JP4065419B2 - 良好な色調のポリエステル - Google Patents

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Description

本発明は触媒安定化システムを使用することによって製造された良好な色調を有するポリエステルに関する、また、ポリエステルの色調を改良するための触媒安定化システムに関する、また、良好な色調をもつポリエステルを製造する方法に関する、更に、前記ポリエステルから製造された中空形状の容器に関する。
一般に、ポリエステル、特に、ポリエチレンテレフタレート(以後、「PET」と称する)は機械的強度、化学安定性、衛生性能などを含めて優れた特性を示し、そして経済的でありかつ軽重でもある。これらポリエステルは包装容器、フィルム、繊維などのような多様な用途に広く使用されている。
これらポリエステルは直接エステル化またはエステル交換によって得られてもよいということが知られている。たとえば、PETの製造は一般に、ジカルボン酸またはその誘導体、たとえば、テレフタル酸(以後、「TPA」と称する)またはテレフタル酸ジメチル(以後、「DMT」と称する)、と、脂肪族ジオール、たとえば、エチレングリコール(以後、「EG」と称する)、を前もって供給し、その後に重合触媒(単数または複数)を添加しそして減圧下で高温で溶融重合することを含む。その上、ポリエステルの分子量を増大させるため及び酸価およびアセトアルデヒド(以後、「AA」と称する)の量を低下させるためには、溶融重合の完了の後に更に固相重合を行うことが望ましい。
過去、PETは重合触媒として含アンチモン化合物たとえば酸化アンチモン(III)や酢酸アンチモンなどを使用することによって製造された。しかしながら、PETから飲料容器を製造した後に、容器から残留アンチモン化合物が高温において飲料の中に滲出しないかどうかが問題である。さらに、アンチモン自体が重金属であり環境汚染の問題を引き起こすかもしれない。この問題を解決するためには、含アンチモン化合物を重合触媒として使用することを回避すること及びそれを他の無アンチモン化合物に置き換えることが望ましい。
ポリエステルを製造するための無アンチモン触媒としては主に、含ゲルマニウム化合物および含チタン化合物が挙げられる。含ゲルマニウム化合物は高価であり、従って、ポリエステルの製造コストを上昇させる。それ故に、最近は、含ゲルマニウム化合物はまれにしか使用されない。過去には、テトラブチルチタネートのような有機チタン化合物が重合触媒として使用された。しかしながら、高温での長時間の溶融重合下では、それから製造されたポリエステル高分子は熱によって開裂されることがあり、それによって、分子間の鎖が開裂されるばかりでなくビニルエステル基およびカルボキシル基の量が増加する。ビニルエステルの形成のせいで、ポリエステルは黄変する。さらには、射出や押出や紡糸のような後加工中にも、ポリエステルは熱酸化による分子鎖の開裂によって容易に黄変する。
上記問題を解決するために、幾つかの方法が試行されている。たとえば、特公昭43−25827号、43−18609号、49−13234号および51−19477号は含燐化合物を添加することによってポリエステルの黄変を改善する方法を開示している;特公昭47−18119号、特開昭51−595号および51−46394号は調色剤(toner)として含コバルト化合物を添加することによってポリエステルの黄変を改善する方法を開示している。しかしながら、前記方法はポリエステルの黄変を有意には改善しない。さらに、含燐化合物の存在のせいで、チタン化合物の活性度が低下し、重合時間の延長を結果として生じるであろう。チタン化合物とコバルト化合物の添加はポリエステルの黄変を軽減するかもしれないが、ポリエステルの透明度は大いに低下するであろう。それ故に、前記方法は加による又は熱酸化によるポリエステルの開裂を阻止する目的を達成できないことは明白である。加えて、熱安定剤または調色剤どちらかを使用することを含む従来の方法によっては、ポリエステルの黄変および酸化劣化の問題は完全には解決できない。
そこで、本発明の発明者らは驚くべきことにはポリエステルの色調を改良するための新規な触媒安定化システムを見出すのである。上記問題はこのシステムを使用することによって解決できるであろう。従って、良好な色調を有するポリエステルが得られるであろう。特に、それから得られたポリエステルは中空容器などの容器、フィルム、繊維などの製造に適する。
従って、本発明の目的は良好な色調を有するポリエステル、特に、良好な色調を有するポリエチレンテレフタレート(以後、「PET」と称する)を提供すること、および前記ポリエステルの製造方法を提供することである。本発明の別の目的は前記ポリエステルを製造するための新規な触媒安定化システムを提供することである。本発明の更に別の目的は前記ポリエステルから製造された中空形状の容器を提供することである。
本発明による良好な色調を有するポリエステルは、
1)a)式(I)の含チタン化合物:
(MenO)x・(TiO2y・(H2O)z (I)
(式中、Meはアルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群から選ばれた金属を表し、
nは1または2であり、
xは0.0001〜6であり、
yは1であり、そして
zは0.01〜2である)

