JP2014170097A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲への画像の表示や、横長画像と縦長画像とを切り替え可能なプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1は、光源311と、複数の画素がマトリクス状に配列された画像形成領域を有し、光源311から射出された光を画像情報に応じて変調するライトバルブ351と、ライトバルブ351にて変調された光を投写する投写レンズ36と、投写レンズ36から射出された光を反射する反射部4と、反射部4が反射する光の方向を、投写レンズ36の光軸36Jに交差する第1平面において少なくとも90°変更可能に反射部4を支持する支持機構5と、反射部4の向きを検出するための検出部7と、検出部7の検出結果に応じて画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させる制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源と、光源から射出された光を変調する光変調装置と、変調した光を投写する投写レンズとを備えたプロジェクターが知られている。また、投写レンズの光射出側にミラーを備え、投写レンズから射出される光をこのミラーで反射させてスクリーンに画像を表示させるように構成されたプロジェクター(ビデオプロジェクター)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクターは、光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクター本体と、光学系本体から射出された光の方向を折り曲げる仰角ミラーと、映像信号を90°回転させる映像信号回転手段と、選択手段とを備えている。
仰角ミラーは、光学系本体から射出された長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられている。そして、このプロジェクターは、仰角ミラーが光学系本体から射出された光を反射する位置においては、スクリーンに縦長画像を表示させ、仰角ミラーが光学系本体から射出された光を反射しない位置においては、横長画像を表示させるように構成されている。そして、選択手段は、映像信号回転手段を介して投写する状態と、映像信号回転手段を介さずに投写する状態とに切り換えるように構成されている。
特開2004−53976号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクターは、仰角ミラーが光学系本体から射出された長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられているため、光を反射する方向が制限されている。また、縦長画像と横長画像とを切り替える際には、仰角ミラーを回動させた上、映像信号回転手段を介して投写させるか、映像信号回転手段を介さずに投写させるかを、選択手段によって切り替えるという操作が必要となる。
つまり、特許文献1に記載のプロジェクターは、プロジェクターが設置された状態で仰角ミラーを回動させるだけでは、プロジェクターに対して多方向に画像を表示させることや、縦長画像と横長画像とを観察に適した向きに切り替えて表示させることができないように構成されている。このため、特許文献1に記載のプロジェクターでは、使用シーンが制限されることや、使い勝手が不十分という課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、複数の画素がマトリクス状に配列された画像形成領域を有し、前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光を投写する投写レンズとを備えたプロジェクターであって、前記投写レンズから投写された光を反射する反射部と、前記反射部が反射する光の方向を、前記投写レンズの光軸に交差する第1平面上において少なくとも90°変更可能に前記反射部を支持する支持機構と、前記反射部の向きを検出するための検出部と、前記検出部の検出結果に応じて前記画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させる制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、投写レンズから投写された光を反射部にて反射させ、スクリーン等の投写面に画像を表示させることができる。反射部は、支持機構によって反射する光の方向が第1平面上において少なくとも90°変更可能に構成されているので、プロジェクター周囲に位置する投写面へ画像を表示させたり、画像形成領域が長方形の場合には、縦長表示と横長表示とを切り替えて表示させたりすることができる。
また、制御部は、検出部の検出結果に応じて画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させるので、投写面に表示された画像の向きを観察に適した向きとして表示させることができる。
よって、反射部を移動させるという簡単な操作で、プロジェクターの周囲に自由に画像を表示させたり、表示される画像の種類に対応して横長画像と縦長画像とを切り替えたりすることができる。したがって、使用シーンの多様化を図って、使い勝手が良好なプロジェクターの提供が可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光源、前記光変調装置および前記投写レンズを収納する筐体本体と、前記筐体本体が載置される載置台と、を備え、前記筐体本体は、前記第1平面に倣う平面上において、回転可能に前記載置台に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、反射部が移動されて投写レンズからの光が反射される方向が変更された場合でも、筐体本体を回転させることで、所望の位置に画像を移動させることができる。
