JP2005058273A - 遊技機 - Google Patents

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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Seiya Hirata
征也 平田
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

【課題】リーチ予告報知と特定態様予告報知とを行なうことについて、データの記憶領域を縮減するとともに、制御負担を軽減することが可能となる遊技機を提供することである。
【解決手段】リーチ予告(a)と、大当り予告(h)とを、キャラクタCを所定の表示態様で表示するという同一の予告演出表示で行なう。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技機、または、スロットマシンなどで代表される遊技機に関する。詳しくは、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置を有し、変動表示の表示結果が予め定められた特定の表示態様となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機として従来から一般的に知られているものに、たとえば、各々が識別可能な図柄等の複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置を有するパチンコ遊技機等の遊技機があった。このような遊技機においては、変動表示の表示結果が予め定められた特定の表示態様(大当り図柄の組合せ)となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御される。
【0003】
このような遊技機では、変動表示においてリーチ状態となることを予告報知するリーチ予告報知と、変動表示の表示結果が特定の表示態様となることを予告報知する大当り予告報知と呼ばれる特定態様予告報知とが行なわれる場合がある。
このようなリーチ予告報知と特定態様予告報知とは、異なる報知態様で行なわれる場合があった(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−218927号公報(図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような予告報知を行なうこの種の遊技機では、リーチ予告報知と特定態様予告報知とを異なる予告報知態様で行なうので、リーチ予告報知および特定態様予告報知のそれぞれの予告報知態様を別々に定める必要がある。このため、リーチ予告報知と特定態様予告報知とのそれぞれについて、予告報知用のデータの記憶領域を設ける必要があり、データの記憶領域の増加を招いていた。また、リーチ予告報知と特定態様予告報知との予告報知の種別に応じて予告報知用のデータを選択する処理をする必要があり、制御負担の増加を招いていた。
【0006】
この発明はかかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、リーチ予告報知と特定態様予告報知とを行なうことについて、データの記憶領域を縮減するとともに、制御負担を軽減することが可能な遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 各々が識別可能な複数種類の識別情報(特別図柄)を変動表示可能な変動表示装置(変動表示装置9)を有し、変動表示の表示結果が予め定められた特定の表示態様(大当り図柄の組合せ)となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御される遊技機(パチンコ遊技機1)であって、
前記変動表示の表示結果を前記特定の表示態様とするか否かを判定する特定表示態様判定手段と(遊技制御用マイコン53)、
前記変動表示においてリーチ状態とするか否かを判定するリーチ判定手段(遊技制御用マイコン53)と、
該リーチ判定手段によりリーチ状態とすると判定されたときに、前記変動表示においてリーチ状態となることを予告報知するリーチ予告報知(リーチ予告、図3(A))を行なうリーチ予告報知手段(演出制御用マイコン81、S14)と、
前記特定表示態様判定手段により前記特定の表示態様とすると判定されたときに、前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様となることを予告報知する特定態様予告報知(大当り予告、図3(B))を行なう特定態様予告報知手段(演出制御用マイコン81、S10)とを含み、
前記リーチ予告報知の報知態様と前記特定態様予告報知の報知態様とにおいて同一の予告報知態様である特別報知態様(キャラクタCを所定の表示態様で表示する特別報知態様)を含み(図3)、
前記特定態様予告報知手段は、予め定められた第1のタイミング(たとえば、リーチ状態の開始後、全図柄の停止前までの間の所定タイミング)で前記特別報知態様による報知を行なうことで前記特定態様予告報知を行ない(図4(a))、
前記リーチ予告報知手段は、前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミング(たとえば、変動開始後、リーチ状態の開始前までの間の所定タイミング)で前記特別報知態様による報知を行なうことで前記リーチ予告報知を行なう(図4(b))。
【0008】
このような構成によれば、リーチ予告報知の報知態様と特定態様予告報知の報知態様とにおいて同一の予告報知態様である特別報知態様が含まれるので、リーチ予告報知と特定態様予告報知とが同一の予告報知態様で行なわれ得る。このたため、特別報知態様での予告報知を行なうために用いるデータの記憶領域をリーチ予告報知と特定態様予告報知とに個別に設ける必要がなくなるので、予告報知を実行するために用いるデータの記憶領域を縮減することができる。さらに、特別報知態様について、リーチ予告報知と特定態様予告報知とで予告報知用のデータを選択する処理を行なう必要がなくなるので、制御負担を軽減することができる。さらに、リーチ予告報知と特定態様予告報知とで予告報知を行なうタイミングが異なるので、どのようなタイミングで予告報知が行なわれるかについて遊技者に興味を持たせ、予告報知の面白みを向上させることができる。
【0009】
(2) 前記特定態様予告報知手段は、さらに、前記特定表示態様判定手段により前記特定の表示態様としないと判定されたときにも、前記特定態様予告報知と同一の報知態様による報知を行なう機能を含み(図6)、
前記第1のタイミングを複数のタイミングのうちから選択的に決定する第1のタイミング決定手段(演出制御用マイコン81、S9)をさらに含み、
前記特定態様予告報知手段は、前記第1のタイミング決定手段により選択決定された第1のタイミングで前記特定態様予告報知を行ない(S10)、
前記第1のタイミング決定手段は、前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様となるときの方が前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定された決定用データを用いてタイミングを決定する(図4(a)、図6)。
【0010】
このような構成によれば、特定態様予告報知のタイミングについては、変動表示の表示結果が特定の表示態様となるときの方が変動表示の表示結果が特定の表示態様とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定されている。このため、予告報知タイミングが遅ければ遅い程、予告報知どおりに特定の表示態様となりやすいので、この予告報知が早期に行なわれなくても遊技者の期待感を低下させないようにすることができる。
【0011】
