JP4054509B2 - フィールド機器制御システムおよびコンピュータが読取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電プラント等の各種プラントのフィールド機器を制御するフィールド機器制御システムおよびコンピュータが読取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フィールド機器を制御するフィールド機器制御システム50は、図10に示すように、フィールドバス52に接続された複数のプラント機器制御用のスレーブであるフィールド機器53を制御するためのフィールド機器制御システム本体51を有している。
【0003】
フィールド機器制御システム本体51は、フィールドバス52を介して複数のフィールド機器53と自フィールド機器制御システム本体51との間の情報(データ)通信処理を行なうためのフィールドバス通信制御装置(マスタ)54と、フィールド機器53制御用のCPUおよびデータ・プログラム記憶用のメモリを有する主制御装置55と、この主制御装置55(そのメモリ)に組み込まれており、フィールドバス通信制御装置54と主制御装置55との間のデータ入出力処理をコントロールするためのドライバ56とを備えている。
【0004】
このメモリは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−R(コンパクトディスクリコーダブル)、CD−R/W(コンパクトディスクリライタブル)、DVD、ICメモリ等の記憶媒体を含み、主制御装置55は、メモリとしての記憶媒体の種類に応じたドライブ装置を有しており、メモリに対するデータ・プログラムの読書きを行なうようになっている。
【0005】
マスタであるフィールドバス通信制御装置54は、複数のスレーブ(フィールド機器)53に対して1台で構成されている。また、フィールドバス52のデータ伝送路は、図10に示すように、1重の伝送路として構成されている。
【0006】
すなわち、主制御装置55は、ドライバ56に基づく動作により、自主制御装置5に対してフィールド機器53側からフィールドバス通信制御装置54を介して送られてきた機器状態情報(ステータス情報)等を入力する処理、およびフィールド機器53に対する制御等命令等の情報をフィールドバス通信制御装置54を介してフィールド機器53に対して出力する処理等を行なうようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフィールド機器制御システムにおいては、フィールドバス通信制御装置54またはフィールドバス(伝送路)52が故障した場合、フィールド機器53および主制御装置55間のデータ入出力が停止してしまい、フィールド制御装置の信頼性を低下させている。
【0008】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、通信制御装置およびフィールドバスの内の少なくとも一方の二重化を、汎用のフィールドバスを用いて独自のプロトコルを追加することなく実現することにより、フィールド機器制御システムの信頼性を向上させることをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するための請求項1記載の発明によれば、フィールドバスに接続されたフィールド機器を制御するフィールド機器制御システムにおいて、前記フィールド機器を制御するための二重化された常用系の主制御装置及び待機系の主制御装置と、前記常用系の主制御装置及び前記待機系の主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理用の二重化された常用系の通信制御装置及び待機系の通信制御装置とを備え、前記常用系の通信制御装置及び前記待機系の通信制御装置は、前記フィールド機器から前記フィールドバスを介して出力される情報を前記常用系の通信制御装置及び前記待機系の通信制御装置にてそれぞれ受信するために、前記常用系の通信制御装置と前記待機系の通信制御装置に対して割当てられた前記フィールドバスを介したネットワーク上における同一のアドレスをそれぞれ保持し、前記常用系の通信制御装置は、前記常用系の主制御装置から送信されたフィールド機器制御用情報に基づいて、当該フィールド機器に対して前記フィールド機器制御用情報に基づく動作要求を送信する動作要求送信手段と、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受け取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知する常用系の通知手段と、自系に故障が発生しているか否かを判断する常用系の故障判断手段と、前記常用系の故障判断手段により自系に故障が発生していると判断された場合、前記常用系の通信制御装置の動作を停止する手段とを備え、前記待機系の通信制御装置は、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知する待機系の通知手段と、前記常用系の通信制御装置の動作を監視し、この監視により前記常用系の通信制御装置の動作停止を検知したとき、前記待機系の通信制御装置を常用系に切替る切替手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の発明においては、通信制御装置が二重化されており、この二重化された通信制御装置それぞれに同一のアドレスが割当てられているため、一方の装置が故障しても、他方の装置により、対応する主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理を継続することが可能である。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、前記フィールド機器に接続されたフィールドバスは二重化された二重化フィールドバスとして構成されており、前記常用系の通信制御装置は、前記常用系の主制御装置から送信されたフィールド機器制御用情報に基づいて、そのフィールド機器制御用情報に基づく動作要求を前記二重化フィールドバスそれぞれを介して前記フィールド機器に対して送信する動作要求送信手段と、前記二重化フィールドバスの内のどちらか一方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する常用系の第1判断手段と、前記常用系の第1判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知する常用系の第1通知手段と、前記常用系の第1判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスの内の他方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する常用系の第2判断手段と、前記常用系の第2判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