回路2221とを結ぶ電線2310と、映像表示素子駆動回路1116と映像信号送信回路2222とを結ぶ信号線2320は、接続アーム部1300内に収納され、まとまって配線される。したがって、ランプ駆動回路2221からランプ1111に供給される電気は、接続アーム部1300の備える電線を伝わって送電され、映像信号送信回路2222から映像表示素子駆動回路1116に送信される映像信号は、接続アーム部1300の備える信号線2320を伝わって送信される。
【0076】
次に、実施形態2に係る前面投写型表示装置の信号の流れについて詳しく述べる。図8は、実施形態2に係る前面投写型表示装置の信号の流れを示した模式図である。前面投写型表示装置2000は、映像表示素子駆動回路1116と映像信号送信回路2222との間に、映像信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータ2223と映像信号をディジタル信号からアナログ信号に変換するD/Aコンバータ2124とを備えている。そして、A/Dコンバータ2223は、映像信号送信回路2222のなかに含まれ、D/Aコンバータ2124は、映像表示素子駆動回路1116のなかに含まれる。
【0077】
これにより、映像信号送信回路2222から送られるアナログの映像信号は、A/Dコンバータ2223によりディジタル信号に変換され、信号線2320により送られる。そして、信号線2320で送られた信号は、D/Aコンバータ2124によりアナログ信号に変換され、映像表示素子駆動回路1116を介して液晶パネル1113に送られる。
【0078】
よって、接続アーム部1300の長さだけ信号線2320が長くなることで外部からのノイズの悪影響を受けやすい構成となるが、接続アーム部1300を伝わって送られる信号をディジタル信号とすることで、外部からのノイズの悪影響を抑えている。
【0079】
以上により、実施形態2に係る前面投写型表示装置2000においては、スクリーン部1200が、映像信号送信回路2222やランプ駆動回路2221などを備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部1100からなくなり、プロジェクタ部1100が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部1100を保持する接続アーム部1300の負担を軽減することができる。
【0080】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できるとともに、信号線や電線の接続における煩雑さを解消し、外部からのノイズによる映像の悪化を抑えた前面投写型表示装置が実現できる。
【0081】
なお、本実施形態では、外部映像機器からの信号がアナログ信号で、液晶パネル1113がアナログ駆動する場合における信号の流れの構成についての一例を述べたが、基本的に接続アーム部1300を伝わる信号がディジタル信号であれば、このような構成に限定するものではなく適宜変更が可能である。
【0082】
(実施形態3)
本発明における実施形態3を図9に基づいて述べる。ただし、以下に説明する本実施の形態において、前に説明した実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付し、共通する動作や作用の説明については省略する。また、同一名称を付している場合には、符号が相違しても機能はほとんど同一であるため基本的な説明は省略する。
【0083】
図9は、実施形態3に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図である。本実施の形態である前面投写型表示装置3000は、映像表示素子駆動回路がプロジェクタ部1100ではなく、スクリーン部1200に取り付けられている点が先に説明した前面投写型表示装置2000と大きく異なる。
【0084】
図9において、映像表示素子駆動回路3116は、スクリーン部1200の一部である箱型ケース1220内部に備え付けられている。そして、映像表示素子駆動回路3116と映像表示素子である液晶パネル1113とを結ぶ信号線3320は、接続アーム部1300内に収納され、まとまって配線される。したがって、映像表示素子駆動回路3116から映像表示素子である液晶パネル1113に送信される映像信号は、接続アーム部1300の備える信号線3320を伝わって送信される。
【0085】
以上により、実施形態3に係る前面投写型表示装置3000においては、スクリーン部1200が映像信号送信回路2222と映像表示素子駆動回路3116を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部1100からなくなり、プロジェクタ部1100が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部1100を保持する接続アーム部1300の負担を軽減することができる。さらに、映像表示素子駆動回路3116と映像表示素子(液晶パネル1113)とを結ぶ信号線3320が接続アーム部1300を伝わり、まとまって配線されるため、信号線3320の接続において煩雑になることがない。
