JP4067667B2 - 通信リンク自動識別方法及びそのシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のデジタルリンクを有するインタフェースに対し、通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、リンクを自動識別する通信リンク自動識別方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、IUT−T勧告によるV5.2プロトコルは、複数の伝送速度2048kbit/sリンクと、このリンク群中の一つのリンク上にある共通線信号チャネルとの構成を想定している。この場合のリンクは一組の送受信信号による時分割多重接続(TDMA)通信回線であり、共通線信号方式よる回線接続を行うものである。この場合のリンクは一組の送受信信号による通信回線であり、物理的な一本のケーブルと同等の意味で使用されることが多い。
【0003】
図4は従来の通信制御装置間リンクを説明するためのブロック図であり、図5はV5.2プロトコルの伝送手順を示すシーケンス図である。
図4において、二つの通信制御装置1,2が、リンク3で接続されている。このリンク3は複数の伝送速度2048kbit/sリンク1,2…nである。このプロトコルは、リンクコントロールプロトコルと呼称される手順によって、どのリンクかを識別するためのリンク識別番号と物理的リンクとの対応を確認する手順が勧告されている。
【0004】
図5において、通信制御装置1から、ある特定のリンク上に存在する共通線信号を使用して、リンク識別番号を含んだ識別要求メッセージ「n」を送出する。このメッセージを受信した通信制御装置2は、そのリンク識別番号に対応する伝送速度2048kbit/sリンクのスペアビット(Sa7)を「0」にする。そのスペアビット(Sa7)の変化を、要求側の通信制御装置1が検出し、リンク識別番号と物理リンクとの対応関係を内部の記憶装置などに登録する。この後に、スペアビット(Sa7)を「1」に戻す手順を実行する。この手順を全ての伝送速度2048kbit/sリンク1…nに対して実行して確認し、かつ、登録する。この登録されたリンク識別番号を、以降の通信チャネルの設定のネゴシエーション時の情報に格納している。
【0005】
このV5.2プロトコルを実行する通信制御装置1,2間において、接続ケーブル回線の接続を間違えた場合は次の説明のようになる。
図6はV5.2プロトコルにおける共通線信号チャネルを含むリンクを誤接続した場合を説明するための図であり、図7はV5.2プロトコルにおける共通線信号チャネルを含むリンク以外を誤接続した場合を説明するための図である。
図6及び図7において、この例は通信制御装置1(2)に2048kbit/sインタフェース(適宜、I/Fと記載する)回路1a,1b,1c(2a,2b,2c)及びメッセージ送受信回路1d(2d)を有している。
【0006】
図6の例では、共通線信号チャネルを含むリンクを誤接続している。この場合、リンク識別を確認する際に、通信制御装置2の2048kbit/sI/F回路2aから通信制御装置1の2048kbit/sI/F回路1aにリンク要求メッセージが伝送されない。また、図7において、共通線信号チャネルを含むリンク以外を誤接続している場合は、リンク識別を要求する通信制御装置1,2が、この通信制御装置1,2間で使用しているリンク識別番号を予め登録しておく必要がある。
【0007】
ここでは通信制御装置1における2048kbit/sI/F回路1a,1b,1dにリンク識別番号「1」「2」「3」を設定している。この設定を行った後に、接続の対応状況を確認する。この確認では、図6に示すように通信制御装置2が、メッセージ送受信回路2d及び2048kbit/sI/F回路2aを通じて、通信制御装置1にリンク識別要求メッセージ「2」を送出した場合、通信制御装置1では、2048kbit/s I/F回路1bで受信し、メッセージ送受信回路1dには届かない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように上記従来例は、V5.2プロトコルにおける共通線信号チャネルを含むリンクを誤接続した場合、リンク要求メッセージが伝送されず、その通信が出来ない。
【0009】
また、図7のように共通線信号チャネルを含むリンク以外を誤接続した場合に対応するためには、通信制御装置間で使用するリンク識別番号を通信制御装置2において予め登録されていないと、リンク識別番号を論理的に取りえる値の範囲で走査する必要があり、リンク数以上の確認手順を実行するため、その確認時間が多大になるという欠点がある。
【0010】
