JP4077770B2 - 半導体素子収納用パッケージおよびこれを用いた半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高周波の電気信号を送受信する半導体素子を収納する半導体素子収納用パッケージ、およびその半導体素子収納用パッケージを用いて成る半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気信号を送受信する半導体素子を収容するための半導体素子収納用パッケージは、一般に、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成り、上面に半導体素子の搭載部が形成された基体と、タングステン、モリブデン、マンガン等の金属材料から成り、基体の半導体素子搭載部から基体に設けた貫通孔を介し下面にかけて被着導出された複数の入出力配線導体(第1配線導体)およびグランド配線導体と、この各配線導体と電気的に接続するようにして基体の下面に形成された複数個のグランド用パッドおよび入出力用パッドと、基体の搭載部より上面もしくは側面にかけて導出されている出入力配線導体(第2配線導体)と、導電性の線材と絶縁性の外囲体とから成り、線材の一端が出入力配線導体(第2配線導体)に接続され、他端が外部に導出されているコネクターとにより構成されている。
【0003】
かかる半導体素子収納用パッケージは、その搭載部に電気信号を送受信する半導体素子がAu−Snろう材あるいは半田等の接合材を介して接着固定されるとともに、半導体素子の電極が入出力配線導体(第1配線導体)、グランド配線導体および出入力配線導体(第2配線導体)にボンディングワイヤや接続用リボン、半田等の導電性接続材を介して接続され、その後、必要に応じて蓋体等で半導体素子を封止することによって半導体装置となる。
【0004】
また前記半導体装置は基体の下面に形成されているグランド用パッドおよび入出力用パッドを外部電気回路基板の回路導体に半田バンプ等から成る接続端子を介し接続させることによって内部に収容する半導体素子が外部電気回路に接続され、同時にコネクターに同軸ケーブル等を介し外部の通信装置等の外部機器を接続させることによって半導体素子と外部機器とが接続するようになっている。
【0005】
なお、前記半導体装置に使用されている半導体素子は複数の電気信号を合成して一つの電気信号に変換する、或いは一つの電気信号を分離して複数の電気信号に変換する機能を有しており、外部電気回路から入出力用パッド及び第1配線導体を介して入力される5〜10GHzの複数の電気信号は半導体素子で合成されて40〜80GHzの一つの電気信号となり、この40〜80GHzの電気信号は第2配線導体を介してコネクターに伝送されるとともにコネクターより外部の通信装置等の外部機器に伝送され、またコネクターを介して外部機器より伝送された40〜80GHzの電気信号は半導体素子で5〜10GHzの複数の電気信号に変換され、各々の5〜10GHzの電気信号は第1配線導体及び入出力用パッドを介して外部電気回路に伝送されることとなる。
【0006】
また前記酸化アルミニウム質焼結体やムライト質焼結体等から成る基体はその線膨張係数が4×10−6/℃〜7.5×10−6/℃であるのに対し、外部電気回路基板は一般にガラスエポキシ樹脂材で形成されており、その線膨張係数は約15×10−6/℃程度であり、大きく相違することから外部電気回路基板の回路導体に入出力用パッドを半田バンプ等から成る接続端子を介して接続した後、基体と外部電気回路基板に熱が作用すると基体と外部電気回路基板の熱膨張量の相違に起因して大きな応力が発生しこの応力によって入出力用パッドが基体より剥離したり、半田バンプ等からなる接続端子に破断が発生して半導体素子と外部電気回路との間の接続が破られてしまう。そのためこの従来の半導体素子収納用パッケージ等は入出力用パッドを直径が1mm以上の円形形状(平面積が0.785mm2以上の円形形状)とし基体と入出力用パッドとの接合強度を強くするとともに外部電気回路基板の回路導体と入出力用パッドとを接続する半田バンプ等からなる接続端子の量を多くし破断が発生しないようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−164466号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置においては、基体の下面に形成されている円形形状の入出力パッドの直径が1mm以上(平面積で0.785mm2以上)であるのに対し、該入出力パッドに接続される第1配線導体のうち基体に設けた貫通孔領域での断面積が通常約0.07mm2(直径が0.3mmの円形形状)であり大きく相違(入出力用パッドの平面積が第1配線導体の断面積より10倍大きい)することから、基体に設けた貫通孔領域での第1配線導体のインピーダンスに比し、入出力パッドのインピーダンスが非常に小さいものとなっている。そのためこの入出力用パッドを介して第1配線導体と外部電気回路基板の回路導体とを接続するとともに5〜10GHzの電気信号を伝送させた場合、5〜10GHzの電気信号は高周波信号であるためインピーダンスが低い入出力用パッドで反射等を起こし、伝送特性が大きく劣化してしまうという欠点を有していた。