知する常用系の第2通知手段と、前記常用系の第2判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスに故障が発生していることを表す情報を前記常用系の主制御装置に通知する常用系の故障発生通知手段とを備え、前記待機系の通信制御装置は、前記二重化フィールドバスの内のどちらか一方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する待機系の第1判断手段と、前記待機系の第1判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知する待機系の第1通知手段と、前記待機系の第1判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスの内の他方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する待機系の第2判断手段と、前記待機系の第2判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知する待機系の第2通知手段と、前記待機系の第2判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスに故障が発生していることを表す情報を前記待機系の主制御装置に通知する待機系の故障発生通知手段とを備えている。
【0013】
請求項2記載の発明においては、通信制御装置を二重化し、さらにフィールドバスを二重化したため、一方の装置が故障しても、他方の装置により、対応する主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理を継続することが可能であり、さらに、一方のフィールドバスに故障が発生した場合でも、他方のフィールドバスにより、情報通信装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理を継続することが可能である。
【0019】
請求項3記載の発明によれば、前記フィールドバスを高周波帯の電波を用いた無線方式により構成している。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、二重化されたフィールドバスを、互いに波長の異なる電波に基づく無線により構成している。
【0021】
請求項3および4記載の発明においては、フィールドバス用のケーブルを敷設する必要をなくし、フィールド機器の配置を自由に行なうことができる。また、ケーブル関連の故障発生を回避してフィールド機器制御システムの信頼性を向上させることができる。
【0022】
上述した目的を達成するための請求項5記載の発明によれば、フィールドバスに接続されたフィールド機器を制御するための二重化された常用系の主制御装置及び待機系の主制御装置と、前記常用系の主制御装置及び前記待機系の主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理用の二重化された常用系の通信制御用コンピュータ及び待機系の通信制御用コンピュータとを備えたフィールド制御システムにおける、前記常用系の通信制御用コンピュータ及び前記待機系の通信制御用コンピュータが読取り可能な記憶媒体であって、前記常用系の通信制御用コンピュータ及び前記待機系の通信制御用コンピュータを、前記フィールド機器から前記フィールドバスを介して出力される情報を前記常用系の通信制御用コンピュータ及び前記待機系の通信制御用コンピュータにてそれぞれ受信するために、前記常用系の通信制御用コンピュータと前記待機系の通信制御用コンピュータに対して割当てられた前記フィールドバスを介したネットワーク上における同一のアドレスをそれぞれ保持するよう動作させる手段と、前記常用系の通信制御用コンピュータを、前記常用系の主制御装置から送信されたフィールド機器制御用情報に基づいて、当該フィールド機器に対して前記フィールド機器制御用情報に基づく動作要求を送信するよう動作させる動作要求送信手段と、前記常用系の通信制御用コンピュータを、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知するよう動作させる常用系の通知手段と、前記常用系の通信制御用コンピューターを、自系に故障が発生しているか否かを判断するよう動作させる常用系の故障判断手段と、前記常用系の通信制御用コンピューターを、前記常用系の故障判断手段により自系に故障が発生していると判断された場合、前記常用系の通信制御用コンピュータの動作を停止するよう動作させる手段と、
前記待機系の通信制御用コンピュータを、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知するよう動作させる待機系の通知手段と、前記待機系の通信制御用コンピュータを、前記常用系の通信制御用コンピュータの動作を監視し、この監視により前記常用系の通信制御用コンピュータの動作停止を検知したとき、前記待機系の通信制御用コンピュータを常用系に切替るよう動作させる切替手段とを備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るフィールド機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【0024】
図1に示すフィールド機器制御システム1は、フィールドバス2に接続された複数のプラント機器制御用のフィールド機器3を制御するためのフィールド機器制御システム本体10を有しており、このフィールド機器制御システム本体(以下、システム本体と呼ぶ)10は二重化された待機冗長構成を有している。
【0025】
すなわち、図1に示すように、システム本体10は、フィールドバス2に接続された入力機器(例えば、電力系プラントであれば、電流値や電圧値等のステータス情報入力機器等)や出力機器(例えば、電力系プラントであれば、オペレータ等の外部に対する表示機器や開閉機器等)を含む複数のフィールド機器3に対する制御系として、二重化制御系、すなわち、常用制御系(以下、単に常用系と呼ぶ)11Aおよび待機制御系(以下、単に待機系と呼ぶ)11Bを備えている。
【0026】
常用系11Aおよび待機系11Bは、フィールドバス2にそれぞれ通信可能に接続されており、自系11Aおよび11Bとフィールド機器3との間の情報通信処理用のフィールドバス通信制御装置12Aおよび12Bと、フィールド機器3制御用のCPU(コンピュータ);およびこのCPUが読取り可能であり、そのCPUの処理に係るデータ・プログラム記憶用のメモリ;を有する主制御装置13Aおよび13Bと、この主制御装置13Aおよび13B(そのメモリ)に組込まれた自フィールドバス通信制御装置および自主制御装置間の情報入出力処理コントロール用のドライバ14Aおよび14Bとをそれぞれ備えている。
【0027】
また、システム本体10は、常用系11A(フィールドバス通信制御装置12A、主制御装置13A)および待機系11B(フィールドバス通信制御装置12B、主制御装置13B)を通信可能に接続する内部バス15を備えている。
