JP2007142782A - プロトコル変換装置とこれを用いた二重化データ伝送システム - Google Patents

プロトコル変換装置とこれを用いた二重化データ伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 二重化データ伝送用のゲートウェイにおいて生じる等値化に伴うデータの不連続性や送信順序の乱れを防止する。
【解決手段】 プロトコル変換装置が待機系または稼動系のいずれの状態であるかを記憶する制御系記憶手段18と、そのプロトコル変換装置が正常状態または異常状態であるかを判断する自己診断手段15と、正常状態または異常状態に関する信号を他のプロトコル変換装置と送受信するための状態通信手段16と、状態通信手段16が受信した前記信号が異常状態を示す異常信号であり、該異常信号を受信したプロトコル変換装置が制御系記憶手段18の記憶内容に照らして待機系である場合には、該異常信号を受信したプロトコル変換装置に接続されているコントローラに受信したデータを送信するように通信経路を切り換える通信経路切換手段17とを含んでなるプロトコル変換装置1a、1b、およびこれを用いた二重化プロトコル変換システム7を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、異なる通信プロトコルをもつネットワーク同士の間に設けられるプロトコル変換装置と、これを用いた二重化データコントロールシステムと二重化データ伝送システムとに関する。
従来より、互いに信号形態が異なる2つのネットワーク間において信頼性の高いデータ伝送を行うために、2つのネットワーク間を接続するゲートウェイを同じ構成の二台のゲートウェイにより二重化構成にすることが知られている。このような二重化構成では、各ゲートウェイの通信状態を常に監視しておく必要がある。例えば、この2つのゲートウェイの一方が、ネットワークに対して経路制御情報を所定の周期でブロードキャストし、他のゲートウェイがそれを受信することを検知することによって、そのゲートウェイが正常に動作していると判断することができる。一方、経路制御情報がブロードキャストされる周期より長い所定の時間を経過しても経路制御情報が他のゲートウェイに届かない場合には、そのゲートウェイがダウンしているものと他のゲートウェイが判断することができる。
しかしながら、障害を検出するためにネットワーク上にブロードキャストされる経路制御情報を長時間にわたって監視し続けることは、時間的な制約という観点から適切ではないことがある。そのような制約を解消するために、例えば、特許文献1には、異なる信号形態をとる2つのネットワーク間に二重化構成としたゲートウェイであって、各ゲートウェイから送られるフレーム情報に基づいて制御系のゲートウェイの障害発生を検知して、待機系のゲートウェイを制御系に切り替える制御権切替手段を含むデータ伝送装置を含むゲートウェイを用いた二重化データ伝送システムが記載されている。
具体的には、特許文献1によれば、はじめは、二重化されている同じ構成の二台のゲートウェイの一方が稼動系(またはアクティブ状態)、他方が待機系(またはバックアップ状態)となるように設定されている。そして、稼動系にあるゲートウェイから一定周期で送られるステータスフレームの内容が異常状態である場合、ゲートウェイアクティブ要求フレームを受信した場合、または、フレーム送出要求手段がステータス要求フレームを送出した後においてもステータスフレームを受信できない場合には、待機系にあるゲートウェイが稼動系へと遷移する。一方、稼動系にあるゲートウェイは、相手方のゲートウェイからゲートウェイバックアップ要求フレームを受信した場合には、待機系の状態に遷移する。
