JP3135073B2 - Dチャネルパケット・フレーム多重化方式 - Google Patents

Dチャネルパケット・フレーム多重化方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加入者回線に接続され
る加入者回線制御装置(LC)と、パケット網に接続さ
れるパケット・ハンドラ(PH)との間に、Dチャネル
・パーマネント・パスを設定し、このDチャネル・パー
マネント・パス上をフレーム多重化して送受信する際の
Dチャネルパケット・フレーム多重化方式に関する。
【0002】近年、ISDNにおけるデータ通信、特に
パケット処理の利用が広がりつつある。ISDNパケッ
トの特徴として、IインタフェースのDチャネルを使用
したパケット処理がある。
【0003】Iインタフェース上のDチャネルパケット
制御方式は、CCITTで標準化されているが、加入者
系を制御する加入者回線制御装置とパケット呼を制御す
るパケット・ハンドラを有する交換機において、加入者
回線制御装置とパケット・ハンドラ間のインタフェース
は、局内装置間のインタフェースのために加入者回線制
御装置のハード構成を考慮に入れたローカル・インタフ
ェースが適用されている。
【0004】そして、この場合、ISDNにおけるDチ
ャネル・パケット制御を行なうISDN交換機のパケッ
ト・ハンドラがDチャネル・パケット呼を制御するため
に、加入者回線制御装置とパケット・ハンドラ間にDチ
ャネル・パーマネント・パスを設定して、このパス上を
SAPI(Service AccessPoint
Identification)=16(Packe
t)のパケット・フレームを加入者回線との間で多重化
して送受信することが行なわれる。
【0005】また、加入者系を制御する加入者回線制御
装置のハード構成は、一次群インタフェースの制御やコ
スト・ダウンのためのハード・エンハンスが行なわれて
おり、このため加入者回線制御装置ハード・エンハンス
の影響が、加入者回線制御装置とパケット・ハンドラの
インタフェースに及ぼさないように、加入者回線制御装
置のハード・エンハンスを実施する必要がある。
【0006】
【従来の技術】図10は従来のDチャネルパケット・フ
レーム多重化方式を説明するブロック図であるが、従来
のDチャネルパケット・フレーム多重化方式を実施する
ために、この図10に示すように、ISDN交換機10
1が設けられており、このISDN交換機101が、加
入者回線制御装置(LC)102およびパケット・ハン
ドラ(PH)103を収容している。
【0007】ここで、加入者回線制御装置102は、加
入者系を制御するもので、加入者インタフェース上のS
API=16(Packet)のフレームを集線し、こ
れらのフレームに装置内の物理的収容位置を挿入して、
このフレームをパケット・ハンドラ103との間に設け
たDチャネル・パーマネント・パス104へ送信した
り、パケット・ハンドラ103から送信されてきたSA
PI=16のフレームの物理的収容位置の情報から、ど
の加入者回線に送信すべきかを判断し、これを加入者線
上に物理的収容位置を削除して送信したりすることがで
きるようになっている。従って、Dチャネル・パーマネ
ント・パス104を送信されるフレームには、装置内の
物理的収容位置が挿入されていることになる。
【0008】すなわち、Dチャネル・パーマネント・パ
ス104を送信されるフレームのフォーマットは、図1
2に示すように、2つのフラグシーケンス領域(Fla
gsequence),SAPI領域,DLCSH領
域,DLC・CCT領域,TEI領域,制御領域(Co
ntrol Field),FCS領域によって構成さ
れており、これらの領域のなかで、DLCSH領域,D
LC・CCT領域に装置内の物理的収容位置情報が挿入
されるようになっている。
【0009】なお、各フラグシーケンス領域は同期フラ
グ情報のための領域で、SAPI領域はサービスアクセ
スポイント識別子情報のための領域で、DLCSH領域
はデジタルラインカード棚情報のための領域で、DLC
・CCT領域はデジタルラインカード情報および回線番
号情報のための領域で、TEI領域は端末識別子情報の
ための領域で、制御領域はフレーム制御のための領域
で、FCS領域はフレームチェック情報のための領域で
ある。なお、SAPI領域,DLCSH領域,DLC・
CCT領域の末尾のEAは拡張表示(例えば1の場合は
拡張を意味する)である。
【0010】さらに、パケット・ハンドラ103は、D
チャネルパケット呼を制御するもので、送信するSAP
I=16のフレームに、物理的収容位置を付加して加入
者回線制御装置102へ送信するとともに、加入者回線
制御装置102から送信されてきたSAPI=16のフ
