JP4062258B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、作動によって発熱を伴う電子回路を備えた電子鍵盤楽器に関する。
従来から、鍵盤を備えた電子鍵盤楽器が演奏に用いられており、この電子鍵盤楽器には、電源部、トランスおよび各種の回路基板等で構成される電子回路が設けられている。このような電子鍵盤楽器の電子回路は、一般に楽器本体における鍵盤の下部や鍵盤の後方に設けられている。このため、楽器本体における鍵盤の下部側部分が大きくなったり、鍵盤の後部側部分が大きくなったりして、結果的に電子鍵盤楽器全体が大きくなっている。
また、電子鍵盤楽器を小型化するために、楽器本体の後部を支持する背面フレーム部内の底板上に、電源部とトランスを設け、背面フレーム部内における電源部等の上方に、コンピューター基板および鍵やペダルの駆動用回路基板が装備されたパネルを設置した電子鍵盤楽器もある(例えば、特許文献1)。
実開平5―52893号公報
しかしながら、前述した背面フレーム部内に電源部等の電子回路を設けた電子鍵盤楽器を演奏する際には、電源部やトランスは熱を発生し、その熱は背面フレーム部内を上昇していく。このため、前述した電子鍵盤楽器においては、電源部等の上方に設置されたパネルは背面フレーム部内を上昇してくる熱によって加熱される。また、このパネルに設置された駆動用回路基板等の中には、熱に弱い部品も含まれている。前述した電子鍵盤楽器では、この熱に弱い部品が加熱されることによって劣化したり短寿命化したりするという問題が生じている。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、楽器本体の高さや奥行きの長さを短くすることにより小型化でき、かつ熱による電子回路の劣化等を防止することのできる電子鍵盤楽器を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明にかかる電子鍵盤楽器の構成上の特徴は、鍵盤が設けられた鍵盤取付フレーム部と、鍵盤取付フレーム部の下面後部に連結され下部または連結部を介して下方に足操作子が設けられた背面フレーム部とからなり内部に空間部が形成されたフレーム部本体と、発熱を伴う電子回路とを備えた電子鍵盤楽器であって、電子回路を背面フレーム部内に設置して、背面フレーム部の下部側部分と、フレーム部本体における電子回路の設置場所よりも上方部分とに、それぞれ外部に通じる通気孔を設け、背面フレーム部の下部側部分に設けた通気孔から空気が入り、フレーム部本体における電子回路の設置場所よりも上方部分に設けた通気孔から空気が出て行くようにしたことにある。
このように構成した本発明の電子鍵盤楽器においては、背面フレーム部内に電子回路を設置しているため、鍵盤取付フレーム部における鍵盤の下部側部分が大きくなったり、鍵盤の後部側部分が大きくなったりすることを防止できる。この結果、電子鍵盤楽器全体を小型化することができる。また、フレーム部本体の上下部分にそれぞれ通気孔を設けているため、両通気孔からの空気の入出によって、フレーム部本体内の空気の流通が可能になる。この場合、下方の通気孔から背面フレーム部内に空気が流れ込み、上方の通気孔から外部に出て行く気流が生じる
これによって、電子回路が発生する熱は、気流とともに上方の通気孔から効率よく外部に出て行く。このため、背面フレーム部内に熱がこもって電子回路を構成する各種の回路基板や他の機器等が高温に加熱されることが防止される。この結果、電子回路に熱に弱い部品等が含まれていても適正な状態を維持したまま作動する。
この場合、上方の通気孔は電子回路の設置場所よりも上方に設け、下方の通気孔は電子回路の設置場所よりも下方に設けてもよく、上方に設けてもよい。また、上方の通気孔は、背面フレーム部に設けてもよいし、鍵盤取付フレーム部に設けてもよく、気流が生じる両通気孔の間またはその近傍に電子回路が設置されて、電子回路から発生する熱が気流によって外部に放出される位置関係になっていればよい。
また、足操作子は、背面フレーム部の下部に設けてもよいし、背面フレーム部の下面に連結部を取り付け、その連結部の下端部に設けてもよい。この足操作子を背面フレーム部の下部に設ける場合には、ペダルで構成される足操作子を前方に向かって突出させるための突き出し口を下方の通気孔として利用することができる。さらに、一般に、電子鍵盤楽器の背面には、電源取り入れ口が設けられているが、この電源取り入れ口の周縁部に本発明に係る通気孔を設けてもよい。
