JP4074633B2 - VoIP端末のRTPメディアパケット処理装置及び処理方法 - Google Patents

VoIP端末のRTPメディアパケット処理装置及び処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、VoIP端末のRTPメディアパケット処理装置及び処理方法に関し、より詳しくは、VoIP有線端末又は無線LANとVoIPの技術を利用したVoWLAN端末において、音声パケットを処理して相手方の端末に伝送する際に、より一層効率的にネットワーク資源を使用することのできるVoIP端末のRTPメディアパケット処理装置及び処理方法に関する。
インターネットを通じて映像、音声及びファクシミリメッセージを伝送するサービスであるVoIP(Voice over Internet Protocol)は、インターネットを利用しようとするユーザーが、パーソナルコンピュータ(PC)を用いてインターネットに接続するか、またはインターネットプロトコルが適用された独立的な種々の装置を利用して接続するか、あるいは既存の公衆通信電話網(PSTN)端末機でゲートウェイに対して電話をすることにより接続するなど、多様な場合に音声及び映像のようなリアルタイムメディアを伝送する。
VoIPシステムには、以下に説明するような長所がある。
第1に、電話網とデータ網の統合により、網設備の投資費用が減少するという長所がある。即ち、音声通信のための電話網と、データ通信のためのデータ網を分けて設置しないので、網設備の投資費用を節減することができる。
第2に、統合網の構築により管理費用が節減されると共に、処理の効率性が向上する。即ち、一つの網を利用してデータと音声を処理するので、二元化された従来の網構成と比較すれば、管理費用が節減し、処理効率を向上することができる。
第3に、インターネット基盤のマルチメディアサービスの提供が容易である。即ち、同一の網で音声及びデータを使用することにより、既存の回線交換方式の電話では提供することが難しかった、映像会議などの多様な付加的サービスを提供することが可能となる。
VoIPサービスを提供するには、通信しようとする相手方の端末をサーチしてシグナリングするための手段が必要である。VoIPシグナリングの種類には、ITU−TのH.323と、IETFのSIP(Session Initiation Protocol)とがある。
これまでは、H.323基盤のVoIPサービスの開発が活発に行われたが、近年注目されているSIPは、タクス(task)のパーシング(Parsing)とコンパイル(Compile)が容易であり、拡張性に優れている。さらに、SIPは、テキスト基盤であるので、H.323に比べて具現が容易であるという長所がある。
VoIP終端(End−point)装置(例えば、ゲートウェイ、IPフォン、PCなど)では、IPネットワーク上のRTPプロトコルを通じて、パケット化された音声を送/受信者間でRTPパケットにより連続的に交換することにより、相互音声通信を実行する。このような連続的なRTPパケットの交換は、IPネットワークについてはトラフィック負荷を誘発し、VoIP装備についてはメディア処理部のソケット処理部(Socket Interface)を通じてのRTPパケットの処理が装備の全体的な性能に影響を及ぼす。
ここで、RTPは、音声または映像のようなリアルタイムデータを、マルチキャストまたはユニキャストネットワークを利用して伝送する終端間伝送サービスを提供する。RTPは、連結するという概念がなく、一般にUDP(User Datagram Protocol)の上位階層で動作して、UDPの多重化(multiplex)及びチェックサムサービスを利用する。
さらに近年においては、一般的な有線VoIPシステム以外にも、広く大衆化された無線技術である無線LANを利用して音声を伝送する無線インターネット電話(Voice over Wireless LAN:VoWLAN)の技術が、新たな移動通信携帯電話技術として注目されている。その理由としては、VoWLANが有線インターネット電話(つまりVoIP)に移動性を付加することにより、低料金及び利便性を確保したからである。
VoWLANは、無線LAN網に音声を乗せて伝送する。言い換えると、一般のインターネット電話機が有線網で動作するのに対し、VoWLANは無線LANという無線を媒介とする。
VoWLANは、アクセスポイント(Access Point:AP)の領域内での移動性を保証することによって便利な音声通話を提供する。また、既に構築されている既存のネットワークを利用することにより、電話回線事業者を通じた電話料金に比べて相当な節減効果がある。特に、顧客の希望によって映像電話などに発展させることができるので、今後の対顧客サービスにおいて有利となる長所を有している。
VoIPでは、すべての音声データがRTPパケットで構成され、データネットワークを通じて連続的に伝送されるので、円滑な通信を行うためには、予め決められた一定のネットワーク帯域幅を必要とする。
一般に、VoIPシステムにおいて、ネットワークの帯域幅を効率的に利用するための方法として、音声対話の特徴の一つである黙音(無音)を利用する方法と、音声データを一つのRTPパケットに多重化させるRTPマルチフレーム化(Multi−framing)方法と、がある。
