JP4077503B1 - 自動車用懸架装置 - Google Patents

自動車用懸架装置

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【課題】本発明は、コイルばねの付近の他部品と干渉したり、強度上不利とならない自動車用懸架装置におけるコイルばね支持構造を提供する。
【解決手段】コイルばね9の上端9Aを車体構成部材側の第1のばね受け座1で受けて、コイルばね9の下端9Bをアクスルハウジング側の第2のばね受け座10で受ける自動車用懸架装置において、第1のばね受け座1を可動部2と固定部6とで構成し、可動部2はリング状でその下面側にはコイルばね9の上端9Aを受ける環状の溝部3を設け、上面側には環状の凸形状または凹形状でできた嵌合部4を設けており、固定部6は下面側に環状の凹形状または凸形状でできた嵌合部8を設けたフランジ部7を有する筒体でできており、可動部2の嵌合部8と固定部6の嵌合部8とを嵌合させて、コイルばね9を可動部2とともに回動自在に第1のばね受け座1で受ける自動車用懸架装置である。
【選択図】図1

Description

本発明はコイルばね支持による自動車用懸架装置に関するものである。
従来の車体構成部材とアクスルハウジングとをコイルばね支持による自動車用懸架装置にあっては、コイルばねがストレート状態から圧縮を受けて胴曲りとなると、このコイルばねの付近の他部品と干渉したり、強度上不利になるという問題点があった。
そこで、コイルばねの他部品への干渉がなくなり、コイルばね周辺部品のレイアウトの自由度が増加させるコイルばね支持構造として、特許文献1のように、コイルばねの上端を受ける車体構成部材側のスプリング受け座と、コイルばねの下端を受けるアクスルハウジング側のスプリング受け座と、コイルばねの端部をスプリング受け座との間で受ける弾性を有するスプリングシートとを有し、アクスルハウジングの上下方向の揺動を弾性的に支持する自動車用懸架装置におけるコイルばね支持構造において、前記スプリングシートのシート部をその一方側から他方側にかけてその厚さを徐々に薄くするように形成し、このシート部の肉厚の薄い側を自動車の前方向に、シート部の肉厚の厚い側を自動車の後方向にそれぞれ向けてスプリングシートをスプリング受け座にセットする自動車用懸架装置が提案されている。
特開平6−278436号公報
しかし、上記特許文献1のような自動車用懸架装置ではコイルばねのストロークが長くした場合には、ひずみが多くなるので、スプリングシートのシート部を、その一方側から他方側にかけてその厚さを徐々に薄く形成するだけの対策では対応ができない。
本発明は、上記問題点を解消し、コイルばねのストロークが長い場合でもコイルばねがストレート状態から圧縮を受けて胴曲りとならないようにして、このコイルばねの付近の他部品と干渉したり、強度上不利とならない自動車用懸架装置におけるコイルばね支持構造を提供することを目的とする。
本発明は、コイルばねの上端を車体構成部材側の第1のばね受け座で受けて、コイルばねの下端をアクスルハウジング側の第2のばね受け座で受けて車体構成部材とアクスルハウジングとを支持する自動車用懸架装置であって、前記第1のばね受け座を可動部と固定部とで構成し、前記可動部はリング状でその下面側にはコイルばねの上端を受ける環状の溝部を設け、上面側には下方に傾斜したフランジ部および環状の凸形状でできた嵌合部を設けており、前記固定部は下面側にフランジ部を有し下端に向かって径小となる開口部が形成されているとともにフランジ部の下面側には環状の凹形状でできた嵌合部を有する筒体でできており、前記可動部の嵌合部と前記固定部の嵌合部とを嵌合させて、前記コイルばねを前記可動部とともに回動自在に第1のばね受け座で受け、前記第1のばね受け座における可動部の外周は固定部よりも大きくしたことを特徴とする。
さらに、前記第1のばね受け座における可動部および固定部を無給油樹脂材として前記可動部の環状の凸形状でできた嵌合部と前記固定部の環状の凹形状でできた嵌合部凹部とを嵌合させて可動部の回動を円滑にしたことを特徴とする。
本発明は、コイルばねの上端を車体構成部材側の第1のばね受け座で受けて、コイルばねの下端をアクスルハウジング側の第2のばね受け座で受けて車体構成部材とアクスルハウジングとを支持する自動車用懸架装置であって、前記第1のばね受け座を可動部と固定部とで構成し、前記可動部はリング状でその下面側にはコイルばねの上端を受ける環状の溝部を設け、上面側には下方に傾斜したフランジ部および環状の凸形状でできた嵌合部を設けており、前記固定部は下面側にフランジ部を有し下端に向かって径小となる開口部が形成されているとともにフランジ部の下面側には環状の凹形状でできた嵌合部を有する筒体でできており、前記可動部の嵌合部と前記固定部の嵌合部とを嵌合させて、前記コイルばねを前記可動部とともに回動自在に第1のばね受け座で受け、前記第1のばね受け座における可動部の外周は固定部よりも大きくしているので、コイルばねは、フルバウンド時においてもストレートに圧縮されて、コイルばねはフルバウンドで胴曲りが生じないようになる。したがって、このコイルばねの他部品への干渉がなくなって、コイルばね周辺部品のレイアウトの自由度が増加するし、また、応力が低下でき、また、フルバウンド付近でのコイルばねのコイル線同志のぶつかりによる線間打音の発生がなく、打音防止テープが廃止でき、また、ノルマルでのフリクションの低減を図ることができる。
本発明の実施例形態について図面にもとづいて以下、説明する。ただし、以下の実施形態は本発明の例示に過ぎず本発明はこれに限定されない。
図4は本発明の自動車用懸架装置を自動車の車体およびアクスルハウジングに取り付けた使用状態を示し、コイルばね9の上端9Aは車体構成部材A側の第1のばね受け座1で受けられており、コイルばね9の下端9BはアクスルハウジングB側の第2のばね受け座10で受けられている。Cはシリンダーである。
図1乃至図3において、車体構成部材A側の第1のばね受け座1はカップ状のスプリングシート12を介して可動部2と固定部6とで構成している。
可動部2は内周壁2Aを有するリング状で摩擦抵抗の少ない無給油樹脂材でできており、その下面側にはコイルばね9の上端9Aを受ける環状の溝部3が設けられており、上面側は下方に傾斜したフランジ部5および環状の凸形状でできた嵌合部4が設けられている。
また、固定部6は摩擦抵抗の少ない無給油樹脂材でできた筒体であり、その上端にはフランジ部7を有し下端に向かって径小となる開口部6が形成されている。フランジ部7の下面側には環状の凹形状でできた嵌合部8が設けられている。
可動部2の嵌合部4と固定部6の嵌合部8とを嵌合させて、第1のばね受け座1としており、コイルばね9の上端9Aは可動部2とともに回動自在に第1のばね受け座1で受けるよう構成している。この場合、第1のばね受け座1における可動部2の外周は固定部6よりも大きくしかつ可動部2の上面を下方に傾斜させることにより、コイルばね9に泥などが浸入しないようにしている。
一方、コイルばね9の下端9BはアクスルハウジングB側で、コイルばね9の内側を受けるばね保持突起部11を有する第2のばね受け座10で受けられている。
(作用の説明)
図1において、自動車の走行または駐停車の路面が通常の平坦な状態では左右の車輪が均衡の保たれた状態でコイルばね9はストレートなノーマル状態となっている。この状態から、路面が傾斜や段差のある状態では左右の車輪が均衡の保たれない状態となり片方の車輪がフルバウンド状態となった際、第1のばね受け座1の可動部2はコイルばね9とともにコイルばね9を軸心として回動する。このことにより、コイルばね9がストレート状態から圧縮を受けても胴曲りとならずストレート状態を維持し、しかもコイルばね9のストロークが長くなっても対応できる効果がある。
本発明の実施例を示す断面図である。 本発明の動作状態を示す断面図である。 本発明の第1のばね受け座を分解した断面図である。 本発明の実施例を自動車の車体およびアクスルハウジングに取り付けた使用状態を示す部分断面図である。
符号の説明
1 第1のばね受け座
2 可動部
6 固定部
9 コイルばね

