JP4054886B2 - 自動車シート - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、特許請求項1の前文に記載の自動車シートに関する。
【0002】
この種のシートは、シート・フレームと、シート・フレーム上に設けられた座面と、シート・フレーム上枢動可能に取り付けられ、座面に向かって前方に畳むことができる背もたれとを備え、自動車内のフロント・シートとして使用され、それによって、背もたれを前方へ畳むことで、乗員が車両の後部に乗り込むこと、また車両の後部に物体を置くことを容易にする。背もたれを畳んだ後シートが前方に移動することができると、乗り込みがずっと容易になるため、このことは2ドア車の場合特に重要である。このために、車両シートは、以下のものを有する。
− シートの前後方向位置を調節するために、シート・フレームがシート前後方向に移動することを可能にする前後方向ガイド、
− シート前後方向位置にシート・フレームをロックするための固定装置(120)と、
− シート・フレーム(G)をシート前後方向(L)に移動させることができるように固定装置(120)を解放するための操作子、
− 背もたれが座面に向かって前方に畳まれたとき、操作子(120b)に作用して固定装置(120)をロック解除するように、固定装置を背もたれと連動させるため連結機構、
− シート・フレームに設けられて、シート前後方向に移動可能なストッパがメモリ装置のストッパと係止することにより、シート・フレームが、シート前後方向に移動する際、メモリ位置として設定された所定のシート前後方向位置に自動的に停止するようにするメモリ装置、
メモリ装置のストッパの位置のシート前後方向への移動によりメモリ位置を調節することができるメモリ装置の調節手段、
− 設定メモリ位置でロックするためのメモリ装置のロック手段、及び
− メモリ位置を調節することができるように、ロック装置をロック解除することができるスイッチ手段。
【0003】
WO 00/55002から知られているこの種のシートは、一方では、座面に向かって前方へ畳まれた後、シート・フレームを、すなわち車両シート全体を前方へ滑動させる可能性を与えて、搭乗者が後部へ乗り込むことをより容易にする(イージー・エントリ機能)。それと同時に、シートは、メモリ装置を用いて、所定のシート前後方向位置をメモリ位置として記憶させておくと、極めて容易にその元のシート前後方向位置へ移動することができる。この場合、シート・フレームに設けられたストッパがメモリ装置のストッパと協働することにより、シートを後方へ滑動させる時、シート・フレームは、メモリ位置で自動的に停止する。
【0004】
本発明の目的は、すでに述べたタイプの自動車シートを改善することである。
【0005】
この目的は、請求項1の特徴を有する自動車シートを提供することにより、本発明によって達成される。
【0006】
これによると、第1の係止部材が連結機構によって移動可能に、かつメモリ装置上に取り付けられた第2の係止部材と協働するように設けられ、それによって、
a)シート・フレームがそのメモリ位置に位置しており、
b)ロック装置がロックされており、かつ
c)前後方向ガイドの固定装置が、連結機構によってまだ完全にではないが、シート・フレームの前後方向への移動が可能な程度に解除されているときに、
2つの係止部材が互いに係止して、シート・フレームのシート前後方向への移動を防止する。
【0007】
ここで、シート・フレームとは、シート前後方向に移動することができる支持シート構造のすべての構成部品、すなわち、たとえばシート前後方向位置を調節するときに前後方向に移動されるシート・レール(上側レール)などの、シート前後方向ガイドの構成部品を意味する。
本発明による解決法では、イージー・エントリ機能を利用中の搭乗者が、背もたれを十分前方へ畳まなかったとき、または背もたれが座面上に十分に畳まれていない場合にシート・フレームをスライドさせようとするときに生じる、許容し難いノイズを防止することが可能である。背もたれが座面上に十分に畳まれていないとき、およびしたがって前後方向ガイドの固定装置が、完全に解除されていないときに、シート・フレームをスライドさせることは、固定装置の様々な構成部品が、互いに擦れ合い、それによって上記に述べた騒音を発生させることになる。ある状況下では、車両の搭乗者が、シート調節装置の欠陥であると判断することさえもあり、その結果、車両シートの品質の不足と考えることにもなり得る。
【0008】
本発明による解決法では、メモリ装置上に設けられた係止部材が連結機構に設けられた係止部材と協働して、シート・フレームの移動を不可能にするため、固定装置が完全に解除されていないときのシート・フレームの移動は防止される。この結果、第1の係止部材を、連結機構自体に、たとえば連結機構の固定装置に対して作用するように設けられたレバーに直接取り付けることができる。第2の係止部材は、好ましくは、メモリ装置のロック装置上に取り付けられる。
【0009】
メモリ装置用のロック装置はロック・ユニットとこのロック・ユニットと協働する戻り止め溝とから成る。ロック・ユニットは、好ましくは、メモリ位置を定めるメモリ装置のカウンタ・ストッパとともにシート前後方向に移動させることができ、戻り止め溝は、シート前後方向に一連に設けられた戻り止め位置を有し、ロック・ユニットがその戻り止め位置上で戻り止め溝に対してロックされて、メモリ位置を固定することができる。
【0010】
ロック・ユニットは、たとえば、キャッチ部材を有する枢支されたロック爪を備える。キャッチ部材は、戻り止め溝の戻り止め位置内に係合する。ロック爪は起動部を備え、該起動部に対しては、スイッチ手段が、キャッチ部材を戻り止め溝内との係合および離脱を行わせるように作用する。この種のロック装置では、第2の係止部材は、より具体的には、ロック装置のこのロック爪に取り付けることができる。
【0011】
係止部材自体は、互いに接触して係止状態を生み出すことができるストッパとして簡単に形成することができる。したがって、係止部材のうちの1つを、他の係止部材の周囲に係止する爪とすることができる。
【0012】
