JPH05191451A - マルチメディアメールシステム同期制御方式 - Google Patents

マルチメディアメールシステム同期制御方式

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JPH05191451A
JPH05191451A JP4023152A JP2315292A JPH05191451A JP H05191451 A JPH05191451 A JP H05191451A JP 4023152 A JP4023152 A JP 4023152A JP 2315292 A JP2315292 A JP 2315292A JP H05191451 A JPH05191451 A JP H05191451A
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JP
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text
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Application number
JP4023152A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kuramoto
秀俊 蔵本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回線の伝送速度差や、回線の混み具合に関係
なく、受信端末側で同期したデータが得られるように
し、また、音声メディアデータを途中部分から再生しよ
うとする時、再生の応答時間を速くすること。 【構成】 端末機3,4において、音声メディアデータ
を分割して複数のフレームを形成し、また、該音声メデ
ィアデータと同期させるべき画像・テキストメディアデ
ータを分割して上記音声メディアデータフレームと同数
のフレームを形成する。さらに、上記各音声メディアデ
ータフレームと画像・テキストメディアデータフレーム
とを各1フレームずつ複合化して複数のマルチメディア
データフレームを形成し、それらの各マルチメディアデ
ータフレームの前後にはフレームを管理するための付加
情報を付ける。マルチメディアメールサーバー1と端末
機3,4との間の送受信は、該マルチメディアデータフ
レームを単位として行い、その伝送路としてはパケット
交換網2のみを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声,テキスト及び画
像の複数メディアに対してサービスを行うマルチメディ
アメールシステムにおいて、データ転送時における各メ
ディアデータ間の同期制御を可能にするマルチメディア
メールシステム制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアメールシステムは、例え
ば、画像とともに音声を相手側に送って、画像を表示さ
せながら音声で説明を加えること等を行えるようにした
電子メールシステムである。このようなマルチメディア
メールシステムにおいては、例えば、何頁かの画面を有
する画像と一緒に各画面を説明する音声を送る場合、受
信側では、ある画面が表示されている時に、その画面を
説明する音声が流れるように各メディアデータ間で同期
をとってやらなければならない。したがって、その対策
が必要となる。
【0003】(第1の従来例)図9は、第1の従来例の
マルチメディアメールシステムの概要を示すブロック図
である。図9において、1はマルチメディアメールサー
バー、2はパケット交換網、50,60はマルチメディ
ア端末機、51,61は電話機、52,62は画像・テ
キストメディアデータ用入出力機、70は回線交換網、
71〜73はアナログ電話回線である。
【0004】第1の従来例においては、マルチメディア
端末機50,60は、電話機51,61及び画像・テキ
ストメディアデータ用入出力機52,62を有してい
る。そして、音声メディアデータは、電話機51,6
1、アナログ電話回線71,72、回線交換網70及び
アナログ電話回線73を介して、マルチメディアメール
サーバー1と各マルチメディア端末機50,60との間
で送受信される。一方、画像・テキストメディアデータ
は、画像・テキストメディアデータ用入出力機52,6
2及びパケット交換網2を介して、マルチメディアメー
