JP4050814B2 - 光学ガラスの供給方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加熱溶融した光学ガラスの供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学系を構成するレンズの硝材に使用される光学ガラスは、一部の屈折率分布レンズ等を除いて、非常に高い均質度と安定した光学定数を必要とする。一般に光学ガラスの均質度が低い部分には脈理が観察され、光学性能を低下させる原因となっている。このため、光学ガラスを溶融するときには、強制的な攪拌作業が行われ、揮発による成分変化や溶融ガラス成分の凝集やムラなどの脈理となる要因を除去する。この溶融ガラスを攪拌して均質化する技術には、「溶融ガラスの均質化攪拌方法及びその装置」として、特開平2−252626号公報所載の技術が開示されている。図14および図15を用いて、この技術を説明する。
【0003】
図14において、支持台101上には、駆動部102がL字形アーム101aを介して支持され、更に駆動部103が直に支持されている。駆動部102の回転力は回転力伝達手段である歯車104、105を介して主軸106に伝達され、駆動部103の回転力は回転力伝達手段である歯車107、108を介して副軸109に伝達される。副軸109は支持台101に垂直かつ回転可能に支持され、その中に主軸106が同軸にかつ回転可能に支持されている。主軸106の下端部には、アルミナ質セラミックス製の回転アーム110が主軸106に対して直角に取付けられ、更に、回転アーム110の先端部には、アルミナ質セラミックス製の軸受111を介して白金合金製のクランク型攪拌棒112が垂直に取付けられている。副軸109の下端部には歯車113が取付けられ、この歯車はクランク型攪拌棒112の上端部に取付けられた歯車114と噛み合い、副軸109の回転力をクランク型攪拌棒112に伝達する。ここで、歯車113と歯車114のギヤ比は1対1である。なお、主軸106は2重管になっており、矢印115方向から冷却水が注入され、主軸106内部を循環して矢印116方向に排出され、主軸106を冷却する。
【0004】
次に、上記構造の攪拌装置を用いた攪拌方法ついて説明する。クランク型攪拌棒112は、クランク上部112a、クランク水平部112bおよびクランク下部112cからなっており、クランク下部112cからクランク上部112aの下方部分まで、溶融ガラス117中に浸漬されている。先ず、駆動部102を作動させることによって、歯車104を回転させ、この回転を歯車105に伝え、主軸106を6回/分で回転させる。この主軸106の回転により、主軸106の下端部に取付けられたアルミナ質セラミックス製回転アーム110が回転し、軸受111を介してクランク型攪拌棒112を主軸106の回りに回転(公転)させる。図15の円形の一点鎖線aは、上記回転時に攪拌棒112のクランク上部112aの中心軸線118によって描かれる軌跡である。
【0005】
次に、駆動部103を作動させることによって、歯車107を回転させ、この回転を歯車108に伝え、副軸109を63/分で回転させる。従って、主軸106が1回転すると、副軸109は10.5回転し、この副軸109の回転は、ギヤ比1:1の歯車113、114によって攪拌棒112に伝えられ、攪拌棒112は中心軸線118を中心にして10.5回転する。主軸106と副軸109が同時にそれぞれ上記回転数で回転することにより、クランク上部112aが主軸106の中心軸線119を中心にして1回転(公転)する間に、クランク上部112aの中心軸線118を中心にして10.5回転(自転)することになる。図15の実線bはクランク下部112cの中心軸線120によって描かれる軌跡である。なお、実線bの軌跡は一点鎖線a上に中心を持つ複数の円の連続となっっているが、実際の軌跡はクランク下部112cの回転中心であるクランク上部112aの中心軸線118が一点鎖線a上を移動しながら描かれるため、いびつな楕円形の連続である。
【0006】
一点鎖線aと実線bから判るように、クランク上部112aは円軌道に沿って回転して溶融ガラス表面を攪拌し、クランク下部112cは自転しながら前記円軌道に沿って公転して、溶融槽121内をまんべんなく通過し、溶融槽121内の溶融ガラス全体を攪拌し、表層部および内部共にくまなく攪拌棒による剪断力を及ぼすことができ、きわめて均質度の高いガラスを得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来技術にはつぎのような問題点があった。上記従来技術では、溶融坩堝の形状や溶融ガラスの供給口の位置とは無関係に、坩堝内の溶融ガラス全体を攪拌棒の自転と公転とが合成する軌跡の運動によって均質化しようとするものである。しかし、溶融ガラスの攪拌、均質化は、水などの液体の攪拌、均質化や、粉体の攪拌、均質化とは以下の点で異なる。
