JP2010164685A - 投写型表示装置および投写型表示設備 - Google Patents

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秀二 松尾
Takeshi Ishikawa
武 石川
Hirobumi Kasuga
博文 春日
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博 翠川
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正彦 布川
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Abstract

【課題】ホールや会議室、あるいは店舗などで、天井付近から投写する投写型表示装置を設けると、装置に塵埃を蓄積させてしまい、清掃などのメンテナンスに相当の困難さと手間とを要する。
【解決手段】本発明の投写型表示装置は、形成された画像を、装置の筐体の底面から下方向に投写する投写光学手段を備える。従って、プロジェクタを天井より上の空間(天井裏)に設置でき、装置への塵埃の蓄積、空調流への悪影響を避けることができる。また、視聴の邪魔になることもない。また、本発明の投写型表示設備では、天井に、投写光が通過する開口を形成し、この開口を通りスクリーンに至る光軸に、投写型表示装置の投写光の光軸を一致させる機構を備える。こうしても、投写型表示装置の設置の自由度を高め、上記課題を解決することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体内に光源を有し、映像を投影して表示する投写型表示装置および投写型表示装置から、天井より下に設置されたスクリーンに向けて画像形成用の投写光を投写する投写型表示設備に関する。
近年、種々の施設で、液晶プロジェクタやDLPなどの投写型表示装置を、予め備え付け、講演や会議などにおける資料提示に用いることが行なわれている。講演が行なわれるホールや会議が行なわれる会議室などに映写室が付設されている場合には、投写型表示装置は映写室に設置され、映写室の映写窓から、室内に設置されたスクリーンに、映像を投写する。映写室が付設されていない場合には、投写型表示装置の通常の投写距離、室内の聴衆の存在などを勘案して、会場天井に投写型表示装置を吊り下げて設置し、ここから会場内のスクリーンに映像を投写することが行なわれている(下記特許文献1、2参照)。更に、投写型表示装置が常時使用される機器でないことに鑑み、不使用時には投写型表示装置の筐体ごと、天井裏(天井より上の空間)に収容し、映像投写を行なうときに、投写型表示装置を天井から下方に降下させ、投写することも行なわれている。
特開2002−344846号公報 特開2002−72352号公報
しかしながら、映写室を設けるのでなければ、天井付近に投写型表示装置が露出することになり、投写型表示装置に塵埃を蓄積させてしまい、清掃などのメンテナンスに相当の困難さと手間とを要するという問題があった。また、設置場所によっては、天井付近の空調風を乱することになり、あるいは投写型表示装置の設置位置よりも後部に着席している聴衆の視聴の邪魔になることがあるという課題も考えられた。
本発明は、施設に設置される投写型表示装置が持つ上記課題の少なくとも一部を解決し、施設における映像の投写を好適に行なうことが可能な投写型表示装置を提供することを目的としてなされた。
本発明は、以下の適用例または実施形態により、上記課題を解決する。以下、順に説明する。
[適用例1]
筐体内に光源を有し、映像を投影して表示する投写型表示装置であって、
前記光源からの光を変調して、画像を形成する画像形成手段と、
前記形成された画像を、前記筐体の底面から下方向に投写する投写光学手段と
を備えた投写型表示装置。
この投写型表示装置では、画像形成手段によって形成された画像を、投写型表示装置の筐体の底面から下方向に投写できるので、投写型表示装置の天井への設置の自由度を高めることができる。例えば、投写型表示装置の底面を天井の室内側面位置とし、天井に一体化して設置することができる。また、天井に、投写光が通過する開口を設け、投写型表示装置は天井の上の空間(以下、「天井裏」という)に設置することも可能である。