本発明は、このような従来の技術における課題を解決するものであり、ITU−T勧告のV5.2プロトコルを実行する通信制御装置間のケーブル接続を行う際に、相手側のリンク識別番号を予め周知せずに、リンクごとの一度のメッセージ交換で確認できるようになり、個々のリンクが短時間で確認され、そのケーブル接続の作業時間が大幅に短縮可能になる通信リンク自動識別方法及びそのシステムの提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の通信リンク自動識別方法は、複数のデジタルリンクを有するインタフェースに対し、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、リンクを自動識別するものであり、一方の通信制御装置のリンク群内のそれぞれのリンクに、予め個別にリンク識別番号を設定し、他方の通信制御装置からリンク識別番号を取り込むためのリンク識別要求メッセージを送信し、リンク識別要求メッセージを受信した一方の通信制御装置からリンクごとに設定されたリンク識別番号をリンク識別応答メッセージに格納して送信し、他方の通信制御装置が受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納し、次に、通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別している。また、前記他方の通信制御装置が一方の通信制御装置からリンク識別番号を取り込み、かつ、格納する処理を、リンク群のそれぞれのリンクで同時に平行して行っている。
【0012】
本発明の通信リンク自動識別システムは、複数のデジタルリンクを有するインタフェースに対し、通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、リンクを自動識別するものであり、一方の通信制御装置が、リンク群内のそれぞれのリンクに個別にリンク識別番号を予め設定し、かつ、他方の通信制御装置からリンク識別要求メッセージを受信した際に、リンクごとに設定されたリンク識別番号をリンク識別応答メッセージに格納して送信し、他方の通信制御装置が、リンク識別番号を取り込むためのリンク識別要求メッセージを送信し、受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納すると共に、一方の通信制御装置との間で通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別する構成である。
【0013】
前記他方の通信制御装置が、一方の通信制御装置からリンク識別番号を取り込み、かつ、格納する処理を、リンク群のそれぞれのリンクで同時に平行して行い、かつ、前記他方の通信制御装置が、リンク識別番号を格納した後に、定期的又は不定期で、一方の通信制御装置に設定されているリンク識別番号を取り込み、リンク識別番号が変更されている際に、再度格納して更新する構成である。
【0014】
また、前記一方及び他方の通信制御装置として、リンクごとのリンク識別番号が設定されるインタフェースを処理する複数のインタフェース回路と、複数のインタフェース回路のそれぞれとの間でメッセージを送受信するための複数のメッセージ送受信回路と、リンク識別番号を設定し、かつ、自動的に確認して通信チャネルの設定を制御するためのリンク管理制御部と、外部装置との通信インタフェースを処理する外部インタフェース回路とを備える構成である。
【0015】
更に、前記プロトコルとして、共通線信号チャネル上のメッセージ交換によるネゴシエーションにより実現し、また、前記インタフェースの伝送速度が2048kbit/sであり、又は、伝送速度1544kbit/sであると共に、前記リンク識別要求メッセージ及びリンク識別応答メッセージを、フレーム中の共通線信号タイムスロット(TS)に格納して伝送する構成である。
【0016】
また、前記一方の通信制御装置に、リンク識別番号を変更設定し、かつ、インタフェースの自動識別制御の起動を手動操作で指示すると共に、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示装置を更に備え、また、前記他方の通信制御装置に、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示装置を更に備える構成である。
【0017】
また、前記通信リンク自動識別システムが、ワイヤレスローカルループシステムに配置される網接続装置とWLL基地局との間のインタフェースを自動識別するために設けられる構成である。
【0018】
このような本発明の通信リンク自動識別方法及びそのシステムでは、一方の通信制御装置が、リンクごとにリンク識別番号を設定する。他方の通信制御装置がリンク識別要求メッセージを送信し、受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納する。この場合、リンク群のそれぞれのリンクで同時に平行して処理する。この後の通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、他方の通信制御装置が、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別する。
