JP3952241B2 - 通信インタフェース自動識別方法及びそのシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションによって割り当てる際のインタフェースを自動識別する通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のISDN通信制御装置間インタフェースの構成を示すブロック図である。
図5において、二つのISDN通信制御装置1,2が、D(制御)チャネルを通じて制御される複数のインタフェース3で接続され、この複数のインタフェース3におけるB(情報)チャネルを通じてデータ伝送を行っている。複数のインタフェース3は、ISDN通信制御装置1,2間における制御チャネルをインタフェース識別番号1で接続し、更に、ISDN通信制御装置1,2間における通信チャネルを、インタフェース識別番号2…nで接続している。
【0003】
図6は従来のISDN通信制御装置間インタフェース識別動作を説明するための図であり、図7はインタフェース識別番号の認識とインタフェース上のチャネル指定が異なる場合を説明するための図である。
図6において、ISDN通信制御装置間1,2では、Dチャネル共有(通話回線と信号回線が非対応の非対応信号方式/Dチャネルが一つ以上のインタフェース上のチャネルに対する呼制御を行う)によるインタフェースで接続する。この場合のインタフェースは、一組の送受信信号による通信回線であり、物理的な一本のケーブルと同等の意味で使用されることが多い。
【0004】
このようにISDN通信制御装置1,2を、D(制御)チャネルで制御する複数のインタフェース3で接続する場合、通信チャネル(インタフェース識別番号1…n)を、あるメッセージで指定するためには、そのチャネル要求によるチャネル表示を格納したメッセージ(インタフェース識別番号:a、チャネル番号b)でインタフェースごとに固定的に割り当てられたインタフェース識別番号1…nの認識と共に、そのインタフェース上のチャネル指定が必要である。
【0005】
ISDN通信制御装置1,2間の接続工事では、インタフェース識別番号1…nを確認できないため、接続ケーブルとISDN通信制御装置1,2の多極コネクタの接続位置を間違わずに接続する必要がある。この接続が正しいことを前提にして通信チャネルが設定される。接続ケーブルとISDN通信制御装置1,2のコネクタの接続位置を間違えると、一方のISDN通信制御装置(1,2)から他方のISDN通信制御装置(1,2)に送出したメッセージで表示するインタフェース識別番号1…nが異なることになる。このため、他方のISDN通信制御装置(1,2)で認識しているインタフェース識別番号1…nが違ってしまう。
【0006】
例えば、図7に示すように、Dチャネル共有によるインタフェースでの接続を、ISDN通信制御装置1からチャネル表示を含むメッセージ(インタフェース識別番号:2、チャネル番号:5)で行う場合、ISDN通信制御装置1,2で認識しているインタフェース識別番号:2、チャネル番号:5が相違してしまい、正常なチャネル接続できず、その通信が出来なくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来例では、接続ケーブルと通信制御装置1,2のコネクタの接続位置を間違えると、正常な通信チャネルによる接続ができなくなる。すなわち、インタフェース識別番号の正常な対応ができないため、特に注意深く通信制御装置間のケーブル接続を行う必要がある。また、通信制御装置1,2のコネクタの接続位置を間違えた場合、再度、注意深く通信制御装置間のケーブル接続を行う必要がある。換言すれば、作業時間が多大なるという欠点がある。
【0008】
本発明は、このような従来の技術における課題を解決するものであり、一方の通信制御装置が、常時送出する信号によって、メッセージ交換を行うことなく、他方の通信制御装置がインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになり、通信制御装置間のケーブル接続を行う際の接続作業時間が大幅に削減可能になる通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の通信インタフェース自動識別方法は、複数のデジタル回線を有するインタフェースに対し、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションによって割り当てる際のインタフェースを自動識別するものであり、一方の通信制御装置が、インタフェース群内のそれぞれのインタフェースに個別に割り当てられたインタフェース識別番号をフレームに格納し、次に、このフレームを常時送信し、他方の通信制御装置が、インタフェース起動時にフレームを受信し、次に、フレームからインタフェース識別番号を取り出し、このインタフェース識別番号を格納し、この後、インタフェース識別番号の変更を監視し、この監視で変更があった際にインタフェース識別番号を再度格納して更新し、次に、一方の通信制御装置が、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に通信チャネル番号と共にインタフェース識別番号を伝送し、他方の通信制御装置が、格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別している。
【0010】
