JP4070962B2 - 吐出容器 - Google Patents
吐出容器Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器、とくにバージン保持機構を具えたクリーム状液吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器の口部に吐出ノズルを具えたポンプを取着し、胴部内に上昇可能な摺動板を装着し、吐出ノズルの押し下げ操作に応じてクリーム状内容物を吐出するようにした吐出容器は、従来より周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
容器の口部に吐出ノズルを具えたポンプを取着し、胴部内に上昇可能な摺動板を装着し、吐出ノズルの押し下げ操作に応じてクリーム状内容物を吐出するようにした吐出容器は、従来より周知である。
従来の吐出容器は、吐出ノズルを上方から押さえる毎に、一定量のクリーム状液を吐出できるが、包装を開いてオーバーキャップを取り外した時に、誤ってノズルを押すと、クリーム状液が不用意に吐出されるというおそれがあった。
また、使用場所でもない所でいたずらに吐出ノズルを押すと、内容液が吐出され、周囲にまき散らされるという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記の事情を考慮し、吐出容器を使用する場所において、使用開始まで、不用意に吐出ノズルを押し下げても内容液が吐出されないようにすることを課題とし、バージン性の保持機構を具えた吐出容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、吐出容器として、容器口部に、底板に吸込孔を設けたポンプを取着し、胴部に上昇可能な摺動板を設けた吐出容器において、容器の底部に、胴部の摺動板に係合する支持筒と、該支持筒に連設され周縁に取り外し可能なリングを立設した底板とからなるバージン保持機構を連設し、
リングを取り外して底板を押し上げ、摺動板を上昇させることによって内容物の上面をポンプの底面より上昇させるようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明吐出容器について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bは容器底部に装着されたバージン保持機構、Cは容器口部に取着されたキャップ、Dはポンプ、Eはポンプに取着された吐出ノズルであり、容器Aには、クリーム状の内容物が充填される。
【0007】
容器Aは、口部1と肩部2、胴部3と底部4とを具えており、口部1の外周には、ねじ5が螺設されている。
胴部3は、断面円形であり、下端部は縮径されて縮径部6が形成され、中間に膨出環7が設けられている。
胴部3の内周には、周縁を弾性スカート板8とし、中央部に凹部9を設けた摺動板10が装着されている。
【0008】
底部4には、胴部3の縮径部6外周に嵌合する外筒11と底板12、内筒13とからなる底蓋14が嵌着されている。
外筒11の内周には、膨出環7に係合する膨出環15が設けられ、内筒13の上端は内方に傾斜しており、バージン保持機構Bの支持部13aとなっている。
【0009】
バージン保持機構Bは、支持筒16と、その下端に連設され中央部に空気孔17を穿孔した底板18と、該底板18の周縁に、等間隔をおいて配設された切断可能な連結片19を介して支持されたリング20とからなっている。
支持筒16の上端外周には、係止環21が設けられており、係止環21よりリング20の高さに等しい間隔を置いて、膨出環22が突設されている。
リング20の一部には、切断部23が設けられ、一方の端部は、摘み24となっている。
【0010】
キャップCは、側周壁25と上壁26とを具えており、側周壁25の内周には、ねじ27が螺設されており、上壁26には、吐出ノズルEのための案内筒28が立設されている。
【0011】
ポンプDは、有底のシリンダー30とステム31を連接したピストン32とを具えている。
シリンダー30の上端には、取付フランジ33が設けられ、下端の底板34には、吸込孔35が穿孔され、底板34上面には吸込孔35を開閉する吸込弁36が装着されている。
ピストン32には、吐出孔37が穿孔され、該吐出孔37を開閉するボール弁38が装着されている。
【0012】
吐出ノズルEは、ノズル40を穿設したノズルヘッド41と、ノズルヘッド41に垂設された外筒42、およびステム31に嵌合される取付筒43とを具えている。
外筒42は、キャップCの案内筒28に摺動自在として嵌挿されており、外筒42の内側には、ノズルヘッド41を上方に付勢するばね44が弾装されている。
【0013】
次に、本吐出容器の使用態様と作用効果について説明する。
容器Aには、図2に示すように、クリーム状の内容物aが一定量収納され、容器口部1に、ポンプDと吐出ノズルEを組込んだキャップCを取着することによって、吐出容器が組み立てられる。
その際、内容物aとポンプDの底板34との間には、空間が設けられており、ノズルヘッド41を上下動させても、空気を吸い込み吐出するだけで、内容物aは吐出されない。
【0014】
使用開始時に、バージン保持機構Bの摘み24を摘んでリング20を外方に引き廻していくと、連結片19が順次切断され、リング20を底板18から取り外すことができ、バージン保持機構Bが無効になる。
【0015】
次いで、底板18を押上げると、支持筒16が摺動板10を押上げ、内容物aが上昇する。
図3に示すように、底板18が、底板12に接する位置まで押上げられると、支持筒16の膨出環22が内筒13の支持部13aに係止され、内容物aの上面は、ポンプDの底板34より上昇し、吸込孔35は内容物a内に位置するようになる。
【0016】
その後に、吐出ノズルEのノズルヘッド41を押下げ操作すると、内容物aがノズル40から吐出され、それに応じて摺動板10が上昇し、空気孔17より大気が導入され、内容物aの上面は、常に一定位置に保たれる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
容器内に上昇可能な摺動板を装着した吐出容器において、容器底部に、取り外し可能なリングを具えたバージン保持機構を装着しているから、リングを取り外し底板を押し上げない限り内容物は吐出されない。
したがって不用意な吐出ノズルの押下げに対して、内容物の吐出を防ぐことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吐出容器の一部断面正面図である。
【図2】吐出容器の使用前の説明図である。
【図3】バージン保持機構を無効とした使用開始時の吐出容器の説明図である。
【符号の説明】
A 容器
B バージン保持機構
C キャップ
D ポンプ
E 吐出ノズル
1 口部
3 胴部
4 底部
8 弾性スカート板
10 摺動板
13 内筒
14 底蓋
16 支持筒
18 底板
19 連結片
20 リング
23 切断部
24 摘み
28 案内筒
30 シリンダー
32 ビストン
34 底板
35 吸込孔
36 吸込弁
40 ノズル
41 ノズルヘッド
Claims (1)
- 容器口部に、底板に吸込孔を設けたポンプを取着し、胴部に上昇可能な摺動板を設けた吐出容器において、
容器の底部に、胴部の摺動板に係合する支持筒と、該支持筒に連設され周縁に取り外し可能なリングを立設した底板とからなるバージン保持機構を連設し、
リングを取り外して底板を押し上げ、摺動板を上昇させることによって内容物の上面をポンプの底面より上昇させるようにしたことを特徴とする吐出容器。
Priority Applications (1)
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JP2001130441A JP4070962B2 (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001130441A JP4070962B2 (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 吐出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP4070962B2 true JP4070962B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001130441A Expired - Fee Related JP4070962B2 (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | 吐出容器 |
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Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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2001
- 2001-04-26 JP JP2001130441A patent/JP4070962B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002326687A (ja) | 2002-11-12 |
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