固定装置は、シート前後方向ガイドまたはシート・フレームをロックするために、前後方向ガイドに沿ってシート前後方向に連続して設けられたキャッチ開口群の一つであるキャッチ開口内に、公知の方式で、少なくとも1つが挿入されるロック歯群とすることができる。この種の従来型の固定装置を用いると、ロック歯群が連結機構によって、シート・フレームがシート前後方向に移動可能なように、キャッチ開口から十分に上昇しているときにも、本発明による2つの係止部材は、前後方向ガイドによるシート前後方向のシート・フレームの移動を防止するために、常に互いに係合しており、それによって、ロック歯群が完全にキャッチ開口から離れて上昇していない(固定装置がまだ完全に解放されていない)ため、キャッチ開口の縁部と擦れ合ってしまう。
【0013】
しかし、固定装置を完全に解放すると、2つの係止部材は、もはや係合を維持せず、その結果シート前後方向位置の調節が容易に可能になる。
【0014】
本発明による解決法は、イージー・エントリ機能を有するシートだけでなく、請求項14によって、シート前後方向ガイドの固定装置をロック解除する働きをする(手動式の)解放機構(より具体的には操作レバー)を有するシートにも極めて一般的に適用することができる。
【0015】
本発明のさらに好ましい実施形態では、背もたれが座面に向かって前方に畳まれたとき、固定装置の操作子に作用して、操作子をロック解除する連結機構が、背もたれが前方に畳まれている限り操作子のみに作用するようになっている。したがって、背もたれがもはや前方に畳まれておらず、したがって、その使用位置へ戻されたときには、いつでも固定装置をロックすることによって、シート・フレームをロックすることができる。このことは、特に、背もたれが起されているときに、シート・フレームを現在のシート前後方向位置にロックできるかどうかは、そのシート前後方向位置がメモリ位置に対応しているかどうかとは無関係であることを意味する。
【0016】
また、背もたれが座面に向かって前方に畳まれたとき、固定装置の操作子に作用して操作子を開放する連結機構は、背もたれが前方に畳まれている限り操作子のみに作用するようになっている。したがって、背もたれがもはや前方に畳まれておらず、その使用位置へ戻された場合、シート・フレームは、固定装置をロックすることによって、いつでもロックすることができる。このことは、特に、背もたれが起されているときに、シート・フレームを現在のシート前後方向位置にロックできるかどうかは、そのシート前後方向位置がメモリ位置に対応しているかどうかとは無関係であることを意味する。
【0017】
このことは、一方では、イージー・エントリ機能によって調節およびロックすることができるシート前後方向位置にかなりの多様性があるため、操作の快適さを改善することになる。それと同時に、メモリ位置にないときにも、シートをロックすることができ、不十分に固定されたシートから生じる安全性のリスクがないため、機能的な信頼性が改善される。
【0018】
本発明の好ましい実施形態では、背もたれに結合され、背もたれが前方に畳まれたとき、メモリ装置のロック・装置をロック解除するためのスイッチ手段に作用して、背もたれが前方に畳まれたときに、ロック装置のロックが解除されるのを防止するロック手段もまた提供される。このことは、背もたれが前方に畳まれたとき、メモリ位置が変化しないように、メモリ装置のロック装置がすでにロックされていることを意味している。
【0019】
ロック手段は、例えば押込部材、または、より具体的にはケーブルの形態の引出部材を通じて、背もたれに連結することができる。しかし、この連結のためには、レバー組立体またはその他のギアを使用することもできる。
【0020】
必要なのは、連結のために使用される手段が、背もたれの枢軸を中心とした運動をロック部材の運動に変換するのに適しており、かつ、ロック部材をメモリ装置のロック装置が解放されることを遮る位置に位置させることだけである。
【0021】
これによって、背もたれが前方に畳まれたとき、シート前後方向ガイドの固定装置を解放させる操作子と同じ連結機構を介して、ロック手段を背もたれに連結することができる。
【0022】
ロック手段のロック部材を、スイッチ手段と係止させるために、たとえば、背もたれが前方に畳まれると、ロック部材をシート前後方向に移動するようになっている。別法として、背もたれが前方に畳まれると、ロック部材が枢動、または別のタイプの運動をするようにしてもよい。
【0023】
ロック部材は、たとえば、背もたれが前方に畳まれた時に、スイッチ手段と能動的に結合して、メモリ装置のロック装置の解放を遮るストッパを有する。別法として、ロック部材をスイッチ手段と結合し、背もたれが前方に畳まれると、スイッチ手段に作用して、それによってロック手段の解放を防止するようしてもよい。
【0024】
メモリ装置のロック装置を解放するために設けられたスイッチ手段を、たとえば、シフト・レバーによって、またはシフトばねによって形成し、シフト・レバーを動かし、あるいは、シフトばねを変形させることにより、ロック装置を解放するようにするとよい。同様にして、移動自在なスイッチ手段を使用してもよい。
【0025】
スイッチ手段は、好ましくはシート・フレーム上に取り付けられ、シート・フレームがメモリ位置にあるときにのみ、ロック装置に作用して、それを解放するように構成されている。このことは、実際にロック装置の解放を前提としたメモリ位置の変更は、シート・フレームが現在のメモリ位置に置かれているときにのみ行われることを意味している。
【0026】
有利な別の発展形態では、スイッチ手段は、第1のスイッチ位置のほうへ弾性的に付勢されていて、この付勢力に逆らって第2のスイッチ位置へ切り替えることができるようになっており、2つのスイッチ位置の一方で、ロック装置がロックされ、他方のスイッチ位置で、ロック装置が解放される。
【0027】
本発明の一つの実施形態では、シート・フレームがメモリ位置に置かれているとき、スイッチ手段はシート前後方向ガイドの固定装置と結合されており、固定装置を作動させると同時に切り替えることができる。
【0028】
一つの変形形態によると、スイッチ手段は、固定装置を解除のときに、ロック装置を解放するように切り替わる。このことは、メモリ位置にあるシート前後方向ガイドの固定装置を解除したとき、メモリ装置のロック装置も同時に解放され、新しいメモリ位置を設定可能になることを意味している。しかし、この場合、上述のロック手段を介して、背もたれが前方に畳まれた位置にない場合にのみこれが可能となるようにするのがよい。何故なら車両へのスムースな乗り込み(イージー・エントリー)を行うために、シートをスライドさせるときには、メモリ位置への変更がないようにすべきだからである。
