JP2001259178A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001259178A JP2000081371A JP2000081371A JP2001259178A JP 2001259178 A JP2001259178 A JP 2001259178A JP 2000081371 A JP2000081371 A JP 2000081371A JP 2000081371 A JP2000081371 A JP 2000081371A JP 2001259178 A JP2001259178 A JP 2001259178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御装置から表示制御装置に送信される
指令信号に基づいて、表示制御装置が表示装置の表示を
制御する遊技機において、表示装置の画面表示における
各要素について正しく同期をとりうるものを提供する。 【解決手段】 表示指令信号のブロックの送信時間を表
示制御タイミング(垂直同期割り込みタイミング)より
も短くするととともに、ブロック先頭信号を主指令信号
(「ラウンド指定」信号等)とし、この主指令信号に続
く信号(「大当たり図柄指定」信号等)を従属指令信号
とするとともに、表示の切り換え処理(受信した指令信
号に基づく画像情報の入れ換え)は、主指令信号受信後
の表示制御タイミング1では実行せずに、2回目の表示
制御タイミング2で実行するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に遊技制御装置から表示制御装置への指令信号の送信に
ついての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機には、主制御装置
である遊技制御装置からの指令信号に基づいて、表示制
御装置が、表示装置における表示を制御するものがあ
る。このような遊技機では、表示制御装置での画像表示
を構成する各要素について、各要素毎に対応した指令信
号で指示することがあるが、この場合には、指令信号に
よって指示された各要素が正しく同期したものとなる必
要がある。このため、同期して実現されるべき指令信号
は、一つのブロックとして送信されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに同期して実現されるべき指令信号をブロック化して
送信したとしても、画面の切り換わりのときには、必ず
しも正しく同期した画像表示がなされないことがある。
【0004】例えば、図10に示すように、遊技制御装
置からの指令信号に、「ラウンド指定」信号、「大当た
り図柄指定」信号、「カウント指定」信号からなるブロ
ックと、「インターバル指定」信号、「大当たり図柄指
定」信号からなるブロックがあるとする。そして、「ラ
ウンド指定」信号以下のブロックの指令信号は、図11
(A)、(B)、(D)にしめすような「開放中表示」
画面の表示のためのものであり、また「インターバル」
信号以下のブロックの指令信号は、図11(B)に示す
ような「インターバル中表示」画面の表示のためのもの
であるとする。また、表示制御装置による画面切り換え
は、所定周期で繰り返される画面切り換えのタイミング
でなされるとする。
【0005】この場合、「インターバル指定」信号受信
によって表示されていた「インターバル表示」画面は、
「ラウンド指定」信号受信によって「開放中表示」画面
に切り換わることになるが、画面を構成する各要素(例
えば、ラウンド数、カウント数等)は、その画面切り換
えのタイミングで受信および記憶されていた指令信号の
内容にしたがったものとなる。
【0006】このため、「ラウンド指定」信号と、これ
と同一のブロックを構成する「大当たり図柄指定」信号
の間に画面切り換え(画面切り換えタイミング1)があ
ったとすると、この画面切り換えにより表示される画面
は、図11(C)に示すように、新たに「ラウンド指
定」信号により指定されたラウンド数「7」と、「ラウ
ンド指定」信号以前の「カウント指定」信号で指示さ
れ、記憶されていたカウント数「10」を表示するもの
となり、ラウンド数とカウント数が正しく同期しないも
のとなってしまう。そして、新たな「カウント指定」信
号の送信後の画面切り換え(画面切り換えタイミング
2)において、初めてラウンド数とカウント数が同期し
た画面表示が行えることになるため、画面がちらついて
しまう。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、遊技制御装置から表示制御装置に送信さ
れる指令信号に基づいて、表示制御装置が表示装置の表
示を制御する遊技機において、表示装置の画面表示にお
ける各要素について正しく同期をとりうるものを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、遊技を
統括的に制御する遊技制御装置と、複数の要素からなる
表示を所定の切り換え周期毎で切り換え可能な表示装置
と、この表示装置における表示を前記要素毎に制御する
