JP4076697B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に遊技制御装置から表示制御装置への指令信号の送信についての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の遊技機には、主制御装置である遊技制御装置からの指令信号に基づいて、表示制御装置が、表示装置における表示を制御するものがある。このような遊技機では、表示制御装置での画像表示を構成する各要素について、各要素毎に対応した指令信号で指示することがあるが、この場合には、指令信号によって指示された各要素が正しく同期したものとなる必要がある。このため、同期して実現されるべき指令信号は、一つのブロックとして送信されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように同期して実現されるべき指令信号をブロック化して送信したとしても、画面の切り換わりのときには、必ずしも正しく同期した画像表示がなされないことがある。
【0004】
例えば、図10に示すように、遊技制御装置からの指令信号に、「ラウンド指定」信号、「大当たり図柄指定」信号、「カウント指定」信号からなるブロックと、「インターバル指定」信号、「大当たり図柄指定」信号からなるブロックがあるとする。そして、「ラウンド指定」信号以下のブロックの指令信号は、図11(A)、()、(D)にしめすような「開放中表示」画面の表示のためのものであり、また「インターバル」信号以下のブロックの指令信号は、図11(B)に示すような「インターバル中表示」画面の表示のためのものであるとする。また、表示制御装置による画面切り換えは、所定周期で繰り返される画面切り換えのタイミングでなされるとする。
【0005】
この場合、「インターバル指定」信号受信によって表示されていた「インターバル表示」画面は、「ラウンド指定」信号受信によって「開放中表示」画面に切り換わることになるが、画面を構成する各要素(例えば、ラウンド数、カウント数等)は、その画面切り換えのタイミングで受信および記憶されていた指令信号の内容にしたがったものとなる。
【0006】
このため、「ラウンド指定」信号と、これと同一のブロックを構成する「大当たり図柄指定」信号の間に画面切り換え(画面切り換えタイミング1)があったとすると、この画面切り換えにより表示される画面は、図11(C)に示すように、新たに「ラウンド指定」信号により指定されたラウンド数「7」と、「ラウンド指定」信号以前の「カウント指定」信号で指示され、記憶されていたカウント数「10」を表示するものとなり、ラウンド数とカウント数が正しく同期しないものとなってしまう。そして、新たな「カウント指定」信号の送信後の画面切り換え(画面切り換えタイミング2)において、初めてラウンド数とカウント数が同期した画面表示が行えることになるため、画面がちらついてしまう。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、遊技制御装置から表示制御装置に送信される指令信号に基づいて、表示制御装置が表示装置の表示を制御する遊技機において、表示装置の画面表示における各要素について正しく同期をとりうるものを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明では、遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、複数の要素からなる表示を切り換え可能な表示装置と、この表示装置における表示を前記要素毎に制御する表示制御装置と、略同時になされるべき表示内容を指示する前記要素毎の指令信号をブロックとして前記遊技制御装置から前記表示制御装置に順次送信する送信手段と、この送信手段により送信されてきた各要素毎の指令信号の内容を記憶しておく記憶手段とを備え、前記表示の切り換えはこの記憶手段に記憶されている内容に基づいてなされるようにした遊技機において、前記表示制御装置は、前記表示装置に画像表示を行う表示制御処理を、該画像表示を行うための垂直同期割込の周期で実行し、前記表示制御処理における前記表示装置の表示を切り換える表示切換処理を、前記指令信号のブロックの送信時間よりも長くなるように前記指令信号のブロックの先頭に位置する主指令信号を受信してから2回目の垂直同期割込のタイミングで実行させるように設定し、前記表示切換処理を前記指令信号のブロック全体を受信後、次の指令信号を受信する前に実行するようにした。
【0009】