b)含亜鉛化合物
を含有する重合触媒;
2)a)式(II)の化合物:
Figure 0004065419

b)含コバルト化合物
を含有する調色剤;および
3)安定剤としての一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤
を含む新規な触媒安定化システムを使用することによって製造できる。
本発明によると、1−a)上記の通り定義された式(I)の含チタン化合物は1−b)含亜鉛化合物と組み合わされてポリエステル製造用の混合触媒を形成する。好ましくは、含チタン化合物は、nが2であるときに、MeがLi、Na、K、RbまたはCsから選ばれた金属を表す、又はnが1であるときに、MeがMg、Ca、SrまたはBaから選ばれた金属を表す、式(I)の無機チタン化合物である。最も好ましくは、式(I)の含チタン化合物はチタン酸ナトリウム、特に、SACHTLEBEN CHEMIE GMBHから商業的に入手可能なHombifast PCである。好ましくは、1−b)含亜鉛化合物は、酢酸亜鉛、炭化亜鉛および塩化亜鉛、またはそれらの混合物からなる群から選ばれた有機含亜鉛化合物である。
さらに、本発明によれば、1−a)式(I)の含チタン化合物は3〜30ppmのチタン元素を含有し、そして1−b)含亜鉛化合物は10〜100ppmの亜鉛元素を含有し、チタン元素と亜鉛元素の総量は5〜120ppmである、ことが好ましい。1−a)含チタン化合物の中のチタン元素の量が3ppm未満であるか又は1−b)含亜鉛化合物の中の亜鉛元素の量が10ppm未満であるか又は前記のチタンと亜鉛の総量が5ppm未満である場合には、重合速度が比較的遅い。他方、1−a)含チタン化合物の中のチタン元素の量が30ppmより大きいか又は1−b)含亜鉛化合物の中の亜鉛元素の量が100ppmより大きいか又は前記のチタンと亜鉛の総量が120ppmより大きい場合には、得られるポリエステルは黄ばんでいる傾向がある。
本発明によると、2−a)上記の通り定義された式(II)の含燐化合物は2−b)含コバルト化合物と組み合わされて調色剤組成物を形成する。好ましくは、式(II)の前記含燐化合物はチバガイギー社(Ciba−Geigy Corporation)から商業的に入手可能なイルガノックス(IRGANOX)1425である。好ましくは、2−b)含コバルト化合物は、酢酸コバルト、塩化コバルト、蟻酸コバルト、テレフタル酸コバルト、硝酸コバルト、硫酸コバルトおよび塩化コバルトアンモニウムからなる群から選ばれる。
本発明によれば、調色剤は2−a)式(II)の化合物と2−b)含コバルト化合物の混合形態で添加されることが好ましい。本発明によれば、2−a)式(II)の化合物が0.005〜0.25重量%の量で添加され、そして2−b)含コバルト化合物が0.001〜0.015重量%の量で添加され、そして式(II)の化合物と含コバルト化合物の総量が0.005〜0.3重量%である、ことが好ましい。式(II)の化合物が0.005重量%未満の量で添加されるか又は含コバルト化合物が0.001重量%未満の量で添加されるか又は式(II)の化合物と含コバルト化合物が0.005重量%未満の総量で添加される場合には、得られるポリエステルが黄ばんでいる傾向がある。また、式(II)の化合物が0.25重量%より大きい量で添加されると、得られるポリエステルの色調が改善されず、かつポリエステルの製造コストも増す。含コバルト化合物が0.015重量%より大きい量で添加されるか又は式(II)の化合物と含コバルト化合物が0.3重量%より大きい総量で添加されると、得られるポリエステルは暗い色(すなわち、より低いL値(L−value))である傾向があり、かつポリエステルの製造コストも増す。
本発明によると、3)一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤は、
2,2−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、特に、シアナミド社(Cyanamid Company)から商業的に入手可能な抗酸化剤2246、
2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルベンジル)−4−クレゾール、特に、シアナミド社から商業的に入手可能な抗酸化剤80、
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、特に、シアナミド社から商業的に入手可能な抗酸化剤425、
2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、特に、シェル社(Shell Company)から商業的に入手可能なイオノール(Ionol)、
テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート]メタン、特に、チバガイギー社から商業的に入手可能なイルガノックス1010、および
4,4−ブチリデン−(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、特に、モンサント社(Monsanto Company)から商業的に入手可能なサントホワイト(Santowhite)パウダー、
からなる群から選ばれる。
本発明によれば、3)ヒンダードフェノール系抗酸化剤は0.005〜0.2重量%の量で添加される。ヒンダードフェノール系抗酸化剤が0.005重量%未満の量で添加されると、得られるポリエステルは後加工中に熱酸化によって容易に開裂され、そして黄変する傾向がある。ヒンダードフェノール系抗酸化剤が0.2重量%より大きい量で添加されても、得られるポリエステルの黄色度はそれ以上改善されず、ポリエステルの製造コストが増す。
本発明によれば、ジカルボン酸またはそれのジオールとのエステルを重合することによって製造された得られたポリエステルは優れた熱安定度および熱酸化安定度を有し、それによって前記ポリエステルは溶融重合および後加工(たとえば注入など)中にも良好な色調を有する。
本発明によれば、本発明のポリエステルがポリエステル特にPETの90重量%以上を構成することが好ましい。
本発明によると、その更なる目的は、
1)a)式(I)の含チタン化合物:
(MenO)x・(TiO2y・(H2O)z (I)
(式中、Meはアルカリ金属およびアルカリ土類金属からなる群から選ばれた金属を表し、
nは1または2であり、
xは0.0001〜6であり、
yは1であり、そして
zは0.01〜2である)