黙音を利用する方法は、黙音削除(Silence Suppression)またはVAD(Voice Activity Detection)/CNG(Comfort Noise Generation)のような黙音処理手法を使用する。VoIP DSP(Digital Signal Processor)は、一般にVAD/CNG機能を有しており、この機能を利用して黙音を検知した場合には、通常の音声ペイロード(Voice Payload)を生成せず、黙音が発生したことを示す小さいサイズの黙音ペイロード(Silence Payload)を生成する。そしてこれをRTP通じて相手方の端末に送り、相手方の端末には黙音期間の間にローカル雑音(local noise)を生成することにより、ネットワーク帯域幅を節減するとともに通話を自然に維持することができるという効果がある。
続いて、マルチフレーム化の方法について以下に説明する。
VoIP通信では、VoIP DSPから周期的に生成される音声ペイロードをRTPパケットで構成して相手方の端末に送信する。RTPパケットを構成するためには、音声ペイロード以外に、イーサネット(登録商標)ヘッダー、IPヘッダー、UDPヘッダー、RTPヘッダーなどのRTPパケットのための伝送用プロトコルヘッダー情報がRTPパケットごとに付加される。そのため、実際に伝送されるデータのサイズが大きくなり、追加的な帯域幅を要するようになる。
RTPマルチフレーム化方法は、音声ペイロードが発生しても、すぐにはRTPパケットを生成して送信することは行わず、予め決められた一定の限度内で多数の音声ペイロードを一つのRTPパケットに多重化させて送信する方法であり、追加される伝送用プロトコルヘッダー情報の量を減らすことにより、全体的に要求されるネットワーク帯域幅を節減する方法である。
上述のような黙音利用方法及びマルチフレーム化方法は、端末の処理時間を相当に消耗するか、あるいは音声パケットを順次に2個又は3個ずつ積み込む間に遅延(Delay)を発生させて音質が悪化する。さらには、マルチフレーム化されたRTPパケットが伝送途中で消失した場合には、多重化した分の音声パケットが一遍に消失する場合があり、音質をより一層悪化させる危険があるという問題があった。
さらにVoWLAN端末機を中心とする問題点について、以下に詳しく説明する。
VoWLAN端末機は、無線通信端末機であるため、バッテリーの持続時間が非常に重要な要素となる。
従来の黙音を利用した方法の場合、通話している間、VoIP技術によりパケット化されたメディアデータが発生すれば、すぐにRTPパケットを生成して、ネットワークを介して伝送するので、端末は継続的な処理時間を要する。結局、これは通話中のVoWLAN端末機のバッテリー消耗を一層速く進行させる原因になる。
また、前述のように、マルチフレーム化方法を使用する場合には、発生する音声パケットについて、順次に複数をフレームに積み込んでから伝送するので、音声パケットの伝達が遅延されるおそれがあると共に、パケットの消失時に一遍に複数の音声データを消失して音質が悪化する問題がある。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、RTPパケットについてのマルチフレーム化方法を改善して、音質に対する影響を最小化するとともに、VoIP通信のために要求されるネットワーク帯域幅を節約することのできるVoIP端末のRTPメディアパケット処理装置及び処理方法を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明の一側面による端末装置のRTP音声パケット処理方法は、RTP(Real−time Transport Protocol)送信側で発生する通話ペイロードについて、黙音ペイロードであるか否かを検査するステップと、前記検査の結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、該当ペイロードを伝送せずにバッファーに蓄積し、音声ペイロードであると判定されるか、又は前記蓄積される黙音ペイロードの蓄積量が予め設定されたマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、RTPパケットを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記黙音ペイロードを検査するステップは、周期的に発生する通話ペイロード内に含まれる音声データの中で黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、その通話ペイロードを音声ペイロードと判定し、前記黙音基準値を超えるデータが一定個数以下であれば、その通話ペイロードを黙音ペイロードと判定することを特徴とする。
前記黙音ペイロードの蓄積は、黙音と判定されたペイロードは伝送せずに継続的に蓄積し、黙音ペイロードの蓄積量が前記マルチフレーム限度基準値に到逹した場合には、蓄積を中断して伝送することを特徴とする。
前記マルチフレーム限度基準値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定されることを特徴とする。
前記音声ペイロードのRTPパケット構成は、前記音声ペイロードが発生する以前に蓄積された黙音ペイロードと当該音声ペイロードとを一緒にした一つのRTPパケットで構成することを特徴とする。
前記通話ペイロードは、G.711コーデック(CODEC)、G.723.1コーデック、G.729コーデックの中の少なくとも一つを利用して生成されることを特徴とする。
前記端末装置は、VoIP有線端末またはVoWLAN(Voice over Wireless LAN)端末の中の少なくとも一つの端末装置である。