また、反射部の向きが変更された量に対応して筐体本体を回転することで、プロジェクターに対して一方の方向に位置する投写面に、反射部の向きが変更される前後の画像、例えば、横長画像と縦長画像とを切り替えて表示させることができる。よって、載置台を移動させることなく、プロジェクターに対して一方の方向に位置する投写面に、横長画像と縦長画像とを切り替えて表示させることができるので、反射部の向きが変更された際のプロジェクターの設置を改めて調整する必要がなく、利便性の向上が図れる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記支持機構は、前記第1平面において前記光軸を囲む矩形状の角部に位置して前記反射部を支持する4つの支持体を有し、前記4つの支持体は、前記第1平面からの突出量が個別に変更可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、反射部を支持する4つの支持体は、第1平面からの突出量が個別に変更可能に構成されている。これによって、4つの支持体の突出量を変えることによって光軸に対する反射部の傾きを自由に変え、プロジェクターの周囲の所望の方向に画像を表示させたり、横長画像と縦長画像とを切り替えたりすることができる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記検出部は、前記4つの支持体の位置を検出し、前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記反射部の向きを算出し、算出した結果に応じて前記画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させることが好ましい。
この構成によれば、制御部は、検出部が検出する4つの支持体の位置の情報に基づいて画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させる。これによって、プロジェクターは、高価な角度センサー等を用いることなく反射部が反射している方向を検出し、反射している方向に対応した向きの画像を投写面に表示させることが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記第1平面は、前記光軸に直交する平面であり、前記支持機構は、前記反射部が前記第1平面上で前記光軸を中心として回転可能に前記反射部を支持することが好ましい。
この構成によれば、反射部は、上述した支持機構に支持され、光軸を中心として回転可能に構成されているので、プロジェクターの周囲に画像を表示させることができる。また、反射部は、投写レンズの光軸に対する角度が維持された状態でも光軸を中心として回転可能なので、回転方向と異なる方向へ反射部の向きを変えることによる画像の歪を気にすることなく、プロジェクターの周囲に自由に画像を表示させたり、表示される画像の種類に対応して横長画像と縦長画像とを切り替えたりすることができる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記画像形成領域は、正方形に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、光変調装置の画像形成領域は、正方形に形成されているので、投写面に正方形の画像が表示された状態から反射部が光を反射する方向が90°変更された場合でも、投写面に表示される画像は、正方形となる。これによって、画像形成領域には、画像を90°回転させる処理がなされれば、縦横比等に関する変換の処理が不要なので、画像形成領域の表示を切り替えるための信号処理等の簡素化が可能となる。
第1実施形態のプロジェクターの外観を模式的に示す斜視図。 第1実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 第1実施形態の回路ユニットの構成を示すブロック図。 第1実施形態の反射部および支持機構を説明するための模式図。 第1実施形態のプロジェクターと投写面との位置関係を示す模式図。 第1実施形態の投写面に表示される画像の模式図。 第2実施形態のプロジェクターの外観を模式的に示す斜視図。 第3実施形態の反射部、支持機構および検出部を説明するための模式図。 変形例における反射部を示す模式図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に投写する。
〔プロジェクターの主な構成〕
図1は、本実施形態のプロジェクター1の外観を模式的に示す斜視図である。図2は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す模式図である。
プロジェクター1は、図1、図2に示すように、外装を構成する筐体本体2、光源装置31および投写レンズ36を有する光学ユニット3、反射部4、支持機構5、検出部7、および回路ユニット6を備えている。なお、回路ユニット6は、回路基板および回路基板上に搭載された複数の電子部品を有して構成されており、光学ユニット3とは、平面的に重なる領域を有して形成されているが、図2においては、光学ユニットの構成部品を明瞭にするため、光学ユニット3と重ならないように図示している。また、図示は省略するが、筐体本体2の内部には、光学ユニット3等を冷却する冷却装置等が配置されている。
本実施形態のプロジェクター1は、光学ユニット3から射出された光を反射部4にて反射し、投写面SCに画像を表示させる。また、後で詳細に説明するが、反射部4は、支持機構5によって移動可能に構成され、この反射部4が移動されることによって、光学ユニット3から射出された光の方向を変え、プロジェクター1の周囲の投写面SCに画像を表示させたり、表示された画像を横長画像と縦長画像とで切り替えたりすることができるように構成されている。
筐体本体2は、複数の部品から構成されており、光学ユニット3および回路ユニット6等を収納する。筐体本体2には、図1、図2に示すように、上面に光学ユニット3から投写された光が通過する投写用開口部21、および図示は省略するが、外気を取り込むための吸気口や、内部の空気を外部に排出するための排気口が形成されている。
また、プロジェクター1の外面には、図1に示すように、プロジェクター1の各種指示を行うための操作パネル25が設けられている。
光学ユニット3は、回路ユニット6の後述する制御部61(図3参照)による制御の下、光源装置31から射出された光を光学的に処理して投写する。