【0028】
フィールドバス通信制御装置12Aおよび12Bは、自系11Aおよび11B(ドライバ14Aおよび14B)とフィールド機器3との間の情報通信処理実行用のCPU(コンピュータ);およびこのCPUが読取り可能であり、CPUの処理に係るデータ・プログラムを記憶するためのメモリを備えている。
【0029】
そして、フィールドバス2に接続された常用系フィールドバス通信制御装置12Aおよび待機系フィールドバス通信制御装置12Bに対しては、フィールドバス2を介した情報通信ネットワーク上において、そのフィールドバス通信制御装置12Aおよび12Bを特定するためのアドレスが割当てられている。
【0030】
特に、本実施形態においては、フィールドバス通信制御装置12Aおよび12Bに対して同一のアドレスが割当てられており、割当てられたアドレスは、各フィールド機器3、自フィールドバス通信制御装置12Aおよび12Bにそれぞれ保持されている。
【0031】
常用系11A(フィールドバス通信制御装置12A・常用系主制御装置13A・ドライバ14A)および待機系11B(フィールドバス通信制御装置12B・待機系主制御装置13B・ドライバ14B)は、互いに同一のプログラム(プログラムモジュール)を実行しており、待機系11Bは、常用系11Aと同一の状態を保っている(ホットスタンバイ方式)。
【0032】
次に、本実施形態のフィールド機器制御システム1の全体動作について、フィールドバス通信制御装置12Aおよび12Bの処理を中心に説明する。
【0033】
常用系11Aおよび待機系11Bのフィールドバス通信制御装置(以下、単に通信制御装置と呼ぶ)12Aおよび12Bは、自系11Aおよび11Bに故障が発生したか否かを、例えばハードウエアブロックやソフトウエアモジュール単位で周期的に診断しており(ステップS1)、この判断の結果、故障が発生していないと診断された場合(通常動作時)には(ステップS1→NO)、通信制御装置12Aおよび12Bは、主制御装置13Aおよび14Bのドライバ14Aおよび14Bから最初(1番目)のフィールド機器3に対する出力情報を読み込む(ステップS2)。
【0034】
次いで、通信制御装置12Aおよび12Bは、現在、最初のフィールド機器3に対する出力情報であるため、後述する繰り返し処理のループ端を表すステップS3をスキップして、自通信制御装置が常用系であるか否か判断する(ステップS4)。
【0035】
常用系通信制御装置12AのステップS4の判断の結果はYES(常用系)であるため、通信制御装置12Aは、読み込んだ出力情報が入力器(入力用のフィールド機器)に対するものであるか否か判断する(ステップS5)。
【0036】
ステップS5の判断の結果、出力情報が入力用のフィールド機器に対するものであれば(ステップS5→YES)、通信制御装置12Aは、フィールドバス2を介して対応するフィールド機器3に対して入力要求を送信する(ステップS6)。
【0037】
対応するフィールド機器3は、送信された入力要求に応じて、その要求内容に基づく処理(例えば、状態情報検出処理)を実行し、その入力応答(例えば、検出した状態情報等)を通信制御装置のアドレス宛に送信する。
【0038】
ステップS5の判断の結果、出力情報が出力機器(出力用のフィールド機器)に対するものであれば(ステップS5→NO)、通信制御装置12Aは、フィールドバス2を介して対応する出力用フィールド機器に対して出力情報を送信する(ステップS7)。
【0039】
対応するフィールド機器3は、送信された出力情報に応じて、その情報内容に基づく処理(例えば、開閉動作切換処理等の制御処理)を実行し、その出力応答(例えば、制御処理後の状態情報等)を、フィールドバス2を介して通信制御装置のアドレス宛に送信する。
【0040】
一方、待機系通信制御装置12BのステップS4の判断の結果はNO(待機系)であるため、通信制御装置12Bは、ステップS6あるいはステップS7の入力/出力要求を送信することなく、直接後述するステップS9の処理に移行する。
【0041】
このとき、常用系通信制御装置12Aおよび待機系通信制御装置12Bに対して同一のアドレスが割当てられているため、フィールド機器3から送信された入力応答あるいは出力応答は、常用系通信制御装置12Aおよび待機系通信制御装置12Bに対してそれぞれ送信され、常用系通信制御装置12Aおよび待機系通信制御装置12Bは、送信された入力応答あるいは出力応答(入力/出力応答)をそれぞれ受信処理する(ステップS8)。
【0042】
次いで、常用系通信制御装置12Aは、ループ端を表すステップS9の処理として、上記ループ端を表すステップS3の処理に戻って、ステップS3〜ステップS9の処理を全てのフィールド機器3に対する出力情報に応じて繰り返し行ない(ステップS9)、この結果、全ての出力情報に対応する入力応答/出力応答が常用系通信制御装置12Aおよび待機系通信制御装置12Bにそれぞれ受信される。
【0043】
そして、常用系通信制御装置12Aおよび待機系通信制御装置12Bは、受信した全ての出力情報に対応する入力応答/出力応答を、自系11Aおよび11Bのドライバ14Aおよび14Bに通知して(ステップS10)、処理を終了する。
【0044】
一方、ステップS1の判断の結果、故障が発生していると診断された場合には(故障時;ステップS1→YES)、故障が発生した系の通信制御装置は、自系である故障発生系が常用系11Aであるか否か判断する(ステップS11)。
【0045】
故障発生系が待機系11Bである場合、待機系通信制御装置12BのステップS11の判断の結果はNO(待機系)であるため、待機系通信制御装置12Bは、その通信制御処理、すなわち、ドライバ14Bおよびフィールド機器3間の通信制御処理を停止し、非故障である常用系11Aの通信制御装置12Aは、ステップS2に移行してステップS2〜ステップS10の処理を行なう(ステップS12)。
【0046】
一方、故障発生系が常用系11Aである場合、常用系通信制御装置12AのステップS11の判断の結果はYES(常用系)であるため、常用系通信制御装置12Aは、その通信制御処理、すなわち、ドライバ14Aおよびフィールド機器3間の通信制御処理を停止し、待機系通信制御装置12Bは、常用系通信制御装置12Aの動作を監視しており、常用系通信制御装置12Aに対する故障発生(通信制御処理停止)を検知して自系(待機系)を常用系に切替え、常用系通信制御装置12Bとして、ステップS2に移行してステップS2〜ステップS10の処理を行なう(ステップS13)。
【0047】
この結果、常用系11Aに故障が発生した場合においても、待機系11Bの通信制御装置12Bの処理により、フィールドバス2を介した主制御装置13B(ドライバ14B)およびフィールド機器3間の情報入出力処理が継続して行なわれる。
【0048】
以上述べたように、本実施形態のフィールド機器制御システム1によれば、フィールド機器制御系を常用系11Aおよび待機系11Bとして二重化し、二重化した常用系11Aおよび待機系11Bの通信制御装置12Aおよび12Bに対して同一のアドレスを割当てているため、待機系通信制御装置12Bに対して常用系通信制御装置12Aと同一の入出力応答を送信することができる。