[適用例2]
また、上記の投写型表示装置では、投写光学手段として、投影レンズを備え、この投影レンズの光軸を、鉛直方向に交差する方向とすることができる。この場合、投影レンズの光軸は鉛直方向に交差する方向とされるので、投写型表示装置の設置位置の自由度は、更に高いものとなる。
[適用例3]
あるいは、上記の投写型表示装置において、投写光学手段を、投写方向を変更する変更手段を、筐体から下方向に突出して備えた構成とすることができる。この場合には、投写方向を変更する変更手段が筐体から下方向に突出するが、筐体全部は天井から突出させる必要がなく、設置の自由度を確保することができる。
[適用例4]
なお、この投写型表示装置において、この変更手段を、筐体方向に収容可能とすることも好適である。この場合には、変更手段の全てを筐体内まで収容しても良いし、途中まで、つまり変更手段の一部を筐体内に収容するものとしてもよい。投写型表示装置全体を天井裏などに収容するものと比べて、装置構成を極めて簡略化することができる。
[適用例5]
こうした投写型表示装置では、画像形成手段として、画素単位で光の透過または反射を制御する素子からなる光変調パネルを用いることができる。更に具体的には、液晶パネルやDLPなどを用いることができる。もとより、CRTやELを用い、光源と変調手段を一体化した構成とすることも差し支えない。
[適用例6]
天井より上の空間に設置された投写型表示装置を備え、該投写型表示装置から、前記天井より下に設置されたスクリーンに向けて画像形成用の投写光を投写する投写型表示設備であって、
前記天井に、前記投写光が通過する開口を形成する開口形成手段と、
該開口を通り前記スクリーンに至る光軸に、前記投写光の光軸を一致させる光軸調整手段と
を備えた投写型表示設備。
上記の投写型表示設備によれば、天井に投写光が通過する開口を形成しており、この開口を通りスクリーンに至る光軸に、投写光の光軸を一致させている。したがって、天井より上の空間に設置された投写型表示装置から、天井より下に設置されているスクリーンに向けて投写光を投写し、スクリーン上に画像(映像)を表示させることができる。
[適用例7]
また、上記の投写型表示設備では、
前記開口形成手段を、前記天井を形成する部材が移動することにより前記開口を形成する手段とし、
前記光軸調整手段を、前記投写型表示装置の姿勢を変更する手段とすることができる。この場合、投写型表示装置として、従来の筐体水平方向に投写光を投写するタイプのものを用いることもできる。もとより、底面から投写するタイプの投写型表示装置を用いることも差し支えない。
本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例としてのプロジェクタ10を下方向から見た外観図である。図示するように、このプロジェクタ10は、後述する種々の部材を収納した筐体50を備え、その下面51に投写光の射出部52を備える。プロジェクタ10の下面51には、4隅に、固定用の固定具53を備えている。このプロジェクタ10は、図2に示すように、会議室やホールなどの天井CLの上の空間(天井裏)に設置されており、筐体50は、固定具53を用いて天井CLに固定されている。また、プロジェクタ10の射出部52は、天井CLに形成された開口部48から下方、つまり室内に僅かに突出して設置されている。
プロジェクタ10が固定された天井の両サイドには、スリットが設けられており、一方のスリットには、ファン62が設けられている。また、プロジェクタ10およびこの2箇所のスリットを覆うように、カバー60が設けられている。このため、ファン62が運転されて、一方のスリットからエアを排出すると、他方のスリットから、ほぼ同量のエア(図示AR)が天井裏の空間に流れ込み、プロジェクタ10を冷却する。このスリットには、フィルタ64が設けられており、特に流入側で塵埃などを除去する。なお、図2では、理解の便を図って、射出部52の径は、開口部48の径よりかなり小さく描かれているが、実際には、射出部の首位からエアが流入しないよう、両者の径はほぼ同一とされている。