(3) 前記リーチ予告報知手段は、さらに、前記リーチ判定手段により前記リーチ状態としないと判定されたときにも、前記リーチ予告報知と同一の報知態様による報知を行なう機能を含み(図5)、
前記第2のタイミングを複数のタイミングのうちから選択的に決定する第2のタイミング決定手段(S13)をさらに含み、
前記リーチ予告報知手段は、前記第2のタイミング決定手段により選択決定された第2のタイミングで前記リーチ予告報知を行ない(S14)、
前記第2のタイミング決定手段は、前記リーチ状態となるときの方が前記リーチ状態とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定された決定用データを用いてタイミングを決定する(図4(b)、図5)。
【0012】
このような構成によれば、リーチ予告報知のタイミングについては、リーチ状態となるときの方がリーチ状態とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定されている。このため、予告報知タイミングが遅ければ遅い程、予告報知どおりにリーチ状態となりやすいので、この予告報知が早期に行なわれなくても遊技者の期待感を低下させないようにすることができる。
【0013】
(4) 前記変動表示の表示結果を前記特定の表示態様のうちの特別の表示態様とするか否かを判定する特別表示態様判定手段(遊技制御用マイコン53)と、
前記変動表示の表示結果が前記特別の表示態様となったときに、前記特定の表示態様となる確率が向上した特別遊技状態(確変状態)に制御する特別遊技制御手段(遊技制御用マイコン53)と、
前記特別表示態様判定手段により前記特別の表示態様とすると判定されたときに、前記変動表示の表示結果が前記特別の表示態様となることを、前記特別報知態様で予告報知する特別態様予告報知を行なう特別態様予告報知手段(演出制御用マイコン81、S8)とをさらに含み、
該特別態様予告報知手段は、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングとは異なる第3のタイミング(たとえば、非確変大当り図柄の組合せでの仮停止後、再変動表示の表示結果が導出表示される前までの所定タイミング)で前記特別態様予告報知を行なう(図4(c))。
【0014】
このような構成によれば、特別態様予告報知がリーチ予告報知および特定態様予告報知と同一の特別報知態様で行なわれるので、特別報知態様について、これらの予告報知を行なうために用いるデータの記憶領域を個別に設ける必要がなくなるので、予告報知を実行するために用いるデータの記憶領域を縮減することができる。さらに、特別報知態様について、これらの予告報知で予告報知用のデータを選択する処理を行なう必要がなくなるので、制御負担をより一層軽減することができる。さらに、特別態様予告報知と特定態様予告報知とで予告報知を行なうタイミングが異なるので、どのようなタイミングで予告報知が行なわれるかについて遊技者により一層興味を持たせ、予告報知の面白みをより一層向上させることができる。
【0015】
(5) 前記変動表示は、表示結果が非特別の表示態様を一旦表示させた後に再度変動表示を行なって前記特別の表示態様と非特別の表示態様とのうちのいずれか一方の特定の表示態様を表示する再変動表示を含み(図4(c)、再変動表示)、
前記第3のタイミングは、前記非特別の表示態様を一旦表示させた後であり、かつ、表示結果が表示される前である(たとえば、非確変大当り図柄の組合せでの仮停止後、再変動表示の表示結果が導出表示される前までの所定タイミング)。
【0016】
このような構成によれば、表示結果が非特別の表示態様を一旦表示させた後に再度変動表示を行なって特別の表示態様と非特別の表示態様とのうちのいずれか一方の特定の表示態様を表示する再変動表示が行なわれるが、特別態様予告報知を行なう第3のタイミングが、非特別の表示態様を一旦表示させた後であり、かつ、表示結果が表示される前であるので、予告対象に適したタイミングで予告報知を行なうことができ、予告報知に対して遊技者の興味をより引き付けることができる。
【0017】
(6) 実行条件が成立したが開始条件が成立していない前記変動表示の実行のために用いられるデータを保留データ(始動入賞記憶データ)として所定の上限個数まで記憶する保留データ記憶手段(RAM55)をさらに含み、
該保留データ記憶手段により前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様となる変動表示を実行することとなる保留データが複数記憶されている状態であるときに、当該状態である旨の予告報知である特定状態予告報知(連チャン予告)を、前記特別報知態様で行なう特定状態予告報知手段(演出制御用マイコン81、S3)とを含み、
該特定状態予告報知手段は、前記特定状態予告報知を、前記特定状態予告報知以外の予告報知が行なわれるタイミングと異なる特定のタイミング(たとえば、大当り停止図柄確定後、ラウンド表示開始前のタイミング)で行なう(図4(d)。
【0018】
このような構成によれば、変動表示の表示結果が特定の表示態様となる変動表示を実行することとなる保留データが複数記憶されている状態であるときに、当該状態である旨の予告報知である特定状態予告報知が、特定状態予告報知以外の予告報知が行なわれるタイミングと異なる特定のタイミングで行なわれるので、遊技者にとって価値が高い特定の予告報知により、どのようなタイミングで予告報知が行なわれるかについて遊技者により一層興味を持たせ、予告報知の面白みをより一層向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機およびスロットマシン等のその他の遊技機であってもよく、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置を有し、変動表示の表示結果が予め定められた特定の表示態様となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御される遊技機であればすべてに適用することが可能である。
【0020】
図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機1の正面図である。
パチンコ遊技機1には、遊技領域7が形成された遊技盤6が取付けられている。遊技者が操作ノブ5を操作すると、打球供給皿3に貯留された打玉(パチンコ玉)が1個ずつ発射されて遊技領域7内に打込まれる。
【0021】
遊技領域7には、図柄等の各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示(可変表示、更新表示ともいう)させる装置として、特別図柄(0〜9の10種類の図柄)を変動表示させる変動表示装置9が設けられている。また、変動表示装置9では、演出用のキャラクタ等のその他の画像も表示される。ここで、キャラクタとは、変動表示装置9に表示される人間,動物,あるいは物等を表わす映像をいう。なお、変動表示装置9により変動表示される識別情報は、数字、文字、図形、模様、キャラクタ等の識別情報であれば、どのような識別情報であってもよく、数字のみ、文字のみ、図形のみ、模様のみ、キャラクタのみ、または、これらを適宜組合せたもの等であってもよい。
【0022】
また、変動表示装置9は、遊技領域7の中央に設けられている。この変動表示装置9は、画像を表示する液晶表示器(LCD表示器)で構成された表示装置であり、左,中,右変動表示部が画像上で設けられる。左,中,右変動表示部のそれぞれでスクロール等の所定の変動表示パターンで個別に変動表示される特別図柄は、左,中,右図柄と呼ばれる。
【0023】
