JP4078231B2 - 成形品収納装置及び樹脂封止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、樹脂封止後の成形品を収納する成形品収納装置及び樹脂封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂封止装置の一例として樹脂タブレットを用いた樹脂封止装置について説明する。この樹脂封止装置は、モールド金型(上型及び/又は下型)にワーク(リードフレーム、樹脂基板、シリコンウエハ及び樹脂タブレットなど)が搬入され、更に樹脂タブレットが供給されてから、型開閉機構を作動させてモールド金型をクランプし、溶融した樹脂を圧送りしてトランスファー成形を行うものである。成形後の成形品は、モールド金型より取り出されて収納マガジンなどに収納されるようになっている。
【0003】
具体的には、樹脂封止装置は、ワーク供給部、樹脂供給部、樹脂封止部及び成形品収納部が設けられている。そして、ワーク及び樹脂タブレットをローダーで保持しながら樹脂封止部へ搬入して樹脂封止を行い、樹脂封止部から成形品をアンローダーにより成形品取出部へ取り出して、ディゲート部で不要樹脂と分離してから成形品収納部で収納マガジン等へ収納するようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−300976号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の樹脂封止装置においては、成形品収納部が、マガジン内に成形品を積層して収容するスタック収納方式か成形品をマガジンの両側壁面に形成された各スリットに沿ってスライドさせて収容するスリット収納方式を採用するかによって樹脂封止装置が専用機となっていた。このため、成形品収納部をスタック収納方式とスリット収納方式とで改変するのに改変作業に手間取るため改変は行い難く、スタック収納方式及びスリット収納方式を併用するため増設するとすれば、装置の設置面積が増大するため設置できない場合や、作業スペースが確保できない場合があった。
【0006】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ワークの品種に応じて収納方式の切換作業を効率良くしかも装置の設置面積を拡大せずに行える成形品収納装置及び該成形品収納装置を用いて小型で汎用性の高い樹脂封止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
樹脂封止後の成形品を収納する成形品収納装置であって、駆動源より駆動伝達されて昇降する複数の昇降ロッドがユニット載置部を挿通して収納マガジン側へ突き出し可能に支持されたベースユニットの当該ユニット載置部に前記昇降ロッドの先端側を支持するロッド支持部が各々移動可能に組み付けられ、前記ユニット載置部に筒体状に形成されたマガジンの底部に装填されたリフタープレート上に成形品を積層収納するスタック収納マガジンを収納したスタック収納ユニット又は筐体状に形成されたマガジンの両側壁面に設けられたスリットに沿って成形品をスライドさせて収納するスリット収納マガジンを収納したスリット収納ユニットが載置され、前記昇降ロッドは、スタック収納マガジンのリフタープレートに当接して昇降する位置とスリット収納マガジンを載置するスライドガイドに連繋して昇降する位置とで前記ロッド支持部の組み付け位置を移動することにより、共通のユニット載置部に成形品の収納形態が異なる収納ユニットを併用ならしめたことを特徴とする。
【0008】
樹脂封止装置においては、ワーク供給部よりワーク及び封止樹脂をプレス部に供給して樹脂封止を行い、樹脂封止された成形品をプレス部から前述した成形品収納装置へ取り出して収納することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る成形品収納装置及び樹脂封止装置の好適な実施の形態について添付図面と共に詳述する。本実施例は、樹脂封止装置の一部として成形品収納装置が分離可能に設けられた場合を例示して説明する。
【0010】
図1はスタック収納方式の成形品収納装置の平面図、図2はスリット収納方式の成形品収納装置の平面図、図3はベースユニットの構成を示す正面図、図4(a)(b)(c)はベースユニットのユニット載置部の平面図、正面図、右側面図、図5(a)(b)は、スタック収納マガジンを備えたマガジン交換ユニットのベースユニットへの着脱作業の説明図及び矢印A−A断面図、図6(a)(b)は、スリット収納マガジンを備えたマガジン交換ユニットのベースユニットへの着脱作業の説明図及び矢印A−A断面図、図7〜図9はスタック収納方式からスリット収納方式への切換え作業の説明図、図10は樹脂封止装置の平面図である。
【0011】
