JPH10276408A - ビデオ情報提供制御方法およびシステム - Google Patents

ビデオ情報提供制御方法およびシステム

Info

Publication number
JPH10276408A
JPH10276408A JP9079622A JP7962297A JPH10276408A JP H10276408 A JPH10276408 A JP H10276408A JP 9079622 A JP9079622 A JP 9079622A JP 7962297 A JP7962297 A JP 7962297A JP H10276408 A JPH10276408 A JP H10276408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
video
frame
multimedia
multimedia information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9079622A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oshima
孝 大島
Osamu Nakamura
修 中村
Hideaki Kanayama
英明 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP9079622A priority Critical patent/JPH10276408A/ja
Publication of JPH10276408A publication Critical patent/JPH10276408A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチメディア情報に含まれるビデオフレー
ムを高速に探索でき、ビデオの同期再生や特殊再生が容
易にできる情報提供制御技術を提供する。 【解決手段】 マルチメディア情報提供サーバ1のサー
バ制御部11は、マルチメディア情報作成部12で作成
され蓄積されたマルチメディア情報内のビデオ情報に対
し、ビデオフレームのシーケンス番号並びに先頭バイト
位置を示すフレーム情報を作成し蓄積させる。サーバ制
御部11は、情報送信部14、通信回線3を通してマル
チメディア情報より先にフレーム制御情報をマルチメデ
ィア情報受信クライアント2に送信する。クライアント
2のクライアント制御部22は、フレーム制御情報読み
出し前記情報を参照することで、その後の送信要求に従
い送信されるマルチメディア情報内のビデオフレームを
高速に読み出し、規定されたフレーム間隔でビデオを音
声に同期させ、更に文字図形情報を同期表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してビデオ情報を提供するビデオ・オン・デマンドのよ
うなリアルタイムビデオ情報提供サービスにおいて、受
信したビデオ情報を作成時と同じビデオフレーム間隔で
音声との同期再生、および、ジャンプや早送り等の特殊
再生を可能とするビデオ情報提供制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及とパーソナ
ルコンピュータの演算処理性能向上および画像処理技術
の向上により、通信回線を利用した画像通信サービスへ
の要求が高まっている。これらの画像通信サービスに適
用できる画像情報の符号化形式としては、ビデオCDで
利用されているMPEG1(国際標準ISO/IEC1
1172,1993.8)や、主にTV電話で利用され
ているH.261(ITU−T Rec.H.261:
“Video Codec For Audio Vi
sual Services at p×64kbit
/s”,Mar.1993)が考えられる。
【0003】図7は、ビデオ情報の符号化形式を規定し
たMPEG1のデータ形式の構成図であり、ビデオフレ
ーム情報(MPEGではビデオフレームをピクチャと称
している)の先頭位置を示すコードとしてPSC(Pi
cture Start Code)が規定されてい
る。さらに、上位層として0.4秒から数秒に相当する
ビデオフレーム(ピクチャ)から構成されるシーケンス
層とその先頭位置を示すSHC(Sequence H
eader Code)および先頭からの時間を示すT
C(Time Code)が規定されている。また、シ
ーケンスヘッダやピクチャ層の開始コードは必ずバイト
境界に配置されるようにするため、開始コードの直前に
任意個数の0を挿入する。
【0004】図8は、ビデオ情報とオーディオ情報との
多重方式を規定したMPEG1システムのデータ形式の
構成図であり、ビデオ情報とオーディオ情報との出力同
期を実現するため、ビデオパケットとオーディオパケッ
トをマージしたデータ形式となっている。ビデオ情報と
オーディオ情報の出力同期を保つためビデオパケット、
