JP4069752B2 - 表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に係わり、特に、頭部に装着されて使用される表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、頭部に装着されて使用される表示装置として、例えば、特開平8−305298号公報に開示されるものが知られている。
この公報に開示される表示装置では、表示部を保持する保持部が、所謂ヘアバンド形状をしており、額に保持部を装着することにより、表示部が眼前に保持される。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−305298号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の表示装置では、頭部への装着時に、表示部を保持する保持部が、額に沿って横に位置されるため、比較的邪魔であるという問題があった。
【0005】
また、特に女性では、保持部に化粧等が付着するという問題があった。
そして、頭部への装着時に、表示部を使用しない時にも、保持部から表示部が大きく突出するため、装着者にとって邪魔であり、また、見栄えが悪いという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決したもので、表示部の非使用時に装着者にとって比較的邪魔にならず、かつ、見栄えの良い表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明の表示装置は、装着者に画像を表示するための表示手段と、前記装着者の頭部を挟持する挟持手段と、前記挟持手段の少なくとも一端に設けられ、前記装着者の耳の近傍において当接する当接手段と、前記表示手段を支持し、前記挟持手段と略同一の曲率を有する支持手段と、を備え、前記表示手段は、前記支持手段と前記挟持手段とが相対的にスライドすることで、装着時に前記装着者の眼前の位置である使用時位置と前記装着者の耳の近傍位置である非使用時位置との間で移動可能とされ、前記表示手段が前記非使用時位置にあるときには、前記支持手段及び前記表示手段が前記挟持手段の内部に収納されるとともに、前記表示手段の表示面が前記挟持手段によって被覆されることを特徴とする。
【0007】
第2の発明の表示装置は、装着者に画像を表示するための表示手段と、前記装着者の頭部を挟持する挟持手段と、前記挟持手段の少なくとも一端に設けられ、前記装着者の耳の近傍において当接する当接手段と、前記表示手段を支持し、前記挟持手段と略同一の曲率を有する支持手段と、を備え、前記表示手段は、前記支持手段と前記挟持手段とが相対的にスライドすることで、装着時に前記装着者の眼前の位置である使用時位置と前記装着者の耳の近傍位置である非使用時位置との間で移動可能とされ、前記表示手段が前記非使用時位置にあるときには、該表示手段が前記当接手段に設けられた凹部に収納されるとともに、前記表示手段の表示面が前記当接手段によって被覆されることを特徴とする。
【0008】
第3の発明の表示装置は、装着者に画像を表示するための表示手段と、前記装着者の頭部を挟持する挟持手段と、前記挟持手段の少なくとも一端に設けられ、前記装着者の耳の近傍において当接する当接手段と、前記表示手段を支持し、前記挟持手段と略同一の曲率を有する支持手段と、を備え、前記表示手段は、前記支持手段と前記挟持手段とが相対的にスライドすることで、装着時に前記装着者の眼前の位置である使用時位置と前記装着者の耳の近傍位置である非使用時位置との間で移動可能とされ、前記表示手段が前記非使用時位置にあるときには、前記表示手段の表示面と前記当接手段の外側とが対向することで、前記表示手段の表示面が前記当接手段によって被覆されることを特徴とする。
【0009】
また、第4の発明は、第1〜3の発明のいずれかにおいて、前記表示手段の前記非使用時位置は、前記耳の側方であることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1〜3の発明のいずれかにおいて、前記表示手段の前記非使用時位置は、前記耳の側方であることを特徴とする。
また、第6の発明は、第1〜3の発明のいずれかにおいて、前記表示手段の前記非使用時位置は、前記耳の側方であることを特徴とする。
【0010】
また、第7の発明は、第1〜6の発明のいずれかにおいて、前記当接手段は、装着者に対して音声を出力するための音声出力手段を備えていることを特徴とする。
【0011】
また、第8の発明は、第1〜7の発明のいずれかにおいて、前記表示手段が前記非使用時位置にあることを検知して前記表示手段の電源又は映像をオフにする手段を備えていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の表示装置の第1の実施形態を示している。
この実施形態の表示装置は、装着者Mに画像を表示するための表示手段である表示部11を有している。
【0014】
この実施形態では、表示部11は、装着者Mの左目LIにのみ画像を表示する。
表示部11は、支持手段である支持部13を介して装着手段15に支持されている。
装着手段15は、頭部Hの前面、すなわち、顔Fにかからない位置に装着可能とされている。
【0015】
装着手段15は、2箇所の保持部である耳当て部17,19と、耳当て部17,19を連結する連結部21とを有している。
耳当て部17,19は、接続部23を介して連結部21に固定され、顔Fの両側となる耳部Yの位置に配置されている。
なお、ここで耳部Yとは、耳の外部の外側から見える部分をいう。
【0016】
また、連結部21は、顔Fと反対側の後頭部HBに位置されている。
連結部21は、後頭部HBに沿った曲線状に形成されている。
連結部21は、例えば、弾性を有する樹脂により形成されている。
【0017】
この実施形態では、耳当て部17,19には、音声出力手段であるスピーカ25が配置されている。
そして、図2および図3に示すように、支持部13は、表示部11を装着者Mの左目LIの眼前に配置する位置から、耳部Yの横に水平に移動できるようになっている。