また、本発明にかかる電子鍵盤楽器の他の構成上の特徴は、電子回路を所定の平面上に形成して、平面上の電子回路を、平面フレーム部の内壁面に沿わせて縦向きに配置したことにある。これによると、背面フレーム部の奥行き方向の長さを短くできるため、さらに電子鍵盤楽器の小型化が図れる。また、下方の通気孔を電子回路の設置場所よりも下方に設けた場合には、下方の通気孔から背面フレーム部内に入った空気は、電子回路の表面に沿って上昇するため電子回路から発生する熱を効率よく上方の通気孔から外部に放出することができる。この場合の所定の平面は、平面板で構成してもよいし、仮想平面であってもよい。所定の平面を仮想平面とした場合は、電子回路を構成する各機器は、平面フレーム部の内壁面に平面状に並べて配置された状態になる。
本発明にかかる電子鍵盤楽器のさらに他の構成上の特徴は、鍵盤取付フレーム部の後面に接続コードを引き出すための凹部を形成し、凹部に、フレーム部本体における電子回路の設置場所よりも上方部分に設けた通気孔を形成したことにある。また、本発明にかかる電子鍵盤楽器のさらに他の構成上の特徴は、背面フレーム部の後壁部に凹部からなる電源取り入れ口を形成し、電源取り入れ口に、背面フレーム部の下部側部分に設けた通気孔を形成したことにある。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、本発明にかかる電子鍵盤楽器Mを示している。この電子鍵盤楽器Mは、鍵盤取付フレーム部10と、鍵盤取付フレーム部10の後部中央を支持する背面フレーム部20と、鍵盤取付フレーム部10の前部両側をそれぞれ支持する脚部35a,35bとを備えている。また、鍵盤取付フレーム部10の背面には、背面フレーム部20の前後方向における略中央部の両側部と上端部とを囲んだ門形のパネル36が取り付けられている。
鍵盤取付フレーム部10は、図1および図2の状態における左右方向の長さが長く、高さ方向の長さが短くなった箱状に形成され、上面における手前側に、電子鍵盤楽器Mを演奏するための複数の鍵からなる鍵盤部11が設けられている。そして、鍵盤取付フレーム部10の上面における鍵盤部11の後方に、複数の操作子等を備えた操作パネル部12が設けられている。また、鍵盤取付フレーム部10の上面における操作パネル部12の後方に、鍵盤部11および操作パネル部12よりも高さが高くなった天板部13が形成され、天板部13の前端面に、折り畳み式の蓋部14がヒンジ連結されている。
蓋部14は、後蓋14aと前蓋14bとで構成され、蓋部14を閉じた状態での天板部13の前端面上端縁部と後蓋14aの後端面上端縁部とが蝶番15aによって連結され、後蓋14aの前端面上端縁部と前蓋14bの後端面上端縁部とが蝶番15bによって連結されている。このため、図3の状態から、後蓋14aと前蓋14bとを重ねた状態で蝶番15aを中心として前方に回転させ、さらに、前蓋14bを蝶番15bを中心として前方に回転させることにより、鍵盤部11および操作パネル部12を覆うことができる。
また、後蓋14aの下面後端縁部における中央に、譜面立て16aが蝶番を介して折り畳み可能な状態で設けられ、前蓋14bの下面前端部における中央に、蓋部14を開いて折り畳んだ際に蓋部14を起立状態に支持する支持部16bが設けられている。また、図4ないし図6に、電子鍵盤楽器Mから、天板部13、蓋部14およびパネル36を取り外すとともに、鍵盤取付フレーム部10および背面フレーム部20の内部を露呈させた状態を示している。
図6に示したように、鍵盤取付フレーム部10内における鍵盤部11および操作パネル部12の下方には、押鍵操作による押鍵力等を検出するための検出装置17aや、鍵の上下限位置を制限したり押鍵された鍵を上限位置に復帰させたりするための復帰機構17b等が設置されている。検出装置17aは、アクチュエーター、センサ、スイッチ基板等で構成され、復帰機構17bは、復帰ばね、鍵の下限位置や上限位置を規制するストッパ等で構成されている。さらに、鍵盤取付フレーム部10内には、発熱を伴わないか、または発熱量の少ない回路基板等が設置されている。