オーディオパケットの先頭には制御情報が配置され、そ
の中に、再生出力の時刻管理情報であるPTS(Pre
sentation Time Stamp)と復号の
時間管理情報であるDTS(Decoding Tim
e Stamp)が付加されている。
【0005】一方、H.261はH.221(CCIT
T Rec.H.221:“Frame Struct
ure for a 64 to 1920kbit/
sChannel in Audio Visual
Teleservices”,Blue Book,F
ascicle III.6,1988)と呼ばれるビ
ット単位の同期伝送方式によりビデオ情報とオーディオ
情報を多量化する方式が規定されているが、パケット形
式での多重化は規定されていない。H.261では、図
9のH.261データの構成図に示すように、ビデオフ
レームの先頭位置を示すフラグとしてMPEG1と同一
の名称であるPSC(PictureStart Co
de)と時系列に一貫したビデオフレーム番号TR(T
emporal Reference)が規定されてい
る。H.261のPSCはMPEG1と同じ名称が使わ
れているが、長さ、割り当てコードが異なる。また、M
PEG1ではバイト境界に配置されていたのに対し、
H.261では任意のビット単位位置に配置されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のビ
デオ/オーディオ情報の符号化形式では、ビデオフレー
ムの先頭位置やフレームの表示間隔等のフレーム制御情
報がビデオ情報内に含まれているため、以下のような問
題があった。
【0007】(1)MPEG1では開始コードを比較的
容易に探索可能とするため、ビデオフレーム情報の開始
コードをバイト境界に配置する方法を採用している。こ
れには、開始コードをバイト境界に配置させるためにダ
ミービットの挿入処理が必要となると同時に、データ量
が増加するといった問題がある。
【0008】(2)H.261では、ビデオフレームの
開始コードはバイト境界に必ずしも存在しないが、任意
のバイト位置からの開始コードをサーチするためには、
ビット単位に処理する必要があり、多大な処理時間を要
する。
【0009】(3)ビデオ情報およびオーディオ情報に
同期した文字図形情報が提供できない。
【0010】これらの処理は、特に、通信回線を介して
情報の検索を行うようなシステムにおける、ジャンプや
早送り再生等の特殊再生において伝送容量の増加、サー
バ装置の負荷増大といった問題を引き起こす。さらに、
ビデオ情報とグラフィックスとを組み合わせたマルチメ
ディア情報の再生同期が不可能であるといった問題とな
る。
【0011】本発明は、H.261やMPEG1などの
ビット単位で生成される符号化ビデオ情報に関して、ビ
デオフレームの開始コードを簡単な処理で高速に探索す
ることができ、ビデオと他のメディアの再生時間の同期
制御やジャンプ、早送り等の特殊再生を容易に行えるよ
うにするビデオ情報提供制御方法およびシステムを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の方法は、ビデオ情報ならびにオーディオ情
報、またはそれらと文宇図形情報を含むマルチメディア
情報を作成し通信網を介して送信する送信段階と、前記
マルチメディア情報を受信し前記ビデオ情報とオーディ
オ情報または前記ビデオ情報とオーディオ情報および文
字図形情報と再生同期制御を行う受信段階を有するビデ
オ情報提供制御方法であって、前記送信段階において、
前記マルチメディア情報に含まれるビデオ情報に対して
ビデオフレームのシーケンス番号並びに先頭位置を示す
情報を含めたフレーム制御情報、または該フレーム制御
情報に該ビデオフレームに同期して表示する文字図形情
報の位置を示す情報を付加したフレーム制御情報を作成
する過程と、前記マルチメデイア情報の送信より先に前
記作成されたフレーム制御情報を送信する過程と、を有
し、前記受信段階において、前記マルチメディア情報よ
り先に受信したフレーム制御情報に基づいて規定のビデ
オフレーム間隔で後に受信する前記マルチメディア情報
について前記再生同期制御を行う過程を有することを特
徴とする。
【0013】また、前記受信段階の再生同期制御を行う
過程では、ジャンプ先の転送開始ビデオフレーム位置情
報または早送り再生のために間引きして転送するビデオ
フレーム位置情報を、前記マルチメディア情報より先に
送信されたフレーム制御情報に基づいて算出する過程
と、前記算出したビデオフレーム位置情報とともにジャ
ンプ再生または早送り再生するマルチメディア情報の送
信を要求する過程と、を有することを特徴とする。
【0014】同じく、上記課題を解決するための本発明
のシステムは、符号化されたビデオ情報およびオーディ
オ情報、または符号化されたビデオ情報およびオーディ
オ情報、文字図形情報を含むマルチメディア情報を作成
するマルチメディア情報作成部と、前記マルチメディア