なお、制御システムでのIO伝送のような通信の場合にも同じコントローラを二台設ける二重化システムが採用される。この場合には、データの同一性を保証するために二台のコントローラ間において入出力データの等値化が行われている。図5に、従来のプロトコル変換装置100a、100bと、コントローラ200a、200bとを含む二重化データ伝送システムの構成を示す。この図5では、コントローラ200a、200bがサポートする伝送プロトコルAと、ネットワーク6がサポートする伝送プロトコルBとは、互いに通信プロトコルが異なっている。そして、伝送プロトコルAとBとの間にプロトコル変換装置100a、100b(または、リンクデバイス:「LD」ともいう)が設けられている。このプロトコル変換装置100a、100bは、伝送プロトコルAの形式でネットワークからデータをそれぞれ受信し、この受信したデータを伝送プロトコルBの形式へと変換してコントローラ200a、200bにそれぞれ送信している。ここで、コントローラが冗長化されている場合には、上記の処理は、稼動系と待機系との両方のプロトコル変換装置においてそれぞれ行われる。そして、図5のコントローラ間接続ケーブル4を介して、双方のコントローラ200a、200bの受信したデータの等値化処理が行われる。
しかしながら、上記の場合のように両方のプロトコル変換装置100a、100bの動作タイミングにずれが生じた場合には、コントローラ200aおよび200bの等値化に伴い問題が発生することがある。具体的には、図6に示すように、コントローラ200および200aの等値化において、例えばプロトコル変換装置100a、100bにおいてプロトコル変換の動作タイミングに誤差が発生した場合には、これに接続されているコントローラ200aおよび200bの間でデータの連続性(またはデータの送信順序)が乱れることがある(図6において、データ2の後に旧データであるデータ1がみえてしまう場合が相当する)。この場合には、データの連続性や送信順序に問題が生じることになるので、コントローラにとっては重大な問題である。
このようなコントローラ200aおよび200b間の等値化における問題は、稼動系および待機系の各プロトコル変換装置100aおよび100bから、そのプロトコル変換装置に接続されているコントローラ200aおよび200bに対してデータが2回送信されることによるものである。
そのため、プロトコル変換装置間でそれぞれの稼動状態を確認することが望ましいが、ここに特許文献1に開示されている考え方を適用すると、コントローラ200a、200bに対する負荷が大きくなりうるという問題がある。
特開平8-172449号公報
そのため、等値化に伴うデータの連続性や送信順序に問題が生じることのない新しいプロトコル変換装置が要求されている。
本発明は、二重化構造において、コントローラへのデータ送信を複数あるプロトコル変換装置のうちの1つが行うことにより、上記の処理のようなデータの連続性や送信順序の乱れを解消するものである。
具体的には、本発明は、
一方が稼動系となり他方が待機系となる二台のプロトコル変換装置を含む二重化プロトコル変換システムを構成するためのプロトコル変換装置であって、
そのプロトコル変換装置が待機系または稼動系のいずれの状態であるかを記憶する制御系記憶手段と、
そのプロトコル変換装置が正常状態または異常状態であるかを判断する自己診断手段と、
正常状態または異常状態に関する信号を他のプロトコル変換装置と送受信するための状態通信手段と、
該状態通信手段が受信した前記信号が異常状態を示す異常信号であり、該異常信号を受信したプロトコル変換装置が前記制御系記憶手段の記憶内容に照らして待機系である場合には、該異常信号を受信したプロトコル変換装置に接続されているコントローラに対して受信したデータを送信するように通信経路を切り換える通信経路切換手段と
を含んでなるプロトコル変換装置を提供する。
上記のプロトコル変換装置によれば、接続ポートなどの状態通信手段を介して二台のプロトコル変換装置が互いに他の通信状態を認識し、その状態(正常状態または異常状態)に応じて稼動系と待機系とを切り換えることができる。このような通信経路の切り換えによって、正常状態である稼動系となっているプロトコル変換装置からこれに接続されているコントローラにデータを送信し、一方、他方の待機系となっているプロトコル変換装置はコントローラに対してデータを送信しないようにすることができる。そのため、従来技術において問題となったデータの連続性や送信順序の乱れを解消することができる。
また、コントローラよりもネットワークに近い場所に位置しているプロトコル変換装置によって稼動系と待機系との通信経路の切り換えが行われるので、異常状態における通信経路の切り換えをより迅速に行うことができる。
