JPH0750818A - 音声と映像のパケット同期転送制御方法 - Google Patents

音声と映像のパケット同期転送制御方法

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JPH0750818A
JPH0750818A JP19573893A JP19573893A JPH0750818A JP H0750818 A JPH0750818 A JP H0750818A JP 19573893 A JP19573893 A JP 19573893A JP 19573893 A JP19573893 A JP 19573893A JP H0750818 A JPH0750818 A JP H0750818A
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JP
Japan
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packet
video
audio
mark
voice
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Pending
Application number
JP19573893A
Other languages
English (en)
Inventor
Rieko Nakajima
理江子 中島
Tetsuya Wada
哲也 和田
Yuichi Kawaguchi
雄一 川口
Yoshinori Gunji
嘉規 郡司
Yutaka Doi
裕 土居
Taku Matsuda
卓 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19573893A priority Critical patent/JPH0750818A/ja
Publication of JPH0750818A publication Critical patent/JPH0750818A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/4302Content synchronisation processes, e.g. decoder synchronisation
    • H04N21/4305Synchronising client clock from received content stream, e.g. locking decoder clock with encoder clock, extraction of the PCR packets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠隔マシン間で音声と映像といったリアルタ
イムデータをパケット通信する方法に関し、それぞれ別
々にパケット化された音声と映像を、転送した先で音声
を基準にして同期をとることにより、できるだけ音声を
高品質に保ちながら映像とのずれを補正するような音声
と映像のパケット同期転送制御方法を提供する。 【構成】 AV機能を持った端末において、送信する側
は、取り込んだ音声と映像を別々にパケット化して、一
定の間隔でユニークに識別可能なマークをそれぞれのパ
ケットに同じように付与して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN上でのビデオ会
議のようにネットワークを介して接続された複数の端末
間での音声と映像データをパケット通信する場合におい
て、音声と映像の同期をとる転送制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】音声や映像といったデータは、従来パケ
ット通信ではなく回線交換方式で通信されることが普通
であった。それはこれらのデータの持つ性質、つまり長
時間にわたって一定の間隔で大容量のデータが発生する
ためである。そのため、通信する場合においても、一定
のビットレートを確保し、遅延やゆらぎが少ないように
転送する必要がある。また、音声は多少の劣化があって
も聞き取ることができ、会話をするぶんにはそれほど大
きな影響を及ぼさないといった特徴もあり、映像に関し
ては音声以上にごまかされやすく、劣化の影響が少なく
なるため、高信頼性というよりはリアルタイム性が要求
される。こういった性質は、テキスト等の高信頼性を要
求される蓄積交換型のデータとはまったく異なっている
ため、それらを別々の通信回線、通信方式で送るという
ことが一般的であった。
【0003】しかし、近年、コンピュータでマルチメデ
ィアを扱うといったことが広く行われてきており、既存
のコンピュータネットワークを利用してテキストデータ