ルサーバー1と各マルチメディア端末機50,60との
間で送受信される。このように、第1の従来例において
は、音声メディアデータと、画像・テキストメディアデ
ータとは、別々の管理の下に、別々の回線を介して送受
信されていた。
【0005】この従来例では、次のようにして各メディ
アデータ間の同期をとるようにしていた図10は、第1
の従来例のマルチメディアメールシステムにおける同期
制御方法を示す図である。図10において、80はメデ
ィア同期管理情報、81は画像・テキストメディアデー
タ、82は音声メディアデータである。
【0006】マルチメディアメールサーバー1にマルチ
メディアデータの蓄積を行う際、画像・テキストメディ
アデータ81をブロック単位(例えば、1頁分のデー
タ)に分割して、ブロック番号#0,#1,#2,・・
・,#nを付ける。また、その画像・テキストメディア
データ81の各ブロックと同時に再生する音声メディア
データ82の部分をブロック指定して、ブロック番号#
0,#1,#2,・・・,#nを付ける。そして、それ
らのブロック番号をメディア同期管理情報80として保
持しておく。なお、上記ブロック指定は、マルチメディ
アメールサーバー1がデータ受信後、送信側にそれを送
り返して、送信側の端末に画像・テキスト画面を表示さ
せながら、送信者に指定させる方法がとられている。
【0007】マルチメディアメールの再生時には、メデ
ィア同期管理情報80を参照して画像・テキストメディ
アデータ81の最初のブロック番号を得て、マルチメデ
ィアメールサーバー1の記憶装置から該当する画像・テ
キストメディアデータ81のブロックをパケット交換網
2を介して送信する。それと同時に、メディア同期管理
情報80から関連する音声メディアデータ82のブロッ
ク番号を得て、マルチメディアメールサーバー1の記憶
装置から該当する音声メディアデータ82のブロックを
アナログ電話回線73を介して送信する。
【0008】このようにすれば、マルチメディアメール
サーバー1から受信側に送信する際、画像・テキストメ
ディアデータ81と音声メディアデータ82とを同期さ
せて送信することができる。なお、このようなマルチメ
ディアメールシステムにおける同期制御方法に関する従
来の文献としては、特開平1−188065号公報があ
る。
【0009】(第2の従来例)一方、第1の従来例と同
様に、音声メディアデータと画像・テキストメディアデ
ータとが、別々の管理の下に、別々の回線を介して送受
信されるものにおいて、音声メディアデータと画像・テ
キストメディアデータとの伝送所要時間に差があること
に基づく同期ずれを防止するようにしたものがある。そ
れは、音声メディアデータと画像・テキストメディアデ
ータとをメールサーバーから受信側に転送する時、画像
・テキストメディアデータを伝送所要時間差に相当する
時間だけ音声データより先に送出するようにしたもので
ある。
【0010】このようにすれば、画像メディアデータと
音声メディアデータとの伝送所要時間に所定の差があっ
ても、受信側では同期したデータが得られる。なお、こ
のようなマルチメディアメールシステムにおける同期制
御方法に関する従来の文献としては、特開昭63−12
7645号公報がある。
【0011】なお、上記両従来例も含めて、従来のマル
チメディアメールサーバーでは、送られてきたデータ
は、そこに記憶させておいて、他の端末から受信要求が
くるのを待つことになる。その際、データを記憶させて
おくファイル形式として、画像・テキストメディアデー
タについては、ランダムアクセスが可能なファイル形式
を採用していたが、音声メディアデータについては、磁
気テープのようなシーケンシャルファイル形式を用いる
のが普通であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】(問題点)しかしなが
ら、前記した従来の技術には、次のような問題点があっ
た。
【0013】第1の問題点は、マルチメディアメールを
発信する時点では、各マルチメディアデータ間の同期は
保証されているが、回線の送信速度差や、回線の混み具
合の影響で、受信端末側で必ずしも同期して受信できる
とは限らないという点である。
【0014】第2の問題点は、受信後、音声メディアデ
ータを途中部分から再生しようとする時、再度ファイル
の先頭から目的部分を検索しなければならず、応答に時