【0009】
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的は入出力用パッドでの高周波の電気信号の反射等を有効に防止し、外部電気回路と半導体素子とを接続する第1配線導体および入出力用パッドでの電気信号の伝送特性を改善した半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、40GHz乃至80GHzの電気信号を送受信する半導体素子が搭載される搭載部を有する基体と、該基体の前記搭載部より基体に設けた貫通孔を介し下面にかけて導出されている複数個のグランド配線導体および第1配線導体と、前記基体の下面に形成され、前記グランド配線導体および第1配線導体に電気的に接続し、かつ外部電気回路に接続端子を介して接続される複数個のグランド用パッドおよび入出力用パッドと、前記基体の搭載部より上面もしくは側面にかけて導出されている第2配線導体と、導電性の線材と絶縁性の外囲体とから成り、線材が前記第2配線導体に電気的に接続されているコネクターとを備え、前記コネクターは、前記基体の上面と側面との間の切り欠きに配置されるとともに、前記外囲体の下部が前記基体に当接され、前記下部に対向する前記外囲体の上部が露出しており、前記入出力用パッドの平面積が0.196mm2以下であり、かつ前記接続端子がヤング率を500MPa以下としたコア部材と、該コア部材の外表面に被着されている電気抵抗率を2×10−7Ω・m以下とした被覆材とから形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
また本発明の半導体素子収納用パッケージは、前記接続端子のコア部材がジビニルベンゼン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一種より成り、被覆材が銅、銀、錫、白金、パラジウムの少なくとも一種より成ることを特徴とするものである。
【0012】
また本発明の半導体素子収納用パッケージは、前記接続端子のコア部材がジビニルベンゼン樹脂から成り、被覆材が銅、銀もしくはこれらの合金から成ることを特徴とするものである。
【0013】
また本発明の半導体素子収納用パッケージは、前記接続端子の被覆材がコア部材にめっき法により3μm乃至15μmの厚みに被着させて形成したことを特徴とするものである。
【0014】
また本発明の半導体素子収納用パッケージは、前記接続端子の被覆材の外表面に、半田が被着されていることを特徴とするものである。
【0015】
また本発明の半導体装置は、上記構成の半導体素子収納用パッケージと、40GHz〜80GHzの電気信号を送受信する半導体素子とから成り、前記パッケージの搭載部に半導体素子を搭載固定するとともに該半導体素子の各電極を第1配線導体および第2配線導体に電気的に接続したことを特徴とするものである。
【0016】
本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置によれば、基体の下面に形成される入出力用パッドの平面積を0.196mm2以下とし、基体の貫通孔に形成される第1配線導体の断面積(約0.07mm2:直径0.3mm)に近づけたことから高い周波数において入出力用パッドのインピーダンスと第1配線導体のインピーダンスを近似させることができ、その結果、入出力用パッドを介して第1配線導体と外部電気回路基板の回路導体とを接続するとともに5〜10GHzの高周波の電気信号を伝送させたとしても入出力用パッドで大きな反射等を起こすことはなく、伝送特性を優れたものとなすことができる。
【0017】