【0018】
すなわち、この実施形態では、装着手段15の装着時に、表示部11は、装着者Mの眼前の位置である使用時位置と、装着者Mの耳部Yの横となる位置である非使用時位置とに移動可能となっている。
支持部13は、頭部側方の輪郭に沿った曲線状に形成されている。
支持部13は、例えば、弾性を有する樹脂により形成されている。
【0019】
そして、支持部13は、側頭部に沿って移動可能となっている。
この実施形態では、支持部13は、装着手段15の連結部21に収容可能とされ、連結部21に沿って移動可能となっている。
すなわち、この実施形態では、図4に示すように、連結部21にはその長手方向に沿って断面矩形状の穴部21aが形成されている。
【0020】
そして、この穴部21aには、断面矩形状の支持部13が挿入され、支持部13は穴部21aに沿って移動可能となっている。
図5は、表示部11の詳細を示しており、本体部27内には、画像を表示する液晶パネル29と、液晶パネル29の画像を拡大して装着者Mの左目LIに表示するためのレンズ31,33が配置されている。
【0021】
上述した表示装置は、図1に示したように、装着手段15の連結部21が、装着者Mの後頭部HB側になるようにして、2箇所の耳当て部17,19を耳部Yに当てることにより、装着者Mの頭部Hに装着される。
【0022】
そして、この状態では、連結部21の弾性により、2箇所の耳当て部17,19は耳部Yを軽く押圧し、表示装置が、装着者Mの頭部Hに確実に装着される。
そして、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図1に示すように、支持部13が、装着手段15の連結部21から引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
【0023】
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図2および図3に示すように、支持部13が装着手段15の連結部21に収納され、表示部11が、耳当て部17の外側で耳部Yの横となる非使用時位置に配置される。
上述した表示装置では、表示部11を、装着者Mの眼前の位置である使用時位置と、装着者Mの耳部Yの横となる位置である非使用時位置とに移動可能にしたので、表示部11の非使用時に装着者Mにとって比較的邪魔にならず、かつ、見栄えの良い表示装置を提供することができる。
【0024】
すなわち、上述した表示装置では、頭部Hへの装着時に、表示部11を使用しない時には、表示部11が耳部Yの横の非使用時位置に配置され、表示部11が装着者Mの視界から外れるため、装着者Mにとって表示部11が邪魔になることを解消することができる。
また、表示部11を使用しない時には、表示部11が耳部Yの横の非使用時位置に配置されるが、この部分は、耳部Yが突出している場所であり、この部分に表示部11を配置することにより見栄えの悪さを低減することができる。
【0025】
さらに、上述した表示装置では、頭部Hへの装着時に、装着手段15が顔Fの前面にかからない位置で装着されるため、装着手段15が邪魔になることを低減することができる。
また、特に女性では、装着手段15に化粧等が付着することを無くすことができる。
【0026】
さらに、上述した表示装置では、支持部13を、連結部21に収容されるようにしたので、表示部11を使用しない時に、支持部13を連結部21にコンパクトに収容することができる。
そして、表示部11の表示面をカバーすることができ表示面の傷付きも防止できる。
【0027】
また、上述した表示装置では、両耳部Yに耳当て部17,19を配置したので、装着手段15を頭部Hに確実に保持することができる。
そして、上述した表示装置では、耳当て部17,19に、スピーカ25を併設したので、画像の認識とともに音声の認識を行うことができる。
(第2の実施形態)
図6および図7は、本発明の表示装置の第2の実施形態を示している。
【0028】
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、装着者Mの左側の耳当て部17が、右側の耳当て部19より厚くなっている。
そして、装着者Mの左側の耳当て部17に凹部17aが形成されている。
【0029】
この凹部17aは、前後方向に切り欠かれ、凹部17a内に表示部11が係合可能とされている。
また、連結部21内に挿入される支持部13の後端には、図7に示すように、スイッチ部材35が設置されている。
このスイッチ部材35は、支持部13の後端から後方に向けて付勢されており、押圧されると表示部11の電源をオフにし、押圧されていない時には、表示部11の電源をオンに維持する。
【0030】
すなわち、連結部21内に支持部13を完全に挿入すると、スイッチ部材35が連結部21の奥(壁)面に押圧され、表示部11の電源がオフになる。
この実施形態の表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図6および図7に二点鎖線で示すように、支持部13が連結部21から引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
【0031】
そして、支持部13が連結部21から引き出されると、スイッチ部材35がオンされ、表示部11の電源がオンになる。
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図6および図7に実線で示すように、支持部13が連結部21に収納され、表示部11が、耳当て部17の凹部17aに係合される。
【0032】
そして、この非使用時位置では、支持部13が連結部21に完全に挿入され、スイッチ部材35が連結部21の奥面に押圧され、表示部11の電源がオフになる。
この第2の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
【0033】
そして、この実施形態では、表示部11を使用しない時には、表示部11が耳当て部17の凹部17a内に係合するため、見栄えをより向上することができる。
