JP4052084B2 - 高分子光学ローパスフィルタおよびデジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高分子光学ローパスフィルタ、およびその高分子光学ローパスフィルタを備えたデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の電子撮像装置では、CCD素子やMOS素子等の固体撮像素子を用いて被写体像を撮像している。このような撮像素子では受光画素が規則的に配列されているため、受光画素の配列パターンと被写体像のパターンとによってモアレ縞や偽色などが生じやすい。通常、これらの影響を取り除くために、光学ローパスフィルタを撮像素子の前面に配設するようにしている。
【0003】
光学ローパスフィルターとしては、例えば、水晶やリチウムニオブ(LiNbO3)を所定方向に一定の厚さで切り出したものが用いられている。これは、結晶の持つ屈折率楕円体構造を利用したものであり、光軸に対して結晶軸を所定量傾けることによって生じる複屈折を利用している。水晶を用いる場合には、光軸に対して約45度斜めに切断したものが用いられる。撮像素子には複屈折により生じた被写体の2重像が投影され、2重像の分離幅に対応する空間周波数成分がカットオフされる。このカットオフの周波数を受光素子の配列の周波数に合わせることにより、モアレ縞の発生が防止される。
【0004】
しかし、光学ローパスフィルターに用いられる水晶やリチウムニオブのような無機質結晶体は、上述したような光学的異方性を有するとともに、圧電効果も有している。そのため、光学ローパスフィルターにわずかな応力が掛かった場合でも、光学ローパスフィルターが帯電して静電気が生じ、空中に浮遊する塵がフィルター表面に吸い付けられることになる。光学ローパスフィルターは撮像素子の直前に配置されること多く、光学ローパスフィルターの塵が付着すると、被写体像とともに塵の像も撮像してしまうことになる。撮像素子の一つの画素の寸法は10μm角よりも小さいので、少なくとも付着した塵の大きさが数十μmを超える大きさになると画像に影響を及ぼすことになる。
【0005】
特に、一眼レフ形式のデジタルカメラでは、光学ローパスフィルタの直前にクイックリターンミラーやシャッターが配設される構造となっているため、ギアやシャッター羽根の摺り合わせにより塗装面や金属等の粒子が発生し、これらの粒子が静電帯電した光学ローパスフィルターの表面に付着することになる。また、塵を除去する目的で光学フィルターの表面を布等でこすると、さらに帯電が誘発されて結局は塵の除去ができないという結果になる。
【0006】
このような静電帯電を防止する方法としては高分子材料を光学ローパスフィルタの材料として用いることが考えられる。例えば、液晶を斜めに配向させたものを複屈折型高分子光学ローパスフィルタとするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−75054号公報(第3頁〜第4頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、液晶を斜めに配向させて光学ローパスフィルタを形成する場合、ラビング処理などによって配向を行わせるため、配向方向を所望の方向に精度良く製作するのが難しい。また、充分な厚みを有するもので液晶を均一に配向させるのは比較的難しいという欠点があった。
【0009】
本発明は、均一な光学異方性を有する所望の厚さの高分子光学ローパスフィルタが容易に得られ、その高分子光学ローパスフィルタをデジタルカメラに使用することにより、ローパスフィルタへの塵の付着を防止する技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明による光学ローパスフィルタは、光学的に異方性な高分子材料をその光学軸に対して斜めに切り出して形成したことにより、上述の目的を達成する。
(2)請求項2の発明による光学ローパスフィルタは、板状の光学的に異方性な高分子材料をその光学軸の向きが一致するように複数積層して積層体と成し、その積層体を光学軸に対して斜めに切り出して形成したことにより、上述の目的を達成する。
(3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載の高分子光学ローパスフィルタにおいて、高分子材料を、光学的にほぼ等方な高分子素材を一方向に延伸した延伸材で構成したものである。
(4)請求項4の発明は、請求項1または2に記載の高分子光学ローパスフィルタにおいて、高分子材料を、液晶分子を所定方向に配向させて固化した高分子ポリマーで構成したものである。
(5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の高分子光学ローパスフィルタにおいて、高分子光学ローパスフィルタの表面に導電性コーティングを施したものである。