また、鍵盤取付フレーム部10の後面における略中央には、図7に示したように凹部10aが形成され、後部両側の角部には、図4に示したように凹部10b,10cが形成されている。凹部10aは、電子鍵盤楽器Mを他の機器と接続するための接続コード18を引き出すために設けられており、凹部10a前面を構成する前壁18aには、複数の小孔からなる通気孔19aが設けられている。また、凹部10b,10cの側面を構成する側壁18b,18cには、複数の小孔からなる通気孔19b(側壁18cの通気孔は図示せず。)がそれぞれ設けられている。さらに、鍵盤取付フレーム部10の底面部10dの後部にも複数の小孔からなる通気孔19dが設けられている。そして、底面部10dにおける凹部10aの前側部分に開口10eが設けられている。
背面フレーム部20は、鍵盤取付フレーム部10の下面における後部中央に、一体的に連結されて、鍵盤取付フレーム部10の後部を支持しており、左右方向および上下方向に長くなった箱状に形成されている。この背面フレーム部20は、中央に位置する背面本体部20aと、背面本体部20aの両側に設けられたスピーカーボックス30a,30bとで構成されている。背面本体部20aは略直方体の箱状に形成されており、その前壁部21aは左右方向の中央が前側に向かって湾曲した曲面状の板で構成されている。そして、背面本体部20aの下部には、本発明の足操作子としてのペダル22a,22b,22cが水平方向に一定間隔を保って設けられている。
背面本体部20aの前壁部21aの下部には、穴部23a,23b,23cが形成されており、ペダル22a,22b,22cは、前部側部分をそれぞれ穴部23a,23b,23cから前方に突出させて上下に移動可能な状態で取り付けられている。また、背面本体部20aの後壁部21bの下部におけるペダル22a,22b,22cの後端部に対応する部分にも穴部24a,24b,24cが設けられて、背面本体部20aの下部の内部は、穴部23a,23b,23c,24a,24b,24cによって通気可能になっている。また、背面本体部20aの下部におけるペダル22a,22b,22cの近傍には、ペダルセンサや駆動用回路基板等(図示せず)が設けられている。
また、背面本体部20aの後壁部21bにおける穴部24a,24b,24cの上側部分には、凹部からなる電源取り入れ口25が形成され、その上部前壁面部25aに複数の小孔からなる通気孔26が形成されている。そして、電源取り入れ口25の下部には、外部から電力を取り込むための接続装置25bが取り付けられている。また、背面本体部20aの後壁部21bの内面に、電源トランス27、回路基板28、アンプ29等の作動により熱を発生する各種の機器が取り付けられている。この電源トランス27等によって、本発明に係る電子回路が構成される。
スピーカーボックス30a,30bは左右対称に形成された直方体の箱体で構成されており、背面本体部20aの両側に設置されている。そして、スピーカーボックス30a,30b内には、それぞれ各鍵や操作子の操作に応じた楽音や効果音を発生するためのスピーカー31a,31bが設置されている。また、スピーカーボックス30a,30bの上面部は、鍵盤取付フレーム部10の底面部10dで構成されており、底面部10dに形成された通気孔19dは、スピーカー31a,31bの音響調整のために設けられている。また、スピーカーボックス30a,30bの前面部は、音を通過させやすくするために多孔板で構成されている。
そして、スピーカーボックス30a,30bの外側面における下端部には、アングルからなる取付け用金具32a,32bが取り付けられている。また、背面本体部20aの下面後端部における両端部と中央部とにそれぞれ、支持突起33a,33b,33cが設けられている。この支持突起33a,33b,33cによって、背面本体部20aは、下面が直接床面に接触しないように支持されている。
脚部35a,35bは、それぞれ鍵盤取付フレーム部10の前部における両端部に固定されて、鍵盤取付フレーム部10の前部を支持している。この脚部35a,35bの上部側部分における内側部および後側部は、補強部材36a,36bを介して鍵盤取付フレーム部10の下面に連結されており、これによって、脚部35a,35bはより強固に鍵盤取付フレーム部10に固定されている。脚部35a,35bの下端面にも支持突起37a,37bが設けられており、電子鍵盤楽器Mの本体は、支持突起33a,33b,33c,37a,37bによって、床面との間に所定の隙間を設けた状態で設置される。また、電子鍵盤楽器Mが備える電子回路や各種の機器等は、配線(図示せず)によって接続されている。