なお、変動表示装置9は、液晶表示器に限らず、CRT(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマトリクス、7セグメントLED等のLED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス、蛍光表示管等のその他の画像表示式の表示装置により構成されてもよい。また、変動表示装置9は、画像表示式の表示装置に限らず、外周に複数種類の図柄が描かれた回転ドラムを回転駆動する回転ドラム式等のその他の機械式の可変表示装置であってもよい。
【0024】
変動表示装置9で特別図柄の変動表示が開始されるときには、左,中,右図柄の変動表示が一斉に開始される。その後、左,右,中図柄の順に図柄が順次停止表示されていき、表示結果が導出表示される。このような変動表示の開始時から表示結果の導出表示時までの時間は、変動時間と呼ばれる。
【0025】
変動表示装置9の上方には、複数種類の識別情報としての普通図柄を変動表示可能な普通図柄表示装置10が設けられている。普通図柄表示装置10は、当り図柄である○印を表示可能な当り表示器10aと、はずれ図柄である×印を表示可能なはずれ表示器10bとを含み、当り図柄とはずれ図柄とを交互に点灯表示することにより、普通図柄を変動表示する。変動表示装置9の下方には、特別図柄の変動表示を始動させる打玉を受入れ可能な始動口14を有する始動用電動役物14aと、普通図柄の変動表示を始動させる打玉を受入れ可能な2つの通過口11とが設けられている。
【0026】
通過口11に打玉が進入すると、ゲートスイッチ12により打玉の通過(始動通過という)が検出され、それに応じて、乱数値となる数値データが抽出されて通過記憶データとして後述するRAM55に記憶される。通過記憶データの記憶個数には上限値が設定されており、上限値に達しない状態で始動通過が検出されると普通図柄の変動表示の実行条件が成立して変動表示が有効となるが、上限値に達した状態で始動通過が検出されると実行条件が成立せず変動表示が無効となる。通過記憶データに基づき普通図柄の変動表示を開始させることができる開始条件(普通図柄の変動表示が実行中でないこと)が成立すると、普通図柄の変動表示が開始される。これにより、通過記憶データが複数記憶されたときには、それぞれのデータに基づいて普通図柄の変動表示が順次実行されていく。開始条件が未成立の通過記憶データの個数は、変動表示装置9上方に設けられた通過記憶表示器15でのLEDの点灯数により表示される。
【0027】
始動通過記憶データの値が所定の当り判定値と一致するときには、普通図柄の当りと判定され、当り図柄が普通図柄の表示結果として導出表示される。一方、始動通過記憶データの値が当り判定値と一致しないときには、普通図柄のはずれと判定され、はずれ図柄が普通図柄の表示結果として導出表示される。
【0028】
始動用電動役物14aは、ソレノイド16によって駆動される左右一対の可動片の開閉によって開閉可能である。始動用電動役物14aは、普通図柄の変動表示結果が当りとなった場合に始動口14に打玉が進入しやすい開成状態となり、その開成状態で打玉が1つ入賞すると始動口14に打玉が進入しにくい閉成状態に戻る。また、始動用電動役物14aは、開成状態となってから所定の開放期間が経過すれば、打玉が入賞しなくても開成状態に戻る。
【0029】
始動口14に打玉が進入すると、始動口スイッチ17により打玉(始動入賞玉)が検出され、それに応じて、乱数値となる数値データ(大当り判定用のランダムカウンタのカウント値)が抽出されて始動入賞記憶データとして後述するRAM55に記憶される。始動入賞記憶データは、保留記憶データとも呼ばれる。始動入賞記憶データの記憶個数には上限値が設定されており、上限値に達しない状態で始動入賞が検出されると特別図柄の変動表示の実行条件が成立して変動表示が有効となるが、上限値に達した状態で始動入賞が検出されると実行条件が成立せず変動表示が無効となる。始動入賞記憶データに基づき特別図柄の変動表示を開始させることができる開始条件(始動入賞記憶がある状態で、特別図柄の変動表示がなされておらず、かつ大当り遊技状態中でもない場合)が成立すると、特別図柄の変動表示が開始される。これにより、始動入賞記憶データが複数記憶されたときには、それぞれのデータに基づいて特別図柄の変動表示が順次実行され、始動入賞記憶データが消化されていく。開始条件が未成立の始動入賞記憶データの個数は、変動表示装置9において画像により表示される。
【0030】
始動入賞記憶データの値が所定の大当り判定値と一致するときには、特別図柄の変動表示結果が大当りと判定され、特定の表示態様としての大当り図柄の組合せ(たとえば「777」等のゾロ目。)が表示結果として導出表示される。一方、始動入賞記憶データの値が大当り判定値と不一致のときには、変動表示結果がはずれと判定され、はずれ図柄の組合せが表示結果として導出表示される。
【0031】
始動用電動役物14aの下方には、打玉が入賞可能な大入賞口(図示省略)と、大入賞口を開閉する開閉板20とを備えた可変入賞球装置19が設けられている。特別図柄の変動表示結果が大当り図柄の組合せとなると、開閉板20が、遊技者に不利な第2の状態である閉状態から遊技者に有利な第1の状態である開状態に制御される。開閉板20の駆動は、ソレノイド21によって行なわれる。
【0032】
可変入賞球装置19における大入賞口の内部には、特定入賞領域と通常入賞領域とが設けられている。特定入賞領域に進入した打玉は、V入賞玉と呼ばれ、Vカウントスイッチ22により検出された後、カウントスイッチ23により検出される。通常入賞領域に進入した打玉は、カウントスイッチ23のみにより検出される。
【0033】
大当り遊技状態の可変入賞球装置10において、大入賞口が開口した第1の状態で、大入賞口に進入した打玉の数が所定個数(たとえば10個)に達したとき、または所定期間(たとえば30秒間)経過したときのうちのいずれか早い方の条件が成立したときには、第1の状態が一旦終了して開閉板20が閉成し、第2の状態に制御される。そして、可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に進入した打玉が特定入賞領域に入賞し、Vカウントスイッチ22により検出されたことを条件として、その回における可変入賞球装置19の第1の状態が終了して第2の状態となった後、再度開閉板20が開成されて、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数は、たとえば16回と定められている。繰返し継続制御において、可変入賞球装置19が第1の状態にされている状態はラウンドと呼ばれる。
【0034】
また、特別図柄の変動表示結果が特定の表示態様(大当り図柄の組合せ)のうちの予め定められた特別の表示態様(たとえば、奇数のゾロ目。以下、確変大当り図柄の組合せともいう)となると、大当り遊技状態の終了後において、大当り遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態としての確率変動状態(以下、確変状態という)に制御される。確変状態は、確率向上状態ともいい、大当りとなる確率が変動して通常遊技状態(大当り遊技状態および確変状態以外の遊技状態)よりも高くなった状態である。確変状態は、次回の大当りが発生するまで継続される。確変大当り図柄による大当りは確変大当りと呼ばれ、確変大当り図柄以外の非確変大当り図柄による大当りは非確変大当りと呼ばれる。確変状態は、後述する遊技制御用マイコン53の確率変動制御機能により実現される。
【0035】
また、特別図柄の変動表示中においては、左図柄と右図柄とが同じ図柄に揃ったリーチ状態(リーチ態様、リーチ表示態様ともいう)が発生する場合がある。ここで、リーチとは、複数の表示領域(変動表示領域、変動表示部)における一部の表示領域において表示結果がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示領域の表示結果が特定表示結果の組合せ(大当り図柄の組合せ)となる条件を満たしている表示状態をいう。また、リーチとして定義されるもののうちには、複数の表示領域のすべてで特定表示結果の組合せを保持した状態で変動表示を行なっている所謂全回転リーチも含まれる。
