JP2008234943A - カードコネクタ - Google Patents

カードコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008234943A
JP2008234943A JP2007071554A JP2007071554A JP2008234943A JP 2008234943 A JP2008234943 A JP 2008234943A JP 2007071554 A JP2007071554 A JP 2007071554A JP 2007071554 A JP2007071554 A JP 2007071554A JP 2008234943 A JP2008234943 A JP 2008234943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
operation member
rear end
wall
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007071554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4848980B2 (ja
Inventor
Koichi Noguchi
康一 野口
Masaaki Oya
正明 大家
Takekuni Kohari
建国 小張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaichi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaichi Electronics Co Ltd filed Critical Yamaichi Electronics Co Ltd
Priority to JP2007071554A priority Critical patent/JP4848980B2/ja
Publication of JP2008234943A publication Critical patent/JP2008234943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4848980B2 publication Critical patent/JP4848980B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】構造が簡単にも拘らずICカードの飛び出しを確実に防止できるカード飛出し防止機構を有するカードコネクタを提供する。
【解決手段】ベース部材と、ベース部材に重ね合わされることでカード収容空間を形成するカバー部材と、複数のコンタクトと、ICカードに当接し得る受け部を有する操作部材、操作部材を弾性的に支持するコイルバネを少なくとも含むICカードを排出するためのイジェクト機構とを備えるカードコネクタであって、操作部材が移動可能なベース部材の一方の側壁の後方は、幅広の後端壁として形成され、該一方の側壁に面する操作部材の側面後方は、傾斜面として形成され、操作部材のカード収容空間に面する側面後端部には、ICカードの係合凹部に係合する係合突起が形成され、操作部材の後端面が一方の側壁の幅広の後端壁に当接しているとき、操作部材の後端部が一方の側壁に向かって移動することを阻止する移動阻止機構をさらに備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、カードコネクタに収容されているICカードをカード排出機構によりカードコネクタから取り出すとき、ICカードが勢いよくカードコネクタから飛び出すことを防止するカード飛出し防止機構を備えたカードコネクタに関する。
携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、カメラまたは情報端末機器などの電子機器においては、各種の機能拡張を図るために、中央処理装置(CPU)あるいはメモリ用の集積回路が内蔵されるSIM(subscriber identity module)カード、SD(secure digital)カードなどのICカードが各電子機器に装着される。なお、本明細書中において、ICカードは、SDカードなどのメモリカード、CPU搭載カード、ロジック付きのカード及び専用コプロセッサ付きのカードなどを含むものとする。
このようなICカードを電子機器に着脱自在に装着するためにカードコネクタが使用される。該ICカードをカードコネクタに対し容易に着脱できるようにするために、カード排出機構(以下、「イジェクト機構」ともいう。)を備えており、このイジェクト機構として、コイルバネを用いたいわゆるプッシュ・プッシュタイプのイジェクト機構が従来から提案されてきている。
近年、このタイプのイジェクト機構を備えるカードコネクタにおいては、ICカードの薄型化、小型化に伴いICカードが軽くなる傾向にある。それにより、ICカード排出時、イジェクト機構のコイルバネにより、ICカードがカードコネクタから勢いよく飛出す恐れが生じ、これを防止するカード飛出し防止機構が要求され、提案されてきている(特許文献1及び2参照)。
図13を用いて特許文献1に開示されるカード飛出し防止機構につき簡単に説明する。図13は、ICカード210がカードコネクタ101から排出されている途中の状態を示す。
図において、イジェクト機構104は、カードコネクタ101のベース部材102の側壁に沿って設けられている。イジェクト機構104は、ICカード挿抜方向に移動可能な操作部材108、該操作部材108からICカード110が収容される空間内に突出する押出部材114、操作部材108をICカード排出方向に付勢するコイルバネ109を備える。
また、操作部材108の側面には、ハート形カム(不図示)及び該カムの周囲にループ状に形成されているカム溝(不図示)が形成されている。さらに、一端が該カム溝を移動し、他端がベース部材102の側壁に揺動自在に支持されるカムレバー(不図示)が設けられ、いわゆる、プッシュ・プッシュ式のイジェクト機構104を構成している。
