JP4068590B2 - 電流電圧変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電流電圧変換回路に関するもので、特に、レーザ出力をある一定の値に安定させるレーザ出力自動制御システム(以下、APCシステム)などで使用される電流電圧変換回路に関する。
通常、WDM(Wavelength Division Multiplexing)などの光伝送やCD(Compact Disk)などの光ピックアップの分野においては、APCシステムを用いて、レーザ出力をある一定の値に安定させるようになっている。この種のAPCシステムでは、従来、レーザ出力の検出に、フォトダイオードとオペアンプと抵抗器とを備える電流電圧変換回路が広く使用されている。この電流電圧変換回路には、抵抗値の異なる複数の抵抗器の1つを選択することによって、フォトダイオードのばらつき(たとえば、システムに応じた受光感度のばらつき)を吸収できるようにしたものがある。ところが、この電流電圧変換回路の場合、フォトダイオードのばらつきが大きいほど抵抗器の数が増えるなど、集積化に不向きで、コストも増加しやすいという欠点があった。
また、電流電圧変換回路としては、フォトダイオードからの電流(光電流)を分流する分流器をさらに備え、この分流器によって光電流を回路の出力電圧範囲を満たす範囲の電流に調整した後に、オペアンプと抵抗器とで構成される電圧変換回路に供給する方式のものも提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記した公知例の場合、分流器がカレントミラー回路によって構成されている。そのため、抵抗器の数を減らすことはできるものの、分流後の電流が電源電圧の変動や温度の変化に弱いという問題があった。
特開平10−256841号公報
本発明は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、電流電圧変換時の電源電圧(変動)特性や温度(変化)特性を改善でき、電流電圧変換の精度を向上させることが可能な電流電圧変換回路を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、レーザからの光出力を受光し、前記光出力に応じた光電流を出力する受光素子と、前記受光素子からの光電流を分流する、レントミラー回路により構成された分流回路と、前記分流回路で分流された電流を電圧に変換する電圧変換回路とを具備した電流電圧変換回路であって、前記カレントミラー回路は、少なくとも、第1のトランジスタのベースもしくはゲートに第1のスイッチの一端が接続され、前記第1のスイッチの他端に第2のスイッチの一端および第2のトランジスタのベースもしくはゲートが接続され、前記第2のスイッチの他端に第3のトランジスタのベースもしくはゲートが接続され、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタを有する第1のトランジスタ対と、前記第3のトランジスタおよび前記第2のトランジスタを有する第2のトランジスタ対と、カレントミラー回路としての電流入力点に非反転入力端が接続され、その出力端に、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチと前記第2のトランジスタのベースもしくはゲートとの接続点が接続された第1のオペアンプと、を備え、前記受光素子は、その両端電圧が固定されていることを特徴とする電流電圧変換回路が提供される。
この発明によれば、フォトダイオードからの電流が回路の出力電圧範囲を越えてしまうような場合にも、電流電圧変換時の電源電圧(変動)特性や温度(変化)特性を改善でき、電流電圧変換の精度を向上させることが可能な電流電圧変換回路を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示すものである。ここでは、フォトダイオードからの電流(光電流)を分流するための分流回路をトランジスタとオペアンプとを用いて構成し、この分流回路によって、光電流を電流電圧変換に最適な電流に調整してから電圧に変換するように構成した場合について説明する。
図1に示すように、レーザから発せられるレーザ光出力を受光し、そのレーザ光出力に応じた電流(光電流)IPDを出力するフォトダイオード(受光素子)PDは、アノード側が接地されている。また、上記フォトダイオードPDのカソード側は、オペアンプ(第1のオペアンプ)OP1の非反転入力端(+)に接続されるとともに、PNPトランジスタ(第1,第3のバイポーラトランジスタ)P1,P2の各コレクタに接続されている。
