JPH10271482A - 符号化映像の同期再生制御方法およびシステム - Google Patents

符号化映像の同期再生制御方法およびシステム

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JPH10271482A
JPH10271482A JP9074968A JP7496897A JPH10271482A JP H10271482 A JPH10271482 A JP H10271482A JP 9074968 A JP9074968 A JP 9074968A JP 7496897 A JP7496897 A JP 7496897A JP H10271482 A JPH10271482 A JP H10271482A
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video
audio
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packet
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Application number
JP9074968A
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Inventor
Osamu Nakamura
修 中村
Yoji Kaneda
洋二 金田
Katsushi Nishio
勝志 西尾
Yoshitada Gobo
芳忠 午坊
Takashi Oshima
孝 大島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像と音声の同期再生の同期ずれを防止する
符号化映像の同期再生制御方法およびシステムを提供す
る。 【解決手段】 センタ2において、生成部21が同一の
映像フレームデータの時、転送パケットのヘッダとして
同一のタイムスタンプを付与して映像転送パケットを生
成する。生成部22は音声転送パケットを所定のタイム
スタンプを付与して生成する。同期編集部23は映像と
音声のタイムスタンプを比較して時間の早い順番に並び
替え、転送パケットを編集する。通信端末1において、
その音声転送パケットに付与したタイムスタンプを基準
として映像と音声のタイムスタンプを比較する。その映
像転送パケットに付与したタイムスタンプが早い時には
そのデータを映像復号化部9が映像フレーム単位で逐次
復号する。遅い時には映像バッファ5がバッファリング
して音声再生に同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網を介して映
像情報をオン・デマンドに提供するシステムにおける映
像と音声データの同期再生制御方法およびシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映像提供システムにおける映像、
音声の同期制御方法は、映像、音声の各メディアの圧縮
符号化ビットレートで決まる単位時間当たりのデータ量
の比率を基準とした転送パケットによる同期制御の仕組
みが考慮されていたため、圧縮符号化映像データの場
合、映像フレームデータサイズは可変であり、映像フレ
ームの切れ目に関係なく、パケット分割されてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の映像の
同期再生制御方法では、映像フレームの切れ目に関係な
く、パケット分割するため、通信端末側で音声の再生時
間に相当する圧縮符号化映像データを復号・表示する場
合、映像フレームデータを一括復号・表示できないこと
が頻発する。その結果、音声を再生しはじめた時には、
映像が再生されず、映像の再生が遅れてしまい、映像と
音声の同期が再現されなくなってしまう問題があった。
すなわち、映像、音声の各メディアの圧縮符号化ビット
レートで決まるデータ量を基準とした転送パケットによ
る同期制御を行っているため、音声の再生時間に相当す
る映像フレームデータの一括再生・表示制御が行われな
いことになり、映像の表示が遅れる場合が頻発する。ま
た、映像の符号化ビットレートが変化する場合には、同
期のずれへの影響はさらに顕著なものとなる。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、センタが映像情報を蓄積し、通信端末でその再
生を行う場合において、映像と音声の同期再生が映像の
符号化ビットレートが変化した場合にも同期ずれを防止
できる符号化映像の同期再生制御方法およびシステムを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による第1の発明の符号化映像の同期再生制御
方法は、通信網を介してパケット形式で通信される圧縮
符号化映像データおよび圧縮符号化音声データを含むマ