後述するように、本実施例のプロジェクタ10は、無線LANにより必要な情報を取得する。プロジェクタ10に投写する映像信号を送るのは、通常の天井CLより下の空間、つまりホールや会議室などに設置されたアクセスポイント70である。アクセスポイント70は、コンピュータ80から受け取ったリモートコントロール用の信号と映像信号とを、所定のプロトコルに則って、プロジェクタ10に送信する。
図3は、第1実施例のプロジェクタ10の概略構成図である。プロジェクタ10は、光学系の部材として、光源装置12と、照明光学系14と、色分離光学系16と、3つの液晶ライトバルブ20R,20G,20Bと、クロスダイクロイックプリズム24と、投写光学系30とを備えている。また、プロジェクタ10の内部には、プロジェクタ全体の制御を司る映像制御回路40、外部からの映像信号を無線LANにより受信する受信回路44が設けられている。
光源装置12は、放電ランプ13を備える。光源である放電ランプ13としては、本実施例では、メタルハライドランプを用いたが、その他、キセノンランプ、水銀放電ランプなど、種々の放電ランプを用いることができる。もとより、照度が足りれば、ハロゲンランプなどの白熱タイプのランプを用いることも差し支えない。あるいはLEDやレーザーなどを用いることもできる。
本実施例では、ライトバルブ20R,20G,20Bとして、液晶パネルを用いたが、微少な表面鏡を配列したデジタルミラーデバイスを用いることも差し支えない。更に、CRTやELパネルなどを用いて、光源とライトバルブとを一体化することも可能である。また、本実施例では、3パネル方式を採用したが、カラーフィルタを併用し、あるいは光源にRGBのLEDを用いるなどの構成を採用し、ライトバルブを単板式とすることも可能である。
投写光学系30は、クロスダイクロイックプリズム24からの光の射出位置に隣接して設けられたプリズム32、このプリズム32で光路を90度曲げられた射出光の光路に設けられた投影レンズ33、投影レンズ33によりスクリーンSCに向けて投影される投写光を反射する表面反射鏡34、この表面反射鏡34を軸回りに回転させるモータ36などを備える。表面反射鏡34は、上述した射出部52内に設けられている。
図3では、図示の都合上、放電ランプ13からクロスダイクロイックプリズム24までの光路とクロスダイクロイックプリズム24から、表面反射鏡34までの光路とが、同じ平面に描かれているが、実際には、放電ランプ13からクロスダイクロイックプリズム24までの光路は、水平平面内に配置されており、クロスダイクロイックプリズム24から射出した光は、プリズム32により反射され、光軸を鉛直方向に曲折されている。
射出部52内に設けられた表面反射鏡34とこの表面反射鏡34を回転するモータ36とは、ワイヤなどを用いたリンク機構により結合されている。モータ36は、映像制御回路40に接続されており、映像制御回路40からの制御信号により駆動されて、表面反射鏡34を回転させ、その姿勢を変更する。なお、図示は省略したが、表面反射鏡34には、その姿勢を検出するレゾルバが設けられており、映像制御回路40はレゾルバの出力を読み取って、表面反射鏡34の姿勢を所望の姿勢に制御している。本実施例では、表面反射鏡34の姿勢としては、表面反射鏡34の回転角度のみを制御対象としたが、投影レンズ33との距離も調整可能としても差し支えない。
射出部52は全体が透明なカバー54により覆われており、投影レンズ33から射出され表面反射鏡34により反射された投写光は、カバー54を透過して、天井CL下の会議室などに設置されたスクリーンSCに投写される。なお、透明なカバー54は、本実施例では透明の合成樹脂製としたが、ガラス製としても良いし、場合によっては、カバーなしの構成としても良い。
以上説明した第1実施例としてのプロジェクタ10によれば、筐体の底面から下方向に画像を投影することができるので、映写室を設けなくても、ホールや会議室などでビデオ映像や資料等の投写を行なう装置を室内に露出させる必要がない。従って、投写型表示装置への塵埃の蓄積や空調流への干渉などを生じることがない。また、後部座席からの視聴の邪魔になることもない。また、プロジェクタ10からの投写位置は、モータ36を駆動して表面反射鏡34の姿勢を制御することにより行なえるので、スクリーンSC上の上下方向の位置調整を容易に行なうことができる。なお、表面反射鏡34を、投影レンズ33からの射出光の光軸の周りに回転するモータを設ければ、スクリーンSC上の左右方向の位置調整を行なうことも容易である。
