JP4072500B2 - 空気圧タイヤのための自動車用車輪及びバルブ、タイヤ圧測定装置及び前記空気圧タイヤに前記装置を保持するスプリングを備える機構 - Google Patents

空気圧タイヤのための自動車用車輪及びバルブ、タイヤ圧測定装置及び前記空気圧タイヤに前記装置を保持するスプリングを備える機構 Download PDF

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Description

この発明は、請求項1のプリアンブルに記載の特徴をもつ機構及び請求項15のプリアンブルに記載の特徴をもつ車輪に関するものである。
空気圧タイヤを備えた自動車用車輪であって、タイヤ圧測定装置のケーシングがバルブの基部にしっかりねじ止めされているものは、EP0751017B1から知られている。空気がタイヤ内に圧入されるバルブの孔は、この目的のために螺条が設けられた孔になっており、タイヤ圧測定装置のケーシングには、長方形の孔があいており、この孔を介して中空のねじがバルブ孔のねじ溝にねじこまれる。このねじをしっかり締め付けて、前記ケーシングをバルブ基部に固定する。この目的のために、前記バルブは、金属で作られ、円頭状の形をもっていて、前記タイヤ測定装置のケーシングの補完的な円頭形状の凹部に嵌合する。前記ケーシングをリムのくぼみに支持させるために、前記ケーシングには、前記リムのくぼみで支持される二つの足が設けられている。形状が異なるリムであっても、該リムのくぼみに前記足が前記リムのくぼみに届くようにするため、長方形の孔によりバルブ孔の長さ方向軸に対して向きを異にしてバルブ基部にケーシングを固定できるようになっている。この構造は、タイヤ空気圧測定装置が一つで、同じケーシングであればリムの形状が異なる車輪にしっかり取り付けることができる。しかしながら、このタイヤ空気圧測定装置のケーシングを取り付けるには、バルブ基部におけるバルブ孔がねじ溝つき孔であって、前記ケーシングをバルブ基部にねじこめるようにするための孔つきの特別なねじを受けるようになっているバルブが必要になる欠点がある。このような孔があいた特別なねじは、高価なものである。さらに、ねじを長方形の孔にさしこみ、ねじまわしを使って、バルブ基部にねじこむために、タイヤ空気圧測定装置のケーシングには、深いインデントが設けられていなければならない。しかしながら、ケーシングにおける深いインデントは、ケーシングの内部空間を狭くし、ケーシングを二つに分けることになり、ケーシング内に電気部品や電子部品を自由に配置することができない。
請求項1のプリアンブルの特徴をもつ構成と、請求項20のプリアンブルの特徴をもつ車輪とは、DE196 26 145A1で知られている。この既知の車輪の場合、タイヤ圧測定装置のケーシングをバルブ基部にねじこむ代わりに、スプリングが用いられ、このスプリングの自由端部がケーシングに作用して、ケーシングをスプリングの自由端部と自動車のリムとの間にクランプし、一方でケーシングをリムの基部で支持し、他方でリムのくぼみ側壁に対し二つの支持ポイントで支持するようになっている。したがって、該スプリングは、ケーシングをリムのくぼみの基部とリムのくぼみの側壁の両者に押し当て、ケーシングを四方から抱くように、即ち、スプリングにより二方を、リムのくぼみにより一方を、そしてリムのくぼみの側壁で一方を抱くようになっている。この構成の欠点は、EP0 751 017 B1に記載の構成の場合と同じように、スプリングをバルブ基部に取り付ける場合に高価な孔があいた特別なねじを必要とする点である。さらに、ケーシングをリムに押し当て、これを固定するためには、形状が異なるリムのために形状が異なるスプリングを必要とする欠点がある。
そこで、この発明は、安価に、かつ、さらに自由な手段で、空気圧タイヤをもつ車輪のリムに、これらリムの形状が異なっても、タイヤ空気圧測定装置のケーシングを取り付ける方法を開発することを目的とするものである。
この目的は、請求項1に記載の特徴をもつ構成と、請求項20に記載の特徴をもつ車輪とにより達成される。この発明のさらなる利点をもつ発展した点は、従属請求項の主題である。
