JP4073912B2 - 直列に接続されたメモリーセルを備えた強誘電体メモリー - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
〔発明の範囲〕
本発明は、集積回路(IC)に関するものであり、特に、直列構造を有するメモリーIC(例えば強誘電体メモリーIC)に関するものである。
〔発明の背景〕
強誘電体半導体メモリー装置に用いるために、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)などの強誘電性の金属酸化物セラミック材料が研究されてきた。また、強誘電体半導体メモリー装置には、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)などの他の強誘電性材料も用いることができる。図1は、トランジスタ130と強誘電体キャパシタ140とを備えた従来の強誘電体メモリーセル105を示している。キャパシタ電極142はプレート線170に接続されており、もう一方のキャパシタ電極141はトランジスタに接続されている。このトランジスタは、そのゲートに接続されたワード線150の状態(活性か、非活性か)に応じて、キャパシタとビット線160との接続および切断を切り替えている。
強誘電体メモリーは、キャパシタに情報を残留分極(remanent polarization)として格納する。メモリーセルに格納された論理値は、強誘電体キャパシタの分極に応じて変化する。キャパシタの分極を反転させるためには、スイッチング電圧(抗電圧(coercive voltage))よりも大きな電圧をキャパシタの電極間に印加する必要がある。強誘電体キャパシタは、電源を切った後でもキャパシタの分極状態を保持するので、不揮発性メモリーセルとすることができるという利点がある。
図2は、連鎖202中に形成された複数の強誘電体メモリーセルを示している。このようなメモリー構造は、例えば、Takashima他「Symposium on VLSI Circuits (1997)」に記載されており、ここでは、これらの文献を援用する。連鎖中の各メモリーセル205はキャパシタ240と並列に接続されたトランジスタ230を備えており、これらのメモリーセルは直列に接続されている。また、セルトランジスタのゲート233は、例えば、ワード線として機能しているか、あるいは、ワード線に接続された、ゲート導体となっている。連鎖の一端部208はビット線に接続されており、他端部209はプレート線に接続されている。そして、ワード線によって、複数の連鎖が相互に接続されることにより、メモリブロックまたはメモリアレイが形成される。
図3は、従来のメモリー連鎖(memory chain)302の断面図を示している。図に示すように、メモリーセル305のトランジスタ330が基板310上に形成されており、隣接するセルトランジスタが共通拡散領域(common diffusion region)を共有している。また、メモリー連鎖におけるキャパシタ340は対をなしている。下端電極341は、隣接するキャパシタ間で共通した電極となっている。あるキャパシタ対のキャパシタの上端電極342は、これと隣接するキャパシタ対の上端電極に接続されており、デイジーチェーン(daisy chain)が形成されている。これらの上端キャパシタ電極は、活性領域上端電極(active area top electrode)プラグ386を介して、セルトランジスタに接続されている。
待機状態の間、または、メモリーへのアクセスにこのメモリー連鎖が選択されない場合、連鎖のワード線は活性となり、連鎖のセルトランジスタが導電性になる。トランジスタが導電性である場合、連鎖のキャパシタは短絡している。また、連鎖中の1つのメモリーセルから情報を検索する、または、読み出すために、プレート線にパルス(例えば、2.5V)が供給される。アクセスされたメモリーの行アドレスに対応するワード線は非活性であり、これにより、選択されたセルのトランジスタは非導電性になる。その結果、パルスは、選択されたセルのキャパシタ上に電界を発生させる。
隣り合うセルトランジスタ間の拡散領域を共有し、隣り合うセルキャパシタの上端電極と下端電極とを共有しているため、電界は隣り合うセルに対して異なる方向を向く。すなわち、偶数にアドレス指定されたメモリーセルには、第1方向の電界が印加される、一方、奇数にアドレス指定されたメモリーセルには、第2方向または第1方向とは反対方向の電界が印加される。奇数と偶数とのアドレス指定で、キャパシタの外部電界の方向が変わり、形状が互いに非対称なヒステリシス曲線になる。その結果、奇数と偶数とのアドレス指定位置の読み出し信号が異なる。これにより、図4に示したように、読み出し信号分布が拡がり、感知幅(sensing window)が減少してしまう。