【0086】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できるとともに、信号線の接続における煩雑さを解消した前面投写型表示装置が実現できる。
【0087】
(実施形態4)
本発明における実施形態4を図10と図11に基づいて述べる。ただし、以下に説明する本実施の形態において、前に説明した実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付し、共通する動作や作用の説明については省略する。また、同一名称を付している場合には、符号が相違しても機能はほとんど同一であるため基本的な説明は省略する。
【0088】
図10は、実施形態4に係る前面投写型表示装置を側面から見た概略図である。本実施の形態である前面投写型表示装置4000は、前面投写型表示装置の各部にスピーカーが配置されている点が、先に説明した前面投写型表示装置2000と異なる。
【0089】
図10において、スクリーン部1200の一部であるスクリーン1210は、スピーカー4211を備え、同じくスクリーン部1200の一部である箱型ケース1220は、スピーカー4221を備えている。また、プロジェクタ部1100は、スピーカー4101を備え、接続アーム部1300は、スピーカー4301を備えている。さらに、前面投写型表示装置4000と別の位置には、スピーカー4401が設置されている。
【0090】
次に、各スピーカーに音源信号を送る構成について詳しく説明する。図11は、実施形態4に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図である。なお、図中において映像に関する回路および信号線については省略する。スピーカー4101,4211,4221,4301,4401に音源信号を送る音源信号送信回路4225は、スクリーン部1200の一部である箱型ケース1220に備え付けられ、音源信号送信回路4225に送られる音源信号は、映像信号と同じようにビデオデッキなどの外部映像機器から、スクリーン部1200にある信号線等を介して入力されている。
【0091】
そして、スピーカー4101,4301に音源信号をおくる信号線4320と4321は、接続アーム部1300を伝わり、まとまって配線されるので、音源信号送信回路4225からスピーカー4101,4301に送信される音源信号は、前記接続アーム部の備える信号線4320を伝わって送信される。
【0092】
また、スピーカー4401へ送信される音源信号は、無線信号発信回路4226を介して、無線により音源信号送信回路4225から送られるので、前面投写型表示装置4000は、音源信号送信回路4225から、前面投写型表示装置4000とは別の位置に設置されたスピーカー4401に音源信号を送信することができる。
【0093】
以上により、実施形態4に係る前面投写型表示装置4000においては、スクリーン1200部が、音源信号送信回路4225を備えるため、その分の重さとスペースがプロジェクタ部1100からなくなり、プロジェクタ部1100が非常にコンパクトになるとともに、プロジェクタ部1100を保持する接続アーム部1300の負担を軽減することができる。
【0094】
また、スピーカー4211、4221がスクリーン部1200に配置されるため、映像の投写されるスクリーン側より音声が流れることになる。したがって、視聴者は、音と映像が一致して知覚できるため、違和感なく映像と音を楽しむことができる。さらに、スピーカーを視聴者の前方と上方と空間内に立体的に配置することから、臨場感のある音を視聴者に与えることができる。
【0095】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、また臨場感のある音を提供しながら大画面の映像を投写できるとともに、信号線の接続における煩雑さを解消した前面投写型表示装置が実現できる。
【0096】
なお、スピーカーの配置は、上述で説明した構成に限らず、位置や個数の組み合わせなど適宜変更が可能である。
【0097】
(実施形態5)
本発明における実施形態5を図12と図13に基づいて述べる。ただし、以下に説明する本実施の形態において、前に説明した実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付し、共通する動作や作用の説明については省略する。また、同一名称を付している場合には、符号が相違しても機能はほとんど同一であるため基本的な説明は省略する。
【0098】
図12は、実施形態5に係る前面投写型表示装置の斜視図である。本実施の形態である前面投写型表示装置5000は、スクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置をスクリーン部1200が備える点が、先に説明した前面投写型表示装置2000と異なる。
【0099】
図13において、指示棒5500は先端から超音波を発生する指示棒で、スクリーン部1200の端部には、指示棒5500から発生する超音波を取り込む2つのマイクロフォン5230、5230が備え付けてある。つまり、指示棒5500から発信する超音波が位置指示入力情報となり、マイクロフォン5230がスクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置となる。