【0036】
また、特別図柄の変動表示中においては、表示結果が大当り図柄の組合せとなるときに、特別図柄を非確変大当り図柄の組合せで一旦仮に停止(たとえば、図柄が更新されていない状態で揺動している状態等であり、以下、仮停止という)させた後、特別図柄が再度変動表示され、その後、表示結果として、最終的に確定した非確変大当り図柄の組合せまたは確変大当り図柄の組合せを表示する再変動表示が行なわれる。この再変動表示においては、表示結果が大当り図柄の組合せとなるときに、確変大当り図柄となるか非確変大当り図柄となるかという楽しみを遊技者に与えることができる。
【0037】
遊技領域7には、一般入賞口である入賞口24および装飾ランプ25等の他の構造物も設けられている。遊技領域7の下端部には、どの入賞口にも入賞しなかった打玉をアウト玉として回収するアウト口26が設けられている。遊技領域7の外周には遊技効果LED42等の各種ランプが設けられている。遊技領域7の上部の左右には効果音等の音を発生するスピーカ41,41が設けられている。
【0038】
図2は、パチンコ遊技機1における主な制御基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。遊技制御基板31、演出制御基板80、および、払出制御基板37のそれぞれには、制御用のマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)等が搭載されている。
【0039】
払出制御基板37では、玉払出装置97が接続され、各種入賞に応じた景品玉の払出し等の玉の払出しが払出制御用マイコン370により制御される。演出制御基板80では、スピーカ41よりなる音出力手段と、遊技効果LED42、普通図柄表示装置10(10a,10b)、および、通過記憶表示器15等の発光手段と、変動表示装置9よりなる表示手段と含む各種装置が接続され、これらが演出制御用マイコン81により制御される。
【0040】
遊技制御基板31には、遊技制御用のプログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイコン53、スイッチ回路58、ソレノイド回路59、情報出力回路64、初期リセット回路65、および、アドレスデコード回路67が設けられている。
【0041】
遊技制御用マイコン53には、遊技制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用されるRAM55、遊技制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCPU56、および、I/Oポート57を含む。遊技制御用マイコン53は、CPU56が、ROM54から遊技制御用プログラムを読出し、そのプログラムをタイマ割込みに従って定期的(たとえば2msec毎)に先頭から繰返し実行することにより、各種の遊技制御を実行する機能を有する。スイッチ回路58は、接続されている各種検出器からの信号を遊技制御用マイコン53に与える回路であり、ゲートスイッチ12等の各種検出器が接続される。ソレノイド回路59は、前述したソレノイド16およびソレノイド21を遊技制御用マイコン53からの指令に従って駆動する回路である。
【0042】
遊技制御用マイコン53は、各種検出器から信号を受けてパチンコ遊技機1の状態を把握し、前述したような遊技が行なえるように、制御対象の各種機器を駆動する制御を行なう。遊技制御用マイコン53から演出制御用マイコン81および賞球制御用マイコン370のそれぞれには、各マイコンが実行する制御内容を指令する指令情報(制御信号)の一例である制御コマンドが送信される。演出制御用マイコン81には、演出制御基板80に接続された機器を制御するための制御コマンドが送信される。演出制御用マイコン81は、受信した制御コマンドに応じて、変動表示装置9での変動表示等の各種表示制御(始動入賞記憶数の表示も含む)、発光手段による発光制御、および、音出力手段による音制御を行なう。
【0043】
演出制御用マイコン81は、演出制御用のプログラム等を記憶するROM82、ワークメモリとして使用されるRAM83、演出制御用のプログラムに従って制御動作を行なうCPU84、画像表示用のIC(集積回路)であるVDP(Video Display Processor )85、画像表示のための作業領域として用いられるVRAM(Video Random Access Memory)86、および、画像データを記憶したキャラクタROM87が設けられている。CPU84からVDP85には、画像表示を命令するための命令データが与えられる。命令データはROM82において画像表示の種類ごとに格納されており、必要に応じて読出され、VDP85に与えられる。たとえば、後述する予告報知のための命令データもROM82に格納され、予告報知を実行する際にVDP85に与えられる。VDP85は、与えられた命令データに従った画像表示をするために、画像データが記憶されたキャラクタROM87から必要なデータを読出し、読出したデータに従って変動表示装置9に表示するための画像データを生成し、その画像データをVRAM86に格納する。VRAM86内の画像データは、RGB信号に変換されて、変動表示装置9へ与えられる。これにより、変動表示装置9において、特別図柄の変動表示等の各種表示が行なわれる。
【0044】
制御コマンドの送信は、たとえば、次のように行なわれる。遊技制御用マイコン53は、変動表示の実行条件が成立したときに、実行条件が成立した変動表示の結果(具体的には始動入賞に応じて記憶された始動入賞記憶データに基づく変動表示の結果)が大当りとなるか否かを指定する当りはずれコマンドを送信する。当りはずれコマンドには、大当りとする判定がされたことを示す大当りコマンドと、はずれとする判定がされたことを示すはずれコマンドとが含まれる。また、遊技制御用マイコン53は、変動表示の実行条件が成立した段階において、現在の始動入賞記憶数を示す始動入賞記憶数コマンドを送信する。この始動入賞記憶数コマンドは、変動表示装置9において始動入賞記憶数を表示するために用いられるととともに、予告の演出制御のために用いられる。
【0045】
そして、遊技制御用マイコン53は、特別図柄の変動表示に際して、次のようなコマンドを送信する。変動表示を開始する段階において、特別図柄の変動パターン(変動時間を含む)を指定するとともに、変動表示の開始を指示するコマンドである変動パターンコマンドが送信される。そして、変動パターンコマンドの送信に引続き、左,中,右特別図柄の予定停止図柄を指定する3つの停止図柄コマンド(左,中,右停止図柄コマンド)が送信される。そして、変動表示の開始後、コマンドにより指定した変動時間が経過した時に、変動表示の停止を指定する全図柄停止コマンドが送信される。そして、大当りとなった場合には、大当り制御時の表示制御内容を指示するコマンド等の各種コマンドが送信される。
【0046】
演出制御用マイコン81では、前述したような変動表示に関する演出制御コマンドを受信した場合に、そのコマンドにより指定される表示による演出を実行する制御を行なうとともに、表示態様と予め関係付けられた効果音等の音を音出力手段としてのスピーカ41から出力させる制御、および、表示態様と予め関係付けられた発光パターンで遊技効果ランプ42等の発光手段を発光させる制御を行なう。
【0047】
なお、図2においては、表示制御機能、音制御機能、および、発光制御機能を1つのマイコンの機能に含ませる例を示したが、これに限らず、これらの機能をそれぞれ別のマイコンに設け、そのマイコン別に、遊技制御用マイコン53が、表示制御、音制御、およびランプ制御のそれぞれのコマンドを送信し、そのコマンドを受信した各マイコンが、コマンドに応じて各種制御をしてもよい。
