JP4064115B2 - 電子カード用コネクタ - Google Patents

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はメモリカードなどと称される電子カード用のコネクタに関し、より具体的には、カード挿入は小さな挿入力でコネクタへのカード挿入を可能とす一方、挿入し終えたカードを高い保持力を以てコネクタ内部に保持すると共に、カードを排出させるときはカードが飛出すことのない構造を具備した電子カード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、随時の書込み,読出しが可能な電子回路を内蔵してカード状に形成された記録媒体が、在来のテープやディスクなどと同様に手軽に利用できる電子カード(以下、単に「カード」という)として提供され、実用にも供されている。
【0003】
上記のカードは、そのカードを使用するビデオ機器やオーディオ機器などのハード側に、在来のディスクやテープなどと同様の趣旨で装填したり、その装填を解除(取り外し)するため、前記ハード側に、前記カードと電気的,機械的に結合させたりそれを解除するためのコネクタが設けられているが、従来の電子カード用のコネクタには解決すべき課題が幾つか挙げられている。
【0004】
即ち、カード挿入時に余計な挿入力を必要としないこと、具体的には軽い挿入感で滑らかにコネクタに挿入され、かつ、挿入完了のクリック感が得られること、コネクタに挿入されたカードは振動などの外力を受けることがあっても確実にその挿入位置が保持されること、カードをコネクタから外す場合、当該カードが挿填部から飛出さないことなどが、それである。
【0005】
従来、上記課題を解決するための手段として用いられている構造は、カード装填部の内奥に接続端子を列設して手前側からカードを挿入するようにハウジングを形成する一方、該ハウジングに挿入されるカードの底辺の先端側を略舟底状に形成すると共に、該舟底状部の終端に凹部を形成し、前記ハウジングには、前記カードの凹部に対応してその凹部に入り込む凸部を中間に形成した板バネを設けておき、挿入されるカード先端側の舟底状部が板バネの凸部を押えて当該カードがハウジング内に挿入され、挿入終端において、当該カードの凹部に前記板バネの凸部が嵌合してその挿入位置を保持するようになっている。
【0006】
しかし乍ら、上記の構造では、カードの軽い挿入感、或は、カード挿入位置での確実な保持、抜去時の飛出し防止などの従来の問題点を十分に解決できるには至っていない。その理由は、カードを挿入し易くするため低いバネ圧の板バネを用いると、挿入完了時の保持力が不十分になり、これとは逆に高い保持力を得るためにバネ圧を高めにするとカード挿入に余計な力を要するからである。このため、従来技術ではバネ圧を低くして良好な挿入感を得る一方で、挿入したカードを挿入完了位置で保持するのを補完するために、ハウジングの外壁をなすカバーに、そのカバー自体の一部を当該カバーの内側へ向けて切起し、挿入されるカードの側面を押えるようにした押えバネを併用している。しかし、カード押えバネをカバーに形成すると、その形成に手間を要する上に、カードに押えバネによる擦過傷が付くという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑み、簡潔な構造により、軽快な挿入感及び挿入完了感(クリック感)が得られると共に、十分なカード保持力を発揮し、また、抜去時にカードの飛び出しが生じない電子カード用コネクタで、しかもカードの抜去を防止することができる新たな電子カード用コネクタを提供することを、その課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明カードコネクタの構成は、先端側に接続端子を具備すると共に側面に保持バネ嵌入用の凹部を具備した電子カードを密に遊挿できるカード挿入部となる内部形状が付与され、該挿入部の内奥に前記カードの端子に接続される接続端子を具備すると共に、当該挿入部の内側面に、挿入される前記カードの凹部に嵌入する凸部を有した保持バネと挿入されたカードの位置決め保持と当該カードの抜去を許容するカム機構