上記PNPトランジスタP1,P2の各エミッタは、電源端子に接続されている。また、上記PNPトランジスタP1,P2の各ベースは、スイッチ(第1,第2のスイッチ)SW1,SW2をそれぞれ介して、上記オペアンプOP1の出力端およびPNPトランジスタ(第2のバイポーラトランジスタ)Paのベースに接続されている。上記スイッチSW1,SW2は、たとえば、外部の選択回路によっていずれか一方が選択されるようになっている。
ここで、上記PNPトランジスタP1,Paおよび上記PNPトランジスタP2,Paは、上記オペアンプOP1と組み合わせて、それぞれ、カレントミラー回路を構成している。そして、上記PNPトランジスタP1のエミッタ面積(サイズ)は、たとえば、上記PNPトランジスタPaのエミッタ面積と等倍(×1)とされている。また、上記PNPトランジスタP2のエミッタ面積は、たとえば、上記PNPトランジスタPaのエミッタ面積のN倍(×N)とされている。つまり、上記カレントミラー回路は、上記PNPトランジスタPaを共有させることにより、ミラー比が異なる、第1のトランジスタ対(P1,Pa)および第2のトランジスタ対(P2,Pa)を有して構成されている。
上記PNPトランジスタPaのエミッタは、電源端子に接続されている。また、上記PNPトランジスタPaのコレクタは、オペアンプ(第2のオペアンプ)OP2の反転入力端(−)および抵抗器R1の一端にそれぞれ接続されている。上記抵抗器R1の他端は上記オペアンプOP2の出力端に接続されており、上記オペアンプOP2と上記抵抗器R1とによって帰還量が「1」の負帰還アンプが構成されている。
なお、上記オペアンプOP1の反転入力端には所定(基準)の電圧V1が、上記オペアンプOP2の非反転入力端には所定(基準)の電圧V2が、それぞれ印加されている。上記電圧V1,V2は、いずれも、グランド(GND)基準となっている。
本実施形態の場合、上記オペアンプOP1と上記PNPトランジスタP1,P2,Paからなるカレントミラー回路によって分流回路が、上記オペアンプOP2と上記抵抗器R1とによって電圧変換回路が、それぞれ構成されている。
このような構成において、上記オペアンプOP1の非反転入力端側に流れる電流が十分に小さいと仮定する。すると、上記フォトダイオードPDから出力される電流IPDは、すべて上記PNPトランジスタP1に流れ込む。上記オペアンプOP1の出力端は、上記スイッチSW1,SW2を介して、上記PNPトランジスタP1,P2の各ベースおよび上記PNPトランジスタPaのベースに接続されている。ここで、上記PNPトランジスタP1のベース電圧変動分とコレクタ電圧変動分との極性が反転していることに注意すると、上記オペアンプOP1の非反転入力端側と上記PNPトランジスタP1のコレクタとの間で負帰還となっている。つまり、上記オペアンプOP1の開ループゲインが十分に高ければ、上記フォトダイオードPDの両端の電圧VPDが電圧V1と等しくなるように帰還がかかる。
まず、上記スイッチSW1がオンで、上記スイッチSW2がオフになっていると仮定する。すると、上記PNPトランジスタP1と上記オペアンプOP1とでカレントミラー回路(第1のトランジスタ対)を構成する上記PNPトランジスタPaに、上記フォトダイオードPDからの電流IPDが流れる。そして、この電流IPDが、上記オペアンプOP2と上記抵抗器R1とからなる電圧変換回路によって電圧に変換される。
このとき、上記PNPトランジスタP1,Paの各ベース電流は、上記オペアンプOP1の出力端から供給される。これにより、ベース電流を光電流(IPD)により供給する従来(たとえば、特開平10−256841号)の場合に比べ、ベース電流の分だけ光電流が減少するのを防ぐことが可能となる。つまり、HFEに依存する上記PNPトランジスタP1,Paのベース電流を、上記オペアンプOP1の出力端から供給することによって、光電流(IPD)により供給するようにした場合にはHFEのばらつきが変換電圧のばらつきとなる、といった不具合を解決できる。しかも、HFEは温度の変化によっても変動するため、回路の温度(変化)特性をも改善できる。
また、上記フォトダイオードPDは、両端電圧VPDが電圧V1によって固定される。一般的に、フォトダイオードは、受光する光量が一定であっても、両端電圧VPDが変化すると、光電流も変化してしまうが、本構成では、両端電圧VPDは固定されるため、電源電圧と両端電圧VPDは無関係となる。よって、電源電圧の変動によって光電流IPDが変動することもない。