情報に含まれるビデオフレームのシーケンス番号および
該ビデオフレームの先頭位置、またはビデオフレームの
シーケンス番号および該ビデオフレームの先頭位置に加
えて同期表示する文字図形情報の位置を示すフレーム制
御情報を作成する送信制御部と、前記作成されたマルチ
メディア情報を蓄積するマルチメディア情報蓄積部と、
前記作成されたフレーム制御情報を蓄積するフレーム制
御情報蓄積部と、前記送信制御部の制御により前記マル
チメディア情報の送信より先に前記フレーム制御情報を
通信網を介して送信し、その後に前記マルチメディア情
報を通信網を介して送信する情報送信部と、を備えるマ
ルチメディア情報提供サーバを有する、ことを特徴とす
る。
【0015】また、前記通信網を介して前記マルチメデ
ィア情報提供サーバから前記フレーム制御情報を先に受
信し、前記マルチメディア情報を後に受信する情報受信
部と、前記受信したフレーム制御情報を記憶するフレー
ム制御情報記憶部と、前記受信したマルチメディア情報
を記憶するマルチメディア情報記憶部と、前記マルチメ
ディア情報を前記先に受信したフレーム制御情報に基づ
いて規定のビデオフレーム間隔で再生同期制御を行う受
信制御部と、同期再生されたマルチメディア情報を表示
する情報表示部と、マルチメディア情報の再生開始、停
止を含む指示を行う入力指示部と、を備えるマルチメデ
ィア情報受信クライアントを有することを特徴とする。
【0016】また、前記マルチメディア情報受信クライ
アントにおいて、前記入力指示部は、マルチメディア情
報受信クライアントのより入力されたジャンプまたは早
送り再生指示を行う手段を有し、前記受信制御部は、前
記再生指示に基づき該ジャンプ先の転送開始ビデオフレ
ーム位置情報または該早送り再生のために間引きして転
送するビデオフレーム位置情報を、マルチメディア情報
より先に送信された前記フレーム制御情報に基づいて算
出する手段を有し、前記情報受信部は、前記マルチメデ
ィア情報提供サーバに対し、前記算出したビデオフレー
ム位置情報とともにマルチメディア情報の送信を要求す
る手段を有することを特徴とする。
【0017】本発明では、(1)マルチメディア情報提
供サーバのマルチメディア情報作成において符号化され
たビデオ情報を生成する際に、ビデオ情報内のシーケン
シャルなビデオフレーム番号とビデオフレーム開始コー
ドのバイト位置との対応関係を格納したフレーム制御情
報を作成すること、(2)該ビデオ情報の表示と同期さ
せる文字図形情報のバイト位置をフレーム制御情報へ埋
め込むこと、(3)作成したフレーム制御情報を同時に
作成したマルチメディア情報よりも先に転送することに
より、(a)マルチメディア情報受信時にフレーム制御
情報を参照することで、マルチメディア情報受信クライ
アントの情報受信部内の受信バッファよりビデオフレー
ムの先頭を容易に高速に検出し、(b)参照したビデオ
フレーム番号に基づき規定されたフレーム間隔でビデオ
を表示することができ、(c)マルチメディア情報受信
クライアントの入力指示部からのジャンプや早送り指示
に対し、予め受信しておいたフレーム制御情報を参照
し、ジャンプ先フレーム番号に対応するビデオフレーム
開始バイト位置をマルチメディア情報提供サーバへ通知
してマルチメディア情報の転送要求を行うことや、早送
り指示に対し間引きして再生すべきビデオフレームの開
始バイト位置をマルチメディア情報提供サーバへ通知し
て早送り再生を行うことを実現可能とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施形
態例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態例を示すブロ
ック図である。図1において、1はマルチメディア情報
提供サーバであり、2はマルチメディア情報受信クライ
アントであり、3は両者を接続する通信回線である。マ
ルチメディア情報提供サーバ1は、サーバ制御部11、
マルチメディア情報作成部12、マルチメディア情報蓄
積部13、フレーム情報蓄積部14、および情報送信部
15を有する。一方、マルチメディア情報受信クライア
ント2は、入力指示部21、クライアント制御部22、
情報受信部23、フレーム制御情報記憶部24、マルチ
メディア情報記憶部25、情報表示部26、およびオー
ディオ出力部27を有する。
【0020】以下、図1を用いてビデオフレーム番号を
参照して規定されたフレーム間隔でマルチメディア情報
を表示する過程を説明する。
【0021】なお、本実施形態例では、ビデオ符号化形
式としてH.261を、オーディオ符号化形式として
G.711(CCITT Rec.G.711:“64
kbit/s Pulse Code Modulat
ion”,Blue Book,Fascicle I
II.4,1988)を使用した場合を説明するが、D
CTをベースとした他の符号化形式や他のオーディオ符