本発明の通信インタフェース自動識別システムは、一方及び他方の通信制御装置間における複数のデジタル回線を有するインタフェースに対し、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションで割り当てる際のインタフェースを自動識別するものであり、一方の通信制御装置が、インタフェース群内のそれぞれのインタフェースに個別に割り当てられたインタフェース識別番号を、フレームに格納して常時送信すると共に、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に通信チャネル番号と共にインタフェース識別番号を伝送し、他方の通信制御装置が、インタフェース起動時にフレームを受信し、インタフェース識別番号を取り出して格納し、この後、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に、格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別する構成であり、他方の通信制御装置が、インタフェース識別番号を取り出して格納した後に、一方の通信制御装置から送られてくるインタフェース識別番号を監視し、変更があった場合に再度格納して更新する構成である。
【0011】
更に、前記一方及び他方の通信制御装置として、制御チャネルのインタフェースを処理する第1インタフェース回路と、情報チャネルによるデータ伝送におけるインタフェースを処理する複数の第2インタフェース回路と、インタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定を制御するMPUと、外部装置との通信インタフェースを処理する外部インタフェース回路とインタフェース識別番号を記憶する記憶装置とを備える構成である。
【0012】
また、前記通信インタフェース自動識別システムが、ITU−T勧告/Gシリーズのデジタル伝送方式における一次群情報チャネルインタフェースを処理し、更に、前記一次群情報チャネルインタフェースにおける伝送速度が2048kbit/sであると共に、また、前記インタフェース識別番号を、ITU−T勧告/Gシリーズのデジタル伝送方式におけるマルチフレーム構造内のSa4ビットからSa8ビットにインタフェース識別番号を格納して伝送する構成である。
【0013】
更に、前記一方の通信制御装置に、インタフェース識別番号を変更設定し、かつ、インタフェースの自動識別制御の起動を行う手動操作で指示すると共に、また、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示操作装置を更に備えると共に、また、前記他方の通信制御装置に、インタフェースの自動識別制御の起動を手動操作で指示すると共に、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示操作装置を更に備え、かつ、前記他方の通信制御装置でのインタフェースの自動識別制御の起動を、一方の通信制御装置からの遠隔起動制御で実行する構成である。
【0014】
このような本発明の通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムは、一方及び他方の通信制御装置が、複数のデジタル回線を有するインタフェースに、通信チャネルを、共通線信号方式による制御でのネゴシエーションで割り当てて設定する際に、そのインタフェースを自動識別している。
【0015】
この自動識別では、インタフェース起動時に一方の通信制御装置が、インタフェース群内のそれぞれのインタフェースに個別に割り当てられたインタフェース識別番号を、フレームに格納して常時送信する。このフレームを他方の通信制御装置が受信し、インタフェース識別番号を取り出して格納する。これ以降のインタフェース識別番号の監視で変更があった場合に更新する。この後、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に、格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別する。
【0016】
この結果、メッセージ交換を行うことなく、他方の通信制御装置がインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。この場合、接続ケーブルを細心の注意を払って接続する必要がなくなり、また、誤って接続しても、正常にインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。この結果、通信制御装置の接続作業時間が削減される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムの実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムの構成を示すブロック図である。
この例は、ITU−T(CCITT)勧告におけるGシリーズ(デジタル伝送方式/国際標準インタフェース)を適用して説明する。すなわち、一次群インタフェースにおけるインタフェース速度が2048kb/sであり、そのインタフェース構造の一次群B(情報)インタフェース(多重アクセス)が30B+D(2048kb/s)である。この場合のDチャネルの伝送速度は64kb/sであり、Bチャネルの複数のインタフェースを、まとめてDチャネルを配置する。このとき他のインタフェースは、30Bの使用が可能である。
【0018】
図1において、この例は、ISDN通信制御装置11,12との間が接続ケーブル13で接続されている。ISDN通信制御装置11,12は、次に説明する(1)(2)の制御を実行する(以下、適宜、「本発明の実施形態にかかる制御」と記載する)。
【0019】
(1)ISDN通信制御装置11が、インタフェース群内のそれぞれのインタフェースに個別に割り当てられたインタフェース識別番号を、フレームに格納して常時送信する。この後、通信チャネルをネゴシエーションで割り当てる際に、インタフェース識別番号を通信チャネル番号と共に伝送する。