このように構成された電子鍵盤楽器Mを演奏する際には、まず、接続装置25bに電源を接続するとともに、接続コード18を演奏に必要な機器、例えばコントローラ等に接続して電子鍵盤楽器Mを演奏可能な状態にする。つぎに、蓋部14を開いて、鍵盤部11および操作パネル部12を露呈させる。そして、スイッチをオン状態にして、鍵盤部11の各鍵、操作パネル部12の操作子およびペダル22a,22b,22c等を操作する。これによって、電子鍵盤楽器Mは、鍵盤部11、操作パネル部12の各種の操作子およびペダル22a,22b,22c等が有する機能に応じて、スピーカー31a,31bから楽音、効果音などを発生する。
この場合、穴部23a,23b,23c,24a,24b,24cおよび通気孔26から背面本体部20aの内部に空気が入り、その空気は、電源トランス27等が設置された背面本体部20a内の空間を通過していく。そして、空気は、背面本体部20aの上部に設けられた開口10eから鍵盤取付フレーム部10内に入ったのちに、鍵盤取付フレーム部10の背面に設けられた通気孔19aまたは鍵盤取付フレーム部10の側面に設けられた通気孔19bから外部に流れて行く。このため、電源トランス27やアンプ29等で構成される電子回路から発生される熱は、空気流に吸収されて効率よく外部に放出される。
この結果、背面本体部20aの内部に設置された電子回路を構成する各機器等が加熱されて劣化したり作動不良が生じたりすることを防止できる。また、鍵盤取付フレーム部10内に熱がこもることもないため、鍵盤取付フレーム部10内に設置された各機器が熱によって劣化したり作動不良が生じたりすることもない。このため、電子鍵盤楽器Mの各部分は適正な状態で作動し、スピーカー31a,31bから適正な楽音、効果音などが発生する。
このように、本実施形態に係る電子鍵盤楽器Mでは、背面本体部20aの後壁部21bの内面に沿って電子回路を構成する電源トランス27、回路基板28およびアンプ29等を設置しているため、鍵盤取付フレーム部10内に設置する機器が減少し鍵盤取付フレーム部10を小型化できる。また、背面本体部20aの前後方向の厚みを小さくすることができるため、電子鍵盤楽器M全体を小型化することができる。さらに、背面本体部20aの前壁部21aが、左右方向の中央部が前方に向って湾曲した曲面状に形成されているため、電子回路を構成する各機器の設置スペースや空気の流路を十分に確保することができる。これによって、各機器が狭い場所に近接状態で配置されて各機器間に熱がこもったり、空気が流れ難くなったりすることが防止される。
また、背面本体部20aの下部に、穴部23a,23b,23c,24a,24b,24cおよび通気孔26を設け、背面本体部20aの上方に位置する鍵盤取付フレーム部10に通気孔19a,19bを設けている。したがって、空気は、背面本体部20aの下部に形成された種々の穴部から背面本体部20aの内部に入り、鍵盤取付フレーム部10に形成された種々の通気孔から外部へと出て行く。このため背面本体部20aおよび鍵盤取付フレーム部10の内部には、複数の空気流路が生じ、ファン等を設けなくとも背面本体部20a内で発生する熱は、自然に空気流とともに外部に放出される。
さらに、穴部23a,23b,23cは、背面本体部20aの前壁部21aに設けられ、通気孔26、通気孔19a,19bは、それぞれ電源取り入れ口25や凹部10a等の凹部の中に形成されている。したがって、背面を壁面に接近させた状態で、電子鍵盤楽器Mを配置しても背面本体部20a内には、空気流が確実に生じるようになり、電子回路が発生する熱は、気流とともに上方の通気孔から効率よく外部に出て行く。このため、電子鍵盤楽器Mの設置場所に拘わらず、背面本体部20a内に熱がこもることが防止され、電子鍵盤楽器Mが備える各機器に熱に弱い部品等が含まれていても各機器は適正な状態を維持したまま作動する。