号化形式でも容易に実現可能であることは明白である。
【0022】始めに、フレーム制御情報の作成処理につ
いて説明する。その処理シーケンス例を図2に示す。ま
ず、マルチメディア情報提供サーバ1のマルチメディア
情報作成部12において、ビデオカメラやビデオデッキ
より入力されたビデオ信号およびオーディオ信号ならび
にマウス、キーボードより入力された文字図形情報は、
サーバ制御部11の制御によりH.261とG.711
のビットストリームデータおよびコード情報に変換さ
れ、マルチメディア情報蓄積部13へ蓄積される。蓄積
されたH.261データから、サーバ制御部11の働き
により、ビデオフレームの開始コードであるPSC(P
icture Start Code)、H.261で
は20ビットのビット列“00010(16進数表
現)”をサーチし、図4に示すようなビデオフレームの
シーケンシャル番号を示すフレーム番号v、開始コード
の先頭が含まれるバイト位置を示す開始コードバイト位
置B、開始コードのビットオフセットを示す開始コード
ビット位置bからなるフレーム制御情報を生成する。シ
ーケンシャルなフレーム番号vは、PSCの直後のTR
(Temporal Reference)からスキッ
プしたフレーム数sを参照してフレーム数vにs+1を
加算することにより算出できる。さらに、作成した文字
図形情報内に含まれる時間制御情報(たとえばタイムス
タンプや実行遅延コマンド)を探索し、上記ビデオフレ
ームの表示時間に相当するバイト位置(文字図形情報開
始バイト位置)Cを算出してフレーム制御情報に付加す
る。作成されたフレーム制御情報は、フレーム制御情報
蓄積部14へ蓄積される。
【0023】続いて、フレーム制御情報並びにパケット
化されたマルチメディア情報の送受信の動作を説明す
る。このときの電文シーケンス例を図3に示す。
【0024】マルチメディア情報受信クライアント2の
入力指示部21からの検索指示に従い、サーバ制御部1
1は、まず、フレーム制御情報蓄積部14に蓄積された
フレーム制御情報を情報送信部15、通信回線3を経由
してマルチメディア情報受信クライアント2へ送信す
る。送信されたフレーム制御情報は、クライアント制御
部22の制御により情報受信部23を経由してフレーム
制御情報記憶部24へ記憶される。続いて、マルチメデ
ィア情報受信クライアント2からのマルチメディア情報
パケットの送信要求に従い、情報送信部15において、
マルチメディア情報蓄積部13へ蓄積されたビデオ情報
ならびにオーディオ情報、文字図形情報が予め設定され
た割合の長さで分割されて、図5に示すようなパケット
データにマージされ、情報送信部15、通信回線3を経
由してマルチメディア情報受信クライアント2へ送信さ
れる。
【0025】送信されたマルチメディア情報パケット
は、クライアント制御部22の制御によって、情報受信
部23においてビデオ情報ならびにオーディオ情報、文
字図形情報とに分離され、マルチメディア情報記憶部2
5へ記憶される。以下、同様の処理により検索指示され
たマルチメディア情報がパケット化されてマルチメディ
ア情報受信クライアント2へ送信される。マルチメディ
ア情報受信クライアント2は、最後のマルチメディア情
報パケットを受信すると、マルチメディア情報提供サー
バ1に受信完了を通知し、通信は終了される。
【0026】続いて、マルチメディア情報の受信と同期
再生の動作を説明する。その処理フローを図6に示す。
【0027】マルチメディア情報パケットの受信と同時
に、クライアント制御部22は、マルチメディア情報記
憶部25に記憶された1パケット分のオーディオ情報を
読み込み、オーディオ情報出力部27へ転送して出力す
るとともに、例えばその再生開始点からの再生終了時刻
Taを算出する。64kbpsのG.711の場合10
KBで1.25秒となる。続いて、フレーム制御情報記
憶部24に蓄積記憶されたフレーム制御情報より2番目
のフレーム情報のフレーム番号を読み出して、フレーム
番号v、開始バイト位置B、文字図形バイト位置Cを読
み出し、1番目のビデオフレーム(スキップフレームを
含めたもの)の再生終了時刻Tvを(v−1)/Fで算
出する。ただし、Fは1秒当たりのフレーム数である。
フレーム番号が5の場合約0.17秒となる。オーディ
オ情報の再生終了時刻Taとビデオ情報の再生終了時刻
Tvとを比較し、TvがTaより小さい場合には、マル
チメディア情報記憶部25に蓄積されたビデオ情報の中
から2番目の開始コードバイト位置までを読み込んで情
報表示部26に転送し、1番目のビデオフレームを表示
させる。同時に、文字図形情報バイト位置Bを参照し、
該バイト位置までの文字図形情報を読み込み表示させ
る。以下同様にして、3番目以降のビデオフレーム情報
のフレーム番号を参照し、ビデオフレームの再生終了時
刻を算出し、オーディオ情報の再生終了時刻と比較する
ことによりオーディオとビデオ、文字図形情報の同期再
生を実現する。
【0028】一方、上記実施形態例を使用した本発明の