第2の発明では、前記表示制御装置は、前記主指令信号を受信した後、1回目の垂直同期割込がなされた場合は、前記表示切換処理を実行しない。
【0015】
【発明の作用および効果】
本発明では、表示制御装置において画面切り換え毎に表示される内容は、その切り換え時点で記憶手段に記憶されていた指令信号の内容にしたがったものとなるが、表示制御装置は、表示装置に画像表示を行う表示制御処理を該画像表示を行うための垂直同期割込の周期で実行し、表示制御処理における表示装置の表示を切り換える表示切換処理を、指令信号のブロックの送信時間よりも長くなるように指令信号のブロックの先頭に位置する主指令信号を受信してから2回目の垂直同期割込のタイミングで実行させるように設定し、表示切換処理を指令信号のブロック全体を受信後、次の指令信号を受信する前に実行するようになっている。このため、表示切り換えがなされるときには、主指令信号に続くブロック全体が受信されて記憶手段に記憶されていることになるので、表示の各要素は一つのブロックに含まれる指令にしたがったものとなり、表示内容が変更する場合でも総ての要素が正しく同期して変更されることが保証される。したがって、表示装置の表示全体の調和が確保され、画面のちらつき等を防止できる。
また、表示制御装置は、主指令信号を受信した後、1回目の垂直同期割込がなされた場合は、表示切換処理を必ず実行しないので、表示の各要素は正しく同期したものとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は、弾球遊技機の遊技盤10の正面図である。
【0018】
遊技盤10の正面の遊技領域11には、図示されない打球発射装置の操作により、遊技球(パチンコ球)が1球ずつ打ち込まれる。
【0019】
遊技領域11の下部付近には、内部に大入賞口を有する特別変動入賞装置12が配設されている。この特別変動入賞装置12は、大入賞口ソレノイド12A(図2参照)への通電により開閉されるものである。
【0020】
また、遊技領域11の各所にはN個(図面上は4個)の一般入賞口13が設けられるとともに、特別変動入賞装置12の上方には、普通変動入賞装置(電動ゲート)15を有する始動口14が配設される。この普通変動入賞装置15は、始動口ソレノイド15A(図2参照)への通電により動作し、始動口14への入口の広さを変更する。
【0021】
さらに、遊技領域11の最下端には、排出口(アウト口)16が設けられる。
【0022】
このような構成により、遊技領域11内に打ち込まれた遊技球は、遊技領域11内の各所に配置された風車等の転動誘導部材17により転動方向を変えられながら遊技領域11表面を流下し、特別変動入賞装置12、一般入賞口13、始動口14、排出口16のいずれかに入るようになっている。
【0023】
一般入賞口13への入賞は、各一般入賞口13毎に備えられたN個の一般入賞口センサ51.1〜51.N(図2参照)により検出される。また、始動口14への入賞は特別図柄始動センサ52により、特別変動入賞装置12への入賞はカウントセンサ53により、それぞれ検出される。そして、これらの入賞検出があると、排出制御装置200(図2参照)は、入賞した入賞装置の種類に応じた数の賞球が供給皿(図示せず)に排出されるように、球排出装置60を制御するようになっている。
【0024】
特別変動入賞装置12上方の遊技領域11ほぼ中央には、表示装置(特別図柄可変表示装置)20が備えられる。この表示装置20は、表示制御装置150(図2参照)により制御されて、遊技の進行に対応した画像を表示するものである。具体的に、この表示装置20においては、主たる表示として、表示画面の複数の表示領域(例えば左、中、右の3つの表示領域)のそれぞれに、識別情報である特別図柄が可変表示される。これらの特別図柄としては、例えば、16進法で表現された16個の数字(「0」〜「F」)が表示され、これらの数字からなる帯をスクロールさせながら変動表示することができるようになっている。なお、この表示装置20の表示画面部分は、例えばLCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等から構成される。
【0025】
前述のように始動口14への入賞は特別図柄始動センサ52により検出されるが、この始動口14への遊技球の入賞タイミングは、特別図柄入賞記憶として、遊技制御装置100(図2参照)の所定の記憶領域(RAM(図2参照)の第1〜第4の特別図柄記憶領域)に、最大4回分を限度として記憶される。また、この特別図柄入賞記憶の数は、表示装置20下部に設けられた特別図柄記憶表示器21に表示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に基づき、(特別図柄に関する)大当たり発生の抽選を行う。