Claims (2)

  1. コイルばねの上端を車体構成部材側の第1のばね受け座で受けて、コイルばねの下端をアクスルハウジング側の第2のばね受け座で受けて車体構成部材とアクスルハウジングとを支持する自動車用懸架装置であって、前記第1のばね受け座を可動部と固定部とで構成し、前記可動部はリング状でその下面側にはコイルばねの上端を受ける環状の溝部を設け、上面側には下方に傾斜したフランジ部および環状の凸形状でできた嵌合部を設けており、前記固定部は下面側にフランジ部を有し下端に向かって径小となる開口部が形成されているとともにフランジ部の下面側には環状の凹形状でできた嵌合部を有する筒体でできており、前記可動部の嵌合部と前記固定部の嵌合部とを嵌合させて、前記コイルばねを前記可動部とともに回動自在に第1のばね受け座で受け、前記第1のばね受け座における可動部の外周は固定部よりも大きくしたことを特徴とする自動車用懸架装置。
  2. 前記第1のばね受け座における可動部および固定部を無給油樹脂材として前記可動部の環状の凸形状でできた嵌合部と前記固定部の環状の凹形状でできた嵌合部凹部とを嵌合させて可動部の回動を円滑にしたことを特徴とする請求項1記載の自動車用懸架装置。
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