【0100】
このような構成で、例えば、指示棒5500にしたがってスクリーン1210上に線や文字を表示する場合を考える。図13に、位置指示入力情報を取り込んで映像情報に反映させる装置構成の模式図を示す。スクリーン部1200に備え付けられた発信回路5241からの信号に応じて指示棒5500から発信された超音波は、2つのマイクロフォン5230、5230で受信される。そして、受信した信号は、スクリーン部1200に備え付けられた受信回路5242を介して、演算回路5243に送られ、スクリーン1210上の指示棒位置の位置情報に変換される。ここで、位置情報は、超音波発信回路からの信号の情報と2つのマイクロフォン5230、5230が受けた超音波の信号差の情報から算出される。
【0101】
そして、変換された信号は、同じくスクリーン部1200に備え付けられた制御回路5244によって映像を制御する映像信号情報の一部としてさらに変換される。例えば、指示棒5500にしたがってスクリーン1210上の映像画面に線や文字を表示するように設定されていた場合、位置情報を使って、指定の位置に線や文字の映像を反映させる信号への変換が制御回路5244で行われることになる。
【0102】
そして、さらに変換された信号は、映像信号送信回路2222からプロジェクタ部1100にある映像表示素子駆動回路1116に送られ、映像表示素子である液晶パネル1113に伝わる。そして、最終的に位置指示入力情報は映像に反映され、映像としてスクリーン1210上に指示棒5500で線や文字を書いているように表示される。このとき、映像信号送信回路2222から映像表示素子駆動回路1116に伝わる信号、つまり、位置指示入力情報から変換された信号は、接続アーム部1300の備える信号線5320によって送信される。
【0103】
以上により、実施形態5に係る前面投写型表示装置5000においては、スクリーン1210上における指示棒5500などで、遠隔操作により情報処理装置上でのアプリケーションを操作することなどが可能となる。その場合、位置指示入力情報を処理して映像として投写するために、位置指示入力情報を取り込む入力装置とプロジェクタ部1100との間で信号の送信が必要となるが、信号を送信する信号線5320は接続アーム部1300にまとまって配線されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0104】
さらに、スクリーン1210上における指示棒5500などで映像と関連付けて遠隔操作を行う場合は、事前にスクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーン1210の相対位置関係のデータを入力する必要があるが、本発明の構成によれば、接続アーム部1300でプロジェクタ部1100とスクリーン部1200の相対位置関係をほぼ固定することができ、スクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーン1210の相対位置関係は変わらないことから、使用するたびにスクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーン1210の相対位置関係のデータを入力する必要がなくなる。
【0105】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できるとともに、信号線の接続における煩雑さを解消し、スクリーン1210上における指示棒5500などで、遠隔操作により情報処理装置上でのアプリケーションを操作することなどが容易に行える前面投写型表示装置が実現できる。
【0106】
なお、本実施形態では、位置指示入力情報及びスクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置として超音波とマイクロフォンを用いる構成について説明したが、この構成に限定するものではなく、位置指示入力情報にレーザー光を用いたものや入力位置を検出可能な感圧式のスクリーンにしたものでも良い。
【0107】
また、位置指示入力情報から変換された信号が、接続アーム部1300の備える信号線5320によって送信されるものであれば、情報の伝達の経路および回路構成は図13に示すような構成に限らない。
【0108】
さらに、本実施形態では、指示棒5500にしたがってスクリーン1210上に線や文字を表示するといったように前面投写型表示装置にあるアプリケーションを操作する場合について述べたが、それ以外にも、前面投写型表示装置に取り付けられたパソコンのような外部接続機器を、スクリーン1210上の映像と関連付けて操作する場合についても、スクリーン1210上での位置指示入力情報で前面投写型表示装置を介して間接的に外部接続機器にあるアプリケーションを操作しているので、同様にスクリーン1210上での位置指示入力情報で前面投写型表示装置を操作していることを意味するものとする。
【0109】
(実施形態6)
