JP4064080B2 - 既設水路の補修方法及びその構造 - Google Patents

既設水路の補修方法及びその構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、農業用水、下水道、工業用水などの既設水路の内面の補修構造及びその補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
農業用水、下水道、工業用水などの水路は、長時間の使用により老朽化し、また、水路内に流入する各種の水が化学反応を起こし、そのために発生する硫化水素(H2 S)等により、内面壁のコンクリート層に劣化が生じたり、さらに、そのコンクリート層内の鉄筋までが腐食される。
【0003】
その劣化した既設水路内面は補修する必要があり、その補修方法(ライニング工法)として、特開平3−247809号公報に記載の技術がある。この技術は、図10、図11に示すように、既設水路100の内面にアンカーボルト101により固定部材102を固定し、この固定部材102の上に型枠となるFRP板103を皿ねじ104により取り付けた後、既設水路100とFRP板103との間にセメントミルク105を打設するものである。
【0004】
この補修方法による補修構造は、FRP板103は軽量のため、運搬などの作業性がよく、また、FRP板103は粗度係数が小さいため、水が流れ易く、さらにFRP板103を水路内面に沿わせ易いため、水路断面の大幅な減少を招かないなどの利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のFRP板103による補修方法において、補修後にスムースに水が流れるためには、その補修水路内面に凹凸が極力ないことが望ましい。このため、流水方向に連結される各FRP板103間にも段差がないことが望まれる。一方、既設水路内面は、老朽化等によりその内面が部分的に欠損して凹凸状態となっているため、一定の大きさの固定部材102ではその凹凸に対応してFRP板103の表面(内面)を一定のレベルにすることはできない。
【0006】
このため、従来技術では、各種の大きさ(高さ)の固定部材102を用意したり、各種厚みのスペーサ板106を用意したり、そのスペーサ板106の重ね枚数を調整するなどにより、FRP板103の表面を一定のレベルにしている。しかし、部品数が多くなるなど、作業性が悪いうえに、コスト的にも問題である。
【0007】
この発明は、補修内面とFRP板などのライニング板との間隔調整を容易にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、この発明は、ライニング板を補修面に固定する部材を、補修面に固定される部材と、ライニング板に固定される部材とに分け、その両部材をその長さ方向にスライド、ねじ込みなどによって伸縮可能としたり、前者の部材を補修面に所要深さで固定し得るようにし、固定部材に間隔調整機能を付加したのである。
【0009】
固定部材が間隔調整機能を有すれば、その機能によって、補修面の凹凸に関係なく、ライニング板の表面を同一レベル(面一)とし得る。また、補修面とFRP板などのライニング板との間に金具を介して配筋し、充填材を打設すれば、既設水路の補強をすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態としては、既設水路内の床面、その両側面及び天井面からなる補修面に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニングを張設し、そのライニング板と前記既設水路補修面の間に充填材を打設して既設水路内面をライニングして補修する工法又は構造において、前記補修面である床面及び両側面に穴を形成し、この穴に、一端に上記ライニング板の受座を有する棒状金具を所要長さ入れて、補修面とライニング板の間隔が所要になるように、その金具を穴内に固定し、その後、前記受座にライニング板を固定し、天井面については、床面のライニング板上に緊張具を設けるとともにその上に受枠を設けて、その受枠上に天井面用ライニング板を位置決めし、この位置決め後、緊張具を伸長させ、前記天井面用ライニング板を両側面のライニング板と接合し、各ライニング板の接合部をシール材により止水し、各ライニング板と既設水路補修面の間に充填材を打設して各ライニング板を既設水路の補修面に張設する構成を採用する。
【0011】
この構成において、棒の補修面への所要長さの挿入固定に代えて、上記穴に棒状金具を入れて固定して、その金具先端にねじ込んだ上記ライニング板の受座のそのねじ込み量を所要にして、補修面とライニング板の間隔を所要とした構成としたり、補修面に支持部材を固定し、この支持部材に、一端に前記ライニング板の受座を有する棒状金具をねじ込み、そのねじ込み量を所要にして補修面とライニング板の間隔を所要とする構成としたり、補修面に棒状金具を立設した支持部材を固定し、前記金具に前記ライニング板の受座をねじ込み、そのねじ込み量を所要にして、補修面とライニング板の間隔を所要とする構成等を採用し得る。このとき、前記支持部材に前記金具をねじ込み、そのねじ込み量でも、補修面とライニング板の間隔を所要とし得る。また、いずれの構成においても、金具を介した配筋とすることができ、この配筋によってセメントミルク、無収縮モルタルなどの充填材からなる層の強度を高めることにより既設水路を補強することができる。
【0012】