この発明による構成は、タイヤ空気圧測定装置を内蔵するケーシング、このケーシングに弾性的に作用するスプリング及び車輪に固定のスプリングホルダーによって、前記ケーシングが前記ホルダーに支持され、このために、前記スプリングとホルダーとの間にクランプされる構成になっていることで与えられる。DE196 26 145A1で知られる構成とは反対に、前記ホルダーは、スプリングを支持するのみならず、スプリングとの組合せで、付加的作用、即ち、タイヤ空気圧測定装置内装のケーシングを支持する機能を果たす。この点では、ケーシング、ホルダー及びスプリングが特別な態様で共働し、スプリングとホルダーとの間にケーシングをクランプする。これによって、前記構成は、DE196 26 145A1の主題と本質的に異なる。後者の場合、スプリングは、ケーシングをリム、即ち、リムのくぼみとリムのくぼみを区画するリムの側壁に押し当てるのみであるが、この発明によるスプリングは、ケーシングをスプリングホルダーに押し当てる。これによって、リムがどのようなタイプであっても、ケーシングを自由に取り付けることができ、これは、ケーシングをクランプしている係合ポイントがホルダーとスプリングにより決められ、使用されるリムの如何に拘らず、自由に関連付けられるからである。さらに、プレアッスブリーされたユニットは、前記ホルダー、ケーシング及びタイヤ圧測定装置から形成でき、次いで、これをユニットとして取り扱え、リムにユニットとして取り付けできる。
前記ホルダーは、空気圧タイヤを膨張させるバルブ基部である。この解決策は、くぼみ基部のリムにとり好都合であり、これらリムは、人を乗せる自動車において一般的なものであるからである。くぼみ基部のリムの場合、前記バルブは、リムのくぼみを形成する側壁における孔に着座し、その長さ方向軸が垂直線に対し角度をもって延びている。このような構成においては、空気圧タイヤに内蔵されるバルブ基部は、タイヤ圧測定装置のケーシングを特にしっかりと支持する。この発明による構成の場合、スプリングをバルブ基部に取り付けたとき、前記ケーシングは、バルブ基部とスプリングとの間にクランプされるもので、これは、EP 0751 017 B1による取り付け構成に必要な高価な特別なねじのようなものを必要とせずに行える。孔があいたねじが必要でなければ、前記のようなねじを取り付けるためのインデントをケーシングに設ける必要がない。その代わり、取り付け技術から生じる厳しい条件に配慮することなくケーシングを構成できる。
トラックの場合、通常、前記バルブをフラットなベースのリムのフラットなベースにおける孔に放射状に着座させる場合、空気圧タイヤの内部に位置されるベアルブ基部は、スプリングを保持し、空気圧タイヤのケーシングを支持するには、あまり適したものとは言えない。フラットなベースのリムの場合、別個のホルダーを使用することが好ましく、このホルダーは、リムくぼみを抱く締め付けストラップを用いてリムに固定する。締め付けストラップは、取り付け技術においては知られているものである。このような締め付けストラップを用いれば、このストラップ以外においてホルダー取り付けに必要とされるようなリムの変更及びリムでのはんだ付けなどは、余分なものとなる。前記ストラップは、プラスチックマテリアル又は金属からなる。好ましくは、金属の締め付けストラップが使用される。前記スプリングのホルダーは、金属板材からなる場合であれば、ポンチ操作、曲げ操作及びスタンピング操作により安く作れる。このようなホルダーは、リムくぼみに当接する第1の部分及びリムくぼみから突出する第2の部分を備えていることが好ましく、この第2の部分で前記ケーシングがクランプされた状態で支持される。リムくぼみから突き出る前記第2の部分の向きと輪郭は、くぼみ基部のリムに対するバルブ基部の向きと輪郭と一致しているか、類似しているようにされることが好ましい。かくして、タイヤ空気圧測定装置は、くぼみ基部のリムと同じケーシングによりフラットな基部のリムに確実に取り付けることができる。