また本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置によれば、入出力用パッドと外部電気回路とを接続する接続端子をヤング率が500MPa 以下、具体的にはジビニルベンゼン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一種で形成したコア部材と、該コア部材の外表面に被着され、電気抵抗率が2×10−7Ω・m以下、具体的には銅、銀、錫、白金、パラジウムの少なくとも一種で形成した被覆材とで構成したことから、外部電気回路基板の回路導体に入出力用パッドを接続端子を介して接続した後、基体と外部電気回路基板に熱が作用し、基体と外部電気回路基板との間に両者の線膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生したとしても、その熱応力は接続端子のヤング率が500MPa以下と低いコア部材を適度に変形させることによって効果的に吸収・緩和され、その結果、入出力用パッドが基体より剥離したり接続端子に破断が発生することはほとんどなく、これによって半導体素子と外部電気回路との接続の信頼性を高いものとなすことができる。
【0018】
また特に前記接続端子のコア部材をジビニルベンゼン樹脂で形成した場合、このジビニルベンゼン樹脂は分子構造が主鎖にベンゼン環を有し、側鎖にOH基等の極性基をもたない構造で、電子が局在しない構造であるため、コア部材を低誘電率(低ε)、低誘電損失(低tanδ)となし、これによってコア部材の表面に被着されている被覆層を伝って伝送される5〜10GHzの高周波の電気信号は減衰が極めて効果的に防止されて低損失で伝送することができる。
【0019】
また前記端子部材の被覆材を銅、銀もしくはこれらの合金から成るものとした場合、入出力用パッドやグランド用パッドと外部電気回路基板の回路導体とを間に接続端子を配すると共に半田を介して接続する際、半田が接続端子の被覆層の表面に良好に流れて、入出力用パッドやグランド用パッドと接続端子、外部電気回路基板の回路導体と接続端子との半田を介して電気的接続が確実、強固となり、入出力用パッドと外部電気回路基板の回路導体との接続信頼性をより一層高いものとなすことができる。
【0020】
また前記接続端子の被覆材をコア部材にめっき法により3μm乃至15μmの厚みに被着させて形成した場合には、被覆材をコア部材に、より効率的にかつ高い生産性をもって被着させることができ、接続端子をより一層効率よく形成することができる。また、被覆材が適度に薄いため、熱応力等の応力による被覆材の機械的な破壊、および被覆材自体のヤング率が増加することに起因する被覆材の機械的な破壊をより効果的に抑止して、被覆材をコア部材に、より一層高信頼性で被着させておくことができ、より外部接続の信頼性を高いものとすることができる。
【0021】
また前記接続端子の被覆材の外表面に半田を被着させた場合には、入出力用パッドやグランド用パッドと外部電気回路基板の回路導体とを間に接続端子を配すると共に半田を介して接続する際、半田がより一層接続端子の被覆層の表面に良好に流れて、入出力用パッドやグランド用パッドと接続端子、外部電気回路基板の回路導体と接続端子との半田を介して電気的接続が確実、強固となり、入出力用パッドと外部電気回路基板の回路導体との接続信頼性が極めて高いものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の半導体素子収納用パッケージの一実施例を示し、1は基体、2aは第1配線導体、2bはグランド配線導体、3aは入出力用パッド、3bはグランド用パッド、4は第2配線導体、5はコネクターである。これら基体1、第1配線導体2a、グランド配線導体2b、入出力用パッド3a、グランド用パッド3b、第2配線導体4およびコネクター5により半導体素子6を収納するための半導体素子収納用パッケージ7が基本的に構成される。
【0024】
前記基体1は酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム質焼結体等の電気絶縁材料から成り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒、可塑剤、分散剤を添加混合して泥漿物を作り、この泥漿物を従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等のシート成形法を採用しシート状に形成してセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を得、しかる後、それらセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともにこれを必要に応じて複数枚積層し、約1600℃の高温で焼成することによって製作される。
【0025】