光学ユニット3は、図2に示すように、光源装置31、インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、電気光学装置35、投写レンズ36、およびこれらの光学部品を光路上の所定位置に配置する光学部品用筐体37を備える。
光学ユニット3は、図2に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投写レンズ36が配置される。
光学ユニット3は、プロジェクター1が床や机上等に設置された据置き設置で、投写レンズ36が上方に向けて光を投写するように配置される。そして、光源装置31は、プロジェクター1が設置された姿勢において、略水平方向に光を射出するように配置される。なお、以下では、説明の便宜上、光源装置31から光が射出される方向を+X方向、プロジェクター1が据置き設置された姿勢の上方を+Z方向とし、X方向およびZ方向に直交し、図1の図面視におけるプロジェクター1の右側を+Y方向として記載する。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源311、リフレクター312および光透過部材としての平行化レンズ313等を備えている。
光源311は、詳細な図示は省略するが、放電空間を有する発光管、および放電空間に先端が近接対向して配置された一対の電極を有している。光源311は、プロジェクター1が据置き設置された姿勢で、一対の電極が略水平方向に略沿うように配置される。光源311は、電極に電力が供給されると、対向している一対の電極間で放電が発生して光を射出する。
光源装置31は、光源311から射出された光をリフレクター312にて反射した後、平行化レンズ313よって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ322、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、マトリクス状に配列される複数の小レンズを備え、光源装置31から射出された光を複数の部分光に分割する。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重畳レンズ324とともに、第1レンズアレイ321から射出された部分光を後述するライトバルブ351の表面に重畳させる。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光をライトバルブ351で利用可能な偏光光に揃える機能を有する。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332、および反射ミラー333を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光を赤色光(以下「R光」という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343、および反射ミラー342,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用のライトバルブ351Rまで導く機能を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
電気光学装置35は、光変調装置としてのライトバルブ351および色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム352を備え、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、変調した各色光を合成する。
ライトバルブ351は、3色の色光毎に備えられており(R光用のライトバルブを351R、G光用のライトバルブを351G、B光用のライトバルブを351Bとする)、それぞれ透過型の液晶パネル、およびその両面に配置された入射側偏光板、射出側偏光板を有している。
ライトバルブ351は、図示しない微小画素がマトリクス状に配列された長方形状の画像形成領域を有し、各画素が画像情報に応じた光透過率に設定され、画像形成領域内に表示画像を形成する。画像形成領域は、ライトバルブ351Gに注目すると、X方向がY方向より長い長方形に形成されている。そして、色分離光学系33で分離された各色光は、ライトバルブ351にて変調された後、クロスダイクロイックプリズム352に射出される。
クロスダイクロイックプリズム352は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム352は、誘電体多層膜がライトバルブ351R,351Bにて変調された色光を反射し、ライトバルブ351Gにて変調された色光を透過して、各色光を合成する。
投写レンズ36は、光軸36Jに沿って配置される複数のレンズを有して構成され、ライトバルブ351にて変調され、クロスダイクロイックプリズム352にて合成された光を投写する。
反射部4は、図2に示すように、筐体本体2の投写用開口部21の上方に配置され、投写レンズ36から投写された光を反射するミラー41、およびミラー41を保持する保持部材42を備えている。
支持機構5は、反射部4の4隅を支持する4つの支持体51を有している(図2においては、2つの支持体51を示す)。支持体51は、光軸36Jに沿う方向に個別に移動可能、つまり、支持体51は、筐体本体2の上面からの突出量が個別に変更可能に構成されている。
反射部4は、支持体51が移動されることにより、光軸36Jに対する傾きが変わり、投写レンズ36から射出される光の反射方向を変える。反射部4および支持機構5については、後で詳細に説明する。
検出部7は、反射部4の向きを検出するために設けられ、各支持体51にそれぞれ対応して配置されている。検出部7は、支持体51に連動する可動部(図示省略)を有し、支持体51が移動することによって可動部の接触位置が変わって抵抗値が変化する位置センサーが用いられている。検出部7は、各支持体51の位置をそれぞれ検出し、検出結果を制御部61に出力する。なお、光センサーを利用したものを検出部7として構成してもよい。また、検出部7として、反射部4の光軸36Jに対する角度を検出する角度センサーを利用したものでもよい。