また、スイッチ部材35により、表示部11が非使用時位置にあることを検出して表示部11の電源をオフにするようにしたので、表示部11の電源のオン,オフを自動的に行うことができる。
【0034】
なお、この実施形態では、スイッチ部材35の押圧により表示部11の電源をオフにした例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、スイッチ部材35の押圧により表示部11の映像のみをオフにしても良い。
(第3の実施形態)
図8および図9は、本発明の表示装置の第3の実施形態を示している。
【0035】
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、連結部21の装着者Mの左側端となる位置に、凹部21bが一体形成されている。
この凹部21bは、前方に向けて開口され、凹部21b内に表示部11が係合可能とされている。
【0036】
また、表示部11の後端には、スイッチ部材37が設置されている。
このスイッチ部材37は、収納される方向に向けて付勢されており、押圧により表示部11の電源をオフにし、押圧されていない時には、表示部11の電源をオンに維持する。
すなわち、連結部21の凹部21b内に表示部11を完全に挿入すると、スイッチ部材37が凹部21bの奥(壁)面に押圧され、表示部11の電源がオフにされる。
【0037】
この実施形態の表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図8および図9に二点鎖線で示すように、支持部13が連結部21から引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
そして、表示部11が連結部21の凹部21bから引き出されると、スイッチ部材37がオンになり、表示部11の電源がオンになる。
【0038】
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図8および図9に実線で示すように、支持部13が連結部21に収納され、表示部11が、連結部21の凹部21bと係合する。
そして、この非使用時位置では、表示部11が凹部21bに完全に挿入され、スイッチ部材37が凹部21bの奥面に押圧され、表示部11の電源がオフになる。
【0039】
この第3の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
そして、この実施形態では、表示部11を使用しない時には、表示部11が連結部21の凹部21b内に係合されるため、見栄えをより向上することができる。
また、スイッチ部材37により、表示部11が非使用時位置にあることを検出して表示部11の電源をオフにするようにしたので、表示部11の電源のオン,オフを自動的に行うことができる。
【0040】
なお、この実施形態では、スイッチ部材37の押圧により表示部11の電源をオフにした例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、スイッチ部材37の押圧により表示部11の映像のみをオフにしても良い。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の表示装置の第4の実施形態を示している。
【0041】
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、表示部11の非使用時位置は、耳部Yの上側近傍である。
すなわち、この実施形態では、耳当て部17の上側に連結部21が配置され、支持部13を連結部21に挿入することにより、表示部11は耳当て部17の上側に位置する。
【0042】
この実施形態の表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図10に二点鎖線で示すように、支持部13が連結部21から引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
【0043】
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図10に実線で示すように、支持部13が連結部21に収納され、表示部11が、耳部Yの上の非使用時位置に配置される。
この第4の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
【0044】
そして、この実施形態では、眼鏡のテンプルの直線部分に沿った軌跡で支持部13の出し入れが行われるため、眼鏡の装着者Mにとって眼鏡との一体感を得ることができる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の表示装置の第5の実施形態を示している。
【0045】
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、表示部11の非使用時位置は、耳部Yの後側近傍である。
すなわち、この実施形態では、耳当て部17の後側に連結部21が配置され、支持部13を連結部21に挿入することにより、表示部11は耳当て部17の後側に位置する。
【0046】
この実施形態の表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図11に二点鎖線で示すように、支持部13が連結部21から引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図11に実線で示すように、支持部13が連結部21に収納され、表示部11が、耳部Yの後の非使用時位置に配置される。
【0047】
この第5の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
そして、この実施形態では、表示部11を使用しない時には耳部Yの後側に表示部11が位置する。その結果、表示部11が頭部Hの側方に大きく突出することがなくなり、電車等の混雑時に他人に迷惑をかけるおそれ、あるいは、他人が表示部11に接触するおそれを低減することができる。
【0048】
(第6の実施形態)
図12は、本発明の表示装置の第6の実施形態を示している。