本発明における実施形態6を図14と図15に基づいて述べる。ただし、以下に説明する本実施の形態において、前に説明した実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付し、共通する動作や作用の説明については省略する。また、同一名称を付している場合には、符号が相違しても機能はほとんど同一であるため基本的な説明は省略する。
【0110】
図14は、実施形態6に係る前面投写型表示装置の斜視図である。本実施の形態である前面投写型表示装置6000は、スクリーン面での位置指示入力情報が光であり、スクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置をプロジェクタ部1100が備える点が、先に説明した前面投写型表示装置5000と大きく異なる。
【0111】
図14において、指示棒6500は、先端から輝点を発光する指示棒で、プロジェクタ部1100には、指示棒6500から発光する輝点を取り込むCCDカメラ6130が備え付けてある。つまり、指示棒6500から発光する輝点が位置指示入力情報となり、CCDカメラ6130がスクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置となる。
【0112】
このような構成で、例えば、指示棒6500にしたがってスクリーン上1210に線や文字を表示する場合を考える。図15に、位置指示入力情報を取り込んで映像情報に反映させる装置構成の模式図を示す。
【0113】
図15において、指示棒6500から発光する輝点は、プロジェクタ部1100が備えるCCDカメラ6130に受信され、その信号は、同じくプロジェクタ部1100に備え付けられた受信回路6142を介して、スクリーン部1200の備える演算回路6243に送られスクリーン1210上の指示棒位置の位置情報に変換される。ここで、位置情報は、CCDカメラ6130が取り込んだスクリーン面での輝点の位置を示す画像から算出されている。また、受信回路6142から演算回路6243に伝わる信号、つまり、位置指示入力情報から変換された信号は、接続アーム部1300の備える信号線6320によって送信されている。
【0114】
そして、変換された信号は、同じくスクリーン部1200に備え付けられた制御回路6244によって映像を制御する映像信号情報の一部としてさらに変換される。例えば、指示棒6500にしたがってスクリーン1210上の映像画面に線や文字を表示するように設定されていた場合、位置情報を使って、指定の位置に線や文字の映像を反映させる信号への変換が制御回路6244で行われることになる。
【0115】
そして、さらに変換された信号は、映像信号送信回路2222からプロジェクタ部1100にある映像表示素子駆動回路1116に送られ、映像表示素子(液晶パネル1113)に伝わる。そして、最終的に位置指示入力情報は映像に反映され、映像としてスクリーン1210上に指示棒6500で線や文字を書いているように表示される。このとき、映像信号送信回路2222から映像表示素子駆動回路1116に伝わる信号、つまり、位置指示入力情報から変換された信号は、接続アーム部1300が備える信号線6321によって送信される。
【0116】
以上により、実施形態6に係る前面投写型表示装置6000においては、スクリーン1210上における指示棒6500などで、遠隔操作により情報処理装置上でのアプリケーションを操作することなどが可能となる。その場合、位置指示入力情報を処理して映像として投写するために、位置指示入力情報を取り込む入力装置とプロジェクタ部1100との間で信号の送信が必要となるが、信号を送信する信号線6320、6321は接続アーム部1300にまとまって配線されるため、信号線の接続において煩雑になることがない。
【0117】
さらに、スクリーン1210上における指示棒6500などで映像と関連付けて遠隔操作を行う場合は、事前にスクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーン1210の相対位置関係のデータを入力する必要があるが、本発明の構成によれば、接続アーム部1300によってプロジェクタ部1100とスクリーン部1200の相対的位置関係をほぼ固定することができるので、スクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーン1210の相対位置関係は変わらないことから、使用するたびにスクリーン面に投写される映像の表示画面とスクリーンの相対位置関係のデータを入力する必要がなくなる。
【0118】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できるとともに、信号線の接続における煩雑さを解消し、スクリーン1210上における指示棒6500などで、遠隔操作により情報処理装置上でのアプリケーションを操作することなどが容易に行える前面投写型表示装置が実現できる。
【0119】
なお、本実施形態では、位置指示入力情報とスクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置に輝点とCCDカメラ6130を用いる構成について説明したが、この構成に限らず、輝点を赤外光にして、CCDカメラ6130を赤外線用CCDカメラにするなど変更も可能である。