先ず、樹脂封止装置の一例の概略構成について図10を参照して説明する。
樹脂封止装置はワーク供給部Aと成形品収納装置を構成する成形品収納部Bとの間にプレス部1を設けた増設レール部Cを分離可能に備えている。ワーク供給部A、成形品収納部B及び増設レール部Cのそれぞれが移動レール部と台座部を有しており、台座部には各種機能部を備えることが可能である。
【0012】
図10において、ワーク供給部Aは、供給マガジン1に収納されたワーク(リードフレーム、樹脂基板などに半導体チップが搭載されたもの又は搭載用のもの)Wをフレームインデックス2へ載せた後、プレヒート部3へ向きを揃えて送り出される。プレヒート部3でプレヒートされたワークWがローダー4に受け渡される。また、図示しないリニアフィーダから整列して送り出された樹脂タブレットがタブレットホルダー5へ装填され、該タブレットホルダー5を供給位置まで移動してローダー4に受け渡される。
【0013】
増設レール部Cは、ワーク供給部Aと成形品収納部Bとの間に挿脱可能に設けられている。増設レール部Cは、ワーク供給部Aと成形品収納部Bとの間に増設される。ワーク供給部A、成形品収納部B及び増設レール部Cは移動レール部6どうしを連絡するように連結され、移動レール部6上をローダー4及びアンローダー7が各々共用して移動可能になっている。
【0014】
プレス部8は本実施例では4箇所に並設されている。各プレス部8はモールド金型、公知の型開閉機構及びモールド金型のキャビティに樹脂圧を印加しながら封止樹脂を送り出す公知のトランスファ機構などが装備されている。各プレス部1は、台座部に設けられており、必要に応じてモールド金型の金型面を覆うリリースフィルムを張設するフィルムユニット9が設けられていても良い。
【0015】
ローダー4は、プレヒート部3でワークWを受け取って保持し、タブレットホルダー5より樹脂タブレットを受け取って保持したまま、移動レール部6側から各プレス部8へ進退移動して搬入するようになっている。また、樹脂封止後の成形品はプレス部8において離型され、アンローダー7により成形品収納部Bへ搬出されるようになっている。
【0016】
成形品収納部Bには、アンローダー7により成形品が取り出される成形品取出部10、成形品より不要樹脂が分離されるディゲート部11及び成形品を収納するワーク収納部12が設けられている。成形品取出部10では、いずれかのプレス部8からアンローダー7により取出された成形品が下方に待機している移動テーブル13へ受け渡される。アンローダー7は、成形品を移動テーブル13へ受け渡すと次の成形品の取出し動作に移行する。移動テーブル13は成形品を載置したままディゲート部11へ搬送する。ディゲート部11は、移動テーブル13により搬送された成形品を押えて冷却すると共にワークWをツイストすることによりゲートブレイクし不要樹脂を分離する。不要樹脂は図示しないスクラップボックスへ回収される。移動テーブル13は成形品のみを載置して受渡し位置まで搬送する。受渡し位置において、移動テーブル13に載置された成形品が成形品ピックアップ14により一旦保持されてワーク収納部12へ以下に説明するスタック収納若しくはスリット収納が行われる。
【0017】
次に、図1及び図2において、成形品をスタック収納する場合とスリット収納を行う場合の収納動作について説明する。先ず成形品をスタック収納する場合には、図1において、成形品ピックアップ14が移動テーブル13よりディゲートされた成形品をチャックすると、該成形品ピックアップ14がスタック収納マガジン15上まで移動しチャックを解除してマガジン内へ成形品を収納する。成形品ピックアップ14は、移動テーブル13からの受渡し位置Pとスタック収納マガジン15上の収納位置Qとの間を往復移動するようになっている。成形品のスタック収納動作は、一方のスタック収納マガジン15のみに対し、成形品ピックアップ14がチャックした2枚分の成形品のうち1枚目をスタックしてから成形品ピックアップ14を180度回転させて2枚目の成形品の向きを揃えて同一のマガジンへスタックするようにしても良いし、或いは両側のスタック収納マガジン15に対し、成形品ピックアップ14がチャックした2枚分の成形品のチャックを同時に解放してスタックするようにしても良い。
【0018】
次に、成形品をスリット収納する場合には、図2において、成形品ピックアップ14が受渡し位置Pへ移動した移動テーブル13よりディゲートされた成形品をチャックすると、移動テーブル13は成形品取出部10側へ戻る。受渡し位置Pの下方には収納用レール部16がワーク収納部12まで敷設されている。成形品ピックアップ14はチャックした成形品を収納用レール部16へ受け渡す。収納用レール部16の端部にはプッシャー17が設けられており、プッシャー17によりワークWの後端側を押動しながらワークWをスリット用収納マガジン18のスリット溝へ収納するようになっている。尚、収納用レール部16のレール幅はワークWによって調整又はレール部を交換できるようになっている。