ルチメディアデータを再生する際の映像と音声の同期再
生制御方法であって、前記マルチメディアデータの送信
側において、前記圧縮符号化映像データの映像転送パケ
ットには、同一の前記圧縮符号化映像データが含まれる
場合は、映像転送パケットのヘッダとして同一の前記圧
縮符号化映像データの映像フレーム再生時間情報に基づ
いてタイムスタンプを付与するとともに、前記圧縮符号
化音声データの音声転送パケットのヘッダにも所定のタ
イムスタンプを付与する第1の過程と、前記映像転送パ
ケットに付与したタイムスタンプと前記音声転送パケッ
トに付与したタイムスタンプを比較して前記映像転送パ
ケットと前記音声転送パケットを時間の早い順番に並び
替えを行う第2の過程と、を有することを特徴とするも
のである。
【0006】また、本発明による第2の発明の符号化映
像の同期再生制御方法は、第1の発明の構成であって、
前記第2の過程では、前記音声転送パケットに付与した
タイムスタンプのスタート時間を、前記映像転送パケッ
トに付与したタイムスタンプのスタート時間より、一定
時間遅らせることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明による第3の発明の符号化映
像の同期再生制御方法は、第1又は第2の発明の構成で
あって、前記マルチメディアデータの受信側において、
前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプを基準
として前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプ
と前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプを比
較し、前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプ
が早い場合又は同じ場合には該映像転送パケットデータ
を映像フレーム単位で逐次復号・表示し、遅い場合には
バッファリングして音声再生に同期させる過程と、を有
することを特徴とするものである。
【0008】また、本発明による第4の発明の符号化映
像の同期再生制御システムは、センタから通信端末へ通
信網を介してパケット形式で通信される圧縮符号化映像
データおよび圧縮符号化音声データを含むマルチメディ
アデータを再生する際の映像と音声の同期再生制御シス
テムであって、前記センタにおいて、前記圧縮符号化映
像データの映像転送パケットには、同一の前記圧縮符号
化映像データが含まれる場合は、映像転送パケットのヘ
ッダとして同一の前記圧縮符号化映像データの映像フレ
ーム再生時間情報に基づいてタイムスタンプを付与して
生成する第1の手段と、前記圧縮符号化音声データの音
声転送パケットを所定のタイムスタンプを付与して生成
する第2の手段と、前記映像転送パケットに付与したタ
イムスタンプと前記音声転送パケットに付与したタイム
スタンプを比較して前記映像転送パケットと前記音声転
送パケットを時間の早い順番に並び替えて転送パケット
を編集する第3の手段と、を有することを特徴とするも
のである。
【0009】また、本発明による第5の発明の符号化映
像の同期再生制御システムは、第4の発明の構成であっ
て、前記第2の手段は、前記音声転送パケットに付与し
たタイムスタンプのスタート時間を、前記映像転送パケ
ットに付与したタイムスタンプのスタート時間より、一
定時間遅らせて、前記圧縮符号化音声データの音声転送
パケットを所定のタイムスタンプを付与して生成するも
のである、ことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明による第6の発明の符号化映
像の同期再生制御システムは、第4又は第5の発明の構
成であって、前記通信端末において、映像バッファと、
映像復号化手段と、前記音声転送パケットに付与したタ
イムスタンプを基準として前記映像転送パケットに付与
したタイムスタンプと前記音声転送パケットに付与した
タイムスタンプを比較し、前記映像転送パケットに付与
したタイムスタンプが早い場合又は同じ場合には該映像
転送パケットデータを映像フレーム単位で逐次復号・表
示し、遅い場合にはバッファリングして音声再生に同期
させる同期再生制御手段と、を有することを特徴とする
ものである。
【0011】より詳細に述べると、本発明は、圧縮符号
化映像データ、圧縮符号化音声データ等からなるマルチ
メディアデータを記憶部に蓄積し、該記憶部から転送を
行う機能と前記マルチメディアデータを蓄積しないでリ
アルタイムに転送する機能を有するセンタと前記センタ
と通信網を介して接続され、前記マルチメディアデータ
を受信し、表示もしくは出力を行う通信端末とからなる
マルチメディア情報提供システムにおいて、前記センタ
では、前記圧縮符号化映像データと前記圧縮符号化音声
データを各々のメディア毎に、一定サイズのパケットに