(2)ISDN通信制御装置12が、インタフェース起動時にフレームを受信し、インタフェース識別番号を取り出して格納する。そして、インタフェース識別番号の監視で変更があった場合に更新する。この後、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別する。
【0020】
図1の構成の適用例について説明する。
このISDN通信制御装置11,12は、例えば、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop) ネットワークに適用される。このワイヤレスローカルループでは、加入者無線局とWLL無線基地局との間が無線回線接続(無線区間)され、更に、WLL基地局が、マイクロ波帯などで無線回線接続した網接続装置を通じて地方交換機(LS)に収容されている。
【0021】
この網接続装置とWLL基地局とにISDN通信制御装置11,12が設けられる。この場合の接続ケーブル13は、実際の例として二つの形態がある。まず、ISDN通信制御装置11,12が極めて接近している際にメタリックケーブルで直接接続する場合である。また、ISDN通信制御装置11,12の間に距離があり、光ケーブルマイクロ波帯などで接続する場合である。この場合のISDN通信制御装置11,12には、光ケーブル又はマイクロ波帯で接続するための通信接続装置を設けることになる。
【0022】
図1において、ISDN通信制御装置11は、ISDN通信制御装置12との間の伝送速度2048kb/sでのDチャネルのインタフェースを処理する2048kb/sI/F回路21と、D(制御)チャネルを通じて制御されるB(情報)チャネルによるデータ伝送のインタフェースを処理する2048kb/sI/F回路22と、これと同様のインタフェースを処理する2048kb/sI/F回路2Nとを有している。
【0023】
更に、ISDN通信制御装置11は、各部との間を接続するデータ/制御バスライン24と、「本発明の実施形態にかかる制御」を実行するMPU25と、図示しない外部装置の間での通信インタフェースを処理する外部I/F回路26と、2048kb/sI/F回路21…2Nに、それぞれに対応して設定されるインタフェース識別番号(以降で説明するインタフェース識別番号0〜31)を記憶する記憶装置27と、2048kb/sI/F回路21…2Nに、それぞれに対応して設定されるインタフェース識別番号を入力するための入力/表示装置28とを有している。
【0024】
ISDN通信制御装置12もISDN通信制御装置11と同様の構成であり、2048kb/sI/F回路31,32…3N、データ/制御バスライン34,MPU35、外部I/F回路36、記憶装置37及び入力/表示装置38を有している。
【0025】
次に、実施形態の動作について説明する。
図2はフレームを示す図であり、図3はデジタル伝送方式のマルチフレーム構成を示す図である。また、図4は動作を説明するためのブロック図である。
図2及び図3において、前記したITU−T(CCITT)勧告におけるGシリーズのデジタル伝送方式の規定では、図2に示すように125μsごとのフレーム構造を有し、このフレーム中のタイムスロット(TS)0を同期用、タイムスロット(TS)16を共通線信号用、その他のタイムスロット(TS)1〜15,17〜31を情報チャネルとしている。また、図3に示すように16個のフレームを一つのマルチフレームとして取り扱い、エラー検出用の巡回冗長検査(CRC)−4マルチフレーム構造を有している。
【0026】
CRC−4マルチフレーム構造内の「Sa4〜Sa8」のビットの使用は、その規定があるものの、一般的には使用されていない。そこで、本発明の実施形態では、これらの「Sa4〜Sa8」のビットをインタフェース識別番号の伝達(伝送)用に使用する。この場合、5ビット情報となるため、最大32のインタフェースを一つのインタフェース群(グループ)として識別可能になる。したがって、図1における2048kb/sI/F回路21…2N,31…3Nは、32個の2048kb/sI/F回路が配置可能である。
【0027】
図2において、ISDN通信制御装置11,12は、その設置が行われた後に図示しない多極コネクタ間を接続ケーブル13で接続する。そして、インタフェース起動時に、このISDN通信制御装置11,12に設けた入力/表示装置28,38からの起動指示信号をMPU25,35が取り込んで「本発明の実施形態における制御」の動作を開始する。例えば、前記した説明のようにワイヤレスローカルループ(WLL)ネットワークにおける網接続装置とWLL基地局とをISDN通信制御装置11,12として接続した場合である。
【0028】
次に、ISDN通信制御装置11,12は、入力/表示装置28から2048kb/sI/F回路21…2Nに対し、「Sa4〜Sa8」にビットに固定値であるインタフェース識別番号0〜31を入力する。このインタフェース識別番号0〜31をMPU25が取り込み、記憶装置27に記憶して2048kb/sI/F回路21…2Nごとに設定する。例えば、図4に示すように2048kb/sI/F回路21,22…2Nに、それぞれインタフェース識別番号「1」「2」「3」を設定する。
【0029】
次に、ISDN通信制御装置11のMPU25は、制御プログラムに基づいて、このインタフェース識別番号を格納したフレームを、2048kb/sI/F回路21を通じて常時送信する。このフレームをISDN通信制御装置12の2048kb/sI/F回路31の動作を通じてMPU35が取り込み、2048kb/sI/F回路31,32…3Nのインタフェース識別番号「1」〜「3」を取り出して記憶装置37に格納する。