等と同じように音声や映像データも通信したいといった
要望がたかまってきた。ボイスメールのように蓄積交換
型のものは単なるテキストデータとして転送して、作成
・再生のところで互いに同期をとるといった方式がとら
れているが、在席会議システムのように、蓄積すること
なしにリアルタイムに転送する必要がある場合には、そ
ういうわけにはいかない。そのために、蓄積交換用のネ
ットワークとは別に音声と映像データには回線交換式の
専用線をひいて、違う経路で転送するといった手段がと
られることもある。だが、これでは2重にネットワーク
が必要となり、その手間とコストはかなりのものであ
る。そこで、最近では、ネットワークの信頼性とスルー
プットの向上により、従来、蓄積交換型データを転送す
るのに使用されていたネットワークに、リアルタイム性
を要求されるデータも一緒に流してしまおうという考え
方がでてきた。それには、音声と映像データもパケット
にして転送しなければならず、そのために受信側で再生
するおりに両方の間の同期をとることが必要になる。既
存の技術としては、音声パケットと画像パケットの同時
性を識別して、音声・画像情報のバッファによる待ち合
わせ、および優先出力を制御することにより、音声と画
像の時間のずれを補正する映像パケット音声パケット同
期転送制御方式(特開平2−005660号公報参照)
がある。その構成図を図9に示す。図9を用いて構成を
以下に説明する。識別子制御部907は、画像パケット
または音声パケットが組み立てられる周期に応じて、あ
る一定期間内に一意に識別可能な識別子符号、つまり重
複がない識別子符号を、画像情報パケット組立部905
と音声情報パケット組立部906に供給する。通信網9
09から送られてきた自局宛のパケットは、受信部91
0において受信され、画像パケット分解部911は、画
像パケットを分解して、制御情報と画像情報とに分離す
る。音声パケットから音声情報と制御情報とに分解す
る。音声画像順序制御部913は、送られてくる音声情
報、画像情報およびそれらの情報の制御情報、識別子符
号より、パケットの遅延、順序、および音声と画像情報
の同時性を制御する。
【0004】音声パケットと画像パケットの同時性を識
別して、待ち合わせや優先出力をするだけでは、なんら
かの障害で画像パケットがなかなか届かないときに、音
声パケットも同じようにバッファにとどめられることに
なり、音声が途切れてしまうことになる。一般に、映像
データは音声データよりも一定時間に発生するデータ量
がかなり大きいために、転送がより難しく遅れる可能性
も高いことが予想される。また、映像が止まるよりも音
声が途切れる方が話の内容が理解しにくくなることは、
常に経験することである。
【0005】本発明はこのような課題を鑑み、パケット
化して音声と映像データを転送する際に、より高い質を
要求される音声データに基準をおいて、音声を途切れさ
せることなく音声と映像の同期をとる音声と映像のパケ
ット同期転送制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明においては、送信するときに全ての同
時期に発生した音声と映像には同じ一意に識別可能なシ
ーケンシャルなマークを付与してパケット化し、受信し
たときには音声パケットより遅れて到着した映像パケッ
トは廃棄する、また早く到着したパケットは格納してお
いて音声パケットの到着を待つことによって、音声と映
像の同期をとる。
【0007】また第2の発明においては、送信するとき
に全ての同時期に発生した音声と映像には同じ一意に識
別可能なシーケンシャルなマークを付与してパケット化
し、受信したときには音声パケットより遅れて到着した
映像パケットは、音声パケットの到着から予め設定した
最大待ち時間内であれば再生し、それを越えていれば廃
棄する、また早く到着したパケットは格納しておいて音
声パケットの到着を待つことによって、音声と映像の同
期をとる。
【0008】また第3の発明においては、送信するとき
に全ての同時期に発生した音声と映像には同じ一意に識
別可能なシーケンシャルなマークを付与してパケット化
し、受信したときには音声パケットより遅れて到着した
映像パケットは、最後に到着した音声パケットのマーク
から一定範囲内のマークであれば再生し、それを越えて
いれば廃棄する、また早く到着したパケットは格納して
おいて音声パケットの到着を待つことによって、音声と
映像の同期をとる。
【0009】また第4の発明においては、送信するとき
に全ての同時期に発生した音声と映像には同じ一意に識
別可能なシーケンシャルなマークとして日付と時刻を含
んだマークを付与してパケット化し、受信したときには
音声パケットより遅れて到着した映像パケットは、受信
側で利用可能な記憶手段の容量とパケットのサイズから
格納可能なパケット数を計算し、それが一定の値範囲よ