(6)請求項6の発明は、撮影光学系からの被写体光束が投影され、複数の受光画素が規則的に配設された撮像素子を備えるデジタルカメラに適用され、請求項1〜5のいずれかに記載の高分子光学ローパスフィルタを、撮影光学系と撮像素子との間の光軸上に配設したことにより上述の目的を達成する。
(7)請求項7の発明は、請求項6に記載のデジタルカメラにおいて、高分子光学ローパスフィルタを撮影光学系の光軸に沿って複数配設し、かつ、各高分子光学ローパスフィルタの光学軸の方向を各々異なる方向に向けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明によるデジタルカメラの一実施の形態を説明する図であり、レンズ交換可能な一眼レフ方式のデジタルカメラの概略構成を示す断面図である。デジタルカメラ1のレンズマウント2には交換レンズ3が装着される。交換レンズ3の撮影レンズ4を通った撮影光束Lは、クイックリターンミラー5のメインミラー5aに入射する。メインミラー5aはハーフミラーで構成されており、光束Lはメインミラー5aにより2つの光束L1,L2に分割される。メインミラー5aで反射された光束L2はファインダースクリーン6上に結像される。ファインダースクリーン6上に結像された被写体像は、ペンタプリズム7および接眼レンズ8を介してファインダー接眼窓9から観察することができる。また、ペンタプリズム7に導かれた光の一部は、測光センサ15および測色センサ16に導かれる。
【0012】
メインミラー5aの背面側には、サブミラー5bが設けられている。レリーズ非動作時には、クイックリターンミラー5は図1に示すように配置となっており、メインミラー5aを透過した光束L1の一部L12は、サブミラー5bで反射されて測距センサ13に導かれる。測距センサ13はCCD撮像素子11と光学的に共役な位置に配置されており、測距センサ13上には被写体像が結像される。一方、レリーズ動作時にはクイックリターンミラー5が跳ね上げられ、光束L1が開状態のシャッタユニット14および光学ローパスフィルタ12を通ってCCD撮像素子11に結像される。
【0013】
前述したように、光学ローパスフィルタ12は、CCD撮像素子11の画素格子の空間周波数付近の周波数成分を撮影光束Lから除去するものであり、画素が規則的に配置されていることに起因して生じるモアレや偽色を防止するために設けられている。光学ローパスフィルタ12に使用される光学部材には、従来は水晶やリチウムニオブ等が使用されていたが、本実施の形態では高分子材料を用いている。
【0014】
図2は、高分子材料を用いた光学ローパスフィルタ12の一例を示す図であり、光学ローパスフィルタ12の製作工程を示したものである。高分子材料としては、例えば、ポリカーボネートのような透明な樹脂を用いれば良い。このような高分子材料は圧電効果をほとんど持たないので、光学ローパスフィルタ12に応力が作用した場合であっても帯電するようなことがない。そのため、水晶やニオブチタンが用いられる従来の光学ローパスフィルタのように浮遊する塵を吸着しない。高分子材料としては、上述したポリカーボネート以外にも様々な高分子固形物質を用いることができる。以下では、高分子材料がポリカーボネートであるとして説明する。
【0015】
ポリカーボネートのようなプラスチックの場合、通常は光学的に等方である。図2(a)はポリカーボネート薄板材20の断面図である。ポリカーボネート材20は光学的に等方であるため、その屈折率楕円体21は球形となり複屈折特性を示すことはない。しかし、ポリカーボネート材20を図2(b)の矢印のように延伸すると、屈折率楕円体21は延伸方向に延びた楕円体となる。そのため、屈折率楕円体21の光学軸22は、ほぼポリカーボネート材20の延伸方向を向いている。
【0016】
次に、図2(b)で延伸したポリカーボネート材20を複数積層し、それらをUV硬化樹脂等の接着剤を用いて貼り合わせる。このように形成された積層体23から、光学ローパスフィルタ24を斜めに切り出す。図2(c)において破線は光学ローパスフィルタ24の断面を示しており、光学ローパスフィルタ24の入・出射面が積層体23の界面に対して所定角度θ(>0)となるように切り出される。
【0017】
図2(d)に示すように、光学ローパスフィルタ24における回転楕円体21の光学軸22は入・出射面に対してθの角度を成しているので、光学ローパスフィルタ24は複屈折特性を有することになる。そのため、光学ローパスフィルタ24に光束25が入射すると、常光26と異常光27とに分離する。このときの分離幅Hは、入射光25に対して光学軸22の角度が45度のときに最大となる。なお、常光26の屈折率をn0、異常光27の屈折率をneとし、光学ローパスフィルタ24の厚さをtとすると、分離幅Hは次式(1)で表される。
【数1】
H=(ne 2−n0 2)t/2nen0 …(1)
【0018】