【0049】
したがって、常用系11Aに故障が発生した場合においても、フィールド機器3に対する入出力要求送信処理、および待機系通信制御装置12Bに対して送信された入出力応答をドライバ14Bに対して通知する処理を含むフィールドバス2を介した主制御装置13B(ドライバ14B)およびフィールド機器3間の情報入出力処理を継続して行なうことができるため、フィールド機器制御装置10の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0050】
また、常用系と待機系との各通信制御装置に同一のアドレスを割り付けることにより、待機系は、フィールド機器から常用系への入力応答および出力応答を受信することができるため、常にプラントの最新状態を保持することができる。したがって、常用系から待機系に動作が切り替わった際に、プラントの状態を更新する必要がなく、各通信制御装置に異なるアドレスを割当てる場合に比べて切り替わりの処理に要する時間が短縮され、システムの稼動率を向上させることができる。
【0051】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るフィールド機器制御システムの概略構成を示すブロック図である。
【0052】
図3に示すフィールド機器制御システム1Aにおいて、前掲図1に示すフィールド機器制御システム1と同等の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化している。
【0053】
本実施形態においては、図3に示すように、フィールドバス2および複数のフィールド機器3は、それぞれ二重化された待機冗長構成を有している。
【0054】
すなわち、フィールドバス2は、常用系フィールドバス2Aおよび待機系フィールドバス2Bから構成されており、複数のフィールド機器3は、常用系フィールドバス2Aに接続された常用系フィールド機器3A(3A1〜3A3)と、待機系フィールドバス2Bに接続された、常用系フィールド機器3A(3A1〜3A3)と同一種類の待機系フィールド機器3B(3B1〜3B3)とから構成されている。
【0055】
そして、本実施形態のシステム本体20は、常用系フィールドバス2Aに接続された入出力機器を含む常用系フィールド機器3Aに対する制御系として、常用系11Aを備えており、さらに、待機系フィールドバス2Bに接続された待機系フィールド機器3Bに対する制御系として待機系11Bを備えている。
【0056】
常用系11Aは、常用系フィールドバス2Aに接続されており、自系11Aおよび常用系フィールド機器3A間の情報通信処理を行なうフィールドバス通信制御装置(通信制御装置)21Aを備えており、待機系11Bは、待機系フィールドバス2Bに接続されており、自系11Bおよび待機系フィールド機器3B間の情報通信処理を行なうフィールドバス通信制御装置(通信制御装置)21Bを備えている。
【0057】
次に、本実施形態のフィールド機器制御システム1Aの全体動作について、フィールドバス通信制御装置21Aおよび21Bの処理を中心に説明する。
【0058】
第1実施形態と同様に、常用系11Aおよび待機系11Bの通信制御装置21Aおよび21Bは、ステップS1〜S3の処理を行ない、通常動作時において、所定の常用系フィールド機器3Aおよび待機系フィールド機器3Bに対する出力情報を読み込む。
【0059】
このとき、本実施形態においては、常用系通信制御装置21Aおよび待機系通信制御装置21Bは、所定のフィールド機器3Aおよび3Bから読み込んだ出力情報が入力機器3に対するものであるか否かを最初に判断する(ステップS20)。
【0060】
ステップS20の判断の結果、出力情報が入力機器(入力用フィールド機器)に対するものであれば(ステップS20→YES)、常用系通信制御装置21Aおよび待機系通信制御装置21Bは、第1実施形態と同様に、ステップS6の処理を対応する常用系フィールド機器3Aおよび待機系フィールド機器3Bに対してそれぞれ行なうことにより、常用系フィールド機器3Aおよび待機系フィールド機器3Bに対して入力要求を送信し、対応する常用系フィールド機器3Aおよび待機系フィールド機器3Bから送信されてきた入力応答は、対応する常用系通信制御装置12Aおよび待機系通信制御装置12Bにそれぞれ受信処理される(ステップS8A)。
【0061】
一方、ステップS20の判断の結果、出力情報が出力機器3に対するものであれば(ステップS20→NO)、常用系通信制御装置21Aおよび待機系通信制御装置21Bは、自通信制御装置が常用系であるか否か判断する(ステップS21)。
【0062】
常用系通信制御装置21AのステップS21の判断の結果はYES(常用系)であるため、通信制御装置21Aは、ステップS7の処理を対応する常用系フィールド機器3Aに対して行なうことにより、対応する常用系フィールド機器3Aから送信されてきた出力応答が対応する常用系通信制御装置12Aに受信処理される(ステップS8B)。
【0063】
一方、待機系通信制御装置21BのステップS21の判断の結果はNO(待機系)であるため、通信制御装置21Bは、通常動作時において、同一種類のフィールド機器3Aおよび3Bに対して異なる出力情報が送信されることを避けるため、ステップS7、S8Bの出力情報送信処理を行なうことなく、後述するステップS9の処理に移行する。
【0064】
以下、常用系通信制御装置21Aは、ループ端を表すステップS9の処理として、上記ループ端を表すステップS3の処理に戻って、ステップS3、ステップS20、S21、S6〜S8A、S8Bの処理を繰り返し行ない(ループ)、全ての常用系フィールド機器3Aへの出力情報に対応する入出力処理を実行し(ステップS9)、この結果、全ての出力情報に対応する常用系フィールド機器3Aからの入力応答/出力応答が常用系通信制御装置12Aにそれぞれ受信される。
【0065】
一方、待機系通信制御装置21Bは、ループ端を表すステップS9の処理として、上記ループ端を表すステップS3の処理に戻って、ステップS3、ステップS20、S21、S6〜S7の処理を繰り返し行ない(ループ)、待機系フィールド機器3Bにおける全ての入力機器(入力用フィールド機器3)への出力情報に対応する入力処理を実行し(ステップS9)、この結果、待機系フィールド機器3Bにおける全ての入力機器からの入力応答が待機系通信制御装置21Bにそれぞれ受信される。
【0066】
以下、ステップS10の処理により、常用系11Aのドライバ14Aには、常用系フィールド機器3Aへの全出力情報に対応する入力応答/出力応答が通知され、待機系14Bのドライバ14Bには、待機系フィールド機器3Bにおける入力機器への全出力情報に対応する入力応答が通知される。
【0067】