さらに、各ライニング板は流れ方向に連結されるため、そのライニング板の隣接するものにその内面に亘って押え板を掛け渡し、この押え板及びライニング板に締め付けボルトを通して上記受座にねじ込み、このねじ込みにより押え板を介してライニング板を受座に固定するようにすれば、その押え板の押圧によって、各ライニング板の表面を面一(同一レベル)とし得る。充填材の打設・固化後には前記押え板及び締め付けボルトを除去し、前記ライニング板上から受座に別の締め付けボルトをねじ込んでライニング板を受座に固定する。これにより、押え板が流れの妨げとならない。
【0013】
【実施例】
一実施例を図1乃至図9に示し、この実施例は、トンネル水路の暗渠の内周面を補修するものであり、まず、その既設水路Sの内面(床面S1 、側面S2 、天井面S3 )をある程度清掃した後、床面S1 に図7に示す台座(支持部材)11をビス止めし、側面S2 及び天井面S3 に図6、図8、図9に示すホールインアンカ、ケミカルアンカなどのインサート具(支持部材)12を穴明け及び接着などにより必要数適宜位置に配設する。この台座11及びインサート具12に棒状配筋用金具13及びFRP板1の間隔保持兼固定用棒状金具14をねじ込んで立設する。そのFRP板1用金具14は、突出長さがFRP板1を固定した際そのFRP板1の表面(内面)が同一レベル(面一)となるように、台座11及びインサート具12に抜けない限度において適宜に選定する(図1a)。因みに、FRP板1は、例えば、FRP(ガラス繊維で強化した強化プラスチック)層の間に、レジンコンクリートから成る樹脂モルタルを介在したものである(これもFRP板の一種であって、FRPM板ともいう)。
【0014】
この各金具13、14及びスペーサ13aを介して配筋15を行う。この配筋15は、各内面S1 、S2 、S3 の必要強度に応じてその本数・配置を考慮する。特に、天井面S3 は重要である。その配筋15を金具13、14に固定するには、図6(a)、(b)のごとく、引っ掛けたり、針金で締結するなどの種々の手段を採用する。なお、使用する配筋15は、上下に分割して配筋側部で上下の配筋を接続しても構わない。この配筋15の完了後、FRP板1の支持金具14にそれぞれ上記台座11と同一形状の受座16をねじ込む。このねじ込み量によっても、固定後のFRP板1の表面の面一度合を調節する。台座11と受座16は、円盤状取付部中央にねじ込み用筒状基部を形成したものであり、例えば、和周産業株式会社製KPコーン(商品名)を使用する。
【0015】
FRP板1の張設は、まず、床面S1 は、図7(a)に示すように、受座16上にFRP板1を載せ、その孔を介して受座16に皿ねじ17をねじ込むことによって、FRP板1を固定し、側面S2 は、図8(a)に示すように、受座16に補助軸18をねじ込み、その補助軸18を通してFRP板1を受座16上に載せて、必要数を流れ方向に配置する。つぎに、図4に示すように、流れ方向の所要板のFRP板1に亘る押え板19をFRP板1に補助軸18を通して当てがい、突出した補助軸18に座金20を介してナット21締めして、FRP板1を受座16に固定する(図1b)。
【0016】
つぎに、図1cに示すように、床面S1 のFRP板1上に緊張具K1 を設けるとともにその上に受枠K3 を設けて、鎖線のごとく、その受枠K3 上に天井面用FRP板1を横滑りさせながら位置決めする。この位置決め後、緊張具K1 をそのターンバックルによって伸長させ、図1dに示すように側面のFRP板1と接合し、その接合部をシール材により止水する。
【0017】
なお、FRP板1の水路Sの内面S1 、S2 、S3 への配置には、図5(a)、(b)に示すコーナ形状のFRP板1aを適宜に採用する。いずれも、各FRP板1、1aの接合部はシール材で止水する。
【0018】
このFRP板1を全内面S1 、S2 、S3 に張設した状態で、各FRP板1の適宜個所に形成した注入孔から無収縮モルタルMを注入する。このモルタルMの養生後、緊張具K1 及び受枠K3 を除去するとともに、ナット21を外して、押え板19を外し、さらに、補助軸18も外し、図8、図9の各(b)に示すように、皿ねじ17をねじ込んで、図1eに示すように、FRP板1の張設、すなわち、補修を終了する。この作業を流れ方向の所要長さ行う。なお、FRP板1などにあいている孔(穴)は、目地シーリングして止水する。
【0019】
この実施例は、天井面S3 に向かって、側面S2 の無収縮モルタルMの層を厚くしたが、各面S1 、S2 、S3 が同一などとその厚みは適宜に選定すればよい。また、台座11及びインサート具12への金具14のねじ込み量でその金具14の突出量が十分に調節し得る場合には、受座16は金具14に溶接などで一体化したものでもよい。一方、金具14への受座16のねじ込み量で、FRP板1の表面レベルも十分に調節し得る場合には、金具14と台座11及びインサート具12は溶接などによって一体化したものとし得る。
【0021】
【発明の効果】
この発明は、以上のようにして、補修内面とFRP板などのライニング板との間隔調整を容易にしたので、補修後の水路内面のレベルを同一(面一)とすることができ、流れのスムースな補修水路とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1a】一実施例の施工説明図
【図1b】一実施例の施工説明図
【図1c】一実施例の施工説明図
【図1d】一実施例の施工説明図
【図1e】一実施例の施工説明図
【図2】図1cの切断平面図
【図3】図1cの切断下面図
【図4】図1cの切断側面図
【図5】FRP板の配置態様図
【図6】配筋用の金具の各態様図
【図7】同実施例の床面部分を示し、(a)はモルタル打設前、(b)はモルタル打設後の仕上げ状態
【図8】同実施例の側面部分を示し、(a)はモルタル打設前、(b)はモルタル打設後の仕上げ状態