【0048】
次に、遊技制御用マイコン53の制御機能として、大当りにするか否かを判定する大当り判定機能、確変状態にするか否かを判定する確変判定機能、リーチ状態とするか否かを判定するリーチ判定機能、特別図柄の変動表示での変動パターンを決定する変動パターン決定機能、および、特別図柄の予定停止図柄を決定する停止図柄決定機能を説明する。
【0049】
大当りとするか否かは、大当り判定用のランダムカウンタの値を用いた抽選によりランダムに判定される。このランダムカウンタは、所定の計数範囲内でカウントアップと初期化とを繰返す機能を有するカウンタである。以下に示す各種ランダムカウンタも、この大当り判定用のランダムカウンタと同様の機能を有するものである。このランダムカウンタでは、有効な始動入賞の検出に応じてカウント値が抽出される。その抽出値は、始動入賞記憶データとしてRAM55に記憶される。抽出されるカウント値は、抽出タイミングがランダムであるため、乱数値となる。なお、以下に示すその他のランダムカウンタも、同様の理由により、乱数値を発生させることができる。大当り判定では、始動入賞記憶データとして記憶された抽出値と、所定の大当り判定値とが一致した場合に大当りとすることが決定され、それらが一致しない場合にはずれとすることが決定される。大当り判定は、変動表示の実行条件の成立時と、変動表示の開始条件の成立時とにそれぞれ行なわれる。確変状態以外の低確率状態では大当り判定値が1個設定され、確変状態では大当り判定値が複数個設定されることにより、確変状態で大当りの発生確率が向上する。
【0050】
大当りとすることが決定された場合は、確変判定用のランダムカウンタの値を用いた抽選により、確変状態に制御するか否かをランダムに決める確変判定が行なわれる。このランダムカウンタは、変動表示の開始条件の成立時に大当り判定で大当りとする判定がされたときにカウント値が抽出される。そして、その抽出値が所定の確変判定値と一致する場合に、確変状態とすることが決定される。
【0051】
はずれとすることが決定された場合は、リーチ判定用のランダムカウンタのカウント値を用いた抽選により、リーチ状態とするか否かをランダムに決めるリーチ判定が行なわれる。このランダムカウンタは、変動表示の開始条件の成立時に大当り判定ではずれとする判定がされたときにカウント値が抽出される。そして、その抽出値が所定のリーチ判定値と一致する場合に、リーチ状態とすることが決定される。一方、大当り判定において大当りとする決定がされた場合には、このリーチ判定は行なわれず、すべての場合にリーチ状態となる。
【0052】
特別図柄の変動表示でリーチ状態となる場合(大当りとする決定がされた場合と、はずれとする決定がされた場合との両方を含む)は、変動パターン決定用のランダムカウンタのカウント値を用いた抽選により、リーチ状態の変動パターンが複数種類の変動パターンのうちからランダムに選択決定される。このランダムカウンタは、変動表示の開始条件が成立したときにカウント値が抽出される。そして、複数種類の変動パターンのそれぞれに対応して定められた変動パターン決定値のうち、抽出値が一致したものに対応する変動パターンが選択決定される。一方、リーチ状態とならない場合には、所定の通常変動パターンが用いられる。
【0053】
変動表示における特別図柄の停止図柄は、左,中,右の各図柄に対応する3つの停止図柄決定用のランダムカウンタのそれぞれのカウント値を用いた抽選によりランダムに決定される。この各ランダムカウンタは、変動表示の開始条件が成立したときにカウント値が抽出される。そして、その各抽出値が、各図柄について配列順序に従って割振られた図柄決定用の数値データのうちのどれに一致するかが判定され、抽出値と一致する数値データに対応する図柄が各特別図柄の停止図柄として選択決定される。なお、はずれとする判定がされた場合において、このような抽出値に対応する停止図柄が偶然大当りの図柄と一致する場合には、はずれの図柄となるように補正して各停止図柄が決定される。
【0054】
大当りとする決定がされた場合には、左停止図柄決定用のランダムカウンタの抽出値に対応する図柄が左,中,右の各停止図柄として決定される。ただし、大当り図柄の組合せは、確変判定により確変状態とする決定がされた場合には、確変図柄のうちからランダムに決定され、確変判定により非確変状態とする決定がされた場合には、非確変図柄のうちからランダムに決定される。
【0055】
また、表示結果をはずれとする判定がされた場合においてリーチ状態とすることが決定された場合には、左停止図柄決定用のランダムカウンタの抽出値に対応する図柄が左,右の各停止図柄として決定されるとともに、中停止図柄決定用のランダムカウンタから抽出されたカウンタの抽出値に対応する図柄が中図柄の停止図柄として決定される。なお、はずれとなる場合においてリーチ状態とすることが決定されたときに、中停止図柄が偶然左,右図柄と一致する場合には、一致しないように中停止図柄が補正されて決定される。
【0056】
また、このパチンコ遊技機1においては、大当りとなること(変動表示の表示結果が大当り図柄の組合せとなること)を予告報知する大当り予告、変動表示においてリーチ状態となることを予告報知するリーチ予告、確変大当りとなること(変動表示の表示結果が確変大当り図柄の組合せとなること)を予告報知する確変予告、および、連チャン(大当り遊技状態の終了時に記憶されていた始動入賞記憶データに基づいてさらに大当り遊技状態となるような大当りの連続的発生)となることを予告報知する連チャン予告を行なうことが可能である。以下に、演出制御用マイコン81の制御機能として、前述した各予告をするか否かを判定する予告判定機能、および、所定の予告について予告の種類を決定する予告種類決定機能を説明する。
【0057】
各予告をするか否かの判定は、各予告判定をするために設けられた予告判定用のランダムカウンタ(大当り予告判定用、リーチ予告判定用、確変予告判定用、および連チャン予告判定用のそれぞれのランダムカウンタ)のカウント値を用いて行なわれる。各ランダムカウンタは、所定のタイミングでカウント値が抽出される。その抽出値が所定の予告判定値と一致する場合に、対応する予告を実行することが決定される。各予告判定は予告後に予告通りの状態になるときとならないときとの両方の場合に実行され、予告通りの状態になるときの方が、ならないときよりも、予告を実行する決定がされる割合が高く設定されている。
【0058】
演出制御用マイコン81において、予告判定の際に予告対象の事象が生じるかどうかは、次のように判断する。大当りが発生するかどうかは、停止図柄コマンドにより大当り図柄となるか否かに基づいて判断する。リーチ状態が発生するかどうかは、変動パターンコマンドによりリーチの変動パターンが指定されているか否かに基づいて判断する。確変状態が発生するかどうかは、停止図柄コマンドにより確変大当り図柄となるか否かに基づいて判断する。連チャンが発生するかどうかは、当りはずれコマンドにより大当り遊技状態終了時の始動入賞記憶に大当りとなる始動入賞記憶データが含まれているか否かに基づいて判断する。
【0059】
大当り予告およびリーチ予告のそれぞれについては、予告の種類が複数種類定められており、各予告の種類を選択決定するための予告種類決定用のランダムカウンタ(大当り予告種類決定用、リーチ予告種類決定用のそれぞれのランダムカウンタ)のカウント値を用いて、予告種類が選択決定される。大当り予告およびリーチ予告のそれぞれは、実行する時期が異なるものが複数種類ずつ設けられている。各予告種類決定用のランダムカウンタは所定のタイミングでカウント値が抽出される。複数の予告種類のそれぞれに対応して定められた予告種類決定値のうち、抽出値と一致する予告種類決定値に対応する予告種類が選択決定される。
【0060】