b)含亜鉛化合物
を含有する重合触媒;
2)a)式(II)の化合物:

Figure 0004065419

b)含コバルト化合物
を含有する調色剤;および
3)安定剤としての一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤
を含む、ポリエステルの色調を改良するための新規な触媒安定化システムを提供することである。
本発明の新規な触媒安定化システムにおいては、1−a)上記の通り定義された式(I)の含チタン化合物は1−b)含亜鉛化合物と組み合わされてポリエステル製造用の混合触媒を形成する。好ましくは、含チタン化合物は、nが2であるときに、MeがLi、Na、K、RbまたはCsから選ばれた金属を表す、又はnが1であるときに、MeがMg、Ca、SrまたはBaから選ばれた金属を表す、式(I)の無機チタン化合物である。最も好ましくは、式(I)の含チタン化合物はチタン酸ナトリウム、特に、SACHTLEBEN CHEMIE GMBHから商業的に入手可能なHombifast PCである。好ましくは、1−b)含亜鉛化合物は、酢酸亜鉛、炭化亜鉛および塩化亜鉛、またはそれらの混合物からなる群から選ばれた有機含亜鉛化合物である。
さらに、本発明によれば、1−a)式(I)の含チタン化合物は3〜30ppmのチタン元素を含有し、そして1−b)含亜鉛化合物は10〜100ppmの亜鉛元素を含有し、チタン元素と亜鉛元素の総量は5〜120ppmである、ことが好ましい。1−a)含チタン化合物の中のチタン元素の量が3ppm未満であるか又は1−b)含亜鉛化合物の中の亜鉛元素の量が10ppm未満であるか又は前記のチタンと亜鉛の総量が5ppm未満である場合には、重合速度が比較的遅い。他方、1−a)含チタン化合物の中のチタン元素の量が30ppmより大きいか又は1−b)含亜鉛化合物の中の亜鉛元素の量が100ppmより大きいか又は前記のチタンと亜鉛の総量が120ppmより大きい場合には、得られるポリエステルは黄ばんでいる傾向がある。
本発明によると、2−a)式(II)の含燐化合物は2−b)含コバルト化合物と組み合わされて調色剤組成物を形成する。好ましくは、式(II)の前記含燐化合物はチバガイギー社から商業的に入手可能なイルガノックス1425である。好ましくは、2−b)含コバルト化合物は、酢酸コバルト、塩化コバルト、蟻酸コバルト、テレフタル酸コバルト、硝酸コバルト、硫酸コバルトおよび塩化コバルトアンモニウムからなる群から選ばれる。
本発明によれば、調色剤は2−a)式(II)の化合物と2−b)含コバルト化合物の混合形態で添加されることが好ましい。本発明によれば、2−a)式(II)の化合物が0.005〜0.25重量%の量で添加され、そして2−b)含コバルト化合物が0.001〜0.015重量%の量で添加され、そして式(II)の化合物と含コバルト化合物の総量が0.005〜0.3重量%である、ことが好ましい。式(II)の化合物が0.005重量%未満の量で添加されるか又は含コバルト化合物が0.001重量%未満の量で添加されるか又は式(II)の化合物と含コバルト化合物が0.005重量%未満の総量で添加される場合には、得られるポリエステルが黄ばんでいる傾向がある。また、式(II)の化合物が0.25重量%より大きい量で添加されると、得られるポリエステルの色調は改良されず、かつポリエステルの製造コストも増す。含コバルト化合物が0.015重量%より大きい量で添加されるか又は式(II)の化合物と含コバルト化合物が0.3重量%より大きい総量で添加されると、得られるポリエステルは暗い色(すなわち、低いL値)である傾向があり、かつポリエステルの製造コストも増す。
本発明によると、3)一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤は、
2,2−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、特に、シアナミド社から商業的に入手可能な抗酸化剤2246、