【0019】
この結果、通信制御装置間のケーブル接続を行う際に、相手側のリンク識別番号を予め周知せずに、リンクごとの一度のメッセージ交換で確認できるようになる。したがって、個々のリンクが短時間で確認される。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の通信リンク自動識別方法及びそのシステムの実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の通信リンク自動識別方法及びそのシステムの構成を示すブロック図である。
図1において、この例は、ITU−T(CCITT)勧告によるV5.2プロトコルを適用して説明する。ここでの一次群インタフェースにおける伝送速度は2048kbit/sであり、そのインタフェース構造のB(情報)インタフェース(多重アクセス)が30B+D(2048kbit/s)である。この場合のDチャネルの伝送速度は64kbit/sであり、Bチャネルの複数のインタフェースを、まとめてDチャネルを配置する。このとき他のインタフェースは、30Bの使用が可能である。
【0021】
図1において、この例は通信制御装置11,12との間が接続ケーブル13で接続されている。通信制御装置11,12は、次に説明する(1)(2)の制御を実行する(以下、適宜、「本発明の実施形態にかかる制御」と記載する)。
【0022】
(1)通信制御装置11が、リンク群内のそれぞれのリンクに個別にリンク識別番号を予め設定する。更に、通信制御装置12からリンク識別要求メッセージを受信した際に、リンクごとに設定されたリンク識別番号をリンク識別応答メッセージに格納して送信する。
(2)通信制御装置12が、リンク識別番号を取り込むためのリンク識別要求メッセージを送信する。これに対して受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納する。通信制御装置11との間で通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別する。
【0023】
図1の構成の適用例について説明する。
この通信制御装置11,12は、例えば、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop) ネットワークに適用される。このワイヤレスローカルループでは、WLL端末とWLL基地局との間が無線回線接続(無線区間)される。更に、WLL基地局が、マイクロ波帯などで無線回線接続した網接続装置を通じて地方交換機(LS)に収容されている。
【0024】
この網接続装置とWLL基地局とに通信制御装置11,12が設けられている。この通信制御装置11,12を接続する接続ケーブル13は、実際の例として二つの形態がある。まず、通信制御装置11,12が極めて接近している際にメタリックケーブルで直接接続する場合である。また、通信制御装置11,12の間に距離があり、光ケーブルまたはマイクロ波帯などで接続する場合である。この場合、通信制御装置11,12に光ケーブル又はマイクロ波帯で接続するための通信接続装置を設けることになる。
【0025】
図1において、通信制御装置11は、通信制御装置12との間の伝送速度2048kbit/sでのインタフェースを処理する2048kbit/sI/F回路21と、共通線信号チャネルを通じて制御される情報チャネルによるデータ伝送におけるインタフェースを処理する2048kbit/sI/F回路22と、これと同様にインタフェースを処理する2048kbit/sI/F回路23とを有している。
【0026】
更に、通信制御装置11は、2048kbit/sI/F回路21との間でメッセージを送受信するためのメッセージ送受信回路24と、2048kbit/sI/F回路22との間でメッセージを送受信するためのメッセージ送受信回路25と、2048kbit/sI/F回路23との間でメッセージを送受信するためのメッセージ送受信回路26と、「本発明の実施形態にかかる制御」を実行するリンク管理制御部27と、図示しない外部装置の間での通信インタフェースを処理する外部I/F回路28と、2048kbit/sI/F回路21〜23に、それぞれに対応して設定されるリンク識別番号(例えば、以降で説明する「1」「2」「3」)を記憶する記憶装置29と、2048kbit/sI/F回路21〜23に、それぞれに対応して設定されるリンク識別番号を入力するための入力表示装置30とを有している。
【0027】