間がかかるという点である。
【0015】(問題点の説明)まず第1の問題点につい
て説明する。第1の従来例では、マルチメディアメール
サーバー1から受信側に送信する際、テキストメディア
データ81と音声メディアデータ82とを同期させて送
信するので、両メディアデータが同じ伝送時間で送信さ
れれば、受信側でも同期したデータが得られる。しか
し、パケット交換網で伝送されるテキストメディアデー
タとアナログ電話回線で伝送される音声メディアデータ
とでは、データ量の差や伝送方式の差が要因となって、
伝送時間に差が出てしまい、受信側では必ずしも同期し
たデータが得られるとは限らない。
【0016】また、第2の従来例によれば、画像・テキ
ストメディアデータと音声メディアデータの通常の伝送
時間差に基づく同期ずれを防止することはできる。しか
しながら、画像・テキストメディアデータを伝送するパ
ケット交換網では、複数ある伝送経路の内から空いてい
る経路を探しながら、ばらばらにパケット化したデータ
を送信していく関係上、回線が混んでいるような場合、
空いている経路が見つからずデータがなかなか送れない
場合が出てくる。そのため、回線の混み具合によって、
伝送時間が変わってしまう。したがって、送信する際に
画像・テキストメディアデータと音声メディアデータの
伝送時間差を見込んで送信しても、実際にかかる伝送時
間差は変動してしまい、同期ずれが生じてしまうことが
ある。
【0017】次に第2の問題点について説明する。受信
後、音声が聞き取りにくかったりして、その部分をもう
一度聞き直したい場合がある。そのような時、音声メデ
ィアデータの内から聞き取りにくかった部分のデータを
検索して、取り出さなければならない。しかし、従来、
音声メディアデータは、磁気テープのようなシーケンシ
ャルファイル形式で管理されていたので、ランダムアク
セスができず、再度ファイルの先頭から目的部分を検索
しなければならなかった。そのため、応答に非常に長い
時間がかかってしまっていた。
【0018】本発明は、以上のような問題点を解決する
ことを課題とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のマルチメディアメールシステム同期制御方
式では、音声メディアデータを分割して複数の音声メデ
ィアデータフレームを形成する音声メディアデータ分割
部と、該音声メディアデータと同期させるべき画像・テ
キストメディアデータを分割して音声メディアデータフ
レームと同数の画像・テキストメディアデータフレーム
を形成する画像・テキストメディアデータ分割部と、上
記分割した音声メディアデータフレームと画像・テキス
トメディアデータフレームとを各1フレームずつ複合化
して複数のマルチメディアデータフレームを形成する複
合化制御部とを備え、単一回線のみを使ってマルチメデ
ィアメールサーバーと端末機との間で該複数のマルチメ
ディアデータフレームの送受信を行うこととした。
【0020】
【作 用】本発明では、分割した音声メディアデータ
フレームと画像・テキストメディアデータフレームとを
各1フレームずつ複合化して複数のマルチメディアデー
タフレームを形成し、マルチメディアメールサーバーと
端末機との間で単一回線のみを使って該複数のマルチメ
ディアデータフレームの送受信を行うようにした。その
結果、回線の送信速度差や、回線の混み具合に関係な
く、受信端末側では音声メディアデータとそれに対応し
た画像・テキストメディアデータとが必ず同時に受信で
き、両者の間の同期がとれる。
【0021】また、音声メディアデータを複数の記憶単
位から構成されるレコード単位に分割し、無音レコード
が所定レコード以上連続した部分を区切りとして音声メ
ディアデータフレームを形成することにより、音声デー
タの言葉の区切り目に当たる比較的長い無音区間によっ
て音声メディアデータを区切ることができるので、音声
メディアデータの管理がし易くなる。そしてまた、音声
メディアデータを他のメディアデータと複合化してマル
チメディアデータフレームとしたので、音声メディアデ
ータも該フレームを単位として取り扱えるようになり、
ランダムアクセスが可能となる。さらに、各マルチメデ
ィアデータフレームの前後にフレームを管理するための
付加情報を付加することにより、音声メディアデータを
途中部分から再生しようとする時、その付加情報をキー
にして検索することができるので、再生の応答時間を速
くすることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明におけるマルチメディアメ
ールシステムの概要を示すブロック図である。符号は図
9のものに対応し、3,4はマルチメディア端末機であ
る。
【0023】従来例のマルチメディア端末機50,60
は音声メディアデータ用の電話機51,61と、画像・
テキストデータ用入出力機52,62とに分けられ、そ
れぞれのデータは、別々の回線を介して送受信されてい
た。それに対して、本発明におけるマルチメディア端末
機3,4は、1台で音声,画像,テキストの各メディア
データの入出力が可能であり、それぞれのデータは、単
一のパケット交換網2のみを介して送受信される。マル
チメディアメールサーバー1では、マルチメディア端末
機3,4から送信されたマルチメディアデータを記憶し
ておき、他のマルチメディア端末機から受信要求が出さ
れた時、パケット交換網2を介してそれを送信する。
【0024】図2は、本発明におけるマルチメディア端
末機の構成を示すブロック図である。図2において、1
0は制御管理部、11は音声入出力部、12,15はA
D変換器、13,16,19,28はバッファ、14は
画像入力部、17は文字入力部、18は操作卓、20は
表示制御部、21は表示部、22は記憶管理部、23は
記憶部、24は音声メディアデータ分割部、25はフレ
ームカウンタ、26は画像・テキストメディアデータ分
割部、27は複合化制御部、29はパケット通信制御部
である。
【0025】このマルチメディア端末機は、入力された
各メディアデータをそれぞれ複数フレームに分割し、分
割した音声メディアデータフレームと他のメディアデー
タフレームとを複合化して複数のマルチメディアデータ
フレームを形成し、それらをマルチメディアメールサー
バー1に送信する機能を有している。音声メディアデー
タは、音声入出力部11から入力し、AD変換器12で
デジタル化した後、バッファ13,記憶管理部22を経
て、記憶部23に一時格納する。同様に、画像メディア
データ,テキストメディアデータも、それぞれ、画像入
力部14,文字入力部17から入力した後、記憶部23
に一時格納する。また、同時に、表示制御部20を介し
て表示部21に表示させる。
【0026】制御管理部10より記憶部23に一時格納
されている各メディアデータを分割する指令が出された
ら、記憶管理部22は、先ず、音声メディアデータを記
憶部23より引き出して音声メディアデータ分割部24
へ送る。音声メディアデータ分割部24では、音声メデ
ィアデータを複数フレームに分割するが、その際、フレ
ームカウンタ25により分割したフレーム数をカウント
する。そして、分割された音声メディアデータは、複合
化制御部27に送り、そこに一時記憶させておく。
【0027】次に、音声メディアデータ以外の画像メデ
ィアデータあるいはテキストメディアデータを記憶部2
3より引き出して画像・テキストメディアデータ分割部
26へ送る。画像・テキストメディアデータ分割部26
では、画像メディアデータあるいはテキストメディアデ
ータをフレームカウンタ25のカウント数に基づいて、
音声メディアデータフレームと同じ数のフレームに均等
に分割する。そして、分割された画像・テキストメディ
アデータは、複合化制御部27に送り、一時記憶させて
おいた音声メディアデータフレームと複合化させて、複
数のマルチメディアデータフレームを形成する。そのマ
ルチメディアデータフレームは再び記憶部23に送り、
そこに格納する。
【0028】制御管理部10より、マルチメディアデー
タフレームの送信指令が出されたら、記憶管理部22は
記憶部23よりマルチメディアデータフレームを一フレ
ームずつ読み出し、バッファ28、パケット通信制御部
29及びパケット交換網2を介してマルチメディアメー
ルサーバー1に送信する。
【0029】ここで、図2に加えて、図3及び図4を参
照しながら音声メディアデータの分割について、さらに
詳しく説明する。図3は、音声メディアデータ分割部の
構成を示すブロック図である。図3において、30は有
音・無音判定部、31はカウンタ、32はバッファ、3
3は無音圧縮部である。
【0030】図4は、音声メディアデータの分割方法を
示す図である。図4(1)は、マルチメディア端末機の
音声入出力部11から入力された音声入力を示してい