2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルベンジル)−4−クレゾール、特に、シアナミド社から商業的に入手可能な抗酸化剤80、
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、特に、シアナミド社から商業的に入手可能な抗酸化剤425、
2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、特に、シェル社から商業的に入手可能なイオノール、
テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート]メタン、特に、チバガイギー社から商業的に入手可能なイルガノックス1010、および
4,4−ブチリデン−(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、特に、モンサント社から商業的に入手可能なサントホワイトパウダー、
からなる群から選ばれる。
本発明によれば、3)ヒンダードフェノール系抗酸化剤は0.005〜0.2重量%の量で添加される。ヒンダードフェノール系抗酸化剤が0.005重量%未満の量で添加されると、得られるポリエステルは後加工中に熱酸化によって容易に開裂され、そして黄変する傾向がある。ヒンダードフェノール系抗酸化剤が0.2重量%より大きい量で添加されても、得られるポリエステルの黄色度はそれ以上改善されず、ポリエステルの製造コストが増す。
本発明によると、上記の通り定義された触媒安定化システムを使用することを含む、良好な色調をもつポリエステルを製造する方法が提供される。
本発明においては、目的のポリエステルはジカルボン酸またはそれのジオールとのエステルから触媒の存在下または不在下どちらかでのエステル化やエステル交換などのような通常の仕方によって得ることができるものであってもよい。エステル交換の触媒はアルカリ金属、アルカリ土類金属、亜鉛、マンガン、チタンなどからなる群から選ばれた金属化合物である。エステル化およびエステル交換の反応は150〜250の温度で好ましく行われる。好ましくは、エステル化またはエステル交換の転化率が90%にまで又はそれ以上になったら、本発明の触媒安定化システムが反応混合物に添加され、続いて反応圧力を30分以内でゆっくり1mmHgまたはそれ以下に下げ、反応温度を250℃〜300℃に上げ、そして重合を行う。
本発明によれば、本発明の触媒安定化システムの中の重合触媒1)と調色剤2)と安定剤3)は重合プロセス中に別々に添加されることが好ましい。重合触媒1)はポリエステルの製造中のどの時点で添加されてもよい。たとえば、前記成分は反応(エステル化またはエステル交換などのような)の開始時に又は重合の終了前に添加されてもよい。エステル化またはエステル交換の段階での調色剤の添加は反応槽を汚染させるであろうこと及び重合の後段での調色剤の添加は重合に要する時間を延長させるであろうことを考慮すると、反応の終了と重合の早い段階との間の時点で調色剤を添加することが好ましい。
また、ヒンダーフェノール系抗酸化剤3)はポリエステルの製造中のどの時点で添加されてもよい。たとえば、ヒンダーフェノール系抗酸化剤3)はエステル化またはエステル交換の開始から重合の終了までの間のどの時点で添加されてもよい。
本発明に従って得られたポリエステルは固相重合を行うために流れる不活性気体中で又は高真空下で加熱されてもよい。ポリエステルペレットの固有粘度(intrinsic viscosity)(IV)が0.7〜1.2dl/gの範囲に増大されるので、ポリエステルは次いで、シート、フィルムまたはボトルなどのような様々なタイプの物品を得るために、押出、射出または押出吹込成形によって加工される。このポリエステルはまた、フィラメントや短繊維を得るために、紡糸、伸長または後処理されてもよい。