ジャンプ、早送りの実施形態例は、以下のとおりとな
る。
【0029】まず、マルチメディア情報受信クライアン
ト2の入力指示部21よりジャンプ指示ならびにジャン
プ先ビデオフレーム番号が指示される。クライアント制
御部22の制御により、フレーム制御情報記憶部24内
に記録されたフレーム制御情報が参照され、ジャンプ先
フレームに対応するバイト位置が取得される。同時にフ
レーム番号より文字図形情報の開始バイト位置およびオ
ーディオ情報のバイト位置が算出され、ジャンプ指示の
コマンドとともにマルチメディア情報提供サーバ1へ、
情報受信部23、通信回線3を経由し送信される。マル
チメディア情報提供サーバ1では、サーバ制御部11の
働きにより、マルチメディア情報蓄積部13に蓄積され
たビデオ情報ならびにオーディオ情報、文字図形情報を
指示されたバイト位置から読み出し、図5に示すパケッ
トを生成し、情報送信部15、通信回線3を経由しマル
チメディア情報受信クライアント2へ送信する。ビデオ
マルチメディア情報受信クライアント2で受信されたパ
ケットは、クライアント制御部22の制御によりビデオ
情報とオーディオ情報、文字図形情報に分離され、マル
チメディア情報記憶部25へ蓄積される。ここで、H.
261の場合フレーム開始コード(PSC)は必ずしも
バイト境界に存在しないため、開始コード(PSC)は
0から7ビットシフトした位置から関始する。図4に示
すフレーム制御情報にはビット位置も記録されているの
で、該フレーム情報を参照することにより容易にビデオ
フレーム先頭位置を検出し、ジャンプ先のビデオフレー
ムから再生を開始することができる。
【0030】また、早送り指示が入力指示部21より入
力された場合には、クライアント制御部22は、早送り
速度に対応した一定の間隔でフレーム制御情報内のビデ
オフレーム情報を間引きして読み込み、対応したバイト
位置(ビデオフレームの先頭と最終バイト位置)を算出
する。例えば、2倍速の場合、1番目と2番目、3番目
と4番目、5番目と6番目…からビデオフレームの先頭
と最終バイト位置が算出され、3倍速の場合には1番目
と2番目、4番目と5番目、7番目と8番目…から算出
される。一般に、早送り時のオーディオ再生は音途切れ
が発生するため再生しない方が良いと思われるが、算出
したフレーム番号に対応したオーディオ情報および文字
図形情報の先頭と最終バイト位置を算出することは可能
である。算出したビデオ情報およびオーディオ情報の先
頭および最終バイト位置情報は、早送り指示コマンドと
ともにマルチメディア情報提供サーバ1へ情報受信部2
3、通信回線3を経由し送信する。マルチメディア情報
提供サーバ1では、サーバ制御部11の働きにより、マ
ルチメディア情報蓄積部13に蓄積されたビデオ情報な
らびにオーディオ情報を指示された先頭バイト位置から
最終バイト位置までの情報を読み出し、図5に示すパケ
ットを生成し、情報送信部15、通信回線3を経由しマ
ルチメディア情報受信クライアント2へ送信する。受信
したパケットは、情報受信部23の働きによりビデオ情
報とオーディオ情報、文字図形情報に分離され、マルチ
メディア情報記憶部25へ蓄積され、情報表示部26お
よびオーディオ出力部27で再生される。次に、2番目
の間引きビデオフレーム番号に対応したバイト位置(ビ
デオフレームとオーディオ情報、文字図形情報の先頭と
最終バイト位置)を算出し、同様にパケット化して転送
し再生する。以下同様にして、一定間隔で間引きされた
ビデオ情報およびオーディオ情報、文字図形情報がパケ
ット化され転送されることにより、早送り再生が実現さ
れる。
【0031】本実施形態例では、フレーム制御情報にバ
イト位置とビット位置を記録する構成となっているが、
ビデオフレームの開始コードは0から7ビットの狭い範
囲からスタートすることがわかっているためビット位置
を記録してなくても容易に検出できることは明白であ
る。また、上記実施形態例では1フレーム毎に処理を行
っているが情報表示部26やオーディオ情報出力部のバ
ッファ容量に応じて、複数のビデオフレーム単位に処理
することも可能であることは明白である。さらに、本実
施形態例ではオーディオ情報を先に出力するようなシー
ケンスとなっているが、ビデオ情報、文字図形情報を先
に出力させることでも実現できることは明白である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予め送受信されるフレーム制御情報よりビデオフレーム
開始コード位置および表示間隔を簡単な処理で高速に探
索できる。このため、受信したマルチメディア情報から
フレーム単位のビデオ情報ならびに文字図形情報を高速
に取り出し、規定された表示時間で音声と同期してリア
ルタイムに再生できる。さらに、ジャンプや早送り再生
等の特殊再生の際に、サーバに対しマルチメディア情報
の転送開始バイト位置(オフセット)および最終バイト
位置を直接通知することが可能となり、サーバの負荷を