りも小さくなると最大待ち時間を小さく設定しなおし、
大きい場合には最大待ち時間を大きく設定しなおして、
音声パケットの到着から最大待ち時間内であれば再生
し、それを越えていれば廃棄する、また早く到着したパ
ケットは格納しておいて音声パケットの到着を待つこと
によって、音声と映像の同期をとる。
【0010】また第5の発明においては、送信するとき
に全ての同時期に発生した音声と映像には同じ一意に識
別可能なシーケンシャルなマークとして日付と時刻を含
んだマークを付与してパケット化し、受信したときには
音声パケットより遅れて到着した映像パケットは、ネッ
トワークの現在の平均遅延が一定の値範囲よりも小さく
なると最大待ち時間を小さく設定しなおし、大きい場合
には最大待ち時間を大きく設定しなおして、音声パケッ
トの到着から最大待ち時間内であれば再生し、それを越
えていれば廃棄する、また早く到着したパケットは格納
しておいて音声パケットの到着を待つことによって、音
声と映像の同期をとる。
【0011】第6の発明においては、送信するときに一
定の間隔毎に同時期に発生した音声と映像には同じ一意
に識別可能なシーケンシャルなマークを付与してパケッ
ト化し、受信したときにはマークの付いた映像パケット
が同じマークの映像パケットより遅れて到着したならば
次のマークまで映像パケットを廃棄することによって、
音声と映像の同期をとる。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、音声と映像のパケットに
マークを付与して送信し、受信側で音声パケットより遅
れて到着した映像パケットを廃棄するので、データ量が
多く転送が手間取ると考えられる映像を待って音声を途
切れさせることなく、音声と映像の同期をとることが容
易になる。
【0013】第2の発明によれば、音声と映像のパケッ
トにマークを付与して送信し、受信側で音声パケットよ
り遅れて到着した映像パケットが音声パケットの到着か
ら一定の時間内であれば再生し、それを越えていれば廃
棄するので、データ量が多く転送が手間取ると考えられ
る映像を長時間待って音声を途切れさせることなく、映
像の品質も多少考慮しながら音声と映像の同期をとるこ
とが容易になる。
【0014】第3の発明によれば、音声と映像のパケッ
トにマークを付与して送信し、受信側で音声パケットよ
り遅れて到着した映像パケットが最後に到着した音声パ
ケットのマークから一定の範囲内であれば再生し、それ
を越えていれば廃棄するので、データ量が多く転送が手
間取ると考えられる映像を長時間待って音声を途切れさ
せることなく、映像の品質も多少考慮ながら音声と映像
の同期をとることが容易になる。
【0015】第4の発明によれば、音声と映像のパケッ
トにマークを付与して送信し、受信側で音声パケットよ
り遅れて到着した映像パケットは、受信側の利用可能な
記憶手段の容量によって設定しなおされるので、容量が
少なくなっている場合にパケットが溜りすぎて溢れるこ
とを防ぐことができる。
【0016】第5の発明によれば、音声と映像のパケッ
トにマークを付与して送信し、受信側で音声パケットよ
り遅れて到着した映像パケットは、ネットワークの現在
の平均遅延によって設定しなおされるので、遅延が少な
い場合にかなり前の映像を再生するといったことを防ぐ
ことができる。
【0017】第6の発明によれば、音声と映像のパケッ
トにマークを付与して送信する場合に、全てのパケット
ではなく、一定間隔でマークを付与するので、送信側、
及び受信側での負担を軽くしながら音声と映像の同期を
とることができる。
【0018】
【実施例】図7は本発明の第1、第2、第3、第6の実
施例における音声と映像のパケット同期転送制御方法の
装置構成の例図を示すものである。図7において音声と
映像のパケット同期転送制御方法の装置構成例は、デー
タ送信媒体701、データ送信媒体701を構成する音
声入力部703、音声パケットコーダ部704、映像パ
ケットコーダ部705、映像入力部706、マーク付与
部707、送信部708、データ受信媒体702、デー
タ受信媒体702を構成する音声出力部709、音声パ
ケットデコーダ部710、映像パケットデコーダ部71
1、映像出力部712、マーク照合部713、受信部7
14、一時待避バッファ715とで構成されている。こ
の構成例で本発明の音声と映像のパケット同期転送制御
方法を用いて音声データと映像データを転送する場合、
データ送信媒体701は、音声出力部709で音声を映
像入力部706で映像をそれぞれとりこみ、音声パケッ
トコーダ部704と映像パケットコーダ部705で取り
込んだデータをパケット化する。そのパケット化したデ
ータに、マーク付与部707でユニークに識別可能なシ
ーケンシャルなマークを同時に入力された音声と映像の