図3は、回路ユニット6の構成を示すブロック図である。
回路ユニット6は、図3に示すように、制御部61、記憶部62、画像処理部63、OSD処理部64、画像補正部65、ライトバルブ駆動部66、電源回路67、および光源制御部68を備えている。
制御部61は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部62に記憶されている制御プログラムにしたがって動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部61は、記憶部62とともにコンピューターとして機能する。また、制御部61は、検出部7の検出結果に応じて画像処理部63に指示をする。
記憶部62は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリー、FeRAM(Ferroelctric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部62には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件を規定する各種設定データ等が記憶されている。
画像処理部63は、図示しない外部の画像出力装置から入力された各種形式の画像情報を、各色光用のライトバルブ351の各画素の階調を表す画像情報、すなわち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、制御部61の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合等を調整するための画像調整処理を行い、処理後の画像情報をOSD処理部64に出力する。
また、画像処理部63は、検出部7の検出結果が入力された制御部61の指示に基づいて、ライトバルブ351の画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させる。
OSD処理部64は、制御部61の指示に基づいて、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(On Screen Display)画像を、入力画像上に重畳する処理を行う。OSD処理部64は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成する図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部61がOSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部64は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、入力画像の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部63から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、画像補正部65に出力される。なお、制御部61からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部64は、画像処理部63から出力される画像情報をそのまま画像補正部65に出力する。
画像補正部65は、投写面に表示された台形状の画像を補正するために、入力される画像情報の補正(台形歪補正)を行う。画像補正部65は、操作パネル25にて台形歪補正が指示されると、制御部61の指示に基づいて、補正後の画像データをライトバルブ駆動部66に出力する。なお、台形歪補正を行わない場合には、OSD処理部64から出力される画像情報が、そのままライトバルブ駆動部66に出力される。
ライトバルブ駆動部66は、入力される画像情報に基づいて各色光用のライトバルブ351を駆動し、ライトバルブの画像形成領域に表示画像を形成させる。
電源回路67には、外部からAC100V等の商用電源が供給される。電源回路67は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。
光源制御部68は、制御部61の指示に基づいて、光源311に対する電力の供給と停止とを制御し、光源311の点灯および消灯を切り換える。
〔反射部および支持機構の構成〕
ここで、反射部4および支持機構5について詳細に説明する。
図4は、反射部4および支持機構5を説明するための模式図であり、(a)は、反射部4および支持機構5の斜視図、(b)は、反射部4および支持機構5の側面図である。
反射部4は、前述したように、また、図4(b)に示すように、ミラー41および保持部材42を備えている。
ミラー41は、反射面が平面で外形が矩形状に形成されている。
保持部材42は、ミラー41の平面サイズより大きい平面サイズで矩形状に形成されている。
支持機構5は、図4(a)に示すように、4つの支持体51に加え、図示しないガイド部材を備えている。
4つの支持体51は、光軸36Jに沿う方向に延出して形成されており、一端が反射部4の4隅を支持し、他端が筐体本体2内に挿入されるように配置される。
4つの支持体51は、図4(a)に示すように、光軸36Jに直交する第1平面Fv1(仮想平面)において光軸36Jを囲む矩形状の角部に位置するように配置される。また、4つの支持体51は、光軸36Jを通りX方向に直交する第2平面Fv2(仮想平面)、および光軸36Jを通り第2平面Fv2に直交する第3平面Fv3(仮想平面)に対して対称となる位置に配置されている。
具体的に、支持体51は、図4(a)に示すように、第2平面Fv2の+X側に位置する2つの支持体51A、および第2平面Fv2の−X側に位置する2つの支持体51Bを有している。そして、2つの支持体51Aは、第3平面Fv3の右側に位置する支持体51A1、および第3平面Fv3の左側に位置する支持体51A2で構成され、2つの支持体51Bは、第3平面Fv3の右側に位置する支持体51B1、および第3平面Fv3の左側に位置する支持体51B2で構成されている。
図示しないガイド部材は、各支持体51が光軸36Jに沿う方向に滑らかに移動できるように支持体51を案内する機能を有している。