る。図4(2)は、図4(1)の音声入力をデジタル化
して記憶部23に格納した音声メディアデータをレコー
ド単位に区切って示したものである。そのレコードと
は、記憶部23に記憶されているデータの記憶単位(通
常、512バイト)を複数個(例えば、10個)まとめ
たものである。図4(3)は、記憶部23から送られて
きた音声メディアデータを分割した音声メディアデータ
フレームを示しており、図4(4)は、音声メディアデ
ータフレーム中の圧縮済無音部分を拡大して示してい
る。
【0031】制御管理部10より記憶部23に一時格納
されている各メディアデータを分割する指令が出された
ら、図4(2)に示されるような音声メディアデータが
記憶部23より音声メディアデータ分割部24へ送られ
てきて、有音・無音判定部30に入る。有音・無音判定
部30では、送られてきた音声メディアデータをレコー
ド単位で有音か無音かを判定する。有音か無音かを判定
する際、もしレコード中にわずかでも有音部分が含まれ
ていたら、そのレコードは有音であると判定する。
【0032】有音部分のレコードは直接バッファ32に
送る。無音部分は、無音レコードがいくつ連続するかを
カウンタ31でカウントすることにより、その長さを判
定し、カウント数が所定値(例えば、5)に達しない短
いものであれば、そのままバッファ32に送る。そし
て、無音レコードが所定回数以上連続した長い無音部分
がきたら、無音圧縮部33でそれを圧縮した後、図4
(4)に示されるような、圧縮された無音部分であるこ
とを示す圧縮フラグとカウント数から成る圧縮済無音部
分をバッファ32に送る。バッファ32内では、送られ
てきた有音部分,無音部分及び圧縮済無音部分を一まと
めにして、図4(3)に示されるような音声メディアデ
ータフレームを形成し、それを複合化制御部27に送
る。この圧縮済無音部分が音声メディアデータフレーム
の切れ目となる。
【0033】この音声メディアデータの分割手順をフロ
ーチャートにまとめると、次のようになる。図5は、音
声メディアデータの分割手順を示すフローチャートであ
る。 ステップ1…図2に示されているフレームカウンタ25
をクリアする。このフレームカウンタ25は、音声メデ
ィアデータを分割する上では直接関係ないが、画像メデ
ィアデータやテキストメディアデータを分割する時にそ
のカウント数が用いられる。 ステップ2…有音・無音判定部30に音声メディアデー
タのレコードが入力されて、現在有音・無音を判定すべ
きレコードが有るか否かを判別し、有れば次のステップ
3に移る。一方、判定すべきレコードが全てなくなれば
処理を終了する。
【0034】ステップ3…カウンタ31をクリアする。 ステップ4…音声メディアデータの1レコードを読み込
む。 ステップ5…そのレコードが無音レコードか有音レコー
ドかを判別し、無音レコードであれば、ステップ8に移
り、有音レコードであればステップ6に移る。 ステップ6…読み込んだレコードを有音・無音判定部3
0に一時記憶する。 ステップ7…無音区間が音声データの言葉の区切り目に
当たる長さになるように設定した所定値mに、カウンタ
31のカウント数が、達しているか否かを判別し、達し
ていればステップ10に移り、達していなければステッ
プ9に移る。 ステップ8…カウンタ31のカウント数を1カウント上
げてからステップ4に戻る。 ステップ9…1レコード長にカウンタ31のカウント数
を掛けた長さを有する無音データと、一時記憶しておい
た有音レコードとをまとめてバッファ32に送り、ステ
ップ2に戻る。
【0035】ステップ10…カウンタ31のカウント数
を無音圧縮部33に与える。 ステップ11…無音圧縮部33で圧縮フラグにカウンタ
31のカウント数を付加した圧縮済無音部分を形成す
る。 ステップ12…その圧縮済無音部分をバッファ32へ送
る。 ステップ13…バッファ32に送られてきた有音部分,
無音部分及び圧縮済無音部分を一まとめにして音声メデ
ィアデータフレームを形成する。 ステップ14…その音声メディアデータフレームを複合
化制御部27へ送る。 ステップ15…フレームカウンタ25のカウント数を1
カウント上げる。 ステップ16…ステップ6で一時記憶された有音レコー
ドをバッファ32へ送り、ステップ2に戻る。
【0036】次に、画像・テキストメディアデータの分
割手順をさらに詳しく説明する。前述したように、画像
・テキストメディアデータは、画像・テキストメディア