図2(d)では光束25を2つの光束26,27に分離したが、図3のように光学ローパスフィルタ24a,24bを2枚用いることにより、2方向に関して4つの光束に分離することができる。なお、光学ローパスフィルタ24aと光学ローパスフィルタ24bとの間には1/4波長板30が配設される。図3においては、光束(被写体光束)32はz軸方向に進行し、光学ローパスフィルタ24a,24b、1/4波長板30およびCCD撮像素子11の各入射面はxy平面に平行に配置されている。矢印31a、31bは、各光学ローパスフィルタ24a,24bの屈折率楕円体21の光軸22をxy面に投影したものである。すなわち、光学ローパスフィルタ24aの光軸22はyz面内にあり、光束入射方向から視るとy軸方向を向いている。一方、光学ローパスフィルタ24bの光軸22はxz面内にあり、光束入射方向から視るとx軸方向を向いている。
【0019】
光束32は光学ローパスフィルタ24aにより二つの光束(常光)33および光束(異常光)34に分離される。このときの分離方向はy方向であり、分離幅をH1とする。光束33,34は互いに直交する直線偏光となっており、1/4波長板30は光学軸が光束33,34の振動方向に対して45度傾くように配設されている。そのため、光束33,34は1/4波長板30を通過すると直線偏光から円偏光へと変換される。
【0020】
1/4波長板30を出射した円偏光の光束33,34は、それぞれ2枚目の光学ローパスフィルタ24bに入射する。光学ローパスフィルタ24bの光軸はx方向を向いているので光束33,34はそれぞれx方向に分離され、光束33は光束35,36に、光束34は光束37,38に分離される。分離幅はいずれもH2である。各光学ローパスフィルタ24a,24bの光軸22の傾きθおよび厚さtがそれぞれ等しい場合には、分離幅H1,H2も等しくなる。
【0021】
CCD撮像素子11の各画素はx方向およびy方向に2次元的に配列しており、例えば、分離幅H1,H2がCCD撮像素子11のx方向およびy方向の画素ピッチと一致するように光学ローパスフィルタ24a,24bの厚さを調整することにより、これらの画素ピッチに対応する周波数成分を被写体光束32から除去することができる。その結果、モアレ縞の発生を防止することができる。さらに本実施の形態では光学ローパスフィルタ24,24a,24bに高分子材料を用いているので、水晶を用いた光学ローパスフィルタのような圧電効果による静電帯電が生じることが無く、シャッタユニット14の動作等に伴う塵の付着を防止できる。
【0022】
(変形例)
上述した実施の形態では、光学ローパスフィルタ24,24a,24bの材料として高分子材料を延伸したものを用いたが、フィルタ材料として液晶を用いても良い。この場合、液晶を所定方向に配向させ、ポリマー等で固化することにより配向特性を固定する方法等がある。図4はそのような液晶を示す図である。まず、ガラス基板40を液晶接触面に配向膜を塗布してラビング処理を施す。次に、これらのガラス基板40間に、液晶とUV硬化モノマーとを混合した液晶モノマー混合体を注入する。液晶は自己組織性により図4のように配列する。図4では図示上下方向に配向しているが、ガラス基板40に平行となるように図示左右方向に配向させても良い。
【0023】
その後、UV光を照射すると液晶モノマー混合体中のUV硬化モノマーが硬化し、液晶は図4の配向状態で、すなわち光学異方性を保持した状態で固化される。固化後、ガラス基板40を剥がして、固化した液晶混合高分子ポリマー41を斜めに切り出すことにより、光学ローパスフィルタ42を形成する。この光学ローパスフィルタ42は、上述した光学ローパスフィルタ24,24a,24bと同様のフィルタ特性を有している。なお、液晶の配向性能から、このような方法で製造できる液晶混合高分子ポリマー41の厚みには制限があるので、液晶混合高分子ポリマー41を複数枚重ねた積層体を形成し、その積層体を斜めに切り出して光学ローパスフィルタを形成するようにしても良い。
【0024】
また、図5に示すように、液晶分子43がガラス基板面に対して角度θを成すように斜めに配向させて、UV硬化させても良い。この場合には、ガラス基板40に垂直に入射する光束に対して、液晶混合高分子ポリマー44は光学異方性を有している。そのため、このまま光学ローパスフィルタとして利用することができる。ガラス基板40については、それらを剥がしてから用いても良いし、ガラス基板40を付けたまま用いても良い。
【0025】
さらに、図6に示すように上側ガラス基板50における液晶分子52の配向方向と、下側ガラス基板51における液晶分子52の配向方向とを変えると、中間領域53では液晶分子52が斜めに配列することになる。そのため、これを光学ローパスフィルタとして用い、図示上下方向に光束が入射すると、図5のように液晶分子が斜めに配向したものと同様の効果を得ることができる。
【0026】
ただし、図5や図6のように液晶分子を斜めに配向させるよりも、図4のように上下方向に配向させたり左右方向に配向させる方が均一な配向を得やすい。さらに、図4のように斜めに切り出す方式では、斜めに配向させる場合よりも光軸の角度θを精度良く設定することができる。