分割して通信網を介して転送するパケット形式に編集し
て前記転送部に転送、もしくは前記記憶部に格納する際
に、符号化レートを可変とする前記圧縮符号化映像デー
タストリームに対する転送パケットについては、映像フ
レーム単位に映像データ圧縮符号化時の映像フレーム再
生時間情報を取得し、前記圧縮符号化映像データの先頭
から、一定サイズでパケット分割を行い、ヘッダ情報と
して、同一の映像フレームデータを先頭から含む全ての
転送パケットには同一の前記映像フレーム再生時間情報
に基づいてタイムスタンプを付与し、当該映像フレーム
の最終データを受信して再生が開始するようにし、一定
レートで符号化される前記圧縮符号化音声データは符号
化方式で決まる処理単位の整数倍のデータサイズ毎にパ
ケット分割を行い、ヘッダ情報として、タイムスタンプ
を音声転送パケットに付与し、映像転送パケットと音声
転送パケットに各々ヘッダ情報として付与された再生時
間情報を比較し、再生時間情報の早い順番に並び替えを
行い、再生時間の早いパケットから順次転送できるよう
に、マルチメディアデータを生成・格納する手段と、前
記通信端末からの要求に従い、通信網を介して該マルチ
メディアデータを圧縮符号化音声データのビットレート
と圧縮符号化映像データの平均ビットレートの合計で決
まる通信速度で順次転送を行う転送手段とを備え、前記
通信端末では、受信したマルチメディアデータを一定レ
ートで逐次復号化される音声データ転送パケットの再生
時間情報を基準にして、映像パケットと音声パケットの
再生時間比較を行い、再生する音声パケットの再生時間
情報と同一か小さい(時間的に早い)映像パケットデー
タを映像フレーム単位で逐次復号・表示し、再生する時
間情報より大きい(時間的に遅い)映像パケットデータ
は通信端末内の映像バッファにバッファリングする同期
再生制御部を備えることを特徴とする。
【0012】したがって、本発明の符号化映像の同期再
生制御方法では、圧縮符号化映像データと圧縮符号化音
声データを一定サイズのパケットに分割して通信網を介
して転送するパケット形式に編集して前記記憶部に格納
する際に、映像転送パケットにヘッダとして付与するタ
イムスタンプを該当映像フレームの圧縮符号化時の時間
情報を基に算出し、さらに、複数の映像転送パケットに
分割されて転送される場合にも同一の映像フレームデー
タであれば、転送パケットのヘッダとして同一のタイム
スタンプを付与するようにし、映像フレームの最終デー
タを受信したときに再生が開始できるようになる。
【0013】さらに、音声転送パケットのタイムスタン
プと比較し、タイムスタンプの早い順番に並び替えを行
い、タイムスタンプの早いパケットから順次転送できる
ように格納しているため、通信端末からの要求に従い、
センタから当該データのリアルタイム再生に必要な転送
レートで順次転送すればよく、転送処理が簡易にでき
る。
【0014】通信端末側でも、音声の再生が一定速度で
行われることを利用して、音声転送パケットのタイムス
タンプと映像転送パケットのタイムスタンプを比較し
て、再生する音声パケットのタイムスタンプと同一か小
さい(時間的に早い)映像パケットデータを映像フレー
ム単位で逐次復号・表示し、再生する音声パケットのタ
イムスタンプより大きい(時間的に遅い)映像パケット
データは通信端末内の映像バッファにバッファリングす
るようにして音声との同期を保持させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
を用いて詳細に説明する。
【0016】図1(a)は本発明を適用する実施形態例
のシステム構成図であり、1は通信端末、2はセンタ、
3は通信網である。また、通信端末1を構成するものと
して、4は第1の転送部、5は映像バッファ、6は音声
バッファ、7は同期再生制御部、8は映像復号化部、9
は音声復号化部である。さらに、センタ2を構成するも
のとして、10は第2の転送部、11はマルチメディア
データ生成・格納部、12は記憶部である。
【0017】図1(b)は上記マルチメディアデータ生
成・格納部11の構成図であり、20は映像フレーム再
生時間情報抽出および映像フレームデータサイズカウン
ト部、21は映像パケット生成部、22は音声パケット
生成部、23は転送パケット同期編集部である。
【0018】次に、図1(a),(b)、図2、図3及
び図4により、本発明の基本動作を説明する。以下の説
明では、圧縮映像符号データとして、テレビ電話で用い
られるITU−T勧告H.261符号を用いる。図2は
マルチメディアデータの形式を示す図である。図2に示
す信号aはH.261符号形式を示したものであり、ピ
クチャ開始符号(PSC)、フレーム番号を示すテンポ
ラルリファレンス(TR)からなるピクチャヘッダとそ
れに続く映像データで構成されている。図3は、マルチ
メディアデータ生成・格納部の処理フローを示す図であ
り、図4は、クライアントにおける同期再生処理フロー
を示す図である。