データ分割部26で、フレームカウンタ25のカウント
数に基づいて、音声メディアデータフレームと同じ数の
フレームに均等に分割する。その分割手順を、テキスト
メディアデータを分割する場合を例にして、フローチャ
ートを使って説明する。なお、画像メディアデータの分
割もテキストメディアデータと同様に行われる。
【0037】図6は、テキストメディアデータの分割手
順を示すフローチャートである。 ステップ1…音声メディアデータの分割が終わっている
か否かを判別し、終わっていれば、ステップ2に移る。 ステップ2…必要な処理回数を示す変数Nを設けて、フ
レームカウンタ25のカウント数を変数Nに入れる。 ステップ3…テキストメディアデータの1フレーム当た
りのレコード数を示す変数Mを設け、テキストメディア
データの総レコード数を上記のカウント数Nで割り算し
て、変数Mに入れる。この時、割り算して出る端数は切
り上げる。 ステップ4…変数Nの現在値が0より大きいか否かを判
別し、大きければステップ5に移り、0になっていれば
処理を終了する。
【0038】ステップ5…変数Mの現在値が0より大き
いか否かを判別し、大きければステップ6に移り、0に
なっていればステップ9に移る。 ステップ6…テキストメディアデータの1レコードを読
み込む。 ステップ7…読み込んだレコードを一時記憶する。 ステップ8…変数Mを1だけ減じてステップ5に戻る。 ステップ9…ステップ7で記憶しておいた一時記憶デー
タを複合化制御部27に送る。 ステップ10…変数Nを1だけ減じた後、ステップ4に
戻る。
【0039】次に、音声メディアデータフレームとテキ
ストメディアデータフレームとを複合化してマルチメデ
ィアデータフレームを形成する点をさらに詳しく説明す
る。前述したように、音声メディアデータフレームと画
像・テキストメディアデータは、複合化制御部27で複
合化されて、複数のマルチメディアデータフレームが形
成される。
【0040】図7は、音声メディアデータフレームとテ
キストメディアデータフレームとを複合化する態様を示
す図である。図7(1)は、音声メディアデータを前述
した方法で分割して形成した各音声メディアデータフレ
ームを示している。図7(2)は、テキストメディアデ
ータを前述した方法で分割して形成した各テキストメデ
ィアデータフレームを示している。音声メディアデータ
フレームの数とテキストメディアデータフレームの数
は、互いに等しい。
【0041】そして、図7(3)は、各音声メディアデ
ータフレームと各テキストメディアデータフレームと
を、先頭から順に1つずつまとめて複合化した各マルチ
メディアデータフレームを示している。各マルチメディ
アデータフレームの前部に付加されているものは、フレ
ーム番号であり、後部に付加されているものは、次に続
くマルチメディアデータフレームが格納されている記憶
部23上の先頭アドレスである。このような付加情報を
付けることにより、記憶管理部22によるデータ管理が
し易くなり、データの検索が容易となる。
【0042】図8は、マルチメディアデータフレームの
複合手順を示すフローチャートである。 ステップ1…音声メディアデータ分割部24において、
前述した様な仕方で形成した音声メディアデータフレー
ムを順次複合化制御部27内に取込み、全ての音声メデ
ィアデータフレームを記憶させる。 ステップ2…画像・テキストメディアデータ分割部26
において、前述した様な仕方で形成したテキストメディ
アデータフレームを順次複合化制御部27内に取込み、
全てのテキストメディアデータフレームを記憶させる。 ステップ3…フレームカウンタ25のカウント数を変数
Nに代入する。 ステップ4…各メディアデータフレームの番号を指定す
るための変数iを設け、その変数iに0を設定する。 ステップ5…変数Nの現在値が0より大きいか否かを判
別し、大きければステップ6に移り、0になっていれば
処理を終了する。
【0043】ステップ6…i番目の音声メディアデータ
フレームとi番目のテキストメディアデータフレームと
を結合させ、i番目のマルチメディアデータフレームを
形成する。その際、音声メディアデータフレームとテキ
ストメディアデータフレームとの境目をはっきりさせる
ために、両フレームの間に特殊なコードを入れる。 ステップ7…i番目のマルチメディアデータフレームを
記憶部23に格納する。その際、前述した付加情報をマ