そして、本実施形態においても、ステップS1の判断の結果、故障時においては(ステップS1→YES)、例えば、故障発生系が待機系11Bである場合、非故障である常用系11Aの通信制御装置21Aにより常用系フィールド機器3Aに対してステップS2、S3、ステップS0、S21、S6〜S8A、S8Bの処理が繰り返し行なわれ、主制御装置13A(ドライバ14A)および常用系フィールド機器3A間の情報入出力処理が継続して行なわれる(ステップS11〜S12参照)。
【0068】
一方、例えば、故障発生系が常用系11Aである場合、その常用系11Aの故障発生(常用系通信制御装置21Aの動作停止)が通信制御装置21Bに検知されて通信制御装置21Bが常用系に切替えられ、この通信制御装置21Bにより、ステップS2、S3、ステップS0、S21、S6〜S8A、S8Bの処理が繰り返し行なわれ、主制御装置13B(ドライバ14B)および待機系フィールド機器3B間の情報入出力処理が継続して行なわれる(ステップS11、S13参照)。
【0069】
この結果、第1実施形態と同様に、常用系11Aに故障が発生した場合においても、待機系11Bの通信制御装置21Bの処理により、フィールドバス2を介した主制御装置13B(ドライバ14B)および待機系フィールド機器3B間の情報入出力処理が継続して行なわれる。
【0070】
特に、本実施形態によれば、フィールド機器3を二重化(常用系フィールド機器3Aおよび待機系フィールド機器3B)しているため、例えば、常用系フィールド機器3Aの内の少なくとも1つ(例えば、フィールド機器3A1)に故障が発生した場合においても、そのフィールド機器3A1に対応する待機系フィールド機器3B1に対して待機系通信制御装置21Bにより上述したステップS2、S3、ステップS0、S21、S6〜S8A、S8Bの処理が行なわれることにより、その故障フィールド機器3A1と同一のフィールド機器3B1および主制御装置13B(ドライバ14B)間の情報入出力処理を継続して行なうことができる。
【0071】
したがって、第1実施形態の効果に加えて、二重化したフィールド機器3のどちらか一方に故障が発生しても、故障発生フィールド機器と同一種のフィールド機器を含む全ての種類のフィールド機器3に対する入出力要求送信処理および入出力応答受信処理を継続して行なうことができ、第1実施形態と比較して、フィールド機器制御装置20の信頼性をさらに向上させることができる。
【0072】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係るフィールド機器制御システム1Bの概略構成を示すブロック図である。なお、前掲図1に示すフィールド機器制御システム1と同等の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化している。
【0073】
本実施形態においては、図5に示すように、システム本体30は、入力機器および出力機器を含む複数のフィールド機器3を制御するための一重化制御系11を備えている。
【0074】
この制御系11は、第1実施形態で示した常用制御系11Aあるいは待機系制御系11Bと同様の構成を有しており、自系11とフィールド機器3との間の情報通信処理用のフィールドバス通信制御装置31と、フィールド機器3制御用の主制御装置13と、この主制御装置13に組込まれたドライバ14とを備えている。
【0075】
そして、本実施形態においては、各フィールド機器3は、二重化された伝送路(I系フィールドバス32A、II系フィールドバス32B)にそれぞれ接続されており、フィールドバス通信制御装置(通信制御装置)31は、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bに通信可能に接続されている。
【0076】
次に本実施形態のフィールド機器制御システム1Bの全体動作について、通信制御装置31の処理を中心に説明する。
【0077】
本実施形態において、通信制御装置31は、第1実施形態と同様に、ステップS1〜S3の処理を行ない、通常動作時において、フィールド機器3にする出力情報を読み込む。なお、ステップS1の判断の結果、故障発生の場合(ステップS1→YES)の場合には、通信制御装置31は、処理を終了する。
【0078】
次いで、通信制御装置31は、ステップS5の入力機器(入力用フィールド機器・出力機器(出力用フィールド機器)判断処理を行ない、出力情報が入力機器に対するものであれば(ステップS5→YES)、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bそれぞれを介して対応するフィールド機器(入力用フィールド機器)3に対して入力要求を送信する(ステップS30)。
【0079】
一方、出力情報が出力機器3に対するものであれば(ステップS5→NO)、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bそれぞれを介して対応するフィールド機器3に対して出力情報を送信する(ステップS31)。
【0080】
次いで、通信制御装置31は、I系フィールドバス32Aから入力応答あるいは出力応答(入力/出力応答)が送信されてきたか否か判断する(ステップS32)。
【0081】
このとき、入力要求に対応するフィールド機器3は、送信された入力要求に応じて、その要求内容に基づく処理を実行して、入力応答をI系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bを介して通信制御装置31のアドレス宛に送信し、また、出力情報に対応するフィールド機器3は、送信された出力情報に応じて、その内容に基づく処理を実行して、出力応答をI系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bを介して通信制御装置31のアドレス宛に送信する。
【0082】
今、I系フィールドバス32Aに故障が発生していない場合には、入力/出力用フィールド機器3からの入力/出力応答はI系フィールドバス32Aを介して通信制御装置31に正確に送信されるため、通信制御装置31のステップS32の判断はYESとなり、通信制御装置31は、I系フィールドバス32Aを介して送信されてきた入力/出力応答を採用して受信処理して(ステップS33)、ステップS9の処理に移行する。
【0083】
一方、I系フィールドバス32Aに故障が発生している場合には、入力/出力機器用フィールド機器3からの入力/出力応答はI系フィールドバス32Aを介して通信制御装置31に送信されないため、通信制御装置31のステップS32の判断はNOとなり、通信制御装置31は、II系フィールドバス32Bから入力/出力応答が送信されてきたか否か判断する(ステップS34)。
【0084】
今、II系フィールドバス32Bに故障が発生していない場合には、入力/出力機器3からの入力/出力応答はII系フィールドバス32Bを介して通信制御装置31に正確に送信されるため、通信制御装置31のステップS34の判断はYESとなり、通信制御装置31は、II系フィールドバス32Bを介して送信されてきた入力/出力応答を採用して受信処理して(ステップS35)、ステップS9の処理に移行する。