【0019】圧縮符号化映像データ13(図2の信号
a)と圧縮符号化音声データ14(図2の信号c)はマ
ルチメディアデータ生成・格納部11に入力される。
【0020】マルチメディアデータ生成・格納部11で
は、圧縮符号化映像データ13の一方は映像フレーム再
生時間情報抽出および映像フレームデータサイズカウン
ト部20に入力され、他方は映像パケット生成部21に
入力される。
【0021】映像フレーム再生時間情報抽出および映像
フレームデータサイズカウント部20では、信号aから
映像フレームの開始符号(PSC)を検出し、PSCコ
ードに続く、映像フレーム再生時間を示すテンポラルリ
ファレンス(TR)を取得するとともに、映像フレーム
データサイズをカウントし、映像フレーム毎の再生時間
情報と映像フレームデータサイズ情報を基に、映像パケ
ット生成部21に入力された信号aに対するパケット組
み立て制御を行う(具体的には、図3のS1〜S5)。
【0022】その結果、信号aは一定サイズのパケット
に分割され、各々のパケットには、前述の映像フレーム
再生時間情報からタイムスタンプ情報(TS)に書き換
えられたものが付与され、信号bの形式で出力される。
【0023】そのタイムスタンプTSの付与の例は、映
像フレームの開始符号PSCを検出し、映像フレーム再
生時間情報と各映像フレーム検出位置(先頭からのデー
タサイズY)を順次取得し、分割パケットの先頭データ
の位置(Xバイト目)と映像フレーム検出位置(Yバイ
ト目)を比較し、Xよりも小さいYの映像フレームの映
像フレーム再生時間情報をTSに設定すればよい。よっ
て、信号aの映像フレーム1のデータは信号bでは、P
SCから始まる一定サイズが第1映像パケットデータ3
0として組み立てられ、タイムスタンプv1が付与され
る。
【0024】つぎに、映像フレーム1の残りと映像フレ
ーム2の先頭部分が第2映像パケットデータ31として
組み立てられ、タイムスタンプには、映像フレーム1の
データが先頭に入っていることから、v1が付与され
る。
【0025】このように、映像フレームの最終データを
含む映像パケットに当該映像フレームのTRから取得し
たタイムスタンプ情報が設定されるように順次映像パケ
ットを組み立てて行く。
【0026】一方、圧縮符号化音声データ14(図2の
信号c)は音声パケット生成部22において、音声符号
化方式に依存する音声の処理単位の整数倍のデータサイ
ズ毎にパケット化していき(具体的には、図3のS7〜
S9)、データサイズを符号化ビットレート割った値を
タイムスタンプ間隔として、タイムスタンプをパケット
に付与する(具体的には、図3において、S10〜S1
4を行う。)。
【0027】そのタイムスタンプTSの付与の例は、映
像メディアパケット(映像転送パケット)の再生遅延時
間をT0、パケットデータサイズ、符号化ビットレート
を元に計算して求めたタイムスタンプ間隔をtとすれ
ば、TS=T0+M*T(m=0,1,…)で計算すれ
ばよい。
【0028】このようにして、第1音声パケット34、
第2音声パケット35が順次生成されていき、信号dの
形式で出力される。この生成された映像パケット出力
(図2の信号b)と音声パケット出力(信号d)は転送
パケット同期編集部23に入力され、各々のパケットに
付与されたタイムスタンプを比較し、時間の若番順にソ
ーティングを行い、蓄積情報の提供を行う場合には、再
生条件等を示す管埋情報と合わせて記憶部12に格納さ
れる。また、リアルタイムに通信端末1に提供される場
合には、第2の転送部10に転送される(具体的には、
図3において、S6を行う。)。
【0029】図2に示す信号eは映像パケット30、3
1、32、33音声パケット34、35のタイムスタン
プの大小関係がv1<a1<v2<a2のケースを示し
たものである。このケースは音声の開始時間を映像に比
べて遅らせることにより、映像と音声の同期調整を行う
ようにしたものである。同期をとる仕組みは同期再生処
理の説明で述べる。
【0030】次に、クライアントにおける同期再生処理
を説明する。まず、通信端末1から前述のマルチメディ
アデータの再生要求がなされると、センタ2の第2の転
送制御部10は記憶部12、もしくはマルチメディアデ
ータ生成・格納部11から該当するマルチメディアデー
タを読み出して、マルチメディアデータの管理情報か
ら、映像データの平均ビットレートと音声のビットレー
トを取得し、その合計で決まる通信速度で順次通信網2
を介して、通信端末1に転送を行う。
【0031】図2の信号eを例に説明すると、転送され
たマルチメディアデータは第1の転送制御部4で映像パ
ケットと音声パケットに分離され、最初から2つのパケ
ット30、31は映像バッファ5、三番目のパケットは
音声バッファ6というように、順次転送される。
【0032】再生は音声パケットの再生を基準に行う。
まず、音声バッファ6の再生を行う音声パケットを音声
復号化部9へ転送する際、タイムスタンプ情報を同期再