【0030】
この場合、図4に示すようにISDN通信制御装置11の2048kb/sI/F回路22,2NとISDN通信制御装置12の2048kb/sI/F回路32,3Nとの接続がクロスしている。すなわち、誤って接続されている。この後、ISDN通信制御装置12のMPU35が、ISDN通信制御装置11から常時送信されるフレームに対してインタフェース識別番号の変更が無いかを記憶装置37に格納しているインタフェース識別番号を読み出して監視する。この監視でインタフェース識別番号が変更されている場合は、新たに記憶装置37に格納して更新する。
【0031】
この後、ISDN通信制御装置11のMPU25が外部I/F回路26を通じて外部装置からの送信実行の指示を受信すると、2048kb/sI/F回路21を通じて、例えば、図4に示すように「インタフェース識別番号2、通信チャネル番号5」を指定したチャネル表示を含むメッセージを送信し、通信チャネルの割り当てのネゴシエーションを共通線信号方式のプロトコルによって行う。
【0032】
ISDN通信制御装置12のMPU35は、2048kb/sI/F回路31を通じて、図4に示すように「インタフェース識別番号2、通信チャネル番号5」を指定したチャネル表示を含むメッセージを受信すると、記憶装置37に格納しているインタフェース識別番号を読み出し、インタフェース識別番号「2」に対応する2048kb/sI/F回路3N上の通信チャネル番号「5」を設定する。この後は、ISDN通信制御装置11,12間の2048kb/sI/F回路22,3Nに設定した通信チャネル番号「5」を通じて図示しない外部装置間でのデータ伝送が実行される。なお、同様にISDN通信制御装置11,12間の2048kb/sI/F回路2N,32でも、通信チャネルを通じて図示しない外部装置によるデータ伝送が実行可能である。
【0033】
このように、この実施形態では、ISDN通信制御装置11が常時送出するフレームによって、ISDN通信制御装置12がインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。したがって、接続ケーブル13を細心の注意を払って接続する必要がなくなる。また、誤って接続しても、正常にインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。換言すれば、短時間で接続処理を行うには、接続ケーブル13を適当に接続しても良いことになる。この結果、接続作業時間が削減される。
【0034】
また、この実施形態では、ITU−T(CCITT)勧告のGシリーズでのデジタル伝送方式における主に欧州で使用されている同期式伝送速度2048kb/sの一次群インタフェース(30B+D/多重アクセス)をもって説明したが、国内や北米等で多用される同期式の伝送速度1544kb/sの一次群インタフェース(23B+D/多重アクセス)にも適用できる。
【0035】
また、通信制御装置11の入力/表示装置28で、ここから入力して設定するインタフェース識別番号を画面表示し、また、通信制御装置12の入力/表示装置38で、インタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定状態を画面表示し、更に、印字出力すると、その接続ケーブル13の接続状態が、例えば、ネットワーク管理者で容易かつ迅速に判明し、また、以降での参考資料として利用可能になる。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムによれば、一方の通信制御装置からのフレームを受信した他方の通信制御装置が、インタフェース識別番号を取り出して格納し、かつ、監視して変更があった場合に更新する。この後、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に、格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別する。
【0037】
この結果、メッセージ交換を行うことなく、他方の通信制御装置がインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が出来るようになる。したがって、接続ケーブルを細心の注意を払って接続する必要がなくなり、また、誤って接続しても、正常にインタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定が行われ、通信制御装置間の接続作業時間を削減できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信インタフェース自動識別方法及びそのシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあってフレームを示す図である。
【図3】実施形態のデジタル伝送方式におけるマルチフレーム構成を示す図である。
【図4】実施形態の動作を説明するためのブロック図である。
【図5】従来のISDN通信制御装置間インタフェースの構成を示すブロック図である。
【図6】従来のISDN通信制御装置間インタフェース識別動作を説明するための図である。
【図7】従来のインタフェース識別番号の認識とインタフェース上のチャネル指定が異なる場合を説明するための図である。
【符号の説明】
11,12 ISDN通信制御装置
13 接続ケーブル
21…2N,31…3N 2048kb/sI/F回路
24,34 データ/制御バスライン
25,35 MPU
26,36 外部I/F回路
27,37 記憶装置
28,38 入力/表示装置
Claims (9)