【0085】
そして、通信制御装置30は、ループ端を表すステップS9の処理として、上記ループ端を表すステップS3の処理に戻って、ステップS3、S5、S30〜S35の処理を繰り返し行ない(ループ)、全てのフィールド機器3への出力情報に対応する入出力処理を実行し(ステップS9)、この結果、全ての出力情報に対応する入力応答/出力応答が通信制御装置31にそれぞれ受信される。
【0086】
そして、通信制御装置31は、受信した全ての出力情報に対応する入力応答/出力応答を、ドライバ14に通知して(ステップS10)、処理を終了する。
【0087】
一方、ステップS3、S5、S30〜S35の処理中において、II系フィールドバス32Bに対して故障が発生した場合には、入力/出力用フィールド機器3からの入力/出力応答はII系フィールドバス32Bを介して通信制御装置31に送信されないため、通信制御装置31のステップS34の判断はNOとなり、通信制御装置31は、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bの故障(両系故障)をドライバ14に通知して(ステップS36)、処理を終了する。
【0088】
すなわち、本実施形態においては、通信制御装置31および各フィールド機器3間を通信可能に接続するフィールドバスを二重化し、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bとして構成したため、通常動作時において使用されるI系フィールドバス32Aに対して故障が発生しても、他方のII系フィールドバス32Bを介して、通信制御装置31および各フィールド機器3間の情報入出力処理を継続して行なうことができる(ステップS32、S34およびS35参照)ため、フィールド機器制御装置30の信頼性を向上させることができる。
【0089】
(第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4の実施の形態に係るフィールド機器制御システム1Cの概略構成を示すブロック図である。
【0090】
図7に示すフィールド機器制御システム1Cにおいて、前掲図1に示すフィールド機器制御システム1と同等の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略または簡略化している。
【0091】
本実施形態のシステム本体40は、第1実施形態と同様に、複数のフィールド機器3に対する制御系として、二重化制御系、すなわち、常用系11Aおよび待機系11Bを備えている。
【0092】
常用制御系11Aおよび待機系制御系11Bは、第1実施形態と同様に、自系11Aおよび11Bとフィールド機器3との間の情報通信処理用のフィールドバス通信制御装置41Aおよび41Bと、フィールド機器3制御用の主制御装置13Aおよび13Bと、この主制御装置13Aおよび13Bにそれぞれ組込まれたドライバ14Aおよび14Bとを備えている。
【0093】
本実施形態においては、第3実施形態と同様に、各フィールド機器3は、二重化された伝送路(I系フィールドバス32A、II系フィールドバス32B)にそれぞれ接続されており、フィールドバス通信制御装置(通信制御装置)41Aおよび41Bは、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bに通信可能にそれぞれ接続されている。
【0094】
次に本実施形態のフィールド機器制御システム1Cの全体動作について、通信制御装置41Aおよび41Bの処理を中心に説明する。
【0095】
第1実施形態と同様に、常用系11Aおよび待機系11Bの通信制御装置41Aおよび41Bは、ステップS1〜S7の処理を行ない、自系11Aおよび11Bのドライバ14Aおよび14Bから送られた出力情報に対応する入力機器あるいは出力機器(入力用フィールド機器3あるいは出力用フィールド機器3)に対して入力要求あるいは出力情報を送信する。
【0096】
次いで、通信制御装置41Aおよび41Bは、それぞれ第3実施形態のステップS30〜ステップS36の処理、すなわち、I系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bの故障発生の有無判定処理(ステップS32、ステップS34参照)、非故障のフィールドバス32Aあるいは32Bを介して送信された入力/出力応答受信処理(ステップS33、ステップS35参照)および両系故障発生時における両系故障通知処理(ステップS36参照)を実行し、上記ステップS3〜ステップS7、ステップS30〜ステップS36、ステップS9の処理を全ての出力情報に対して繰り返し実行する。
【0097】
そして、本実施形態では、通信制御装置41Aおよび41Bは、常用系11Aおよび待機系11Bの内のどちらか一方に対する故障発生時(ステップS1→YES)において、ステップS11〜ステップS13の処理、すなわち、待機系側故障発生時における待機系通信制御装置41Bの通信制御停止処理(ステップS11〜S12参照)、常用系側故障発生時における通信制御装置41Bの制御権切替処理および常用系としての通信制御処理(ステップS11、ステップS13参照)を実行することにより、非故障の制御系(常用系あるいは待機系)の通信制御装置41Aあるいは41BによるステップS2〜S5、ステップS30〜S33、ステップS9〜S10の処理、すなわち、非故障フィールドバス(I系フィールドバス32AあるいはII系フィールドバス32B)を経由したフィールド機器3および非故障制御系(常用系11Aあるいは11B)間の情報入出力処理を繰り返し実行する。
【0098】
この結果、本実施形態においては、第1実施形態と同様に、仮に常用系11Aに故障が発生した場合においても、非故障フィールドバス(I系フィールドバス32AあるいはII系フィールドバス32B)を介した待機系11Bの主制御装置13B(ドライバ14B)および各フィールド機器3間の情報入出力処理を継続して行なうことができるため、フィールド機器制御装置40の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0099】
さらに、本実施形態においては、上記効果に加えて、通常動作時において使用されるI系フィールドバス32Aに対して故障が発生しても、他方のII系フィールドバス32Bを介して、通信制御装置41Aおよび41Bおよび各フィールド機器3間の情報入出力処理を継続して行なうことができるため、上記効果に加えて、フィールド機器制御装置40の信頼性をさらに向上させることができる。
【0100】
なお、上述した各実施形態においては、フィールド機器および通信制御装置を接続する伝送路を単に“フィールドバス”と記載したが、このフィールドバス(伝送路)を、ケーブルを用いた有線方式により実現することも可能であり、また、高周波帯の電波を用いた無線方式により実現することも可能である。
【0101】
例えば、無線方式のフィールドバスを有するフィールド機器制御システム1Dの概略構成を図9に示す。
【0102】
