JP4054792B2 - 設計支援プログラム - Google Patents

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本発明は、機構制御設計を支援するための設計支援プログラムに関する。より詳細には、シート状の搬送体を搬送するための搬送機構を制御するためのソフトウェアの設計支援プログラムに関する。
従来、紙などのシート状の搬送体(以下、単に紙と称す)の搬送はあらゆる分野で行われている。例えば、複写機、プリンタ等の画像形成装置では、紙をローラやガイドなどの搬送機構によって搬送する。
紙を搬送する際には、多くの場合、単に等速で一方向にのみ搬送するのは稀有であり、例えばセンサにより搬送体の位置を検知し、所定位置で停止させたり、ローラを逆回転させ搬送方向を反転させたりすることがほとんどである。したがって、紙を搬送する際には、紙を搬送する機構を制御するためのソフトウェアが不可欠である。
また、例えば、近年の画像形成装置は高機能・高生産が謳われており、それに伴い画像形成装置を制御するためのソフトウェアは複雑化し、不具合の発見から原因特定、修正の工数も増大している。
そこで、近年のコンピュータの性能向上に伴い、搬送機構設計にシミュレーション技術を用いる機会も増えてきている。例えば、紙が搬送されていく過程を時刻ごとにシミュレーションにより算出し、その結果得られた解を処理することにより変形する紙の形状と、紙を案内して搬送するガイドを幾何形状として順次表示する設計支援方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、機構シミュレーションがあらゆる場面で活躍する一方、機構を制御するためのソフトウェアの検証に関するものも提案されている。例えば、キーボード等の入力装置からプリンタ制御ソフトウェアにスイッチのオン/オフやカバーの開閉などの外部イベントを発生させる設計支援方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−242197公報 特開平5−143260公報
紙搬送制御を行うファームソフトウェアの不具合によって、複数の紙を搬送したときに、先行して搬送されている紙に対して後続の紙が異常に接近する、もしくは、重なるという現象が発生することがある。
実際の画像形成装置の紙搬送動作でこの異常接近が発生した場合、その後の動作で再び離れ、一見正常な動作に見えることがある。また、たまたまその異常接近によってジャムが発生しても、ジャムの状況からは、ジャムが発生したから重なったのか、重なったからジャムが発生したかがわからず、原因の特定が難しいということがある。ましてや、この異常接近の頻度が低い場合は、原因の特定がますます難しくなる。
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、搬送される紙の物理的な振る舞いに関する発明であるため、ファームソフトウェアそのものの評価を行うことはできず、デバッグを行えないという問題があった。
また、特許文献2に記載された発明は、プリンタハードウェアにおいて発生する各種の事象を手動で入力するため、実時間制約の厳しいファームソフトウェアの開発支援としては不十分であるという課題があった、また、キーボードなどの入力装置からスイッチのオン/オフやカバーの開閉などの外部イベントを発生させる設計支援方法なので、機能的にも不十分という課題があった。さらに、自動的な不具合判断や、それをもとにした記録もできないので、自動評価への適用が難しいという課題があった。
このような問題を解決するため、本発明は、ファームソフトウェアの評価を詳細かつ十分に行うことができる設計支援プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の設計支援プログラムは、仮想紙が搬送される過程を表示部に表示することで、紙搬送機構を制御するソフトウェアの処理動作の検証を可能とする、コンピュータ読み取り可能な設計支援プログラムにおいて、先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔の許容量を予め設定する第1の手順と、先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔を計算する第2の手順と、前記第2の手順で計算された先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったかどうかを判断する第3の手順と、前記第3の手順において、先