【0019】
次に、ワーク収納部12の構成について図3及び図4を参照して詳述する。
ベースユニット19の底部には、駆動源として正逆回転駆動可能なモータ21が2箇所に設けられている。ベースユニット19のフレーム部20に固定されているユニット載置部26には、ねじ軸22が2箇所に起立して回転可能に支持されている。ねじ軸22の下端部にはプーリ23が一体に設けられており、モータプーリとの間には無端状のタイミングベルトが掛け渡されている。各ねじ軸22にはナット部24が螺合しており、ねじ軸22の回転に伴って上下に移動するようになっている。ナット部24には、昇降ロッド25の下端が各々起立して支持されている。各昇降ロッド25の上端は、フレーム部20に一体に支持されたユニット載置部26を挿通して支持されている。ナット部24がねじ軸22に沿って上下に移動すると、ユニット載置部26を挿通する昇降ロッド25をマガジン側へ突き出させて昇降させるようになっている。
【0020】
ユニット載置部26は、成形品の収納形態が異なる収納マガジン(本実施例ではスタック収納マガジン15若しくはスリット収納マガジン18)を備えた収納ユニット(本実施例ではスタック収納ユニット27若しくはスリット収納ユニット28(図6(a)参照))が位置決めされて着脱可能に載置されるようになっている。図4(a)において、ユニット載置部26には、スタック収納ユニット27を位置決めするためのスタック用位置決めピン29が4箇所に突設されている。また、スタック収納ユニット27を載置した後で固定を行うスタック用固定ブロック30が2箇所に設けられている。図4(c)において、スタック用固定ブロック30にはねじ孔31が設けられており、スタック収納ユニット27がユニット載置部26に載置された後でねじ孔31にてねじ止めされるようになっている。
【0021】
また、図4(a)(b)において、ユニット載置部26には、スリット収納ユニット28を位置決めするためのスリット用位置決めピン32が4箇所に突設されている。スリット収納ユニット28は、フレーム底部42に形成された位置決め孔46にスリット用位置決めピン32を嵌合させてユニット載置部26に載置される。また、フレーム底部42とスタック用位置決めピン29との干渉を避けるため、フレーム底部42にはスペーサブロック43が設けられている。ボルト44がフレーム底部42、スペーサブロック43を貫通してユニット載置部26のタップ45にねじ締めされることにより収納ユニット28が固定される(図6(a)参照)。
【0022】
また、ユニット載置部26には、昇降ロッド25を支持するロッド支持部33が取付ねじ34により取り付けられている。ユニット載置部26には長孔26aが形成されており、該長孔26aを昇降ロッド25が挿通している。取付ねじ34を緩めてロッド支持部33を長孔26aに沿って移動させることにより、昇降ロッド25どうしの間隔を拡縮するよう調整できる。
【0023】
次に、スタック収納ユニット27及びスリット収納ユニット28のベースユニット19への着脱動作について図5及び図6を参照して説明する。先ず、スタック収納ユニット27の着脱動作について説明する。図5(a)(b)において、スタック収納ユニット27のフレーム底部35にはガイド溝36が長手方向に形成されている。また、フレーム側部37には固定ねじ38が設けられている。図5(a)において、スタック収納ユニット27をユニット載置部26のスタック用位置決めピン29がガイド溝36に進入するように載せる。スタック収納ユニット27をユニット載置部26に載せた後、スタック用位置決めピン29がガイド溝36に進入したまま図5(b)の矢印方向へスライドさせて、スタック用固定ブロック30にフレーム側部37が突き当たるまでスライドさせる。そして、固定ねじ38をねじ孔31に嵌合させて締め付けることでスタック収納ユニット27がユニット載置部26に位置決めして固定される。
【0024】
図5(a)において、スタック収納マガジン15は、スタック収納ユニット27のユニットフレーム39に支持されたマガジンテーブル40に載置される。マガジンテーブル40は、ユニットフレーム39の適当な位置に上下させることができる。スタック収納マガジン15は筒体状に形成されており、ワーク(成形品)Wが積層収納されるため、マガジン底部を形成するリフタープレート41が脱落しないように装填されている。昇降ロッド25が上昇すると、マガジン底部に収容されたリフタープレート41の下面に当接したまま押上げ、マガジン内で押上げられた位置で待機させておく。成形品ピックアップ14よりワークWがマガジン内にスタック収納されるたびに順次下降することにより積層収納されるようになっている。