ルチメディアデータフレームに付加する。 ステップ8…変数iに1を加える。 ステップ9…変数Nから1を減じた後、ステップ5に戻
る。
【0044】なお、上記図8のフローチャートでは、ス
テップ2で、全てのテキストメディアデータフレームを
複合化制御部27内に一旦記憶させるようにしたが、必
ずしもそのようにする必要はない。例えば、各テキスト
メディアデータフレームを形成していく過程で、順次複
合化制御部27内に記憶されている音声メディアデータ
フレームと1フレームずつ複合化させていってもよい。
【0045】複合化されたマルチメディアデータフレー
ムは、記憶部23に一旦格納され、制御管理部10から
の送信指令によって、マルチメディアメールサーバー1
に送られ、そこに記憶される。そして、別のマルチメデ
ィア端末機からの受信要求に応じて、マルチメディアメ
ールサーバー1からそのマルチメディア端末機に送られ
る。その間、各マルチメディアデータフレームは、常に
そのままの状態を保ち、音声メディアデータやテキスト
メディアデータが他のデータと入れ代わることはない。
したがって、音声メディアデータとテキストメディアデ
ータとは常に一定の対応関係を持っている。
【0046】受信端末では、送られてきたマルチメディ
アデータフレームを全て一旦記憶装置に記憶し、マルチ
メディアデータフレームに付いている付加情報を基にし
て、それらを順次読み出しながら音声メディアデータと
テキストメディアデータとを別々に再生していくことに
なる。その際、音声メディアデータとテキストメディア
データをマルチメディアデータフレームに複合されてい
る同士の関係でそのまま同時に再生したのでは、厳密な
意味での同期はとれない。というのは、テキストメディ
アデータは、音声メディアデータフレームの数に合わせ
て均等に分割しているだけで、両者を厳密に対応させて
分割、複合を行っている訳ではないからである。
【0047】しかし、その点については、厳密に同期を
とる必要があるのなら、受信端末で受信、記憶されてい
るデータの読出しのタイミングを調整することにより、
適宜成しうることである。例えば、音声メディアデータ
及びテキストメディアデータ中の、頁の先頭にくるべき
箇所に頁の先頭であることを示す特殊なコードを入れて
おき、そのコードを基準にして、テキスト画面の表示を
行い、音声を再生するようにすることが考えられる。
【0048】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のマルチメディ
アメールシステム同期制御方式によれば、次のような効
果を奏する。本発明では、分割した音声メディアデータ
フレームと画像・テキストメディアデータフレームとを
各1フレームずつ複合化して複数のマルチメディアデー
タフレームを形成し、マルチメディアメールサーバーと
端末機との間で単一回線のみを使って該複数のマルチメ
ディアデータフレームの送受信を行うようにした。その
結果、回線の送信速度差や、回線の混み具合に関係な
く、受信端末側では音声メディアデータとそれに対応し
た画像・テキストメディアデータとが必ず同時に受信で
き、両者の間の同期がとれる。
【0049】また、音声メディアデータを記憶部の複数
の記憶単位から構成されるレコード単位に分割し、無音
レコードが所定レコード以上連続した部分を区切りとし
て音声メディアデータフレームを形成することにより、
音声データの言葉の区切り目に当たる比較的長い無音区
間によって音声メディアデータを区切ることができるの
で、音声メディアデータの管理がし易くなる。そしてま
た、音声メディアデータを他のメディアデータと複合化
してマルチメディアデータフレームとしたので、音声メ
ディアデータも該フレームを単位として取り扱えるよう
になり、ランダムアクセスが可能となる。さらに、各マ
ルチメディアデータフレームの前後にフレームを管理す
るための付加情報を付加することにより、音声メディア
データを途中部分から再生しようとする時、その付加情
報をキーにして検索することができるので、再生の応答
時間を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるマルチメディアメールシステ
ムの概要を示すブロック図
【図2】 本発明におけるマルチメディア端末機の構成
を示すブロック図
【図3】 音声メディアデータ分割部の構成を示すブロ
ック図
【図4】 音声メディアデータの分割方法を示す図