大幅に軽減できる。また、ビデオフレームの開始コード
をバイト境界にするためのダミービットや表示時間を制
御するフレーム制御情報をビデオ情報から分離できるた
め伝送情報量を削減できるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施形態例を示すブロック図
である。
【図2】本発明の方法の一実施形態例におけるフレーム
制御情報作成処理フロー図である。
【図3】上記実施形態例での電文シーケンス例を示す図
である。
【図4】本実施形態例で作成するフレーム制御情報の例
を示す図である。
【図5】本実施形態例におけるビデオ情報とオーディオ
情報をマージしたパケット形式の例を示す図である。
【図6】本発明の方法の一実施形態例におけるマルチメ
ディア情報出力処理フロー図である。
【図7】従来の技術であるMPEG1のデータ形式を示
す図である。
【図8】ビデオ情報とオーディオ情報とをマージしたM
PEG1システムのデータ形式を示す図である。
【図9】H.261のデータ形式を示す図である。
【符号の説明】
1…マルチメディア情報提供サーバ 11…サーバ制御部 12…マルチメディア情報作成部 13…マルチメディア情報蓄積部 14…フレーム制御情報蓄積部 15…情報送信部 2…マルチメディア情報受信クライアント 21…入力指示部 22…クライアント制御部 23…情報受信部 24…フレーム制御情報記憶部 25…マルチメディア情報記憶部 26…情報表示部 27…オーディオ出力部 3…通信回線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ情報ならびにオーディオ情報、ま
    たはそれらと文宇図形情報を含むマルチメディア情報を
    作成し通信網を介して送信する送信段階と、前記マルチ
    メディア情報を受信し前記ビデオ情報とオーディオ情報
    または前記ビデオ情報とオーディオ情報および文字図形
    情報と再生同期制御を行う受信段階を有するビデオ情報
    提供制御方法であって、 前記送信段階において、 前記マルチメディア情報に含まれるビデオ情報に対して
    ビデオフレームのシーケンス番号並びに先頭位置を示す
    情報を含めたフレーム制御情報、または該フレーム制御
    情報に該ビデオフレームに同期して表示する文字図形情
    報の位置を示す情報を付加したフレーム制御情報を作成
    する過程と、 前記マルチメデイア情報の送信より先に前記作成された
    フレーム制御情報を送信する過程と、を有し、 前記受信段階において、 前記マルチメディア情報より先に受信したフレーム制御
    情報に基づいて規定のビデオフレーム間隔で後に受信す
    る前記マルチメディア情報について前記再生同期制御を
    行う過程を有する、 ことを特徴とするビデオ情報提供制御方法。
  2. 【請求項2】 前記受信段階の再生同期制御を行う過程
    では、 ジャンプ先の転送開始ビデオフレーム位置情報または早
    送り再生のために間引きして転送するビデオフレーム位
    置情報を、前記マルチメディア情報より先に送信された
    フレーム制御情報に基づいて算出する過程と、 前記算出したビデオフレーム位置情報とともにジャンプ
    再生または早送り再生するマルチメディア情報の送信を
    要求する過程と、 を有することを特徴とする請求項1記載のビデオ情報提
    供制御方法。
  3. 【請求項3】 符号化されたビデオ情報およびオーディ
    オ情報、または符号化されたビデオ情報およびオーディ
    オ情報、文字図形情報を含むマルチメディア情報を作成
    するマルチメディア情報作成部と、 前記マルチメディア情報に含まれるビデオフレームのシ
    ーケンス番号および該ビデオフレームの先頭位置、また
    はビデオフレームのシーケンス番号および該ビデオフレ
    ームの先頭位置に加えて同期表示する文字図形情報の位
    置を示すフレーム制御情報を作成する送信制御部と、 前記作成されたマルチメディア情報を蓄積するマルチメ
    ディア情報蓄積部と、 前記作成されたフレーム制御情報を蓄積するフレーム制
    御情報蓄積部と、 前記送信制御部の制御により前記マルチメディア情報の
    送信より先に前記フレーム制御情報を通信網を介して送
    信し、その後に前記マルチメディア情報を通信網を介し
    て送信する情報送信部と、 を備えるマルチメディア情報提供サーバを有する、 ことを特徴とするビデオ情報提供制御システム。
  4. 【請求項4】 前記通信網を介して前記マルチメディア
    情報提供サーバから前記フレーム制御情報を先に受信
    し、前記マルチメディア情報を後に受信する情報受信部
    と、 前記受信したフレーム制御情報を記憶するフレーム制御
    情報記憶部と、 前記受信したマルチメディア情報を記憶するマルチメデ