次に、予告報知の具体例を説明する。図3は、リーチ予告と大当り予告とを比較して示す変動表示装置9の表示画面図である。図3においては、(A)にリーチ予告での表示画面の変化が示され、(B)に大当り予告での表示画面の変化が示される。
【0061】
(A)を参照して、リーチ予告においては、表示画面の状態が(a)〜(d)または(e)に示されている。(a)に示されるように、リーチ予告の場合は、特別図柄の変動開始後での全図柄の変動中において、リーチ予告として予告用のキャラクタCを所定の表示態様で表示する予告報知表示が行なわれる。その後、(b),(c)のように特別図柄が停止して行き、(d)のような大当り図柄の組合せになる場合と、(e)のようなはずれ図柄の組合せになる場合とがある。
【0062】
(B)を参照して、大当り予告においては、表示画面の状態が(f)〜(i)に示されている。(f),(g)に示されるように、特別図柄が順次停止して行き、(h)に示されるようなリーチ状態となった後に、大当り予告として、予告用のキャラクタCをリーチ予告と同一の表示態様で表示する予告報知表示が行なわれる。その後、(i)のような大当り図柄の組合せになる場合と、図示を省略するがはずれ図柄の組合せになる場合とがある。
【0063】
このように、予告用のキャラクタCを所定の表示態様で表示する予告報知表示がリーチ予告と大当り予告とで共用され、リーチ予告と大当り予告とが同一の予告報知態様である特別報知態様で行なわれる。図3では、リーチ予告と大当り予告とで1つの予告用のキャラクタCを共用する例が示されているが、このキャラクタCを所定の表示態様で表示する予告報知表示は、確変予告および連チャン予告においても使用(共用)される。このため、これらの予告報知表示を実行するためのデータとしては、ROM82に記憶された命令データのうち、キャラクタCを所定の表示態様で表示するという1つの命令データが共通に使用される。また、大当り予告、リーチ予告、確変予告、および、連チャン予告のそれぞれについては、1つの表示態様の予告報知表示を共用するが、予告報知表示が何の予告であるかを区別できるように、予告報知表示が実行されるタイミングが、これらの予告相互間で異ならされている。
【0064】
図4は、各種予告報知が実行されるタイミングを示すタイミングチャートである。図4の(a)を参照して、リーチ予告は、特別図柄の変動開始後、リーチ状態の開始前までの間の所定タイミングで実行される。リーチ予告は、実行タイミングが異なるリーチ予告A〜Dの複数種類のうちから1つの種類が選択される。
リーチ予告は、予告報知後に実際にリーチ状態となるときの方が、リーチ状態とならないときよりも実行タイミングの遅い予告種類が選択される割合が高くなるように設定されている。
【0065】
図4の(b)を参照して、大当り予告は、リーチ状態の開始後、全図柄の停止前までの間の所定タイミングで実行される。この場合の全図柄の停止タイミングは、再変動表示がされないときは停止図柄の確定タイミングであるが、再変動表示がされるときは仮停止タイミングである。大当り予告は、実行タイミングが異なる大当り予告A〜Cの複数種類のうちから1つの種類が選択される。大当り予告は、予告報知後に実際に大当り図柄の組合せとなるときの方が、そのようにならないときよりも実行タイミングが遅い予告種類が選択される割合が高くなるように設定されている。
【0066】
図4の(c)を参照して、確変予告は、非確変大当り図柄の組合せでの仮停止後であり、かつ、再変動表示の表示結果が導出表示される前(停止図柄が確定する前)までの所定タイミングで実行される。なお、確変予告は、非確変大当り図柄の組合せでの仮停止後であり、かつ、再変動表示の開始前の所定のタイミングに行なうようにしてもよい。また、図4の(d)を参照して、連チャン予告は、変動表示の表示結果が大当り図柄の組合せで確定した後、大当り遊技状態の第1ラウンドの開始前までの所定タイミングで実行される。
【0067】
図5は、リーチ予告種類決定用のランダムカウンタの抽出値と、その抽出値に対応して選択されるリーチ予告種類との関係を表形式で示す図である。リーチ予告A〜Dは、図3の(A)のようなキャラクタCを所定の表示態様で表示する同一の予告報知表示により行なわれるが、図4の(a)のように、実行される時期がそれぞれ異なる。したがって、リーチ予告種類を決めることは、リーチ予告のタイミングを決めることを意味する。図5においては、リーチ予告A〜Dのそれぞれについて、0〜199というランダムカウンタの計数範囲のうち、選択される抽出値が対応付けられている。各リーチ予告の種類に対応する抽出値は、リーチ状態とすることが決定されたリーチ成立決定時と、リーチ状態としないことが決定されたリーチ不成立決定時とで区別して設定されている。
【0068】
リーチ予告A〜Dは、リーチ成立決定時に選択される割合がD,C,B,Aの順に高くなるように設定されている。また、前述したように、リーチ予告A〜Dは、実行されるタイミングがD,C,B,Aの順に遅くなるように設定されている。このため、リーチ予告は、予告後にリーチ状態となるときの方が予告後にリーチ状態とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高い。このように、演出制御用マイコン81は、リーチ予告をリーチ不成立決定時にも、リーチ成立決定時と同一の報知態様で報知する機能がある。このようなリーチ予告種類決定用のランダムカウンタの抽出値と、その抽出値に対応して選択されるリーチ予告種類との関係を示すリーチ予告種類決定用データは、ROM82に格納されており、読出されてリーチ予告種類の決定のために用いられる。
【0069】
図6は、大当り予告種類決定用のランダムカウンタの抽出値と、その抽出値に対応して選択される大当り予告種類との関係を表形式で示す図である。大当り予告A〜Cは、図3の(B)のようなキャラクタCを所定の表示態様で表示する同一の予告報知表示により行なわれるが、図4のように、実行される時期がそれぞれ異なる。したがって、大当り予告種類を決めることは、大当り予告のタイミングを決めることを意味する。図6においては、大当り予告A〜Cのそれぞれについて、0〜199というランダムカウンタの計数範囲のうち、選択される抽出値が対応付けられている。各大当り予告の種類に対応する抽出値は、大当り状態とすることが決定された大当り決定時と、大当り状態としないことが決定されたはずれ決定時とで区別して設定されている。
【0070】
大当り予告A〜Cは、大当り決定時に選択される割合がC,B,Aの順に高くなるように設定されている。また、前述したように、大当り予告A〜Cは、実行されるタイミングがC,B,Aの順に遅くなるように設定されている。このため、大当り予告は、予告後に大当り状態となるときの方が予告後に大当り状態とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高い。このように、演出制御用マイコン81は、大当り予告を、はずれ決定時にも大当り決定時と同一の報知態様で報知する機能がある。このような大当り予告種類決定用のランダムカウンタの抽出値と、その抽出値に対応して選択される大当り予告種類との関係を示す大当り予告種類決定用データは、ROM82に格納されており、読出されて大当り予告種類の決定のために用いられる。
【0071】
次に、演出制御用マイコン81により前述した各種予告報知をさせるために実行される予告処理を説明する。演出制御用マイコン81では、制御用プログラムのメインルーチンの実行に伴って各種サブルーチンが実行され、各種の制御が行なわれる。ここでは、サブルーチンの1つである予告処理を説明する。
【0072】
図7は、予告処理の処理内容を示すフローチャートである。この予告処理は、変動表示を実行するための一連の変動パターンコマンドおよび停止図柄コマンドコマンドを1回受ける毎に1回実行される。ステップS(以下単にSという)1により、前述した連チャン予告判定がされる。次に、S2により、S1で連チャン予告を実行する決定がされたか否かが判断され、実行する決定がされたと判断された場合は、S3に進み、連チャン予告を実行するためのデータとして、前述した命令データ(各予告で共通のデータ)を含む連チャン予告実行データが設定された後、リターンする。