各支持体51は、一方の端部に形成された軸部(図示省略)が保持部材42の側面に設けられた軸受部421に軸支される。また、軸受部421は、支持体51が移動された際に支持体51の軸部が摺動できるように長穴に形成されている。
〔プロジェクターの動作〕
ここで、反射部4が操作された際のプロジェクター1の動作について説明する。
各支持体51は、反射部4の保持部材42が操作されることによって、操作に応じて移動し、第1平面Fv1からの突出量が変わる。そして、反射部4は、各支持体51の突出量に応じた向きに変更される。
例えば、図4に示すように、支持体51Bの突出量が支持体51Aの突出量より大きくなるように操作されると、反射部4は、投写レンズ36から射出された光を−X側に反射する第1状態となる。
図5は、プロジェクター1と投写面SCとの位置関係を示す模式図であり、(a)は、第1状態を示す図、(b)は、第1状態とは異なる方向に反射部4が投写レンズ36からの光を反射する状態で、後述する第3状態を示す図である。
反射部4は、図5(a)に示すように、第1状態で−X側が+X側より上方に位置するように光軸36Jに対して傾斜し、投写レンズ36から+Z方向に射出された光を−X側に反射する。反射部4は、ライトバルブ351の長方形の画像形成領域の短辺側に対応する側が横方となるように反射するので、プロジェクター1に対して−X方向に位置する投写面SCには、縦長画像が表示される。
検出部7は、各支持体51の位置を検出し、検出結果を制御部61に出力する。制御部61は、検出部7からの情報に基づいて、反射部4が投写レンズ36からの光を−X側に反射している向きであることを算出し、プロジェクター1の−X方向に配置されている投写面SCに表示された画像が観察に適した画像の向きとなるようにライトバルブ351の画像形成領域に表示させる。
この第1状態において、第2平面Fv2(図4(a)参照)の両側にそれぞれ位置する2つの支持体51の突出量が同じで、ミラー41の反射面が光軸36Jに対して45°の状態(第1状態における基準状態)では、第2平面Fv2に対して平行に配置された投写面SCには、矩形状の縦長画像が表示される。
そして、第1状態において基準状態から保持部材42が操作されてミラー41の角度が変更されると、表示された画像は、ミラー41の角度に応じて観察側から見て上下左右に移動する。移動した画像は、台形状に歪むこととなるが、操作パネル25の操作によって、制御部61の指示の基、画像補正部65による矩形状への補正が可能となる。
反射部4は、第1状態から、支持体51Aの突出量が大きく、支持体51Bの突出量が小さくなるように操作されると、ミラー41にて反射される光は、−X方向から徐々に下方に向かうように反射方向が変わり、所定の位置で+X側に反射する第2状態となる。
制御部61は、検出部7からの情報に基づいて、反射部4が投写レンズ36からの光を+X側に反射している向きであることを算出すると、プロジェクター1の+X方向に配置されている投写面(図示省略)に表示された画像が観察に適した画像の向きとなるようにライトバルブ351の画像形成領域に表示させる。つまり、制御部61は、画像処理部63に指示し、第1状態における画像に対して所定の位置で上下方向において画像情報を反転した画像に切り替えさせる。
この第2状態において、第2平面Fv2(図4(a)参照)の両側にそれぞれ位置する2つの支持体51の突出量が同じで、ミラー41の反射面が光軸36Jに対して45°の状態(第2状態における基準状態)では、図面は省略するが、第2平面Fv2に対して平行に配置された投写面には、矩形状の縦長画像が表示される。この第2状態において基準状態から保持部材42が操作されてミラー41の角度が変更されると、前述したと同様に、表示された画像は、ミラー41の角度に応じて観察側から見て上下左右に移動し、台形状に歪むこととなるが、操作パネル25の操作によって画像補正部65による矩形状への補正が可能となる。
また、反射部4は、支持体51A2,51B2の突出量が支持体51A1,51B1の突出量より大きくなるように操作されると、図5(b)に示すように、投写レンズ36から射出された光を−Y側に反射する第3状態となる。
反射部4は、図5(b)に示すように、第3状態で−Y側が+Y側より上側に位置するように光軸36Jに対して傾斜し、投写レンズ36から+Z方向に射出された光を−Y側に反射する。反射部4は、ライトバルブ351の長方形の画像形成領域の長辺側に対応する側が横方となるように反射するので、プロジェクター1に対して−Y方向に位置する投写面SCには、横長画像が表示される。
検出部7は、各支持体51の位置を検出し、制御部61は、検出部7からの情報に基づいて、反射部4が投写レンズ36からの光を−Y側に反射している向きであることを算出し、プロジェクター1の−Y方向に配置されている投写面SCに表示された画像が観察に適した画像の向きとなるようにライトバルブ351の画像形成領域に表示させる。
例えば、反射部4が第1状態から第3状態に変更される際には、制御部61は、双方の状態の間となる支持体51の位置を検出した検出部7の検出結果に基づいて、縦長画像に適した画像の向きから横長画像に適した画像の向きに切り替えさせる。つまり、制御部61は、反射部4が第1状態から第3状態に変更される際には、画像情報を90°回転した画像に切り替えさせる。
この第3状態において、第3平面Fv3(図4(a)参照)の両側にそれぞれ位置する2つの支持体51の突出量が同じで、ミラー41の反射面が光軸36Jに対して45°の状態(第3状態における基準状態)では、第3平面Fv3に対して平行に配置された投写面SCには、矩形状の横長画像が表示される。この第3状態において基準状態から保持部材42が操作されてミラー41の角度が変更されると、前述したと同様に、表示された画像は、ミラー41の角度に応じて観察側から見て上下左右に移動し、台形状に歪むこととなるが、操作パネル25の操作によって画像補正部65による矩形状への補正が可能となる。
詳細な説明は省略するが、反射部4は、支持体51A1,51B1の突出量が支持体51A2,51B2の突出量より大きくなるように操作されると、投写レンズ36から射出された光を+Y側に反射し、横長画像を表示する第4状態が可能である。この第4状態においても、第3平面Fv3に対して平行に配置された投写面に、矩形状の横長画像を表示する基準状態、画像の移動や台形歪の補正、および他の3つの状態への変更の際の画像の向きの切り替えが可能に構成されている。