本発明のポリエステルの製造においては、顔料、艶消し剤、蛍光増白剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、静電防止剤、エーテル抑制剤(たとえば有機アミンまたは有機カルボン酸アミンなど)のような添加剤が場合によっては単独で又は組合せで添加されてもよい。
本発明に従って製造されたポリエステルは重合(たとえば溶融重合など)の間に又は後加工段階(たとえば射出成形など)の間に良好な色調を有するばかりでなく優れた熱安定度、熱酸化安定度を示す。
従って、本発明のポリエステルは成形された製品、たとえば、容器、特に中空容器、フィルムまたは繊維など、の製造に使用されてもよく、それによって、前記物品に良好な色調と優れた熱安定度を与える。
実施例
本発明を実施例によって更に詳しく説明する。しかしながら、本発明は下記実施例によって何ら制限されるものではない。本発明の精神から逸脱しない全ての変形は本発明の範囲に入ると理解されるはずである。
実施例および比較例においては、製造されたポリエステルの特性は下記方法に従って測定された。
1.固有粘度(IV)
得られたポリエステルの0.8gを10mlのo−クロロフェノールの中に25℃の一定温度で溶解した。粘度をウッベローデ(Ubbelohde)粘度計によって測定した。
2.色調
得られたポリエステルの色L値(透明度)、a値(赤−緑の色合い)およびb値(黄−青の色合い)を、TOPSCAN MODEL TC−1800 MK II カラーアナライザーによって測定した。L値が大きいほど、透明度が高い。また、a値が正であるときには、色合いは赤味を帯びている傾向がある。他方、a値が負であるときには、色合いは緑色を帯びている傾向がある。さらに、b値が正であるときには、色合いは黄色味を帯びている傾向がある。b値が負であるときには、色合いは青味を帯びている傾向がある。
3.チタン元素の含有率および亜鉛元素の含有率
得られたポリエステルの2.5gを灰化し、そして硫酸の存在下で酸素飽和水によって分解し、それから、このポリエステルの溶液を希釈して50mlの体積にした。定量分析をJOBIN YVONカンパニー製のICP−AES“JY46P Model”(高周波、デバイス−ボンデッド・プラズマ・エミッション(device−bonded plasma emission)分光分析器)によるプラズマエミッション分光分析によって行った。
4.熱酸化安定度の評価
得られたポリエステルペレットを加熱炉に入れ、そして加熱試験前に結晶化させるために160℃で10分間加熱した。その後、加熱試験を行うために、ポリエステルを200℃で6時間加熱した。b値の変化(Δb)を測定した。
実施例1
43.24kgのテレフタル酸(TPA)と19.40kgのエチレングリコール(EG)を均質スラリーになるまで前もって撹拌した。それから、前もって50kgのポリエステルプレポリマーが装填されている120リットルのステンレス反応槽に、スラリーを標準圧力で0.35kg/分の速度で導入した。エステル化は245℃で行われた。転化率が98%になったときに、前記槽の中に50kgのポリエステルプレポリマーを残して、残りを別の100リットルの重合槽に移した。得られたポリエステルプレポリマーの中に、33ppmのHombifast PC(SACHTLEBEN CHEMIE GMBHによって製造された)と200ppmの酢酸亜鉛を含有する混合された重合触媒、700ppmのイルガノックス1425(チバガイギー社によって製造された)と100ppmの酢酸コバルトを含有する調色剤、および抗酸化剤としての0.1%のイルガノックス1010(チバガイギー社によって製造された)を別々に添加した。反応圧力を25mmHg/分の速度でゆっくりと1mmHgまで下げた。その間に、温度を280℃に上げる。2時間の重合の後に、ポリエステルを冷却し、そしてペレット化した。得られたポリエステルペレットは0.58dl/gのIV、52.9/−0.6/−1.0の色L/a/bを有し、そして良好な色調を有する。