【0026】
この大当たりの抽選のたびに、表示装置20の画像表示は可変状態となる。具体的には、各表示領域の特別図柄が変動(例えばスクロール)する。そして、抽選により遊技が大当たり状態となると、変動した各識別情報が所定の組み合わせで停止するとともに、特別変動入賞装置12が、所定期間にわたって、球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換され、遊技者により多くの賞球獲得のチャンスが与えられる。
【0027】
前述したように大入賞口への入賞はカウントセンサ53により検出され、カウントされるが、さらに大入賞口の中には継続入賞口が設けられており、この継続入賞口への入賞は継続センサ54(図2参照)により検出されるようになっている。
【0028】
上記の開状態は、カウントセンサ53により検出される大入賞口への所定数(例えば10個)の入賞または所定時間の経過(例えば30秒)を1単位(1ラウンド)として実行され、各ラウンドにおいて特別変動入賞装置12へ所定数の入賞があり、かつ継続センサ54により検出される継続入賞口への入賞がある限り、ラウンドは所定の上限値(例えば16ラウンド)に至るまで繰り返される。
【0029】
特別図柄変動入賞装置12の左側には普通図柄(例えば一桁の数字)を表示する普通図柄表示器30が、また右側には普通図柄記憶表示器31が、それぞれ設けられる。また、始動口14の両側には、普通図柄始動ゲート18が配設されている。
【0030】
普通図柄始動ゲート18への遊技球の通過は普通図柄始動センサ55(図2参照)により検出され、この通過タイミング(普通図柄始動記憶)は、遊技制御装置100に記憶される。遊技制御装置100は、この普通図柄始動記憶に基づき、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。また、普通図柄表示器30は、普通図柄始動記憶があると変動を始める。また、普通図柄始動記憶の記憶数は、普通図柄記憶表示器31に表示される。
【0031】
抽選の結果、普通図柄に関する当たりが発生したときには、普通図柄表示器31における可変表示が所定の当たり図柄で停止するとともに、始動口14の普通変動入賞装置15が所定時間にわたって開かれ、始動口14への入賞が容易となる。
【0032】
なお、遊技盤10両側のサイドランプ40、遊技盤10上の図示されないLED等の発光装置は、装飾制御装置250により制御される。また、図示されない音出力装置からの効果音出力は、音制御装置300により制御される。
【0033】
図2は、弾球遊技機の遊技制御装置100を中心とする制御系を示すブロック構成図である。
【0034】
遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置であり、遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフェース102、出力インターフェース103、発振器104等から構成される。
【0035】
遊技用マイクロコンピュータ101は、遊技制御を司るCPU、遊技制御のための不変の情報を記憶しているROM、遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵するもので、入力インターフェース102を介しての各種検出装置(一般入賞口センサ51.1〜51.N、特別図柄始動センサ52、カウントセンサ53、継続センサ54、普通図柄始動ゲートセンサ55)からの検出信号を受けて、前述の大当たり抽選等の処理を行う。
【0036】
そして、遊技用マイクロコンピュータ101は、出力インターフェース103を介して、大入賞口ソレノイド12A、始動口ソレノイド15A、普通図柄表示部30、表示制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300等に指令信号を送信して、これらの装置を制御する。
【0037】
なお、遊技制御装置100から、各種従属制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容されるようになっている。これにより、遊技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止することができる。
【0038】
図3は、表示制御装置150の構成を示すブロック構成図である。
【0039】