【図9】同実施例の天井面のコーナ部分を示し、(a)はモルタル打設前、(b)はモルタル打設後の仕上げ状態
【図10】従来例の一部切欠斜視図
【図11】同要部拡大断面図
【符号の説明】
S 水路
1 水路床面
2 水路側面
3 水路天井面
1 緊張具
2 受枠
M 無収縮モルタル
1 FRP板(ライニング板)
11 台座(支持部材)
12 インサート具(支持部材)
13 配筋用金具
14 間隔保持用固定金具(棒)
15 配筋
16 受座
17 皿ねじ
18 補助軸
19 押え板
20 座金
21 ナット

Claims (12)

  1. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)を張設し、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)を打設して既設水路内面をライニングして補修する工法において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に穴を形成し、この穴に、一端に上記ライニング板(1)の受座(16)を有する棒状金具(14)を所要長さ入れて、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔が所要になるように、その金具(14)を穴内に固定し、その後、前記受座(16)にライニング板(1)を固定し、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)を既設水路(S)の補修面に張設することを特徴とする既設水路の補修工法。
  2. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)を張設し、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)を打設して既設水路内面をライニングして補修する工法において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に穴を形成し、この穴に棒状金具(14)を入れて固定して、その金具(14)先端にねじ込んだ上記ライニング板(1)の受座(16)のそのねじ込み量を所要にして、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔を所要とし、その後、前記受座(16)にライニング板(1)を固定し、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)を既設水路(S)の補修面に張設することを特徴とする既設水路の補修工法。
  3. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)を張設し、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)を打設して既設水路内面をライニングして補修する工法において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に支持部材(11、12)を固定し、この支持部材に、一端に上記ライニング板(1)の受座(16)を有する棒状金具(14)をねじ込み、そのねじ込み量を所要にして補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔を所要とし、その後、前記受座(16)にライニング板(1)を固定し、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)を既設水路(S)の補修面に張設することを特徴とする既設水路の補修工法。
  4. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面( )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)を張設し、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)を打設して既設水路内面をライニングして補修する工法において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に棒状金具(14)を立設した支持部材(11、12)を固定し、前記金具(14)に上記ライニング板(1)の受座(16)をねじ込み、そのねじ込み量を所要にして、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔を所要とし、その後、前記受座(16)にライニング板(1)を固定し、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)を既設水路(S)の補修面に張設することを特徴とする既設水路の補修工法。
  5. 請求項4において、上記支持部材(11、12)に上記金具(14)をねじ込み、そのねじ込み量でも、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔を所要とし得るようにしたことを特徴とする既設水路の補修工法。
  6. 上記金具(14)を補修面(S 、S に固定した後、その金具(14)を介して配筋することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の既設水路の補修工法。