その後、ポリエステルペレットを加熱炉の中に入れ、それから、加熱試験を行うために200℃で6時間加熱する。加熱試験の前後のb値の差(Δb)を測定し、そして熱酸化安定度を評価した。結果として、得られたポリエステルペレットは4.6のΔb値を有しており、優れた熱酸化安定度を有する。
実施例2〜8
ポリエステルの製造は、イルガノックス1425、酢酸コバルト、Hombifast PCおよび酢酸亜鉛の量を表1に掲載した通りにしたこと以外は、実施例1に記載されたのと同じやり方で実施した。結果および得られたポリエステルの品質は表1に示されている。
実施例9
42.38kgのテレフタル酸(TPA)と0.86kgのイソフタル酸(IPA)と19.04kgのエチレングリコール(EG)を均質スラリーになるまで前もって撹拌した。それから、2.0モル%のIPAを含有する50kgのポリエステルプレポリマーが前もって装填されている120リットルのステンレス反応槽に、スラリーを標準圧力で0.35kg/分の速度で導入した。エステル化は245℃で行われた。転化率が98%になったときに、前記槽の中に50kgのポリエステルプレポリマーを残して、残りを別の100リットルの重合槽に移した。得られたポリエステルプレポリマーの中に、33ppmのHombifast PC(SACHTLEBEN CHEMIE GMBHによって製造された)と200ppmの酢酸亜鉛を含有する混合された重合触媒、700ppmのイルガノックス1425(チバガイギー社によって製造された)と100ppmの酢酸コバルトを含有する調色剤、および抗酸化剤としての0.1%のイルガノックス1010(チバガイギー社によって製造された)を別々に添加した。反応圧力を25mmHg/分の速度でゆっくりと1mmHgまで下げた。その間に、温度を280℃に上げた。2時間の重合の後に、ポリエステルを冷却し、そしてペレット化した。得られたポリエステルペレットは0.58dl/gのIV、53.2/−0.8/−1.0の色L/a/bを有し、そして良好な色調を有する。
その後、ポリエステルペレットを加熱炉の中に入れ、それから、加熱試験を行うために200℃で6時間加熱した。加熱試験の前後のb値の差(Δb)を測定し、そして熱酸化安定度を評価した。結果として、得られたポリエステルペレットは4.8のΔb値を有しており、優れた熱酸化安定度を有する。
実施例10
実施例9によって製造されたポリエステルペレットを、1mmHgの高真空下で220℃でダウサム(dowtherm)真空乾燥器の存在下での固相重合によって、0.88dl/gのIVを有するポリエステルに転化した。それから、この得られたポリエステルをCMマシンによって射出成形したボトル予備成形物にした。それから、前記予備成形物をSIDELマシンによって吹込成形してボトルにした。こうして得られたボトルは良好な色調(色L/a/b:54.2/−0.3/−0.6)およびより高い透明度を有している。
比較例1〜15
ポリエステルの製造は、Hombifast PC、酢酸亜鉛、イルガノックス1425、酢酸コバルトおよびイルガノックス1010の量を表2に掲載した通りに変更したこと以外は、実施例1と同じやり方で実施された。結果および得られたポリエステルの品質は表1に示されている。
比較例16
比較例15によって製造されたポリエステルペレットを、1mmHgの高真空下で220℃でダウサム真空乾燥器の存在下での固相重合によって、0.88dl/gのIVを有するポリエステルに転化した。それから、この得られたポリエステルをCMマシンによって射出成形したボトル予備成形物にした。それから、前記予備成形物をSIDELマシンによって吹込成形してボトルにした。こうして得られたボトルは黄ばんでいる傾向がある(色L/a/b:59.6/−2.1/+6.0)。