本実施例のプロジェクタ10は、天井CLからの突出が極めて小さいので、室内の雰囲気に影響を与えにくい。例えば結婚式場や葬儀会場などに用いても、会場の雰囲気を損なうことがなく、必要な映像の投写を行なうことができる。また、レストランやバーなどの飲食店、ブティックなどの衣料品店などに用いても、店舗の雰囲気を損なうことがない。したがって、こうした店舗の設計の自由度を高めることができる。
また、本実施例のプロジェクタ10は、天井裏に設置されているものの、ファン62によりこのプロジェクタ10の筐体50を通る空気流を形成している。したがって、天井裏に設置しても、プロジェクタ10を十分に冷却して、安定に利用することができる。
次に本発明の第2実施例について説明する。図4は、投写型表示設備100の概略構成図である。図示するように、この投写型表示設備100は、画像変調に液晶パネルを用いたプロジェクタ110と、このプロジェクタ110に画像信号を出力する映像制御装置120と、天井CLの一部に設けられた天井板140をスライドさせるスライド機構150と、プロジェクタ110の姿勢を制御する姿勢制御装置160などを備える。
このプロジェクタ110は、筐体105の一つの側面から、つまりから水平方向に画像の投影を行なうタイプのプロジェクタである。このプロジェクタ110は、その投影レンズ107側の前縁部で、回転軸108により回転可能に軸支されている。またプロジェクタ110の後端部には、マウンタ109が設けられており、このマウンタ109には、姿勢制御装置160の昇降ピニオン162が結合されている。この昇降ピニオン162は、モータ165により回転駆動されるウォームギア168と噛み合っている。モータ165は、映像制御装置120に接続されており、映像制御装置120からの制御信号を受けて回転する。モータ165が回転してウォームギア168を回転すると、これに噛み合った昇降ピニオン162が上下する。プロジェクタ110の前縁部は、回転軸108により回転可能に軸支されているので、昇降ピニオン162が昇降すると、結果的に、プロジェクタ110の姿勢、つまり俯角が制御されることになる。
スライド機構150は、天井板140に結合されたワイヤ152と、このワイヤ152を巻き取るプリー154と、プリー154を回転するモータ156とから構成されている。天井板140は、天井CLの一部に設けられた開口部130を通常は覆っており、プロジェクタ110を用いて映像を、ホールなどに設けられたスクリーンSCに投影する際に、スライド機構150を用いて移動され、開口部130を露出される。なお、天井板140は、図示しないバネにより、閉方向に付勢されているので、モータ156を逆回転すれば、開口部130を覆う位置まで戻ることになる。図4では、スクリーンSCまでの距離を縮め、投写光光軸を屈折させているが、開口部130を通りスクリーンSCに至る光軸に、プロジェクタ110の投写光の光軸を一致させているのである。この機構が、請求項の光軸調整手段に相当する。
映像制御装置120は、無線LANによりデータを受信する受信部を内蔵しており、ホール内に設けられたアクセスポイント170と、所定のプロトコルにより映像やリモートコントロールに必要なデータをやり取りする。映像やリモートコントロールのデータは、コンピュータ180が、アクセスポイント170を介して、映像制御装置120に出力している。
次に、第2実施例の投写型表示設備100を用いて、スクリーンSCに映像を投影する際の処理について説明する。図5は、コンピュータ180が、無線LANを介して、投写型表示設備100を制御して、画像の投影を行なう処理を示すフローチャートである。