ここで、上記の「異常状態」とは、前記プロトコル変換装置と前記ネットワークとの間の接続、または、前記プロトコル変換装置と前記コントローラとの間の接続に異常があることを含みうる。一方、「正常状態」とは、プロトコル変換装置の下位に位置する伝送路すなわちネットワークに正常に接続したデータを受信できる状態であり、プロトコル変換装置の上位に位置するコントローラとの接続が正常でありデータを送信できる状態を含みうる。
また、上記のプロトコル変換装置は、通信経路の異常について以下の基準により判断することが好ましい。
具体的には、所定の周期を計測するためのタイマをさらに含み、前記自己診断手段は、該タイマにより計測された所定の周期内に前記ネットワークの経路制御情報が前記プロトコル変換装置に到達しない場合、または、所定の周期内に到達した該経路制御情報の内容に異常がある場合には、異常状態であると判断する態様であることが好ましい。さらに、上記のプロトコル変換装置は、所定の周期内に前記経路制御情報が前記プロトコル装置に到達しない場合には、前記経路制御情報を再び送信するように要求する手段をさらに含む態様であることがさらに好ましい。
さらに、本発明は、データの連続性や送信順序の乱れを解消した上記のプロトコル変換装置を用いた二重化プロトコル変換システムも提供する。
具体的には、本発明は、
ネットワークにそれぞれ接続された二台のプロトコル変換装置であって、そのプロトコル変換装置が待機系または稼動系のいずれの状態であるかを記憶する制御系記憶手段と、そのプロトコル変換装置が正常状態または異常状態であるかを判断する自己診断手段と、正常状態または異常状態に関する信号を他のプロトコル変換装置と送受信するための状態通信手段と、該状態通信手段から受信した前記信号が異常状態を示す異常信号であり、該異常信号を受信したプロトコル変換装置が前記制御系記憶手段の記憶内容に照らして待機系である場合には、該異常信号を受信したプロトコル変換装置に接続されているコントローラに前記ネットワークから受信したデータを送信するように通信経路を切り換える通信経路切換手段とを含むものである二台のプロトコル変換装置と、
前記状態通信手段同士を接続しているプロトコル変換装置間リンクケーブルと
を含んでなる二重化プロトコル変換システムを提供する。
加えて、本発明は、データの連続性や送信順序の乱れを解消した上記のプロトコル変換装置を用いた二重化コントロールシステムを提供する。
具体的には、本発明は、
ネットワークと、
該ネットワークに接続された上記のプロトコル変換装置を二台と、
前記二台のプロトコル変換装置間を通信可能につなぐリンクと、
前記二台のプロトコル変換装置の各々に各々接続されている二台のコントローラと
を含み、
前記二台のコントローラがデータの等値化を行うものである、二重化データコントロールシステムを提供する。
また、本発明は、データの連続性や送信順序の乱れを解消した上記の二重化プロトコル変換システムを用いた二重化データ伝送システムを提供する。
具体的には、本発明は、
第1のプロトコルによりデータ伝送を行う第1のネットワークと、
前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルでデータ伝送を行う第2のネットワークと、
前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとをつなぐ上記の二重化プロトコル変換システムと
を含んでなる二重化データ伝送システムを提供する。
なお、本明細書において「通信プロトコル」とは、例えば、IP(Internet Protocol)やRIP(Routing Information Protocol)などを含みうる。さらに、本明細書において「二重化構造」とは、ネットワーク間のゲートウェイの二重化や、制御システムにおける二重化を含み、アクセス方式にトークンパッシング方式を採用し、光ファイバを利用した標準的な超高速通信バスであるFDDI(Fiber-Distributed Data Interface)をリング型に構成したものを含みうる。
本発明は、上記の構成を採用することにより、以下の効果の少なくともいずれかが得られる。
