JP4062152B2 - 携帯電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話装置に係り、特に音声メッセージを送信する機能を備えた携帯電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の携帯電話装置を含む音声メッセージ通信システムの一例の構成図を示す。同図において、携帯電話装置21から発信した際、基地局22を通じて音声通信網23にて通信相手の呼出を行う。ここで、通信相手と接続できなかった場合、音声通信網23が有するメッセージ録音装置24に接続され、携帯電話装置21からの音声メッセージがメッセージ録音装置24に保存される。その後、メッセージの送信相手が音声通信網23を通じてメッセージ録音装置24に接続することにより、保存されている音声メッセージを取得することができる。
【0003】
このように、従来、携帯電話装置において発信者が通信の圏外にいる、あるいは通信相手が電話に出られない等の理由により音声通信の接続ができない場合、通信が可能となる状態となってから改めて接続を試みる必要があった。このため、通信相手が通信可能となるまで繰り返し発信操作を行わなければならない、あるいは通信することを忘れてしまうなどの問題があった。
【0004】
そこで、図8に示すように、従来は着信側が電話に出られない時に対しては、発信元の携帯電話装置21が音声通信網23内にあるメッセージ録音装置24に音声メッセージを保存し、その後に通話相手がメッセージ録音装置24に接続して記憶された音声メッセージを聞くようにしている。
【0005】
また、携帯電話装置のユーザが送信した音声メッセージを思い付いた時点で、その音声メッセージを記憶部に複数の送信先電話番号と共に設定記憶し、携帯電話装置の制御回路が基地局の通信サービスエリアであると判定すると、記憶部に設定記憶されている音声メッセージをユーザが送信を意識しなくても自動的に他の電話装置などに送信する構成の携帯電話装置が、従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
更に、音声メッセージを録音するための音声録音手段と、音声録音手段からの音声メッセージを格納する音声メモリと、音声メモリに格納された音声メッセージを送信する送信手段と、時計と、時計がユーザが設定した日時になったときに、ユーザが設定した電話番号に自動ダイヤルし、相手が電話に応答し、回線が通じたことを検知した後、音声メモリにユーザが格納した音声メッセージを送信手段を介して送信する制御手段とを備えた携帯電話装置も、従来より知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の従来の携帯電話装置によれば、ユーザが予め通話の内容が第三者に知られたくない内容の音声メッセージを音声録音手段に録音しておき、その音声メッセージを特定の時刻に特定の相手に自動送信することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−045141号公報(第2−3頁)
【特許文献2】
特開平10−285652号公報(第2頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、図8に示した音声メッセージに使用される従来の携帯電話装置では、音声メッセージをメッセージ録音装置24に録音するためには、音声通信網23に接続する必要があるため、携帯端末装置21のユーザである発信者が、基地局22の圏外にいる等、発信者が通信できない状態の場合、音声メッセージを録音、発信することができないという問題がある。このため、発信者が通信できない場合は、通信できる状態になってから再度通話を試みる必要がある。
【0009】
更に、図8に示した音声メッセージに使用される従来の携帯電話装置では、通信相手がメッセージ録音装置24にメッセージを録音、再生する機能、サービスを有している必要があり、通信相手が本機能、サービスを有していない場合、録音した音声メッセージを通信相手に伝えることができないという問題もある。
【0010】
また、特許文献1記載の従来の携帯電話装置では、音声メッセージを自装置内の記憶部に記憶しておき、基地局の通信サービスエリアに入ったことを検出した時点で予め登録した通信相手に自動送信する構成であり、図8に示した携帯電話装置の問題は解決されるが、基地局の通信サービスエリアに入ったことを検出して、音声メッセージの送信を開始したとしても、携帯電話装置の移動により音声メッセージの送信途中で圏外になったり、電波状態により通信が途中で切断されることがあり、また、相手の状況によっては音声メッセージを最後まで聞くことができず、途中で通信が切断されることがある。
【0011】
なお、特許文献1記載の従来の携帯電話装置では、送信先が一定時間内で応答しなかった場合には、その旨を表示するようにしているが、上記の音声メッセージの送信途中での通信切断を検出することができない。
【0012】