【0120】
また、位置指示入力情報から変換された信号が、接続アーム部1300が備える信号線6320、6321によって送信されるものであれば、情報の伝達の経路および回路構成は図15に示すような構成に限らない。
【0121】
さらに、本実施形態では、指示棒6500にしたがってスクリーン1210上に線や文字を表示するといったように前面投写型表示装置にあるアプリケーションを操作する場合について述べたが、それ以外にも、前面投写型表示装置に取り付けられたパソコンのような外部接続機器を、スクリーン1210上の映像と関連付けて操作する場合についても、スクリーン1210上での位置指示入力情報で前面投写型表示装置を介して間接的に外部接続機器にあるアプリケーションを操作しているので、同様にスクリーン1210上での位置指示入力情報で前面投写型表示装置を操作していることを意味するものとする。
【0122】
(実施形態7)
本発明における実施形態7を図16に基づいて述べる。ただし、以下に説明する本実施の形態において、前に説明した実施の形態と同一の構成には、同一の符号を付し、共通する動作や作用の説明については省略する。また、同一名称を付している場合には、符号が相違しても機能はほとんど同一であるため基本的な説明は省略する。
【0123】
図16は実施形態7に係る前面投写型表示装置7000を側面から見た外略図である。本実施の形態では、前面投写型表示装置が壁のような固定したものに保持されるのではなく、移動可能な移動式保持手段に保持される点が、先に説明した前面投写型表示装置と異なる。
【0124】
図16(a)において、前面投写型表示装置7000は、移動可能な移動式保持手段7600に保持される。移動可能な移動式保持手段7600は、金属パイプなどをつなぎ合せた構造体で、床等に固定されていないため移動が可能である。
【0125】
また、移動可能な移動式保持手段7600は、図16(b)に示すように簡単に移動が可能となる車輪7610がついたものであって良い。
【0126】
なお、本実施形態においては、スクリーン部1210と移動式保持手段7600が一体であったとしても、前面投写型表示装置7000を移動可能な移動式保持手段7600に取り付けたことを意味している。また、移動可能なものに保持される構造であれば、例えば、ホワイトボードや自動車や掲示板などに本発明の前面投写型表示装置を取り付けた場合も、前面投写型表示装置を移動可能な移動式保持手段7600に取り付けたことを意味している。
【0127】
以上により、実施形態7に係る前面投写型表示装置7000においては、プロジェクタ部1100とスクリーン部1200とを接続する接続アーム部1300により、プロジェクタ部1100がスクリーン部1200に保持されるため、スクリーン部1200を移動可能な移動式保持手段7600に保持させ、固定することよって前面投写型表示装置7000を移動して使うことが可能となる。また、プロジェクタ部1100がすでにスクリーン部1200に保持されているため、前面投写型表示装置7000を移動してもプロジェクタ部1100を使用するたびに設置し直す必要がない。
【0128】
したがって、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できるとともに、場所を移動して使用できる前面投写型表示装置が実現できる。
【0129】
なお、いままで説明した各実施の形態では、表示素子として液晶パネル1113を用いた構成について説明したが、各画素を構成する反射鏡の角度により光を制御する映像表示素子を用いたものや、ランプ等を用いないで表示素子自体が発光するものなど、これらに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。
【0130】
また、いままで説明した実施の形態のいくつかでは前面投写型表示装置の外部にある外部機器から信号が送られてくる構成について説明したが、外部映像機器が前面投写型表示装置の内部にあっても、見かけ上、一体になっているだけで機能としては分離して扱えるので前面投写型表示装置の外部から信号が送られてくることと同じ扱いとする。
【0131】
【発明の効果】
本発明の前面投写型表示装置は、発明の実施の形態で説明したように映像表示素子により形成した映像光を投写レンズにより拡大投写するプロジェクタ部と、プロジェクタ部により投写された映像光を表示するスクリーン部と、プロジェクタ部とスクリーン部とを接続する接続アーム部とを備え、プロジェクタ部が、接続アーム部を介し、スクリーン部によって保持される。これにより、比較的安価で容易に設置できる前面投写型表示装置であって、人が行動をする空間を占めることがなく、大画面の映像を投写できる前面投写型表示装置を実現することができる。
【0132】