さらに、上記PNPトランジスタPaのコレクタ電位は、上記オペアンプOP2と上記抵抗器R1との負帰還により、電圧V2に固定される。しかし、電圧V2はGND基準である。同様に、上記PNPトランジスタP1のコレクタ電位も、GND基準の電圧V1に固定される。これにより、電源電圧が変動した場合、上記PNPトランジスタPaのコレクタ・エミッタ間電圧も変動し、トランジスタのアーリ効果により、たとえ上記PNPトランジスタPaのベース・エミッタ間電圧が一定だったとしても、上記PNPトランジスタPaのコレクタ電流は変動する。しかし、上記PNPトランジスタP1のコレクタ・エミッタ間電圧も同様に変動するため、カレントミラー回路としては影響が相殺され、電源電圧による出力電流変動はかなり低減する。
したがって、本実施形態の構成によれば、電流電圧変換時の電源電圧(変動)特性や温度(変化)特性を改善することが可能となる。しかも、光電流を電流電圧変換に最適な電流に調整してから、電圧に変換することができる。
すなわち、上記スイッチSW1がオフで、上記スイッチSW2がオンの場合、上記フォトダイオードPDからの電流IPDは、すべて上記PNPトランジスタP2に流れ込む。この場合、上記PNPトランジスタPaと上記オペアンプOP1とでカレントミラー回路(第2のトランジスタ対)を構成する上記PNPトランジスタP2のエミッタ面積は、上記PNPトランジスタPaのエミッタ面積のN倍となっている。よって、上記PNPトランジスタPaには、電流IPD/Nが流れる。そして、この電流IPD/Nが、上記オペアンプOP2と上記抵抗器R1とからなる電圧変換回路によって電圧に変換される。
このように、あらかじめ必要とする分流値に応じたサイズのトランジスタP1,P2を、構成するシステムに応じたフォトダイオードの受光感度のばらつきに応じて、適宜、選択できるようにしている。これにより、光電流IPDの電流範囲に関わらず、変換後の出力電圧をある一定の範囲内に抑えることが可能となる。その結果、フォトダイオードからの電流IPDが回路の出力電圧範囲を越えてしまうような場合にも、電流電圧変換時の電源電圧(変動)特性や温度(変化)特性を改善でき、高精度な電流電圧変換を実現することが可能となるものである。
なお、上記した第1の実施形態においては、PNP構造のバイポーラトランジスタP1,P2,Paを用いてカレントミラー回路を構成するようにした場合について説明した。これに限らず、たとえば、PチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いて構成するようにした場合にも、同様の効果が期待できる。
また、スイッチSW1,SW2によって選択されるトランジスタP1,P2は2つに限らず、あらかじめ必要とする分流値に応じて、サイズの異なる複数(3つ以上)のトランジスタを用意することも可能である。
さらに、フォトダイオードPDの接地(アノード)側にGND基準の任意の電位を与えるように構成してもよい。
[第2の実施形態]
図2は、この発明の第2の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示すものである。ここでは、第1の実施形態に示した電流電圧変換回路(図1参照)において、オペアンプOP2をバッファアンプとして構成するようにした場合について説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は割愛する。
すなわち、この第2の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の場合、たとえば図2に示すように、オペアンプOP2の非反転入力端と接地との間に上記抵抗器R1が接続されている。これにより、上記オペアンプOP2はバッファアンプとして機能する。
この回路の場合、上記オペアンプOP2の出力電圧Voは下式(1)により示される。
Vo=R1×IPD … (1)
本実施形態の構成によれば、電流電圧変換回路を集積回路化する場合において、上記抵抗器R1のみを外付けとし、上記抵抗器R1を除く他の回路部分を集積回路内に内蔵させることが可能となる。しかも、上記抵抗器R1の一端を外部のGND端子に接続するようにした場合には、集積回路側への接続は上記抵抗器R1の他端のみとすることができる。これにより、集積回路における抵抗器接続用の端子は1つで済む。そのため、上述した第1の実施形態の場合と同様の効果に加え、接続用端子数の増加にともなって増大する集積回路のコストを抑制することが可能となる。
なお、上記した第2の実施形態においても、たとえば、PNP構造のバイポーラトランジスタP1,P2,Paに代えて、PチャネルMOSトランジスタを用いてカレントミラー回路を構成することが可能である。
また、フォトダイオードPDの接地(アノード)側および抵抗器R1の接地側に、それぞれ、GND基準の任意の電位を与えるように構成してもよい。
[第3の実施形態]