【0027】
なお、上述した光学ローパスフィルタ24,24a,24b,42の表面に導電コート処理を施すことにより非帯電性をより高めることができる。例えば、光学ローパスフィルタ24,24a,24b,42を布等で拭いたときに静電気が発生した場合でも、それを導電コートによりカメラ本体側に逃がすことができる。
【0028】
上述した実施の形態では、ポリカーボネート20を積層して、その積層体23から光学ローパスフィルタ24を切り出したが、延伸したものが光学ローパスフィルタ24の厚さtに対して充分な厚さを有している場合には、積層せずに単体のものから切り出しても良い。また、一方向に配向させて有られる液晶混合高分子ポリマー41(図4参照)の配向が均一な部分だけを用い、それらを複数積層した積層体から光学ローパスフィルタを切り出しても良い。この場合、液晶混合高分子ポリマー41の配向が均一な部分のみを利用しているため、高性能な光学ローパスフィルタを得ることができる。
【0029】
以上説明した実施の形態ではデジタルカメラの光学ローパスフィルタを例に説明したが、本発明による高分子光学ローパスフィルタは、画素が規則的に配設された撮像素子を用いている撮影装置であればデジタルカメラに限らず適用することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、切り出し角度を調整することにより所望の配向角を有する高分子光学ローパスフィルタを容易に得ることができる。また、切り出し角度および積層数を調整することにより、所望の厚さの配向が均一な高分子光学ローパスフィルタを容易に得ることができる。そして、これらの高分子光学ローパスフィルタをデジタルカメラの光学ローパスフィルタに用いることにより、光学ローパスフィルタへの塵等の付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルカメラの一実施の形態を説明する図である。
【図2】光学ローパスフィルタ24の製造工程を説明する図であり、(a)はポリカーボネート材の特性を示す図、(b)は延伸工程を示す図、(c)は積層・切り出し工程を示す図、(d)は切り出された光学ローパスフィルタ24の特性を示す図である。
【図3】2枚の光学ローパスフィルタ24a,24bを用いたときの分離動作を説明する図である。
【図4】光学ローパスフィルタの変形を示す図である。
【図5】光学ローパスフィルタの第2の変形を示す図である。
【図6】光学ローパスフィルタの第3の変形を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
4 撮影レンズ
5 クイックリターンミラー
11 CCD撮像素子
12,24,24a,24b,42 光学ローパスフィルタ
14 シャッタユニット
20 ポリカーボネート材
21 屈折率楕円体
22 光学軸
23 積層体
41,44 液晶混合高分子ポリマー
43,52 液晶分子
Claims (7)
- 光学的に異方性な高分子材料をその光学軸に対して斜めに切り出して形成したことを特徴とする高分子光学ローパスフィルタ。
- 板状の光学的に異方性な高分子材料をその光学軸の向きが一致するように複数積層して積層体と成し、その積層体を前記光学軸に対して斜めに切り出して形成したことを特徴とする高分子光学ローパスフィルタ。
- 請求項1または2に記載の高分子光学ローパスフィルタにおいて、
前記高分子材料は、光学的にほぼ等方な高分子素材を一方向に延伸した延伸材であることを特徴とする高分子光学ローパスフィルタ。 - 請求項1または2に記載の高分子光学ローパスフィルタにおいて、
前記高分子材料は、液晶分子を所定方向に配向させて固化した高分子ポリマーであることを特徴とする高分子光学ローパスフィルタ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の高分子光学ローパスフィルタにおいて、
前記高分子光学ローパスフィルタの表面に導電性コーティングを施したことを特徴とする高分子光学ローパスフィルタ。 - 撮影光学系からの被写体光束が投影され、複数の受光画素が規則的に配設された撮像素子を備えるデジタルカメラにおいて、
請求項1〜5のいずれかに記載の高分子光学ローパスフィルタを、前記撮影光学系と前記撮像素子との間の光軸上に配設したことを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項6に記載のデジタルカメラにおいて、
前記高分子光学ローパスフィルタを前記撮影光学系の光軸に沿って複数配設し、かつ、前記各高分子光学ローパスフィルタの光学軸の方向を各々異なる方向に向けたことを特徴とするデジタルカメラ。
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