上記考察から、奇数と偶数とのアドレス指定位置のヒステリシス曲線が非対称になっていない、改善された連鎖構造を提供することが望ましい。
〔発明の要約〕
本発明は、メモリーICに関するものである。メモリーセルは、x個のメモリーセルを有する1つの連鎖メモリーに配置されている。1つのメモリーには、第1および第2拡散領域を有するトランジスタと、第1および第2電極間に誘電体層を有するキャパシタとを含んでいる。電極のうちの1つは下端電極であり、他の1つは上端電極である。第1電極は、第1拡散領域に接続されており、第2電極は、第2拡散領域に接続されている。
一実施形態では、これらのメモリーセルは、強誘電体キャパシタがそれぞれ第1電極と第2電極との間に強誘電体層を含んでいる強誘電体メモリーセルである。また、セルトランジスタは、例えばn−FETである。
一実施形態では、メモリーセルは、連鎖中のk番目の(kth)メモリーセルの第2の電極に、連鎖のk+1番目の(kth+1)メモリーセルの第1電極を接続することによって、相互接続される。このような方法を用いて連鎖のメモリーセルを相互に接続することにより、プレート線パルスによって連鎖のあらゆるキャパシタに印加された電界が同じ方向を向く。その結果、連鎖のメモリーセルは、より対称的なヒステリシス曲線を形成し、感知幅が改善される。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、従来の強誘電体メモリーセルを示す。図2は、従来のメモリー連鎖を示す。図3は、従来のメモリー連鎖の断面図を示す。図4は、従来の一連のメモリー構造の読み出し信号分布を示す。図5は、奇数と偶数とのアドレス指定位置の非対称的ヒステリシス曲線を対称的にするための、本発明の一実施形態を示す。図6は、本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖の断面図を示す。図7−図10は、本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖を形成するためのプロセスを示す。
〔発明の詳細な説明〕
図5は、本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖502を示している。図示したように、この連鎖は、複数のメモリーセル505−505を含んでおり、各メモリーセルは、トランジスタ530およびキャパシタ540を備えている。一実施形態では、この連鎖は、8つのメモリーセル(例えば、x=8)を含んでいるが、他のサイズのメモリー連鎖であってもよい。連鎖中のメモリーセルの数は、2であることが好ましい。ここで、yは、整数(例えば、x=2)である。トランジスタには、第1拡散領域531および第2拡散領域532が含まれており、キャパシタには、第1プレート541と第2プレート542が含まれている。例えば、第1プレートは下端電極であり、第2プレートは上端電極である。トランジスタは、例えばn−FETであるが、他のタイプのトランジスタ(例えばp−FET、または、n−FETとp−FETとを組み合わせたもの)を用いてもよい。第1トランジスタ拡散領域が、第1キャパシタプレートに接続されている一方、第2トランジスタ拡散領域は第2キャパシタプレートに接続されている。
これらのメモリーセルは、直列に接続されることにより、連鎖を形成している。本発明の一実施形態では、同じ側の各セルトランジスタ(例えば、第1拡散領域531または第2拡散領域532)は、同じタイプのキャパシタ電極(第1電極541または第2電極542)に接続される。例えば、各セルトランジスタのソース(例えば、第1拡散領域531)が下端キャパシタ電極BEに接続され、各セルトランジスタのドレイン(例えば、第2拡散領域532)が上端キャパシタ電極TEに接続される。または、各セルトランジスタのソースが上端キャパシタ電極に接続され、一方、ドレインが下端キャパシタ電極に接続される。
1つのセルと他のセルとを相互接続するために、1つのセルのあるタイプのキャパシタ電極を、このセルに隣接するセルの他のタイプの電極に接続する。例えば、BEがセルの第1拡散領域に接続され、TEがセルの第2拡散領域に接続される場合、連鎖の第1セル505におけるキャパシタの上端電極は、第2セル505のキャパシタのBEに接続される。または、第1キャパシタ電極は上端電極であり、第2キャパシタは下端電極である。