- 複数のデジタル回線を有するインタフェースに対し、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションによって割り当てる際のインタフェースを自動識別する通信インタフェース自動識別方法において、
一方の通信制御装置が、インタフェース群内のそれぞれのインタフェースに個別に割り当てられたインタフェース識別番号をフレームに格納し、
次に、このフレームを常時送信し、
他方の通信制御装置が、インタフェース起動時にフレームを受信し、
次に、フレームからインタフェース識別番号を取り出し、
このインタフェース識別番号を格納し、
この後、インタフェース識別番号の変更を監視し、
この監視で変更があった際にインタフェース識別番号を再度格納して更新し、次に、一方の通信制御装置が、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に通信チャネル番号と共にインタフェース識別番号を伝送し、他方の通信制御装置が、格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別することを特徴とする通信インタフェース自動識別方法。 - 一方及び他方の通信制御装置間における複数のデジタル回線を有するインタフェースに対し、通信チャネルを共通線信号によるネゴシエーションで割り当てる際のインタフェースを自動識別する通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記一方の通信制御装置が、インタフェース群内のそれぞれのインタフェースに個別に割り当てられたインタフェース識別番号を、フレームに格納して常時送信すると共に、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に通信チャネル番号と共にインタフェース識別番号を伝送し、
前記他方の通信制御装置が、インタフェース起動時にフレームを受信し、インタフェース識別番号を取り出して格納し、この後、通信チャネルを割り当てるネゴシエーション時に格納しているインタフェース識別番号に基づいてインタフェースを自動識別することを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項2記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記他方の通信制御装置が、インタフェース識別番号を取り出して格納した後に、
一方の通信制御装置から送られてくるインタフェース識別番号を監視し、変更があった場合に再度格納して更新することを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項2記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記一方及び他方の通信制御装置として、
制御チャネルのインタフェースを処理する第1インタフェース回路と、
情報チャネルによるデータ伝送におけるインタフェースを処理する複数の第2インタフェース回路と、
インタフェース識別番号を自動的に確認して通信チャネルの設定を制御するMPUと、
外部装置との通信インタフェースを処理する外部インタフェース回路と
インタフェース識別番号を記憶する記憶装置と、
を備えることを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項4記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記システムがITU−T勧告/Gシリーズのデジタル伝送方式におけるN次群(N=0,1,2,…)インタフェースを処理することを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項2記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記インタフェース識別番号を、
ITU−T勧告/Gシリーズのデジタル伝送方式におけるエラー検出用の巡回冗長検査(CRC)−4マルチフレーム構造内のSa4ビットからSa8ビット等の一般的に使用されない予約ビットにインタフェース識別番号を格納して伝送することを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項4記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記一方の通信制御装置に、
インタフェース識別番号を変更設定し、かつ、インタフェースの自動識別制御を行うと共に、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示操作装置を更に備えることを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項4記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記他方の通信制御装置に、
インタフェースの自動識別制御をすると共に、入力データ及び処理データを画面表示するための入力/表示操作装置を更に備えることを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。 - 請求項2記載の通信インタフェース自動識別システムにおいて、
前記システムがワイヤレスローカルループシステムに配置される網接続装置とWLL基地局との間のインタフェースを自動識別するために設けられることを特徴とする通信インタフェース自動識別システム。
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