【0025】
次に、スリット収納ユニット28の着脱動作について説明する。図6(a)(b)において、スリット収納ユニット28のフレーム底部42には、ユニット載置部26に設けられたスリット用位置決めピン32が嵌合する位置決め孔46が4箇所に設けられている。ユニット載置部26に突設されたスタック用位置決めピン29との干渉を避けるため、スリット用位置決めピン32はスタック用位置決めピン29と異なる高さ位置で突設されており、フレーム底部42にはスペーサブロック43が両側に設けられている。また、フレーム底部42には、スペーサーブロック43を貫通してボルト44が嵌め込まれている。
【0026】
図6(a)において、スリット収納ユニット28のフレーム底部42に設けられた位置決め孔46とユニット載置部26のスリット用位置決めピン32、スペーサブロック43より突設されたボルト44とユニット載置部26のタップ45とを各々位置合わせして載置してからねじ締めするだけで、スリット収納ユニット28がユニット載置部26に固定される。
【0027】
スリット収納マガジン18は、筐体状に形成されたマガジンの両側内壁に設けられたスリットに沿ってワーク(成形品)Wをスライドさせて収容する。スリット収納ユニット28内には、スリット収納マガジン18を搭載して上下にスライド可能なスライドガイド47が設けられている。スライドガイド47は、ユニットフレーム48に上下に設けられた直動ガイド49に連繋してスライド自在に設けられている。スライドガイド47の底部は昇降ロッド25の上端部と連繋するようになっている(図8参照)。スリット収納マガジン18はスライドガイド47に載置されて昇降ロッド25がスライドガイド47に連繋したまま当該スリット収納マガジン18スライドガイド47と共に順次上昇又は下降させることにより成形品が収納されるようになっている。
【0028】
次に、収納ユニットの交換作業の一例について、図3乃至図9を参照して説明する。本実施例では、ベースユニット19にスタック収納ユニット27が搭載された状態からスリット収納ユニット28へ交換する交換作業について説明する。
図3において、スタック収納ユニット27をユニット載置部26より取り外す。取り外す手順は、固定ねじ38を取り外してユニットフレーム39を図の矢印方向へスライドさせることにより、ガイド溝36の長手方向に沿って引き出すことができる(図5(a)(b)参照)。
【0029】
次に、図7において、スライドガイド47にスリット収納マガジン18が搭載されていない状態のスリット収納ユニット28を準備する。スリット収納ユニット28を載置する前に、ユニット載置部26で取付ねじ34を緩めてロッド支持部33を長孔26aに沿って移動させることにより、昇降ロッド25どうしの間隔広げておく(図4(a)参照)。
次いで、スリット収納ユニット28をユニット載置部26に載置する。図8において、スリット収納ユニット28のフレーム底部42に設けられた位置決め孔46とスリット用位置決めピン32、ボルト44とタップ45とを各々嵌合させて載せ、ボルト44をタップ45にねじ締めする(図6(a)参照)。また、スライドガイド47の一部と昇降ロッド25の上端部とを連繋部50にて連繋する。
【0030】
次に、図8に示す空のスリット収納マガジン18をスライドガイド47に載せる。図9にスリット収納マガジン18をスライドガイド47に載せた状態を示す。成形品を収納する動作に先立ってモータ21を起動して昇降ロッド25を上昇させ、スライドガイド47と共にスリット収納マガジン18を収納位置まで上昇させて待機する。
【0031】
上述した成形品収納装置を用いれば、ベースユニット19のユニット載置部26に、成形品の収納形態が異なるスタック収納マガジン15やスリット収納マガジン18を備えたスタック収納ユニット27やスリット収納ユニット28が位置決めされて着脱可能に載置できるので、ワークの品種に応じて収納方式の切換作業を効率良くしかも装置の設置面積を拡大せずに行える(図10二点鎖線で示すワーク収納部12参照)。
また、上記成形品収納装置を用いることで小型で汎用性の高い樹脂封止装置を提供することができる。また、本実施例の樹脂封止装置は、ワーク供給部A、成形品収納部B及び増設レール部Cは分割して組み替え可能に設けられているので、ワークの品種に応じて装置レイアウトが自由に変更でき、大幅な樹脂封止装置の改変を伴わずに、半導体パッケージ製造装置の一部としてインライン化して生産効率を向上させることができる。
【0032】