特に安全な手段でフラットな基部のリムに前記ホルダーを固定するためには、リムくぼみに当接する第1の部分を前記締め付けストラップを通すダブルループに形成することが好ましい。
この発明のエッセンシャルな特徴は、前記ケーシングがハウジングに支持され、スプリングとホルダーとの間にクランプされる点である。しかしながら、この点は、前記ケーシングを前記リムで付加的に支持させる点を排除するものではない。実際に、前記ケーシングをより安定な位置にするためには、好ましいことでもある。したがって、前記スプリングは、ケーシングをリムくぼみに対し押したり、引き付けたりするように構成することが好ましい。スプリングで前記ケーシングをリムくぼみに押し当て、ケーシングの上位にあり、ヒルダーに位置して取り付けられ、スプリングが曲げられてケーシングがスプリングの下側に位置することでスプリングで付勢される。これと逆に、ケーシングがリムくぼみに引き付けられるとき、スプリングは、ケーシングの下位になり、付勢作用でリムくぼみに当接する。しかしながら、両方の場合、リムくぼみを区画するリム側壁でケーシングを支持しなくてよく、これは、ケーシングは、すでにホルダーに支持されているからである。
スプリングとホルダーとの間にクランプされて、ケーシングは、どのような状態でもスプリング作用で保持される。好ましくは、ホルダーとスプリングとの間は、スプリング作用のみならず、積極的に、即ち、ロック手段でも保持され、ケーシングは、そのホルダーから外れない。前記ケーシングには、ホルダーの一部を受ける凹部が設けられている。ホルダーは、特に円頭形状の凸状端部を有して特に具合良く着座する。この場合、前記ケーシングには、前記ホルダーの凸状端部に合う凹状の凹部が設けられていて、スプリングの凸状端部を受ける。これによって、ケーシングにおけるホルダーに対し積極的に弾性係合するばかりでなく、自動的にセンタリングして前記ケーシングが最もよい位置で固定できるように自動的になるようにできる。
スプリングは、リーフスプリングが好適である。リーフスプリングの形状は、特に簡単にケーシングの輪郭に合うようになっており、ケーシングを容易に抱くことができ、十分なスプリング力が発揮できる。
前記スプリングは、種々の手段でホルダーに保持される。該スプリングは、ねじ止めやそれ自体の接続によりホルダーに連結される。また、スプリングは、ホルダーに積極的に連結でき、この場合には、ホルダーに環状の溝を設け、スプリングに設けたフォークを介して係合される。この場合、フォークがホルダーにゆるく係合したとしても、スプリングがケーシングに取り付けられれば、スプリングにおけるスプリングのテンションにより前記フォークは、ホルダーの環状の溝にしっかり嵌りこむ。しかしながら、ケーシングを支持するホルダーの端部にねじをねじこみ、孔に設けられたスプリングの一端をねじとホルダーの端部との間にクランプするようにもできる。この目的に必要なねじは、従来技術で必要な孔つきのねじでなくてよく、安い普通のねじでよい。
積極的に係合する利点は、ケーシングとホルダーとの間においてのみならず、ケーシングとスプリングとの間においてもしかりである。したがって、前記スプリングには、あぶみ部を設けることが好ましく、特にリーフスプリングを受けるのに適している中央の受け手段、特に浅い溝を設けたケーシングを受ける。この簡単な構成で、ケーシングの動きを防ぎ、また、前記溝が浅いので、ケーシングの内部容積に影響を与えずに、傾きの動きを最低限に抑えるものであり、前記ケーシングは、浅い溝の形状が好ましい中央の受け手段にそって鏡対称になっている。
前記スプリングをよりよく保持するには、二つの相互に平行なあぶみ部が共通の接続要素で連結されたスプリングを使用し、該あぶみ部によりスプリングをホルダーに取り付けることができるようにする。この接続要素は、例えば、アイ又はフォーク状のものである。二つの平行なあぶみ部を取り付ける場合には、ケーシングに二つの平行な受け手段、例えば、二つの浅い溝を設けるもので、これらの溝は、例えば、バルブの長さ方向軸のようなホルダーの長さ方向軸を含むケーシングの中央面に対し対称になっているものである。自動車が動いているとき、車輪の回転により生じる傾斜運動は、この手段で最適にコントロールされる。