また前記基体1は、半導体素子6の搭載部1aから基体1に設けた貫通孔を介して下面にかけて複数個の第1配線導体2aおよびグランド配線導体2bが形成されており、該各配線導体2a、2bは半導体素子6の入出力電極および、接地電極を、入出力用パッド3aやグランド用パッド3bに接続するための導電路として作用し、搭載部1a側の一端には半導体素子6の入出力電極および、接地電極が導電性接続材を介して電気的に接続される。
【0026】
前記第1配線導体2aおよびグランド配線導体2b、入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bは、タングステン、モリブデン、マンガン等の金属材料から成り、例えばタングステンから成る場合であれば、タングステン粉末に有機溶剤を添加して成る金属ペーストを基体1となるセラミックグリーンシートの表面に所定パターンに印刷しておくことにより形成される。
【0027】
更に前記第1配線導体2aおよびグランド配線導体2bの基体1下面側の一端は、それぞれ対応する入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bと電気的に接続しており、これらの入出力用パッド3a、グランド用パッド3bを外部電気回路基板14の所定の信号用や接地用等の回路導体15に、間に接続端子12を介し半田13で接続することにより、半導体素子6の入出力電極および、接地電極が外部電気回路基板14の回路導体15と電気的に接続される。
【0028】
また更に前記基体1は、半導体素子6の搭載部1aから上面や側面等にかけて第2配線導体4が形成されており、該第2配線導体4は半導体素子6の電極をコネクター5の線材5aに接続するための導電路として作用し、搭載部1a側の一端には半導体素子6の電極が導電性接続材8を介して電気的に接続される。
【0029】
前記第2配線導体4は、上述の第1配線導体2a等と同様に、タングステン、モリブデン等の金属材料から成り、例えばタングステンから成る場合であれば、タングステン粉末に有機溶剤等を添加して成る金属ペーストを基体1となるセラミックグリーンシートの表面にスクリーン印刷法により所定パターンに印刷しておくことによって形成される。
【0030】
この第2配線導体4の基体1外表面側の一端はコネクター5の線材5aと電気的に接続しており、このコネクター5を同軸ケーブル等を介して通信装置等の外部機器に接続することにより半導体素子6と外部機器との間で高周波信号の送受信が行われる。
【0031】
前記コネクター5は、半導体素子収納用パッケージ7の第2配線導体4を同軸ケーブル等を介して外部機器に接続するための接続体として作用し、例えば、鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属の線材5aの周囲を、ホウ珪酸系ガラス等の絶縁性の外囲体5bで取り囲んだ構造である。
【0032】
前記線材5aと外囲体5bとから成るコネクター5は、例えば、鉄−ニッケル−コバルト合金から成る線材5aを、鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属から成る円筒状の容器の中央にセットし、容器内にホウ珪酸ガラス等のガラス粉末を充填した後、ガラス粉末を加熱溶融させて線材5aの周囲に被着させることによって製作される。
【0033】
かくして上述の半導体素子収納用パッケージ7によれば、基体1の搭載部1aに半導体素子6を搭載するとともにガラス、樹脂、ロウ材等の接着材を介して固定し、しかる後、半導体素子6の入出力電極および接地電極を第1配線導体2aおよびグランド配線導体2bに、例えば、ボンディングワイヤ8を介して接続し、最後に蓋体10を基体1の上面に封止材を介して接合させ、半導体素子6を気密に封止することによって半導体装置11となる。
【0034】
この半導体装置11は基体1下面の入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bが外部電気回路基板14の所定の信号用や接地用等の回路導体15に後述するような接続端子12を介して接続され、これによって半導体素子6の入出力電極および接地電極は外部電気回路基板14と電気的に接続される。
【0035】
なお、入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bの、外部電気回路基板14の所定の信号用や接地用等の回路導体15への接続端子12を介しての接続は、あらかじめ接続端子12を入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bに半田13を介して接合しておくとともに、この半田13を介して接続端子12を外部電気回路基板14の回路導体15に接続することにより行われる。