レームの物理的収容位置の情報より、どの加入者回線か
らのフレームかを判断することができるようになってい
る。ここで、このフレームについても、同様のフォーマ
ットのフレームが使用される。
【0011】このような構成により、加入者回線制御装
置102配下の各加入者回線から送られてくる、SAP
I=16の各フレーム(図11の)は、加入者回線制
御装置102で集線され、この加入者回線制御装置10
2内の物理的収容位置を示す情報LLI(Line L
ocation Identifier )が付加され
て、さらに多重化され、Dチャネル・パーマネント・パ
ス104を介して、パケット・ハンドラ103へ送信さ
れる(図11の)。
【0012】パケット・ハンドラ103へ送られた、多
重化した各加入者回線のSAPI=16の各フレーム
は、パケット・ハンドラ103によって、各フレームに
付加された物理的収容位置の情報から、どの加入者回線
からのフレームであるかを判断される。
【0013】また、パケット・ハンドラ103から送信
されるSAPI=16のフレームは、パケット・ハンド
ラ103によって、物理的収容位置を示す情報LLIが
付加されて、加入者回線制御装置102へ、Dチャネル
・パーマネント・パス3を介して送信される(図11の
)。
【0014】そして、加入者回線制御装置102へ送ら
れたSAPI=16のフレームは、加入者回線制御装置
102によって、情報LLIから、どの加入者回線に送
信すべきか判断され、これを各加入者線上に物理的収容
位置を削除して送信される(図11の)。
【0015】このように、加入者回線制御装置102と
パケット・ハンドラ103によって、物理的収容位置を
示す情報LLIが付加され更に読み取られることによ
り、パケット・ハンドラ103は、どの加入者回線から
送られてきたフレームなのかを判断でき、また、加入者
回線制御装置102は、各フレームをどの加入者回線に
送信するかを判断することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般には、
初期のISDN構築時における加入者回線制御装置は、
できるだけ多くの市内交換機下の加入者からのパケット
呼を制御できることが好ましい。
【0017】しかし、公衆網においては、マルチベンダ
ー化が進んでおり、上記のニーズからいえば、1メーカ
の加入者回線制御装置が、他メーカの市内交換機下の加
入者からのパケット呼を制御できることが好ましい(網
運用側として)が、一般的には加入者回線制御装置のハ
ード構成を反映したインタフェースのため、他メーカの
市内交換機下の加入者からのパケット呼を制御すること
はできない。
【0018】現状では、加入者回線制御装置は、ある交
換機のサブシステム的位置にあるため、他メーカとの接
続に、このローカル・インタフェースを適用せず、他メ
ーカとの接続は、他メーカの加入者回線制御装置と標準
的なインタフェース(例えば、CCITT X.75勧
告準拠)で接続される。すなわち、市内交換機がマルチ
ベンダー化された場合、加入者回線制御装置もまたマル
チベンダー化する必要がある。
【0019】しかし、網運用側の初期の投資を低く抑え
るためには、初期の段階で加入者回線制御装置の数を少
なくしたいのであるが、ローカル・インタフェースが適
用されているDチャネルパケット・フレーム多重化方式
に用いられるインタフェースが、標準的なもので無いた
めに不可能である。
【0020】つまり、言い変えると、加入者回線制御装
置とパケット・ハンドラ間のフレームに加入者回線制御
装置内の物理的収容位置情報を含めると、加入者回線制
御装置内の物理的な条件を変更するときは、パケット・
ハンドラ間のフレーム構造のインタフェースも変更さ
れ、これによりパケット・ハンドラへ大きな影響を与え
てしまう。
【0021】また、パケット・ハンドラが他のベンダー
の加入者回線制御装置との間にDチャネル・パーマネン
ト・パスを確立したいとき、このインタフェースがその
まま使用できる可能性は全くなくなってしまうという課
題もある。
【0022】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、インタフェースを標準化し、加入者回線制御
装置のハード・エンハンスの影響を無くすと共に、どの
ベンダーの交換機のパケット・ハンドラにも適用できる
ようにした、Dチャネルパケット・フレーム多重化方式
を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1は交換機、2は加入者
回線制御装置、3はパケット・ハンドラで、交換機1
は、加入者回線制御装置2,パケット・ハンドラ3を収
容している。
【0024】ここで、加入者回線制御装置2は加入者回