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、支持部13Aの表示部11と反対側の端部が、装着手段15Aの連結部21Aの端部に、回転可能に連結されている。
【0049】
すなわち、支持部13Aの表示部11と反対側の端部が、装着手段15Aの連結部21Aの端部に、ピン部材39を介して、回転可能に連結されている。
そして、表示部11の非使用時位置は、後頭部HBの位置となっている。
また、この非使用時位置において、表示部11の表示面11aは、連結部21Aと対面する。
【0050】
この表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、支持部13Aを、指により回転させ前方に向ける。すると図12に二点鎖線で示すように、表示部11の表示面11aが、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
一方、表示部11を見ない非使用時には、指により表示部11を回転する。すると図12に実線で示すように、支持部13Aが後方に向けて回転し、表示部11が、連結部21Aの後方に配置される。
【0051】
この第6の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
そして、この実施形態では、表示部11の非使用時に、後頭部HBの近傍位置に表示部11を配置するため、表示部11が頭部Hから側方に大きく突出することがなくなり、電車等の混雑時に他人に迷惑をかけるおそれ、あるいは、他人が表示部11に接触するおそれを低減することができる。
【0052】
また、表示部11の表示面11aが、連結部21の近傍に対向して位置するため、表示面11aが損傷することを有効に防止することができる。
なお、この実施形態では、表示部11の非使用時位置を、後頭部HBの位置とした例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、後頭部HBの下方近傍の位置にしても良い。
【0053】
(第7の実施形態)
図13は、本発明の表示装置の第7の実施形態を示している。
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、支持部13Bの表示部11と反対側の端部が、装着手段15Bの連結部21Bの端部に、回転可能に連結されている。
【0054】
すなわち、支持部13Bの表示部11と反対側の端部が、装着手段15Bの連結部21Bの端部に、ピン部材41を介して、回転可能に連結されている。
そして、表示部11の非使用時位置は、後頭部HBの位置となっている。
また、この非使用時位置において、表示部11は連結部21Bに係合する。
すなわち、連結部21Bには、表示部11が係合される係合部21dが形成されている。
【0055】
そして、この係合部21dは、表示部11の表示面11aが対向するように表示部11と係合する。
この表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、支持部13Bを、指により前方に向けて回転する。すると図13に二点鎖線で示すように、表示部11の表示面11aが、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
【0056】
一方、表示部11を見ない非使用時には、指により表示部11を回転する。すると図13に実線で示すように、支持部13Bが後方に向けて回転し、表示部11が、連結部21Bの係合部21dに係合する。
この第7の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
【0057】
そして、この実施形態では、表示部11の非使用時に、後頭部HBの近傍位置に表示部11が位置するため、表示部11が頭部Hの側方に大きく突出することがなくなり、電車等の混雑時に他人に迷惑をかけるおそれ、あるいは、他人が表示部11に接触するおそれを低減することができる。
また、表示部11の表示面11aが、連結部21Bの係合部21dに対向して係合するため、表示面11aを損傷することを確実に防止することができる。
【0058】
(第8の実施形態)
図14は、本発明の表示装置の第8の実施形態を示している。
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、表示部11の非使用時位置が、装着者Mの眼前の位置である使用時位置と、耳部Yとの間の位置となっている。
【0059】
この実施形態の表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図14に二点鎖線で示すように、支持部13Cが連結部21Cから引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図14に実線で示すように、支持部13Cの一部が連結部21Cに収納され、表示部11が、使用時位置と耳部Yとの間の位置の非使用時位置に配置される。
【0060】
この実施形態では、表示部11の非使用時位置を、装着者Mの眼前の位置である使用時位置と、耳部Yとの間としたので、表示部11の移動距離を短くすることが可能になり、非使用時と使用時の切り換え時間を短縮することができる。
(第9の実施形態)
図15は、本発明の表示装置の第9の実施形態を示している。
【0061】
この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の表示装置では、装着手段15Dの連結部21Dの長さが短く、連結部21Dの耳当て部17と反対側の端部に、保持部19Aが配置されている。
そして、この保持部19Aは、後頭部HBの右側の耳部Y側に寄った位置に当接するように配置されている。
【0062】
この表示装置では、装着者Mが、表示部11の画像を見る場合には、指により表示部11を引き出す。すると図15に二点差線で示すように、支持部13が装着手段15Dの連結部21Dから引き出され、表示部11が、左目LIの前方の使用時位置に配置される。