通信制御装置12も通信制御装置11と同様の構成であり、2048kbit/sI/F回路31,32,33、メッセージ送受信回路34,35,36、リンク管理制御部37、外部I/F回路38、記憶装置39及び入力表示装置40を有している。
【0028】
次に、実施形態の動作について説明する。
図2はV5.2プロトコルのフレーム構成を示す図であり、図3は動作を説明するためのブロック図である。
図2及び図3において、前記したIUT−T勧告のV5.2プロトコルによるデジタル伝送方式の規定では、図2に示すように125μsごとのフレーム構造を有している。このフレームでは、タイムスロット(TS)0を同期用、タイムスロット(TS)16を共通線信号用とし、その他のタイムスロット(TS)1〜15,17〜31を情報チャネルとしている。このタイムスロット(TS)16の共通線信号に以降で説明するリンク識別要求メッセージ及びリンク識別応答メッセージを格納して伝送する。
【0029】
図1において、通信制御装置11,12は、設置された後に接続ケーブル13で接続する。そして、インタフェース起動時にこの通信制御装置11,12に設けた入力表示装置30,40からの起動指示信号を、リンク管理制御部27,37が取り込んで「本発明の実施形態における制御」の動作を開始する。この接続は、例えば、前記した説明のようにワイヤレスローカルループ(WLL)ネットワークにおける網接続装置とWLL基地局とを通信制御装置1,2を用いて接続した場合である。
【0030】
次に、通信制御装置11は、図3に示すように入力表示装置30から2048kbit/sI/F回路21〜23に対するリンク識別番号を入力し、このリンク識別番号をリンク管理制御部27が取り込み、記憶装置29に記憶して2048kbit/sI/F回路21〜23ごとに設定する。例えば、図3に示すように2048kbit/sI/F回路21,22,23にそれぞれリンク識別番号「1」「2」「3」を設定する。
【0031】
このようにリンク群内で個々のリンクに割り当てられたリンク識別番号を登録する。また、全てのリンクに信号チャネルを存在させて、常時、リンク識別要求メッセージ及びリンク識別応答メッセージを処理できるようにする。また、通信制御装置12においても、全てのリンクに信号チャネルを存在させて、常時、リンク識別要求メッセージ及びリンク識別応答メッセージを処理できるようにし、このリンク識別番号を、取り出し、かつ、確認して登録する。この登録までの手順は、それぞれのリンクにおいて通信制御装置11,12間で同時平行処理が可能である。
【0032】
図3に示すように通信制御装置11の2048kbit/sI/F回路21と通信制御装置12の2048kbit/sI/F回路33とが接続されている。また、通信制御装置11の2048kbit/sI/F回路22(23)と通信制御装置12の2048kbit/sI/F回路31(32)とが接続されている。すなわち、図1に示す接続ケーブル回線13の正常な接続状態に対して、誤って接続されている。
【0033】
この接続ケーブル回線13の誤った接続状態にあって、通信制御装置12が、いずれかのリンク上の信号チャネルを通じて、そのリンクに関するリンク識別要求メッセージを、通信制御装置11に送信して問い合わせる。通信制御装置11は、受信したリンク識別要求メッセージのリンクに割り当てられているリンク識別番号を格納したリンク識別応答メッセージを、このリンクを通じて通信制御装置12に返送する。
【0034】
通信制御装置12は、受信したリンク識別応答メッセージからリンク識別番号を取り出し、このリンク識別番号を記憶装置39に格納する。このリンク識別番号を記憶装置39に格納する処理は、全てのリンクに対し、それぞれのリンクにおいて同時平行処理によって行う。この後の通信チャネルを指定するネゴシエーション時に通信制御装置12が記憶装置39に格納したリンク識別番号を読み出して参照する。
【0035】
例えば、図3に示すように通信制御装置12のリンク管理制御部37が、メッセージ送受信回路34を制御して、2048kbit/sI/F回路31を通じて通信制御装置11へ、リンクの図2に示すフレーム中のタイムスロット16の共通線信号に、リンク識別要求メッセージを格納して問い合わせる。このリンク識別要求メッセージを、通信制御装置11の2048kbit/sI/F回路22及びメッセージ送受信回路25を通じてリンク管理制御部27が取り込む。
【0036】
リンク管理制御部27は、2048kbit/sI/F回路22に付与されているリンク識別番号「2」を格納したリンク識別応答メッセージ(図2に示すフレームのタイムスロット(TS)16の共通線信号に格納)を、メッセージ送受信回路25及び2048kbit/sI/F回路22を通じ、かつ、このリンクを通じて通信制御装置12に返送する。
【0037】