また、特許文献2記載の従来の携帯電話装置では、ユーザがダイヤル操作で相手の電話番号をダイヤルしたときに、表示部が相手が電話に応答し、回線が通じたことを表示し、その表示を確認して、メッセージ送信ボタンを操作することにより、音声メモリに格納した音声メッセージを送信する構成であるため、相手の応答に基づいて音声メッセージの送信を開始したとしても、上記の特許文献1記載の携帯電話装置と同様に、携帯電話装置の移動により音声メッセージの送信途中で圏外になったり、電波状態により通信が途中で切断されることがあり、また、相手の状況によっては音声メッセージを最後まで聞くことができず、途中で通信が切断されることがある。
【0013】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、音声メッセージが最後まで再生されたかどうかを確認し得る携帯電話装置を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、音声メッセージの送信が成功するまで、一定時間毎に繰り返し音声メッセージを自動送信し得る携帯電話装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明は、所望の音声メッセージを通信相手の送信先情報を、発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信する条件である発信条件と共に入力する入力手段と、入力手段により入力された所望の音声メッセージ、送信先情報及び発信条件を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された発信条件を満足した時点で、記憶手段に記憶された送信先情報に基づき通信相手に発信して、通信相手との音声通信を確立する発信手段と、発信手段による音声通信確立後に、記憶手段に記憶されている音声メッセージを再生して通信相手へ送信するメッセージ送信手段と、メッセージ送信手段による音声メッセージ送信中に、通信相手との音声通信切断の有無を監視する監視手段と、監視手段により音声通信の切断が検出された時には、音声メッセージの発信失敗を表示し、監視手段により音声通信の切断が検出されることなく記憶手段から音声メッセージの再生が終了したときには、音声メッセージの発信成功を表示する表示手段と、記憶手段に記憶された発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信する発信条件に従い、記憶手段に記憶された送信先情報に基づき通信相手に繰り返し発信している状態において、監視手段により、メッセージ送信手段による音声メッセージ送信中に、通信相手から音声通信切断されたこと検出したときは、発信手段による発信動作を停止する発信停止手段とを有する構成としたものである。
【0016】
この発明では、記憶手段に記憶されている音声メッセージを再生して通信相手へ送信している間、通信相手との音声通信切断の有無を監視し、音声通信の切断が検出された時には、音声メッセージの発信失敗を表示し、音声通信の切断が検出されることなく記憶手段から音声メッセージの再生が終了したときに、音声メッセージの発信成功を表示するようにしたため、音声メッセージが最後まで再生されて、音声メッセージの内容がすべて通信相手へ送信されたかどうかを確認することができる。また、この発明では、確実に通信相手に音声メッセージを送信できると共に、通信相手により音声通信が切断されたときは再度の発信を防止できる。
【0017】
また、本発明は、上記の記憶手段に、音声メッセージを送信することを通知するための音声メッセージ音声ガイドを更に記憶しているときは、メッセージ送信手段を、記憶手段に記憶されている音声メッセージ音声ガイドを再生して通信相手へ送信してから音声メッセージを通信相手へ送信することを特徴とする。この発明では、音声メッセージの送信を予告することができる。
【0018】
ここで、上記の発明において記憶手段に記憶される任意に選択した発信条件は、発信日時、自装置が音声通信の圏内に入った時であること、発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信することのいずれかである。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、本発明は上記の発信手段を、記憶手段に記憶された発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信する発信条件に従い、記憶手段に記憶された送信先情報に基づき通信相手に繰り返し発信している状態において、監視手段により、メッセージ送信手段による音声メッセージ送信中に、通信相手から音声通信切断が検出されたときは、発信手段により発信動作を停止する発信停止手段を更に有することを特徴とする。この発明では、再度の発信を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる携帯電話装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、携帯電話装置は、キーボード等の入力装置1と、音声を収音して音声信号に変換するマイク2と、各種の表示を行うディスプレイ装置等の出力装置3と、入力音声信号を音声に変換して発音するスピーカ4と、発着信等の音声通信を行う通信装置5と、プログラム制御により動作するデータ処理装置6と、データ記憶装置9とを含む構成とされている。
【0021】
ここで、データ処理装置6は、音声メッセージの録音、発信処理の設定、音声メッセージの発信処理等の制御を行うメッセージ録音処理手段7と、発着信の制御を行う通信処理手段8を含み、それ以外の圏外であるか否かの判定、通信の確立の有無の判定、通信切断の有無の判定、表示信号の作成などはデータ処理装置6内の図示しない中央処理装置で行われる。
【0022】
また、データ記憶装置9は、マイク2より入力された、相手に伝えたい音声メッセージをメッセージ録音手段7により記憶される録音データ領域10と、発信先の電話番号を記憶する発信電話番号領域10と、自動発信を行う時刻を記憶する発信時刻領域12と、通信相手に音声メッセージを再生して流すことを知らせる音声ガイドが記憶された音声メッセージ再生ガイド領域13を有する。
【0023】
次に、図1〜図5を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。まず、図1の携帯電話装置の音声メッセージの録音時の動作について図2のフローチャートと共に説明する。音声メッセージの録音の開始により、マイク2から入力されたユーザの所望の音声メッセージが、メッセージ録音処理手段7によりデータ記憶装置9内の録音データ領域10に保存される(ステップS1)。
【0024】
その後、入力装置1より発信電話番号をユーザが入力することにより、データ処理装置6によりデータ記憶装置9内の発信電話番号領域11に発信電話番号が保存される(ステップS2)。同様に、入力装置1より自動発信を行う所望の時刻をユーザが入力することにより、データ処理装置6によりデータ記憶装置9内の発信時刻領域12に発信時刻が保存される(ステップS3)。
【0025】
次に、メッセージ録音時の表示例について図3と共に説明する。メッセージ録音時の表示は、出力装置3の画面にデータ処理装置6の制御の下に行われる。まず、音声メッセージ録音中は画面#1の表示が行われ、音声メッセージの録音が終了すると、画面#2に示す発信電話番号入力画面に遷移する。ここで、自動発信を行う相手の電話番号が表示される。そして、電話番号入力が終了すると、画面#3に示す発信日時入力画面に遷移し、自動発信を行う日時を入力することにより、音声メッセージを発信する日時が表示される。
【0026】
次に、図1の携帯電話装置の音声メッセージの自動発信時の動作について、図4のフローチャートと共に説明する。データ処理装置6は内部の時計の時刻とデータ記憶装置9内の発信時刻領域12に記憶された時刻とを比較しており、発信時刻領域12に記憶された時刻になると、この携帯電話装置が通信圏外であるか確認を行う(ステップS11)。通信圏外であった場合、自動発信に失敗したものとし、メッセージ発信失敗アイコンを出力装置3の画面に表示する(ステップS18)。
【0027】
一方、ステップS11で通信圏外でないと判定された場合は、通信処理手段8により、発信電話番号領域11に保存されている電話番号に通信装置5を介して発信する(ステップS12)。発信処理後、データ処理装置6は予め指定した時間内に発信した電話番号の通信相手との音声通信が確立したかどうか判定する(ステップS13)。通信相手が応答せず、音声通信が確立しない場合は自動発信に失敗したものとし、メッセージ発信失敗アイコンを出力装置3の画面に表示する(ステップS18)。
【0028】
予め指定した時間以内に音声通信の接続に成功した場合は、データ処理装置6は音声メッセージ再生ガイド領域13に保存されている音声ガイドを再生し、通信装置5を介して通信相手に送信する(ステップS14)。この音声ガイドにより、録音されている音声メッセージを次に送信することを通信相手に通知する。音声ガイドを再生した後、データ処理装置6はデータ記憶装置9内の録音データ領域10に録音されている音声メッセージを再生し、通信装置5を介して通信相手に送信する(ステップS15)。
【0029】
そして、データ処理装置6は、この音声メッセージ再生中に音声通信が切断されたかどうかを監視し(ステップS16)、音声メッセージ再生中に通信が切断された場合は、メッセージの自動発信に失敗したものとし、メッセージ発信失敗アイコンを出力装置3の画面に表示する(ステップS18)。他方、音声通信が切断されることなく、音声メッセージが最後まで再生できた場合、データ処理装置6はメッセージ発信完了アイコンを出力装置3の待受画面に表示し、音声メッセージを通信相手に対して発信したことを使用者に示す(ステップS17)。
【0030】
図5は音声メッセージの自動発信後の待受画面を示す。発信時刻領域12に保存された時刻になった時、メッセージ録音処理手段7により、通信装置5から発信電話番号領域11に保存された電話番号に自動で発信する自動発信時に、通信相手との音声通信確立状態で音声メッセージを最後まで再生できた場合、すなわち自動発信に成功した場合は、出力装置3のディスプレイの待受画面上に、図5に画面#4で示すメッセージ発信完了(発信成功)のアイコンを表示する。他方、自動発信に失敗した場合は、上記の待受画面上に図5に画面#5で示す発信失敗のアイコンを表示する。
【0031】
このように、本実施の形態によれば、音声メッセージの自動発信開始後の音声メッセージ送信中(再生中)に、通信相手又は自装置が移動により圏外になったり、電波状態により通信が途中で切断された場合、または、通信相手の状況によって音声メッセージを最後まで聞くことができず、途中で通信が切断された場合など、音声メッセージを最後まで通信相手に伝えることができなかった時は、発信失敗を示すアイコン表示を行うようにしたため、音声メッセージが通信相手に完全に伝わったかどうかをアイコン表示により確認することができる。
【0032】
また、本実施の形態によれば、発信側の携帯電話装置にて音声メッセージを記憶するようにしているため、通信が可能な状態になってから再度通信操作を行う必要がなく、予め音声メッセージを録音することが可能であることから、発信側の本実施の形態の携帯電話装置が通信できない場合においても、メッセージを記憶することができる。
【0033】
更に、本実施の形態によれば、発信側の本実施の形態の携帯電話装置にて音声メッセージを録音し、自動的に発信するため、着信側では特別な機能を有する必要なしに、音声メッセージを着信することが可能であり、着信側で特別な機能を持たなくとも、任意の時間に自動的に音声メッセージを伝えることができる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施例について図面を参照して詳細に説明する。図6は本発明になる携帯電話装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。図6において、携帯電話装置は、キーボード等の入力装置1と、音声を収音して音声信号に変換するマイク2と、各種の表示を行うディスプレイ装置等の出力装置3と、入力音声信号を音声に変換して発音するスピーカ4と、発着信等の音声通信を行う通信装置5と、プログラム制御により動作するデータ処理装置6と、データ記憶装置15とを含む構成とされている。
【0035】
ここで、データ記憶装置15は、前述した実施の形態のデータ記憶装置9の録音データ領域10、発信電話番号領域11、発信時刻領域12及び音声メッセージ再生ガイド領域13に加えて、指定された時刻に自動発信するか、自動発信が成功するまで一定時間間隔で自動発信を試みるか、携帯端末が通信圏内となった際に自動発信を行うかを記憶する発信条件領域16と、自動発信を一定時間間隔で繰り返し試みる場合の繰り返す時間間隔を記憶する繰り返し時間領域17とを有する点に特徴がある。
【0036】
図7は第2の実施の形態の携帯電話装置の音声メッセージ録音時の設定画面例を示す。同図において、音声メッセージ録音中は画面#6の表示が行われ、音声メッセージの録音が終了すると、画面#7に示す発信電話番号入力画面に遷移する。ここで、自動発信を行う相手の電話番号が表示される。そして、電話番号入力が終了すると、画面#8に示す発信条件入力画面に遷移し、自動発信を行う発信条件を入力できる状態となる。
【0037】
ここでは、自動発信を行う条件として、▲1▼日時により指定する、▲2▼発信が成功するまで一定時間間隔で繰り返し発信を行う、▲3▼発信側の端末が通信の圏内となった際に発信を行うの計3種類あり、ユーザはこれら3種類の条件の中から一つの条件を選択する。入力装置1を使用して選択入力された条件は、データ記憶装置15内の発信条件領域16に記憶される。
【0038】
日時により指定することを選択した場合は、出力装置3の画面は図7に画面#9で示すように、発信日時の入力画面に遷移し、発信を行う日時を入力できる。このとき入力装置1により入力された発信日時は、データ処理装置6により発信時刻領域12に記憶される。また、一定時間間隔で繰り返し発信することを選択した場合は、出力装置3の画面は図7に画面#10で示すように、繰り返し間隔を入力する画面に遷移し、繰り返しを行う時間間隔を入力できる。このとき入力装置1により入力された繰り返しを行う時間間隔は、データ処理装置6により繰り返し時間領域17に記憶される。
【0039】
これにより、本実施の形態では、音声メッセージの自動発信を行う際、発信条件領域16に記憶された条件の中からユーザにより選択された一つの条件に従い、指定された時刻となった場合に自動発信するか、自動発信が成功するまで指定された一定時間間隔で自動発信を繰り返すか、あるいはこの携帯電話装置が通信の圏内となった際に自動発信を行う。
【0040】
ここで、一定時間間隔で自動発信を繰り返す機能に関して、着信側が意図して音声メッセージの再生を途中で終了させた場合に、再度発信することを防ぐため、音声通信確立後に着信側から切断された場合は、以降の繰り返しの自動発信を行わないようにすることも考えられる。
【0041】
このように、本実施の形態によれば、上記の第1の実施の形態の特長に加えて、ユーザが通信環境、使用目的等に合わせて音声メッセージを自動発信するタイミングを自由に設定するという特長を更に有し、音声メッセージの自動発信の自由度を向上できる。
【0042】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図6の第2の実施の形態では、発信条件は3種類であるものとして説明したが、これらのうちの2種類を選択できるようにしてもよく、あるいは発信条件を更に加えて4種類以上の発信条件の中から任意の発信条件を選択できるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、音声メッセージが最後まで再生されて、音声メッセージの内容がすべて通信相手へ送信されたかどうかを確認できるようにしたため、自装置又は通信相手の移動により音声メッセージの送信途中で圏外になったり、電波状態により通信が途中で切断されたり、また、相手の状況によって、途中で通信が切断された場合には、音声メッセージの発信失敗を確認でき、音声メッセージを通信相手に送信できたかを確実に把握することができる。
【0044】
また、本発明によれば、発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信する発信条件を選択したときには、確実に通信相手に音声メッセージを送信することができ、また、記憶手段に記憶された送信先情報に基づき通信相手に繰り返し発信している状態において、メッセージ送信手段による音声メッセージ送信中に、通信相手から音声通信切断されたことを検出したときは、発信手段による発信動作を停止する発信停止手段を有することにより、再度の発信を防止できる。
【0045】
更に、本発明によれば、自装置内の記憶手段に音声メッセージを記憶しているため、発信側が通信できない場合においても、音声メッセージを記憶することができる。
【0046】
また、更に、本発明によれば、記憶した音声メッセージを発信条件に従い自動的に発信するようにしたため、着信側で特別な機能を持たなくとも、任意の発信条件で自動的に音声メッセージを通信相手に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の携帯電話装置の音声メッセージの録音時の動作説明用フローチャートである。
【図3】図1の装置のメッセージ録音時の表示例を示す図である。
【図4】図1の携帯電話装置の音声メッセージ自動発信時の動作説明用フローチャートである。
【図5】本発明における音声メッセージの自動発信後の待受画面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のブロック図である。
【図7】図6の携帯電話装置の音声メッセージ録音時の設定画面例を示す図である。
【図8】従来の携帯電話装置を備えた音声メッセージ通信システムの一例の構成図である。
【符号の説明】
1 入力装置
2 マイク
3 出力装置
4 スピーカ
5 通信装置
6 データ処理装置
7 メッセージ録音処理手段
8 通信処理手段
9、15 データ記憶装置
10 録音データ領域
11 発信電話番号領域
12 発信時刻領域
13 音声メッセージ再生ガイド領域
16 発信条件領域
17 繰り返し時間領域
Claims (1)
- 所望の音声メッセージを通信相手の送信先情報を、発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信する条件である発信条件と共に入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された前記所望の音声メッセージ、送信先情報及び発信条件を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記発信条件を満足した時点で、該記憶手段に記憶された前記送信先情報に基づき前記通信相手に発信して、該通信相手との音声通信を確立する発信手段と、
前記発信手段による音声通信確立後に、前記記憶手段に記憶されている前記音声メッセージを再生して前記通信相手へ送信するメッセージ送信手段と、
前記メッセージ送信手段による前記音声メッセージ送信中に、前記通信相手との音声通信切断の有無を監視する監視手段と、
前記監視手段により音声通信の切断が検出された時には、前記音声メッセージの発信失敗を表示し、前記監視手段により音声通信の切断が検出されることなく前記記憶手段から前記音声メッセージの再生が終了したときには、前記音声メッセージの発信成功を表示する表示手段と、
前記記憶手段に記憶された発信が成功するまで指定した任意の時間間隔で繰り返し発信する発信条件に従い、該記憶手段に記憶された前記送信先情報に基づき前記通信相手に繰り返し発信している状態において、前記監視手段により、前記メッセージ送信手段による前記音声メッセージ送信中に、前記通信相手から音声通信切断されたことを検出したときは、前記発信手段による発信動作を停止する発信停止手段と
を有することを特徴とする携帯電話装置。
Priority Applications (1)
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2003
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