本発明の他の側面による端末装置のRTP音声パケット処理方法は、RTP送信側から発生する通話ペイロードの音声レベルを検査し、a)前記音声レベルの検査結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、前記通話ペイロードを含むバッファーに蓄積された通話ペイロードが蓄積限度値に到逹したか否かを判定するステップと、前記蓄積限度値に到逹したか否かの判定の結果、蓄積限度値未満である場合は、前記発生した通話ペイロードをバッファーに蓄積し、前記限度値に到逹した場合に、前記蓄積された通話ペイロードでRTPパケットを生成するステップと、を含み、b)前記音声レベルの検査結果、音声ペイロードであると判定された場合には、前記音声ペイロードでRTPパケットを生成することを特徴とする。
本発明のまた他の側面によるVoIP端末のRTP音声パケット処理方法は、通信の相手方の端末装置との通信セッションを制御してVoIP呼を設定または解除するVoIPシグナリング処理ステップと、RTPプロトコルを利用して、相手方の端末装置とパケット化された音声データを継続的に交換し、相手方の端末装置との相互通信をするメディア処理ステップと、を含み、前記メディア処理ステップは、通話中に発生する黙音データはリアルタイムに伝送せずにバッファーに蓄積し、蓄積量がマルチフレーム限度基準値以上になると伝送し、音声データはリアルタイムに直ちに伝送することを特徴とする。
前記メディア処理ステップは、RTP送信側から発生する通話ペイロードについて黙音ペイロードであるか否かを検査するステップと、前記検査の結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、該当ペイロードを伝送せずバッファーに蓄積し、音声ペイロードであると判定されるか、又は前記蓄積される黙音ペイロードの蓄積量が予め設定されたマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、RTPパケットを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
前記マルチフレーム限度基準値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定される。
前記VoIP端末の音声パケット処理方法は、前記メディア処理ステップで生成されるRTPパケットにUDPヘッダー及びIPヘッダーを追加して相手方の端末装置に伝送する有線/無線伝送処理ステップをさらに含むことを特徴とする。
前記黙音ペイロードであるか否かを検査するステップは、周期的に発生する通話ペイロード内に含まれる音声データの中で黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、その通話ペイロードを音声ペイロードと判定し、前記黙音基準値を超えるデータが一定個数以下であれば、その通話ペイロードを黙音ペイロードと判定することを特徴とする。
前記黙音ペイロードの蓄積は、黙音と判断されたペイロードは伝送せず継続的に蓄積し、黙音ペイロードの蓄積量が前記マルチフレーム限度基準値に到逹した場合には、蓄積を中断することを特徴とする。
本発明のまた他の側面によるVoIP端末装置は、通信の相手方の端末装置との通信セッションを制御してVoIP呼を設定または解除するVoIPシグナリング処理部と、RTPプロトコルを利用して、相手方の端末装置とパケット化された音声データを継続的に交換し、相手方の端末装置との相互通信をするメディア処理部と、を含み、前記メディア処理部は、通話中に発生する黙音データはリアルタイムに伝送せずにバッファーに蓄積し、蓄積量がマルチフレーム限度基準値以上になると伝送し、音声データはリアルタイムに直ちに伝送することを特徴とする。
前記端末装置は、前記メディア処理部から出力されるRTPパケットの入力を受け、前記RTPパケットにUDPヘッダー及びIPヘッダーを追加して相手方の端末装置に伝送する有/無線伝送処理部をさらに含む。
前記マルチフレーム限界基準値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定されることを特徴とする。
前記メディア処理部は、RTP送信側から発生する通話ペイロードについて黙音ペイロードであるか否か検査し、前記検査の結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、該当ペイロードを伝送せずバッファーに蓄積し、音声ペイロードであると判定されるか、又は前記蓄積される黙音ペイロードの蓄積量が予め設定されたマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、RTPパケットを生成して相手方の端末装置に送信することを特徴とする。
前記メディア処理部は、通話者による音声データの入力を受けて周期的に通話ペイロードを発生させるVoIP DSP(Digital Signal Processor)を含む。
本発明によれば、通話中に発生する黙音データについてはマルチフレーム化を適用し、音声データについては発生すると直ちに伝送する選択的マルチフレーム化方法を採用することにより、マルチフレーム化による音質の影響を最小化するとともに、VoIP通信のために要求されるネットワーク帯域幅を節約することが可能になる。特に、VoWLAN端末機の処理負担を減らして、VoWLAN端末のバッテリー消耗を減少させる利点を有する。
以下、本発明の望ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、本明細書では、本発明の効果が最も得られるVoWLAN端末を中心にして説明する。但し、本発明の範囲はVoWLANに限定されず、一般に、VoIPを利用して通信するシステム(例えば、一般有線VoIPシステム)、RTPマルチフレーム形態の送受信方式を使用することが可能であるすべての通信システムに適用できることは、本発明が属する技術分野で一般的な知識を持った者には自明である。