図5にしめした投影処理ルーチンを起動すると、コンピュータ180は、まずアクセスポイント170を介して無線LANによる通信を行なって映像制御装置120を呼び出し、映像制御装置120とのデータリンクを確立する処理を行なう(ステップS200)。データリンクが確立すると、次にコンピュータ180は、映像制御装置120に、リモートコントロール信号を送り、スライド機構150を駆動して、天井板140を移動させ、開口部130を露出させる処理を行なう(ステップS210)。
次にコンピュータ180は、テスト用の映像を、無線LANを介して、映像制御装置120に出力し、映像制御装置120から、その映像をプロジェクタ110に出力する処理を行なう(ステップS220)。テスト用の映像は、画像の最大投影範囲を示す画像であり、投影可能な最大範囲を示す四隅を示すトンボや、全画面表示などを用いることができる。なお、併せてプロジェクタ110のキーストン補正などを行なう場合には、台形歪みが分かりやすいように、単一色調の全画面表示や、表示領域の外縁を示す我表示などを行なうことが望ましい。
次に、コンピュータ180は、利用者からの入力信号を受け付け、テスト用の映像を用いて、投影位置やキーストン補正などを行ない(ステップS230)、調整が完了したかをキー入力などを参照して判断する(ステップS240)。調整が完了したと判断されるまで調整を行ない、調整が完了したと判断されれば、続いて映像の出力を行なう(ステップS250)。この結果、コンピュータ180から出力された映像を表わすデータは、アクセスポイント170を介して、無線LANにより映像制御装置120に出力され、映像制御装置120により画像として再構成され、プロジェクタ110に出力される。プロジェクタ110は、映像をスクリーンSC上に投影するよう調整されているから、開口部130を通過して、プロジェクタ110からスクリーンSCに、映像が投写されることになる。
以上説明した第2実施例によれば、プロジェクタ110を室内に露出することなく、室内に設置したスクリーンSCに映像を投影することができる。したがって、室内における塵埃の蓄積などを被ることがなく、室内空調を乱すこともない。また、天井から吊り下げられた投写型表示装置がないため、後部座席の参加者も、十分な視野を確保することができる。投写型表示設備100を使用しないときには、天井板140を閉じておけば良く、例えば結婚式場、葬儀会場などの雰囲気をそのままに、必要なときに、必要な映像の投写を行なうことができる。飲食店やブティックなどに利用した場合のメリットも、第1実施例同様享受することができる。
なお、本実施例では、投写型表示装置として、投写方向が筐体の水平方向である従来型のプロジェクタを用いたが、第1実施例で用いた筐体下方向への投写が可能なプロジェクタを用いることも差し支えない。こうした投写方向が、筐体下方向の投写型表示装置を用いる場合、第1実施例の射出部52の飛び出しは、射出部52全体をプロジェクタ10内部に収容可能とすれば良い。射出部52については、不使用時にはモータなどによりプロジェクタ10内部に収容し、使用時に降下して用いる。この場合には、天井板140をスライドする仕組みは、そのまま採用しても良いし、射出部52が比較的小さいことから、シャッターなどに用いられる複数の遮蔽板の協働により、開口部を開閉する機構を用いても良い。もとより、プロジェクタの底面を天井CLと同色にしておけば、開口部を閉じることなく、実施することも可能である。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが、本発明は、こうした実施例に何ら制限されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲内で種々の携帯で実施し得ることはもちろんである。例えば、上述した実施例では、映像信号をプロジェクタまで届けるのに、無線LANを用いたが、有線により映像信号を直接、あるいはネットワークを介して送信することも可能である。またプロジェクタなどの電子機器は電源を必要とすることから、商用電源ラインを介してデータを送信する仕組み、例えばPLCなどを用いれば、映像信号用の配線を省略でき、好適である。また、上記の実施例では、映像は、コンピュータ80などから送信したが、DVDプレーヤーなどのAV機器から直接出力するものとしても良い。