【図5】 音声メディアデータの分割手順を示すフロー
チャート
【図6】 テキストメディアデータの分割手順を示すフ
ローチャート
【図7】 音声メディアデータフレームとテキストメデ
ィアデータフレームとを複合化する態様を示す図
【図8】 マルチメディアデータフレームの複合手順を
示すフローチャート
【図9】第1の従来例のマルチメディアメールシステム
の概要を示すブロック図
【図10】第1の従来例のマルチメディアメールシステ
ムにおける同期制御方法を示す図
【符号の説明】
1…マルチメディアメールサーバー、2…パケット交換
網、3,4…マルチメディア端末機、10…制御管理
部、11…音声入出力部、12,15…AD変換器、1
3,16,19,28,32…バッファ、14…画像入
力部、17…文字入力部、18…操作卓、20…表示制
御部、21…表示部、22…記憶管理部、23…記憶
部、24…音声メディアデータ分割部、25…フレーム
カウンタ、26…画像・テキストメディアデータ分割
部、27…複合化制御部、29…パケット通信制御部、
30…有音・無音判定部、31…カウンタ、33…無音
圧縮部、50,60…マルチメディア端末機、51,6
1…電話機、52,62…画像・テキストメディアデー
タ用入出力機、70…回線交換網、71〜73…アナロ
グ電話回線、80…メディア同期管理情報、81…画像
・テキストメディアデータ、82は音声メディアデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 104 Z 7046−5C // H04Q 11/04 304 Z 8843−5K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声メディアデータを分割して複数の音
    声メディアデータフレームを形成する音声メディアデー
    タ分割部と、該音声メディアデータと同期させるべき画
    像・テキストメディアデータを分割して音声メディアデ
    ータフレームと同数の画像・テキストメディアデータフ
    レームを形成する画像・テキストメディアデータ分割部
    と、上記分割した音声メディアデータフレームと画像・
    テキストメディアデータフレームとを各1フレームずつ
    複合化して複数のマルチメディアデータフレームを形成
    する複合化制御部とを備え、単一回線のみを使ってマル
    チメディアメールサーバーと端末機との間で該複数のマ
    ルチメディアデータフレームの送受信を行うことを特徴
    とするマルチメディアメールシステム同期制御方式。
JP4023152A 1992-01-13 1992-01-13 マルチメディアメールシステム同期制御方式 Pending JPH05191451A (ja)

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JP4023152A JPH05191451A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 マルチメディアメールシステム同期制御方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8005071B2 (en) 2004-12-02 2011-08-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Handling real-time transport protocol (RTP) media packets in voice over internet protocol (VoIP) terminal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8005071B2 (en) 2004-12-02 2011-08-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Handling real-time transport protocol (RTP) media packets in voice over internet protocol (VoIP) terminal

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