図示されるように、表示制御装置150は、CPU151、ROM152、RAM153、DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)154、インターフェイス155、VDC(ビデオ・ディスプレイ・コントローラ)156、フォントROM157、発振器158、γ補正回路159等から構成される。
【0040】
CPU151は、インターフェイス155を介して遊技制御装置100からの表示指令信号(表示指令情報)を受信すると、この表示指令情報に基づいて画面情報(図柄表示情報、背景画面情報、動画キャラクタ画面情報など)を作成して、RAM153に記憶する(図8の主指令受信処理参照)。なお、インターフェース155の手前には、信号伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けられ、遊技制御装置100から表示制御装置150への信号入力のみが許容され、表示制御装置150から遊技制御装置100への信号出力が禁止されている。
【0041】
また、CPU151には、発振器158により与えられる所定の周期(例えば16ms)で、VDC156から垂直同期割り込み(V_BLANK割込)がなされる。CPU151およびVDC156は、この垂直同期割込のタイミングで、以下に述べるような表示制御処理を実行する(図9参照)。
【0042】
この表示制御処理において、画面情報は、VDC156から転送指令を受けたDMAC154により、VDC156に転送される。この場合、本発明の特徴となる構成として、転送処理は、表示指令情報の受信があった直後の垂直同期割込のタイミングでは実行されず、2つ目の垂直同期割込のタイミングで実行される。これにより、表示装置20に表示される種々の要素が正しく同期することが保証されるが、この詳しい理由については後述する。
【0043】
VDC156は、この画像情報に基づき、表示装置20の画像データを格納したフォントROM157の該当画像データを取り込むとともに、H_SYNC信号(水平同期信号)を契機とする水平走査、V_SYNC信号(垂直同期信号)を契機とする垂直走査を行って、表示装置20の画面に所定の画像表示(描画)を行う。
【0044】
なお、γ補正回路159は、表示装置20の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、表示装置20の表示照度を調整するものである。
【0045】
図4、図5は、表示制御装置150における表示指令信号受信と、表示装置20における画面表示との関係を示す説明図である。また、図6、図7は、表示装置20における具体的な表示例を示す説明図である。
【0046】
図示されるように、これらの表示指令信号は、複数の指令信号が束となったブロックとして送信される。これらの各ブロックの指令信号は、ブロックの先頭の主指令信号と、この主指令信号に続く従属指令信号からなる。
【0047】
各ブロックの指令信号は、表示装置20に同期して表示される画像表示の内容を規定するもので、例えば、ブロックを構成する一つ一つの指令信号が、画像を構成する各要素の態様を指示するものとなっている。
【0048】
この場合、主指令信号はどのような種類の画面を表示するかを指示する信号である。また、従属指令信号は、主指令信号で指定された画面における各構成要素の表示態様を指定するものである。各指令信号の内容は、上述のように画面情報として、対応する記憶領域にそれぞれ記憶される。
【0049】
図4、図5において、「ラウンド指定」、「大当たり図柄指定」、「カウント指定」の3つの指令信号は一つのブロックを構成し、ブロック先頭の「ラウンド指定」の指令信号が主指令信号、これに続く「大当たり図柄指定」および「カウント指定」の指令信号が従属指令信号である。
【0050】
「ラウンド指定」信号は、図6(A)〜(C)、図7(E)に示すような「開放中表示」画面の表示を指示するものであって、そのラウンド数(図6(A)〜(C)では「6」、図7(E)では「7」)を情報として含んでいる。「開放中表示」画面は、大当たり中の各ラウンドで表示されるものであって、画面には、所定の動作を行うキャラクター(例えば、図6(A)等に示される提灯のお化けのキャラクター)、ラウンド数、カウント数(大入賞口への入賞数)、継続入賞口への入賞の有無等が表示される。
【0051】
この「開放中表示」画面の構成要素である大当たり図柄(図6(A)等では「3」)「大当たり図柄指定」信号によって指定される。また、カウント数(図6(A)、(B)(C)、図7(E)ではそれぞれ「8」、「9」、「10」、「0」)および継続入賞口への入賞の有無(図(A)、図7(E)では無し、図6(B)〜(C)では有り)は、「カウント指定」信号によって指定される。