図3は、この発明の第3の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示すものである。ここでは、第2の実施形態に示した電流電圧変換回路において、スイッチSW1のオン抵抗の影響を解消し得るように構成した場合について説明する。なお、図2と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は割愛する。
すなわち、この第3の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の場合、たとえば図3に示すように、PNPトランジスタPaのベースに、スイッチSW1と同じオン抵抗を持つダミーのスイッチ(第3のスイッチ)SWaが挿入されている。このダミーのスイッチSWaは、常時、オン状態とされている。
ここで、第2の実施形態に示した電流電圧変換回路の場合(図2参照)、上記PNPトランジスタP1のベース・エミッタ間電圧VBE1とカレントミラー回路を構成する上記PNPトランジスタPaのベース・エミッタ間電圧VBEaとの間に、下式(2)に示す関係式が成り立つ。
VBEa=VBE1+IB1×RSW1 … (2)
ただし、上記RSW1はスイッチSW1のオン抵抗、上記IB1はPNPトランジスタP1のベース電流である。
上記PNPトランジスタP1,Paからなるカレントミラー回路は、VBEa=VBE1が理想である。したがって、第2の実施形態に示した電流電圧変換回路の場合、上記PNPトランジスタPaに流れる電流は、IB1×RSW1で示される電圧の分だけ、光電流IPDと異なることになる。
これに対し、本実施形態に示した電流電圧変換回路の場合(図3参照)、上記スイッチSW1と同じオン抵抗を持つダミーのスイッチSWaを追加したことにより、上記PNPトランジスタP1のベース・エミッタ間電圧VBE1と上記PNPトランジスタPaのベース・エミッタ間電圧VBEaとの間に、下式(3)に示す関係式が成り立つ。
VBEa+IBa×RSWa=VBE1+IB1×RSW1 … (3)
ただし、上記RSWaはスイッチSWaのオン抵抗、上記IBaはPNPトランジスタPaのベース電流である。
上記式(3)において、RSW1=RSWaであり、ミラー効果により上記PNPトランジスタP1,Paの両コレクタ電流が等しいことから、IB1=IBaとなる。これにより、上記PNPトランジスタP1,PaとオペアンプOP1とからなるカレントミラー回路を、理想であるVBEa=VBE1とすることが可能となる。つまり、ダミーのスイッチSWaを追加することによって、上記スイッチSW1のオン抵抗の影響を受けない、より高精度な電流電圧変換回路を実現できる。
図4は、第3の実施形態に示した電流電圧変換回路の構成をより詳細に(素子レベルで)示すものである。この例の場合、上記スイッチSW1,SW2,SWaは、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタMP1,MP2,MPaによって構成されている。また、少なくとも上記オペアンプOP1は、NチャネルMOSトランジスタMN1,MN2および電流源I1からなるMOS型差動増幅器によって構成されている。このように、上記オペアンプOP1の差動入力をMOS型構造とすることにより、光電流IPDは、すべて上記PNPトランジスタP1,P2のいずれかに流れる。その結果、HFEの影響を受けにくい構成とすることができる。さらに、PNPトランジスタのエミッタ・電源間に抵抗Ra,Rb,Rcを挿入し、PNPトランジスタのペアばらつきとアーリ効果の影響を低減し、より高精度としている。
なお、上記した第3の実施形態においても、たとえば、PNP構造のバイポーラトランジスタP1,P2,Paに代えて、PチャネルMOSトランジスタを用いてカレントミラー回路を構成してもよく、NチャネルMOSトランジスタMN1,MN2に代えて、NPN構造のバイポーラトランジスタで構成することも可能であり、もちろん、抵抗Ra,Rb,Rcを挿入せず、各PNPトランジスタのエミッタを直接電源に接続してもよい。
また、スイッチSW1,SW2によって選択されるトランジスタP1,P2は2つに限らず、あらかじめ必要とする分流値に応じて、サイズの異なる複数(3つ以上)のトランジスタを用意することも可能であり、NチャネルMOSトランジスタで構成しても差し支えない。
さらに、フォトダイオードPDの接地(アノード)側および抵抗器R1の接地側に、それぞれ、GND基準の任意の電位を与えるように構成してもよい。
[第4の実施形態]