前記ケーシングをリムくぼみで支持させる場合、ケーシングの下側には、ケーシングの中央面の異なる面に二つの突起した足を設ける。これによって、ケーシングを安定した三点で支持するもので、二点でリムくぼみに支持させ、ケーシングがスプリングに位置するホルダーで第3の支持を行う。
バルブ基部をスプリングのホルダーとして、そして、ケーシングの支持体として使用する場合、前記ケーシングに空気流路を横切らせ、バルブと該流路とを連通させることが好ましい。しかしながら、空気流路の断面を大きくする必要がなく、ケーシングの内部スペースを狭くしなくてすむ。
この発明のいくつかの有利な実施の態様を添付の図面で略図的に示すもので、該図面においては、同一のもの又は互いに相当するものは、該図面において同一の符号をつけている。
図1から図7に示す機構は、ケーシング1、スプリング2及びスプリング2のホルダーとして機能するバルブ3を備えている。バルブ3は、シャフト4を備え、このシャフトは、内側からリム(しっかりした基部のリムの場合)の孔に挿入され、前記孔は、しっかりした基部のベースを区画するリムの側壁に設けられている。バルブ3は、バルブのカラー5が前記リムに当たるまで前記リムの孔に挿入され、ついで、図15から図18に示す取り付け手段を用いて外側から前記リムにねじこまれる。バルブ3が自動車の車輪に取り付けられた後、カラー5と丸くなった形状のバルブ基部6とが空気圧タイヤ内に位置することになる。カラー5とバルブ基部6の円頭部との間に環状の溝7が形成されており、この溝にリーフスプリングとなるスプリング2の一方の端部に形成されたフォーク部8が係合する。中央位置決め突部9がスプリング2の前記フォーク部の二つの足部の間に設けられていて、図示していない溝7の底部にある凹部に前記突部が係合することでフォーク部8が環状の溝7において所定の位置になるようになっている。
スプリング2は、何回も折り曲げられてほぼC形状を呈している。したがって、該スプリングは、ケーシングを上から跨ぐようになっている。この目的のため、ケーシング1の表面とバルブ3から離れた面には、浅い溝10が設けられている。溝10の形状とスプリング2の形状とが互いに合致していて、フォーク部8に連なるあぶみ部2aが溝10にしっかりと、そしてスプリング作用をもって嵌合する。
球形のバルブ基部6の座として、バルブ3に対面するケーシング1の側面には、バルブ基部6に対応して丸くなっている凹部11が設けられている。
前記機構を取り付けるには、まず最初にケーシング1の凹部11にバルブ基部62を当て合い、ついで、スプリング2のフォーク部8を環状の溝10に挿入し、スプリングの他方の端部12を浅い溝10に上からはめ込み、該端部の前端を浅い溝10に設けたスナップ嵌合縁13に嵌合させると、該前端は、スナップ嵌合縁13の後ろ側にまわりこみ、アンダーカットの状態になる。スプリング2の寸法は、ケーシング1の寸法に合致していて、スプリング2をスナップ嵌合させれば、該スプリングは、ケーシング外側面にそって弾性的に曲がる。これによって、スプリング2の端部12がバルブ基部6に対しケーシング1を押し当て、その結果ケーシング1は、前記バルブに支持される。かくて、ケーシング1、バルブ3及びスプリング2は、合体することになる。
リムのくぼみでケーシング1を支持するようにするために、ケーシングの下側には、二つの足14が付設されており、これら足は、ケーシング1の二つの横側側縁近くに位置していて、できる限りの間隔をおいて互いに離れている。バルブ基部6と共に、それらは、車輪の空気圧タイヤにおいてケーシング1を安定して三点支持するようになっている。この点に関しては、バルブ基部6の円頭面と凹部1との間の相互作用によって、ケーシング1が自動的に中央位置決めされ、最も安定した位置になる。