また、他の実施形態として、スピーカーボックス30a,30bと背面本体部20aとの間の仕切り壁部に通気孔(図示せず)を設けることができる。これによると、背面本体部20a内の空気の一部は、スピーカーボックス30a,30bと背面本体部20aとの間の仕切り壁部に設けられた通気孔を通過してスピーカーボックス30a,30b内に入ったのちに、通気孔19dから鍵盤取付フレーム部10内に入っていく。そして、通気孔19a,19bから外部に出て行く。したがって、放熱効果が向上するようになり、通気孔19dは、音質調整だけでなく通気性を良くするための機能も発揮するようになる。
また、本発明に係る電子鍵盤楽器Mは、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更実施が可能である。例えば、前述した実施形態では、熱を吸収した空気が外部に放出される通気孔19a,19bを鍵盤取付フレーム部10に設けているが、この上方の通気孔は、背面本体部20aの上部に設けてもよい。また、穴部23a,23b,23c,24a,24b,24cおよび通気孔26で構成された下方の通気孔は、電子回路よりも下方に設けることが好ましいが、電子回路と同程度の高さの位置や、やや高い位置に設けることもできる。下方の通気孔を電子回路よりも高い位置に設けても熱は上方に向かって流れていくため、空気流が生じていれば外部に放出される。
また、前述した実施形態では、背面本体部20aの下端部は床部まで延びているが、背面本体部の下端部を床部の上方に位置させ、その下方に、連結部を介してペダル等を取り付けることもできる。この場合、下方の通気孔は背面本体部の下部に設ける。その他、本発明に係る電子鍵盤楽器の各部分の形状等の構成については、本発明の技術的範囲内で変更することができる。
本発明の一実施形態に係る電子鍵盤楽器を示す平面図である。 図1の電子鍵盤楽器の正面図である。 図1の電子鍵盤楽器の側面図である。 図1の電子鍵盤楽器からパネル、天板部および蓋部を取り外した状態を示す平面図である。 図4に示した電子鍵盤楽器における背面フレーム部の内部を示す正面図である。 図5の6−6断面図である。 電子鍵盤楽器の背面図である。
符号の説明
10…鍵盤取付フレーム部、11…鍵盤部、19a,19b,19d,26…通気孔、20…背面フレーム部、20a…背面本体部、21b…後壁部、22a,22b,22c…ペダル、23a,23b,23c,24a,24b,24c…穴部、25…電源取り入れ口、25b…接続装置、27…電源トランス、28…回路基板、29…アンプ、M…電子鍵盤楽器。

Claims (4)

  1. 鍵盤が設けられた鍵盤取付フレーム部と、前記鍵盤取付フレーム部の下面後部に連結され下部または連結部を介して下方に足操作子が設けられた背面フレーム部とからなり内部に空間部が形成されたフレーム部本体と、
    発熱を伴う電子回路とを備えた電子鍵盤楽器であって、
    前記電子回路を前記背面フレーム部内に設置して、前記背面フレーム部の下部側部分と、前記フレーム部本体における前記電子回路の設置場所よりも上方部分とに、それぞれ外部に通じる通気孔を設け、前記背面フレーム部の下部側部分に設けた通気孔から空気が入り、前記フレーム部本体における前記電子回路の設置場所よりも上方部分に設けた通気孔から前記空気が出て行くようにしたことを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 前記電子回路を所定の平面上に形成して、前記平面上の電子回路を、平面を前記背面フレーム部の内壁面に沿わせて縦向きに配置した請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
  3. 前記鍵盤取付フレーム部の後面に接続コードを引き出すための凹部を形成し、前記凹部に、前記フレーム部本体における前記電子回路の設置場所よりも上方部分に設けた通気孔を形成した請求項1または2に記載の電子鍵盤楽器。
  4. 前記背面フレーム部の後壁部に凹部からなる電源取り入れ口を形成し、前記電源取り入れ口に、前記背面フレーム部の下部側部分に設けた通気孔を形成した請求項1ないし3のうちのいずれか一つに記載の電子鍵盤楽器。
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