【0073】
一方、S2により実行する決定がされていないと判断された場合は、S4に進み、前述した確変予告判定がされる。次に、S5により、S4で、確変予告を実行する決定がされたか否かが判断される。S5により確変予告を実行する決定がされたと判断された場合は、S6に進み、前述した確変予告を実行するためのデータとして、前述した命令データ(各予告で共通のデータ)を含む確変予告実行データが設定された後、リターンする。
【0074】
一方、S5により実行する決定がされていないと判断された場合は、S7に進み、前述した大当り予告判定がされる。次に、S8により、S7で、大当り予告を実行する決定がされたか否かが判断される。S8により大当り予告を実行する決定がされたと判断された場合は、S9に進み、前述した大当り予告種類の選択決定が行なわれる。これにより、大当り予告のタイミングが決定される。そして、S10に進み、S9により選択された大当り予告を実行するためのデータとして、前述した命令データ(各予告で共通のデータ)を含む大当り予告実行データが設定された後、リターンする。
【0075】
一方、S8により実行する決定がされていないと判断された場合は、S11に進み、前述したリーチ予告判定がされる。次に、S12により、S11で、リーチ予告を実行する決定がされたか否かが判断される。S12によりリーチ予告を実行する決定がされたと判断された場合は、S13に進み、前述したリーチ予告種類の選択決定がされる。これにより、リーチ予告のタイミングが決定される。
そして、S14に進み、S13により選択されたリーチ予告を実行するためのデータとして、前述した命令データ(各予告で共通のデータ)を含むリーチ予告実行データが設定された後、リターンする。一方、S12により実行する決定がされていないと判断された場合は、リターンする。
【0076】
このような予告処理においては、1回の変動表示について1つの予告が選択されると、リターンするようになっている。このため、予告が実行されるときには、1回の変動表示において、1種類の予告のみが実行されることとなる。
【0077】
以上のような予告処理において連チャン予告、確変予告、大当り予告、および、リーチ予告のうちのいずれかの予告を実行するためのデータが設定されたときには、そのデータを用いて予告を実行する所定のサブーチンが実行されることにより、設定されたデータに応じた予告報知が行なわれる。この予告報知においては、変動表示装置9におけるキャラクタCを用いた予告表示の他、表示に合わせた音の出力およびランプ等の発光体の発光が行なわれる。このように実行される各種予告は、前述したように予告の種類ごとに実行されるタイミング(たとえば、変動開始時からの時間)が決まっている。このため、演出制御用マイコン81では、変動開始時からの時間を計時し、実行することが設定された予告の実行タイミングとなったときに、当該予告を実行させる制御を行なう。
【0078】
次に、この実施の形態により得られる主な効果をまとめて説明する。
キャラクタCを所定の表示態様で表示する特別報知態様として図3に示されるように、リーチ予告の報知態様と大当り予告の報知態様とにおいて同一の予告報知態様である特別報知態様が設けられたので、リーチ予告報知と特定態様予告報知とが同一の予告報知態様で行なわれる。このため、特別報知態様での予告を行なうために用いる演出制御用マイコン81でのデータの記憶領域をリーチ予告と大当り予告とに個別に設ける必要がなくなる。このため、予告を実行するために用いる前述した命令データのようなデータの記憶領域を縮減することができる。
さらに、特別報知態様について、リーチ予告と大当り予告とで、前述した命令データのような予告報知用のデータを選択する処理を行なう必要がなくなるので、演出制御用マイコン81の制御負担を軽減することができる。さらに、リーチ予告と大当り予告とで予告報知を行なうタイミングが異なるので、どのようなタイミングで予告が行なわれるかについて遊技者に興味を持たせ、予告報知の面白みを向上させることができる。
【0079】
また、図4(a)および図6に示されるように、大当り予告の実行タイミングについては、表示結果が大当り図柄の組合せとなるときの方が表示結果が大当り図柄の組合せとならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定されている。このため、予告報知タイミングが遅ければ遅い程、予告どおりに大当り図柄の組合せとなりやすいので、この予告報知が早期に行なわれなくても遊技者の期待感を低下させないようにすることができる。
【0080】
また、図4(b)および図6に示されるように、リーチ予告報知のタイミングについては、リーチ状態となるときの方がリーチ状態とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定されている。このため、予告報知タイミングが遅ければ遅い程、予告報知どおりにリーチ状態となりやすいので、この予告報知が早期に行なわれなくても遊技者の期待感を低下させないようにすることができる。
【0081】
前述したように、確変予告がリーチ予告および大当り予告と同一の特別報知態様で行なわれるので、特別報知態様について、これらの予告報知を行なうために演出制御用マイコン81で用いるデータの記憶領域を個別に設ける必要がなくなるので、予告報知を実行するために用いる演出制御用マイコン81でのデータの記憶領域を縮減することができる。さらに、特別報知態様について、これらの予告報知で予告報知用のデータを選択する処理を行なう必要がなくなるので、制御負担をより一層軽減することができる。さらに、確変予告と大当り予告とで予告報知を行なうタイミングが異なるので、どのようなタイミングで予告報知が行なわれるかについて遊技者により一層興味を持たせ、予告報知の面白みをより一層向上させることができる。
【0082】
図4の(c)に示されるように、確変予告を行なうタイミングが、変動表示の表示結果として非確変大当り図柄の組合せを一旦表示させた後であり、かつ、再変動表示の表示結果が表示される前であるので、予告対象に適したタイミングで予告報知を行なうことができ、予告報知に対して遊技者の興味をより引き付けることができる。
【0083】
図4の(d)に示されるように、連チャン予告が、連チャン予告以外の予告報知が行なわれるタイミングと異なるタイミングで行なわれるので、遊技者にとって価値が高い連チャン予告により、どのようなタイミングで予告報知が行なわれるかについて遊技者により一層興味を持たせ、予告報知の面白みをより一層向上させることができる。
【0084】
次に、以上に説明した本実施の形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
(1) 前述した実施の形態においては、演出制御用マイコン81において、各種予告についての予告をするか否かの判定および予告種類の選択を行なう例を示した。しかし、これに限らず、そのような予告をするか否かの判定および予告種類の選択は、遊技制御用マイコン53において行なうようにしてもよい。その場合には、そのような判定結果および選択結果を示すコマンドを演出制御用マイコン81へ与えて、予告を実行するようにする。
【0085】
(2) 前述した実施の形態においては、確変予告および連チャン予告のそれぞれについては、1つのタイミングでのみ実行される例を示した。しかし、これに限らず、確変予告および連チャン予告のそれぞれについては、リーチ予告および大当り予告と同様に、複数のタイミングから選択したタイミングで実行されるようにしてもよい。
【0086】