を有し、かつ前記カードの戻しバネを架装したスライダを収装したハウジングから成るカードコネクタにおいて、後端部に凸部を形成した前記保持バネの後端部に当該凸部を下から支える変形防止壁を設けると共に、前記ハウジングにおけるスライダ収装部の内側壁を外部に向けて開口するか又は凹陥させて前記カード保持バネ後端部の逃げ部に形成し、かつ、先端部をスライダに取付けたカード保持バネを、カード末挿入時には前記保持バネの後端部が前記逃げ部に位置しており、カードが挿入されて前記保持バネの凸部がカードの凹部に入り前記スライダがハウジングの内奥側に進行したとき、前記保持バネの後端部が前記逃げ部から離れてスライダの収装部内に入り前記変形防止壁が前記凸部を支持して前記カードの抜去を防止するように形成したことを特徴とするものである。
【0009】
本発明の上記構成によれば、ハウジングのスライダ収装部に、カード保持バネ端部(足部)の逃げ部となる開口部又は凹陥部を形成したので、カード保持バネにおけるカードの凹部に嵌まる部位の凸部を高く形成して前記カードの凹部との係合力を高めても、前記バネは、その端部(足部)が前記逃げ部に入るので軽い挿入力でカードを挿入することができ、また、スライダがカードと一緒にハウジングの挿入終端まで進行するとき、前記バネの端部はスライダ収装部の内壁面に底着きしない長さに形成しているので挿入抵抗にならず、更に、カード挿入後に当該カードに抜去力以外の外力が作用しても前記バネの端部(足)の先端がスライダ収装部の内壁面にすぐ接地するから、カードの脱落を効果的に防ぐことができると共に、カードコネクタのカード保持バネの凸部の下方に、カードが挿入完了された位置において、当該バネの凸部が変形することを防止するための変形防止部を設けたので、カードの抜去を効果的に防止することができる。
【0010
【発明の実施の形態】
次に本発明カードコネクタの実施形態の例について、図を参照しつつ説明する。図1は先行例のカードコネクタのカバーを開けた状態で、カードの挿入時を説明するための平面図、図2は図1におけるX部の拡大図、図3は図1のカードコネクタにおいてカード挿入完了時を説明するための平面図、図4は図3におけるY部の拡大図、図5は本発明によるカードコネクタのカバーを開けた状態で、カードの挿入時を説明するための平面図、図6は図5におけるQ部の拡大図、図7は図5のカードコネクタにおいてカード挿入完了時を説明するための平面図、図8は図7におけるR部の拡大図、図9は図5〜図8のカードコネクタに使用したバネの正面図、図10は図9のバネの別例の正面図、図11は従来のカードコネクタの一例を説明するためカバーを開けた状態の平面図、図12は従来のカードコネクタの一例におけるカバーを装着した状態の平面図である。
【0011
図11,図12に例示した従来のカードコネクタCcにおいて、CaはこのカードコネクタCcに挿入,離脱される電子カード(以下、「カード」という)で、側面(図の下部辺)の先端側が舟底状部Cbに形成されている。20は前記コネクタCcの本体を形成するハウジングで、内部が前記カードCaを挿入できる形状に形成されていると共に、先端(ハウジング20の内奥)には、カードCaがその先端の裏面側に具備する複数の端子(図に表われず)に夫々に接続される複数の接触部21aを夫々に有する複数の接続端子21が列設されている。
【0012
前記ハウジング20において、その内部の一側(図11の下方側)には、上面が前記カードCaにおける舟底状部Cbに合致するカード受部22aに形成されたスライダ22が、ハウジング20におけるスライダ装着部23にスライド可能に装填されている。なお、スライダ22の先端には、カードCaの先端を止めるため段部によるストッパ22bが形成されている。
【0013
前記スライダ22は、その装着部23の前端とスライダ22の前端の間に、このスライダ22の戻しバネ24が架着されていると共に、スライダ22の中間部に形成されたカード保持用ロックバネの収容部22cに、上面を凸部25aに形成したカード保持用のロックバネ25がその凸部25aをスライダ22の上面から突出させて設けられている。なお、ロックバネ25において、図11の右側の端部25bはスライダ装着部23の内壁から浮いた状態にある。バネ25の右端を浮いた状態にして設置している理由は、前記凸部25aを、スライダ22におけるバネ収容部22cに、当該収容部22cの上面より下方に没入させるためである。