また、セルトランジスタのゲート533が、ワード線として機能するゲート導体であってもよいし、ワード線に接続されたゲート導体であってもよい。また、連鎖の第1端部508が、ビット線560に接続される。一実施形態では、連鎖の第1端部とビット線560との間に、選択トランジスタ504が接続される。この選択トランジスタは、連鎖をビット線から選択的に接続または分離するためのブロック選択信号によって制御される。また、連鎖の第2端部509が、プレート線(plateline)570に接続されている。偶数のメモリーセルを有する連鎖用に、連鎖の端部に位置するセルトランジスタの第1拡散領域は、連鎖の端部の位置に応じて、ビット線またはプレート線に接続される。また、ワード線にて複数の連鎖を相互接続することにより、メモリブロックまたはアレイが形成される。
本発明にしたがってメモリーセルを直列に接続することによって、読み出し動作中にアドレス指定位置に関係なく連鎖中のあらゆるキャパシタに印加された電界は、同じ方向を向く。その結果、連鎖のメモリーセルのヒステリシス曲線は、ほぼ対称的になる。これにより、奇数と偶数とのアドレス指定位置における読み出し信号の差が低減し、または、読み出し信号が異ならないようになり、その結果、読み出し信号限界が上昇する。
図6は、本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖602の断面図を示している。メモリー連鎖は、基板610に形成された複数のメモリーセル605−605を含んでいる。例として、この連鎖は、4つのメモリーセル(例えば、x=4)を含んでいる。このメモリーセルは、それぞれ、セルトランジスタ630およびキャパシタ640を含んでいる。一実施形態では、メモリーのトランジスタは、n−FETである。各セルトランジスタは、第1拡散領域631および第2拡散領域632を含んでいる。一実施形態では、隣り合うトランジスタは、共通の拡散領域632/631を共有している。
隣り合うトランジスタ間の拡散領域を共有することで、セルサイズを有効的に小さくすることができる。連鎖の第1端部には、ビット線に接続された第1拡散領域を有する選択トランジスタ604がある。もう一方の拡散領域は、第1セルトランジスタと共通の拡散領域である。また、プレート線は、連鎖の第2端部609に接続されている。
一実施形態では、メモリーセルのキャパシタは、強誘電体キャパシタである。強誘電性キャパシタは、第1電極641と第2電極642との間に強誘電体層643を含んでいる。これらの電極の形成には、貴金属といった導電性材料を用いてもよいし、他のタイプの導電性材料(例えば、SROまたはIrO)を用いてもよい。また、第1電極および第2電極が同じタイプの材料から形成される必要もない。この強誘電性材料には、一実施形態ではPZTが含まれているが、SBTまたは他のタイプの強誘電性材料を用いてもよい。図示したように、第1電極は下端電極であり、第2電極は上端電極である。下端電極および上端電極は、それぞれ、セルトランジスタの第1および第2拡散領域に接続されることにより、メモリーセルのトランジスタとキャパシタとを並列に接続する。また、水素のような汚染物質に対する障壁となるように、カプセル化層を用いてキャパシタを覆ってもよい。このカプセル化層を、例えばアルミナから形成してもよいし、他のタイプのカプセル化層を用いてもよい。
一実施形態では、メモリーセルの上端キャパシタ電極は、隣り合うメモリーセルの下端キャパシタ電極に接続される。例として、メモリーセル605の上端キャパシタ電極は、メモリーセル605K+1の下端キャパシタ電極に接続される。ここで、kは、1からx−1までである。連鎖の最後のメモリーセル605では、上端電極は、第2トランジスタ拡散領域にのみ接続される。
また、下端電極は、セルトランジスタの第1拡散領域に、または、下端キャパシタプラグ688を介して隣り合うトランジスタの共通拡散領域に接続される。下端キャパシタプラグは、例えば、タングステン(W)といった導電性材料を含んでいるが、例えばポリシリコンまたはアルミニウムといった他のタイプの導電性材料であってもよい。また、酸素の拡散を抑制することによってプラグの酸化を低減または防止するために、イリジウムを含んだ障壁層を設けてもよい。また、障壁と層間絶縁膜(ILD)683との間の接着を促進するために、粘着層(図示せず)を障壁とプラグとの間に設けてもよい。
下端電極は、隣り合うキャパシタの上端電極に接続する接触領域を備えるために、キャパシタの上部部分(例えば、強誘電体層および上端電極層)よりも伸びている。例として、下端電極が少なくともプラグの一側面まで伸びていることにより、キャパシタの上部部分をプラグから離すことができる。このキャパシタは、例えば、セルトランジスタのゲートの上に形成される。