さらに、接続アーム部によりプロジェクタ部とスクリーン部とを接続することで信号線や電線などのケーブル類の配線を容易に行うことができるようになるので、前面投写型表示装置内で構成部品を様々に配置することが可能となる。したがって、例えば、プロジェクタ部に映像の投写に最低限必要な部分のみを残すことで映像を投写する機能に特化させたシンプルでコンパクトなプロジェクタ部を実現したり、回路の配置やスピーカーなどの部品の配置を機能に合わせて自由に移動することで全体をシンプルで機能的に設計したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る前面投写型表示装置の斜視図。
【図2】本発明の実施形態1に係るプロジェクタ部の内部を示した上視図。
【図3】本発明の実施形態1に係る前面投写型表示装置を側面から見た透視図。
【図4】本発明の実施形態1に係る接続アーム部の構造を示した概略図。
【図5】本発明の実施形態1に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図。
【図6】本発明の実施形態1に係る前面投写型表示装置を側面から見た概略図。
【図7】本発明の実施形態2に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図。
【図8】本発明の実施形態2に係る前面投写型表示装置の信号の流れを示した模式図。
【図9】本発明の実施形態3に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図。
【図10】本発明の実施形態4に係る前面投写型表示装置を側面から見た概略図。
【図11】本発明の実施形態4に係る前面投写型表示装置を上方から見た透視図。
【図12】本発明の実施形態5に係る前面投写型表示装置の斜視図。
【図13】本発明の実施形態5に係る位置指示入力情報を取り込んで映像情報に反映させる装置構成の模式図。
【図14】本発明の実施形態6に係る前面投写型表示装置の斜視図。
【図15】本発明の実施形態6に係る位置指示入力情報を取り込んで映像情報に反映させる装置構成の模式図。
【図16】本発明の実施形態7に係る前面投写型表示装置を側面から見た概略図。
【図17】従来の可搬式のプロジェクタとスクリーンの配置を示した側面からの概略図。
【図18】従来の天井に吊り下げる方式のプロジェクタとスクリーンの配置を示した側面からの概略図。
【符号の説明】
101,102…プロジェクタ
201,202…スクリーン
1000,2000,3000,4000,5000,6000,7000…前面投写型表示装置
1100…プロジェクタ部
1110…光学系部分
1111…ランプ
1112…光導波管
1113…液晶パネル
1114…光合成プリズム
1115…投写レンズ
1116,2116,3116…表示素子駆動回路
1120…回路系部分
1121,2221…ランプ駆動回路
1122,2222…映像信号送信回路
1200…スクリーン部
1210…スクリーン
1220…箱型ケース
1221…電気コンセント
1300…接続アーム部
1310,2310…電線
1320,2320,3320…信号線
1330…冷却ファン
2223…A/Dコンバータ
2124…D/Aコンバータ
4101,4211,4221,4301,4401…スピーカー
4225…音源信号送信回路
4226…無線信号発信機
4320,4321…信号線
5230…マイクロフォン
5241・・・発信回路
5242,6142…受信回路
5243,6243…演算回路
5244,6244…制御回路
5320,6320,6321…信号線
5500,6500…指示棒
6130…CCDカメラ
7600…移動式保持手段
7610…車輪

Claims (15)

  1. 像光を写するプロジェクタ部と、
    前記プロジェクタ部により投写された前記映像光を表示する巻き取り式のスクリーンと、前記スクリーン及び前記プロジェクタ部が収納されるケースと、を備えるスクリーン部と、
    回転可能な支持部を備え、前記プロジェクタ部と前記スクリーン部とを接続する接続アーム部とを備え、
    前記プロジェクタ部は、前記接続アーム部を介し、前記スクリーン部によって保持され
    前記スクリーンを巻き取ることにより、前記スクリーンは前記ケースに収納され、
    前記支持部を回転させることにより、前記プロジェクタ部は前記ケースに収納されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記接続アーム部は折り畳み可能であることを特徴とする前面投写型表示装置。
  3. 請求項2に記載の前面投写型表示装置において、前記接続アーム部を折り畳むことによって、前記プロジェクタ部を前記スクリーン部に収納することができることを特徴とする前面投写型表示装置。
  4. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、プロジェクタ部内部の熱を排気するための排気手段を更に備え、前記接続アーム部は、前記排気手段が排気する空気を流すためのダクトの機能を有することを特徴とする前面投写型表示装置。
  5. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記プロジェクタ部は、映像光となる光を発生するランプと前記ランプを駆動するためのランプ駆動回路とを備え、