図3から図7に示すように前記機構を組み立てた後、この機構は、そのバルブ3のシャフト4を、挿入するために設けられたリムの孔へ挿入し、外側からねじ込むことで、車輪のリムに取り付けられる。そして、スプリング2に対するフォーク8の折り曲げにより保証されるものであるケーシング1の足14が絶えずリムのくぼみに押し付けられるスプリング2の構成により前記取り付け連結が確かなものになる。
バルブ3は、チャンネル16を含み、これは、該バルブの長さ方向軸15にそって該バルブを貫通し、端部がバルブ基部6の位置にある。タイヤを膨らますとき、バルブのチャンネル16を通る空気がケーシング1の内部を通れるようにするために、ケーシング1には、軸15に正合するフローチャンネル17が凹部11からケーシング1を横切って設けられている。反対側のフローチャンネル17の出口は、スプリング2により覆われている。このようになっていても空気が流れ出るようにするために、その位置に孔18が設けてある。また別に、スプリング2の形状を変えて、前記位置におけるスプリング2と溝10との間に空気が抜ける間隙を設けてもよい。
図1から図7に示した実施の態様とは異なる図8から図13に示す第2の実施の態様においては、相互に平行なあぶみ部2a,2bがスプリング2に設けられており、これらあぶみ部は、フォーク8でつながっている。したがって、ケーシング1の上面には、前記スプリングのあぶみ部2a,2bを受ける二つの相互に平行な溝10a,10bが設けられている。前記ケーシングの下面には、2本の足14の代わりに突き出た縁部19が設けられている。
図14から図18の第3の実施の態様は、スプリング2がケーシング1の上面ではなくて下面にそってケーシング1を抱くようになっている点で図1から図7に示した第1の実施の態様と相違している。したがって、ケーシング1の上面には、浅い溝がない。ケーシング1の下面にも溝がなく、スプリング2は、二つの足の間に延びている。スプリング2の前端の折り曲げられた部分は、凹部20にスナップ嵌合し、この凹部は、バルブ3から離れたケーシング1の面に形成されており、スプリング2の前端部12がほぼ遊び無しに嵌合し、ケーシング1が横にずれないようになっている。さらに、スプリング2の前端部12には、孔18が設けてあり、凹部1から凹部20へかけてケーシング1を貫通している流れチャンネルが前記孔の後ろにある。さらに、バルブ3をリムに取り付けるための接続部材21、シールリング22及び内面にねじ溝がきってあるブッシュ23が示され、さらに、ねじ溝つきキャップ24だバルブ3の外側端部が閉じられるようになっている。
図1から図18に示した実施の態様のものは、くぼみが深いリムに適しており、図19から図21に示す第4の実施の態様のものは、ベースがフラットなリムに適している。この場合、保持するものは、バルブにより構成されておらず、別個の金属板の部材25により構成されており、この部材は、リム27のベース26に接触する一つの部分28を有し、この部分に対し角度をもって曲げられている一つの部分29がベース26に対し斜めに突き出て、該部分29は、さらに凸の突部30を備え、この突部がケーシング1の対応する凹んだ凹部11に嵌まる。凸の突部30と凹んだ凹部11は、円頭形状が好ましい。突部30は、前記した実施の態様におけるバルブと同様の形状をしていて、スプリング2を嵌合できるもので、このスプリングは、第1の実施の態様と同様のものか、又は、第2又は第3の実施の態様と同様のものである。
リム27にホルダー25を取り付けるために、ホルダー25の部分28の形状を締め付けストラップ31を通すダブルループにする。締め付けストラップ31をついで前記リムのくぼみ26にしっかりと巻き付け、前記部分28をリムのくぼみ26にがっちりひきつけておく。