図1は、本発明の実施形態に従うVoIP終端装置によるVoIP処理の概念を示すブロック構成図である。
VoWLAN端末は、802.11−A、B、G規格を用いてアクセスポイントとの無線通信を実行し、アクセスポイントを通じてシステムに接続することにより、相手方の端末との通話を可能にする。VoIP呼を形成のための信号処理プロトコルにはSIPを使用し、音声通話のためにRTPプロトコルを使用する。音声コーデックとしては、G.711、G.729及びG.712の三種類のコーデックが主として使用される。コーデック(CODEC)には、アナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をアナログ信号に変換する役割がある。
VoIP通話を実行する二つのVoWLAN端末は、継続的に音声パケットをRTPパケットに交換して相手方の端末装置に伝送する。図1に示すVoIP終端装置によるVoIP処理のブロック構成は、IPパケットを送受信する有線/無線伝送処理部130と、VoIP通信セッションを制御するシグナリングプロトコル処理部110と、音声データの処理を実行するメディア処理部120と、を含む構成である。
有線/無線伝送処理部130は、802.3有線LANや802.11無線LANのような有線/無線伝送技術を利用してIPパケットを送受信する。シグナリングプロトコル処理部110は、H.323またはSIPのようなVoIPシグナリングプロトコルを利用し、通信する相手方の端末との通信セッションを制御して、VoIP呼を設定及び解除する。そしてシグナリングプロトコル処理部110によりVoIP通信セッションが設定されると、メディア処理部120では、RTPプロトコルを利用して、相手方の端末との間で、VoIP DSP121から生成されるパケット化された音声データを継続的に交換することにより、相互通信を行う。
図2は、本発明の実施形態に従うVoIP終端装置によるVoIP処理の流れを示す図である。
すなわち、VoIP終端装置は、シグナリングプロトコル処理部110を通じて通信しようとする相手方の端末との通信セッションが設定されると、以後セッションが解除されるまで継続的に、VoIP DSP121のエンコーダー(Encoder)を通じた音声パケット化及びデコーダー(Decoder)を通じた音声の再生動作、並びにパケット化された音声データをRTPプロトコルを利用して相互に送受信する処理を実行する。
VoIP DSP121から発生する音声データは、使用するVoIP音声コーデックに従い、小さいもので10msec周期(G.711の場合)、大きいもので30msec周期(G.723.1の場合)といった非常に短い周期で継続的に生成され(一般にインターラプト方式を利用して生成される)、生成次第、RTP処理部122(RTPを用いる場合、メディア処理部120をRTP処理部122と呼ぶ)によってRTPパケット化され、ソケットインターフェース201を通じて通信ネットワークに送信され、相手方の端末にリアルタイムで送信される。
このような処理過程における、リアルタイムで継続的に生成される音声データについてのRTP送受信処理は、一般にRTP処理部122のアプリケーションソフトウェアにより実行され、これはVoIP終端装置の全体性能を決定する重要な要素となる。
図3は、本発明の実施形態に従うRTP送信処理の方法を示す図である。
図1に示すシグナリングプロトコル処理部110で、呼設定のためのSIPシグナリングを利用して通話接続された後、通話を行う各VoWLAN端末は、相互にRTPパケットを交換して、受信したRTPパケットの音声データを再生することにより通話を実現する。
図3は、本発明の実施形態に従うRTPの選択的マルチフレーム化方法を利用してRTPパケットの送信処理する際の、経時的な黙音ペイロードの蓄積及び音声ペイロードの処理の流れをRTPパケット構成の側面で示している。図3に示す実施形態は、G.711コーデックを使用するVoIP環境を中心にして説明する。
本発明の実施形態に従うRTPの選択的マルチフレーム化方法は、黙音期間が長い場合には、マルチフレームの限度基準値内で黙音ペイロードだけで多重化してマルチフレーム化し、また、黙音ペイロードの後に音声ペイロードが発生すれば、蓄積された黙音ペイロードと音声ペイロードとを共に一つのRTPパケット内に多重化してマルチフレーム化する。
図3における各区間毎の処理について、以下に詳細に説明する。
まず、区間31では、黙音ペイロードだけが発生している。
すなわち、G.711コーデックを使用する場合に、メディア処理部120のVoIP DSP121を通じて音声データが10msecの周期で発生する。この場合、従来においては、音声データが発生するとすぐにRTPパケットを生成し、ネットワークを介して相手方の端末に伝送していた。これに対し、本発明の実施形態では“人の音声通話は連続的な実際の対話ですべて満たされるのではなく、途中に対話をしない黙音(無音)区間が通話全体の約40%程度を占める”と言う事実に着目し、周期的に発生する音声データのレベルを検査し、予め決められた一定レベル以下の音声データであれば、すなわち、実質的に通話のためのデータではなく、通話中に発生する黙音データであれば、相手方の端末に直ちに伝送しないで内部バッファーに保存(蓄積)する。
実際、発明者らは実験により多様な音声サンプルを調査したところ、それぞれの音声データあたりの黙音分布が全体の30〜40%を占める音声データを黙音データとして判断する場合、全体音声サンプルのうち36.3%が黙音データとして分類される結果を示した。