他の構成としては、キャパシタの上部部分が、このプラグの上に形成され、一方で隣り合うキャパシタの上部電極との接触領域が、プラグから離されている。また、隣り合うキャパシタの上端電極との接触領域を設けるための他の配置を用いてもよい。
一実施形態では、キャパシタの上端電極は、上端キャパシタプラグ648と下端キャパシタプラグ689の上部部分と導電線662とを介して隣り合うメモリーセルの下端キャパシタ電極に接続される。
また、キャパシタの上端電極を、隣り合うキャパシタの下端電極に接続する他の技術を用いてもよい。このような技術には、例えば、ストラップ技術や、接触用および線用の単一の金属層が用いられる。
読み取りの間、パルスがプレート線を介して連鎖に加えられ、選択されたメモリーセルのキャパシタ上に電界が発生する。電界は、矢印によって示したように、アドレス指定位置にかかわりなく、下端キャパシタプレートから上端キャパシタプレートの方向に印加される。
あるいは、上端キャパシタ電極に接続された第1トランジスタ拡散領域と、下端キャパシタ電極に接続された第2トランジスタ拡散領域とを有するセルを選択し、この選択されたセルのキャパシタに反対方向の電界を印加してもよい。つまり、この場合、メモリーセルkの下端キャパシタ電極は、メモリーセルk+1の上端キャパシタ電極に接続されている。
図7−図10は、本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖を形成するためのプロセスを示している。図7に示すように、半導体基板610が設けられている。この基板は、メモリー連鎖のセルトランジスタを備えているが、IC用の他の構成素子(図示せず)を備えていてもよい。また、セルトランジスタは、一実施形態では、隣り合うセルトランジスタと共通拡散領域を共有している。これらのセルトランジスタは、例えば、n−FETである。また、選択トランジスタ(図示せず)を基板に設けてもよい。この選択トランジスタは、第1セルトランジスタと共通拡散領域を共有している。
また、基板上には、ILD層721が設けられている。ILDは、例えば、シリコン酸化物を含んでいるが、他のタイプの誘電体材料(例えば、窒化珪素、ドープされたまたはドープされていないケイ酸塩ガラス、または、スピンオンガラス(spin-on glass))を用いてもよい。また、ILDを形成するために、化学気相成長(CVD)のような様々な技術を用いてもよい。
ILD層の中には、下部(lower)キャパシタ電極プラグ688が形成される。これらの下部キャパシタ電極プラグは、それぞれ、セルトランジスタの拡散領域に接続される。これらのプラグには、例えば、ポリシリコンといった導電性材料が含まれているが、タングステン(W)といった他のタイプの導電性材料を用いてもよい。
これらのプラグを、従来技術を用いて形成する。例えば、ILD層上にレジスト層を堆積させ、この層を、開口部(プラグが形成されるビアに相当する)を形成するためにパターン形成する。次に、異方性エッチング(例えば、反応性イオンエッチング(RIE))を行う。このRIEによってレジストマスクを用いて露出したILD層の部分を除去することにより、ビアが形成される。次に、導電性材料を基板に堆積させることにより、ビアを充填する。次に、例えば化学機械研磨によって、ILD上の余分な導電性材料を除去する。CMPによって、プラグとILDとの間に平面を形成する。
ビアを充填する前に、基板に下地膜を堆積させることにより、ビア壁を配置してもよい。下地膜を用いることにより、充填プロセスを簡単に行うことができる。また、ビア壁の配置に、障壁を用いてもよい。この障壁層は、酸素および/または水素の拡散を抑制することにより、プラグの酸化を防止するものである。また、下地膜および障壁層に、TiおよびTiNといった様々な材料を用いてもよい。また、下地膜および/または障壁層が導電性であるかどうかに応じて、拡散領域を露出させるためにビアの下端を除去してもよい。
プラグを形成した後、従来技術を用いてILD層上に導電層747を堆積させる。この導電層は、下端キャパシタ電極となる。導電層は、例えば、プラチナといった貴金属を含んでいるが、他のタイプの導電性材料を用いてもよい。
一実施形態では、導電層を堆積させる前に、障壁層を形成する。この障壁層は、例えばイリジウムを含んでいるが、酸素の拡散を抑制できる他の材料(例えば、IrO)を用いてもよい。また、障壁層とILDとの間の粘着を促進するために、障壁層の下に粘着層を設けてもよい。この粘着層は、一実施形態ではTiを含んでいるが、粘着層となるものであれば他のタイプの粘着促進材料を用いてもよい。障壁および粘着層を形成するために、例えばスパッタリングといった様々な技術が用いられる。