線に接続されて加入者系を制御するもので、パケット・
ハンドラ3はパケット網に接続されてDチャネルパケッ
ト呼を制御するもので、加入者回線制御装置2,パケッ
ト・ハンドラ3間には、Dチャネル・パーマネント・パ
ス4が張られるようになっている。
【0025】ところで、加入者回線制御装置2は、加入
者回線制御装置2の物理的な構造に拠らない論理的識別
情報SLLIについて、物理的な収容位置SLLNと
記の論理的識別情報SLLIとを対応づけて、これを対
応リスト2−1として登録できるようになっており、パ
ケット・ハンドラ3も、加入者番号DTE ADDRと
上記の論理的識別情報SLLIとを対応づけて、これを
対応リスト3−1として登録できるようになっている。
【0026】
【作用】上述の本発明のDチャネルパケット・フレーム
多重化方式では、加入者回線に接続される加入者回線制
御装置2と、パケット網に接続されるパケット・ハンド
ラ3との間に、Dチャネル・パーマネント・パス4を設
定し、このDチャネル・パーマネント・パス4上をフレ
ーム多重化して送受信するに際し、加入者回線制御装置
2の物理的な構造に拠らない論理的識別情報SLLIを
定義して、加入者回線制御装置2に、物理的な収容位置
SLLNと上記の論理的識別情報SLLIとを対応づけ
て、これを対応リスト2−1として登録するとともに、
パケット・ハンドラ3に、加入者番号DTE ADDR
と収容位置の上記の論理的識別情報SLLIとを対応づ
けて、これを対応リスト3−1として登録してから、D
チャネル・パーマネント・パス4上を送受信するフレー
ムの識別情報として、加入者回線制御装置2,パケット
・ハンドラ3における各対応リスト2−1,3−1から
取り出した論理的識別情報を用いて、多重通信を行な
う。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の一実施例を示すブロック図である
が、この図2に示すように、複数のISDN交換機1
A,1Bが設けられており、各ISDN交換機1A,1
Bには、加入者回線制御装置2A,2Bが接続されると
ともに、共通のパケット・ハンドラ3が接続されてい
る。
【0028】なお、加入者回線制御装置2A,2Bとパ
ケット・ハンドラ3との間には、それぞれDチャネル・
パーマネント・パス4A,4Bが設定されるようになっ
ている。
【0029】ここで、加入者回線制御装置2A,2B
は、それぞれ複数の加入者回線に接続されて、加入者系
を制御するものであるが、まず、加入者回線制御装置2
Aは、集線のためのラインスイッチ(LSW)11と、
各ディジタル加入者回線を収容する複数のディジタルラ
インカード(DLC)13と、ラインスイッチ11と各
ディジタルラインカード13との間に介装されて各ディ
ジタルラインカード13を制御するDLCコントローラ
12とをそなえている。
【0030】また、加入者回線制御装置2Bは、集線の
ためのラインスイッチ(LSW)11と、各加入者回線
を収容する複数のラインカード(LCD)15と、ライ
ンスイッチ11と各ラインカード15との間に介装され
て各ラインカード15を制御するラインコントローラ
(LCTL)14とをそなえている。
【0031】さらに、各加入者回線制御装置2A,2B
は、物理的な収容位置SLLNと論理的識別情報として
の加入者論理回線識別子SLLI(この加入者論理回線
識別子SLLIは加入者回線制御装置2とパケット・ハ
ンドラ3の間に、物理的な収容位置SLLNに対応した
論理的な番号を相互に定義するためのものである)とを
対応づけて、これを対応リスト2A−1,2B−1とし
て登録することができるようになっている。
【0032】さらに、パケット・ハンドラ3は、パケッ
ト網に接続されて、Dチャネルパケット呼を制御するも
ので、このパケット・ハンドラ3も、物理的な収容位置
DTE ADDRと上記の論理的識別情報SLLIとを
対応づけて、これを対応リスト3−1として登録できる
ようになっている。
【0033】このような構成により、加入者回線制御装
置2A,2Bとパケット・ハンドラ3との間に、Dチャ
ネル・パーマネント・パス4A,4Bを設定し、このD
チャネル・パーマネント・パス4A,4B上をフレーム
多重化して送受信するに際しては、まず、各加入者回線
制御装置2A,2Bとパケット・ハンドラ3間に、物理
的な収容位置によらない論理的な番号を相互に定義す
る。
【0034】すなわち、図5の,,に示すよう
に、加入者回線制御装置2A,2Bにおいて、物理的な
収容位置(加入者回線番号:SLLN)と、論理的な番
号(加入者論理回線識別子:SLLI)の対応付けを、
DLCコントローラ12,ラインコントローラ14によ
って行ない、対応リスト2A−1,2B−1として登録
する。
【0035】一方、パケット・ハンドラ3においても、