カード飛出し防止機構105は、一端が操作部材108に固定されている片持ち梁状板バネ116とカードコネクタ101に装着されるICカード110の側部に設けられた係合凹部111とで構成される。図13に示されるように、片持ち梁状板バネ116の他端は、自由端であり、係合凹部111に係合する係合突部117が形成されている。該係合突部117は、ICカード110が収容される空間内に突出するように配置されている。
ロック状態にある操作部材108は、ICカード110を押し込むことにより該ロック状態を解除される。操作部材108は、コイルバネ109の復元力によりICカード排出方向に移動し、それにより、操作部材108と一体の押出部材114に当接しているICカード110もカードコネクタ101から排出される。図13に示される位置において、操作部材108は、ベース部材102の側壁に当接し、ICカード排出方向への移動を停止する。この時、片持ち梁状板バネ116の係合突部117がICカード110の係合凹部111に係合しているため、ICカード110も図13に示される位置で停止し、カードコネクタ101から飛び出すことがない。ICカード110をカードコネクタ101から取り出すには、カードコネクタ101から突出しているICカード110の後端部を指などで摘んで引き出せばよい。
特開2003−297484号公報 特開2005−108569号公報
特許文献1のカード飛出し防止機構105は、上記したように、片持ち梁状板バネ116の係合突部117がICカード110の係合凹部111に係合することでICカード110の飛び出しを防止している。この場合、該カード飛出し防止機構105においては、片持ち梁状板バネ116のバネ力、すなわち、係合凹部111に対する係合突部117の押圧力が小さすぎると飛び出しを完全に防止することができない。逆に、押圧力が大きすぎると、ICカード110の取り出しに力を要するなどの不具合が生じる。このような問題を解消するために、片持ち梁状板バネ116のバネ力を適正なものとするには、該片持ち梁状板バネ116の製造に精密さが要求され、それによりカードコネクタの製造に時間がかかるとともにコストを上げる。
また、仮に、適切なバネ力を有する片持ち梁状板バネ116を用いたとしても、ICカード110の仕上げ状況のバラツキにより、係合凹部111に対する係合突部117の押圧力がばらつく恐れがある。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、構造が簡単にも拘らずICカードの飛び出しを確実に防止できるとともに、製造が容易であり、したがってコストがかからないカード飛出し防止機構を有するカードコネクタを提供することにある。
上記本発明の目的を達成するために、本発明に係るカードコネクタは、前壁、左右の側壁及び底壁を有するベース部材と、前壁、左右の側壁及び上壁を有し、該ベース部材に重ね合わされることで、挿入されるICカードを収容し得るカード収容空間を形成するカバー部材と、前記ベース部材に支持され、一端が前記ICカードの外部接点と電気的に接続される複数のコンタクトと、前記ICカードの先端面に当接し得る受け部を有する、前記ベース部材の一方の側壁に沿って移動可能な操作部材、該操作部材と前記ベース部材の前壁との間に配置され、該操作部材を弾性的に支持するコイルバネを少なくとも含むICカードを排出するためのイジェクト機構とを備え、それに沿って前記操作部材が移動可能な前記ベース部材の一方の側壁の後方は、該操作部材の後方への移動を停止させることができるように幅広の後端壁として形成され、前記ベース部材の前記一方の側壁に面する前記操作部材の側面後方は、後方に行くにしたがい前記一方の側壁から漸次離れる傾斜面として形成され、前記操作部材の前記カード収容空間に面する側面後端部には、前記ICカードに設けられた係合凹部に係合する第1の係合突起が形成され、前記操作部材の後端面が前記一方の側壁の幅広の後端壁に当接しているとき、前記操作部材の後端部が前記一方の側壁に向かって移動することを阻止するための移動阻止機構が設けられていることを特徴とする。
本発明に係るカードコネクタは、前記操作部材の底面には、細い突条が下方に向かって形成されて、前記ベース部材の前記底壁には、前記操作部材の細い突条が嵌合することで該操作部材の前記一方の側壁に沿う移動を案内する、前記一方の側壁に平行な細長い案内スリットが設けられ、該案内スリットの後方端は、幅広に形成されていることが好ましい。
また、本発明のカードコネクタは、前記ベース部材の前記一方の側壁の前記幅広の後端壁には、該後端壁の前端面より前方に突出する係止突起が設けられ、該係止突起は、前記操作部材を弾性的に支持する前記コイルバネに負荷がかけられていないとき、係止突起の先端が前記操作部材の前記後端面より後方に配置されるように設けられ、前記移動阻止機構は、前記係止突起により構成されていてもよいし、前記移動阻止機構は、前記ベース部材の前記底壁に形成される細長い案内スリットの幅広に形成された部分のさらに後方に細長い案内スリットを延在させることにより構成されていてもよい。
本発明のカードコネクタは、さらに、前記操作部材の前記傾斜面後端部には、第2の係合突起が形成され、前記ベース部材の前記一方の側壁の前記幅広の後端壁前方に前記第2の係合突起に対応して開口を形成し、前記ベース部材の前記一方の側壁に面する前記カバー部材の側壁に、前記カバー部材の前記開口に対応して開口を設け、該開口に前端を自由端とする舌片状バネ部材が形成されていることが好ましい。
本発明のカードコネクタは、該操作部材の後端部の左方外側への移動、すなわち操作部材の回動、を許す傾斜面を形成し、操作部材のカード収容空間に面する側面、すなわち操作部材に形成される傾斜面に対向する側面、の後端部に第1の係合突起を形成するとともに、操作部材の後端面がベース部材の一方の側壁の幅広の後端壁に当接しているとき、前記操作部材の後端部が前記一方の側壁に向かって移動することを阻止するための移動阻止機構をさらに備えているので、イジェクト機構の動作にしたがい排出されるICカードは、操作部材の後端面がベース部材の一方の側壁の幅広の後端壁に当接しているとき、第1の係合突起がICカードの係合凹部から外れることがなく、それにより、ICカードは確実に停止させられる。したがって、ICカードは、イジェクト機構を構成するコイルバネにより与えられる慣性力でカードコネクタから飛び出すことはない。