【0014
図11において、前記スライダ22にその舟底状部Cbを合致させた状態で載せたカードCaには、前記ロックバネ25の凸部25aを受け入れる凹部26が形成されている。また、詳細構造は図示しないが、スライダ22の後部には、カードCaの載せてハウジング20の内奥に挿し込まれたこのスライダ22を、戻しバネ24の撥力に抗してその位置に保持(ロック)すると共に、この保持状態においてカードCaを挿入側にもう一度押す(再プッシュする)と、前記保持(ロック)状態を解除する、いわゆるプッシュ-イン,プッシュ-イジェクト動作を当該スライダ22に行わせるカム機構27が内装されており、以上により従来のカードコネクタにおける内部構造の一例を形成する。
【0015
図11により説明した従来のカードコネクタCcにおいては、カードCa用のロックバネ25における後端部25bが、その収容部22aの内部でスライダ装着部23の内壁面から浮いているため、カードCaに抜去力が作用する場合以外の力、例えば落としたりして衝撃力が加わると前記バネ25が衝撃力により生じる慣性などによって沈み込み、当該バネ25の凸部25aがカードCaの凹部26から離脱してしまい、カードCaがコネクタCcから脱落してしまうことがある。
【0016
このため、従来のカードコネクタCcにおいては、図12に例示するように、ハウジング20の側面を覆うカバー28の表面に、内側に向けて切起した爪状部であって、内部のカードCaを押えるバネ作用をするカード押え28aを形成している。しかし、このカード押え28aのバネ力は、常時カードCaの表面に接触して作用するため、使用中にカードCaの表面に擦過状の傷sを付けてしまい、また、カードCaの挿入時、或は、抜去時にこのカード押え28aがカードCaに作用する感触が使用者の指に伝わり、使用感において難点の一つとなっていた。
【0017
先行例のカードコネクタは、図11,図12を参照して上記に説明した従来のカードコネクタにおける問題点を解消できる構成を具備したカードコネクタを提供するものであるので、この点について図1〜図4を参照しつつ説明する。
【0018
図1〜図8に示した先行例、並びに、本発明の構成によるカードコネクタCcも、その基本構造、並びに、挿,抜されるカードCaとの関係は、図11,図12に例示した従来品とほぼ同様であるが、スライダの収装部、並びに、スライダに取付けられたロックバネの後端部と前記スライダ収装部との関係に工夫を凝らしているので、以下に詳述する。
【0019
まず、図1,図3において、Ccはカードコネクタ、Caはカード、CbはカードCaの先端部に形成された舟底状部、1はカードコネクタCcの本体をなすハウジング、2は該ハウジング1に設けた接続端子、2aはその接触子、3はカードCaの舟底状部Cbに合致するカード受部3aとカードストッパ3bを一側面側に形成したスライダで、ハウジング1のスライダ収装部4に収装され、そのスライダ3の先端と当該収装部4の先端の間に戻しバネ5を具備すると共に、ほぼ中間部にカード保持用バネとなるロックバネ6の装着部3cを具備している。上記の構成は、図11,図12により説明した従来品とほぼ同様である。
【0020
本発明においては、スライダ収装部4における手前側(カードCaの挿入口寄り)ハウジング1の外部に通じる開口部に形成して、後述するロックバネ6の後端部(足部6c)が入る逃げ部4aを形成する一方、ロックバネ6の後端部6bの側を長目に形して略直立した足部6cを形成し、この直立した足部6cが、前記逃げ部4aに入るように配設した。なお、バネの後端の足部6cが入る逃げ部4aは、スライダ収装部4の壁面の開口によらず、当該壁面を凹陥させる形態によって形成してもよい。
【0021