【0036】
また、この半導体装置11に取着されているコネクター5の線材5aに同軸ケーブル等の外部接続用の導線を接続することにより、半導体素子6の電極が通信装置等の外部機器に接続される。
【0037】
そしてかかる半導体装置11は、外部電気回路基板14から供給される5〜10GHzの複数電気信号を入出力用パッド3a及び第1配線導体2aを介して半導体素子6に入力させ、半導体素子6でこれら入力された電気信号を合成して、40〜80GHzの電気信号とするとともにこれを第2配線導体4を介してコネクター5に出力し、該コネクター5の線材5aを介して外部の通信装置等の外部機器に伝送する、或いは、外部の通信装置等の外部機器から伝送された40〜80GHzの一つの電気信号をコネクター5の線材5a及び第2配線導体4を介して半導体素子6に入力し、半導体素子6で入力された40〜80GHzの電気信号を5〜10GHzの複数の電気信号に変換するとともにこれらの個々の電気信号を第1配線導体2a及び入出力用パッド3aを介して外部電気回路基板14に供給することとなる。
【0038】
本発明の半導体素子収納用パッケージおよびこれを用いた半導体装置においては、第1配線導体2aと外部電気回路基板14の回路導体15を接続する入出力用パッド3aの平面積を0.196mm2以下としておくことが重要である。
【0039】
前記入出力用パッド3aの平面積を0.196mm2以下としておくと高い周波数において入出力用パッド3aのインピーダンスと第1配線導体2aのインピーダンスが近似し、その結果、入出力用パッド3aを介して第1配線導体2aと外部電気回路基板14の回路導体15とを接続するとともに5〜10GHzの高周波の電気信号を伝送させたとしても入出力用パッド3aで大きな反射等を起こすことはなく、伝送特性が極めて優れたものとなすことができる。
【0040】
なお、前記入出力用パッド3aはその平面積が0.196mm2を超えると第1配線導体2aと外部電気回路基板14の回路導体15とを入出力用パッド3aを介して接続した後、5〜10GHzの高周波の電気信号が伝送された場合、入出力用パッド3aで電気信号に反射が発生し伝送特性が大きく劣化してしまう。従って、前記入出力用パッド3aはその平面積が0.196mm2以下のものに特定される。
【0041】
また前記入出力用パッド3aの平面積を0.196mm2以下にする方法としては、金属ペーストを基体1となるグリーンシートに印刷しておくことによって入出力用パッド3aを形成する際、スクリーン印刷におけるスクリーンマスクの開口を0.196mm2以下としておくことによって行われる。
【0042】
また本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置においては、図2に示すように、接続端子12を、ヤング率を500MPa 以下としたコア部材12aと、該コア部材12aの外表面に被着されている電気抵抗率を2×10−7Ω・m以下とした被覆材12bとで形成しておくことが重要である。
【0043】
前記接続端子12を、ヤング率が500MPa 以下のコア部材12aと、該コア部材12aの外表面に被着されている電気抵抗率が2×10−7Ω・m以下の被覆材12bで形成すると、外部電気回路基板14の回路導体15に入出力用パッド3a、グランド用パッド3bを間に接続端子12を介して接続した後、基体1と外部電気回路基板14に熱が作用し、基体1と外部電気回路基板14との間に両者の線膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生したとしても、その熱応力は、接続端子12を適度に変形させることによって効果的に吸収・緩和され、入出力用パッド3aの平面積が0.196mm2以下と小さくても、入出力用パッド3aが基体1より剥離したりすることはほとんどなく、同時に接続端子12に破断が発生することもなく、これによって半導体素子6と外部電気回路基板14との接続の信頼性を極めて高いものとなすことができる。このような接続端子12の変形は、ヤング率が500MPa以下と低く、変形しやすい部材をコア部材12aとしたことにより可能となっている。
【0044】
また、この場合、被覆材12bの電気抵抗率を2×10−7Ω・m以下としたことから、電気信号を入出力用パッド3aから外部電気回路基板14の回路導体15に良好に伝送させることができる。
【0045】