このリンク識別応答メッセージを受信した通信制御装置12は、このリンク識別応答メッセージを、2048kbit/sI/F回路31及びメッセージ送受信回路34を通じてリンク管理制御部37が取り込む。リンク管理制御部37は、リンク識別応答メッセージからリンク識別番号「2」を取り出し、このリンク識別番号を記憶装置39に格納する。このリンク識別番号を記憶装置39に格納するまでの処理は、全てのリンクに対し、それぞれのリンクにおいて同時平行処理によって行う。すなわち、リンク識別番号「2」と共に図3に示すように通信制御装置11の2048kbit/sI/F回路21,23のリンク識別番号「1」「3」を同時平行処理によって、記憶装置39に格納する。
【0038】
この後のTDMAにおける通信チャネルを指定するネゴシエーション時に、通信制御装置12が記憶装置39に格納したリンク識別番号を読み出して参照して、通信チャネルを確立する。この後は、通信制御装置11,12間の2048kbit/sI/F回路22〜23、31〜33を通じて図示しない外部装置間でのデータ伝送が実行される。
【0039】
このように、この実施形態では、リンク識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。したがって、接続ケーブル13を細心の注意を払って接続する必要がなくなる。また、誤って接続しても、正常にリンク識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。換言すれば、短時間で作業を終了させるため、接続ケーブル13を適当に接続しても良いことになる。この結果、接続作業時間が削減される。
【0040】
また、この実施形態では、ITU−T(CCITT)勧告のGシリーズのデジタル伝送方式(主に欧州で使用されている)における同期式伝送速度2048kbit/sの一次群インタフェース(30B+D/多重アクセス)をもって説明したが、他の地域(主に国内や北米)での同期式の伝送速度1544kbit/sの一次群インタフェース(23B+D/多重アクセス)にも適用できる。
【0041】
また、通信制御装置11の入力表示装置30で、ここから入力して設定するリンク識別番号を画面表示し、また、通信制御装置12の入力表示装置40で、リンク管理制御部37が、リンク識別応答メッセージから取り出したリンクごとのリンク識別番号を画面表示し、更に、印字出力すると、その接続ケーブル13の接続状態がネットワーク管理者で迅速かつ確実に判明し、以降での参考資料として利用可能になる。
【0042】
更に、通信制御装置12が、定期的又は不定期で、通信制御装置11に設定されているリンク識別番号を取り込んで、変更があった際に、再度格納して更新すると、例えば、増設などのシステム変更時などでの接続ケーブル13の接続変更などに、自動的に対応可能になる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の通信リンク自動識別方法及びそのシステムによれば、一方の通信制御装置が、リンクごとに設定したリンク識別番号を、他方の通信制御装置がリンク識別要求メッセージをリンク群のそれぞれのリンクで同時に平行して送信し、受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納する。この後の通信チャネルの割り当てを共通線信号によるネゴシエーションで設定する際に、他方の通信制御装置が、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別する。
【0044】
この結果、IUT−T勧告のV5.2プロトコルを実行する通信制御装置間のケーブル接続を行う際に、相手側のリンク識別番号を予め周知せずに、リンクごとの一度のメッセージ交換で確認できるようになる。したがって、個々のリンクが短時間で確認され、そのケーブル接続の作業時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信リンク自動識別方法及びそのシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあってフレームを示す図である。
【図3】実施形態での動作を説明するためのブロック図である。
【図4】従来の通信制御装置間リンクを説明するためのブロック図であり、
【図5】従来例にあってプロトコルの伝送手順を示すシーケンス図である。
【図6】従来例にあって共通線信号チャネルを含むリンクを誤接続した場合を説明するための図である。
【図7】従来例にあって共通線信号チャネルを含むリンク以外を誤接続した場合を説明するための図である。
【符号の説明】
11,12 通信制御装置
13 接続ケーブル
21〜23,31〜33 2048kbit/sI/F回路
24〜26,34〜36 メッセージ送受信回路
27,37 リンク管理制御部
28,38 外部I/F回路
29,39 記憶装置
30,40 入力表示装置