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったと判断した場合に、前記表示部に警告表示を行う第4の手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の設計支援プログラムは、シートが搬送される過程を画像形成装置に設けられた表示部に表示することで、紙搬送機構を制御するソフトウェアの処理動作の検証を可能とする、画像形成装置で実行可能な設計支援プログラムにおいて、先行するシートと後続するシートの間隔の許容量を予め設定する第1の手順と、先行するシートと後続するシートの間隔を計算する第2の手順と、前記第2の手順で計算された先行するシートと後続するシートの間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったかどうかを判断する第3の手順と、前記第3の手順において、先行するシートと後続するシートの間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったと判断した場合に、前記表示部に警告表示を行う第4の手順と、を画像形成装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、不具合が発生した場合の原因の特定が容易になり、一見正常に動作することで現象が潜在している場合でも、先行紙と後続紙の異常接近を顕在化させることができるので、評価工数の削減を行うことができる。
以下、本発明に係る設計支援装置を図面に則して更に詳しく説明する。
まず、実施例1について説明する。本実施例では、紙搬送シミュレーションにおいて、複数の仮想紙が搬送される場合に、仮想紙の間隔が所定値より短くなった場合に異常と判断し、警告を表示するものである。ここでは、シミュレーション上での仮想的な紙を指すため、「仮想」という表現を用いている。
図1は、本実施例に係る設計支援装置である。本実施例の設計支援装置は、画像形成装置の紙搬送シミュレーションをパーソナルコンピュータ上で行うことの出来る紙搬送シミュレータである。また、現実世界の画像形成装置を制御するファームソフトウェアの制御タイミング設計を支援し、ファームソフトウェアの処理動作の検証を可能とするものである。
ソフトウェアシミュレーション部1は、紙搬送制御に関するファームソフトウェアをパーソナルコンピュータ上で仮想的に実行するためのものである。入力監視部4はマン・マシン・インターフェースたるキーボードデバイスやマウスなどの入力を監視しており、前記ソフトウェアシミュレーション部1は、前記入力監視部4からの実行開始要求を受けて、ソフトウェアシミュレーション制御を開始する。
ソフトウェアシミュレーションの実行結果は機構シミュレーション部2に渡される。機構シミュレーション部2では紙搬送制御に関わる仮想ローラの速度などから仮想紙が紙搬送機構内のどの部位に存在するかを計算により求め、求められた仮想紙の位置情報は、ソフトシミュレーション部1もしくは表示制御部5に渡される。
図2は、表示制御部5によってパーソナルコンピュータに付随するディスプレイ上に示される紙搬送シミュレーション画面W1の表示例である。紙搬送シミュレーション画面W1では、仮想紙搬送パスは点線、仮想ローラは丸、仮想センサは三角、仮想紙は実線Pで表現される。
なお、ここで説明したソフトウェアシミュレーション部1ならびに機構シミュレーション部2は、実行前においてはパーソナルコンピュータのHDD等(不図示)の中に保管されており、実行される時にはパーソナルコンピュータのRAM(不図示)上に展開された後実行される。
紙搬送シミュレーション画面W1上にて分岐点BをマウスカーソルPTでポイントし、該ポインティングデバイスのボタンをクリックすると、図3に示すようなフラッパ属性設定画面W2が表示される。フラッパとは紙搬送パスを切り替えるためのデバイスである。フラッパ属性設定画面W2では、フラッパ制御値と仮想フラッパの分岐方向を対応付けさせることができる。
分岐デバイス名表示W20には「フラッパA」のように、設計者が任意につけたという仮想フラッパの名称が表示される。パス表示W21には、「フラッパA」が属するパス名が表示される。プルダウンメニューW22およびW23では、仮想フラッパの制御値である「0」もしくは「1」が選択できる。制御値「0」の場合、分岐方向プルダウンメニュー24が選択され、制御値「1」の場合、分岐方向プルダウンメニューW25が選択される。プルダウンメニューW24およびW25では、パス表示W21で選択されたパスの下流パス名と、無効な分岐方向指定を意味する「無効」とが選択可能である。