    当該前面投写型表示装置の外部から前記ランプ駆動回路に供給される電気は、前記接続アーム部の備える電線を伝わって送電されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  6. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記プロジェクタ部は、映像光となる光を発生するランプを備え、前記ランプを駆動するためのランプ駆動回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、
    前記ランプ駆動回路から前記ランプに供給される電気は、前記接続アーム部の備える電線を伝わって送電されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  7. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記プロジェクタ部は、前記映像表示素子を駆動する映像表示素子駆動回路と前記映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送信する映像信号送信回路とを備え、
    当該前面投写型表示装置の外部から前記映像信号送信回路に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  8. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記プロジェクタ部は、前記映像表示素子を駆動する映像表示素子駆動回路を備え、前記映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送信する映像信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、
    前記映像信号送信回路から前記映像表示素子駆動回路に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  9. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記スクリーン部は、前記映像表示素子を駆動する映像表示素子駆動回路と前記映像表示素子駆動回路に対して映像信号を送信する映像信号送信回路とを備え、
    前記映像表示素子駆動回路から前記映像表示素子に送信される映像信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  10. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記スクリーン部はスピーカーを備え、前記スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられていることを特徴とする前面投写型表示装置。
  11. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記プロジェクタ部はスピーカーを備え、前記スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、
    前記音源信号送信回路から前記スピーカーに送信される音源信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  12. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記接続アーム部はスピーカーを備え、前記スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路は、前記スクリーン部に備え付けられ、
    前記音源信号送信回路から前記スピーカーに送信される音源信号は、前記接続アーム部の備える信号線を伝わって送信されることを特徴とする前面投写型表示装置。
  13. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、前記スクリーン部は、スピーカーに音源信号を送信する音源信号送信回路を備え、当該前面投写型表示装置は、前記音源信号送信回路から、当該前面投写型表示装置とは別の位置に設置された前記スピーカーに音源信号を送信することができることを特徴とする前面投写型表示装置。
  14. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、スクリーン面での位置指示入力情報を取り込む入力装置を更に備え、
    前記位置指示入力情報から変換された信号は、前記接続アーム部の備える信号線によって前記プロジェクタ部もしくは前記スクリーン部に送信され、前記位置指示入力情報によって当該前面投写型表示装置を操作することが可能であることを特徴とする前面投写型表示装置。
  15. 請求項1に記載の前面投写型表示装置において、当該前面投写型表示装置は、移動可能な移動式保持手段に保持されることを特徴とする前面投写型表示装置。
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