なお、前記コア部材12aのヤング率が500MPa を超えると、コア部材12aが高弾性になり、接続端子12が変形しにくくなる。そのため外部電気回路基板14の回路導体15に入出力用パッド3a、グランド用パッド3bを間に接続端子12を介して接続した後、基体1と外部電気回路基板14に熱が作用し、基体1と外部電気回路基板14との間に両者の線膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生した際に、その熱応力を効果的に吸収・緩和することができなくなり、その結果、入出力用パッド3aが基体1より剥離したり、接続端子12に破断が発生したりして半導体装置11の外部電気回路基板14との接続に破壊が生じてしまう。したがって、コア部材12aのヤング率は500MPa 以下とする必要がある。
【0046】
また、コア部材12aのヤング率が100MPa 未満になると、変形しやすくなりすぎる傾向があり、半導体装置11の外部電気回路基板14に対する機械的な接続信頼性が低くなるおそれがあるため、コア部材12aのヤング率は、500MPa以下かつ100MPa 以上であることが好ましい。
【0047】
更に前記被覆材12bの電気抵抗率が2×10−7Ω・mを超えると接続端子12を介して入出力用パッド3aと外部電気回路基板14の回路導体15とを接続させた後、接続端子12の被覆材12bを通して入出力用パッド3aと回路導体15の間に5〜10GHzの高周波の電気信号を伝送させた場合、被覆材12bで電気信号が大きく減衰し、高周波特性が大きく劣化してしまう。
【0048】
したがって、被覆材12bの電気抵抗率は2×10−7Ω・m以下とする必要がある。
【0049】
前記ヤング率が500MPa 以下のコア部材12aとしてはジビニルベンゼン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一種が好適に使用され、また電気抵抗率が2×10−7Ω・m以下の被覆材12bとしては銅、銀、錫、白金、パラジウムの少なくとも一種が好適に使用される。
【0050】
また特に前記接続端子12のコア部材12aをジビニルベンゼン樹脂で形成した場合、このジビニルベンゼン樹脂は分子構造が主鎖にベンゼン環を有し、側鎖にOH基等の極性基をもたない構造で、電子が局在しない構造であるため、コア部材12aを低誘電率(低ε)、低誘電損失(低tanδ)となし、これによってコア部材12aの表面に被着されている被覆層12bを伝って伝送される5〜10GHzの高周波の電気信号は減衰が極めて効果的に防止されて低損失で伝送することができ、また被覆材12bを銅、銀もしくはこれらの合金から成るものとした場合、入出力用パッド3aやグランド用パッド3bと外部電気回路基板14の回路導体15とを間に接続端子12を配すると共に半田13を介して接続する際、半田13が接続端子12の被覆層12bの表面に良好に流れて、入出力用パッド3aやグランド用パッド3bと接続端子12、外部電気回路基板14の回路導体15と接続端子12との半田13を介して電気的接続が確実、強固となり、入出力用パッド3a等と外部電気回路基板14の回路導体15との接続信頼性をより一層高いものとなすことができる。
【0051】
また本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置においては、前記接続端子12の被覆材12bがコア部材12aにめっき法により3μm乃至15μmの厚みに被着させて形成されているものであることが好ましい。
【0052】
前記被覆材12bをコア部材12aの表面にめっき法により被着させるには、例えば、球状等の所定の形状に成形した多数のコア部材12aの表面を化学的、機械的に粗化し、次ぎにこの粗面に無電解法により一括してめっき層を被着させることによって行うことができる。この場合、被覆材12bがコア部材12aの表面に簡単、かつ均一、強固に被着させることができ、その結果、接続端子12をより効率的にかつ高い生産性をもって形成することができる。
【0053】
また、このときの被覆層12bの厚みを3μm乃至15μmとしておくことにより、3μm以下で発生する被覆材12bの応力による破壊および15μm以上で発生する被覆材12b自体のヤング率が増加することに起因する破壊を抑止することができ、より一層長期にわたって入出力用パッド3aと外部電気回路基板14の回路導体15との接続を維持することが可能な、外部接続の信頼性に極めて優れた接続端子12となすことができる。
【0054】
この場合、被覆材12bの厚みが3μm未満では、被覆材12bが薄く機械的強度が小さいため、熱応力等の応力により、被覆材12bに機械的破壊が生じやすくなる傾向がある。
【0055】
また被覆材12bの厚みが15μmを超えると、被覆材12b自体のヤング率が高くなるため、被覆材12bに内在する応力等による機械的破壊が生じやすくなる傾向がある。
【0056】