  7. 上記ライニング板(1)の隣接するものにその内面に亘って押え板(19)を掛け渡し、この押え板(19)及びライニング板(1)に締め付けボルト(18)を通して上記受座(16)にねじ込み、このねじ込みにより押え板(19)を介してライニング板(1)を受座(16)に固定し、上記充填材(M)の打設後、前記押え板(19)及び締め付けボルト(18)を除去し、前記ライニング板(1)上から受座(16)に別の締め付けボルト(17)をねじ込むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の既設水路の補修工法。
  8. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)が張設され、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)が打設され既設水路内面がライニングされた補修構造において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に穴が形成され、この穴に、一端に上記ライニング板(1)の受座(16)を有する棒状金具(14)が所要長さ入れられて、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔が所要になるように、その金具(14)が穴内に固定されており、前記受座(16)にライニング板(1)が固定され、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)が既設水路(S)の補修面(S 、S 、S に張設され、その充填材(M)の養生後、前記受枠(K )及び緊張具(K )を除去してなることを特徴とする既設水路の補修構造。
  9. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)が張設され、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)が打設され既設水路内面がライニングされた補修構造において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に穴が形成され、この穴に棒状金具(14)が入れられて固定され、その金具(14)先端にねじ込まれた上記ライニング板(1)の受座(16)のそのねじ込み量が所要にされて、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔が所要とされ、前記受座(16)にはライニング板(1)が固定され、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)が既設水路(S)の補修面(S 、S 、S に張設され、その充填材(M)の養生後、前記受枠(K )及び緊張具(K )を除去してなることを特徴とする既設水路の補修構造。
  10. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)が張設され、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)が打設され既設水路内面がライニングされた補修構造において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に支持部材(11、12)が固定され、この支持部材に、一端に上記ライニング板(1)の受座(16)を有する棒状金具(14)がねじ込まれ、そのねじ込み量は所要にされて補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔が所要となっており、前記受座(16)にはライニング板(1)が固定され、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)が既設水路(S)の補修面(S 、S 、S に張設され、その充填材(M)の養生後、前記受枠(K )及び緊張具(K )を除去してなることを特徴とする既設水路の補修構造。
  11. 既設水路(S)内の床面(S )、その両側面(S )及び天井面(S )からなる補修面(S、S、S)に間隔保持兼用の固定部材を介して型枠となるライニング板(1)が張設され、そのライニング板(1)と前記既設水路補修面(S 、S 、S の間に充填材(M)が打設され既設水路内面がライニングされた補修構造において、
    上記補修面である床面(S )及び両側面(S に棒状金具(14)を立設した支持部材(11、12)が固定され、前記金具(14)に上記ライニング板(1)の受座(16)がねじ込まれて、そのねじ込み量が所要にされて、補修面(S 、S とライニング板(1)の間隔が所要となっており、前記受座(16)にはライニング板(1)が固定され、天井面(S )については、床面(S )のライニング板(1)上に緊張具(K )を設けるとともにその上に受枠(K )を設けて、その受枠(K )上に天井面用ライニング板(1)を位置決めし、この位置決め後、緊張具(K )を伸長させ、前記天井面用ライニング板(1)を両側面のライニング板(1)と接合し、各ライニング板(1)の接合部をシール材により止水し、各ライニング板(1)と既設水路補修面(S 、S 、S )の間に充填材(M)を打設して各ライニング板(1)が既設水路(S)の補修面(S 、S 、S に張設され、その充填材(M)の養生後、前記受枠(K )及び緊張具(K )を除去してなることを特徴とする既設水路の補修構造。
  12. 上記棒状金具(14)を介して配筋されていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の既設水路の補修構造。
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