    ィア情報記憶部と、 前記マルチメディア情報を前記先に受信したフレーム制
    御情報に基づいて規定のビデオフレーム間隔で再生同期
    制御を行う受信制御部と、 同期再生されたマルチメディア情報を表示する情報表示
    部と、 マルチメディア情報の再生開始、停止を含む指示を行う
    入力指示部と、 を備えるマルチメディア情報受信クライアントを有す
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載のビデオ情報提供制御
    システム。
  5. 【請求項5】 前記マルチメディア情報受信クライアン
    トにおいて、 前記入力指示部は、マルチメディア情報受信クライアン
    トのより入力されたジャンプまたは早送り再生指示を行
    う手段を有し、 前記受信制御部は、前記再生指示に基づき該ジャンプ先
    の転送開始ビデオフレーム位置情報または該早送り再生
    のために間引きして転送するビデオフレーム位置情報
    を、マルチメディア情報より先に送信された前記フレー
    ム制御情報に基づいて算出する手段を有し、 前記情報受信部は、前記マルチメディア情報提供サーバ
    に対し、前記算出したビデオフレーム位置情報とともに
    マルチメディア情報の送信を要求する手段を有する、 ことを特徴とする請求項4に記載のビデオ情報提供制御
    システム。
JP9079622A 1997-03-31 1997-03-31 ビデオ情報提供制御方法およびシステム Pending JPH10276408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9079622A JPH10276408A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 ビデオ情報提供制御方法およびシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9079622A JPH10276408A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 ビデオ情報提供制御方法およびシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10276408A true JPH10276408A (ja) 1998-10-13

Family

ID=13695177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9079622A Pending JPH10276408A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 ビデオ情報提供制御方法およびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10276408A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002023908A1 (fr) * 2000-09-11 2002-03-21 Yotaro Murase Procede de distribution d'images et de sons dynamiques sur un reseau ; appareil et procede de production d'images et de sons dynamiques
JP2005176164A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Hitachi Kokusai Electric Inc 映像蓄積配信装置および映像配信システム
US7634532B2 (en) 2002-05-31 2009-12-15 Onkyo Corporation Network type content reproduction system
US7739716B2 (en) 2003-11-19 2010-06-15 Onkyo Corporation Network AV system

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002023908A1 (fr) * 2000-09-11 2002-03-21 Yotaro Murase Procede de distribution d'images et de sons dynamiques sur un reseau ; appareil et procede de production d'images et de sons dynamiques
US7634532B2 (en) 2002-05-31 2009-12-15 Onkyo Corporation Network type content reproduction system