【0029】
別の変形形態によると、シート前後方向ガイドの固定装置をロックすると、スイッチ手段が切り替えられ、それによってメモリ装置のロック装置が解放される。この変形形態では、メモリ位置を変更するために設けられたメモリ装置の調節手段は、シート前後方向ガイドの固定装置をロックすると、自動的にフリーな状態に切り替わる。シート・フレームをシート前後方向に移動させることができるように、固定装置を再び解除すると、それと同時にメモリ位置の修正を行うことができる。また明らかに、上記ロック装置により、メモリ装置の調節手段のフリーな状態への切り替えを背もたれが前方に畳まれていないときにのみ行うことができるようにすることが可能である。
【0030】
また、シート・フレームのメモリ位置では、背もたれが前方に畳まれておらず、かつメモリ装置のロック装置が解放されているとき、固定装置のロック解除中は、スイッチ手段を切り替えることができないようにスイッチ手段を支持している。このようにするために、スイッチ手段を、たとえば支持面上で支持しても、または弾性部材を用いて所定の位置に付勢するようにしてもよい。
【0031】
メモリ位置に到達したとき、メモリ装置の調節手段が自動的にフリーな状態になり、それに続くシート前後方向位置の調節によって、メモリ位置もまた同時に変更されることを防止するために、背もたれが前方へ畳まれずにメモリ位置に到達したスイッチ手段は、最初は作動しないようにして、メモリ装置のロック装置がすぐに解放されることを防止している。このとき、続いて固定装置がロックされると、スイッチ手段は、メモリ装置のロック装置に作用してこれを解放するように作動する。この結果は、特に、更に続いて固定装置が解除されると、ロック装置が自動的に解放されることによりもたらされる。
【0032】
背もたれが前方に畳まれていない状態で、スイッチ手段がメモリ位置に到達しても、スイッチ手段が作動しないようにするために、スイッチ手段をメモリ装置のガイド表面と協働させ、メモリ位置へ到達する際のスイッチ手段が、ガイド面に沿ってガイドされることにより、ロック装置に作用しないように、該ガイド表面は設計されている。そのとき、続いて固定装置をロックすることによって、スイッチ手段はガイド表面から再び離れるように自動的に作動するようになっている。そのとき、更に続いて(背もたれが前方に畳まれない状態で)固定装置を再度解除することによって、スイッチ手段は、調節手段をフリーな状態にするために、メモリ装置のロック装置に再び作用する。
【0033】
別の実施形態では、スイッチ手段は、背もたれが前方に畳まれずにメモリ位置に到達したとき、ストッパ面がスイッチ手段に作用して、スイッチ手段を介したロック装置の解放を防ぐように配置されたメモリ装置のストッパ面と協働している。続いて固定装置をロックすることによって、スイッチ手段を作動させてストッパ面から離れさせることができる。
【0034】
本発明の好ましい実施形態では、メモリ装置のロック装置が、そのロック位置方向に弾性的に付勢されており、背もたれが前方に畳まれていない状態にあるときは、メモリ位置において、スイッチ手段がロック装置に作用して、ロック装置を弾性的な付勢力に逆らって解放するようになっている。
【0035】
シート前後方向位置を調節したとき、同時にメモリ位置に設置されるようにするために、メモリ装置は、シート・フレームと係合して、それによってカウンタ・ストッパおよびメモリ装置のロック装置をシート・フレームとともにシート前後方向に移動させることができる従動子を有する。従動子は、この目的のために、シート・フレームの係合領域と協働する。また、従動子は、係合領域と互いに相対的に回転することによって、係合領域と係合することができる。
【0036】
従動子と係合領域は、好ましくは、シート・フレームがメモリ位置に設置されたとき、および、メモリ装置のロック装置が解放されたときにのみ互いに係合する。従動子自体は、たとえばロック爪に取り付けることができる。
【0037】
メモリ位置を調節するための調節手段は、好適には、シート前後方向に可動に取り付けられたスライド部材によって形成することができる。スライド部材には、ロック装置およびメモリ装置のカウンタ・ストッパが取り付けられている。
【0038】
本発明のさらなる特徴および利点を、ここで、図面に示した実施形態についての以下の説明を参照にして説明する。
【0039】
図11に側面図で示したシート・フレームG(下部シート・フレーム)は、車両の車体に固定される下側レール1上に、シート前後方向Lへ移動可能に取り付けられたシート・レール2と、前部および後部の関着レバーを介して上下方向に調節可能にシート・レール2上に取り付けられたシート側部部品8とを備える。シート・フレームGは、他の側面(図11では見ることができない)にもこれに対応する構造を有する。シート・フレームGの左右2つのシート側部部品の間に、車両乗員が着座するシート・クッションを保持した座面が延びている。
【0040】
また、シート・フレームGの側部部品8はそれぞれ、背もたれR(図11に鎖線で示す)を枢着するための軸受部80を有する。
【0041】
ここで、シート・フレームの部品とは、車体に固定された下側レール1上をシート前後方向に移動可能なすべての構成部品、したがって特にシート・レール2、シート側部部品8ならびにこれらに結合されたその他のシート構成部品のことである。
【0042】
前後方向Lに調節可能であるこの種の自動車シートを2ドア車用に使用する場合、車両の後部座席に乗り込むことを容易にするために、背もたれをいわゆるシート前後方向アジャスタと結合し、それによって背もたれRをシート側部部品8の間に延びている座面に向かって前方に畳むとき、シートの前後方向ガイド1、2と協動する固定装置が解除されて、前方に畳まれた背もたれとともにシートを前方へ押すことができることが知られている。このことは、イージー・エントリ機能と呼ばれている。
【0043】
以下で、予め設定可能なシートの前後方向位置を自動的に得るためにプロクラム可能なメモリ装置を使用したイージー・エントリ機能の基本的原理を、WO00/55002に開示されている図6から10に示されたシート構成を使用して説明する。また、その詳細については、本願の主題と明確な関連があるこのWO00/55002を参照する。
【0044】