(3) 前述した各種予告は、変動表示装置9における表示のみ、スピーカ41からの音の出力のみ、または、発光手段による発光のみにより行なうようにしてもよい。音の出力により各種予告をする場合には、音制御をするための命令データを各予告について共用する。また、発光手段による発光により各種予告をする場合には、発光制御をするための命令データを各予告について共用する。
【0087】
(4) 前述した各種予告は、予告後に予告通りの状態になるときにのみ実行するようにしてもよい。
【0088】
(5) 前述した大当り予告およびリーチ予告のそれぞれについては、すべての種類の予告が、キャラクタCを所定の表示態様で表示するというような、大当り予告およびリーチ予告報知で同一である特別報知態様で行なわれる例を示した。しかし、大当り予告およびリーチ予告のそれぞれについて、一部の種類の予告が特別報知態様で実行されるようにしてもよい。つまり、リーチ予告報知の報知態様と大当り予告報知の報知態様とにおいて、同一の予告報知態様である特別報知態様を含んでいればよい。
【0089】
(6) なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一例のパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機における主な制御基板を含む制御回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】リーチ予告と大当り予告とを比較して示す変動表示装置の表示画面図である。
【図4】各種予告報知が実行されるタイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】リーチ予告種類決定用のランダムカウンタの抽出値と、その抽出値に対応して選択されるリーチ予告種類との関係を表形式で示す図である。
【図6】大当り予告種類決定用のランダムカウンタの抽出値と、その抽出値に対応して選択される大当り予告種類との関係を表形式で示す図である。
【図7】予告処理の処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9 変動表示装置、1 パチンコ遊技機、7 遊技領域、53 遊技制御用マイコン、81 演出制御用マイコン、55 RAM。

Claims (6)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置を有し、変動表示の表示結果が予め定められた特定の表示態様となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御される遊技機であって、
    前記変動表示の表示結果を前記特定の表示態様とするか否かを判定する特定表示態様判定手段と、
    前記変動表示においてリーチ状態とするか否かを判定するリーチ判定手段と、該リーチ判定手段によりリーチ状態とすると判定されたときに、前記変動表示においてリーチ状態となることを予告報知するリーチ予告報知を行なうリーチ予告報知手段と、
    前記特定表示態様判定手段により前記特定の表示態様とすると判定されたときに、前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様となることを予告報知する特定態様予告報知を行なう特定態様予告報知手段とを含み、
    前記リーチ予告報知の報知態様と前記特定態様予告報知の報知態様とにおいて同一の予告報知態様である特別報知態様を含み、
    前記特定態様予告報知手段は、予め定められた第1のタイミングで前記特別報知態様による報知を行なうことで前記特定態様予告報知を行ない、
    前記リーチ予告報知手段は、前記第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで前記特別報知態様による報知を行なうことで前記リーチ予告報知を行なうことを特徴とする、遊技機。
  2. 前記特定態様予告報知手段は、さらに、前記特定表示態様判定手段により前記特定の表示態様としないと判定されたときにも、前記特定態様予告報知と同一の報知態様による報知を行なう機能を含み、
    前記第1のタイミングを複数のタイミングのうちから選択的に決定する第1のタイミング決定手段をさらに含み、
    前記特定態様予告報知手段は、前記第1のタイミング決定手段により選択決定された第1のタイミングで前記特定態様予告報知を行ない、
    前記第1のタイミング決定手段は、前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様となるときの方が前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定された決定用データを用いてタイミングを決定することを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記リーチ予告報知手段は、さらに、前記リーチ判定手段により前記リーチ状態としないと判定されたときにも、前記リーチ予告報知と同一の報知態様による報知を行なう機能を含み、
    前記第2のタイミングを複数のタイミングのうちから選択的に決定する第2のタイミング決定手段をさらに含み、
    前記リーチ予告報知手段は、前記第2のタイミング決定手段により選択決定された第2のタイミングで前記リーチ予告報知を行ない、
    前記第2のタイミング決定手段は、前記リーチ状態となるときの方が前記リーチ状態とならないときよりも遅いタイミングを選択する割合が高くなるように設定された決定用データを用いてタイミングを決定することを特徴とする、請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記変動表示の表示結果を前記特定の表示態様のうちの特別の表示態様とするか否かを判定する特別表示態様判定手段と、
    前記変動表示の表示結果が前記特別の表示態様となったときに、前記特定の表示態様となる確率が向上した特別遊技状態に制御する特別遊技制御手段と、
    前記特別表示態様判定手段により前記特別の表示態様とすると判定されたときに、前記変動表示の表示結果が前記特別の表示態様となることを、前記特別報知態様で予告報知する特別態様予告報知を行なう特別態様予告報知手段とをさらに含み、
    該特別態様予告報知手段は、前記第1のタイミングおよび前記第2のタイミングとは異なる第3のタイミングで前記特別態様予告報知を行なうことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記変動表示は、表示結果が非特別の表示態様を一旦表示させた後に再度変動表示を行なって前記特別の表示態様と非特別の表示態様とのうちのいずれか一方の特定の表示態様を表示する再変動表示を含み、
    前記第3のタイミングは、前記非特別の表示態様を一旦表示させた後であり、かつ、表示結果が表示される前であることを特徴とする、請求項4に記載の遊技機。
  6. 実行条件が成立したが開始条件が成立していない前記変動表示の実行のために用いられるデータを保留データとして所定の上限個数まで記憶する保留データ記憶手段をさらに含み、
    該保留データ記憶手段により前記変動表示の表示結果が前記特定の表示態様となる変動表示を実行することとなる保留データが複数記憶されている状態であるときに、当該状態である旨の予告報知である特定状態予告報知を、前記特別報知態様で行なう特定状態予告報知手段とを含み、
    該特定状態予告報知手段は、前記特定状態予告報知を、前記特定状態予告報知以外の予告報知が行なわれるタイミングと異なる特定のタイミングで行なうことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の遊技機。
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