生制御部7に通知する。
【0033】同期再生制御部7は、映像バッファ内の映
像パケットのタイムスタンプと音声のタイムスタンプを
比較し、音声のそれと同一か小さい場合に、映像パケッ
トの再生指示を行い、映像復号化部8への転送を行わせ
る。又、映像のタイムスタンプ情報が大きい場合には、
映像バッファ5にバッファリングさせる。このようにし
て、音声パケットの再生の都度、映像パケットの再生時
間を比較することを操り返し行う(具体的には、図4に
おいて、S15〜S23を行う。)。
【0034】図2の信号eの場合は、映像と音声の同期
をとるために、音声の再生開始前に、必ず、映像の最初
のフレームの受信を完了させ、音声復号と同時に映像の
復号を行うようにしたものであり、音声の再生開始時間
は映像の符号化ビットレートにより、任意の値に変更す
ることは可能である。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、マルチメディアデータの送信側又はセンタに
おいて、前記圧縮符号化映像データの映像転送パケット
には、同一の前記圧縮符号化映像データが含まれる場合
は、映像転送パケットのヘッダとして同一の前記圧縮符
号化映像データの映像フレーム再生時間情報に基づいて
タイムスタンプを付与するとともに、前記圧縮符号化音
声データの音声転送パケットのヘッダにも所定のタイム
スタンプを付与し、前記映像転送パケットに付与したタ
イムスタンプと前記音声転送パケットに付与したタイム
スタンプを比較して前記映像転送パケットと前記音声転
送パケットを時間の早い順番に並び替えを行うので、マ
ルチメディアデータの蓄積形式が映像転送パケットに付
与したタイムスタンプと音声転送パケットに付与したタ
イムスタンプを保持できるようになっており、マルチメ
ディアデータの送信側又はセンタ側は要求されたマルチ
メディアデータを転送する際に、リアルタイム再生に必
要な転送レートで順次転送すればよく、転送処理が簡易
にできる。
【0036】マルチメディアデータの受信側又は通信端
末においても、音声の再生が一定速度で行われることを
利用して、前記音声転送パケットに付与したタイムスタ
ンプを基準として前記映像転送パケットに付与したタイ
ムスタンプと前記音声転送パケットに付与したタイムス
タンプを比較し、前記映像転送パケットに付与したタイ
ムスタンプが早い場合又は同じ場合には該映像転送パケ
ットデータを映像フレーム単位で逐次復号・表示し、遅
い場合にはバッファリングして音声再生に同期させるの
で、映像の符号化レートが可変になる場合にも、映像デ
ータの復号レート制御が簡易に行える。
【0037】また、前記音声転送パケットに付与したタ
イムスタンプのスタート時間を、前記映像転送パケット
に付与したタイムスタンプのスタート時間より、一定時
間遅らせるので、音声の再生開始時間を映像のそれに比
べて任意時間遅らせることができ、映像と音声の同期制
御が簡易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を適用する実施形態例のシステ
ム構成図、(b)は上記実施形態例におけるマルチメデ
ィアデータ生成・格納部11の構成図である。
【図2】上記実施形態例におけるマルチメディアデータ
の形式を示す図である。
【図3】上記実施形態例におけるマルチメディアデータ
生成・格納部の処理フローを示す図である。
【図4】上記実施形態例におけるクライアントにおける
同期再生処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1…通信端末 2…センタ 3…通信網 4…第1の転送部 5…映像バッファ 6…音声バッファ 7…同期再生制御部 8…映像復号化部 9…音声復号化部 10…第2の転送部 11…マルチメディアデータ生成・格納部 12…記憶部 13…圧縮符号化映像データ 14…圧縮符号化音声データ 20…映像フレーム再生時間情報抽出および映像フレー
ムデータサイズカウント部 21…映像パケット生成部 22…音声パケット生成部 23…転送パケット同期編集部 30、31、32、33…映像パケット 34、35…音声パケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 午坊 芳忠 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 大島 孝 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介してパケット形式で通信され
    る圧縮符号化映像データおよび圧縮符号化音声データを
    含むマルチメディアデータを再生する際の映像と音声の
    同期再生制御方法であって、 前記マルチメディアデータの送信側において、 前記圧縮符号化映像データの映像転送パケットには、同
    一の前記圧縮符号化映像データが含まれる場合は、映像