車体上に固定されたレール101、およびその上をシート前後方向Lに移動可能にガイドされたシート・レール102が、図6の正面斜視図、および図6aのそれに関連した背面図に示されている。多くの戻り止め溝170がシートの前後方向Lに連続的に配置された戻り止め歯レール107が、車体に固定されたレール101に固定されている。シート・レール102は、シート・フレームの他の構成部品を支持している(図11参照)。
【0045】
シート・レール102は、固定装置120を用いて、車体上に固定されたレール101に対してロックすることができる。固定装置は、シートを前後方向に調節するために使用される、従来型の固定装置であってよい。図6および図6aは、シート・レール2に固定された固定装置のハウジング、枢動自在に設けられた操作子120b、ならびに操作子120bに作用する公知の固定装置のトーションばね、を示している。トーションばねは、特に、この組立体から遊びを除去して、チャタリング・ノイズの発生を防ぐ働きをする。
【0046】
この固定装置は、例えばドイツ実用新案DE29910720U1によると、ハウジングの内側に配置された多数のロック歯を備え、これらのロック歯はハウジング内に取り付けられたコイルばねによって、車体に固定された下側レール1に固定された戻り止め溝(図6および図6aには図示せず)の方へ弾性的に付勢されている。ロック歯に作用する付勢力により、シート・レール102と協働するこれらのロック歯が、車体に固定された戻り止め溝内に自動的に係合し、これによって、ロック歯が操作子120bにより戻り止め溝との係合から外されなければ、前後方向のシート調節はロックされた状態になる。
【0047】
固定装置120の操作子120bは、ハウジングの内側に取り付けられてロック歯に作用するばねアセンブリ120aと、ハウジングの外側に取り付けられたトーションばねとにより、固定装置120を解放するために操作子120bが動く方向とは逆方向に付勢されているため、固定装置120は、ばねアセンブリ120aの作用に逆らう力が操作子120bに及ぼされたときにのみ解放される。
【0048】
固定装置120を解除するためには、第1に、クロス・バー190を有し、シート・フレームに枢動自在に取り付けられた操作レバー109を、着座者が直接把持して操作子120bを作動させることにより行うことができる。即ち、この目的のために設けられた(図6および図6aでは見ることができない)操作レバー109により、このレバーを反時計方向に動かし、それによって、操作子120bが、ばねアセンブリ120aの付勢力に逆らって下向きに移動する。他方、固定装置120は、また、ボーデン・ケーブルを介して操作レバー109と連結されているシートの背もたれを前方に畳むことによって解除することもできる。ボーデン・ケーブルは、ケーブル121bを有し、そのボーデン・チューブ(図示せず)はボーデン・ケーブル・サポート121によって支持されている。また、ガイド122aとボーデン・ケーブルのケーブル121b用の端部支持部122bとを有する制御部122が、軸124である操作レバー109の枢軸に取り付けられている。この制御部122は、背もたれが前方に畳まれたときのケーブル121bの引張りを、操作レバー109の周りに係合する制御部122の2つのアーム123によって操作レバーへ伝達して、操作レバー109の枢動運動に変換する。この結果、操作レバー109は、背もたれが前方に畳まれたとき反時計方向に回動し、操作子120bを通じて固定装置120を解放する。
【0049】
ケーブル・ニップル168が、固定プレート121aを用いてシート・レール上に固定されたケーブル・サポート121と制御部122の間のボーデン・ケーブルのケーブル121b上に固定されている。ケーブル・ニップル168は、スイッチ・レバー106であるスイッチ部材と協働する。スイッチ・レバー106は、ベアリング・ブシュ165、段付きボルト165a及びねじ166を用いて、段付きボルト165aの長手軸を通って形成される軸心の回りに回動するように取り付けられるとともに、シート・レール102に固定されている。スイッチ・レバー106は、上半部161にストッパ162を有する。ストッパ162は、ケーブル・ニップル168に直接隣接して取り付けられ、ケーブル・ニップル168がストッパ162に対してシート・フレームの前後方向に作用し、それによってスイッチ・レバー106を回動させる。
【0050】
ベアリング・ブシュ165と段付きボルト165aの下方に取り付けられたスイッチ・レバー106の第2の端部は、メモリ装置のロック爪104の操作部と協働する操作部160を形成する。ロック爪104の操作部は、ロック爪の最上部の操作面140によって形成されている。
【0051】
ここで、スイッチ・レバー106は、操作レバー109の突起191によって作動しないようにロックされる。この突起191には、スイッチ・レバー106の上半部161が、ストッパ163により上下方向に(シートの前後方向Lに対する横断方向に)図6および図6aに示した位置で支持されている。スイッチ・レバー106の操作部160は、ロック爪104の操作面140に作用する。このために必要なモーメントが、固定装置120のばねアセンブリ120aによって加えられ、操作子120bおよび操作レバー109を通じてレバー突起191に作用する。
【0052】
別法として、またはこれに加えて、スイッチ・レバー106の上下方向位置は、スイッチ・レバー106上に直接取り付けられたばねによって、またはスイッチ・レバー106を、ロック爪104の圧縮ばね400の力では打ち勝つことができない十分な摩擦を介して取り付けることによって、補助することもできる。
【0053】
ロック爪104自体は、図6aを見ればわかるように、スライダ105上の枢軸155上で揺動運動するように取り付けられている。スライダ105は、戻り止め歯レール107の戻り止め溝170の側方で、シート・レールの前後方向Lに移動可能な基部150によりガイドされている。スライダは、その基部150内にくぼみ152を有し、くぼみ152の中に圧縮ばね400が取り付けられおり、圧縮ばね400は、ロック爪104の操作部140の下方でロック爪104に作用する。ロック爪104は、この作用によりロック爪104の他端に取り付けられた戻り止めフック141が戻り止め歯レール107内に係合する方向に、付勢されている。背もたれが前方に畳まれずに、シートがメモリ位置にロックされている、図6および図6aに示した状態では、スイッチ・レバー106の操作部160がロック爪104の操作面140上に支持されており、ロック爪104が枢軸155の回りで回動して戻り止めフック141を戻り止め歯レール107と係合させることができないようになっている。