図4は、本実施例における設計支援装置のソフトウェアシミュレーション部1および機構シミュレーション部2の態様を示す。
ソフトウェアシミュレーション部1は、ファームソフトウェア部10、入力I/F部12、出力I/F部13から構成される。
ファームソフトウェア部10は現実世界の画像形成装置の紙搬送制御を行うためのソフトウェアである。
入力I/F部12は機構シミュレーション部2からの情報を入力する部分である。出力I/F部13は機構シミュレーション部2に情報を出力する部分である。
機構シミュレーション部2は、紙位置計算部20、入力I/F部29、出力I/F部27、紙位置表示部28から構成される。
入力I/F部29はソフトウェアシミュレーション部1の出力I/F部13からの出力結果を受け付ける部分であり、紙搬送制御に関わる仮想モータや仮想クラッチ、仮想フラッパなどの各種デバイスの制御情報を後段に渡すためのものである。
紙位置計算部20は、紙搬送制御に関わる仮想モータや仮想クラッチ、仮想フラッパの制御情報から紙搬送パス上の搬送速度を計算し、仮想紙の先端位置および後端位置を計算するための部分である。
紙位置表示部28は、前段の紙位置計算部20により計算された仮想紙の先端位置および後端位置に基づき、表示制御部5に対して前述した紙搬送シミュレーション画面W1を表示させるよう指示するための部分である。
出力I/F部27は前段の紙位置計算部20でセットされた紙位置情報をソフトウェアシミュレーション部1の入力I/F部12に与えるための部分である。
図5は紙位置計算部20のフローチャートである。紙位置計算部20は、まず所定時間間隔tで処理を行う(S40)。
仮想紙Pの先端から後端までが含まれているパス情報が「無効」か否かを判断し(S41)、「無効」の場合、図6のような警告表示を行い(S42)、異常終了(搬送停止)させる。
そして、紙搬送速度vと時間間隔tから仮想紙Pが進む距離S=v×tを求めることにより仮想紙Pの位置を更新する。更新された位置情報は紙位置表示部28に渡され、紙搬送シミュレーション画面W1に表示される(S43)。S43での紙位置変化は出力I/F部27に渡される(S44)。出力I/F部27は紙位置情報をソフトウェアシミュレーション部1の入力I/F部12に出力する。
次に、図7を用いて実際のシミュレーション動作に則して説明を加える。図7は紙搬送制御に関する各種デバイス配置の一例である。紙搬送制御に要求されているのは以下の事項である。仮想紙Pを仮想ローラR1により、パスAB上の実線矢印方向に搬送する。仮想ローラR1は仮想クラッチCL1を介して仮想モータM1から駆動を受けている。
仮想紙Pの先端が仮想センサS1を通過したタイミングで仮想フラッパFL1をオフし、パスBCに仮想紙Pを進める。仮想紙Pの後端が分岐点Bの下流5mmに達した時点で、仮想モータM2を停止後、仮想フラッパFL1をオンする。そして、仮想モータM2を反転回転させ、パスBDに仮想紙Pを進める。点線矢印は駆動関係を示している。
設計者がマン・マシン・インターフェースより紙搬送シミュレーションの開始を指示すると、入力監視部4を介してソフトウェアシミュレーション部1および機構シミュレーション部2が実行される。ソフトウェアシミュレーション部1の実行が開始されると、ファームソフトウェア部10は現実世界の画像形成装置の紙搬送制御を行うためのソフトウェアを逐次実行していく。
図8を用いて、ファームソフトウェア部10が動作したときの実際のシミュレータ上の表示内容について説明する。図8(a)は、ファームソフトウェア部10が正常に動作したときの仮想紙の搬送状況、同じく(b)は、異常時の搬送状況を表した図である。特に図示しない図面上の符号は、特に断りのない限り図7と同じ物を用いる。
図8の内、Pは先行紙、Pは後続紙を表している。図8(a)の場合、PとPは仕様通りの間隔を持って搬送されており、Pが仮想センサS1を通過した後に十分な時間的余裕を持って、PがS1に到達するので、この間隔を実現できるファームソフトウェアであれば、現実世界のプリンタを動作させた場合でも、確実にPの先端を検知でき、P1の反転動作中に確実にR1を止めることができる。
一方、図8(b)の場合は、PとPは仕様よりも短い間隔となっているため、Pの後端が仮想センサS1を通過してからPの先端がS1に到達するまでの時間が不十分である。このようなファームソフトウェアを用いて、現実世界のプリンタを動作させた場合、Pの先端を検知できず、S1のジャムと誤検知したり、仮想フラッパBにPが引っかかり、紙搬送にトラブルが発生したりする可能性がある。しかも、間隔が短いというだけでは実動作上の不具合の頻度が低くなる可能性もあり、実機で動作させるだけでは不具合が再現しない場合がある。