表示制御装置と、略同時になされるべき表示内容を指示
する前記要素毎の指令信号をブロックとして前記遊技制
御装置から前記表示制御装置に順次送信する送信手段
と、この送信手段により送信されてきた各要素毎の指令
信号の内容を記憶しておく記憶手段とを備え、前記表示
の切り換えはこの記憶手段に記憶されている内容に基づ
いてなされるようにした遊技機において、前記指令信号
のブロックの送信時間を前記表示の切り換え周期よりも
短く設定するとともに、前記指令信号のブロックの先頭
に位置する主指令信号の受信直後の前記表示の切り換え
タイミングでは表示の切り換えをしないようにした。
【0009】第2の発明では、前記主指令信号は、前記
指令信号のブロックに基づいて表示される画面の種類を
指示する信号である。
【0010】第3の発明では、前記表示の切り換えは、
前記主指令信号受信から2回目の前記表示の切り換えタ
イミングで実行される。
【0011】第4の発明では、前記表示の切り換え周期
は、画像表示のための垂直同期割り込みの周期である。
【0012】第5の発明では、前記各指令信号はパラレ
ル通信で送信される。
【0013】第6の発明では、前記遊技制御装置と表示
制御装置との間の通信は、遊技制御装置から表示制御装
置に向かう単方向通信とした。
【0014】第7の発明では、前記表示制御装置に、前
記遊技制御装置からの信号の入力のみを許容する信号伝
達方向規制手段を備えた。
【0015】
【発明の作用および効果】本発明では、表示制御装置に
おいて画面切り換え毎に表示される内容は、その切り換
え時点で記憶手段に記憶されていた指令信号の内容にし
たがったものとなるが、指令信号のブロックの送信時間
は表示の切り換え周期(第3の発明では垂直同期割り込
みの周期)よりも短く設定されているとともに、表示切
り換えは、ブロック先頭の指令信号である主指令信号受
信直後の切り換えタイミングではなされずに、2回目以
降の切り換えタイミングでなされるようになっている。
このため、表示切り換えがなされるときには、主指令信
号に続くブロック全体が受信されて記憶手段に記憶され
ていることになるので、表示の各要素は一つのブロック
に含まれる指令にしたがったものとなり、表示内容が変
更する場合でも総ての要素が正しく同期して変更され
る。したがって、表示装置の表示全体の調和が確保さ
れ、画面のちらつき等を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0017】図1は、弾球遊技機の遊技盤10の正面図
である。
【0018】遊技盤10の正面の遊技領域11には、図
示されない打球発射装置の操作により、遊技球(パチン
コ球)が1球ずつ打ち込まれる。
【0019】遊技領域11の下部付近には、内部に大入
賞口を有する特別変動入賞装置12が配設されている。
この特別変動入賞装置12は、大入賞口ソレノイド12
A(図2参照)への通電により開閉されるものである。
【0020】また、遊技領域11の各所にはN個(図面
上は4個)の一般入賞口13が設けられるとともに、特
別変動入賞装置12の上方には、普通変動入賞装置(電
動ゲート)15を有する始動口14が配設される。この
普通変動入賞装置15は、始動口ソレノイド15A(図
2参照)への通電により動作し、始動口14への入口の
広さを変更する。
【0021】さらに、遊技領域11の最下端には、排出
口(アウト口)16が設けられる。
【0022】このような構成により、遊技領域11内に
打ち込まれた遊技球は、遊技領域11内の各所に配置さ
れた風車等の転動誘導部材17により転動方向を変えら
れながら遊技領域11表面を流下し、特別変動入賞装置
12、一般入賞口13、始動口14、排出口16のいず
れかに入るようになっている。
【0023】一般入賞口13への入賞は、各一般入賞口
13毎に備えられたN個の一般入賞口センサ51.1〜
51.N(図2参照)により検出される。また、始動口
14への入賞は特別図柄始動センサ52により、特別変
動入賞装置12への入賞はカウントセンサ53により、
それぞれ検出される。そして、これらの入賞検出がある
と、排出制御装置200(図2参照)は、入賞した入賞
装置の種類に応じた数の賞球が供給皿(図示せず)に排
出されるように、球排出装置60を制御するようになっ
ている。
【0024】特別変動入賞装置12上方の遊技領域11
ほぼ中央には、表示装置(特別図柄可変表示装置)20
が備えられる。この表示装置20は、表示制御装置15
0(図2参照)により制御されて、遊技の進行に対応し
た画像を表示するものである。具体的に、この表示装置
20においては、主たる表示として、表示画面の複数の
表示領域(例えば左、中、右の3つの表示領域)のそれ
ぞれに、識別情報である特別図柄が可変表示される。こ
れらの特別図柄としては、例えば、16進法で表現され
た16個の数字(「0」〜「F」)が表示され、これら
の数字からなる帯をスクロールさせながら変動表示する
ことができるようになっている。なお、この表示装置2
0の表示画面部分は、例えばLCD(液晶表示器)、C
RT(ブラウン管)等から構成される。
【0025】前述のように始動口14への入賞は特別図