(1)ネットワークから受信したデータが、各プロトコル変換装置のうちの1つからコントローラに送信されているので、コントローラ上のデータの連続性が担保される。
(2)コントローラよりもネットワークに近い位置にあるプロトコル変換装置において稼動系と待機系との切り換えを行うため、稼動系と待機系との通信経路の切り換えをより迅速に行うことができ、切り換えに要する時間を短くすることができる。
図1に、二重化構造を構成するために用いられる本発明にかかるプロトコル変換装置1aおよび1bを示す。このプロトコル変換装置1aおよび1bは、異なる通信プロトコルをもつネットワーク間においてプロトコル変換を行うためのプロトコル変換手段10と、自己が稼動系もしくは待機系か、または自己が正常状態もしくは異常状態かを示す情報を含むステータス情報を送受信するステータス情報通信手段11と、自己の動作が正常状態であるかの診断をする機能をもつ自己診断手段15と、自己の通信状態が正常状態であるか異常状態であるかを相手方のコントローラに通信するために、相手方のプロトコル変換装置とケーブルを用いて接続できるようにするための接続ポート16と、接続ポート16から受信した信号および自己の状態(稼動系または待機系)に応じて通信経路を切り換える通信経路切換手段17と、自己が稼動系または待機系のいずれの状態であるかを記憶している制御系記憶手段18とを含んでなる。
なお、プロトコル変換装置1aおよび1bは、ネットワーク5とコントローラ2aまたは2bとにそれぞれ接続するための接続ポートを有するが、図1では記載を省略している。
ここで、自己診断手段15は、例えば、タイマ(図示せず)により計測された一定の周期で自分宛への診断フレームを送信して、自己の動作が正常状態であるかの診断をする機能をもつ。そして、この診断結果は、ステータス情報通信手段11から送信されるステータス情報の内容に反映される。
また、通信経路切換手段17は、接続ポート16から受信した信号および制御系記憶手段18に記憶されている自己の状態(稼動系または待機系)に応じて通信経路を切り換える。この通信経路の切換は、以下のように行われる。まず、プロトコル変換装置1aが稼動系にある場合には、そのプロトコル変換装置1aに接続されているコントローラ2aに対してネットワーク5から受信したデータを送信する。一方、プロトコル変換装置1aが待機系にあるときには、ネットワーク5からプロトコル変換装置1aが受信したデータはそれに接続されたコントローラ2aには送信されない。そして、プロトコル変換装置1aは、自己が待機系であるときに、稼動系である他方のプロトコル変換装置1bから接続ポート16を介して異常信号を受信した場合には、通信経路切換手段17によりそれに接続されたコントローラ2aにネットワーク5から受信したデータを送信するように通信経路を切り換える。
つまり、プロトコル変換装置1aは、下位からの受信データをコントローラに送信する中継機能を実行する稼動系の状態と、下位からの受信データは受信するがコントローラには受信データを送信しない待機系の状態との2つの状態をもつことができる。そして、稼動系と待機系とのプロトコル変換装置1aおよび1bは、プロトコル変換装置間リンクケーブルを介してお互いに自己が正常状態または異常状態であるかを通知し合うことができる。そのため、待機系のプロトコル変換装置1aまたは1bは、このプロトコル変換装置間リンクケーブル3を介して稼動系の状態を把握しているので、稼動系が異常状態になると待機系のプロトコル変換装置が稼動系状態へと遷移し、それに接続されたコントローラ2aまたは2bへのデータ送信を開始することができる。
図2に、本発明による二重化コントローラシステムの概要を示す。この二重化コントローラシステムは、二個のコントローラ2a、2bと、それぞれのコントローラ2a、2bに接続されて、ネットワーク5からのあるプロトコルによる信号をコントローラ2a、2bが使用するプロトコルへと変換するプロトコル変換装置1a、1bを含むものである。ここで、コントローラ2a、2bの間では等値化ができるように接続されており、二台のプロトコル変換装置1a、1bは、リンクケーブル3により直接接続されている。この本発明の特徴であるプロトコル変換装置間の接続により、二台のプロトコル変換装置間で互いの作動状態の健全性に関する情報をやり取りすることができ、一方がデータの受信と送信を行う稼動系になっているとき、他方を待機系としてネットワーク5からのデータ受信は行うが、接続されているコントローラへのデータの供給を止めておくことができる。