一方、表示部11を見ない時には、指により表示部11を後方に押す。すると図15に実線で示すように、支持部13が装着手段15Dの連結部21Dに収納され、表示部11が、耳当て部17の横の非使用時位置に配置される。
【0063】
この第9の実施形態においても第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の表示装置では、表示部を、装着者の眼前の位置である使用時位置と、装着者の耳部の近傍等となる位置である非使用時位置とに移動可能にしたので、表示部の非使用時に装着者にとって比較的邪魔にならず、かつ、見栄えの良い表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の第1の実施形態において表示部を使用時位置に配置させた状態を示す斜視図である。
【図2】図1の表示装置において表示部を非使用時位置に配置させた状態を示す斜視図である。
【図3】図1の表示装置において表示部を非使用時位置に配置させた状態を示す側面図である。
【図4】図1の連結部に収容される支持部を示す断面図である。
【図5】図1の表示部を示す断面図である。
【図6】本発明の表示装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の表示装置の第2の実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明の表示装置の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の表示装置の第3の実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明の表示装置の第4の実施形態を示す側面図である。
【図11】本発明の表示装置の第5の実施形態を示す側面図である。
【図12】本発明の表示装置の第6の実施形態を示す斜視図である。
【図13】本発明の表示装置の第7の実施形態を示す斜視図である。
【図14】本発明の表示装置の第8の実施形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の表示装置の第9の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 表示部
13 支持部
15 装着手段
17 耳当て部
19 耳当て部
21 連結部
25 スピーカ
M 装着者
F 顔
H 頭部
HB 後頭部
Y 耳部
LI 左目

Claims (8)

  1. 装着者に画像を表示するための表示手段と、
    前記装着者の頭部を挟持する挟持手段と、
    前記挟持手段の少なくとも一端に設けられ、前記装着者の耳の近傍において当接する当接手段と、
    前記表示手段を支持し、前記挟持手段と略同一の曲率を有する支持手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記支持手段と前記挟持手段とが相対的にスライドすることで、装着時に前記装着者の眼前の位置である使用時位置と前記装着者の耳の近傍位置である非使用時位置との間で移動可能とされ、
    前記表示手段が前記非使用時位置にあるときには、前記支持手段及び前記表示手段が前記挟持手段の内部に収納されるとともに、前記表示手段の表示面が前記挟持手段によって被覆されることを特徴とする表示装置。
  2. 装着者に画像を表示するための表示手段と、
    前記装着者の頭部を挟持する挟持手段と、
    前記挟持手段の少なくとも一端に設けられ、前記装着者の耳の近傍において当接する当接手段と、
    前記表示手段を支持し、前記挟持手段と略同一の曲率を有する支持手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記支持手段と前記挟持手段とが相対的にスライドすることで、装着時に前記装着者の眼前の位置である使用時位置と前記装着者の耳の近傍位置である非使用時位置との間で移動可能とされ、
    前記表示手段が前記非使用時位置にあるときには、該表示手段が前記当接手段に設けられた凹部に収納されるとともに、前記表示手段の表示面が前記当接手段によって被覆されることを特徴とする表示装置。
  3. 装着者に画像を表示するための表示手段と、
    前記装着者の頭部を挟持する挟持手段と、
    前記挟持手段の少なくとも一端に設けられ、前記装着者の耳の近傍において当接する当接手段と、
    前記表示手段を支持し、前記挟持手段と略同一の曲率を有する支持手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記支持手段と前記挟持手段とが相対的にスライドすることで、装着時に前記装着者の眼前の位置である使用時位置と前記装着者の耳の近傍位置である非使用時位置との間で移動可能とされ、
    前記表示手段が前記非使用時位置にあるときには、前記表示手段の表示面と前記当接手段の外側とが対向することで、前記表示手段の表示面が前記当接手段によって被覆されることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記表示手段の前記非使用時位置は、前記耳の側方であることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記表示手段の前記非使用時位置は、前記耳の側方であることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記表示手段の前記非使用時位置は、前記耳の側方であることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記当接手段は、装着者に対して音声を出力するための音声出力手段を備えていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置において、
    前記表示手段が前記非使用時位置にあることを検知して前記表示手段の電源又は映像をオフにする手段を備えていることを特徴とする表示装置。
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