加入者番号DTE ADDRと加入者論理回線識別子S
LLIとの対応付けを行ない、対応リスト3−1として
登録する。
【0036】なお、ここに登録される加入者論理回線識
別子SLLIは、加入者回線制御装置2およびパケット
・ハンドラ3で矛盾が無いように登録する。すなわち、
物理的な収容位置と加入者のアドレスは、1対1の関係
にあるようにして、加入者論理回線識別子SLLIは、
それぞれ同じもの(物理的な収容位置/加入者のアドレ
ス)を指すようにする。このようにして登録したのち
に、図5および図3,図6〜図9に示すデータ通信を行
なう。
【0037】つまり、まず、加入者端末から加入者回線
制御装置2A,2Bへ送られてくるSAPI=16のフ
レーム(図3の参照)が、ディジタルラインカード1
3,ラインカード15を介してDLCコントローラ1
2,ラインコントローラ14に終端される。
【0038】このとき、このフレームが登録加入者から
のものか未登録加入者のものか判断され(図6のステッ
プA1)、このフレームが登録加入者からのものであれ
ば、装置内の物理的収容位置に対応した加入者論理回線
識別子SLLIを受信フレームに設定して(図5の、
図6のステップA2)、各ラインスイッチ11を介して
パケット・ハンドラ3との間に設けられた、各Dチャネ
ル・パーマネント・パス4A,4Bへ受信フレームを送
信する(図3の、図6のステップA3)が、未登録加
入者からのものであれば、元の加入者線路へ返送される
(図6のステップA4)。
【0039】ここで、Dチャネル・パーマネント・パス
4A,4Bを送信されるフレームのフォーマットは、図
4に示すように、2つのフラグシーケンス領域(Fla
gSequence),SAPI領域,SLLI領域,
TEI領域,制御領域(Control Fiel
d),FCS領域によって構成されているが、各フラグ
シーケンス領域,TEI領域,制御領域,FCS領域は
従来のものと同じである。また、、SLLI領域は上記
の加入者論理回線識別子SLLIのための領域である。
【0040】このようにしてパケット・ハンドラ3へ送
信されたSLLI=16のフレームは、ここで、フレー
ム中のSLLIとTEIが抽出される(図7のステップ
B1)。
【0041】その後は、加入者回線制御装置2A,2B
によって付加された加入者論理回線識別子SLLIか
ら、パケット・ハンドラ3によって、どの加入者回線か
らのフレームかを判断し、そして、フレームの登録の有
無が判断される(図5の、図7のステップB2)。そ
して、フレームが正常であった場合、受信フレーム処理
が施される(図7のステップB3)。しかし、フレーム
が判断された際、相手が未登録であったなら受信フレー
ムを廃棄する(図7のステップB5)。
【0042】一方、パケット・ハンドラ3から加入者回
線制御装置2A,2Bへ送信されるフレームは、まず、
パケット・ハンドラ3によって、該当加入者の加入者論
理回線識別子SLLIが求められる(図8のステップC
1)。
【0043】そののち、フレームは、加入者番号DTE
ADDRに対応する収容位置の論理的識別番号SLL
IおよびTEIを付加されて(図8のステップC2)、
Dチャネル・パーマネント・パス4A,4Bを介して、
加入者回線制御装置2A,2Bへ送信される(図3の
,図5の,図8のステップC3)。
【0044】このようにして加入者回線制御装置2A,
2Bへ送信されたSLLI=16のフレームは、加入者
回線制御装置2A,2Bの各DLCコントローラ12,
ラインコントローラ14により、パケット・ハンドラ3
によって、付加された加入者論理回線識別子SLLIを
抽出される(図9のステップD1)。
【0045】そののち、この加入者論理回線識別子SL
LIを抽出されたフレームは、加入者回線制御装置2
A,2BのDLCコントローラ12,ラインコントロー
ラ14によって、加入者論理回線識別子SLLIに対応
するSLLNが求められ、それによりどの加入者回線に
送信すべきか判断される。また、その際、フレームの異
常の有無が調べられる(図5の、図9のステップD
2)。
【0046】このようにしてフレームについて、異常の
有無が調べられたのち、異常が無ければ加入者論理回線
識別子SLLIを削除され(図9のステップD3)、そ
ののち、先の判別に従って、加入者線上へディジタルラ
インカード12,ラインカード15を介して送信される
(図3の、図9のステップD4)。また、フレームに
異常が検出されたなら、そのフレームは、廃棄される
(図9のステップD5)。
【0047】このように、以上の条件で加入者論理回線
識別子SLLIを割りつけ、物理的な収容位置であるS
LLNの代わりに加入者回線制御装置2A,2Bとパケ
ット・ハンドラ3間のフレーム構成上のインタフェース