ここで、プロトコル変換装置1aの健全性とは、下位にあるネットワーク伝送路5に正常に接続しデータを受信することができ、上位にあるコントローラ2aに正常に接続しデータを送信できることを意味する。このようにして、稼動系と待機系になっている二台のプロトコル変換装置1a、1bの間では、リンクケーブル3を通じて、互いに自身の健全性を通知し合う。待機系になっているプロトコル変換装置は、このリンクケーブル3を介しての接続を通じて獲得する稼動系の状態を常に把握しており、稼動系が異常になったことを検知すると、待機系になっていたプロトコル変換装置は、その時点から稼動系の状態に遷移し、コントローラへのデータ信号の送信を開始する。
次に、図3に、稼動系において異常状態が発生した場合に、プロトコル変換装置間リンクケーブル3を介して待機系を稼動系に切り換える方法を説明する。まず、稼動系と待機系のプロトコル変換装置1a、1bがネットワーク5からデータを受信する。このときの稼動系のプロトコル変換装置(ここでは1a)は、プロトコル変換を受信データに施した後、コントローラ2aに変換された受信データを送信する。これとほぼ同時に、すなわち上記のデータ受信をトリガーとして、待機系のプロトコル変換装置(ここでは1b)は、稼動系の作動状態をチェックする。これは、接続ポート16により定周期で受信している稼動系プロトコル変換装置1aの自己診断手段15による結果(ステータス情報)によって、あるいは、稼動系プロトコル変換装置1aから送信されるステータス情報を一定時間内に受信できないことを認識することなどによって行うことができる。もし異常が検知されないのであれば、待機系のプロトコル変換装置1bはコントローラ1bに受信データを送ることはない。もし異常が検知されれば、その異常を分析して、稼動系のプロトコル変換装置1aがコントローラ2aに送るべき変換済みデータを送ることができないのであれば、待機系のプロトコル変換装置1bが通信経路切換手段17の働きにより、待機系が稼動系となって、変換済みのデータをコントローラ2bに送る。
データを受信していないときに、稼動系のプロトコル変換装置1aがその自己診断手段15によって異常状態にあると診断された場合には、その旨を示す信号が、稼動系のプロトコル変換装置1aの接続ポート16を介して待機系のプロトコル変換装置1bに送信される。そして、稼動系のプロトコル変換装置1aは、待機系に移行する。一方、異常状態を示す信号を受けた待機系のプロトコル変換装置1bは、それに接続されているコントローラ2bにネットワーク5から受信したデータを送信するように、通信経路切換手段により通信経路を切り換え、稼動系となる。
上記の切り換え動作を、従来のコントローラの切り換え動作と比較すると、プロトコル変換装置からコントローラに対して異常信号を送信する時間の分だけ切換に要する時間が短縮されている。この効果は、コントローラ2a、2bよりも第1ネットワーク5に近い位置に設けられているプロトコル変換装置1a、1bによって、稼動系と待機系との切換が行われることによるものである。
次に、図4に、本発明の実施に用いられるプロトコル変換装置1aおよび1bを含む二重化したプロトコル変換システム7の構成を示す。このプロトコル変換システム7は、第1ネットワーク5と、第1ネットワーク5に接続されたプロトコル変換装置1aおよび1bと、プロトコル変換装置1aおよび1bの接続ポート16に接続されているプロトコル変換装置間リンクケーブル3と、第1ネットワーク5とは異なるプロトコルにより通信する第2ネットワーク6とを含んでなる。
なお、本明細書に記載した実施形態は、本発明の単なる例示であり、これに限定されるものではないことに注意されたい。つまり、上記の実施形態に対して、さらなる変更または修正を行うことができる。このような変更または修正された実施形態は、本明細書によって開示される範囲内にすべて包含されるものであり、特許請求の範囲によって保護されるものである。