タイヤ圧測定装置のケーシング、スプリング及びバルブを備える構成の第1の実施の態様の等距離分解図。 角度を変えて見た図1の構成の等距離図。 組み立て後の図1の構成の等距離図。 図3の構成の立面図。 図3の構成の底面図。 図3の構成の異なる立面図。 図5のA−A線断面図。 タイヤ圧測定装置のケーシング、スプリング及びバルブを備える構成の第2の実施の態様の等距離分解図。 一部が組み立てられている図8の構成の等距離図。 完全に組み立てた後の図8の構成の等距離図。 図10の構成の平面図。 図10の構成の正面図。 図10の構成の立面図。 タイヤ圧測定装置のケーシング、スプリング及びバルブを備える構成の第3の実施の態様の等距離分解図。 バルブを組み立てて作り上げるための付加部品を持つ完全に組み立てられた状態における図14の等距離図。 図15の構成の他の等距離図。 図15の構成の平面図。 図15の構成の立面図。 タイヤ圧測定装置のケーシング、スプリング及び前記装置のホルダーを備え、前記ホルダーが締め付けストラップによりリムに固定されている構成の第4の実施の態様の立面図。 図19のA−A線断面図。
符号の説明
1 ケーシング
2 スプリング
3 あぶみ部
4 あぶみ部
5 バルブのためのホルダー
6 3のシャフト
7 3のカラー
8 バルブベース
9 センタリングのノーズ
10 溝
10a 溝
10b 溝
11 1の凹部
12 2の端部
13 1の縁側における嵌合部
14 1の足
15 3の長さ方向軸
16 3のチャンネル
17 1の流通チャンネル
18 孔
19 エッジ
20 1の凹部
21 嵌合部材
22 シーリングリング
23 ブッシュ
24 ねじキャップ
25 ホルダーとして使用されるシートメタル
26 27のベース
27 リム
28 26に当接する25の第1の部分
29 25の第2の曲げ部分
30 29の突部
31 締め付けストラップ

Claims (23)

  1. 空気圧タイヤのタイヤ圧力を測定する装置の構成であり、この構成は、
    空気圧タイヤの車輪に取り付けたとき、該空気圧タイヤの内側に位置するケーシング(1)に内蔵された装置、
    ケーシング(1)に弾性的に作用するスプリング(2)、及び
    前記車輪に固定されるホルダー(3,25)を備え、
    スプリング(2)とケーシング(1)とは、ケーシング(1)がホルダー(3,25)を支持し、スプリング(2)とホルダー(3,25)との間に挟まれるようになるよう、互いに適合し合う構造になっている構成。
  2. スプリング(2)は、ケーシング(1)をリムのくぼみ(26)に対し付加的に押すか、引きつけるかのいずれかになっている構造であることを特徴とする請求項1に定義の構成。
  3. ケーシング(1)は、スプリングに付勢されてホルダー(3,25)及びスプリング(2)の間にしっかり保持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に定義された構成。
  4. ケーシング(1)には、ホルダー(3,25)の部分(6,30)を受ける凹部(11)が設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に定義された構成。
  5. ホルダー(3,25)は、特に円頭形状の凸状端部をもつことを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  6. ケーシング(1)には、ホルダー(3,25)の前記凸状端部に合致する凹部(11)が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に定義された構成。
  7. スプリング(2)は、リーフスプリングであることを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  8. 環状の溝(7)がホルダー(3,25)に設けられ、スプリング(2)に前記溝にはまるフォーク(8)が設けられていることを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  9. ねじがケーシングを保持するホルダーの前記端部にねじこまれ、前記スプリングの一方の端部には、フォーク又は孔が設けられ、前記スプリングの前記端部は、前記ねじの頭部とホルダーの前記端部との間に挟持されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずいれかに定義された構成。