また本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置においては、前記接続端子12の被覆材12bの外表面に、半田13が被着されていることが好ましい。
【0057】
前記接続端子12の被覆材12bの外表面に、半田13を被着させておくと、この半田13により、接続端子12を入出力用パッド3aおよびグランド用パッド3bに容易かつ強固に接合させておくことができるとともに、この半田13を介して、接続端子12を外部電気回路基板14に容易かつ確実に接続することができ、入出力用パッド3aと外部電気回路基板14の回路導体15との接続をより一層強固なものとし、半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置として、より一層外部接続等の信頼性に優れた、高信頼性のものとすることができる。
【0058】
このような半田13としては、錫−鉛共昌半田、錫−銀系、錫−銀−銅系等の鉛フリー半田、鉛−錫系等の高融点半田等を用いることができる。
【0059】
また、半田13を接続端子12の外表面に被着させる方法としては、半田ペーストを塗布した後、リフロー加熱する等の方法を用いることができる。
【0060】
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
【0061】
【発明の効果】
本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置によれば、基体の下面に形成される入出力用パッドの平面積を0.196mm2以下とし、基体の貫通孔に形成される第1配線導体の断面積(約0.07mm2:直径0.3mm)に近づけたことから高い周波数において入出力用パッドのインピーダンスと第1配線導体のインピーダンスを近似させることができ、その結果、入出力用パッドを介して第1配線導体と外部電気回路基板の回路導体とを接続するとともに5〜10GHzの高周波の電気信号を伝送させたとしても入出力用パッドで大きな反射等を起こすことはなく、伝送特性を優れたものとなすことができる。
【0062】
また本発明の半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置によれば、入出力用パッドと外部電気回路とを接続する接続端子をヤング率が500MPa 以下、具体的にはジビニルベンゼン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一種で形成したコア部材と、該コア部材の外表面に被着され、電気抵抗率が2×10−7Ω・m以下、具体的には銅、銀、錫、白金、パラジウムの少なくとも一種で形成した被覆材とで構成したことから、外部電気回路基板の回路導体に入出力用パッドを接続端子を介して接続した後、基体と外部電気回路基板に熱が作用し、基体と外部電気回路基板との間に両者の線膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生したとしても、その熱応力は接続端子のヤング率が500MPa以下と低いコア部材を適度に変形させることによって効果的に吸収・緩和され、その結果、入出力用パッドが基体より剥離したり接続端子に破断が発生することはほとんどなく、これによって半導体素子と外部電気回路との接続の信頼性を高いものとなすことができる。
【0063】
また特に前記接続端子のコア部材をジビニルベンゼン樹脂で形成した場合、このジビニルベンゼン樹脂は分子構造が主鎖にベンゼン環を有し、側鎖にOH基等の極性基をもたない構造で、電子が局在しない構造であるため、コア部材を低誘電率(低ε)、低誘電損失(低tanδ)となし、これによってコア部材の表面に被着されている被覆層を伝って伝送される5〜10GHzの高周波の電気信号は減衰が極めて効果的に防止されて低損失で伝送することができる。
【0064】
また前記端子部材の被覆材を銅、銀もしくはこれらの合金から成るものとした場合、入出力用パッドやグランド用パッドと外部電気回路基板の回路導体とを間に接続端子を配すると共に半田を介して接続する際、半田が接続端子の被覆層の表面に良好に流れて、入出力用パッドやグランド用パッドと接続端子、外部電気回路基板の回路導体と接続端子との半田を介して電気的接続が確実、強固となり、入出力用パッドと外部電気回路基板の回路導体との接続信頼性をより一層高いものとなすことができる。
【0065】