【0052】
なお、この「ラウンド指定」信号のブロックは、大入賞口への入賞があって、カウント数が更新される度に「カウント指定信号」が送信される。
【0053】
「インターバル指定」、「大当たり図柄指定」の指令信号は一つのブロックを構成し、ブロック先頭の「インターバル指定」の指令信号が主指令信号、これに続く「大当たり図柄指定」の指令信号が従属指令信号である。
【0054】
「インターバル指定」信号は、図7(D)に示すような「インターバル中表示」画面の表示を指示するものである。この「インターバル中表示」画面は、大当たり中の各ラウンドの間に表示されるもので、大当たり図柄(図7(D)では「3」)が揃った状態を示す表示等がなされる。この場合、「大当たり図柄指定」信号は、「インターバル中表示」画面の構成要素である大当たり図柄を指定することになる。
【0055】
なお、図示しないが、画像表示の種類としては、上記の他にも、「図柄変動表示」画面、「大当たり」画面等があり、これらの各画面に対応して主指令信号および従属指令信号(例えば、図柄変動中の変動パターンを指示する指令信号)が備えられる。
【0056】
また、各ブロックを構成する一つ一つの表示指令信号は、それぞれ、例えば8ビットのデータからなるもので、本実施の形態では、遊技制御装置100から表示制御装置150に向けてパラレル通信で送信される。なお、シリアル通信で送信しても、もちろん構わない。
【0057】
上述したように、表示装置20における表示切り換え(VDC156への新たな画像情報の転送)は、主指令信号のブロックを受信した表示制御装置150により、主指令信号受信から2つ目の表示制御処理(V_BLANK割込)のタイミングで実行される。図5においては、「インターバル中表示」画面から「開放中表示」画面への切り換えが、2つ目の表示制御タイミングでなされることが図示されている。
【0058】
詳しく説明すると、「インターバル指定」の主指令信号受信により表示装置20は「インターバル中表示」画面を表示しているが(図示は省略するが、実際には、この「インターバル中表示」画面への切り換えも、インターバル指定の指令信号受信後、2回目の表示制御タイミングでなされる)、「ラウンド指定」の指令信号があると、表示装置20における表示は「開放中表示」画面に切り換えられる。この場合、「ラウンド指定」の指令信号直後に、表示制御タイミング1があるが、この時点では表示の切り換えは行われない(VDC156は、前回と同じ内容の「インターバル中表示」画面を描画する)。
【0059】
そして、「インターバル中表示」から「開放中表示」への画面切り換えは、次の表示制御タイミング2において実行される。この場合、表示制御処理の実行周期は指令信号の各ブロックの全送信時間よりも長いものである一方、通常、指令信号の各ブロックの送信は表示制御処理の実行周期よりも十分長い間隔でなされる。このため、主指令信号が送信された後、2つ目の表示制御タイミング2は、指令信号の1ブロック全体が送信された後で、かつ次の指令信号のブロックの送信がある前に来ることになる。
【0060】
したがって、この表示制御タイミング2でなされる表示切り換え(VDC156への画像情報の転送)における画像情報は、指令信号の1つのブロックに含まれるもので構成されることになる。具体的に、表示制御タイミング2における画像切り換えで表示される「開放中表示」画面は、表示制御タイミング1の直前の主指令信号である「ラウンド指定」信号と、これに引き続いて一つのブロックを構成する「大当たり図柄指定」信号、「カウント指定」信号とにより決まる内容に切り換わり(例えば図7(D)から図7(E)のように切り換わり)、表示の各要素(ラウンド数、大当たり図柄、カウント数等)は正しく同期したものとなる。
【0061】
なお、従来技術で説明したように、表示制御タイミング1のときに画面切り換えを実行してしまったならば、「開放中表示」画面に表示されるカウント数は、前回の「カウント指定」信号で指示されたものが維持されてしまい、画面の各要素につき、正しく同期のとれた表示がなされないことになる(図10、図11参照)。
【0062】
図8、図9のフローチャートには、上記のような制御を、表示制御装置150のRAMに設けられた主指令受信フラグを用いて行う手順を示す。
【0063】
図8は、表示制御装置150における主指令受信処理の処理手順を示すフローチャートである。この主指令受信処理は、遊技制御装置100から主指令信号(例えば、「ラウンド指定」信号、「インターバル指定」信号)を受信する毎に実行される。