  10. スプリング(2)は、あぶみ部(2a)を備え、このあぶみ部は、特に浅い溝の形状で、ケーシングの中央に設けられた受け手段(10)においてケーシング(1)で受けられていることを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  11. ケーシング(1)は、中央の受け手段(10)にそい鏡対称になっていることを特徴とする請求項10に定義された構成。
  12. スプリング(2)は、二つの相互に平行なあぶみ部(2a,2b)を備え、これらは、ホルダー(3,25)に取り付けられる共通の連結要素(8)により連結されていて、ケーシング(1)には、前記二つのあぶみ部(2a,2b)を受ける特に浅い溝の二つの平行な受け手段(10a,10b)が設けてあることを特徴とする請求項1から請求項9のいずいれかに定義された構成。
  13. 前記受け手段(10a,10b)がケーシング(1)のセンター面に対し対称であり、このセンター面は、前記ホルダー(3)の長さ方向軸(15)を含んでいることを特徴とする請求項12に定義された構成。
  14. 前記ケーシング(1)の一方の側面(下面)には、この下面から突出する二つの足(14)が設けてあり、これらは、ケーシング(1)のセンター面の異なる側に位置し、該センター面は、ホルダー(3)の長さ方向軸(15)を含んでいることを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  15. ホルダー(3)は、バルブ基部(6)をもつバルブにより構成され、該基部は、前記バルブが車輪に取り付けられたとき空気圧タイヤの内側に位置することを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  16. ケーシング(1)には、空気流通チャンネル(17)が横切り、該チャンネルに対し開口しているバルブ(3)を有することを特徴とする前記請求項のいずいれかに定義された構成。
  17. ホルダー(25)は、リムのくぼみ(26)に取り付けられる締め付けストラップ(31)により、リム(27)に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項14のいずいれかに定義された構成。
  18. ホルダー(25)は、リムのくぼみ(26)に当接する第1の部分(29)と、リムのくぼみ(26)から突出している第2の部分(29)とを有し、ケーシング(1)は、前記第2の部分にクランプされていることを特徴とする請求項17に定義された構成。
  19. ループがホルダー(25)に形成されていて、このループに締め付けストラップ(31)が通されることを特徴とする請求項17に定義された構成。
  20. 以下の構成を有する空気圧タイヤをもつ自動車用車輪:
    リム(27)に形成されていて、その基部がリム(27)の回転軸に対し角度をもつ側壁により区画されているくぼみ(26)、
    空気圧タイヤのタイヤ圧力を測定する装置で、ケーシング(1)に内蔵されている装置及び
    スプリング(2)のホルダー(3,25)であり、車輪に取り付けられ、前記スプリングは、ケーシング(1)に作用し、これによって、ケーシング(1)がリムのくぼみ(26)のベースに支持される前記ホルダー、
    そして、スプリング(2)とケーシング(1)とが互いに適合し合って、ケーシング(1)をホルダー(3,25)に支持させ、スプリング(2)とホルダー(3,25)との間でクランプすることを特徴とするもの。
  21. 請求項1から請求項19のいずれかによる構成が設けられた請求項20に定義の車輪。
  22. ケーシング(1)には、リムのくぼみ(26)に支持される二つの足(14)が設けられていることを特徴とする請求項22に定義された構成。
  23. ケーシング(1)にはリムのくぼみ(26)のベースに支持される二つの足(14)が設けられていることを特徴とする請求項22に定義の車輪。
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