図9においては、第4実施形態のフィールド機器制御システム1Cにおいて、二重化したI系フィールドバス32AおよびII系フィールドバス32Bを、それぞれ周波数帯域(波長帯)の異なる電波に基づく無線32A1、32B1で実現した例を示す。
【0103】
この変形例によれば、フィールドバス(伝送路)を無線で構築したことにより、フィールドバスとしてのケーブルを敷設する必要がなくなり、ケーブル自体に関連したフィールドバス故障を無くしてフィールド機器制御装置の信頼性を向上させることができる。また、無線であるため、複数のフィールド機器の配置に関する自由度を向上させることができ、ケーブルコストおよびケーブル敷設に係るコストを激減させることができる。
【0104】
特に、本システムを電力系プラントに適用するような場合、フィールド機器は、プラント機器の動作により生じる高電圧サージの影響を受けやすくなる。フィールド機器の入力部は一般的に絶縁されているが、絶縁耐力以上のサージが入ると通常は短絡モードで故障する。このとき、フィールド機器内の電気信号がフィールドバスに流れ出すことになる。
【0105】
このような事態が発生すると、各通信制御装置と複数のフィールド機器とが電気ケーブルで接続されていると、通信制御装置は、1つのフィールド機器の故障により、それにつながる他の全てのフィールド機器と通信できなくなる。
【0106】
したがって、通信制御装置とフィールド機器との間に絶縁手を設けることは、上記フィールド機器故障による影響を最小限度で食い止めるためには、非常に有効である。
【0107】
そこで、上記通信制御装置とフィールド機器との間を通信可能に絶縁するには、本変形例で説明した無線による伝送方式の他に光ケーブルによる伝送方式を用いることも考えられる。
【0108】
しかしながら、フィールド機器は、プラント機器の近傍に設置されることが多く、光ケーブルを伝送路(伝送ケーブル)として用いた場合には、その取り扱いが非常に煩雑になる。また、通信制御装置と複数のフィールド機器は、いわゆるマルチドロップ方式で接続されるため、フィールド機器の追加により全体の光レベルを調整しなければならず、ダイナミックレンジの狭い光伝送装置にとっては、上記光レベルの調整が非常に困難であった。
【0109】
これに対して、本変形例の無線方式を採用すれば、上記光ケーブルの取り扱いや光レベル調整等の煩雑な操作行為を行なうことなくデータ通信を行なうことができるため、煩雑な操作行為が不要となり、本システムの実用性をさらに向上おさせることができる。
【0110】
なお、無線方式のフィールドバスは、他の実施形態のフィールド機器制御システムに対しても適用可能であることは明白である。
【0111】
【発明の効果】
本発明によれば、常用系通信制御装置と待機系通信制御装置に対して同一アドレスを割当てることにより、独自のプロトコルを用いることなく通信制御装置の二重化を実現し、一方の装置が故障しても、非故障の通信制御装置により、対応する主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理を継続することができるため、フィールド機器制御システムの信頼性を向上させることができる。
【0112】
本発明によれば、通信制御装置を二重化し、さらにフィールドバスを二重化にしたことにより、二重化通信制御装置の一方が故障しても、フィールドバスを介したフィールド機器との情報通信を継続することができ、また、一方のフィールドバスに故障が発生しても、他方のフィールドバスでフィールド機器に対する情報通信処理を継続することができる。したがって、通信制御装置故障およびフィールドバス(伝送路)故障に対する信頼性を大幅に向上させることができる。
【0115】
本発明によれば、フィールドバスを無線方式で実現したため、フィールドバス用のケーブルを敷設する必要がなくなる。
【0116】
したがって、ケーブル関連の故障発生を回避し、フィールド機器の配置自由度を向上させ、さらに、ケーブル自体のコストおよびケーブル敷設コストをそれぞれ激減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフィールド機器制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるフィールドバス通信制御装置の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るフィールド機器制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるフィールドバス通信制御装置の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るフィールド機器制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第3実施の形態におけるフィールドバス通信制御装置の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るフィールド機器制御装置の概略構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第4実施の形態におけるフィールドバス通信制御装置の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るフィールド制御装置の変形例を示すブロック図。
【図10】従来のフィールド機器制御装置の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1、1A〜1D フィールド機器制御システム
2 フィールドバス
2A 常用フィールドバス
2B 待機フィールドバス
3 フィールド機器
3A、3A1〜3A3 常用系フィールド機器
3B、3B1〜3B3 待機系フィールド機器
10、20、30、40 フィールド機器制御システム本体
11A 常用制御系
11B 待機制御系
12A、12B、21A、21B、31、41A、41B フィールドバス通信制御装置
13A、13B 主制御装置
14A、14B ドライバ
15 内部バス
32A、32A1 I系フィールドバス
32B、32B1 II系フィールドバス
Claims (5)
- フィールドバスに接続されたフィールド機器を制御するフィールド機器制御システムにおいて、
前記フィールド機器を制御するための二重化された常用系の主制御装置及び待機系の主制御装置と、
前記常用系の主制御装置及び前記待機系の主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理用の二重化された常用系の通信制御装置及び待機系の通信制御装置とを備え、
前記常用系の通信制御装置及び前記待機系の通信制御装置は、前記フィールド機器から前記フィールドバスを介して出力される情報を前記常用系の通信制御装置及び前記待機系の通信制御装置にてそれぞれ受信するために、前記常用系の通信制御装置と前記待機系の通信制御装置に対して割当てられた前記フィールドバスを介したネットワーク上における同一のアドレスをそれぞれ保持し、