また、ポリシリコンを含んだプラグを用いるためには、キャパシタ層を形成する前に、金属ケイ素化合物層をILD上に形成する。この金属ケイ素化合物は、例えばチタンまたはコバルトを含んだものであるが、他の金属ケイ素化合物を用いてもよい。また、金属ケイ素化合物は、例えば従来の技術によって形成される。
図8では、導電層をパターン形成することにより、下端キャパシタ電極641を形成している。導電層のパターン形成は、例えば従来のマスクおよびエッチング技術を用いて行うことができる。下端キャパシタ電極を、それぞれ、下端キャパシタ電極プラグに接続する。一実施形態では、下端キャパシタ電極は、プラグの一側面に沿って、セルトランジスタのゲート上に伸びているが、他の配置を用いてもよい。また、キャパシタの上部部分となる各種層を基板上に堆積させることにより、ILDおよび下端キャパシタ電極が覆われる。一実施形態では、これら各種層は、強誘電体層および上端電極層を含んでいる。例えば、この強誘電体層がPZTを含んでおり。一方で、上端電極層がプラチナといった貴金属を含んでいる。他のタイプの強誘電体層および上端電極層を用いてもよい。これらの層をパターン形成することにより、キャパシタ640の上部部分を形成する。これらの層のパターン形成には、マスキングおよびエッチングといった従来の様々な技術を用いることができる。
基板の上に誘電体層823を堆積することにより、キャパシタを覆う。誘電性材料には、さまざまなタイプのものを用いてもよい。一実施形態では、誘電体層を堆積させる前に、キャパシタ上にカプセル化層を形成する。この層には、アルミナといった材料、または、水素の拡散を抑制できる他のタイプの材料を、用いてもよい。
図9では、下端電極に接触しているプラグ689と上端電極に接触しているプラグ674とが、それぞれ誘電体層の中に形成されている。一実施形態では、これらのプラグにはタングステンが含まれているが、アルミニウムといった他のタイプの導電性材料を用いてもよい。これらのプラグを、従来技術を用いて形成する。このような技術には、例えば誘電体層にビアを形成し、これらのビアに導電性材料を充填する工程が含まれている。また、余分な導電性材料を、CMPといった研磨加工を用いて除去する。
図10に示したように、プラグ689・674を形成した後、誘電体層823上に導電層を堆積させる。一実施形態では、導電層にはアルミニウムが含まれているが、Cuといった他のタイプの導電性材料を用いてもよい。次に、この導電層をパターン形成することにより、導体962を形成し、キャパシタの上端電極を、隣り合うキャパシタの下端電極にそれぞれ接続する。他の実施形態では、これらの導体を、ダマシン技術(damascene technique)を用いて形成する。このような技術には、例えば誘電体層823の上に1つの誘電体層を堆積させ、そこに溝(trenches)を形成し、溝に導電性材料を充填し、余分な導電性材料をCMPを用いて誘電体層の表面から除去することが含まれている。同様に、ビアおよび導体を、デュアルダマシン技術を用いて形成してもよい。
本発明を様々な実施形態に基づいて具体的に示し、記載してきたが、本発明の精神と範囲とに反することなく本発明に修正や変更を加えてもよいことは、当業者にとって自明である。したがって、本発明の範囲は上記の記述に基づいて決定されるものではなく、添付の請求項に示した範囲に基づいて決定されるべきである。
従来の強誘電体メモリーセルを示す図である。 従来のメモリー連鎖を示す図である。 従来のメモリー連鎖の断面図を示す図である。 従来の一連のメモリー構造の読み出し信号分布を示す図である。 奇数と偶数とのアドレス指定位置の非対称的ヒステリシス曲線を対称的にするための、本発明の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖の断面図を示す図である。 本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖を形成するためのプロセスを示す図である。 本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖を形成するためのプロセスを示す図である。 本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖を形成するためのプロセスを示す図である。 本発明の一実施形態に関するメモリー連鎖を形成するためのプロセスを示す図である。

Claims (19)

  1. x個(xは2以上の整数)のメモリーセル(605)を有するメモリー連鎖(602)を備え、
    上記各メモリーセルは、
    第1拡散領域、第2拡散領域、および、ゲートを有するトランジスタ(630)とキャパシタ(640)とを備え、