図9は、このような状態を警告として表示制御部5に表示させる方法について説明する。
図9(a)は、随時動作の確認を行う例である。設計者がマン・マシン・インターフェースより紙搬送シミュレーションの開始を指示すると、図8で述べたようにソフトファームウェアの機能が実行される。そして、PおよびPの間隔を常に計測し、図8(b)の状況となった場合、イベントが発生し、図9(a)に示すような表示が行われる。これによって、警告表示をより明確にあらわすことができるので、検証を行う者に対して警告が発生していることを強く認識させることができる。この表示を確認し、操作者は、この状況が回避できるように動作内容を確認し、デバッグを行う。
図9(b)は、ログの保存を行う例である。この表の内、”Event ID”と呼ばれるものは、ある一定のタームごとに割り込まれるイベント固有のIDである。”Event Trig”は、そのイベントがどういった要因で入ったかを示す。
”time”はこのシミュレータ自体をつかさどる時間である。”Paper ID”は、このシステムをスタートさせたときにつけられる、各仮想紙に固有につけられたIDである。
”Front Posi”は、各仮想紙の先端を示す値であり、”Tail Posi”は後端を示す値である。”Path No.”は、パスの位置であり、“Status”は状態である。
このフォーマットに記載されたデータは、Status部分に異常が発生した場合にオペレーティングシステム3が管理する非図示のファイルに格納され、随時読み出すことができる。
このように、ログを保存することで、警告の発生したときの仮想紙の状態や、動作状況を確認することができるので、ファームソフトの構造に照らし合わせた検証を詳細に行うことができる。
先述のように評価者がマン・マシン・インターフェースより紙搬送シミュレーションの開始を指示すると、図8で述べたようにソフトファームウェアの機能が実行される。PおよびPの間隔を常に計測し、図8(b)のような現象が発生すると、図9(b)で示すフォーマットにしたがって記憶する。後でこのファイルを参照することで、どのタイミングで紙間が短すぎるかを確認できる。
図10をもちいて、本実施例における仮想紙間隔のワーニングの出し方について詳細な説明を行う。この機能はステップ20の紙位置計算部の一機能として実現する。
S101において、評価者がマン・マシン・インターフェースにより紙搬送を開始すると、まず複数の仮想紙が存在するかを計測する(S102)。複数の仮想紙が存在しなければ、ワーニングを出す必要がないので、プリント中の仮想紙が存在するかのチェックに移行する(S108)。
もし複数の仮想紙が存在すれば、それぞれの仮想紙の間隔を計算する(S103)。
S104において、仮想紙の間隔が所定の間隔より長ければ、ワーニングを出す必要がないので、先ほどのステップS108に移行する。ここで、「所定の間隔」は、具体的には先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔の許容量であり、予め紙搬送シミュレーション画面W1上からユーザによって設定されている。
S104において、所定の間隔より短ければ、ログを残すモードか、表示で示すモードかによって、動作を切り替える(S105)。
ログモードであった場合は、図9(b)に示すようなフォーマットに従って、ログをメモリに記録する(S106)。もし、ログモードでなかった(表示モードであった)ならば、ディスプレイに表示を行う(S107)。これによって、例えば多数のモードを切り替えて自動評価を行った後に、ログの確認をするという使い方ができるので、検証に漏れをなくすことができる。
これらの処理が終了すると、プリント中の仮想紙があるかどうかの判断を行い(S108)、もしあれば再度S102にループし、もし存在しなければこの機能を動作させる必要はないので、終了する(S109)。
機構シミュレーション部にさまざまなモードを自動実行するソフトを付け加え、後でこの図9(b)に示す表を参照することで、どの組み合わせで紙間が短すぎるかを検証することができる。
図9の警告表示はその形態に限定したものではなく、例えば図2の紙搬送シミュレーション画面W1上にて仮想紙の色を変化させたり、形状を変化させたり、拡大表示したり、マーカを表示したりなどして設計者に注意喚起してもよい。
次に、実施例3について説明する。本実施例も、実施例1と同様に紙の間隔が所定値より短くなった場合に異常と判断し、警告を表示するものであるが、実際にローラで紙(シート)を搬送させつつ、紙の搬送状況及び当該警告を画像形成装置に設けられたタッチパネル式ディスプレイに表示する点で異なる。