パケットに同じものを付与する。マークを付与されたパ
ケットは、送信部708でデータ受信媒体702に向け
て音声パケットと映像パケットに識別IDを付ける等し
て区別を付けて送信する。データ送信媒体701から送
信されたパケットを受信部714で受信したデータ受信
媒体702は、パケットを受信するとマーク照合部71
3にそれらを音声とパケットと映像パケットに分けて引
き渡す。マーク照合部713は、引き渡された音声と映
像のパケットにマーク付与部707で付与されてきたマ
ークに対する照合処理をおこない、出力、一時待避バッ
ファ715への格納、廃棄の処置を決める。マーク照合
処理がおこなわれた後、音声パケットは音声パケットデ
コーダ部710でデコードしてから音声出力部709に
おいて、また映像パケットは映像パケットデコーダ部7
11でデコードしてから映像出力部712において出力
される。
【0019】図8は本発明の第4、第5の実施例におけ
る音声と映像のパケット同期転送制御方法の装置構成の
例図を示すものである。図7において音声と映像のパケ
ット同期転送制御方法の装置構成例は、データ送信媒体
701、データ送信媒体701を構成する音声入力部7
03、音声パケットコーダ部704、映像パケットコー
ダ部705、映像入力部706、マーク付与部707、
送信部708、データ受信媒体702、データ受信媒体
702を構成する音声出力部709、音声パケットデコ
ーダ部710、映像パケットデコーダ部711、映像出
力部712、マーク照合部713、受信部714、一時
待避バッファ715、最大待ち時間設定部801とで構
成されている。この構成例で本発明の音声と映像のパケ
ット同期転送制御方法を用いて音声データと映像データ
を転送する場合、マーク付与部707においてマークを
付与する際に、一意に識別可能なシーケンシャルなマー
クの中に現時点、つまり送信する時刻をいれておき、受
信部714がパケットを受信すると受信時刻を記憶して
おき、最大待ち時間設定部801が現時点での記憶手段
及びネットワークの状態よりマーク照合部713で使用
する最大待ち時間を設定しなおすほかは、図7において
の説明と同じである。
【0020】図1は本発明の第1の実施例におけるマー
ク照合部713におけるパケットに付与されたマークの
照合処理のアルゴリズムを示すものである。マーク照合
部713は、受信部714から受信した音声パケットと
映像パケットを受け取る(ステップ101)と、音声パケ
ットと映像パケットのマークを取り出し(ステップ10
2)、音声パケットを音声パケットデコーダ部710に
渡し(ステップ103)、それらのマークが一致している
かどうかを調べる(ステップ104)。もし一致している
ならば、一時待避バッファ715に映像パケットがある
かどうかを調べ(ステップ108)、あるならばその一時
待避バッファ715にあった映像パケットを映像パケッ
トデコーダ部711に引き渡し(ステップ109)、マー
クが一致していた映像パケットを映像パケットデコーダ
部711に渡す(ステップ110)。受信部714に次の
パケットがあるかどうかを調べ(ステップ107)、ある
ならばステップ101から処理を繰り返し、無いならば処
理を終了する。ステップ104でマークが一致していなか
った場合には、映像パケットより音声パケットのマーク
の方が新しいかどうかを調べ(ステップ105)、音声パ
ケットのマークの方が新しいならば、その映像パケット
を廃棄し(ステップ111)、一時待避バッファ715に
映像パケットがあるかを調べ(ステップ112)、あるな
らば一時待避バッファ715内の映像パケットを廃棄し
て(ステップ113)ステップ107に進む。ステップ105で
音声パケットの方が新しくなかった場合、映像パケット
の方が先に到着していることになるので、その映像パケ
ットを一時待避バッファ715に格納して(ステップ10
6)ステップ107に進む。
【0021】図2は本発明の第2の実施例におけるマー
ク照合部713におけるパケットに付与されたマークの
照合処理のアルゴリズムを示すものである。マーク照合
部713は、受信部714から受信した音声パケットと
映像パケットを受け取る(ステップ201)と、音声パケ
ットと映像パケットのマークを取り出し(ステップ20
2)、音声パケットを音声パケットデコーダ部710に
渡し(ステップ203)、それらのマークが一致している
かどうかを調べる(ステップ204)。もし一致している
ならば、一時待避バッファ715に映像パケットがある
かどうかを調べ(ステップ208)、あるならばその一時
待避バッファ715にあった映像パケットを映像パケッ
トデコーダ部711に引き渡し(ステップ209)、マー
クが一致していた映像パケットを映像パケットデコーダ
部711に渡す(ステップ210)。受信部714に次の