    上記キャパシタは、下端電極(641)、該下端電極上に形成された誘電体層、および、該誘電体層上に形成された上端電極(642)を有し、
    上記トランジスタの第1拡散領域は上記キャパシタの上記上端電極に接続され、トランジスタの第2拡散領域は上記キャパシタの上記下端電極に接続されていることを特徴とし、
    上記x個のメモリーセルは、k番目(kは1からx−1である)のセルの下端電極とk+1番目のメモリーセルの上端電極とを接続させることにより、相互接続し、
    上記メモリーセルが、そのキャパシタの誘電体層が誘電性材料を含んでいる強誘電体メモリーセルである、集積回路。
  2. x個(xは2以上の整数)のメモリーセル(605)を有するメモリー連鎖(602)を備え、
    上記各メモリーセルは、
    第1拡散領域、第2拡散領域、および、ゲートを有するトランジスタ(630)とキャパシタ(640)とを備え、
    上記キャパシタは、下端電極(641)、該下端電極上に形成された誘電体層、および、該誘電体層上に形成された上端電極(642)を有し、
    上記トランジスタの第1拡散領域は上記キャパシタの上記下端電極に接続され、トランジスタの第2拡散領域は上記キャパシタの上記上端電極に接続されていることを特徴とし、
    上記x個のメモリーセルは、k番目(kは1からx−1である)のセルの上端電極とk+1番目のメモリーセルの下端電極とを接続させることにより、相互接続し、
    上記メモリーセルが、そのキャパシタの誘電体層が誘電性材料を含んでいる強誘電体メモリーセルである、集積回路。
  3. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項1または2に記載の集積回路。
  4. 上記連鎖の第1端部がビット線に接続されており、連鎖の第2端部がプレート線に接続されている、請求項1または2に記載の集積回路。
  5. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項に記載の集積回路。
  6. 上記連鎖の第1端部がビット線に接続されている、請求項1または2に記載の集積回路。
  7. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項に記載の集積回路。
  8. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項1または2に記載の集積回路。
  9. 隣り合うメモリーセルのトランジスタが、共通拡散領域を共有している、請求項1または2に記載の集積回路。
  10. 上記メモリーセルのトランジスタがn−FETである、請求項に記載の集積回路。
  11. x個(xは2以上の整数)のメモリーセルを有するメモリー連鎖を備え、
    上記メモリー連鎖のメモリーセルは、
    第1拡散領域、第2拡散領域、および、ゲートを有するトランジスタと、第1電極と第2電極との間に誘電体層を有するキャパシタとを備え、
    上記第1拡散領域は、上記第1電極に接続され、上記第2拡散領域は、上記第2電極に接続され、
    上記x個のメモリーセルは、k番目(kは1からx−1である)のメモリーセルの第2電極とk+1番目のメモリーセルの第1電極とを接続させることにより、相互接続しており、
    読み取りの間、上記キャパシタのいずれにも同じ方向の電界が印加され、
    上記メモリーセルが、そのキャパシタの誘電体層が誘電性材料を含んでいる強誘電体メモリーセルである、集積回路。
  12. 複数の上記メモリー連鎖が相互接続してメモリーアレイを構成している、請求項11に記載の集積回路。
  13. 上記第1電極はキャパシタの上端電極であり、上記第2電極はキャパシタの下端電極である、請求項12に記載の集積回路。
  14. 上記メモリー連鎖の第1端部は、ビット線に接続されている、請求項11〜13のいずれか1項に記載の集積回路。
  15. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項14に記載の集積回路。
  16. 上記メモリー連鎖の第2端部は、プレート線に接続されている、請求項14に記載の集積回路。
  17. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項16に記載の集積回路。
  18. 隣り合うメモリーセルのトランジスタが、共通拡散領域を共有している、請求項14に記載の集積回路。
  19. xが2であり、yが1以上の整数である、請求項18に記載の集積回路。
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