【0054】
また、図6および図6aに示した状況では、ロック爪104のストッパ144が、止め部材103のストッパ132と接し、ストッパ132は、ねじ136によりシート・レール102に固定されている。また、最上部でストッパ144と隣接しているロック爪104の従動子143は、止め部材103の係合領域134と係合している。
【0055】
シートがメモリ位置にロックされた図6および図6aに示した状態で、背もたれが前方に畳まれた場合、ボーデン・ケーブルのケーブル121bが、引っ張られてシート後端部(背もたれ側)の方へ移動する。
【0056】
図7によると、この結果、一方では、操作レバー109が、ギア部品122ならびに123を通じて反時計方向に旋回し、それによって操作子120bに作用して、固定装置120を解放する。他方では、ケーブル121bを押し込まれたケーブル・ニップル168が、後部シート端部の方向へ移動し、それによってスイッチ・レバー106の上半部161内のストッパ162に作用する。スイッチ・レバー106は、それによって、反時計方向に旋回して、それによってスイッチ・レバー106の操作部160が、ロック爪104の操作面140から離れて上昇する。レバー突起191が操作レバー109とともに下向きに旋回し、スイッチ・レバー106が、レバー突起191によってもはや作動を遮られないため、このスイッチ・レバー106の旋回運動が可能となる。スイッチ・レバー106がロック爪10を解放し、ここでロック爪10は、圧縮ばね400(図6a参照)の作用の下で、スライダ105の旋回軸155の回りを、戻り止めフック141が戻り止め歯レール107の溝170内に係合するまで旋回する。この結果、ロック爪104およびしたがってメモリ・装置全体が、これによってロックされる。
【0057】
ロック爪104の旋回運動は、ロック爪104の従動子143止め部材103の係合領域134が、係合から外れるように運動するという結果をさらに有する。さもなくばシートの運動が、ロックされたメモリ・装置によって遮られてしまうため、シート・フレームを移動することができるようにするために、このことが必要である。
【0058】
これによって、ケーブル・ニップル168は、背もたれが前方に畳まれたとき、スイッチ・レバー106に作用して、ロック爪104がスイッチ・レバー106によってロック解除されないようにするロック手段として働く。
【0059】
この構成は、背もたれを前方へ畳む際、シート・レール102が車体に固定されたレール101に対して移動することができるように、固定装置120が解放されてしまう前に、戻り止めフック141が、圧縮ばね400の作用下で戻り止め溝170と係合するように設計されている。シートの前後方向位置をメモリ位置として確実に保することが、これによって保証される。しかし、圧縮ばね400の作用下の戻り止めフック141が、2つの戻り止め溝170の間のウェブに当たるように、シートが配置されてい、戻り止めフック141が直ちに戻り止め溝170内に係合することができない場合には、戻り止めフック141は、シート・フレームがシート前後方向Lにわずかなに移動した後に戻り止めフック141が次の戻り止め溝170と係合する。このような場合には、背もたれが前方に畳まれた際のシートの前後方向位置とそのときに保されたメモリ位置の間にわずかな偏差がある。
【0060】
背もたれを前方に畳むことによって得られた図7に示した状況では、シート・フレームを、背もたれを前方へ畳んで、シート前後方向L前方へ押して、搭乗者が車両の後部へ乗り込む、または物体を車両内に置くことをより容易にすることができる。
【0061】
その後、シートが、背もたれを前方に畳んだまま、後方へ戻された場合、シートは、遅くともロック爪104によって設定されたメモリ位置で自動的に停止する。メモリ位置に到達したとき、シート・フレームのストッパ132が、メモリ・装置のストッパ144と接触し、それによって、シート・フレームがそれより後方へ移動することが阻止される。
【0062】
背もたれが再びその機能位置に戻された場合、ケーブル121bの引張力が解放され、スイッチ・レバー106ならびにその上に固定された突起191を有する操作レバー109が、図6および6aに示した位置へ戻る。次いで、操作レバー109が、固定装置120をロック解除するために反時計方向に旋回すると、図8に示した位置に到達する。
【0063】
操作レバー109を、この目的のために設けられた動作ハンドルを用いて手動で旋回させる際、固定装置120が、実際に操作子120bを通してロック解除され、それによって、シート・フレームが、車体に固定されたレール101上をシート前後方向Lに移動することができる。しかし、この結果、背もたれを前方へ畳むのとは反対に、スイッチ・レバー106がその直立位置に留まり、この位置で、その操作部160が操作面140に鉛直方向に作用する。このことによって、ロック爪104が、圧縮ばね400の作用により、作動しないようにロックされることが阻止される。
【0064】
レバー突起191が、図8によって下向きに旋回、それに応じてスイッチ・レバー106のストッパ163を支持しない結果、スイッチ・レバー106の鉛直方向位置を、たとえばロック爪104の作面140の適切な設計によって安定させなければならない。作面140は、この目的のために、ロック爪104の圧縮ばね400の作用下で、スイッチ・レバー106の操作部160にスイッチ・レバー106を反時計方向に旋回させるトルクを及ぼさないように、曲線状にすることができる。言い換えれば、ロック爪104の操作面140とスイッチ・レバー106の操作部160の間の隙間は、圧縮ばね400によってロック爪104から伝えられた力が、スイッチ・レバー106の反時計方向のいかなる旋回運動も生じないように設計しなければならない。その一方で、スイッチ・レバーの時計方向の旋回運動、ケーブル・ニップル168によって阻止される。
【0065】
別法として、スイッチ・レバー106の直立位置は、上記で述べたように、適切なばね部材を用いて、または十分に大きい摩擦力によって保持することもできる。
【0066】