以上、本発明の好適な実施例について述べてきたが、上述した実施例の態様に限定されるのではなく、例えば、収納マガジンへの収納方式は、スタック収納若しくはスリット収納方式以外であっても良い。また、樹脂封止装置はプレス部を備え、ワーク供給部A及び成形品収納部Bが一体に形成された装置であっても良い。また、プレス部のモールド金型にはキャビティが1箇所に形成されていても、複数箇所に形成されていても何れでも良い。また、プレス部は、圧縮成形、トランスファー成形の他にも射出成形等であっても良い。また、樹脂封止装置には、ワーク洗浄部及び/又はポストキュア部がインライン化して設けられていても良い等、多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係る成形品収納装置を用いれば、ベースユニットのユニット載置部に、成形品の収納形態が異なる収納マガジンを備えた収納ユニットが位置決めされて着脱可能に載置できるので、ワークの品種に応じて収納方式の切換作業を効率良くしかも装置の設置面積を拡大せずに行うことができる。
また、上記成形品収納装置を用いることで、小型で汎用性の高い樹脂封止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタック収納方式の成形品収納装置の平面図である。
【図2】スリット収納方式の成形品収納装置の平面図である。
【図3】ベースユニットの構成を示す正面図である。
【図4】ベースユニットのユニット載置部の平面図、正面図、右側面図である。
【図5】スタック収納マガジンを備えたマガジン交換ユニットのベースユニットへの着脱作業の説明図及び矢印A−A断面図である。
【図6】スリット収納マガジンを備えたマガジン交換ユニットのベースユニットへの着脱作業の説明図及び矢印A−A断面図である。
【図7】スタック収納方式からスリット収納方式への切換え作業の説明図である。
【図8】スタック収納方式からスリット収納方式への切換え作業の説明図である。
【図9】スタック収納方式からスリット収納方式への切換え作業の説明図である。
【図10】樹脂封止装置の平面図である。
【符号の説明】
A ワーク供給部
B 成形品収納部
C 増設レール部
1 供給マガジン
2 フレームインデックス
3 プレヒート部
4 ローダー
5 タブレットホルダー
6 移動レール部
7 アンローダー
8 プレス部
9 フィルムユニット
10 成形品取出部
11 ディゲート部
12 ワーク収納部
13 移動テーブル
14 成形品ピックアップ
15 スタック用収納マガジン
16 収納用レール部
17 プッシャー
18 スリット用収納マガジン
19 ベースユニット
20 フレーム部
21 モータ
22 ねじ軸
23 プーリ
24 ナット部
25 昇降ロッド
26 ユニット載置部
27 スタック収納ユニット
28 スリット収納ユニット
29 スタック用位置決めピン
30 スタック用固定ブロック
31 ねじ孔
32 スリット用位置決めピン
33 ロッド支持部
34 取付ねじ
35、42 フレーム底部
36 ガイド溝
37 フレーム側部
38 固定ねじ
39、48 ユニットフレーム
40 マガジンテーブル
41 リフタープレート
43 スペーサブロック
44 ボルト
45 タップ
46 位置決め孔
47 スライドガイド
49 直動ガイド
50 連繋部

Claims (3)

  1. 樹脂封止後の成形品を収納する成形品収納装置であって
    駆動源より駆動伝達されて昇降する複数の昇降ロッドがユニット載置部を挿通して収納マガジン側へ突き出し可能に支持されたベースユニットの当該ユニット載置部に前記昇降ロッドの先端側を支持するロッド支持部が各々移動可能に組み付けられ、
    前記ユニット載置部に筒体状に形成されたマガジンの底部に装填されたリフタープレート上に成形品を積層収納するスタック収納マガジンを収納したスタック収納ユニット又は筐体状に形成されたマガジンの両側壁面に設けられたスリットに沿って成形品をスライドさせて収納するスリット収納マガジンを収納したスリット収納ユニットが載置され、
    前記昇降ロッドは、スタック収納マガジンのリフタープレートに当接して昇降する位置とスリット収納マガジンを載置するスライドガイドに連繋して昇降する位置とで前記ロッド支持部の組み付け位置を移動することにより、共通のユニット載置部に成形品の収納形態が異なる収納ユニットを併用ならしめたことを特徴とする成形品収納装置。
  2. 樹脂封止後、モールド金型から取り出された成形品から不要樹脂を分離するディゲート部と、不要樹脂が分離された成形品を一旦保持し、収納マガジンの収納形態に応じて収納動作を行う成形品ピックアップ部とを具備したことを特徴とする請求項1記載の成形品収納装置。
  3. ワーク供給部よりワーク及び封止樹脂をプレス部に供給して樹脂封止を行い、樹脂封止された成形品をプレス部から請求項1又は2項記載の成形品収納装置へ取り出して収納することを特徴とする樹脂封止装置。
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