本発明のカードコネクタは、また、ベース部材の前記一方の側壁の前記幅広の後端壁に、操作部材を弾性的に支持する前記コイルバネに負荷がかけられていないとき、係止突起の先端が前記操作部材の前記後端面より後方に配置されるように係止突起を設け、あるいは、ベース部材の底壁に形成されている細長い案内スリットの幅広部の後方にさらに細長い案内スリットを延在し、係止突起または延在する細長い案内スリットを移動阻止機構として構成することで、構造が簡単であるにも拘らず、操作部材の後端面がベース部材の一方の側壁の幅広の後端壁に当接しているとき、操作部材の左方外側への移動を確実に阻止することができる。
本発明のカードコネクタは、上記したように、構造が簡単であるので、製造が容易であり、したがってコストがかからない。
本発明のカードコネクタは、さらに、操作部材の傾斜面後端部に第2の係合突起を形成し、該第2の係合突起に対応してベース部材の一方の側壁及びカバー部材にそれぞれ開口を設けるとともに、カバー部材の開口に、前端を自由端とする舌片状バネ部材を形成することで、操作部材を確実に当初位置に戻すことが可能である。
以下、図1ないし12を用いて、本発明に係るカードコネクタの好ましい実施態様について説明する。
図1は、本発明に係るカードコネクタの概略斜視図であり、(a)は、カードコネクタの前方斜め上方から見た概略斜視図であり、(b)は、カードコネクタの後方斜め下方から見た概略斜視図である。図2は、図1のカードコネクタの前方斜め上方から見た概略分解斜視図であり、(a)は、カバー部材の概略斜視図であり、(b)は、操作部材の概略斜視図であり、(c)は、ベース部材の概略斜視図である。図3は、図1のカードコネクタの後方斜め下方から見た概略分解斜視図であり、(a)は、ベース部材の概略斜視図であり、(b)は、操作部材の概略斜視図であり、(c)は、カバー部材の概略斜視図である。図4ないし図12は、ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図である。なお、図4ないし12は、カードコネクタの裏側(下方)から見た下面図であり、理解を容易にするため、ベース部材の底壁を透視して見た図として示されている。
なお、本明細書において、用語「前」及び「後」は、それぞれ、図1(a)、(b)において、+x方向及び−x方向を示し、用語「左」及び「右」は、それぞれ、図1(a)、(b)において、+y方向及び−y方向を示し、用語「上」及び「下」は、それぞれ、図1(a)、(b)において、+z方向及び−z方向を示すものとする。
図1ないし4に示されるように、本発明に係るカードコネクタ1は、概略、カバー部材10、ベース部材20、イジェクト機構30、カード飛出し防止機構60及び複数のコンタクト70を備えている。
カバー部材10は、金属薄板からプレス加工などにより形成される。カバー部材は、上から見て概略矩形状をなし、上壁11、左右の側壁12、13及び前壁14を備え、下方及び後方が開放している。本実施態様においては、カバー部材10の左側壁12には、後述するベース部材20の左側壁22に形成される開口22dに対応して前端を自由端とする舌片状のバネ部材12aが切られている。該バネ部材12aは、後述するイジェクト機構30を構成する操作部材31の外側への移動に対し、該操作部材31を内側に強制的に戻す役目を果たす。該バネ部材12aは、操作部材31の形状によっては形成されなくてもよいし、開口22dに対応する単なる開口であってもよい。
ベース部材20は、電気絶縁性の合成樹脂から射出成形などにより形成される。ベース部材20は、上から見てカバー部材10と相似形の概略矩形状をなし、底壁21、左右の側壁22、23及び前壁24を備え、上方及び後方が開放している。
ベース部材20にカバー部材10を上から重ね合わせることで、ICカード90を収容するカード収容空間15が形成される。該カード収容空間15の後方は開放され、ICカード90を挿抜するカード挿入口18として利用される。
本実施態様では、ベース部材20の底壁21及び左側壁22に沿って、後述するイジェクト機構30を構成する操作部材31が前後方向(ICカード90が挿抜される方向)に移動可能に形成される(操作部材31の前後方向の移動を、以下「主移動」とも言う)。このような操作部材31の主移動を確実にするために、ベース部材20の底壁21には、左側壁22にほぼ平行に、操作部材31を前後方向に案内する細長い案内スリット25が形成されている。該案内スリット25には、操作部材31の底面31cに設けられた突条32が嵌合される。該案内スリット25は、その後方に、さらに外側(左側壁22側)に向けて幅広に形成されている幅広部25aが形成される。該幅広部25aを設けることで、操作部材31が当初位置(図4参照)にあるとき、該操作部材31が左方向外側に移動(回動)すること可能とする(操作部材31の左方向外側への移動を、以下「副移動」とも言う)。本実施態様では、該操作部材31の副移動を容易にするため、ベース部材20の左側壁22の後端壁22a前方の部分が切り欠かれ、開口22eが形成されている。該開口22eは、底壁21に至るまで切り欠かれていてもよいし、操作部材31及びこれを弾性支持するコイルバネの形状によっては、開口22eは形成されていなくてもよい。
ベース部材20の左側壁22の後端壁22aは、幅広に形成され、操作部材31の後方への移動を規制するストッパーとして機能する。該幅広の後端壁22aの前方上面には、イジェクト機構30を構成するカムレバー(不図示)の他端を揺動自在に支持する支持孔22bが形成されている。左側壁22の幅広の後端壁22aの前方左側は、係止突起22dが左側壁22の後端壁22aの前端面22cより前方に向けて突出するように形成されている。該係止突起22dは、図10に示されるように、操作部材31が後端壁22aに当接したとき、操作部材31の左方向外側への移動を妨げるための移動阻止機構として設けられている。係止突起22dは、操作部材31の形状に対応して、例えば、その内側(操作部材31に当接する側)を傾斜面として形成してもよい。また、係止突起22dは、操作部材31が当初位置にあるとき、係止突起22dの前端部が操作部材31の後端面31aの位置より若干後方に位置するように設けられる。