Claims (11)

  1. 複数のデジタルリンクを有するインタフェースに対し、通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、リンクを自動識別する通信リンク自動識別方法において、
    一方の通信制御装置のリンク群内のそれぞれのリンクに、予め個別にリンク識別番号を設定し、
    他方の通信制御装置からリンク識別番号を取り込むためのリンク識別要求メッセージを送信し、
    リンク識別要求メッセージを受信した一方の通信制御装置からリンクごとに設定されたリンク識別番号を、リンク識別応答メッセージに格納して送信し、
    他方の通信制御装置が受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納し、
    次に、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別することを特徴とする通信リンク自動識別方法。
  2. 前記他方の通信制御装置が、一方の通信制御装置からリンク識別番号を取り込み、かつ、格納する処理を、
    リンク群のそれぞれのリンクで同時に平行して行うことを特徴とする請求項1記載の通信リンク自動識別方法。
  3. 複数のデジタルリンクを有するインタフェースに対し、通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、リンクを自動識別する通信リンク自動識別システムにおいて、
    前記一方の通信制御装置が、リンク群内のそれぞれのリンクに個別にリンク識別番号を予め設定し、かつ、前記他方の通信制御装置からリンク識別要求メッセージを受信した際に、リンクごとに設定されたリンク識別番号をリンク識別応答メッセージに格納して送信し、
    前記他方の通信制御装置が、リンク識別番号を取り込むためのリンク識別要求メッセージを送信し、受信したリンク識別応答メッセージからリンクごとのリンク識別番号を取り出し、かつ、格納すると共に、前記一方の通信制御装置との間で通信チャネルを、共通線信号によるネゴシエーションで割り当てて設定する際に、格納しているリンクごとのリンク識別番号を取り出して自動識別することを特徴とする通信リンク自動識別システム。
  4. 前記他方の通信制御装置が、一方の通信制御装置からリンク識別番号を取り込み、かつ、格納する処理を、
    リンク群のそれぞれのリンクで同時に平行して行うことを特徴とする請求項3記載の通信リンク自動識別システム。
  5. 前記他方の通信制御装置が、リンク識別番号を格納した後に、
    定期的又は不定期で、一方の通信制御装置に設定されているリンク識別番号を取り込み、リンク識別番号が変更されている際に、再度格納して更新することを特徴とする請求項3記載の通信リンク自動識別システム。
  6. 前記一方及び他方の通信制御装置として、
    リンクごとのリンク識別番号が設定されるインタフェースを処理する複数のインタフェース回路と、
    前記複数のインタフェース回路のそれぞれとの間でメッセージを送受信するための複数のメッセージ送受信回路と、
    リンク識別番号を設定し、かつ、自動的に確認して通信チャネルの設定を制御するためのリンク管理制御部と、
    外部装置との通信インタフェースを処理する外部インタフェース回路と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載の通信リンク自動識別システム。
  7. 前記プロトコルとして、
    共通線信号チャネル上のメッセージ交換によるネゴシエーションによることを特徴とする請求項3記載の通信リンク自動識別システム。
  8. 前記プロトコルにおける伝送速度が、ITU−T勧告/GシリーズのN次群(N=0,1,2,…)インタフェースであることを特徴とする請求項7記載の通信リンク自動識別システム。
  9. 前記リンク識別要求メッセージ及びリンク識別応答メッセージを、
    前記プロトコルにおけるフレーム中の共通線信号タイムスロット(TS)に格納して伝送することを特徴とする請求項3記載の通信リンク自動識別システム。
  10. 前記一方の通信制御装置に、
    リンク識別番号を変更設定し、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示装置を、更に備えることを特徴とする請求項6記載の通信リンク自動識別システム。
  11. 前記通信リンク自動識別システムが、
    ワイヤレスローカルループシステムに配置される網接続装置とWLL基地局との間のインタフェースを自動識別するために設けられることを特徴とする請求項3記載の通信リンク自動識別システム。
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