パケットがあるかどうかを調べ(ステップ207)あるな
らばステップ201から処理を繰り返し、無いならば処理
を終了する。ステップ204でマークが一致していなかっ
た場合には、映像パケットより音声パケットのマークの
方が新しいかどうかを調べ(ステップ205)、音声パケ
ットのマークの方が新しいならば、その音声パケットに
付与されているマークと現時点での時刻をセットにして
メモリにおいて保存し(ステップ211)、照合している
映像パケットと同じマークの音声パケットのメモリに保
存された時刻を取り出し(ステップ212)、現時点の時
刻との差が最大待ち時間内であるかどうかを調べ(ステ
ップ213)、最大待ち時間内であるならばステップ208に
進む。そうでないならば、その映像パケットを廃棄し
(ステップ214)、一時待避バッファ715に映像パケ
ットがあるかを調べ(ステップ215)、あるならば一時
待避バッファ715内の映像パケットを廃棄して(ステ
ップ216)ステップ207に進む。ステップ205で音声パケ
ットの方が新しくなかった場合、映像パケットの方が先
に到着していることになるので、その映像パケットを一
時待避バッファ715に格納して(ステップ206)ステ
ップ207に進む。
【0022】図3は本発明の第3の実施例におけるマー
ク照合部713におけるパケットに付与されたマークの
照合処理のアルゴリズムを示すものである。マーク照合
部713は、受信部714から受信した音声パケットと
映像パケットを受け取る(ステップ301)と、音声パケ
ットと映像パケットのマークを取り出し(ステップ30
2)、音声パケットを音声パケットデコーダ部710に
渡し(ステップ303)、それらのマークが一致している
かどうかを調べる(ステップ304)。もし一致している
ならば、一時待避バッファ715に映像パケットがある
かどうかを調べ(ステップ308)、あるならばその一時
待避バッファ715にあった映像パケットを映像パケッ
トデコーダ部711に引き渡し(ステップ309)、マー
クが一致していた映像パケットを映像パケットデコーダ
部711に渡す(ステップ310)。受信部714に次の
パケットがあるかどうかを調べ(ステップ307)、ある
ならばステップ301から処理を繰り返し、無いならば処
理を終了する。ステップ304でマークが一致していなか
った場合には、映像パケットより音声パケットのマーク
の方が新しいかどうかを調べ(ステップ305)、音声パ
ケットの方が新しいならば、音声パケットと映像パケッ
トのマークの差を取り(ステップ311)、その差があら
かじめ設定された一定の範囲内であるかどうかを調べ
(ステップ312)、最大待ち時間内であるならばステッ
プ308に進む。そうでないならば、その映像パケットを
廃棄し(ステップ313)、一時待避バッファ715に映
像パケットがあるかを調べ(ステップ314)、あるなら
ば一時待避バッファ715内の映像パケットを廃棄して
(ステップ315)ステップ307に進む。ステップ305で音
声パケットの方が新しくなかった場合、映像パケットの
方が先に到着していることになるので、その映像パケッ
トを一時待避バッファ715に格納して(ステップ30
6)ステップ307に進む。
【0023】図4は本発明の第4の実施例における最大
待ち時間設定部801におけるパケットを待つ場合の最
大待ち時間設定処理のアルゴリズムを示すものである。
最大待ち時間設定部801は、データ受信媒体702内
で現時点で利用可能なメモリーの容量を得て(ステップ
401)、その利用可能なメモリーを受信している映像パ
ケットのサイズで割ることによって格納可能なパケット
数を得る(ステップ402)。得られたパケット数があら
かじめ設定しておいた一定の範囲より大きいかどうかを
判断し(ステップ403)、ステップ数が一定の範囲より
も大きいならば最大待ち時間値をあらかじめステップ数
の範囲によって決められている大きな値に設定し(ステ
ップ407)、あらかじめ決められた一定時間休止し(ス
テップ406)、ステップ401に戻って処理を繰り返す。ス
テップ403において、ステップ数が一定範囲よりも大き
くないならば、パケット数が一定範囲よりも小さいかど
うかを判断し(ステップ404)、小さいならば最大待ち
時間値をあらかじめステップ数の範囲によって決められ
ている小さな値に設定し(ステップ408)、ステップ406
に進む。ステップ404でステップ数が一定範囲よりも小
さくないならば最大待ち時間値をあらかじめステップ数
の範囲によって決められている標準値に設定し(ステッ
プ405)、ステップ406に進む。
【0024】図5は本発明の第5の実施例における最大
待ち時間設定部801におけるパケットを待つ場合の最
大待ち時間設定処理のアルゴリズムを示すものである。
最大待ち時間設定部801は、現時点から一定の範囲内