本発明の実施に用いられるプロトコル変換装置1aおよび1bを示す概略ブロック図である。 本発明の実施に用いられるプロトコル変換装置1aおよび1bを含むプロトコル変換システム7を示す概略ブロック図である。 稼動系において異常状態が発生した場合にプロトコル変換装置間リンクケーブル3を介して待機系を稼動系に切り換える方法を示す概略ブロック図である。 伝送プロトコルの異なる2つのネットワークを結ぶ二重化データ伝送システム(プロトコル変換システム)7を示す概略ブロック図である。 従来のプロトコル変換装置100aおよび100bと、コントローラ200aおよび200bとを含む二重化データ伝送システムを示す概略ブロック図である。 従来のプロトコル変換装置100aおよび100bにそれぞれ接続されたコントローラ200aおよび200bの等値化における問題を示す概略図である。
符号の説明
1a、1b プロトコル変換装置
11 ステータス情報通信手段
14 フレーム送出要求手段
15 自己診断手段
16 接続ポート(状態通信手段)
17 通信経路切換手段
18 制御系記憶手段
2a、2b コントローラ
3 プロトコル変換装置間リンクケーブル
4 コントローラ間リンクケーブル
5、6 ネットワーク
7 二重化データ伝送システム(プロトコル変換システム)

Claims (4)

  1. 一方が稼動系となり他方が待機系となる二台のプロトコル変換装置を含む二重化プロトコル変換システムを構成するためのプロトコル変換装置であって、
    そのプロトコル変換装置が待機系または稼動系のいずれの状態であるかを記憶する制御系記憶手段と、
    そのプロトコル変換装置が正常状態または異常状態であるかを判断する自己診断手段と、
    正常状態または異常状態に関する信号を他のプロトコル変換装置と送受信するための状態通信手段と、
    該状態通信手段が受信した前記信号が異常状態を示す異常信号であり、該異常信号を受信したプロトコル変換装置が前記制御系記憶手段の記憶内容に照らして待機系である場合には、該異常信号を受信したプロトコル変換装置に接続されているコントローラに対して受信したデータを送信するように通信経路を切り換える通信経路切換手段と
    を含んでなるプロトコル変換装置。
  2. ネットワークにそれぞれ接続された二台のプロトコル変換装置であって、そのプロトコル変換装置が待機系または稼動系のいずれの状態であるかを記憶する制御系記憶手段と、そのプロトコル変換装置が正常状態または異常状態であるかを判断する自己診断手段と、正常状態または異常状態に関する信号を他のプロトコル変換装置と送受信するための状態通信手段と、該状態通信手段から受信した前記信号が異常状態を示す異常信号であり、該異常信号を受信したプロトコル変換装置が前記制御系記憶手段の記憶内容に照らして待機系である場合には、該異常信号を受信したプロトコル変換装置に接続されているコントローラに対して受信したデータを送信するように通信経路を切り換える通信経路切換手段とを含むものである二台のプロトコル変換装置と、
    前記状態通信手段同士を接続しているプロトコル変換装置間リンクケーブルと
    を含んでなる二重化プロトコル変換システム。
  3. ネットワークと、
    該ネットワークに接続された請求項1に記載のプロトコル変換装置を二台と、
    前記二台のプロトコル変換装置間を通信可能につなぐリンクと、
    前記二台のプロトコル変換装置の各々に接続されている二台のコントローラと
    を含み、
    前記二台のコントローラがデータの等値化を行うものである、二重化データコントロールシステム。
  4. 第1のプロトコルによりデータ伝送を行う第1のネットワークと、
    前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルでデータ伝送を行う第2のネットワークと、
    前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとをつなぐ請求項2に記載の二重化プロトコル変換システムと
    を含んでなる二重化データ伝送システム。
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