また、本実施例では、実際に紙をローラで搬送させているので、「仮想」という表現は省いている。
図11は、本発明に係る設計支援装置である。本実施例の設計支援装置は、画像形成装置の紙搬送状態を該画像形成装置内で表示できるものであり、画像形成装置を制御するファームソフトウェアの制御タイミング設計を支援するためのものである。
ソフトウェア部1bは、紙搬送制御に関するファームソフトウェアである。入力監視部4bは図12に示すマン・マシン・インターフェースたるタッチパネル式ディスプレイ50およびテンキー40などの入力を監視している。
ソフトウェア部1bの実行により、画像形成装置の紙搬送機構6内のモータ60、クラッチ61、フラッパ62が制御される。紙の移動結果はセンサ63によりソフトウェア部1bにフィードバックされる。
また、ソフトウェア部1bの実行結果は機構モニタ部2bに渡される。機構モニタ部2bでは紙搬送制御に関わるローラの速度などから紙が紙搬送機構6内のどの部位に存在するかを計算により求め、表示制御部5bに渡される。
表示制御部5bにより、タッチパネル式ディスプレイ50上に図13に示すような紙搬送表示画面が表示される。紙搬送表示画面では、紙搬送パスは点線、ローラは丸、センサは三角、紙は実線Pで表現される。
紙搬送表示画面上にて分岐点Bを指Fなどでポイントするとフラッパ属性が表示される。フラッパ属性設定(W20〜W25)ではフラッパ制御値とフラッパの分岐方向を対応付けさせることができる。詳細は実施例1と同様である。
図14は本実施例の設計支援装置のソフトウェア部1b、機構モニタ部2bおよび紙搬送機構6の態様を示す。
ソフトウェア部1bは、ファームソフトウェア部10、入力I/F部b12、出力I/F部13bから構成される。
ファームソフトウェア部10は画像形成装置の紙搬送制御を行うためのソフトウェアである。
入力I/F部12bは紙機構機構6からの情報を入力する部分である。出力I/F部13bは紙搬送機構6および機構モニタ部2bに情報を出力する部分である。
機構モニタ部2bは、紙位置計算部20、入力I/F部29、紙位置表示部28から構成される。主たる構成は実施例1と同様である。実施例1ではソフトウェアシミュレーション部1へのセンサによるフィードバックがなかったため、紙位置計算部20で生成していたが、紙搬送機構6があるため本実施例では必要ない。
紙搬送機構6は、モータ60、クラッチ61、フラッパ62、センサ63から構成される。
実施例1同様に実際の紙搬送機構6が図7に示す配置であって、ファームソフトウェア部10が図7のフローチャートに従って紙搬送制御を行った場合、タッチパネル式ディスプレイ50上に図15に示す警告表示が表示される。
このように、実施例2によれば、実際の機構に即した形での動作検証を行うことができるので、ハード的、メカ的な要因も含んだ、より実際に近い検証ができる。
以上説明したように、本実施例の設計支援方法でも、フラッパ分岐方向の指示ミスが原因であると設計者に知らせることができる。
なお図13のフラッパ属性設定はその形態に限定したものではなく、例えば予めデータファイルに設定データとして記録しておき、本実施例による設計支援装置を始動させる前に読み込むようにしても良い。
また図15の警告表示はその形態に限定したものではなく、例えば図2の紙搬送シミュレーション画面W1上にて紙の色を変化させたり、形状を変化させたり、拡大表示したり、マーカを表示したりなどして設計者に注意喚起してもよい。
以上で説明したように、実施例1及び2によれば、不具合が発生した場合の原因の特定が容易になり、一見正常に動作することで現象が潜在している場合でも、先行紙と後続紙の異常接近を顕在化させることができるので、評価工数の削減を行うことができる。
本発明に係る実施例1の設計支援装置の制御ブロック図である。 図1の設計支援装置の画面表示イメージ図である。 図1の設計支援装置のフラッパ属性設定画面表示イメージ図である。 図1の設計支援装置のより詳細な制御ブロック図である。 本発明に係る実施例1および2の、紙位置計算部のフローチャートである。 図1の設計支援装置のフラッパ分岐無効画面表示イメージ図である。 本発明を説明するための紙搬送機構の一例を表す図である。 本発明を説明するための紙搬送状態の一例を表す図である。 図8(b)の状態における警告表示の一例を表す図である。 本発明にかかわる警告表示および記録を行うためのフローチャートである。 本発明に係る実施例2の設計支援装置の制御ブロック図である。 図11の設計支援装置における。マン・マシン・インターフェースのイメージ図である。 図11の設計支援装置のフラッパ属性設定画面表示イメージ図である。 図11の設計支援装置のより詳細な制御ブロック図である。 図11の設計支援装置のフラッパ分岐無効画面表示イメージ図である。