で過去に受信した最新のパケットがあるかどうかを受信
部714に問い合わせ(ステップ501)、受信したパケ
ットがないならば、あらかじめ設定された一定時間休止
し(ステップ508)、ステップ501に戻って処理を繰り返
す。ステップ501で受信したパケットがあるならば、受
信したパケットのマークと受信した時刻を受信部714
から受取り(ステップ502)、そのパケットのマークか
ら送信した時刻を取り出し(ステップ503)、取り出し
た送信時刻と受信時刻から遅延を計算する(ステップ50
4)。遅延があらかじめ設定した一定の範囲より大きい
かどうかを調べ(ステップ505)、大きいならば最大待
ち時間の値をあらかじめ遅延に対処するために定めてお
いた大きな値に設定し(ステップ509)、ステップ508に
進む。ステップ505で一定範囲より大きくないならば、
一定範囲より小さいかどうかを調べ(ステップ506)、
小さいならば最大待ち時間の値をあらかじめ遅延に対処
するために定めておいた小さな値に設定し(ステップ51
0)、ステップ508に進む。ステップ506で一定範囲より
も小さくないならば、最大待ち時間の値をあらかじめ遅
延に対処するために定めておいた標準値に設定し(ステ
ップ507)、ステップ508に進む。
【0025】図6は本発明の第6の実施例におけるマー
ク照合部713におけるパケットに付与されたマークの
照合処理のアルゴリズムを示すものである。マーク照合
部713は、受信部714から受信した音声パケットと
映像パケットを受け取る(ステップ601)と、音声パケ
ットにマークが付与されているかどうかを確認し(ステ
ップ602)、付与されているならば映像パケットにマー
クが付与されているかを確認し(ステップ603)、付与
されていないならばステップ613に進み、付与されてい
るならば音声パケットと映像パケットのマークを取り出
し(ステップ604)、音声パケットを音声パケットデコ
ーダ部710に渡し(ステップ605)、それらのマーク
が一致しているかどうかを調べる(ステップ606)。も
し一致しているならば、一時待避バッファ715に映像
パケットがあるかどうかを調べ(ステップ619)、ある
ならばその一時待避バッファ715にあった映像パケッ
トを映像パケットデコーダ部711に引き渡し(ステッ
プ620)、マークが一致していた映像パケットを映像パ
ケットデコーダ部711に渡し(ステップ621)、映像
パケットを格納するか廃棄するかを判断するための格納
フラグ、廃棄フラグを両方とも消す(ステップ622)。
受信部714に次のパケットがあるかどうかを調べ(ス
テップ610)、あるならばステップ601から処理を繰り返
し、無いならば処理を終了する。ステップ606でマーク
が一致していなかった場合には、映像パケットより音声
パケットのマークの方が新しいかどうかを調べ(ステッ
プ607)、音声パケットのマークの方が新しいならば、
一時待避バッファ715に映像パケットがあるかどうか
を調べ(ステップ6239)、あるならばその一時待避バッ
ファ715にあった映像パケットを廃棄し(ステップ62
4)、マーク照合中の映像パケットを廃棄し(ステップ6
25)、あるならば格納フラグを消して廃棄フラグをたて
(ステップ626)、ステップ610に進む。ステップ607で
音声パケットの方が新しくなかった場合、映像パケット
の方が先に到着していることになるので、その映像パケ
ットを一時待避バッファ715に格納し(ステップ60
8)、あるならば廃棄フラグを消して格納フラグをたて
(ステップ609)、ステップ610に進む。ステップ602で
音声パケットにマークが付与されていなかった場合、映
像パケットにマークが付与されているかを調べ(ステッ
プ611)、付与されているならば音声パケットを音声パ
ケットデコーダ部710に渡し(ステップ605)、廃棄
フラグがたっているかを調べ(ステップ614)、たって
いるならば映像パケットを廃棄する(ステップ615)。
次に格納フラグがたっているかを調べ(ステップ61
6)、たっているならば映像パケットを一時待避バッフ
ァ715に格納し(ステップ617)、映像パケットを映
像パケットデコーダ部711に渡し(ステップ618)、
ステップ601に戻り処理を繰り返す。ステップ611で映像
パケットにマークが付与されていないならば、音声パケ
ットを音声パケットデコーダ部710に渡し(ステップ
612)、ステップ608に進む。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遠隔のマシン間で音声と映像データのパケット通信にお
ける同期を、音声の品質を保ちながらとることが容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ送信媒体