ベース部材20の右側壁23は、その内側(カード収容空間15に面する側)に段部23aが形成されている。該段部23aは、挿入されるICカード90が正しい姿勢で挿入されるように設けられているもので、ICカード90のカードコネクタ1への誤挿入を防止する。
イジェクト機構30が配置される部分を除くベース部材20の底壁21の前方には、複数のコンタクト70各々を該底壁21に固定するための複数の固定溝26が互いに平行に前後方向に延在するように形成されている。また、ベース部材20の前壁24には、底壁21に形成されている固定溝26に対応して複数の貫通孔27が形成されている。底壁21の固定溝26に固定されるコンタクト70の他端部である端子部71が該貫通孔27を通り抜け、電子機器(不図示)の外部接点と半田付けなどにより電気的に接続される。
イジェクト機構30は、概略、操作部材31、該操作部材31に設けられるハート形カム38、該ハート形カム38の周囲にループ状に形成されるカム溝39、コイルバネ41及びカムレバー(不図示)を備えている。なお、本実施態様におけるイジェクト機構も、上記特許文献1及び2にも示されるように、プッシュ・プッシュ・タイプイジェクト機構である。よって、本実施態様におけるイジェクト機構30の構成及び動作については、後述するカード飛出し防止機構60の説明の中で一緒に触れることとし、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、本発明の特徴であるカード飛出し防止機構60は、概ね、操作部材31、該操作部材31に設けられる第1の係合突起34、コイルバネ41及びベース部材20の左側壁22の後端壁22aに設けられる移動阻止機構としての係止突起22cからなる。
操作部材31は、上から見て略L字形をなしており、電気絶縁性の合成樹脂から作られる。操作部材31は、イジェクト機構30を構成するとともにカード飛出し防止機構60を構成する。本実施態様では、操作部材31は、ベース部材20の底壁21及び左側壁22に沿って前後方向に移動可能に配置される。操作部材31の前後方向の移動距離は、適宜設定される。本実施態様では、操作部材31の前後方向の移動距離は、イジェクト機構30により排出され、一端停止しているとき、ICカード90がカードコネクタ1から突出している長さS(図11参照)にほぼ等しく設定される。操作部材31は、実質的に、互いに平行な上面31bと底面31c、互いに平行な左側面31eと右側面31f、及び互いに平行な前端面31d及び後端面31aを有し、上面31b、左側面31e及び前端面31dは互いに直交している。操作部材31の高さ(上下方向の長さ)は、ベース部材21の左側壁22の高さとほぼ同じであり、その幅(左右方向の長さ)は、左側壁22の後端壁22aの幅とほぼ同じである。操作部材31の長さ(前後方向の長さ)は、適宜設定される。
本実施態様では、操作部材31の左側面31eの境界線31gから後方は、後方に行くにしたがい操作部材31の幅を狭める傾斜面31hとして形成される。言い換えれば、傾斜面31の傾斜面31hは、後方に行くにしたがい左側壁22から漸次離れるように形成される。左側面31eと傾斜面31hとの境界線31gは、概略、コイルバネ41の他端が操作部材31に連結されるコイルバネ収容空間33の後端面が左側面31eに交差する位置の近傍に設定される。このように傾斜面31hを形成することにより、操作部材31の後端部が、該操作部材31が当初位置にあるとき、境界線31gを中心に左側壁22に向かって左方外側へ回動すること、すなわち、操作部材31の後端部が左側壁22に向かって左方側に移動すること(操作部材31の副移動)を可能とする。操作部材31は、傾斜面31h全面が左側壁22に接触するまで回転し、停止する。したがって、傾斜面31hの左側面31eに対する傾斜角度θは、操作部財31が副移動したとき、後述する操作部材31の後端部にある第1の係合突起34がカード収容空間15から後退し得る角度に設定される。
操作部材31の上面後方側には、該操作部材31の前後方向の移動を規制するハート形カム38及び該ハート形カム38の周囲にループ状に形成されているカム溝39が形成されている。該カム溝39内を、他端がベース部材20の左側壁22の後端壁22aに設けられた支持孔22cに揺動自在に支持される不図示のカムレバーの一端が移動する。ハート形カム38、カム溝39及びカムレバーは、上記したように、本実施態様のイジェクト機構30を構成している。
操作部材31の前方の底面31c側には、前方及び下方に向けて開放する断面ドーム状のコイルバネ収容空間33が形成され、該コイルバネ収容空間33の後端面33aにコイルバネ41の一端部が連結される。該コイルバネ41の他端部は、ベース部材20の前壁24に連結される。したがって、コイルバネ41は、ベース部材20の前壁24とコイルバネ収容空間33の後壁面33aとの間に配置される。言い換えれば、コイルバネ41は、ベース部材20の前壁24に対して操作部材31を前後方向に弾性的に支持する。コイルバネ41の自由長(コイルバネ41に負荷が掛けられていいないときのコイルバネ41の長さ)は、コイルバネ41が自由状態(コイルバネに負荷がかけられていない状態)にあるとき、すなわち、操作部材31が当初位置(図4参照)にあるとき、操作部材31の後端面31aが、ベース部材20の左側壁22の後端壁22aに形成されている移動阻止機構としての係止突起22cの前端より前方に配置されるように、設定される。コイルバネ41は、また、操作部材31が当初位置から副移動すると、その後端部が若干外側に湾曲させられるが、該コイルバネ41の性状により該操作部材31を当初位置に戻すように作用する。
コイルバネ41も、操作部材31と同様、カード飛出し防止機構60を構成するとともに本実施態様におけるイジェクト機構30を構成している。