柄始動センサ52により検出されるが、この始動口14
への遊技球の入賞タイミングは、特別図柄入賞記憶とし
て、遊技制御装置100(図2参照)の所定の記憶領域
(RAM(図2参照)の第1〜第4の特別図柄記憶領
域)に、最大4回分を限度として記憶される。また、こ
の特別図柄入賞記憶の数は、表示装置20下部に設けら
れた特別図柄記憶表示器21に表示される。遊技制御装
置100は、特別図柄入賞記憶に基づき、(特別図柄に
関する)大当たり発生の抽選を行う。
【0026】この大当たりの抽選のたびに、表示装置2
0の画像表示は可変状態となる。具体的には、各表示領
域の特別図柄が変動(例えばスクロール)する。そし
て、抽選により遊技が大当たり状態となると、変動した
各識別情報が所定の組み合わせで停止するとともに、特
別変動入賞装置12が、所定期間にわたって、球を受け
入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から球を受け入
れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換され、遊
技者により多くの賞球獲得のチャンスが与えられる。
【0027】前述したように大入賞口への入賞はカウン
トセンサ53により検出され、カウントされるが、さら
に大入賞口の中には継続入賞口が設けられており、この
継続入賞口への入賞は継続センサ54(図2参照)によ
り検出されるようになっている。
【0028】上記の開状態は、カウントセンサ53によ
り検出される大入賞口への所定数(例えば10個)の入
賞または所定時間の経過(例えば30秒)を1単位(1
ラウンド)として実行され、各ラウンドにおいて特別変
動入賞装置12へ所定数の入賞があり、かつ継続センサ
54により検出される継続入賞口への入賞がある限り、
ラウンドは所定の上限値(例えば16ラウンド)に至る
まで繰り返される。
【0029】特別図柄変動入賞装置12の左側には普通
図柄(例えば一桁の数字)を表示する普通図柄表示器3
0が、また右側には普通図柄記憶表示器31が、それぞ
れ設けられる。また、始動口14の両側には、普通図柄
始動ゲート18が配設されている。
【0030】普通図柄始動ゲート18への遊技球の通過
は普通図柄始動センサ55(図2参照)により検出さ
れ、この通過タイミング(普通図柄始動記憶)は、遊技
制御装置100に記憶される。遊技制御装置100は、
この普通図柄始動記憶に基づき、普通図柄に関する当た
りの抽選を行う。また、普通図柄表示器30は、普通図
柄始動記憶があると変動を始める。また、普通図柄始動
記憶の記憶数は、普通図柄記憶表示器31に表示され
る。
【0031】抽選の結果、普通図柄に関する当たりが発
生したときには、普通図柄表示器31における可変表示
が所定の当たり図柄で停止するとともに、始動口14の
普通変動入賞装置15が所定時間にわたって開かれ、始
動口14への入賞が容易となる。
【0032】なお、遊技盤10両側のサイドランプ4
0、遊技盤10上の図示されないLED等の発光装置
は、装飾制御装置250により制御される。また、図示
されない音出力装置からの効果音出力は、音制御装置3
00により制御される。
【0033】図2は、弾球遊技機の遊技制御装置100
を中心とする制御系を示すブロック構成図である。
【0034】遊技制御装置100は、遊技を統括的に制
御する主制御装置であり、遊技用マイクロコンピュータ
101、入力インターフェース102、出力インターフ
ェース103、発振器104等から構成される。
【0035】遊技用マイクロコンピュータ101は、遊
技制御を司るCPU、遊技制御のための不変の情報を記
憶しているROM、遊技制御時にワークエリアとして利
用されるRAMを内蔵するもので、入力インターフェー
ス102を介しての各種検出装置(一般入賞口センサ5
1.1〜51.N、特別図柄始動センサ52、カウント
センサ53、継続センサ54、普通図柄始動ゲートセン
サ55)からの検出信号を受けて、前述の大当たり抽選
等の処理を行う。
【0036】そして、遊技用マイクロコンピュータ10
1は、出力インターフェース103を介して、大入賞口
ソレノイド12A、始動口ソレノイド15A、普通図柄
表示部30、表示制御装置150、排出制御装置20
0、装飾制御装置250、音制御装置300等に指令信
号を送信して、これらの装置を制御する。
【0037】なお、遊技制御装置100から、各種従属
制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、
装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、
遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通
信のみが許容されるようになっている。これにより、遊
技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入
力されることを防止することができる。
【0038】図3は、表示制御装置150の構成を示す
ブロック構成図である。
【0039】図示されるように、表示制御装置150