内のマーク照合処理のアルゴリズムを示す図
【図2】本発明の第2の実施例におけるデータ送信媒体
内のマーク照合処理のアルゴリズムを示す図
【図3】本発明の第3の実施例におけるデータ送信媒体
内のマーク照合処理のアルゴリズムを示す図
【図4】本発明の第4の実施例におけるデータ送信媒体
内の最大待ち時間設定処理のアルゴリズムを示す図
【図5】本発明の第5の実施例におけるデータ送信媒体
内の最大待ち時間設定処理のアルゴリズムを示す図
【図6】本発明の第6の実施例におけるデータ送信媒体
内のマーク照合処理のアルゴリズムを示す図
【図7】本発明の第1、第2、第3、第6の実施例にお
ける音声と映像のパケット同期転送制御方法に使用され
る装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第4、第5の実施例における音声と映
像のパケット同期転送制御方法に使用される装置の構成
を示すブロック図
【図9】従来例における映像パケット音声パケット同期
転送制御方法の説明図
【符号の説明】
701 データ送信媒体 702 データ受信媒体 703 音声入力部 704 音声パケットコーダ部 705 映像パケットコーダ部 706 映像入力部 707 マーク付与部 708 送信部 709 音声出力部 710 音声パケットデコーダ部 711 映像パケットデコーダ部 712 映像出力部 713 マーク照合部 714 受信部 715 一時待避バッファ 801 最大待ち時間設定部 901 画像入力部 902 音声入力部 903 画像情報符号化部 904 音声情報符号化部 905 画像情報パケット組立部 906 音声情報パケット組立部 907 識別子制御部 908 送信部 909 通信網 910 受信部 911 画像パケット分解部 912 音声パケット分解部 913 音声画像順序制御部 914 バッファメモリ 915 画像情報復号化部 916 音声情報復号化部 917 画像出力部 918 音声出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9076−5K H04Q 11/04 S (72)発明者 郡司 嘉規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 土居 裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松田 卓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠隔マシン間での音声と映像データのパケ
    ット通信において、全ての同時期に発生した映像と音声
    に同じ一意に識別可能なマークを付与してパケット化し
    て送信し、受信側において音声パケットよりも遅れて到
    着した映像パケットを廃棄することによって、音声の品
    質を保ちながら音声と映像の同期を可能にする音声と映
    像のパケット同期転送制御方法。
  2. 【請求項2】遠隔マシン間での音声と映像データのパケ
    ット通信において、全ての同時期に発生した映像と音声
    に同じ一意に識別可能なマークを付与してパケット化し
    て送信し、受信側において音声パケットよりも遅く、あ
    るいは早く到着した映像パケットを最大待ち時間を決め
    てタイマーで再生又は廃棄の制御をすることによって、
    音声の品質を保ちながら音声と映像の同期を可能にする
    音声と映像のパケット同期転送制御方法。
  3. 【請求項3】最大待ち時間を決めてタイマーで再生又は
    廃棄の制御をするかわりに、送信側で付与したマークに
    よって再生又は廃棄の制御をする請求項2記載の音声と
    映像のパケット同期転送制御方法。
  4. 【請求項4】最大待ち時間を決めてタイマーで再生又は
    廃棄の制御をする場合に、受信側で利用可能な記憶手段
    の容量によって格納するパケット数を計算し、それによ
    って最大待ち時間を決定する請求項2記載の音声と映像
    のパケット同期転送制御方法。
  5. 【請求項5】最大待ち時間を決めてタイマーで再生又は
    廃棄の制御する場合に、ネットワークの平均遅延によっ
    て最大待ち時間を設定する請求項2記載の音声と映像の
    パケット同期転送制御方法。
  6. 【請求項6】全ての同時期に発生した映像と音声に同じ
    一意に識別可能なマークを付与してパケット化して送信
    するかわりに、一定の間隔ごとに一意に識別可能なマー
    クをパケットに付与する請求項1〜5のいずれかに記載
    の音声と映像のパケット同期転送制御方法。
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