図5は、この発明の第4の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示すものである。ここでは、第2の実施形態に示した電流電圧変換回路(図2参照)において、カレントミラー回路を構成するトランジスタ対(スイッチによって選択されるトランジスタの個数)を増加させるようにした場合について説明する。なお、図2と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は割愛する。
すなわち、この第4の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の場合、たとえば図5に示すように、複数のPNPトランジスタP1,P2,〜,PMが、それぞれ、スイッチSW1,SW2,〜,SWMによって選択されるようになっている。上記PNPトランジスタP1,P2,〜,PMの各エミッタ面積は、たとえば、カレントミラー回路をそれぞれ構成するPNPトランジスタPaの、エミッタ面積のそれぞれ1倍,2倍,〜,M倍となっている。
このように、分流値に応じてエミッタ面積を異ならせた複数のPNPトランジスタP1,P2,〜,PMを用意することにより、上記スイッチSW1,SW2,〜,SWMによって、さまざまな分流値の選択が可能となる。
本実施形態の構成によれば、構成するシステムに応じたフォトダイオードの受光感度のばらつきによって、フォトダイオードからの電流が回路の出力電圧範囲を越えてしまうような場合にも、抵抗器の数を増やすことなく、より高精度な電流電圧変換を実現できる。
なお、上記した第4の実施形態においても、たとえば、PNP構造のバイポーラトランジスタP1,P2,〜,PM,Paに代えて、PチャネルMOSトランジスタを用いてカレントミラー回路を構成することが可能である。
また、フォトダイオードPDの接地(アノード)側および抵抗器R1の接地側に、それぞれ、GND基準の任意の電位を与えるように構成してもよい。
[第5の実施形態]
図6は、この発明の第5の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示すものである。ここでは、第2の実施形態に示した電流電圧変換回路(図2参照)において、スイッチ(制御スイッチ)SWSHを追加するようにした場合について説明する。なお、図2と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は割愛する。
すなわち、この第5の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の場合、たとえば図6に示すように、オペアンプOP2の非反転入力端と電源端子との間に、タイミング調整用のスイッチSWSHが挿入されている。このタイミング調整用のスイッチSWSHは、たとえばAPCシステムを構成する場合において、レーザを破壊から保護するために用いられる。また、上記スイッチSWSHは機械的なスイッチだけでなく、MOSトランジスタやバイポーラトランジスタで構成しても差し支えない。
通常、APCシステムにおいて、フォトダイオードPDから出力される電流IPDと実際にレーザに供給する電流とは逆の動きをする。たとえば、APCシステムは、レーザの光出力が低下し、それをモニタしているフォトダイオードPDからの電流IPDが小さくなると、レーザに供給する電流を増やして、レーザの光出力を大きくしようとする。逆に、レーザの光出力が上昇し、それをモニタしているフォトダイオードPDからの電流IPDが大きくなると、レーザに供給する電流を減らして、レーザの光出力を小さくしようとする。
ところで、このAPCシステムの動作を停止(シャットダウン)させた場合、レーザの光出力はオフとなる。そのため、フォトダイオードPDからの光電流IPDも“0”となる。ところが、この状態において、つまり、光電流IPDが“0”の状態で、上記APCシステムのシャットダウンを解除したとする。その場合、APCシステムは、上述した動作にしたがって、レーザにシステムが持つ能力の最大の電流を供給する。この突入電流が、レーザを破壊する要因となる。
そこで、シャットダウン時には、上記スイッチSWSHをオンさせる。すると、あたかもフォトダイオードPDから最大電流が出力されているかのような電圧が、上記オペアンプOP2から出力される。よって、この状態でシャットダウンを解除することにより、APCシステムは、上述した動作にしたがって、レーザに対して最小電流から供給を再開するようになる。この結果、シャットダウンの解除時に、突入電流によってレーザが破壊されるのを防止することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、フォトダイオードからの電流が回路の出力電圧範囲を越えてしまうような場合にも、高精度な電流電圧変換を実現できるだけでなく、APCシステムを構成した際には、レーザの突入電流による破壊をも防止することが可能となる。