は、CPU151、ROM152、RAM153、DM
AC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)
154、インターフェイス155、VDC(ビデオ・デ
ィスプレイ・コントローラ)156、フォントROM1
57、発振器158、γ補正回路159等から構成され
る。
【0040】CPU151は、インターフェイス155
を介して遊技制御装置100からの表示指令信号(表示
指令情報)を受信すると、この表示指令情報に基づいて
画面情報(図柄表示情報、背景画面情報、動画キャラク
タ画面情報など)を作成して、RAM153に記憶する
(図8の主指令受信処理参照)。なお、インターフェー
ス155の手前には、信号伝達方向規制手段であるバッ
ファ回路160が設けられ、遊技制御装置100から表
示制御装置150への信号入力のみが許容され、表示制
御装置150から遊技制御装置100への信号出力が禁
止されている。
【0041】また、CPU151には、発振器158に
より与えられる所定の周期(例えば16ms)で、VD
C156から垂直同期割り込み(V_BLANK割込)
がなされる。CPU151およびVDC156は、この
垂直同期割込のタイミングで、以下に述べるような表示
制御処理を実行する(図9参照)。
【0042】この表示制御処理において、画面情報は、
VDC156から転送指令を受けたDMAC154によ
り、VDC156に転送される。この場合、本発明の特
徴となる構成として、転送処理は、表示指令情報の受信
があった直後の垂直同期割込のタイミングでは実行され
ず、2つ目の垂直同期割込のタイミングで実行される。
これにより、表示装置20に表示される種々の要素が正
しく同期することが保証されるが、この詳しい理由につ
いては後述する。
【0043】VDC156は、この画像情報に基づき、
表示装置20の画像データを格納したフォントROM1
57の該当画像データを取り込むとともに、H_SYN
C信号(水平同期信号)を契機とする水平走査、V_S
YNC信号(垂直同期信号)を契機とする垂直走査を行
って、表示装置20の画面に所定の画像表示(描画)を
行う。
【0044】なお、γ補正回路159は、表示装置20
の信号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、表示
装置20の表示照度を調整するものである。
【0045】図4、図5は、表示制御装置150におけ
る表示指令信号受信と、表示装置20における画面表示
との関係を示す説明図である。また、図6、図7は、表
示装置20における具体的な表示例を示す説明図であ
る。
【0046】図示されるように、これらの表示指令信号
は、複数の指令信号が束となったブロックとして送信さ
れる。これらの各ブロックの指令信号は、ブロックの先
頭の主指令信号と、この主指令信号に続く従属指令信号
からなる。
【0047】各ブロックの指令信号は、表示装置20に
同期して表示される画像表示の内容を規定するもので、
例えば、ブロックを構成する一つ一つの指令信号が、画
像を構成する各要素の態様を指示するものとなってい
る。
【0048】この場合、主指令信号はどのような種類の
画面を表示するかを指示する信号である。また、従属指
令信号は、主指令信号で指定された画面における各構成
要素の表示態様を指定するものである。各指令信号の内
容は、上述のように画面情報として、対応する記憶領域
にそれぞれ記憶される。
【0049】図4、図5において、「ラウンド指定」、
「大当たり図柄指定」、「カウント指定」の3つの指令
信号は一つのブロックを構成し、ブロック先頭の「ラウ
ンド指定」の指令信号が主指令信号、これに続く「大当
たり図柄指定」および「カウント指定」の指令信号が従
属指令信号である。
【0050】「ラウンド指定」信号は、図6(A)〜
(C)、図7(E)に示すような「開放中表示」画面の
表示を指示するものであって、そのラウンド数(図6
(A)〜(C)では「6」、図7(E)では「7」)を
情報として含んでいる。「開放中表示」画面は、大当た
り中の各ラウンドで表示されるものであって、画面に
は、所定の動作を行うキャラクター(例えば、図6
(A)等に示される提灯のお化けのキャラクター)、ラ
ウンド数、カウント数(大入賞口への入賞数)、継続入
賞口への入賞の有無等が表示される。
【0051】この「開放中表示」画面の構成要素である
大当たり図柄(図6(A)等では「3」)「大当たり図
柄指定」信号によって指定される。また、カウント数
(図6(A)、(B)(C)、図7(E)ではそれぞれ
「8」、「9」、「10」、「0」)および継続入賞口
への入賞の有無(図5(A)、図7(E)では無し、図
6(B)〜(C)では有り)は、「カウント指定」信号
によって指定される。
【0052】なお、この「ラウンド指定」信号のブロッ
クは、大入賞口への入賞があって、カウント数が更新さ
れる度に「カウント指定信号」が送信される。
【0053】「インターバル指定」、「大当たり図柄指
定」の指令信号は一つのブロックを構成し、ブロック先
頭の「インターバル指定」の指令信号が主指令信号、こ