操作部材31の底面31cには、ベース部材20の底壁21に形成される案内スリット25に嵌合する前後方向に短く延在する細い突条32が下方に向けて突出形成されている。該突条32は、操作部材31が当初位置にあるとき、案内スリット25の幅広部25a内に位置するように、操作部材31の底面31cに設けられる。突条32の長さ(前後方向の長さ)は、案内スリット25の幅広部25aの長さ(前後方向の長さ)より若干短く設定される。突条32がこのように構成されることで、操作部材31が当初位置にあるとき、該操作部材31の副移動が可能となる。
操作部材31の右側面31fの前方側には、該右側面31fからカード収容空間15に向けて突出する押出部36及び受け部37が階段状に形成される。すなわち、受け部37が、操作部材31の最前方であってカード収容空間15側に長く突出形成され、押出部36は、該受け部37の後方に該受け部37より短く突出形成される。受け部37は、挿入されるICカード90の左側面92及び先端面91に係合するように、押出部36は、挿入されるICカード90の離面側に形成される第1の係合凹部93に係合するように、所定の形状に形成される。本実施態様では、図2(b)に示されるように、受け部37は、ICカード90の左側面92から先端面91へ面が移行する角部の曲面に合わせて曲面状に形成されている。また、押出部36は、下から見てほぼ矩形状の第1の係合凹部93の大きさ、すなわち、長さ(前後方向の長さ)、幅(左右方向の長さ)及び深さ(上下方向の長さ)、に対応する形状を有するように形成されている。なお、受け部37及び押出部36は、本実施態様のイジェクト機構30を構成している。
操作部材31の右側面31fの後方端部には、図2(b)及び3(b)に示されるように、カード飛び出し防止機構60を構成する第1の係合突起34が右側面31fからカード収容空間15に向けて突出するように形成されている。第1の係合突起34は、上記押出部36を後方に延長した位置に設けることが好ましく、それにより、挿入されるICカード90の案内を確実にする。また、第1の係合突起34は、前後を傾斜面34a、34bとする概略山形に形成されることが好ましい。
本実施態様では、操作部材31の左側面31eから後方に続く傾斜面31h後方端部上方には、図2(b)及び3(b)に示されるように、第1の係合突起34とは反対方向に突出する第2の係合突起35が設けられている。第2の係合突起35は、ベース部材20の左側壁22の開口22e、したがって、カバー部材10の左側壁12に形成される舌片状バネ部材12aに対応して形成される。また、第2の係合突起35の突起先端は、左側面31eの後方延長線上に位置するように形成される。このような第2の係合突起35が設けられることで、操作部材31は、該操作部材31が副移動したとき、舌片状バネ部材12aにより強制的に当初位置に戻される。なお、この第2の係合突起35は、上記したようにコイルバネ41が操作部材41の当初位置に戻す働きを有するので、形成されなくてもよい。
複数のコンタクト70各々は、導電性の金属薄板から打ち抜き加工により作成され、その一端部は、装着されるICカード90の外部端子であるパッド96に電気的に弾性接触する接点部72として形成され、他端部は、電子機器の外部接点に電気的に接続される端子部71として形成されている。複数のコンタクト70それぞれは、対応する複数の固定溝26それぞれに圧入されることで、接点部72がカード収容空間15内に突出するようにベース部材20の底壁21に互いに平行に片持ち梁状に支持される。
ここで、本発明に係るカードコネクタ1に装着されるICカード90について簡単に説明する。ICカード90は、本実施態様では、メモリカードであり、上から見てほぼ矩形状をなしている。本実施態様のICカード90は、その右側面98側に、該右側面98に平行な段差99が形成されている。また、ICカード90の左側面92の先端面91と交差する先端角部は、湾曲状に形成されるとともに、離面側には、概略矩形状の第1の係合凹部93が形成されている。第1の係合凹部93の後端面左側は、左側面92に対して後方に傾斜する傾斜面94として形成されていることが好ましい。さらに、ICカード90の左側面92には、第1の係合凹部93の後方に、操作部材31の第1の係合突起34が係合し得る第2の係合凹部95が形成されている。第2の係合凹部95の前端面左側は左側面92に対して前方に傾斜する傾斜面96として形成されることが好ましい。なお、参照数字97は、コンタクト70の接点部72と電気的に接触するICカード90の先端面91の近傍の離面に形成されている外部端子としての複数のパッドを示す。
以下、ICカード90のカードコネクタ1への装着及び取り出しに伴う、イジェクト機構30及びカード飛出し防止機構60の動作を図4ないし12を用いて説明する。図4ないし12は、ICカード90のカードコネクタ1への装着が開始される時点から、取出しが完了するまでの状態を順次示している。
図4は、使用者がICカード90をカードコネクタ1に装着すべく、ICカード90をカードコネクタ1のカード挿入口18を介して矢印A方向に挿入を開始した状態を示す。この状態では、操作部材31は、操作部材31に連結されるコイルバネ41を伸縮させることも湾曲させることもしていない、すなわち、操作部材31が主移動も副移動もしていない当初位置にある。
図4に示される状態からICカード90の挿入が進むと、図5に示されるように、ICカード90の第1の係合凹部93の後端面が操作部材31の第1の係合突起34に当接する。具体的には、第1の係合凹部93後端面に形成される傾斜面94と第1の係合突起34後方に形成される傾斜面34aが当接する。ICカード90がさらに挿入されると、操作部材31の第1の係合突起34は、図6に示されるように、傾斜面94と傾斜面34aの存在によりICカード90の左側面92に接触するように案内される。すなわち、操作部材31の後端部は、その左側面31eと傾斜面31hとの境界線31gを軸に、コイルバネ41及び舌片状バネ部材12aのバネ力に抗して左方外側に傾斜角度θだけ回動(副移動)し、カード収容空間15から後退する。それにより、ICカード90のさらなる挿入が可能となる。この時、コイルバネ41は、図6に明示されるように、左方外側に湾曲している。