このように、支持機構5は、反射部4が反射する光の方向を、光軸36Jに交差する第1平面Fv1上において、360°変更可能に反射部4を支持する。また、支持機構5は、第1平面Fv1に対する角度も変更可能、つまり、観察側から見て画像が上下方向にも移動可能となるように反射部4を支持する。なお、図示は省略するが、支持機構5には、第1状態〜第4状態それぞれにおける各基準状態に対応する位置決め部が設けられており、反射部4を操作する操作者が容易に各基準状態に反射部4を位置づけできるように構成されている。
上述したように、プロジェクター1は、反射部4が第1状態から第3状態、あるいは第3状態から第1状態等に変更されると、投写面SCに表示される横長画像や縦長画像を観察に適した向きの画像に切り替える。
ここで、横長画像から縦長画像に切り替えられる画像の一例について説明する。
図6は、投写面SCに表示される画像の模式図である。
図6(a)に示すように、反射部4が第3状態で横長表示の画像を表示させている場合には、制御部61は、この画像を観察に適した向きで表示させる。
反射部4が第3状態から第1状態に切り替えられると、投写面SCに表示される画像は、画像の向きが切り替えられない構成においては、図6(b)に示すように、図6(a)に示す画像が90°回転したものとなるが、本実施形態では、制御部61の指示の基、図6(c)に示すように、縦長画像に適した向きの画像が表示される。すなわち、第3状態における画像のうち、所定の一部の領域9が拡大され、90°回転した縦長の画像が表示される。
このように、制御部61は、検出部7の検出結果に基づいて、表示される画像を観察に適した向きに切り替える。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)反射部4は、支持機構5によって反射する光の方向が第1平面Fv1上において、少なくとも90°変更可能に構成され、画像形成領域は、長方形に形成されている。これによって、プロジェクター1は、投写面SCに縦長画像と横長画像とを切り替えて表示させることができる。さらに、反射部4は、反射する光の方向が第1平面Fv1上において360°変更可能に構成されているので、プロジェクター1は、周囲に位置する投写面SCに画像を表示させることもできる。また、制御部61は、検出部7の検出結果に応じて画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させるので、投写面SCに表示された画像の向きを観察に適した向きとして表示させることができる。
よって、反射部4を移動させるという簡単な操作で、表示される画像の種類に対応して横長画像と縦長画像とを切り替えたり、プロジェクター1の周囲に自由に画像を表示させたりすることができる。したがって、使用シーンの多様化を図って、使い勝手が良好なプロジェクター1の提供が可能となる。
(2)反射部4は、第1平面Fv1からの突出量が個別に変更可能に構成された4つの支持体51に支持されている。これによって、4つの支持体51の突出量を変えることによって光軸36Jに対する反射部の傾きを自由に変え、プロジェクター1の周囲の所望の方向に画像を表示させたり、横長画像と縦長画像とを切り替えたりすることができる。
(3)制御部61は、検出部7が検出する支持体51の位置の情報に基づいて画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させる。これによって、プロジェクター1は、高価な角度センサー等を用いることなく反射部4が反射している方向を検出し、反射している方向に対応した向きの画像を投写面SCに表示させることが可能となる。
(4)反射部4は、観察側から見て画像が上下方向にも移動可能に構成され、プロジェクター1は、画像補正部65を備えているので、さらに画像を表示させる範囲の自由度向上が図れる。
(5)光源311は、プロジェクター1が設置された姿勢において、一対の電極が略水平方向に略沿うように配置されるので、一対の電極間に発生するアークが重力の影響を受けにくくなる。これによって、一対の電極間の放電が安定するので、光源311の劣化の抑制が可能となる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態のプロジェクター1と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、本実施形態のプロジェクター10の外観を模式的に示す斜視図であり、(a)は反射部4が第1状態の図、(b)は反射部4が第3状態の図である。
プロジェクター10は、図7に示すように、筐体本体2が載置される載置台8を備え、筐体本体2は、この載置台8に対して回転可能に構成されている。
筐体本体2は、床等に設置された載置台8の上方に載置される。そして、筐体本体2は、第1平面Fv1(図4参照)に倣う平面上において、回転可能に載置台8に支持される。
反射部4は、図7(a)に示すように、第1状態において、投写レンズ36からの光を−X側に反射して投写面SCに縦長の画像を表示させる。反射部4は、第1状態から第3状態に反射方向が変更されると、―Y側に光を反射するが、筐体本体2が上方から見て時計回りに90°回転されると、第1状態の位置に配置された投写面SCに横長の画像を表示させることになる。制御部61は、第1実施形態で説明したように、検出部7の検出結果に基づいて縦長表示から横長表示に適した画像の向きに切り替える。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態における効果に加え、以下の効果を得ることができる。
反射部4が移動されて投写レンズ36からの光が反射される方向が変更された場合でも、筐体本体2を回転させることで、所望の位置に画像を移動させることができる。