前記常用系の通信制御装置は、
前記常用系の主制御装置から送信されたフィールド機器制御用情報に基づいて、当該フィールド機器に対して前記フィールド機器制御用情報に基づく動作要求を送信する動作要求送信手段と、
前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受け取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知する常用系の通知手段と、
自系に故障が発生しているか否かを判断する常用系の故障判断手段と、
前記常用系の故障判断手段により自系に故障が発生していると判断された場合、前記常用系の通信制御装置の動作を停止する手段とを備え、
前記待機系の通信制御装置は、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知する待機系の通知手段と、
前記常用系の通信制御装置の動作を監視し、この監視により前記常用系の通信制御装置の動作停止を検知したとき、前記待機系の通信制御装置を常用系に切替る切替手段とを備えることを特徴とするフィールド機器制御システム。 - 前記フィールド機器に接続されたフィールドバスは二重化された二重化フィールドバスとして構成されており、
前記常用系の通信制御装置は、
前記常用系の主制御装置から送信されたフィールド機器制御用情報に基づいて、そのフィールド機器制御用情報に基づく動作要求を前記二重化フィールドバスそれぞれを介して前記フィールド機器に対して送信する動作要求送信手段と、
前記二重化フィールドバスの内のどちらか一方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する常用系の第1判断手段と、
前記常用系の第1判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知する常用系の第1通知手段と、
前記常用系の第1判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスの内の他方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する常用系の第2判断手段と、
前記常用系の第2判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知する常用系の第2通知手段と、
前記常用系の第2判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスに故障が発生していることを表す情報を前記常用系の主制御装置に通知する常用系の故障発生通知手段とを備え、
前記待機系の通信制御装置は、
前記二重化フィールドバスの内のどちらか一方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する待機系の第1判断手段と、
前記待機系の第1判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知する待機系の第1通知手段と、
前記待機系の第1判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスの内の他方を介して前記フィールド機器から前記アドレス宛に前記動作要求に対応する応答情報が送信されてきたか否か判断する待機系の第2判断手段と、
前記待機系の第2判断手段により応答情報が送信されてきていると判断された際に、送信されてきた応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知する待機系の第2通知手段と、
前記待機系の第2判断手段により応答情報が送信されていないと判断された際に、前記二重化フィールドバスに故障が発生していることを表す情報を前記待機系の主制御装置に通知する待機系の故障発生通知手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載のフィールド機器制御システム。 - 請求項1記載のフィールド機器制御システムにおいて、前記フィールドバスを高周波帯の電波を用いた無線方式により構成したことを特徴とするフィールド機器制御システム。
- 請求項2記載のフィールド機器制御システムにおいて、二重化されたフィールドバスを、互いに波長帯の異なる電波に基づく無線により構成したことを特徴とするフィールド機器制御システム。
- フィールドバスに接続されたフィールド機器を制御するための二重化された常用系の主制御装置及び待機系の主制御装置と、前記常用系の主制御装置及び前記待機系の主制御装置と前記フィールド機器との間の前記フィールドバスを介した情報通信処理用の二重化された常用系の通信制御用コンピュータ及び待機系の通信制御用コンピュータとを備えたフィールド制御システムにおける、前記常用系の通信制御用コンピュータ及び前記待機系の通信制御用コンピュータが読取り可能な記憶媒体であって、
前記常用系の通信制御用コンピュータ及び前記待機系の通信制御用コンピュータを、前記フィールド機器から前記フィールドバスを介して出力される情報を前記常用系の通信制御用コンピュータ及び前記待機系の通信制御用コンピュータにてそれぞれ受信するために、前記常用系の通信制御用コンピュータと前記待機系の通信制御用コンピュータに対して割当てられた前記フィールドバスを介したネットワーク上における同一のアドレスをそれぞれ保持するよう動作させる手段と、
前記常用系の通信制御用コンピュータを、前記常用系の主制御装置から送信されたフィールド機器制御用情報に基づいて、当該フィールド機器に対して前記フィールド機器制御用情報に基づく動作要求を送信するよう動作させる動作要求送信手段と、
前記常用系の通信制御用コンピュータを、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記常用系の主制御装置へ通知するよう動作させる常用系の通知手段と、
前記常用系の通信制御用コンピューターを、自系に故障が発生しているか否かを判断するよう動作させる常用系の故障判断手段と、
前記常用系の通信制御用コンピューターを、前記常用系の故障判断手段により自系に故障が発生していると判断された場合、前記常用系の通信制御用コンピュータの動作を停止するよう動作させる手段と、
前記待機系の通信制御用コンピュータを、前記フィールド機器から前記アドレス宛に送信された前記動作要求に対応する応答情報を受取り、受け取った応答情報を前記待機系の主制御装置へ通知するよう動作させる待機系の通知手段と、
前記待機系の通信制御用コンピュータを、前記常用系の通信制御用コンピュータの動作 を監視し、この監視により前記常用系の通信制御用コンピュータの動作停止を検知したとき、前記待機系の通信制御用コンピュータを常用系に切替るよう動作させる切替手段と
を備えたことを特徴とするコンピュータが読取り可能な記憶媒体。
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