手短に言えば、シートのメモリ位置(背もたれが前方に畳まれない)での操作レバー109の駆動は、一方では、固定装置120が解放されるが、同時にロック爪104およびしたがってメモリ・装置全体が、操作レバー109を旋回させる前にすでに存在したロック解除状態のままであるという結果を有する(図6および6a参照)。また、メモリ・装置の従動子143、シート・レール側面の止め部材103の係合領域134内に係合している。
【0067】
この状態では、シート前後方向Lでのシート・フレームの運動によって、ロック爪140同時に移動し、それによって、シートの移動中、新しいメモリ位置が同時に再設定されることになる。しかし、シート・フレームを滑動させることによって新しく設定されたシート前後方向位置に対応する新しく設定されたメモリ位置は、それでも、操作レバー109が最終的に動かされたときにはまだロックされない。図6および6aによると、最初、固定装置120がロックされ、したがって、シート・レール102が車体側のレール101に対して停止されるだけである。他方、メモリ・装置のロックは、図7によると、新しいシート前後方向位置でシートの背が前方に畳まれたときにのみ行われる。したがって、本実施形態によると、メモリ・装置は、背もたれが前方に畳まれたシートが、イージー・エントリ機能モードで前方へ移動されたときにのみロックされる。
【0068】
図9に、最初にシート前後方向Lに前方へ畳まれた背もたれとともに前方へ押され、それによって、ロック爪104が最初のシート位置にされた状態にあり次いで背もたれがその機能位置に再び戻された後のシート・フレームを示す。また、操作レバー109が旋回され、それによって、固定装置120が解放されて、シート・フレームが選択的にシート前後方向に前後に移動することができる状態にある。この結果移動後のそれぞれのシート前後方向位置では、操作レバー109を動かすことによって、固定装置120を用いて、シート・フレーム2を車体上に固定されたレール1に対してロックすることができる。
【0069】
最後に、図10は、シート・フレームが、背もたれを直立させて、メモリ位置に戻ったときの、シート・フレームの位置を示す。このとき、スイッチ・レバー106は、その操作部160が、ロック爪104の操作面140から鉛直方向上向きに突き出した突起140aに接した状態で停止する。これは、ロック爪104が、ロック爪104が戻り止めフック141(図6a参照)によって戻り止め歯レール107内の戻り止め溝170係合しロック状態にあることによる。ロック爪104の作面140の傾斜位置を介して、ロック104は、スイッチ・レバー106操作部160上に対して、シート前後方向Lに平行な成分を有するトルクを作用させる。この結果、スイッチ・レバー106が反時計方向に旋回し、スイッチ・レバー106の操作部160が、ロック爪104の突起140aとの係合に入る。このことは、シートの下側フレームが図10に示したメモリ位置の到達したとき、ロック爪104がロック状態を維持するという効果を有する。
【0070】
手短に言えば、シートが背もたれを直立させてメモリ位置に押圧されるとき、一方において、図7に示すように作面140は、ロック爪104ロックされた状態でスイッチ・レバー106の操作部160と相互作用し、それによって、ロック爪104のロック解除が防止される。(背もたれが前方に畳まれたシートが、メモリ位置に押し戻され、次いでケーブル・ニップル168の動作の結果、スイッチ・レバー106がいくらか旋回されても(図7参照)、それでも、メモリ・装置のロック解除をすることできない)。他方、図6に示すように、ロック爪104の作面140スイッチ・レバー106の操作部160とは、ロック爪104ロック解除された状態で(図6参照)相互作用し、それによって、ロック爪104は、図6を参照にして上記で詳細に説明したようにロック解除状態を維持する。
【0071】
図102関し、ロック爪104のロック状態の結果、シート・フレームは、メモリ位置に到達したとき、シート・フレーム側面の止め部材103のストッパ132がメモリ装置のストッパ144と衝合(図6a)したとき、自動的に停止する。
【0072】
メモリ位置で操作レバー109が解放された場合、操作レバー109は、固定装置120のばねアセンブリ120aの動作下で、固定装置120が再びロックされるまで時計方向に旋回する。それと同時に、スイッチ・レバー106の上半部161内の角度の付いたストッパ163上に作用する操作レバー109の突起191を通して、スイッチ・レバー106が時計方向に旋回してその直立位置になり、それによって、スイッチ・レバー106が、その操作部160によってロック爪104の操作面140上に作用し、ロック爪104をロック解除する(圧縮ばね400の作用に反して。これは、ばねアセンブリ120aの対応する設計を必要とする)。その後、シートは、背もたれがメモリ位置に上昇された、図6および6aを参照にして説明した状態に再び配置される。
【0073】
図6から10に示した構成のさらなる発展形態を、図1から5を参照にしてここで説明する。対応する構成部品を説明するために、図6から10に照らして参照を詳細に行うように、同じ参照番号を対応する構成部品に対して使用する。したがって、図1から5の以下の説明は、図6から10に示した構成に対する相違を議論することに限定される。
【0074】
図1から5では、簡略のために、本発明による発展形態に対して重要でない細部を省略する。この点について、図6から10を参照する。
【0075】
図1は、(さきに述べたように、いくつかの細部を割愛するが)図6に示したシート・アセンブリのさらなる発展形態、すなわち、シートが、背もたれが上げられたメモリ位置にロックされた状況で同様のものを示している。さらに、図1はまた、シート・レール102上に設けられ、背もたれのスイベル固定するためのベアリング180を有する高さ調節可能なシート側部部品108を示している。
【0076】
図6に示した実施形態との本質的な相違は、図1によると、爪195が、操作レバー109のレバー突起191から突き出しており、シート前後方向Lに離間した2つの側部ストッパ196、197を有することである。この爪は、ロック爪104上に設けられた、シート前後方向に離間した2つのストッパ146、147を有する従動子143の突起145と協働する。爪195突起145は、シート・レール102の車側のレール101に対する運動を防ぐために互いに係合する係止部材として働く。