第2実施例では、天井板140はスライド開閉するものとしたが、回転移動しても良いし、カーセルなどを用いた窓を設け、投影時に電圧を印加して窓を透明にし、投写光を透過する構成としても良い。もとより、天井裏が暗いことを考えれば、ハーフミラーの構成を採用しても差し支えない。天井CLの配色が暗い場合には、ハーフミラーを採用しても、投写用の開口部が気になることはない。また、図6に示すように、天井CLと同じ面位置に設けられた天井板240の上面にプロジェクタ210を直接載置し、使用時に、昇降機構250を用い、天井板240を傾斜させてスクリーンSCに映像を投写するものとしても良い。この場合、プロジェクタ210の全体を露出させる必要がないので、会場後部の座席からの視聴の妨げを、最小限に抑えることができる。図6の例では、昇降機構250として、モータとワイヤを用いた構成を採用したが、第2実施例と同様のギア機構など、種々の構成を用いることができることは勿論である。
第1実施例のプロジェクタ10の下方から見た外観をしめす斜視図である。 第1実施例のプロジェクタ10の天井裏の設置の様子を示す説明図でる。 プロジェクタ10の内部構成を示す説明図である。 第2実施例としての投写型表示設備100の概略構成図である。 第2実施例のおけるコンピュータ180の処理を示すフローチャートである。 投写型表示設備の変形例を示す説明図である。
10…プロジェクタ
12…光源装置
13…放電ランプ
14…照明光学系
16…色分離光学系
20R,20G,20B…液晶ライトバルブ
24…クロスダイクロイックプリズム
30…投写光学系
32…プリズム
33…投影レンズ
34…表面反射鏡
36…モータ
40…映像制御回路
44…受信回路
48…開口部
50…筐体
51…下面
52…射出部
54…カバー
53…固定具
60…カバー
62…ファン
64…フィルタ
70…アクセスポイント
80…コンピュータ
100…投写型表示設備
105…筐体
107…投影レンズ
108…回転軸
109…マウンタ
110…プロジェクタ
120…映像制御装置
130…開口部
140…天井板
150…スライド機構
152…ワイヤ
154…プリー
156…モータ
160…姿勢制御装置
162…昇降ピニオン
165…モータ
168…ウォームギア
170…アクセスポイント
180…コンピュータ
210…プロジェクタ
240…天井板
CL…天井
SC…スクリーン

Claims (7)

  1. 筐体内に光源を有し、映像を投影して表示する投写型表示装置であって、
    前記光源からの光を変調して、画像を形成する画像形成手段と、
    前記形成された画像を、前記筐体の底面から下方向に投写する投写光学手段と
    を備えた投写型表示装置。
  2. 前記投写光学手段は、投影レンズを備え、該投影レンズの光軸を、鉛直方向に交差する方向とした請求項1記載の投写型表示装置。
  3. 前記投写光学手段は、前記投写方向を変更する変更手段を、前記筐体から下方向に突出して備えた請求項1または請求項2記載の投写型表示装置。
  4. 前記変更手段を、前記筐体方向に収容可能とした請求項3記載の投写型表示装置。
  5. 前記画像形成手段は、画素単位で光の透過または反射を制御する素子からなる光変調パネルである請求項1ないし請求項4のいずれか記載の投写型表示装置。
  6. 天井より上の空間に設置された投写型表示装置を備え、該投写型表示装置から、前記天井より下に設置されたスクリーンに向けて画像形成用の投写光を投写する投写型表示設備であって、
    前記天井に、前記投写光が通過する開口を形成する開口形成手段と、
    該開口を通り前記スクリーンに至る光軸に、前記投写光の光軸を一致させる光軸調整手段と
    を備えた投写型表示設備。
  7. 請求項6記載の投写型表示設備であって、
    前記開口形成手段は、前記天井を形成する部材が移動することにより前記開口を形成する手段であり、
    前記光軸調整手段は、前記投写型表示装置の姿勢を変更する手段である
    投写型表示設備。
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