なお、上記した第5の実施形態においても、たとえば、PNP構造のバイポーラトランジスタP1,P2,Paに代えて、PチャネルMOSトランジスタを用いてカレントミラー回路を構成することが可能である。
また、スイッチSW1,SW2によって選択されるトランジスタP1,P2は2つに限らず、あらかじめ必要とする分流値に応じて、サイズの異なる複数(3つ以上)のトランジスタを用意することも可能である。
さらに、フォトダイオードPDの接地(アノード)側および抵抗器R1の接地側に、それぞれ、GND基準の任意の電位を与えるように構成してもよい。
その他、本願発明は、上記(各)実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示す回路図。 本発明の第2の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示す回路図。 本発明の第3の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示す回路図。 図3に示した電流電圧変換回路の構成をより詳細に示す回路図。 本発明の第4の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示す回路図。 本発明の第5の実施形態にしたがった電流電圧変換回路の基本構成を示す回路図。
符号の説明
PD…フォトダイオード、IPD…光電流、OP1…オペアンプ、OP2…オペアンプ(バッファアンプ)、P1,P2,〜,PM,Pa…PNPトランジスタ、SW1,SW2,〜,SWM,SWa,SWSH…スイッチ、R1…抵抗器、V1,V2…基準電圧(GND基準)、MP1,MP2,MPa…PチャネルMOSトランジスタ、MN1,MN2…NチャネルMOSトランジスタ、I1…電流源。

Claims (5)

  1. レーザからの光出力を受光し、前記光出力に応じた光電流を出力する受光素子と、
    前記受光素子からの光電流を分流する、レントミラー回路により構成された分流回路と、
    前記分流回路で分流された電流を電圧に変換する電圧変換回路と
    を具備した電流電圧変換回路であって、
    前記カレントミラー回路は、
    少なくとも、第1のトランジスタのベースもしくはゲートに第1のスイッチの一端が接続され、前記第1のスイッチの他端に第2のスイッチの一端および第2のトランジスタのベースもしくはゲートが接続され、前記第2のスイッチの他端に第3のトランジスタのベースもしくはゲートが接続され、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタを有する第1のトランジスタ対と、
    前記第3のトランジスタおよび前記第2のトランジスタを有する第2のトランジスタ対と、
    カレントミラー回路としての電流入力点に非反転入力端が接続され、その出力端に、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチと前記第2のトランジスタのベースもしくはゲートとの接続点が接続された第1のオペアンプと、
    を備え、
    前記受光素子は、その両端電圧が固定されていることを特徴とする電流電圧変換回路。
  2. 前記カレントミラー回路は、構成するシステムの前記受光素子の受光感度のばらつきに応じて、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチにより、前記少なくとも第1のトランジスタ対または第2のトランジスタ対のいずれか一方が選択されることを特徴とする請求項1に記載の電流電圧変換回路。
  3. 前記電圧変換回路は、
    第2のオペアンプと、
    前記第2のオペアンプの非反転入力端および第1の基準電位の間に接続された抵抗器と
    を含み、
    前記第2のオペアンプがバッファアンプとして構成されることを特徴とする請求項1に記載の電流電圧変換回路。
  4. 前記第2のオペアンプの非反転入力端および第2の基準電位の間には、構成するシステムのシャットダウン時の動作を制御するための制御スイッチが挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の電流電圧変換回路。
  5. 前記第1のオペアンプの出力端は、第3のスイッチを介して、前記第2のトランジスタのベースもしくはゲートと接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電流電圧変換回路。
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