Figure 0004065419

Figure 0004065419
色調の性質に関しては、比較例1、3、10〜12および15によって得られたポリエステルは黄ばんだ色を有する。比較例4および6によって得られたポリエステルは青ばんだ色を有しており、しかもその製造コストは増加している。比較例5によって得られたポリエステルは暗い色である傾向がある。しかしながら、本発明によれば、実施例1〜9によって得られたポリエステルは良好な色調を示す。結果として、それからつくられたボトルは実施例10に記載されている通り、良好な色調を有するばかりでなく、より高い透明度を有している。
比較例14に記載されたポリエステルの製造コストは増大する。比較例2においては、そのようにして得られたポリエステルの色はイルガノックス1425が単独で添加されたので改善されていない。
その上、重合性能は比較例7および9においては劣っている。比較例8においては、重合速度が比較的遅く、それにより、ポリエステルの固有粘度はより低い。さらに、比較例13および15によって得られたポリエステルの熱酸化安定度は劣っている。しかしながら、本発明によれば、得られたポリエステルは良好な熱酸化安定度を示す。

Claims (22)

  1. 1)a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩:
    (MenO)x・(TiO2y・(H2O)z (I)
    (式中、MeはLi、Na、K、RbおよびCsからなる群から選ばれた金属を表し、
    nは2であり、
    xは0.0001〜6であり、
    yは1であり、そして
    zは0.01〜2である)