また、反射部4の向きが変更された量に対応して筐体本体2を回転することで、プロジェクター10に対して一方の方向に位置する投写面SCに、反射部4の向きが変更される前後の画像、例えば、横長画像と縦長画像とを切り替えて表示させることができる。よって、載置台8を移動させることなく、プロジェクター10に対して一方の方向に位置する投写面SCに、横長画像と縦長画像とを切り替えて表示させることができるので、反射部4の向きが変更された際のプロジェクター10の設置を改めて調整する必要がなく、利便性の向上が図れる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態に係るプロジェクターについて、図面を参照して説明する。以下の説明では、第1実施形態のプロジェクター1と同様の構成および同様の部材には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施形態のプロジェクターは、第1実施形態の反射部4、支持機構5および検出部7とは異なる反射部14、支持機構15および検出部17を備え、第1平面Fv1上で、反射部14が光軸36Jを中心として回転可能となるように構成されている。
図8は、本実施形態の反射部14、支持機構15および検出部17を説明するための模式図であり、(a)は、反射部14および検出部17の平面図、(b)は、反射部14および支持機構15の断面図である。
反射部14は、図8(b)に示すように、ミラー41および保持部材141を備えている。
保持部材141は、ミラー41が取り付けられる取付部1411、取付部1411の下端部に設けられたガイドピン1412、および取付部1411のミラー41とは反対側に突出する把持部1413を有している。
取付部1411は、ミラー41の平面サイズより大きい平面サイズを有して形成され、ミラー41は、第1平面Fv1に対して略45°となるように取付部1411に取り付けられる。取付部1411の下端部には、図8(b)に示すように、筐体本体2の上面に沿う突出部1414が設けられている。
ガイドピン1412は、突出部1414から上方に突出して2つ設けられ、それぞれが同じ寸法の円柱状に形成されている。2つのガイドピン1412は、中心が光軸36Jを中心とする円弧上に位置するように形成されている。
把持部1413は、ユーザーが把持し易いように形成されており、反射部14は、この把持部1413が把持されて回転される。
支持機構15は、図8(b)に示すように、筐体本体2の投写用開口部21近傍に配置される案内部151を有している。
案内部151は、投写用開口部21に沿う形状を有し、下面には、反射部14の2つのガイドピン1412が挿入される案内溝1511が形成されている。案内溝1511は、光軸36Jを中心とする円弧状に形成されている。
反射部14は、外部から加えられた力によって、ガイドピン1412が案内溝1511に案内されて、第1平面Fv1上に沿って回転する。
反射部14は、第1実施形態における反射部4と同様に、−X側、+X側、−Y側および+Y側にそれぞれ投写レンズ36からの光を反射する第1状態、第2状態、第3状態および第4状態が可能である。本実施形態のプロジェクターは、第1実施形態におけるプロジェクター1と同様に、第1状態および第2状態で縦長画像を投写面に表示させ、第3状態および第4状態で横長画像を投写面に表示させる。なお、図示は省略するが、反射部14は、第1実施形態と同様に、第1状態〜第4状態それぞれにおける基準状態で位置決めが可能になっている。
検出部17は、反射部14の図示しない当接部が当接することによって接続状態が切り替わるスイッチで構成されている。検出部17は、図8(a)に示すように、反射部14が回転する軌跡に沿って4つ設けられ、それぞれが第1状態、第2状態、第3状態および第4状態が切り替わる間に配置されている。
検出部17は、検出結果を制御部61に出力し、制御部61は、検出結果に基づいて、投写面に表示される画像の向きを切り替える。なお、検出部17は、光センサーを利用したものや磁気を利用したものであってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態における効果(1)、(5)に加え、以下の効果を得ることができる。
反射部14は、光軸36Jを中心として回転可能に構成されているので、プロジェクターの周囲に画像を表示させることができる。
また、反射部14は、光軸36Jに対する角度が維持された状態で光軸36Jを中心として回転可能なので、回転方向と異なる方向へ反射部14の向きを変えることによる画像の歪を気にすることなく、プロジェクターの周囲に自由に画像を表示させたり、表示される画像の種類に対応して横長画像と縦長画像とを切り替えたりすることができる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態のライトバルブ351は、画像形成領域が長方形に形成されているが、正方形に形成されていてもよい。
これによって、反射部4,14が光を反射する方向が90°変更された場合(例えば、第1状態における基準状態から第3状態における基準状態への変更)でも、投写面に表示される画像は、正方形が維持される。これによって、ライトバルブ351の画像形成領域には、画像を90°回転させる処理がなされれば、縦横比等に関する変換の処理が不要なので、画像形成領域の表示を切り替えるための信号処理等の簡素化が可能となる。
前記実施形態では、プロジェクター1,10が床や机上等に設置された据置き設置で説明したが、据置き設置に対してプロジェクター1,10の上下が反転され、天井等に吊り下げられる天吊り設置で壁面や天井等に配置された投写面に画像を表示させることも可能である。
前記実施形態では、プロジェクター1は、据置き設置された姿勢で、投写レンズ36が下方から上方に向けて光を投写するように構成されているが、投写レンズ36が水平方向、あるいは水平方向に対して傾斜する方向に光を投写するように構成してもよい。この構成により、例えば、プロジェクターを天吊り設置して、反射部を移動させることによって、天井、壁面および床面へ画像を表示させることが可能となる。
第1実施形態における第1平面Fv1は、光軸36Jに直交する平面であるが、光軸36Jに直交する平面に限らず、光軸36Jと交差する平面を第1平面Fv1としてもよい。例えば、光軸36Jが上下方向に対して傾斜するように配置された投写レンズ36に対し、水平方向に沿う平面を第1平面Fv1とし、反射部4が反射する光の方向を、この第1平面Fv1上において、少なくとも90°変更可能に反射部4を支持するように支持機構5を構成してもよい。これによって、筐体本体2内における光学ユニット3の配置自由度の向上や、プロジェクター1の小型化を図りつつ、横長画像と縦長画像とを切り替え可能なプロジェクター1の提供が可能となる。