図6の状態からICカード90がさらに挿入されると、図7に示されるように、ICカード90の先端面91が受け部37に、またICカード90の第1の係合凹部93が押出部36に当接する。この時、ICカード90の第2の係合凹部95が操作部材31の第1の係合突起34に対応する位置に到達しているので、操作部材31は、コイルバネ41及び舌片状板バネ12aの復元力により、当初位置に戻される。
図7の状態から、ICカード90がさらに挿入されると、操作部材31は、その受け部37及び押出部36がそれぞれICカード90の先端面91及び第1の係合凹部93と当接しているので、ICカード90とともにコイルバネ41のバネ力に抗して前進する(操作部材31の主移動)。この時、イジェクト機構30を構成するカムレバーの一端が、カム溝39に案内され移動する。
ICカード90の先端面91がカード収容空間15を形成するベース部材20の前端壁24に達すると、ICカード90の前進は阻止される。この時、ICカード90の押し込みを解除すると、操作部材31は、コイルバネ41の復元力により後方に移動しようとする。しかしながら、カムレバーの一端が、カム溝39に案内され、ハート形カム38の窪みに案内されることで、操作部材31の後方へのそれ以上の後方への移動が阻止される。それにより、図8に示されるように、ICカード90のカードコネクタ1への装着が完了する。
次に、図8の状態において、カードコネクタ1からICカード90を取り出す場合、ICカード90を一端押し込む。同時に、操作部材31も前方に移動し、それにより、カムレバーの一端がカム溝39に案内され、ハート形カム38の窪みから外れ、操作部材31の後方への移動が可能となる。したがって、ICカード90の押し込みが解除されると、操作部材31は、図9に示されるように、コイルバネ41の復元力により後方に移動し、同時にICカード90も矢印B方向に排出される。
操作部材31及びICカード90の後方への移動に伴い、コイルバネ41は、操作部材31及び該操作部材31に当接、係合しているICカード90の慣性力が手伝って、その自由長以上に伸びる。したがって、操作部材31は、図10に示されるように、当初位置を越えてさらに後方に移動し、その後端面31aが左側壁22の後端壁22aの前端面22cに当接することで、後方への移動が停止させられる。この時、操作部材31の傾斜面31hの後端部(及び/または該後端部に形成される第2の係合突起35)が、カード飛出し防止機構60を構成する移動阻止機構としての後端壁22aに形成される係止突起22dに係止することで、操作部材31の副移動が阻止される。そのため、操作部材31の第1の係合部材34がICカード90の第2の係合凹部95から左方外側へ逃げることができない。したがって、ICカード90は、図10に示されるように、ICカード90の後端部が排出された位置で確実に停止させられる。すなわち、コイルバネ41の復元力により慣性力を付与されたICカード90のカードコネクタ1からの飛び出しが確実に防止される。
その後、コイルバネ41の復元力により、コイルバネ41は、元の自由長まで縮む。これに伴い、操作部材31も、図11に示されるように、元の当初位置に戻り、同時に、ICカード90も矢印A方向に若干戻る。
図11の状態で、使用者がICカード90のカードコネクタ1から排出されている後端部を指で摘み、ICカード90を後方に引き抜く。この時、操作部材31の後端面31aがベース部材20の左側壁22の後端壁22aに設けられる係止突起22dより前方に位置するため、操作部材31の副移動が可能な状態にある。ICカード90の後方への引き抜きによる操作部材31の第1の係合突起34の後傾斜面34bとICカードの第2の係合凹部95に形成される傾斜面96とが接触し、操作部材31の後端部を円滑に左方外側に移動させる。それにより、操作部材31の第1の係合突起34は、ICカード90の左側壁92に接触するように案内され、結果として、操作部材31の第1の係合部材34は、カード収容空間15から後退する。以上により、ICカード90のカードコネクタ1からの完全な取り外しが可能となる。
本実施態様においては、ICカードの飛び出しを確実に防止するために、ベース部材20の左側壁22の後端壁22aに、カード飛出し防止機構を構成する移動阻止機構としての係止突起22dを設けることで、操作部材31の副移動を阻止している。しかしながら、操作部材31の副移動を阻止する移動阻止機構としては、これに限定されるものではない。例えば、案内スリット25の幅広部25aの後方にさらに細長い案内スリット25を延在させることでも操作部材31の副移動を阻止することができる。
本発明に係るカードコネクタの概略斜視図であり、(a)は、カードコネクタの前方斜め上方から見た概略斜視図であり、(b)は、カードコネクタの後方斜め下方から見た概略斜視図である。 図1のカードコネクタの前方斜め上方から見た概略分解斜視図であり、(a)は、カバー部材の概略斜視図であり、(b)は、操作部材の概略斜視図であり、(c)は、ベース部材の概略斜視図である。 図1のカードコネクタの後方斜め下方から見た概略分解斜視図であり、(a)は、ベース部材の概略斜視図であり、(b)は、操作部材の概略斜視図であり、(c)は、カバー部材の概略斜視図である。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、ICカードのカードコネクタへの挿入開始時における状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、カードコネクタにICカードを装着及び取外す動作を説明するための図であって、図4の状態からICカードが前進し、ICカードの第1の係合凹部が操作部材の第1の突起に当接している状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、図5の状態からICカードがさらに前進し、操作部材が外側に回転移動している状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、図6の状態からICカードが前進し、ICカードの第2の係合凹部に操作部材の第1の突起が係合するとともに、ICカードの先端及び第1の係合凹部が、それぞれ、操作部材の押出部及び受け部に当接し、ICカード及び操作部材が一緒に前進している状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、ICカードがカードコネクタに完全に装着された状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、ICカードをカードコネクタから取り出すために、操作部材とともにICカードが排出方向に移動している状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、操作部材とICカードが停止した状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、操作部材が当初位置に戻った状態を示す。 