れに続く「大当たり図柄指定」の指令信号が従属指令信
号である。
【0054】「インターバル指定」信号は、図7(D)
に示すような「インターバル中表示」画面の表示を指示
するものである。この「インターバル中表示」画面は、
大当たり中の各ラウンドの間に表示されるもので、大当
たり図柄(図7(D)では「3」)が揃った状態を示す
表示等がなされる。この場合、「大当たり図柄指定」信
号は、「インターバル中表示」画面の構成要素である大
当たり図柄を指定することになる。
【0055】なお、図示しないが、画像表示の種類とし
ては、上記の他にも、「図柄変動表示」画面、「大当た
り」画面等があり、これらの各画面に対応して主指令信
号および従属指令信号(例えば、図柄変動中の変動パタ
ーンを指示する指令信号)が備えられる。
【0056】また、各ブロックを構成する一つ一つの表
示指令信号は、それぞれ、例えば8ビットのデータから
なるもので、本実施の形態では、遊技制御装置100か
ら表示制御装置150に向けてパラレル通信で送信され
る。なお、シリアル通信で送信しても、もちろん構わな
い。
【0057】上述したように、表示装置20における表
示切り換え(VDC156への新たな画像情報の転送)
は、主指令信号のブロックを受信した表示制御装置15
0により、主指令信号受信から2つ目の表示制御処理
(V_BLANK割込)のタイミングで実行される。図
5においては、「インターバル中表示」画面から「開放
中表示」画面への切り換えが、2つ目の表示制御タイミ
ングでなされることが図示されている。
【0058】詳しく説明すると、「インターバル指定」
の主指令信号受信により表示装置20は「インターバル
中表示」画面を表示しているが(図示は省略するが、実
際には、この「インターバル中表示」画面への切り換え
も、インターバル指定の指令信号受信後、2回目の表示
制御タイミングでなされる)、「ラウンド指定」の指令
信号があると、表示装置20における表示は「開放中表
示」画面に切り換えられる。この場合、「ラウンド指
定」の指令信号直後に、表示制御タイミング1がある
が、この時点では表示の切り換えは行われない(VDC
156は、前回と同じ内容の「インターバル中表示」画
面を描画する)。
【0059】そして、「インターバル中表示」から「開
放中表示」への画面切り換えは、次の表示制御タイミン
グ2において実行される。この場合、表示制御処理の実
行周期は指令信号の各ブロックの全送信時間よりも長い
ものである一方、通常、指令信号の各ブロックの送信は
表示制御処理の実行周期よりも十分長い間隔でなされ
る。このため、主指令信号が送信された後、2つ目の表
示制御タイミング2は、指令信号の1ブロック全体が送
信された後で、かつ次の指令信号のブロックの送信があ
る前に来ることになる。
【0060】したがって、この表示制御タイミング2で
なされる表示切り換え(VDC156への画像情報の転
送)における画像情報は、指令信号の1つのブロックに
含まれるもので構成されることになる。具体的に、表示
制御タイミング2における画像切り換えで表示される
「開放中表示」画面は、表示制御タイミング1の直前の
主指令信号である「ラウンド指定」信号と、これに引き
続いて一つのブロックを構成する「大当たり図柄指定」
信号、「カウント指定」信号とにより決まる内容に切り
換わり(例えば図7(D)から図7(E)のように切り
換わり)、表示の各要素(ラウンド数、大当たり図柄、
カウント数等)は正しく同期したものとなる。
【0061】なお、従来技術で説明したように、表示制
御タイミング1のときに画面切り換えを実行してしまっ
たならば、「開放中表示」画面に表示されるカウント数
は、前回の「カウント指定」信号で指示されたものが維
持されてしまい、画面の各要素につき、正しく同期のと
れた表示がなされないことにいなる(図10、図11参
照)。
【0062】図8、図9のフローチャートには、上記の
ような制御を、表示制御装置150のRAMに設けられ
た主指令受信フラグを用いて行う手順を示す。
【0063】図8は、表示制御装置150における主指
令受信処理の処理手順を示すフローチャートである。こ
の主指令受信処理は、遊技制御装置100から主指令信
号(例えば、「ラウンド指定」信号、「インターバル指
定」信号)を受信する毎に実行される。
【0064】ステップS1では、主指令受信フラグをセ
ットする。ステップS2では、この主指令信号およびこ
れに続く従属指令信号に含まれるデータを画像情報とし
て順次記憶して、ルーチン終了する。
【0065】図9は、表示制御装置150における表示
制御処理の処理手順を示すフローチャートである。この
表示制御処理は、所定の実行周期(上述の垂直同期割込
の周期)で実行される。
【0066】ステップS11では、主指令受信グラグが
セットされているか否かの判定がなされ、主指令受信フ
ラグがセットされているならば、ステップS12で主指
令受信フラグをクリアしてルーチン終了する。
【0067】主指令受信フラグがセットされていなけれ
ば、ステップS13で表示切り換え処理を実行してルー
チン終了する。この表示切り換え処理では、具体的に、
VDC156への画像情報送信およびこれに伴う画像切