【0064】
ステップS1では、主指令受信フラグをセットする。ステップS2では、この主指令信号およびこれに続く従属指令信号に含まれるデータを画像情報として順次記憶して、ルーチン終了する。
【0065】
図9は、表示制御装置150における表示制御処理の処理手順を示すフローチャートである。この表示制御処理は、所定の実行周期(上述の垂直同期割込の周期)で実行される。
【0066】
ステップS11では、主指令受信グラグがセットされているか否かの判定がなされ、主指令受信フラグがセットされているならば、ステップS12で主指令受信フラグをクリアしてルーチン終了する。
【0067】
主指令受信フラグがセットされていなければ、ステップS13で表示切り換え処理を実行してルーチン終了する。この表示切り換え処理では、具体的に、VDC156への画像情報送信およびこれに伴う画像切り換え処理がなされる。
【0068】
このように、主指令信号受信直後の表示制御処理では、主指令受信フラグがセットされているので、表示切り換え処理は実行されず、主指令受信フラグがクリアされている2回目の表示制御処理で実行されることになる。
【0069】
なお、上記実施の形態では、表示切り換え処理(画像情報の切り換え)は、主指令信号を受信してから2回目の表示制御処理のタイミングでなされるようにしたが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、次の主指令信号受信前であることが確保できれば、3回目以降の表示制御処理のタイミングで画面切り換えを行うようにしてもよい。
【0070】
また、今回開示された実施の形態は総ての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】同じく遊技機の制御系を示す構成図である。
【図3】同じく表示制御装置の制御系を示す構成図である。
【図4】同じく表示制御装置における表示指令信号受信と表示装置における画面表示との関係を示す説明図である。
【図5】同じく表示制御装置における表示指令信号受信と表示装置における画面表示との関係を示す説明図である。
【図6】同じく表示装置における具体的な表示例を示す説明図である。
【図7】同じく表示装置における具体的な表示例を示す説明図である。
【図8】同じく主指令受信処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】同じく表示制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】従来の問題点を示す説明図である。
【図11】従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
20 表示装置
100 遊技制御装置
150 表示制御装置
151 CPU
156 VDC

Claims (2)

  1. 遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、
    複数の要素からなる表示を切り換え可能な表示装置と、
    この表示装置における表示を前記要素毎に制御する表示制御装置と、
    略同時になされるべき表示内容を指示する前記要素毎の指令信号をブロックとして前記遊技制御装置から前記表示制御装置に順次送信する送信手段と、
    この送信手段により送信されてきた各要素毎の指令信号の内容を記憶しておく記憶手段とを備え、
    前記表示の切り換えはこの記憶手段に記憶されている内容に基づいてなされるようにした遊技機において、
    前記表示制御装置は、
    前記表示装置に画像表示を行う表示制御処理を、該画像表示を行うための垂直同期割込の周期で実行し、
    前記表示制御処理における前記表示装置の表示を切り換える表示切換処理を、前記指令信号のブロックの送信時間よりも長くなるように前記指令信号のブロックの先頭に位置する主指令信号を受信してから2回目の垂直同期割込のタイミングで実行させるように設定し、
    前記表示切換処理を前記指令信号のブロック全体を受信後、次の指令信号を受信する前に実行するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御装置は、前記主指令信号を受信した後、1回目の垂直同期割込がなされた場合は、前記表示切換処理を実行しないことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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