ICカードをカードコネクタに装着及びカードコネクタから取り外す動作を説明するための図であって、ICカードをカードコネクタから取り外している状態を示す。 カード飛出し防止機構を備えるカードコネクタの従来例を示す。

Claims (7)

  1. 前壁、左右の側壁及び底壁を有するベース部材と、
    前壁、左右の側壁及び上壁を有し、該ベース部材に重ね合わされることで、挿入されるICカードを収容し得るカード収容空間を形成するカバー部材と、
    前記ベース部材に支持され、一端が前記ICカードの外部接点と電気的に接続される複数のコンタクトと、
    前記ICカードの先端面に当接し得る受け部を有する、前記ベース部材の一方の側壁に沿って移動可能な操作部材、該操作部材と前記ベース部材の前壁との間に配置され、該操作部材を弾性的に支持するコイルバネを少なくとも含むICカードを排出するためのイジェクト機構と、
    を備え、
    それに沿って前記操作部材が移動可能な前記ベース部材の一方の側壁の後方は、該操作部材の後方への移動を停止させることができるように幅広の後端壁として形成され、
    前記ベース部材の前記一方の側壁に面する前記操作部材の側面後方は、後方に行くにしたがい前記一方の側壁から漸次離れる傾斜面として形成され、前記操作部材の前記カード収容空間に面する側面後端部には、前記ICカードに設けられた係合凹部に係合する第1の係合突起が形成され、
    前記操作部材の後端面が前記一方の側壁の幅広の後端壁に当接しているとき、前記操作部材の後端部が前記一方の側壁に向かって移動することを阻止するための移動阻止機構をさらに備えていることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記操作部材の底面には、細い突条が下方に向かって形成され、
    前記ベース部材の前記底壁には、前記操作部材の細い突条が嵌合することで該操作部材の前記一方の側壁に沿う移動を案内する、前記一方の側壁に平行な細長い案内スリットが設けられ、該案内スリットの後方端は、幅広に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタ。
  3. 前記ベース部材の前記一方の側壁の前記幅広の後端壁には、該後端壁の前端面より前方に突出する係止突起が設けられ、
    該係止突起は、前記操作部材を弾性的に支持する前記コイルバネに負荷がかけられていないとき、係止突起の先端が前記操作部材の前記後端面より後方に配置されるように設けられ、
    前記移動阻止機構は、前記係止突起により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカードコネクタ。
  4. 前記移動阻止機構は、前記ベース部材の前記底壁に形成される細長い案内スリットの幅広に形成された部分のさらに後方に細長い案内スリットを延在させることにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
  5. 前記操作部材の前記傾斜面後端部には、第2の係合突起が形成され、
    前記ベース部材の前記一方の側壁の前記幅広の後端壁前方に前記第2の係合突起に対応して開口を形成し、
    前記ベース部材の前記一方の側壁に面する前記カバー部材の側壁に、前記カバー部材の前記開口に対応して開口を設けることを特徴とする請求項1ないし4に記載のカードコネクタ。
  6. 前記カバー部材の前記側壁に形成される前記開口に、前端を自由端とする舌片状バネ部材が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のカードコネクタ。
  7. 前記舌片状バネ部材は、前記カバー部材の前記側壁を切り込むことで形成されていることを特徴とする請求項6に記載のカードコネクタ。
JP2007071554A 2007-03-19 2007-03-19 カードコネクタ Expired - Fee Related JP4848980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007071554A JP4848980B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 カードコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007071554A JP4848980B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 カードコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008234943A true JP2008234943A (ja) 2008-10-02
JP4848980B2 JP4848980B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=39907518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007071554A Expired - Fee Related JP4848980B2 (ja) 2007-03-19 2007-03-19 カードコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4848980B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165139A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Smk Corp カードコネクタにおけるロック装置