続いて区間32に示すように、前述のようなバッファーリングは、一定レベル以上の音声データ、すなわち実際の通話音声データが発生するまで継続される。そして、メモリ等にバッファーリングされたフレーム(蓄積された黙音ペイロード)が最大バッファーリング限界であるマルチフレーム限度基準値に到逹すると、バッファーリングした黙音データによるRTPパケットを生成して伝送する。
一般に、音声通話の音質に影響を及ばない程度のマルチフレーム範囲は60−80ms程度と知られている。さらに本発明者らは、本発明による実験では40msに設定した場合に、音声通話品質において更なる満足な結果を得られたことを確認している。
また、区間33では、音声ペイロードが発生しており、このように音声データが発生すれば、以前にバッファーリングした黙音データとともに直ちにRTPパケットを生成して伝送する。
さらに区間34以後には、音声ペイロードが継続的に発生しているので、音声ペイロードが発生すればその都度直ちにRTPパケットを生成して伝送する。
一方、区間35では、再び黙音ペイロードが発生しているので、再び黙音データのバッファーリングを行うようになる。
図4は、本発明の実施形態に従うRTPの選択的マルチフレーム化処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示すRTPの選択的マルチフレーム化方法は、i)RTP送信側で発生する通話ペイロードについて、黙音ペイロードであるか否かを判定検査する過程と、ii)黙音ペイロードを、音声遅延による音質低下が発生しない限度内で蓄積する過程と、iii)黙音ではない実際の通話データである音声ペイロードが発生するか又はマルチフレーム限度基準値にバッファー量が到逹した場合に、RTPパケットを生成して相手方の端末に送信する過程と、が既存のRTP処理部分に新たに追加された構成である。マルチフレーム限度基準値は、パケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定される。どのような範囲に設定するかについては、例えば実際に実験を行うことによって得られる遅延が発生しない範囲内の値に設定することができる。
すなわち、VoIP DSP121から周期的に通話ペイロードが発生すると(ステップS401)、発生した通話ペイロードの音声レベルを検査する(ステップS402)。この段階で、該当通話ペイロードが音声データであるか、又は黙音データであるかについて判定する。
ここで、本発明の実施形態に従う黙音検知処理方法について詳しく説明しておく。
VoIP DSP121から周期的に発生する音声ペイロード内の音声データについて、予め決められた黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、このペイロード全体を音声ペイロードと判定し、黙音基準値を超えるデータが一定個数以内であれば、黙音ペイロードと判定して処理する。
すなわち、通話ペイロードを構成する音声レベルが黙音データレベルより小さいか同一な場合には、該当通話ペイロードを黙音ペイロードと判定し、そうでない場合には、すなわち、音声レベルが黙音データレベルより大きい場合には、音声ペイロードと判断する。
そして黙音データと判定した場合には、内部バッファーに蓄積された通話ペイロードがマルチフレーム限度基準値に到逹するか否かを検査し(ステップS403)、まだマルチフレーム限度基準値に到逹しない場合には、続いてこの通話ペイロードを内部バッファーに蓄積する(ステップS404)。一方で、もうマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、この通話ペイロードと以前に蓄積された通話ペイロードとを合わせてRTPパケットを生成し(ステップS405)、相手方の端末(無線LAN電話端末)に伝送する(ステップS406)。
仮に、マルチフレーム限度基準値を、本発明者らによる実験のように、40msに設定してG.711コーデックを使用する場合には、10ms単位で一つの通話ペイロードが発生するようになるので、蓄積可能な最大フレーム個数は4個となる。このような数値は、無線環境やシステムで使用される装置などの性能を考慮してシステム管理者が任意に変更することができる。
そして無線資源及び無線電話端末ンのバッテリー使用時間を優先するか、あるいは通話品質を優先するかによってマルチフレーム限度基準値が変化するところ、この二つの要素は相互にトレードオフ(trade−off)の関係にある。
一方で、ステップS402の検査の結果、音声データと判定された場合には、マルチフレーム限度基準値とは関係なく、そして以前に蓄積された黙音ペイロードがない場合は、この音声データと判定された通話ペイロードだけでRTPパケットを生成して伝送し、以前に蓄積された黙音ペイロードがある場合には、この通話ペイロードと、蓄積された以前の通話ペイロードとを合わせてRTPパケットを生成し(ステップS405)、相手方の端末に伝送する(ステップS406)。
このとき、RTPパケットの構成は、VoIP装置の送信側において、生成された音声データにRTPヘッダーが追加され、さらに図1に示した有線/無線伝送処理部130を経由してUDPヘッダー及びIPヘッダーが追加されてから相手方の端末に送信される。
図4に示す実施形態では、発生する音声データについて、RTP処理部(122)が音声データ自体から黙音データであるかを容易に判定することのできるG.711コーデックに関するRTPの選択的マルチフレーム化を実行する手法について説明した。しかしながら、G.723.1やG.729のような圧縮された形態のコーデックを使用する場合にも、RTP処理部がVoIP DSPから音声レベルに関する情報を音声データとともにフィードバックを受ければ、その処理方法はG.711コーデックの場合と同一であると言える。
上述のようなRTPの選択的マルチフレーム化方法を使用すれば、通話音声や黙音に関係なく音声データが発生すると直ちにRTPパケットにして伝送することに比べて、黙音が発生する比率の分だけRTPパケットの伝送回数を少なくすることができる。これは、VoWLAN端末機の処理負担によるパワー消耗を減らし、またバッファーリングしてから一遍に伝送するのでネットワークの伝送効率を向上させる結果をもたらす。その結果としてバッテリーを使用するVoWLAN端末機のバッテリー消耗量を節減することができるので、一回の充電だけでより一層長時間、端末機を使用することが可能になる。
実際に、本発明の実施形態が提案する方法による効果を試験により検証するために、無線LANを通じたVoIP通信のために802.11b無線LAN AP(Access Point)1台と無線LAN電話端末2台を使用し、ネットワークのパケット消失シミュレーションのためのソフトウェアをリナックス(登録商標)(Linux(登録商標))PCに設置し、802.3有線LANスイッチングハブを通じて802.11b無線LANネットワークと接続する環境を構築した。
無線LAN電話端末2台には、VoIPシグナリングのためのRFC 3261 SIPプロトコル処理部を具現して本発明の実施形態に従うRTPの選択的マルチフレーム化を実験した。リナックス(登録商標)PCにはネットワークカード2個を設置し、VoIP通話する2個の無線LAN電話端末フォンが互いに異なるネットワークに属するようにIPアドレスを設定した。試験に使用された無線LAN電話端末は、VoWLANチップセット(ChipSet)を含むCPU、1000mA L−Ionバッテリーが装着されていることで、無線LAN標準に802.11を使用し、VoIPプロトコルには、SIPとRTPプロトコルを使用した。
そしてVoIP通話状態を試験するために、一般的な対話内容を1分間録音した試験音声をPCを通じて無線LAN電話端末のマイクに入力されるように反復再生することで、同一なVoIP通話環境で多様なケースについての試験を可能にした。
実験の結果、本発明の実施形態に従うRTPの選択的マルチフレーム化は、マルチフレーム化しない場合と比較して、RTPパケット伝送回数は、マルチフレーム限度基準値を4に設定したときに最大28.1%の節減効果があり、ネットワーク帯域幅に最大14.4%の節減効果があることを確認した。
この14.4%のネットワーク帯域幅の節減効果は、一つの無線LAN電話端末にとっては大きい効果でないように思えるが、多数の無線LAN電話端末と通信するAP(Access Point)からみれば同時に処理しなければならないデータ量との関係により、無線LAN APの収容容量を大幅に増加させることができるという有利な効果を奏する。このような効果は、無線LAN APだけではなくその役割が類似なVoIPメディアゲートウェイでも得られるようになる。
また、無線LAN電話端末の通話中におけるバッテリー持続時間と関連して、本発明の実施形態による方法を使用する場合には、マルチフレーム化しない場合の通話可能時間である190分と比較して最大270分まで通話可能時間を延ばすことができ、約42.1%のバッテリー持続時間が増加したことを実験を通じて確認した。
本発明の実施形態に従うVoIP終端装置によるVoIP処理の概念を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態に従うVoIP終端装置によるVoIP処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態に従うRTP送信処理の方法を示す図である。 本発明の実施形態に従うRTPの選択的マルチフレーム化の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
110 シグナリングプロトコル処理部
120 メディア処理部
121 VoIP DSP
130 有線/無線伝送処理部
201 ソケットインターフェース(Socket Interface)

Claims (28)

  1. 端末装置間で交換されるVoIP音声パケットのリアルタイム処理方法であって、
    RTP(Real−time Transport Protocol)送信側で発生する通話ペイロードについて、黙音ペイロードであるか否かを検査するステップと、
    前記検査の結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、該当ペイロードを伝送せずにバッファーに蓄積し、音声ペイロードであると判定されるか、又は前記蓄積される黙音ペイロードの蓄積量が予め設定されたマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、RTPパケットを生成するステップと、を含むこと
    を特徴とする端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  2. 前記黙音ペイロードを検査するステップは、周期的に発生する通話ペイロード内に含まれる音声データの中で黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、その通話ペイロードを音声ペイロードと判定し、前記黙音基準値を超えるデータが一定個数以下であれば、その通話ペイロードを黙音ペイロードと判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  3. 前記黙音ペイロードの蓄積は、黙音と判定されたペイロードは伝送せずに継続的に蓄積し、黙音ペイロードのバッファー蓄積量が前記マルチフレーム限度基準値に到逹した場合には、蓄積を中断して伝送すること