【0077】
シート・レール102(およびしたがってシート・フレーム)が、背もたれを上げられて、車側のレール101に対してメモリ位置にロックされた図1に示した状態では、2つの係止部材195、145は係合から外れる。
【0078】
いま、この状態で、シートの背もたれが、イージー・エントリ機能を解放するために座面に向かって前方に畳まれると(図11参照)、ロック爪104およびレバー突起191の両方がそれに関連する旋回軸の回りを旋回する。これにより、背もたれが、固定装置120が完全に解放される、座面上に畳まれた位置にまだ至っていない状態において、従動子143の突起145が爪195と係合する
【0079】
図2から4に示したこの状では、レバー突起191はまだ完全に下向きに旋回しておらず、しかし、レバー突起191上に設けられた爪195は、その側部ストッパ196、197によって従動子143の係止部材145の周囲に係合し、それによって、係止部材145のストッパ146、147のそれぞれが、爪195のストッパ196および197と正しく協働している
【0080】
特に図4を見ればわかるように、この状況では、固定装置120のロック歯Zは、すでに協働する戻り止め開口Oから離れて上昇しているため、2本のレール101、102の、シート前後方向Lでの互いに対する運動が可能となる。しかし、固定装置120のロック解除は、まだ完全には行われておらず、ロック歯Zが、前記運動とともに戻り止め開口Oの縁部R上をシート前後方向に滑動するため、受容できない騒音を発することになる。
【0081】
しかし、このとき、爪195が、ロック爪104上に設けられた従動子143の係止部材145の周りに係合するため、2本のシート・レール101、102の相対運動が防止される。爪195がレバー突起191上に形成され、レバー突起191がさらにシート側部のレール102に取り付けられた操作レバー109の構成部品を形成しているためである。しかし、従動子143の係止部材145はロック爪104上に設けられ、ロック爪104は、それと協働する戻り止め歯レール107の戻り止め溝170内にすでに係合しており、したがって車体側のレール101に対してロックされている。したがって、2つの係止部材145、195は、ここで互いに係合し、そのうちの一方、すなわち従動子143上に形成された係止部材145が、車体側のレール101上に設けられ、他方、すなわち爪195として形成された係止部材が、シート側のレール102上に設けられている結果、これら2本のレール101、102が、シート前後方向Lへ互いに対して運動することは、不可能である。
【0082】
このために決定的なことは、固定装置120のロック歯Zが、協働する戻り止め開口Oからシート前後方向Lでの擦れ合い運動だけが可能な程度に分離された状態において、ロック爪104がすでに戻り止め歯レール107と、ばね部材00(圧縮ばね)の作用により係合していることである。このことは、スイッチ・レバー106がこの状況ですでにロック爪104との係合を解放するために十分に旋回していることで得られる。
【0083】
最後に固定装置120の完全な解放の後、したがって、ロック歯Zが協働する戻り止め開口Oから完全に上昇た後、シート・レール102(したがってシート・フレーム全体)の車体側のレール101に対する相対運動の経路上に何もないように、ロック爪104上に設けられた係止部材145が爪195の上方に位置すれることが、図5からわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シート前後方向ガイドを有し、シート前後方向ガイドのための固定手段と、背もたれがそれに枢動自在に取り付けられたシート側部部品、ならびに予め設定可能なシート前後方向位置を自動的に得るためにプログラム可能なメモリ装置とを有するシート・フレームの、すなわち、背もたれが使用可能な(起立した)位置にあって、固定装置がロックされたメモリ位置にあるシート・フレームの、部分斜視図である。
【図2】 背もたれが、その使用可能な位置から前方へ部分的に畳まれているものの、完全に座面上に畳まれる前の状態にある、図1と同様の図である。
【図3】 図2の詳細図である。
【図4】 図3の側面詳細図である。
【図5】 背もたれが座面上に完全に畳まれた後の図3および4と同様の詳細図である。
【図6】 シートが、背もたれを起したまま、メモリ位置にロックされた状態での、シート前後方向ガイドと、シート前後方向ガイド用の固定装置、ならびに、予め設定可能なシート前後方向位置を自動的に得るためにプログラム可能なメモリ装置とを有する、従来技術として公知のシート・フレームの斜視図である。
【図6a】 図6の図面の背面図である。
【図7】 シートを前方に畳まれた背もたれとともに移動するために、背もたれを前方に畳んだ状態での、図6と同様の図である。
【図8】 背もたれが起立した状態でメモリ位置にあり、メモリ位置を再設定するために操作レバーが操作されたときの、図6と同様の図である。
【図9】 背もたれを起立させた状態で、シートがメモリ位置に近づきつつあるときの、図6と同様の図である。
【図10】 背もたれを起立させた状態で、シートがメモリ位置に到達したときの、図6と同様の図である。
【図11】 シート・フレームの概略図である。

Claims (14)

  1. シート・フレーム(G)と、
    シート・フレーム(G)上に枢動自在に取り付けられ、シート・フレーム(G)の座面に向かって前方に畳むことができる背もたれ(R)と、
    シートの前後方向位置を調節するために、シート・フレーム(G)がシート前後方向(L)に移動することを可能にする前後方向ガイド(101、102)と、
    シート前後方向位置にシート・フレーム(G)をロックするための固定装置(120)と、
    シート・フレーム(G)をシート前後方向(L)に移動させることができるように固定装置(120)を解放するための操作子(120b)と、
    シート・フレーム(G)とともにシート前後方向(L)に移動可能であり、背もたれ(R)が座面に向かって前方に畳まれたとき、操作子(120b)に作用して固定装置(120)をロック解除する連結機構(121b、109)と、
    シート前後方向に移動中のシート・フレーム(G)を、それを用いてメモリ位置として設定された所定のシート前後方向位置に自動的に停止させることができるメモリ装置(104、105、107)と、