符号の説明
1 ソフトウェアシミュレーション部
1b ソフトウェア部
2 機構シミュレーション部
2b 機構モニタ部
3 オペレーティングシステム
4 入力監視部
5 表示制御部
10 ファームソフトウェア部
12 入力I/F部
13 出力I/F部
20 紙位置計算部
27 出力I/F部
28 紙位置表示部
29 入力I/F部
40 テンキー
50 タッチパネル式ディスプレイ
CL1 仮想クラッチ
FL1 仮想フラッパ
M1 仮想モータ
M2 仮想モータ
P 仮想紙
R1 仮想ローラ
R2 仮想ローラ
S1 仮想センサ
W1 紙搬送シミュレーション画面
W2 フラッパ属性設定画面

Claims (7)

  1. 仮想紙が搬送される過程を表示部に表示することで、紙搬送機構を制御するソフトウェアの処理動作の検証を可能とする、コンピュータ読み取り可能な設計支援プログラムにおいて、
    先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔の許容量を予め設定する第1の手順と、
    先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔を計算する第2の手順と、
    前記第2の手順で計算された先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったかどうかを判断する第3の手順と、
    前記第3の手順において、先行する仮想紙と後続する仮想紙の間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったと判断した場合に、前記表示部に警告表示を行う第4の手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
  2. 前記警告表示として、仮想紙の識別子を表示、仮想紙の位置情報を表示、仮想紙の色を変化、仮想紙の形状を変化、及び仮想紙に印を付与、のうちの少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1記載の設計支援プログラム。
  3. 前記第4の手順において、前記警告表示が行われたときに、仮想紙に関する情報をコンピュータ内の記憶部に記録する第5の手順を有することを特徴とする請求項1記載の設計支援プログラム。
  4. 前記第4の手順において、前記警告表示が行われたときに、仮想紙に関する情報を前記表示部に表示する第6の手順を有することを特徴とする請求項1記載の設計支援プログラム。
  5. 前記仮想紙に関する情報は、前記警告の発生した要因、前記警告の発生した時刻、前記要因の発生した仮想紙の識別子、前記要因の発生した仮想紙の先端部分の位置情報、前記要因の発生した仮想紙の後端部分の位置情報、及び前記仮想紙が存在する前記搬送機構上の位置情報、のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項4に記載の設計支援方法および装置。
  6. 前記第4の手順において、前記警告表示はコンピュータに付随するディスプレイに表示することを特徴とする請求項1記載の設計支援プログラム。
  7. シートが搬送される過程を画像形成装置に設けられた表示部に表示することで、紙搬送機構を制御するソフトウェアの処理動作の検証を可能とする、画像形成装置で実行可能な設計支援プログラムにおいて、
    先行するシートと後続するシートの間隔の許容量を予め設定する第1の手順と、
    先行するシートと後続するシートの間隔を計算する第2の手順と、
    前記第2の手順で計算された先行するシートと後続するシートの間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったかどうかを判断する第3の手順と、
    前記第3の手順において、先行するシートと後続するシートの間隔が、前記第1の手順で設定された前記許容量よりも短くなったと判断した場合に、前記表示部に警告表示を行う第4の手順と、
    を画像形成装置に実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
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