    b)含亜鉛化合物
    を含有する重合触媒;
    2)a)0.005〜0.25重量%の式(II)の化合物:
    Figure 0004065419


    b)0.001〜0.015重量%の含コバルト化合物
    、総量で0.005〜0.3重量%含有する調色剤;および
    3)安定剤としての一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤
    を含むポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせを使用することによって製造された良好な色調を有するポリエステル。
  2. 1−a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩がチタン酸ナトリウムである、請求項1のポリエステル。
  3. 1−b)含亜鉛化合物が、酢酸亜鉛、炭化亜鉛および塩化亜鉛、またはそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項1のポリエステル。
  4. 2−b)含コバルト化合物が、酢酸コバルト、塩化コバルト、蟻酸コバルト、テレフタル酸コバルト、硝酸コバルト、硫酸コバルトおよび塩化コバルトアンモニウムからなる群から選ばれる、請求項1のポリエステル。
  5. 3)一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤が、
    2,2−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
    2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルベンジル)−4−クレゾール、
    2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
    2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、
    テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート]メタン、および
    4,4−ブチリデン−(6−tert−ブチル−m−クレゾール)
    からなる群から選ばれる、請求項1のポリエステル。
  6. 1−a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩がチタン元素を3〜30ppmの量で含有する、請求項1のポリエステル。
  7. 1−b)含亜鉛化合物が亜鉛元素を10〜100ppmの量で含有する、請求項1のポリエステル。
  8. 1−a)チタン酸アルカリ金属塩中のチタン元素と1−b)含亜鉛化合物中の亜鉛元素の総量が5〜120ppmである、請求項1のポリエステル。
  9. 3)ヒンダードフェノール系抗酸化剤が0.005〜0.2重量%の量にある、請求項1のポリエステル。
  10. 1)a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩:
    (MenO)x・(TiO2y・(H2O)z (I)
    (式中、MeはLi、Na、K、RbおよびCsからなる群から選ばれた金属を表し、
    nは2であり、
    xは0.0001〜6であり、
    yは1であり、そして
    zは0.01〜2である)

    b)含亜鉛化合物
    を含有する重合触媒;
    2)a)0.005〜0.25重量%の式(II)の化合物:
    Figure 0004065419


    b)0.001〜0.15重量%のコバルト化合物
    、総量で0.005〜0.3重量%含有する調色剤;および
    3)安定剤としての一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤
    を含む、ポリエステルの色調を改良するためのポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  11. 1−a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩がチタン酸ナトリウムである、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  12. 1−b)含亜鉛化合物が、酢酸亜鉛、炭化亜鉛および塩化亜鉛、またはそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  13. 2−b)含コバルト化合物が、酢酸コバルト、塩化コバルト、蟻酸コバルト、テレフタル酸コバルト、硝酸コバルト、硫酸コバルトおよび塩化コバルトアンモニウムからなる群から選ばれる、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  14. 3)一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤が、
    2,2−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
    2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルベンジル)−4−クレゾール、
    2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
    2,5−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、
    テトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネート]メタン、および
    4,4−ブチリデン−(6−tert−ブチル−m−クレゾール)
    からなる群から選ばれる、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  15. 1−a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩がチタン元素を3〜30ppmの量で含有する、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  16. 1−b)含亜鉛化合物が亜鉛元素を10〜100ppmの量で含有する、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  17. 1−a)チタン酸アルカリ金属塩中のチタン元素と1−b)含亜鉛化合物中の亜鉛元素の総量が5〜120ppmである、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  18. 3)ヒンダードフェノール系抗酸化剤が0.005〜0.2重量%の量にある、請求項10ポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせ
  19. 1)a)式(I)のチタン酸アルカリ金属塩:
    (MenO)x・(TiO2y・(H2O)z (I)
    (式中、MeはLi、Na、K、RbおよびCsからなる群から選ばれた金属を表し、
    nは2であり、
    xは0.0001〜6であり、
    yは1であり、そして
    zは0.01〜2である)

    b)含亜鉛化合物
    を含有する重合触媒;
    2)a)式(II)の化合物:
    Figure 0004065419


    b)含コバルト化合物
    を含有する調色剤;および
    3)安定剤としての一つまたはそれ以上のヒンダードフェノール系抗酸化剤
    を含むポリエステルを安定化させる触媒の組み合わせが使用されることを特徴とする、良好な色調をもつポリエステルの製造方法。
  20. 請求項1〜のいずれか一項のポリエステルから製造された物品。
  21. 容器、フィルム、シートまたは繊維である、請求項20の物品。
  22. 中空造形容器である、請求項20または21の物品。
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