    メモリ位置をシート前後方向に調節することができるメモリ装置(104、105、107)の調節手段(105)と、
    設定されたメモリ位置を保持するためのメモリ装置(104、105、107)のロック装置(104、107)とを備える自動車シートであって、
    メモリ装置(104、105、107)側の第2の係止部材(145)と協働するように、連結機構(121b、109)によって移動可能な第1の係止部材(195)が設けられており
    a)シート・フレーム(G)が前記メモリ位置に配置されており
    b)ロック装置(104、107)が作動しており
    c)固定装置(120)が、連結機構(121b、109)によって完全解放ではなく、シート・フレーム(G)の前後方向(L)の運動が可能だけ解放されとき、
    第1の係止部材(195)と第2の係止部材(145)が、互いに係合して、シート・フレーム(G)のシート前後方向への運動を阻止することを特徴とする、自動車シート。
  2. 第1の係止部材(195)が、連結機構(121b、109)側に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の自動車シート。
  3. 第1の係止部材(195)が、固定装置(120)に作用する連結機構(121b、109)の操作レバー(109)の突起(191)上に取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の自動車シート。
  4. 第2のロック係止部材(145)が、ロック装置(104、107)に設けられていることを特徴とする、請求項1乃至3のうちの一項に記載の自動車シート。
  5. ロック装置(104、107)が、メモリ装置(104、105、107)のメモリ位置を定めるストッパ(144)とともにシート前後方向(L)に移動可能なロック・ユニット(104)を有することを特徴とする、前記請求項1乃至4のうちの一項に記載の自動車シート。
  6. ロック・ユニット(104)が、シート前後方向(L)に配置され、該ロック・ユニット(104)をシート前後方向(L)のいずれかの位置でロックすることができる戻り止め溝(170)を備えた戻り止め歯レール(107)と協働することを特徴とする、請求項5に記載の自動車シート。
  7. ロック・ユニットが、旋回自在に取付けられたロック爪(104)を備え、該ロック爪(104)は、戻り止め歯レール(107)の戻り止め溝(170)と係合可能な戻り止めフック(141)を有することを特徴とする、請求項6に記載の自動車シート。
  8. 第2の係止部材(145)が、旋回自在に取付けられたロック爪(104)上に設けられていることを特徴とする、請求項6または7に記載の自動車シート。
  9. 第1の係止部材(195)と第2の係止部材(145)が、それぞれ、当該係止部材(145、195)間で互いに係合するストッパ(146、147;196、197)を有することを特徴とする、請求項1乃至8のうちの一項に記載の自動車シート。
  10. 第1の係止部材(195)と第2の係止部材(145)の一が、他の係止部材(145)の周りと係合する爪によって構成されることを特徴とする、請求項9に記載の自動車シート。
  11. 固定装置(120)がロック歯群(Z)を有し、そのうちの少なくとも1つ、シート・フレーム(G)をロックするために、レール前後方向ガイド(1、2)に沿っシート前後方向(L)に配置された戻り止め開口(O)群に属する一つの戻り止め開口(O)内に挿入されることを特徴とする、前記請求項のうちの一項に記載の自動車シート。
  12. ロック歯(Z)が、連結機構(109)の作用により戻り止め開口(O)から上昇して、シート・フレーム(G)がシート前後方向(L)に移動可能になり、しかしその際にロック歯(Z)が、戻り止め開口(O)の縁部(T)上を擦るように移動するとき、第1の係止部材(195)と第2の係止部材(145)が係合状態にあることを特徴とする、請求項11に記載の自動車シート。
  13. ロック歯(Z)が戻り止め開口(O)の縁部(T)と擦れない位置まで上昇して固定装置(120)が完全にロック解除されたとき、第1の係止部材(195)と第2の係止部材(145)は係合状態から外れることを特徴とする、前記請求項のうちの一項に記載の自動車シート。
  14. シート・フレーム(G)と、
    シートの前後方向位置を調節するために、シート・フレーム(G)がシート前後方向(L)に移動することを可能にする前後方向ガイド(101、102)と、
    シート前後方向位置にシート・フレーム(G)をロックするための固定装置(120)と、
    シート・フレーム(G)をシート前後方向(L)に移動させることができるように固定装置(120)を解放するための操作子(120b)と、
    シート・フレーム(G)とともにシート前後方向(L)に移動可能であり、操作子(120b)に作用して固定装置(120)をロック解除する連結機構(109)と、
    シート前後方向に移動中のシート・フレーム(G)を、メモリ位置として設定された所定のシート前後方向位置に自動的に停止させることができるメモリ装置(104、105、107)と、
    メモリ位置をシート前後方向に調節することができるメモリ装置(104、105、107)の調節手段(105)と、
    設定されたメモリ位置を保持するためのメモリ装置(104、105、107)のロック装置(104、107)とを備える自動車シートであって、
    メモリ装置(104、105、107)側の第2の係止部材(145)と協働するように、連結機構(121b、109)によって移動可能な第1の係止部材(195)が設けられており
    a)シート・フレーム(G)が前記メモリ位置に配置されており
    b)ロック装置(104、107)が作動しており
    c)固定装置(120)が、連結機構(109)によって完全解放ではなく、シート・フレーム(G)の前後方向(L)の運動が可能だけ解放されとき、
    第1の係止部材(195)と第2の係止部材(145)が、互いに係合して、シート・フレーム(G)のシート前後方向への運動を阻止することを特徴とする、自動車シート。
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