    を特徴とする請求項2に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  4. 前記マルチフレーム限度基準値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定されること
    を特徴とする請求項3に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  5. 前記音声ペイロードのRTPパケット構成は、前記音声ペイロードが発生する以前に蓄積された黙音ペイロードと当該音声ペイロードとを一緒にした一つのRTPパケットで構成すること
    を特徴とする請求項1に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  6. 前記通話ペイロードは、G.711コーデック(CODEC)、G.723.1コーデック、G.729コーデックの中の少なくとも一つを利用して生成されること
    を特徴とする請求項1に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  7. 前記端末装置は、VoIP有線端末またはVoWLAN(Voice over Wireless LAN)端末の中の少なくとも一つの端末装置であること
    を特徴とする請求項1に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  8. VoIPを利用して通信する端末装置間で交換される音声パケットのリアルタイム処理方法であって、
    RTP送信側から発生する通話ペイロードの音声レベルを検査し、
    a)前記音声レベルの検査結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、前記通話ペイロードを含むバッファーに蓄積された通話ペイロードが蓄積限度値に到逹したか否かを判定するステップと、
    前記蓄積限度値に到逹したか否かの判定の結果、蓄積限度値未満である場合は、前記発生した通話ペイロードをバッファーに蓄積し、前記限度値に到逹した場合に、前記蓄積された通話ペイロードでRTPパケットを生成するステップと、を含み、
    b)前記音声レベルの検査結果、音声ペイロードであると判定された場合には、前記音声ペイロードでRTPパケットを生成すること
    を特徴とする端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  9. 前記音声レベルを検査するステップは、周期的に発生する通話ペイロード内に含まれる音声データの中で黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、その通話ペイロードを音声ペイロードと判定し、前記黙音基準値を超えるデータが一定個数以下であれば、その通話ペイロードを黙音ペイロードと判定すること
    を特徴とする請求項8に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  10. 前記音声ペイロードのRTPパケット構成は、前記音声ペイロードが発生する以前に蓄積された黙音ペイロードと当該音声ペイロードとを一緒にした一つのRTPパケットで構成すること
    を特徴とする請求項8に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  11. 前記蓄積限度値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定されること
    を特徴とする請求項8に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  12. 前記通話ペイロードは、G.711コーデック、G.723.1コーデック、G.729コーデックの中の少なくとも一つを利用して生成されること
    を特徴とする請求項8に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  13. 前記端末装置は、VoIP有線端末またはVoWLAN端末の中の少なくとも一つの端末装置であること
    を特徴とする請求項8に記載の端末装置のRTP音声パケット処理方法。
  14. VoIPを利用して通信する端末装置間で交換される音声パケットのリアルタイム処理方法であって、
    通信の相手方の端末装置との通信セッションを制御してVoIP呼を設定または解除するVoIPシグナリング処理ステップと、
    RTPプロトコルを利用して、相手方の端末装置とパケット化された音声データを継続的に交換し、相手方の端末装置との相互通信をするメディア処理ステップと、を含み、
    前記メディア処理ステップは、通話中に発生する黙音データはリアルタイムに伝送せずにバッファーに蓄積し、蓄積量がマルチフレーム限度基準値以上になると伝送し、音声データはリアルタイムに直ちに伝送すること
    を特徴とするVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  15. 前記メディア処理ステップは、RTP送信側から発生する通話ペイロードについて黙音ペイロードであるか否かを検査するステップと、