にSLLIを適用することにより、つまり、加入者回線
制御装置2A,2Bとパケット・ハンドラ3間のDチャ
ネル・パケットのフレーム要素に加入者回線制御装置2
A,2Bの物理的な構造に拠らない要素で多重化された
Dチャネル・パケットのフレームの識別要素を導入した
ことにより、多重化されて使用されるDチャネル・パー
マネント・パス3内に標準的なフレーム送受信インタフ
ェースを提供できるのである。
【0048】もし、加入者系を制御する交換機がエンハ
ンスされて、加入者回線制御装置2A,2Bの物理的構
成が変わってしまっても、加入者回線制御装置2A,2
B側の対応リスト2A−1,2B−1を変更すれば、パ
ケット・ハンドラ3としては、Dチャネル・パーマネン
ト・パス上のフレーム構成上のインタフェースに対して
影響がないため、この変更に追従する必要は無くなる。
【0049】また、加入者系を制御する交換機が、複数
のベンダーで構成されたとしても同様のことが言える。
なお、図5中の信号SABMEはリンク設定要求信号、
信号UAは要求受付信号、信号Iはインフォメーション
信号、信号DISCはリンク切断要求信号、PはSAP
I=16(Packet)情報、〔XX〕はパケット名
称情報、SIはリスタート指示パケット情報である。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のDチャネ
ルパケット・フレーム多重化方式によれば、加入者回線
制御装置の物理的な構造に拠らない論理的識別情報を定
義して、加入者回線制御装置に、物理的な収容位置と
記の論理的識別情報とを対応づけて、これを対応リスト
として登録するとともに、パケット・ハンドラに、加入
者番号と上記の論理的識別情報とを対応づけて、これを
対応リストとして登録し、Dチャネル・パーマネント・
パス上を送受信するフレームの識別情報として、加入者
回線制御装置,パケット・ハンドラにおける各対応リス
トから取り出した上記の論理的識別情報を用いることが
行なわれるので、インタフェースを標準化することがで
き、これにより加入者回線制御装置のハード・エンハン
スの影響を無くすと共に、インタフェースは、どのベン
ダーの交換機のパケット・ハンドラとしても使用できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の作用を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例に使用するフォーマットを示
す図である。
【図5】本発明の一実施例の作用を説明する信号シーケ
ンス図である。
【図6】本発明の一実施例の作用を説明するフロー図で
ある。
【図7】本発明の一実施例の作用を説明するフロー図で
ある。
【図8】本発明の一実施例の作用を説明するフロー図で
ある。
【図9】本発明の一実施例の作用を説明するフロー図で
ある。
【図10】従来例を示すブロック図である。
【図11】従来例の作用を説明する図である。
【図12】従来例に使用するフォーマットを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 交換機 2,2A,2B,102 加入者回線制御装置 3,103 パケット・ハンドラ 4,4A,4B,104 Dチャネル・パーマネント・
パス 11 ラインスイッチ 12 DLCコントローラ 13 ディジタルラインカード 14 ラインコントローラ 15 ラインカード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者回線に接続される加入者回線制御
    置と、パケット網に接続されるパケット・ハンドラと
    の間に、Dチャネル・パーマネント・パスを設定し、該
    Dチャネル・パーマネント・パス上をフレーム多重化し
    て送受信するに際し、 該加入者回線制御装置の物理的な構造に拠らない論理的
    識別情報(SLLI)を定義して、 該加入者回線制御装置に、物理的な収容位置(SLL
    N)と論理的識別情報(SLLI)とを対応づけて、
    これを対応リストとして登録するとともに、 該パケット・ハンドラに、加入者番号(DTE ADD
    R)と論理的識別情報(SLLI)とを対応づけて、
    これを対応リストとして登録し、 該Dチャネル・パーマネント・パス上を送受信するフレ
    ームの識別情報として、該加入者回線制御装置および該
    パケット・ハンドラにおける各対応リストから取り出し
    た該論理的識別情報(SLLI)を用いることを特徴と
    する、Dチャネルパケット・フレーム多重化方式。
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