この結果、カードCaの挿入時、カードCaの舟底状部Cbがロックバネ6における凸部6aを越えるとき、前記足部6cが逃げ部4aの中に入り込むことにより、当該足部6cはカードCaの挿入の支障にならない一方、このカードCaの前半側がスライダ4の上に完全に載ってしまいカードCaの凹部7に前記バネ6の凸部6aが入ると、当該凸部6aが凹部7に入ることによってこのバネ6の足部6cは前記逃げ部4aから上方へ抜けるので、スライダ3がその収装部4の内部を、図1から図3の位置にスライドさせても上記ロックバネ6の足部6cがスライド抵抗になることはない。
【0022
このようにしてスライダ3が戻しバネ5のバネ力に抗してその収装部4の先端に到達させられると、カム機構8のロック作用で、スライダ3はその位置に保持され、カード挿入が完了する。この状態のとき、前記ロックバネ6の足部6cの先端は、図4に示すように、スライダ収装部4のスライド面4bに対面しているため、万一、カードCaに抜去側の力が作用しても、カードCaの凹部7がバネ6の凸部6aを弾性変形させつつ乗り越えるには、それなりの力を要するので、図11の従来品のロックバネ25のように、カードCaが抜去方向への容易に移動してしまうといった事態を防ぐ作用がある。
【0023
上記例において、カム機構8の詳細は省略するが、スライダ3の後部に刻設したカム8aに、ハウジング1の手前側に設けたカムロッド8bの先端を連繋,係合させ、スライダ3の1回目の挿入操作でカムロッド8bの先端がカム8aのロック位置に入り(プッシューイン)、挿入状態において再度の挿入方向へカードCaを変位させる(スライダ3を微小量前進させる)ことにより、カムロッド8bの先端がカム8aのロック位置を離脱する(プッシューイジェクト)ように形成されている。なお、8cはカムロッド8bの上記動作を補完するバックアップバネである。
【0024
図1〜図4を参照しつつ上記に説明した先行例のカードコネクタは、図11,図12により例示した従来品の問題点を悉く改善できるものであったが、図3,図4に示したカード挿入完了状態において、カードCaを再プッシュしないで強引に抜去方向に引出すと、カードCaの凹部7に係合しているバネ6の凸部6aが弾性変形してカードCaの強引な引出しを許容してしまう。
【0025
そこで本発明では、図1〜図4に示した先行例のカードコネクタを、カード保持用バネとなるロックバネ6に、図9,図10に例示する形態のロックバネ61又は62を用いることにより、このロックバネ61又は62に図5〜図8に例示する形態の動作をさせて強引な引出し力によるカードCaの誤操作抜去を効果的に防ぐことができる構成にしたので、この点について以下に説明する。
【0026
ち、本発明カードコネクタは、そのロックバネに、図9,図10に例示したロックバネ61又は62を使用するが、このバネ61又は62は、その凸部61a又は62aに変形防止部として変形防止壁61d又は62dを具備した点に特徴があるものである。なお、図9,図10において、61e,62eは、このバネ61又は62の前端側に形成したスライダ3への取付部である。また、図5〜図8において、図1〜図4と同一符号は、同一部材又は同一部位を示すものとする。
【0027
図9のロックバネ61は、先のロックバネ6における足部6cに代えて凸部61aの下方に、その凸部61aを下から支える変形防止壁61dを形成したものであり、図10のロックバネ62は、足部62cと一体に凸部62aを下から支える変形防止壁62dを形成したものである。
【0028
上記バネ61又は62を使用した本発明カードコネクタは、図5,図6に示すように、カードの挿入開始時、或は、プッシューイジェクト完了時には変形防止壁61d又は62dが、スライダ収装部4に形成した逃げ部4aに対面しているので、バネ61又は62の弾性変形によってカードCaの出し入れ感は軽快である。しかし、カードCaの挿入完了時点では、上記変形防止壁61d又は62dの外端面がスライダ3の収装部4における内壁面に当接に近い状態で対面しているので、図1〜図4に例示した先行例のカードコネクタに使用したバネ6のように変形することは殆んどなく、従って、カードCaのほぼ完璧なロック状態を実現することが出来る。本発明において、凸部6(61,62)の変形防止部は、上記例における壁61dや62dに限られるものではなく、この変形防止部を柱状や棒状に形成してもよい。
【0029
【発明の効果】