US7908370B2 (en) 2002-05-31 2011-03-15 Onkyo Corporation Network type content reproducing system
US8005928B2 (en) 2002-05-31 2011-08-23 Onkyo Corporation Network type content reproducing system
US8037177B2 (en) 2002-05-31 2011-10-11 Onkyo Corporation Network type content reproducing system
US8291074B2 (en) 2002-05-31 2012-10-16 Onkyo Corporation Network type content reproducing system
US8516042B2 (en) 2002-05-31 2013-08-20 Onkyo Corporation Network type content reproducing system
US7739716B2 (en) 2003-11-19 2010-06-15 Onkyo Corporation Network AV system
JP2005176164A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Hitachi Kokusai Electric Inc 映像蓄積配信装置および映像配信システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6396874B1 (en) Decoding method and apparatus and recording method and apparatus for moving picture data
JP3330797B2 (ja) 動画像データ格納方式および動画像データ復号方式
EP1024664B1 (en) Image-information storage regenerating device
US6944629B1 (en) Method and device for managing multimedia file
JP4515465B2 (ja) 動画撮影装置および動画撮影方法、記録媒体に記録された映像信号を再生する動画再生装置および動画再生方法
JP2001359072A (ja) データ変換装置及び方法、データ配信装置及び方法、データ配信システム
JP4294933B2 (ja) マルチメディアコンテンツ編集装置およびマルチメディアコンテンツ再生装置
JP2000125260A (ja) 動画像伝送サーバおよび同サーバを用いた動画像伝送システム並びに動画像伝送制御方法
US20060140591A1 (en) Systems and methods for load balancing audio/video streams
JP3438223B2 (ja) 多重化装置および多重化方法、並びに伝送装置および伝送方法
JP2003111048A (ja) コンテンツ再生のためのサーバ及びプログラム
US20050034163A1 (en) Video picture information delivering apparatus and receiving apparatus
JPH0965303A (ja) 映像音声同期方法及び装置
JPH10294927A (ja) 動画像データの通信方法および動画像データの記録再生方法ならびに記憶媒体
JPH10276407A (ja) ビデオ情報提供管理方法およびシステム
US6351565B1 (en) Data structure for image transmission, method of image transmission, image decoding apparatus, and data recording media
JPH10276408A (ja) ビデオ情報提供制御方法およびシステム
JP2907761B2 (ja) リアルタイム早送り再生用動画像符号化情報作成装置
JP3547210B2 (ja) 音声付き動画データ作成装置
JP3134588B2 (ja) 圧縮画像データと圧縮音響データとの同期再生方法
JPH10271482A (ja) 符号化映像の同期再生制御方法およびシステム
JP4484220B2 (ja) 映像配信装置
JP3894362B2 (ja) 複数動画像の閲覧装置および記録媒体
US20070030897A1 (en) Encoding apparatus and method, recording apparatus and method, and decoding apparatus and method
JP2006180315A (ja) 動画撮影装置、動画再生装置および動画撮影方法、動画再生方法