    前記検査の結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、該当ペイロードを伝送せずバッファーに蓄積し、音声ペイロードであると判定されるか、又は前記蓄積される黙音ペイロードの蓄積量が予め設定されたマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、RTPパケットを生成するステップと、を含むこと
    を特徴とする請求項14に記載のVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  16. 前記マルチフレーム限度基準値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定されること
    を特徴とする請求項14に記載のVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  17. 前記端末装置は、VoIP有線端末またはVoWLAN(Voice over Wireless LAN)端末の中の少なくとも一つの端末装置であること
    を特徴とする請求項14に記載のVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  18. 前記メディア処理ステップで生成されるRTPパケットにUDPヘッダー及びIPヘッダーを追加して相手方の端末装置に伝送する有線/無線伝送処理ステップをさらに含むこと
    を特徴とする請求項14に記載のVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  19. 前記黙音ペイロードであるか否かを検査するステップは、周期的に発生する通話ペイロード内に含まれる音声データの中で黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、その通話ペイロードを音声ペイロードと判定し、
    前記黙音基準値を超えるデータが一定個数以下であれば、その通話ペイロードを黙音ペイロードと判定すること
    を特徴とする請求項15に記載のVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  20. 前記黙音ペイロードの蓄積は、黙音と判断されたペイロードは伝送せず継続的に蓄積し、黙音ペイロードの蓄積量が前記マルチフレーム限度基準値に到逹した場合には、蓄積を中断すること
    を特徴とする請求項15に記載のVoIP端末のRTP音声パケット処理方法。
  21. VoIPシステムを利用して通信する端末装置であって、
    通信の相手方の端末装置との通信セッションを制御してVoIP呼を設定または解除するVoIPシグナリング処理部と、
    RTPプロトコルを利用して、相手方の端末装置とパケット化された音声データを継続的に交換し、相手方の端末装置との相互通信をするメディア処理部と、を含み、
    前記メディア処理部は、通話中に発生する黙音データはリアルタイムに伝送せずにバッファーに蓄積し、蓄積量がマルチフレーム限度基準値以上になると伝送し、音声データはリアルタイムに直ちに伝送すること
    を特徴とするVoIP端末装置。
  22. 前記メディア処理部から出力されるRTPパケットの入力を受け、前記RTPパケットにUDPヘッダー及びIPヘッダーを追加して相手方の端末装置に伝送する有/無線伝送処理部をさらに含むこと
    を特徴とする請求項21に記載のVoIP端末装置。
  23. 前記マルチフレーム限度基準値は、前記送信側の端末装置から伝送されるパケットを受信した相手方の端末装置が音声を再生することにおいて遅延を発生させない範囲内で設定されること
    を特徴とする請求項21に記載のVoIP端末装置。
  24. 前記メディア処理部は、RTP送信側から発生する通話ペイロードについて黙音ペイロードであるか否か検査し、前記検査の結果、黙音ペイロードであると判定された場合には、該当ペイロードを伝送せずバッファーに蓄積し、音声ペイロードであると判定されるか、又は前記蓄積される黙音ペイロードの蓄積量が予め設定されたマルチフレーム限度基準値に到逹する場合には、RTPパケットを生成すること
    を特徴とする請求項21に記載のVoIP端末装置。
  25. 前記通話ペイロードは、G.711コーデック、G.723.1コーデック、G.729コーデックの中の少なくとも一つを利用して生成されること
    を特徴とする請求項24に記載のVoIP端末装置。
  26. 前記メディア処理部での黙音ペイロード検査は、周期的に発生する通話ペイロード内に含まれる音声データの中で黙音基準値を超えるデータが一定個数超過であれば、その通話ペイロードを音声ペイロードと判定し、前記黙音基準値を超えるデータが一定個数以下であれば、その通話ペイロードを黙音ペイロードと判定すること
    を特徴とする請求項24に記載のVoIP端末装置。
  27. 前記メディア処理部は、通話者による音声データの入力を受けて周期的に通話ペイロードを発生させるVoIP DSP(Digital Signal Processor)を含むこと
    を特徴とする請求項21に記載のVoIP端末装置。
  28. 前記端末装置は、VoIP有線端末またはVoWLAN(Voice over Wireless LAN)端末の中の少なくとも一つの端末装置であること
    を特徴とする請求項21に記載のVoIP端末装置。
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