JP2011222314A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Panasonic Corp カード装着装置、電子機器
JP2011249049A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Smk Corp カードコネクタ
JP2012059531A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
CN102761003A (zh) * 2011-04-29 2012-10-31 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电子卡连接器
CN113614547A (zh) * 2019-03-27 2021-11-05 三菱电机株式会社 电子式指示仪表

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004039437A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ装置
JP2006019186A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Yamaichi Electronics Co Ltd カード用コネクタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004039437A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Alps Electric Co Ltd カード用コネクタ装置
JP2006019186A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Yamaichi Electronics Co Ltd カード用コネクタ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165139A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Smk Corp カードコネクタにおけるロック装置
JP4658202B2 (ja) * 2009-01-15 2011-03-23 Smk株式会社 カードコネクタにおけるロック装置
JP2011222314A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Panasonic Corp カード装着装置、電子機器
JP2011249049A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Smk Corp カードコネクタ
CN102280751A (zh) * 2010-05-24 2011-12-14 Smk株式会社 卡连接器
JP2012059531A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Jst Mfg Co Ltd カード用コネクタ
CN102761003A (zh) * 2011-04-29 2012-10-31 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电子卡连接器
CN113614547A (zh) * 2019-03-27 2021-11-05 三菱电机株式会社 电子式指示仪表

Also Published As

Publication number Publication date
JP4848980B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4006408B2 (ja) カード用複合コネクタ
JP4694340B2 (ja) カード用コネクタ
JP6442258B2 (ja) カード保持部材及びカード用コネクタ
JP5579294B1 (ja) カード用コネクタ
JP5749589B2 (ja) カード用コネクタ
KR101110383B1 (ko) 카드용 커넥터
EP2821939A1 (en) SIM card connector
TWI287748B (en) Memory card connector
US20100009562A1 (en) Connector for an electronic card
JP2007234472A (ja) カードコネクタ
JP4848980B2 (ja) カードコネクタ
JP5824357B2 (ja) コネクタ
JP2010056038A (ja) メモリカードコネクタ
JP4586003B2 (ja) カードコネクタ
JP4808743B2 (ja) カード用コネクタ
JP2012113984A (ja) カード用コネクタ
JP4734206B2 (ja) カードコネクタ
JP2006351426A (ja) トレイタイプのカードコネクタ
JP4098302B2 (ja) カードコネクタ
KR200479806Y1 (ko) 나노심 및 마이크로에스디용 복층형 소켓커넥터
JP6423174B2 (ja) カード用トレイおよびカード用トレイを備えるカード用コネクタ
JP4252413B2 (ja) カードロック機構付カードコネクタ
JP4079867B2 (ja) カードコネクタ
JP5125456B2 (ja) メモリカードコネクタ
JP2006127810A (ja) カード用コネクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees