JP4058328B2 - 弾性ブロックの製造方法及びそれに用いる成形型 - Google Patents

弾性ブロックの製造方法及びそれに用いる成形型 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性ブロックの製造方法及びそれに用いる成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
視覚障害者の移動を支援するため、視覚障害者誘導用の弾性ブロックが道路、公共施設、駅等に敷設されている。かかる弾性ブロックは、ゴム製の平板部の表面に視覚障害者誘導用の突起部が一体に設けられたものである。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、少なくとも一層のシート状ゴムで構成された表面層と、軟弾性骨材または硬質骨材あるいはこれらの混合物をバインダーで硬化させた下部層とを有し、表面層のシート状ゴムが未加硫状態で下部層に積層され、下部層と一体となるようにそのバインダー硬化時に加硫されたものからなる舗装用弾性ブロックが開示されており、かかる構成によれば、耐久性に富むと共に、耐侯性が良好で、且つ任意の色彩に着色することがきる、との内容が記載されている。
【0004】
下記特許文献2には、内部に廃ゴルフボールを含むとともに、所定形状に形成された成形体を有する点字ブロックであって、廃ゴルフボールが成形体の外部に一部突出するように配置されているものが開示されており、かかる構成によれば、点字ブロック製造コストの低減を図ることができる、との内容が記載されている。
【0005】
下記特許文献3には、弾性骨材とバインダーとが混合され、道路の路盤に敷設されて弾性舗装を形成する舗装材であって、表面硬度が異なる少なくとも2種類の領域が混在しているものが開示されており、かかる構成によれば、濡れた路面上でのすべり摩擦係数が高く、しかも、排水性が良好となる、との内容が記載されている。
【0006】
下記特許文献4には、路面等に敷設して使用され視覚障害者又は弱視者の歩行を警告又は誘導し、補助するための視覚障害者用多色点字タイル、点字ブロック又は歩行誘導体であって、その視覚障害者用多色点字タイル、点字ブロック又は歩行誘導体は、路面等に接触している平面部及びその平面部に複数個設けた突起部収容部及びその突起部収容部に収容される突起部からなり、その平面部を構成する材料は柔軟性を有し、且つ突起部は、平面部より硬度の高い材料を使用し、そしてポリフェニレンエーテル樹脂から構成され、平面部と突起部が冷却硬化するか又は加熱硬化により、一体的に形成され、その平面部と突起部の色調を異にし、弱視者等に識別性、視認性の明瞭にしたものが開示されており、かかる構成によれば、識別性、視認性が優れる、との内容が記載されている。
【0007】
下記特許文献5には、横断道路標識が設けられた横断歩道の視覚障害者用誘導体であって、横断歩道に、ゴム又はゴム混合物でできた誘導標示ブロックを設け、その誘導標示ブロックが横断道路標識の全部又は一部分を兼ねているものが開示されており、かかる構成によれば、横断道路標識としての標識機能を何等損なうことなく視覚障害者が横断道路を容易に渡れるように誘導することができる。
【0008】
下記特許文献6には、下地基盤上に敷設され、滑りを抑制するノンスリップゴム板であって、ノンスリップゴム板が、粉末ゴム成型層とその下側の加硫ゴム層との積層体であり、粉末ゴム成型層が、0.5〜10mmの平均粒径の弾性チップと未加硫ゴムとの混合物層の圧縮加硫成型体であり、粉末ゴム成型層が3〜30mmの厚みを有しており、加硫ゴム層が未加硫ゴム層の加硫成型体であり、混合物層と未加硫ゴム層との積層物の加圧及び加硫処理によって、弾性チップが加硫ゴムで固結しており、粉末ゴム成型層と加硫ゴム層とが密着しているものが開示されており、かかる構成によれば、粉末ゴム成型層と加硫ゴム層との密着性に優れ、耐久性に優れることとなる、との内容が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
第2655387号特許公報
【特許文献2】
特開平9−105115号公報
【特許文献3】
特開2001−115408号公報
【特許文献4】
特開2001−271315号公報
【特許文献5】
特開2001−336122号公報
【特許文献6】
特開2002−103523号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
屋外で用いられる弾性ブロックの中には、雨水などがブロック表面に溜まらないように、多数のゴムチップ材を固結させて形成され、それによって透水性が付与されたものがある。そして、そのような弾性ブロックは、その形状のキャビティを有する金型にゴムチップ材とバインダーとの混合物を充填して圧縮することにより成形される。
【0011】
ところが、上記のようにして成形された弾性ブロックでは、平板部と突起部とで密度が略均一となるため、ゴムチップの充填量を少なくして密度を低くした場合には、透水性は優れるものの突起部の強度及び耐摩耗性が劣るものとなり、一方、ゴムチップの充填量を多くして密度を高くした場合には、突起部の強度及び耐摩耗性は優れるものの透水性が劣るものとなる。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、突起部の強度及び耐摩耗性が優れると共に透水性もが優れる弾性ブロックの製造方法及びそれに用いる成形型を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、平板部と、該平板部の表面に突出するように一体に設けられた突起部と、を有する弾性ブロックの製造方法であって、
ブロック外形を形成するように多数の弾性チップ材を集合させ、そのうちの突起部形成部分に対して平板部形成部分に負荷する圧力よりも高い圧力を負荷してそれらの弾性チッ プ材を固結させることを特徴とする。
【0014】
本発明は、平板部と、該平板部の表面に突出するように一体に設けられた突起部と、を有する弾性ブロックを成形するための成形型であって、
上記平板部を成形するための平板部成形部と、上記突起部を成形するための突起部成形部と、を有するキャビティを備え、
上記キャビティの突起部成形部は、その容積が可変に構成されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】
発明によれば、突起部の密度が平板部の密度よりも高く、結果として突起部の強度及び耐摩耗性が優れると共に透水性もが優れる弾性ブロックを製造することができる
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
(実施形態1)
<弾性ブロック>
図1は実施形態1に係る弾性ブロック10を示す。
【0018】
この弾性ブロック10は、多数の弾性チップ材をウレタン系樹脂等のバインダで固結させて形成されたものであり、地面に接触するように載置される平板部11と、その平板部11の表面に突出するように一体に設けられた25個の突起部12と、を有している。
【0019】
この弾性ブロック10を形成する弾性チップ材は、耐候性が優れるエチレン・プロピレンゴム(EPR)やエチレン・プロピレン・ジエン・ターポリマーゴム(EPDM)などの架橋済みゴムをチップ化したものである。かかる弾性チップ材は、バージンゴムの架橋物(例えば、ゴム板等)やタイヤなどの廃材から採取されたゴム塊をゴム粉砕機に投入することによって作製される。
【0020】
平板部11は、正方形の板状に形成されており、平板部本体をなす基材層11aと、その基材層11a上に一体に設けられた表面層11bと、の形状的に2層構造となっている。表面層11bは、その一辺の長さが基材層11aの一辺よりもやや短く、周縁が外向き斜め下に向かって延びる傾斜面に形成されている。
【0021】
25個の突起部12は、平板部11の表面層11b上に縦5列及び横5列のマトリクス配列が構成されるように配設されている。各突起部12は、上方に行くに従って先細りになった円錐台盤形状に形成されている。つまり、この弾性ブロック10は、視覚障害者に対して停止を促すものである。
【0022】
そして、突起部12は平板部11よりも密度が高くなっている。
【0023】
従って、上記構成の弾性ブロック10によれば、突起部12の密度が平板部11の密度よりも高いので、相対的に高密度である突起部12は平板部11よりも優れた強度及び耐摩耗性を発現する一方、相対的に低密度である平板部11は突起部12よりも優れた透水性を発現し、結果として突起部12の強度及び耐摩耗性が優れると共に透水性もが優れる。
【0024】
<成形用金型>
次に、実施形態1に係る弾性ブロック10を成形するための成形用金型100について説明する。
【0025】
図2〜6は、実施形態1に係る成形用金型100を示す。
【0026】
この成形用金型100は、図2に示すように、下型110、第1及び第2中型120,130並びに上型140を順に積層して構成される分割金型である。これらの下型110、第1及び第2中型120,130並びに上型140は、いずれも上面視で外形がほぼ同一大の略正方形であり、図4に示すように、それぞれの一つの側面に把持部111,121,131,141が設けられ、それらの把持部111,121,131,141の設けられた側が揃えられて積層されるようになっている。
【0027】
下型110は、図2〜5に示すように、略正方形板状の下型本体112と、その下型本体112の上側に立設された25本の突起部形成ピン113と、からなる。25本の突起部形成ピン113は、弾性ブロック10の突起部12の配設状態に対応して縦5列及び横5列のマトリクス配列が構成されるように配設されている。各突起部形成ピン113は、円柱状に形成されており、上面に弾性ブロック10の突起部12の形状に対応した突起部形成凹部113aが形成されている。また、各突起部形成ピン113は、底面にネジ穴113bが形成されており、そのネジ穴113bに下型本体112の下面側から挿通されたボルト114が螺合して下型本体112に取り付けられている。
【0028】
第1中型120は、図2〜5に示すように、略正方形板状の第1中型本体122に25個のピン層通孔123が形成されたものである。第1中型本体122は、その厚さが下型110の突起部形成ピン113の高さと略同一に形成されている。25個のピン層通孔123は、下型110の25本の突起部形成ピン113に対応して縦5列及び横5列のマトリクス配列が構成されるように配設されている。各ピン層通孔123は、突起部形成ピン113と同形状に形成されており、下型110と第1中型120とを積層した状態で、対応する突起部形成ピン113が挿通されて突起部形成部C2を構成するようになっている。
【0029】
第2中型130は、図2〜6に示すように、ボルト132を用いて4本の金属材で略正方形のロの字型を構成したものである。
【0030】
上型140は、図2、4及び5に示すように、略正方形板状の上型本体142の下面側に第2中型130に嵌合する凸部143が形成されたものである。そして、この凸部143が第2中型130に嵌合することにより金型内部に平板部形成部C1を構成するようになっている。
【0031】
図4及び5に示すように、下型110上面の外周部には一辺当たりに3カ所の有底の下側バネ保持穴115が形成されていると共に、第1中型120下面の外周部には下型110の下側バネ保持穴115に対応した有底の上側バネ保持穴124が形成されている。各上側バネ保持穴124とそれに対向した下側バネ保持穴115との間にはコイルバネ150が介設されており、コイルバネ150の一端が上側バネ保持穴124で保持され、他端が下側バネ保持穴115で保持されている。そして、これによって、第1及び第2中型120,130並びに上型140は、下型本体112と第1中型本体122とが離間した状態でコイルバネ150によって支持されるようになっている。
【0032】
図3及び6に示すように、第2中型130の把持部131が設けられている側の辺に対応する部分及びそれに対向する部分の両端部分には、それぞれ3つの第1〜3位置決め孔133,134,135が並んで設けられている。
【0033】
最も外側の第1位置決め孔133は第2中型130に金属筒133aが嵌められて構成されたものである。その第1位置決め孔133に対応して、第1中型120上面には第1位置決めピン125が突設されており、第1中型120と第2中型130とを積層した状態で、第1位置決めピン125と第1位置決め孔133とが嵌合してそれらの位置決めがなされるようになっている。なお、第1位置決めピン125は、底面にネジ穴125aが形成されており、そのネジ穴125aに第1中型本体122の下面側から挿通されたボルト126が螺合して第1中型本体122に取り付けられている。
【0034】
中央の第2位置決め孔134は第2中型130に金属筒134aが嵌められて構成されたものである。その第2位置決め孔134に対応して、上型140下面には第2位置決めピン144が突設されており、第2中型130と上型140とを積層した状態で、第2位置決めピン144と第2位置決め孔134とが嵌合してそれらの位置決めがなされるようになっている。なお、第2位置決めピン144は、底面にネジ穴144aが形成されており、そのネジ穴144aに上型本体142の上面側から挿通されたボルト145が螺合して上型本体142に取り付けられている。
【0035】
最も内側の第3位置決め孔135は第2中型130に直接に穿孔されたものである。その第3位置決め孔135に対応して、第1中型120に金属筒127aが嵌め入れられて構成された第1中型位置決め孔127が設けられており、また、それらに対応して下型110上面には第3位置決めピン116が突設されており、下型110と第1中型120と第2中型130とを積層した状態で、第3位置決めピン116と第3位置決め孔135及び第1中型位置決め孔127とが嵌合してそれらの位置決めがなされるようになっている。なお、第3位置決めピン116は、底面にネジ穴116aが形成されており、そのネジ穴116aに下型本体112の下面側から挿通されたボルト117が螺合して下型本体112に取り付けられている。
【0036】
以上のような構成の成形用金型100では、下型110及び第1中型120で構成された突起部形成部C2と、第1及び第2中型120,130並びに上型140とで構成された平板部形成部C1と、によってキャビティCが構成されている。突起部形成部C2は、下型110と第1中型120との間に介設されたコイルバネ150の圧縮度合いによって突起部形成ピン113のピン層通孔123への挿入長さが変化することから、その容積が可変に構成されている。
【0037】
<弾性ブロックの製造方法>
次に、実施形態1に係る弾性ブロック10の製造方法について説明する。
【0038】
まず、成形用金型100の上型140を外して下型110並びに第1及び第2中型120,130によりキャビティCが開口した状態とする。このとき、第1及び第2中型120,130はコイルバネ150によって下型本体112から離間して支持され、図7(a)に示すように、突起部形成部C2が最大の容積を有する状態となる。
【0039】
次いで、キャビティCに弾性チップ材と液状のウレタン系樹脂等のバインダとを混合した成形材料を充填する。
【0040】
次いで、上型140を載せてキャビティCを密封する。
【0041】
次いで、成形用金型100をプレス加工機で上下方向に挟んで所定の温度に昇温すると共にコイルバネ150が若干圧縮されるまで圧力を負荷して第1及び第2中型120,130並びに上型140を型締めする(第1型締め)。このとき、キャビティCに充填された弾性チップ材のうち平板部形成部分、つまり、平板部形成部C1に充填された弾性チップ材に熱及び圧力が負荷され、相互に隣接する弾性チップ材同士がバインダを介して固結して弾性ブロック10の平板部11が形成される。
【0042】
続いて、コイルバネ150が完全に圧縮されるまで圧力を負荷して下型110、第1及び第2中型120,130並びに上型140の成形用金型100全体を型締めし(第2型締め)、それによって下型本体112と第1中型120とを密着させ、図7(b)に示すように、突起部形成ピン113のピン挿入孔123への挿入長さが最大となるようにし、突起部形成部C2の容積を突起部形成ピン113の突起部形成凹部113aの大きさまで小さくする。このとき、キャビティCに充填された弾性チップ材のうち突起部形成部分、つまり、突起部形成部C2に充填された弾性チップ材に熱及び圧力が負荷され、相互に隣接する弾性チップ材同士がバインダを介して固結して弾性ブロック10の突起部12が形成される。この際、突起部形成部に負荷される圧力は、突起部形成部C2の容積が小さくされるため、先に平板部形成部分に負荷された圧力よりも高いものとなる。なお、以上の第1型締めから第2型締めへの工程は一連の流れで行われる。
【0043】
次いで、成形用金型100をプレス加工機から取り出した後に上型140を外し、成形された弾性ブロック10を取り出す。以上のようにして成形された弾性ブロック10は、キャビティCに均一に弾性チップ材が充填されるものの、突起部12の方が平板部11よりも高圧力が負荷されて成形されるため、突起部12が平板部11よりも高密度となる。
【0044】
(実施形態2)
図8は、実施形態2に係る弾性ブロック10を示す。なお、実施形態1と同一構成部分は実施形態1と同一符号で示す。
【0045】
この弾性ブロック10では、4本の突起部12’が平板部11の表面層11b上に並行に延びるように配設されている。各突起部12’は、平面視で細長い長方形状の突条で且つ周縁が外向き斜め下に向かって延びる傾斜面に形成されている。
【0046】
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同一である。
【0047】
図9は、実施形態2に係る弾性ブロック10を成形するための成形用金型100を示す。なお、実施形態1と同一名称の部分は実施形態1と同一符号で示す。
【0048】
この成形用金型100では、下型110に4本の突起部形成突条113’が相互に間隔をおいて並列して設けられており、第1中型120にそれらの突起部形成突条113’に対応して突条層通孔123’が設けられている。各突起部形成突条113’は、直方体状に形成されており、上面に弾性ブロック10の突起部12の形状に対応した突起部形成凹部113aが形成されている。また、各突起部形成突条113’は、底面にネジ穴113aが長手方向に沿って間隔をおいて複数形成されており、それらのネジ穴113aのそれぞれに下型本体112の下面側から挿通されたボルト114が螺合して下型本体112に取り付けられている。各突条層通孔123’は、突起部形成突条113’と同形状に形成されており、下型110と第1中型120とを積層した状態で、対応する突起部形成突条113’が挿通されて突起部形成部C2を構成するようになっている。
【0049】
その他の成形用金型100の構成及び弾性ブロック10の製造方法は実施形態1と同一である。
【0050】
(その他の実施形態)
上記実施形態では、成形用金型100の下型110と第1中型120との間にコイルバネ150を介設するようにしたが、特にこれに限定されるものではなく、油圧シリンダ等、第1型締めで第1及び第2中型120,130並びに上型140を支持可能で且つ第2型締めで圧縮可能なものであれば何でもよい。
【0051】
また、上記実施形態では、コイルバネ150を成形用金型100の一辺当たりに3カ所設けたが、特にこれに限定されるものではなく、第1型締めで第1及び第2中型120,130並びに上型140を支持可能で且つ第2型締めで圧縮可能なように適宜数を設けるようにすればよい。
【0052】
また、上記実施形態では、下型110が下になり且つ上型140が上になるように成形用金型100をプレス成形機にセットするようにしたが、特にこれに限定されるものではなく、下型110が上になり且つ上型140が下になるように上下を逆に成形用金型100をプレス成形機にセットするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施形態1に係る弾性ブロックの(a)平面図及び(b)側面図である。
【図2】 施形態1に係る成形用金型の上型を外した状態の上面図である。
【図3】 施形態1に係る成形用金型の上面部分透視図である。
【図4】 施形態1に係る成形用金型の側面部分断面図である。
【図5】 図1におけるV-V断面図である。
【図6】 図1におけるVI-VI断面図である。
【図7】 施形態1に係る弾性ブロックの製造方法の説明図である。
【図8】 施形態2に係る弾性ブロックの(a)平面図及び(b)側面図である。
【図9】 施形態2に係る成形用金型の上面部分透視図である。
【符号の説明】
10 弾性ブロック
11 平板部
11a 基材層
11b 表面層
12,12’ 突起部
100 成形用金型
110 下型
111,121,131,141 把持部
112 下型本体
113 突起部形成ピン
113’ 突起部形成突条
113a 突起部形成凹部
113b,116a,125a,144a ネジ穴
114,117,126,132,145 ボルト
115 下側バネ保持穴
116 第3位置決めピン
120 第1中型
122 第1中型本体
123 ピン挿入孔
123’ 突条挿入孔
124 上側バネ保持穴
125 第1位置決めピン
127 第1中型位置決め孔
127a,133a,134a 金属筒
130 第2中型
133 第1位置決め孔
134 第2位置決め孔
135 第3位置決め孔
140 上型
142 上型本体
143 凸部
144 第2位置決めピン
150 コイルバネ
C キャビティ
C1 平板部形成部
C2 突起部形成部

Claims (2)

  1. 平板部と、該平板部の表面に突出するように一体に設けられた突起部と、を有する弾性ブロックの製造方法であって、
    ブロック外形を形成するように多数の弾性チップ材を集合させ、そのうちの突起部形成部分に対して平板部形成部分に負荷する圧力よりも高い圧力を負荷してそれらの弾性チップ材を固結させることを特徴とする弾性ブロックの製造方法。
  2. 平板部と、該平板部の表面に突出するように一体に設けられた突起部と、を有する弾性ブロックを成形するための成形型であって、
    上記平板部を成形するための平板部成形部と、上記突起部を成形するための突起部成形部と、を有するキャビティを備え、
    上記キャビティの突起部成形部は、その容積が可変に構成されていることを特徴とする成形型。
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