本発明は以上の通りであるから、カードコネクタにおいて次の諸効果が得られる。まず、ハウジングのスライダ収装部に開口部又は凹陥部によるロックバネ端部の逃げ部を形成し、カード未挿入時にロックバネの後端に形成した足部及び/又は変形防止部をその逃げ部に臨ませた構成としたので、カード挿入時に前記バネの足部及び/又は変形防止部がカード挿入時に逃げ部内でフリー状態となり、ロックバネは片持ちバネとして作用するためカード挿入時のバネによる抵抗は小さく、従って、軽い挿入力でカードをコネクタに挿入できる。
【0030
カード挿入時、そのカードの凹部がロックバネの凸部を受け入れ、そこからスライダがスライドしてコネクタ内奥に挿入されると、前記ロックバネの足部及び/又は変形防止部は、このロックバネの凸部がカードの凹部に入っていることによって、スライダ収装部の内壁面に底着きせず、従って、この段階でもロックバネは挿入抵抗にならない。
【0031
一方、カード挿入完了後には、このカードに抜去させる操作力以外の外力などが作用すると、先行例のカードコネクタでは前記ロックバネの足部の先端が、スライダ収装部の内壁面にすぐ着くから、このロックバネが両端支持バネとして作用し、カードの脱落を効果的に防ぐことができる。従って、従来、カバーに設けていたカード押えバネが不要になる。本発明では、前記ロックバネ自体がロック部材として作用するので、落下等の慣性力でカードの脱落を防ぐことができるのみならず、誤操作などによって強引にカードを抜去することも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行例のカードコネクタのカバーを開けた状態で、カードの挿入時を説明するための平面図。
【図2】 図1におけるX部の拡大図。
【図3】 図1のカードコネクタにおいてカード挿入完了時を説明するための平面図。
【図4】 図3におけるY部の拡大図。
【図5】 本発明によるカードコネクタのカバーを開けた状態で、カードの挿入時を説明するための平面図。
【図6】 図5におけるQ部の拡大図。
【図7】 図5のカードコネクタにおいてカード挿入完了時を説明するための平面図。
【図8】 図7におけるR部の拡大図。
【図9】 図5〜図8のカードコネクタに使用したバネの正面図。
【図10】 図9のバネの別例の正面図。
【図11】 従来のカードコネクタの一例を説明するためカバーを開けた状態の平面図。
【図12】 従来のカードコネクタの一例におけるカバーを装着した状態の平面図。
【符号の説明】
Ca カード
Cb 舟底状部
1 ハウジング
2 接続端子
2a 接触子
3 スライダ
3a カード受部
3b カードストッパ
4 スライダ装着部
4a 開口部
5 戻しバネ
6,61,62 ロックバネ
6a,61a,62a 凸部
6b ロックバネの後端
6c,62c 直立した足部
61d,62d 変形防止壁
7 カードの凹部
8 カム機構

Claims (1)

  1. 先端側に接続端子を具備すると共に側面に保持バネ嵌入用の凹部を具備した電子カードを密に遊挿できるカード挿入部となる内部形状が付与され、該挿入部の内奥に前記カードの端子に接続される接続端子を具備すると共に、当該挿入部の内側面に、挿入される前記カードの凹部に嵌入する凸部を有した保持バネと挿入されたカードの位置決め保持と当該カードの抜去を許容するカム機構を有し、かつ前記カードの戻しバネを架装したスライダを収装したハウジングから成るカードコネクタにおいて、後端部に凸部を形成した前記保持バネの後端部に当該凸部を下から支える変形防止壁を設けると共に、前記ハウジングにおけるスライダ収装部の内側壁を外部に向けて開口するか又は凹陥させて前記カード保持バネ後端部の逃げ部に形成し、かつ、先端部をスライダに取付けたカード保持バネを、カード末挿入時には前記保持バネの後端部が前記逃げ部に位置しており、カードが挿入されて前記保持バネの凸部がカードの凹部に入り前記スライダがハウジングの内奥側に進行したとき、前記保持バネの後端部が前記逃げ部から離れてスライダの収装部内に入り前記変形防止壁が前記凸部を支持して前記カードの抜去を防止するように形成したことを特徴とする電子カード用コネクタ。
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