    転送パケットのヘッダとして同一の前記圧縮符号化映像
    データの映像フレーム再生時間情報に基づいてタイムス
    タンプを付与するとともに、前記圧縮符号化音声データ
    の音声転送パケットのヘッダにも所定のタイムスタンプ
    を付与する第1の過程と、 前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプと前記
    音声転送パケットに付与したタイムスタンプを比較して
    前記映像転送パケットと前記音声転送パケットを時間の
    早い順番に並び替えを行う第2の過程と、 を有することを特徴とする符号化映像の同期再生制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2の過程では、 前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプのスタ
    ート時間を、前記映像転送パケットに付与したタイムス
    タンプのスタート時間より、一定時間遅らせる、 ことを特徴とする請求項1に記載の符号化映像の同期再
    生制御方法。
  3. 【請求項3】 前記マルチメディアデータの受信側にお
    いて、 前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプを基準
    として前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプ
    と前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプを比
    較し、前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプ
    が早い場合又は同じ場合には該映像転送パケットデータ
    を映像フレーム単位で逐次復号・表示し、遅い場合には
    バッファリングして音声再生に同期させる過程と、 を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の符号化映像の同期再生制御方法。
  4. 【請求項4】 センタから通信端末へ通信網を介してパ
    ケット形式で通信される圧縮符号化映像データおよび圧
    縮符号化音声データを含むマルチメディアデータを再生
    する際の映像と音声の同期再生制御システムであって、 前記センタにおいて、 前記圧縮符号化映像データの映像転送パケットには、同
    一の前記圧縮符号化映像データが含まれる場合は、映像
    転送パケットのヘッダとして同一の前記圧縮符号化映像
    データの映像フレーム再生時間情報に基づいてタイムス
    タンプを付与して生成する第1の手段と、 前記圧縮符号化音声データの音声転送パケットを所定の
    タイムスタンプを付与して生成する第2の手段と、 前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプと前記
    音声転送パケットに付与したタイムスタンプを比較して
    前記映像転送パケットと前記音声転送パケットを時間の
    早い順番に並び替えて転送パケットを編集する第3の手
    段と、 を有することを特徴とする符号化映像の同期再生制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記第2の手段は、 前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプのスタ
    ート時間を、前記映像転送パケットに付与したタイムス
    タンプのスタート時間より、一定時間遅らせて、前記圧
    縮符号化音声データの音声転送パケットを所定のタイム
    スタンプを付与して生成するものである、 ことを特徴とする請求項4に記載の符号化映像の同期再
    生制御システム。
  6. 【請求項6】 前記通信端末において、 映像バッファと、 映像復号化手段と、 前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプを基準
    として前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプ
    と前記音声転送パケットに付与したタイムスタンプを比
    較し、前記映像転送パケットに付与したタイムスタンプ
    が早い場合又は同じ場合には該映像転送パケットデータ
    を映像フレーム単位で逐次復号・表示し、遅い場合には
    バッファリングして音声再生に同期させる同期再生制御
    手段と、 を有することを特徴とする請求項4または請求項5に記
    載の符号化映像の同期再生制御システム。
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