り換え処理がなされる。
【0068】このように、主指令信号受信直後の表示制
御処理では、主指令受信フラグがセットされているの
で、表示切り換え処理は実行されず、主指令受信フラグ
がクリアされている2回目の表示制御処理で実行される
ことになる。
【0069】なお、上記実施の形態では、表示切り換え
処理(画像情報の切り換え)は、主指令信号を受信して
から2回目の表示制御処理のタイミングでなされるよう
にしたが、本発明はこのような形態に限られるものでは
なく、次の主指令信号受信前であることが確保できれ
ば、3回目以降の表示制御処理のタイミングで画面切り
換えを行うようにしてもよい。
【0070】また、今回開示された実施の形態は総ての
点で例示であって制限的なものではない。また、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特
許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機の遊技盤を
示す正面図である。
【図2】同じく遊技機の制御系を示す構成図である。
【図3】同じく表示制御装置の制御系を示す構成図であ
る。
【図4】同じく表示制御装置における表示指令信号受信
と表示装置における画面表示との関係を示す説明図であ
る。
【図5】同じく表示制御装置における表示指令信号受信
と表示装置における画面表示との関係を示す説明図であ
る。
【図6】同じく表示装置における具体的な表示例を示す
説明図である。
【図7】同じく表示装置における具体的な表示例を示す
説明図である。
【図8】同じく主指令受信処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】同じく表示制御処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】従来の問題点を示す説明図である。
【図11】従来の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
20 表示装置 100 遊技制御装置 150 表示制御装置 151 CPU 156 VDC

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技を統括的に制御する遊技制御装置と、 複数の要素からなる表示を所定の切り換え周期で切り換
    え可能な表示装置と、 この表示装置における表示を前記要素毎に制御する表示
    制御装置と、 略同時になされるべき表示内容を指示する前記要素毎の
    指令信号をブロックとして前記遊技制御装置から前記表
    示制御装置に順次送信する送信手段と、 この送信手段により送信されてきた各要素毎の指令信号
    の内容を記憶しておく記憶手段とを備え、 前記表示の切り換えはこの記憶手段に記憶されている内
    容に基づいてなされるようにした遊技機において、 前記指令信号のブロックの送信時間を前記表示の切り換
    え周期よりも短く設定するとともに、 前記指令信号のブロックの先頭に位置する主指令信号の
    受信直後の前記表示の切り換えタイミングでは表示の切
    り換えをしないようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記主指令信号は、前記指令信号のブロッ
    クに基づいて表示される画面の種類を指示する信号であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記表示の切り換えは、前記主指令信号受
    信から2回目の前記表示の切り換えタイミングで実行さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    遊技機。
  4. 【請求項4】前記表示の切り換え周期は、画像表示のた
    めの垂直同期割り込みの周期であることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか一つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】前記各指令信号はパラレル通信で送信され
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一
    つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記遊技制御装置と表示制御装置との間の
    通信は、遊技制御装置から表示制御装置に向かう単方向
    通信としたことを特徴とする請求項1から請求項5のい
    ずれか一つに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記表示制御装置に、前記遊技制御装置か
    らの信号の入力のみを許容する信号伝達方向規制手段を
    備えたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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