第3実施形態における反射部14は、第1平面Fv1に対する角度が45°で固定されているが、光軸36Jに対する角度が調整可能となるように構成してもよい。
図9は、この変形例における反射部400を示す模式図である。
反射部400は、図9に示すように、ミラー41および保持部材401に加え、アーム部402を備えている。アーム部402は、第3実施形態と同様に、一端側が支持機構15に回転可能に支持される(図示省略)。そして、アーム部402は、他端側が保持部材401に軸支され、反射部400は、第1平面Fv1に対する角度が変更可能となる。これによって、反射部400の第1平面Fv1上における回転方向とは異なる方向、つまり観察側から見て上下方向の画像の移動が可能となる。
第3実施形態におけるプロジェクターは、反射部14が光軸36Jを中心として360°回転可能とするように構成されているが、回転可能な範囲が360°より狭い範囲、例えば、90°の範囲で回転するように構成してもよい。これによって、支持機構15や検出部17の簡素化を図って横長画像と縦長画像とを切り替え可能なプロジェクターが提供できる。
また、第3実施形態におけるプロジェクターにおいて、第2実施形態の載置台8を備えるように構成してもよい。
第3実施形態における反射部14が光軸36Jに沿う方向に移動可能とするように構成してもよい。これによって、台形歪を生じさせずに表示される画像の移動やズーム調整が可能となる。
前記実施形態では、反射部4,14を手動により移動させる構成としているが、反射部4,14を電動により移動させる構成としてもよい。
また、第2実施形態のプロジェクター10においては、反射部4の移動に連動して筐体本体2が回転するように構成してもよい。そして、この反射部4を遠隔操作が可能なリモコンで移動させるように構成してもよい。また、外部から入力される画像情報をプロジェクターが自動判別して、同一の投写面SCに横長画像と縦長画像とを切り替えるように構成してもよい。
前記実施形態におけるミラー41は、反射面が平面に形成されているが、反射面を曲面、例えば、非球面形状に形成してもよい。これによって、ミラー41の反射面が平面で形成されている場合に比べ反射する光を広角化できるので、画像をより大きく表示させることや、近接投写が可能となる。
前記実施形態の光変調装置は、透過型の液晶パネルを用いて構成されているが、反射型の液晶パネルを利用したものであってもよい。
また、前記実施形態の光変調装置は、R光、G光、およびB光に対応する3つのライトバルブ351を用いるいわゆる3板方式を採用しているが、これに限らず、単板方式を採用してもよい。
また、光変調装置としてマイクロミラー型の光変調装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものであってもよい。
光源装置31は、放電型のランプを用いたものに限らず、その他の方式のランプや発光ダイオード等の固体光源で構成してもよい。
1,10…プロジェクター、2…筐体本体、3…光学ユニット、4,14,400…反射部、5,15…支持機構、7,17…検出部、8…載置台、36…投写レンズ、36J…光軸、41…ミラー、51,51A,51B,51A1,51A2,51B1,51B2…支持体、61…制御部、63…画像処理部、65…画像補正部、311…光源、351,351B,351G,351R…ライトバルブ、Fv1…第1平面。

Claims (6)

  1. 光源と、複数の画素がマトリクス状に配列された画像形成領域を有し、前記光源から射出された光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光を投写する投写レンズとを備えたプロジェクターであって、
    前記投写レンズから投写された光を反射する反射部と、
    前記反射部が反射する光の方向を、前記投写レンズの光軸に交差する第1平面上において少なくとも90°変更可能に前記反射部を支持する支持機構と、
    前記反射部の向きを検出するための検出部と、
    前記検出部の検出結果に応じて前記画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させる制御部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記光源、前記光変調装置および前記投写レンズを収納する筐体本体と、
    前記筐体本体が載置される載置台と、
    を備え、
    前記筐体本体は、前記第1平面に倣う平面上において、回転可能に前記載置台に支持されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記支持機構は、
    前記第1平面において前記光軸を囲む矩形状の角部に位置して前記反射部を支持する4つの支持体を有し、
    前記4つの支持体は、前記第1平面からの突出量が個別に変更可能に構成されていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記検出部は、前記4つの支持体の位置を検出し、
    前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記反射部の向きを算出し、算出した結果に応じて前記画像形成領域に表示させる画像の向きを変更させることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記第1平面は、前記光軸に直交する平面であり、
    前記支持機構は、
    前記反射部が前記第1平面上で前記光軸を中心として回転可能に前記反射部を支持することを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記画像形成領域は、正方形に形成されていることを特徴とするプロジェクター。
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