また前記接続端子の被覆材をコア部材にめっき法により3μm乃至15μmの厚みに被着させて形成した場合には、被覆材をコア部材に、より効率的にかつ高い生産性をもって被着させることができ、接続端子をより一層効率よく形成することができる。また、被覆材が適度に薄いため、熱応力等の応力による被覆材の機械的な破壊、および被覆材自体のヤング率が増加することに起因する被覆材の機械的な破壊をより効果的に抑止して、被覆材をコア部材に、より一層高信頼性で被着させておくことができ、より外部接続の信頼性を高いものとすることができる。
【0066】
また前記接続端子の被覆材の外表面に半田を被着させた場合には、入出力用パッドやグランド用パッドと外部電気回路基板の回路導体とを間に接続端子を配すると共に半田を介して接続する際、半田がより一層接続端子の被覆層の表面に良好に流れて、入出力用パッドやグランド用パッドと接続端子、外部電気回路基板の回路導体と接続端子との半田を介して電気的接続が確実、強固となり、入出力用パッドと外部電気回路基板の回路導体との接続信頼性が極めて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子収納用パッケージおよびこの半導体素子収納用パッケージを用いた半導体装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体素子収納用パッケージおよびこの半導体素子収納用パッケージを用いた半導体装置の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・基体
1a・・・・搭載部
2a・・・・第1配線導体
2b・・・・グランド配線導体
3a・・・・入出力用パッド
3b・・・・グランド用パッド
4・・・・・第2配線導体
5・・・・・コネクター
5a・・・・線材
5b・・・・外囲体
6・・・・・半導体素子
7・・・・・半導体素子収納用パッケージ
8・・・・・ボンディングワイヤ
10・・・・蓋体
11・・・・半導体装置
12・・・・接続端子
12a・・・コア部材
12b・・・被覆材
13・・・・半田
14・・・・外部電気回路基板
15・・・・回路導体
Claims (6)
- 40GHz乃至80GHzの電気信号を送受信する半導体素子が搭載される搭載部を有する基体と、該基体の前記搭載部より基体に設けた貫通孔を介し下面にかけて導出されている複数個のグランド配線導体および第1配線導体と、前記基体の下面に形成され、前記グランド配線導体および第1配線導体に電気的に接続し、かつ外部電気回路に接続端子を介して接続される複数個のグランド用パッドおよび入出力用パッドと、前記基体の搭載部より上面もしくは側面にかけて導出されている第2配線導体と、導電性の線材と絶縁性の外囲体とから成り、線材が前記第2配線導体に電気的に接続されているコネクターとを備え、前記コネクターは、前記基体の上面と側面との間の切り欠きに配置されるとともに、前記外囲体の下部が前記基体に当接され、前記下部に対向する前記外囲体の上部が露出しており、前記入出力用パッドの平面積が0.196mm2以下であり、前記接続端子がヤング率を500MPa以下としたコア部材と、該コア部材の外表面に被着されている電気抵抗率を2×10−7Ω・m以下とした被覆材とから形成されていることを特徴とする半導体素子収納用パッケージ。
- 前記接続端子のコア部材がジビニルベンゼン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂の少なくとも一種より成り、被覆材が銅、銀、錫、白金、パラジウムの少なくとも一種より成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子収納用パッケージ。
- 前記接続端子のコア部材がジビニルベンゼン樹脂から成り、被覆材が銅、銀もしくはこれらの合金から成ることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子収納用パッケージ。
- 前記接続端子の被覆材がコア部材にめっき法により3μm乃至15μm の厚みに被着させて形成したことを特徴とする請求項3に記載の半導体素子収納用パッケージ。
- 前記接続端子の被覆材の外表面に、半田が被着されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の半導体素子収納用パッケージ。
- 請求項1乃至5に記載の半導体素子収納用パッケージと、40GHz〜80GHzの電気信号を送受信する半導体素子とから成り、前記パッケージの搭載部に半導体素子を搭載固定するとともに該半導体素子の各電極を第1配線導体および第2配線導体に電気的に接続したことを特徴とする半導体装置。
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