【0008】
▲1▼ 液体の攪拌との相違:比重が極端に違わない液体同士の攪拌、またはイオン化する溶質を水に溶かす等の場合は、攪拌により均質化を行ったあとは、放置しておいてもある程度長期にわたり均質度が維持される。溶融ガラスの場合は、溶融ガラスの表面から揮発性物質が絶えず揮発することが多く、揮発によって溶融ガラスの組成は変動し、不均質な部分が発生して脈理となり続ける。また、連続炉を用いた場合は、溶融ガラスの供給に伴い、均質化されていない溶融ガラスが流れ込む。さらに、溶融ガラスは高温下で溶融されており、溶融ガラス内に対流が発生するため、不均質部分は他の部分に巻き込まれていく。
▲2▼ 粉体の攪拌との相違:粉体の攪拌の場合は、粉体を収容する容器や攪拌棒の壁面に付着することは少なく、攪拌運動によって、壁面付近の粉体も移動して他の粉体と混合し、均質化される。溶融ガラスの攪拌の場合は、攪拌容器および攪拌棒などの壁面から溶融ガラスが分離することがなく、溶融ガラスの流動速度は壁面に近づくにつれて限りなく0に接近する。特に、溶融ガラスの粘度が高い場合は、壁面近傍の流動速度が更に遅くなり、攪拌による均質化が困難となる。
【0009】
すなわち、▲1▼の理由により、厳密には溶融坩堝内の溶融ガラス全体を完全に均質化することは困難であり、▲2▼の理由により、溶融ガラスを排出するための供給口は、通常溶融坩堝の壁面近傍に配置されているので、攪拌棒付近の流速が速い部分の溶融ガラスに比べ、排出される溶融ガラスの均質度が悪化するという問題点があった。図16は溶融槽121内の溶融ガラス117の均質度の分布図を示し、図中の色分けは、色が濃い部分ほど不均質であることを示している。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明の課題は、容器内に分布する溶融ガラスが完全に均質でなくても、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給することができる光学ガラスの供給方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の光学ガラスの供給方法は、容器内に貯留されている光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる光学ガラスの供給方法において、前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌手段で攪拌する工程と、攪拌しているときに溶融ガラスが最大速度で流れている子午面流線の延長上に設けられた供給口から前記溶融ガラスを流出させる工程とを有する。
【0012】
すなわち、請求項1に係る発明の光学ガラスの供給方法は、光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌手段で攪拌し、攪拌しているときに溶融ガラスが最大速度で流れている子午面流線の延長上に設けられた供給口から溶融ガラスを流出させる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、具体的な実施の形態により本発明を説明する。なお、請求項1に係る発明は実施の形態1および2、請求項2に係る発明は実施の形態3、4および5、請求項3に係る発明は実施の形態6にそれぞれ対応するものである。
【0014】
(実施の形態1)
図1〜図2は実施の形態1を示し、図1は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図2は坩堝付近の水平断面図である。
【0015】
図1および図2において、炉外壁11内には、容器としての坩堝1が内蔵されている。坩堝1の周囲には、これを加熱するための坩堝ヒータ19が周設され、坩堝1内の光学ガラスを加熱溶融できるように構成されている。坩堝1内には、下端にプロペラ状の羽根を有する攪拌手段としての攪拌羽2が垂設され、攪拌羽2の上端は炉外壁11の上面に配設された攪拌羽モータ12に回転駆動されるように連結されている。坩堝1の底面には、供給口3が形成され、供給口3には、ノズル5が連設されている。ノズル5の周囲には、ノズルヒータ20が周設され、坩堝ヒータ19とは独立して温度制御されている。供給口3の上方には、溶融ガラス6の供給量を制御するためのプランジャ4が垂設されている。プランジャ4は、炉外壁11の上面に立設されたプランジャガイド18に上下動自在に嵌装されており、このプランジャガイド18の上部に連設されたプランジャモータ14によって、ボールネジ16を介して上下駆動されるように構成されている。プランジャ4の上下動によって、供給口3の開口面積を制御することにより、溶融ガラスの供給量を制御することができる。
【0016】
溶融ガラス6内のグラデュエーションは、坩堝1内各部分の溶融ガラスが、攪拌羽2付近の無色で示される部分であって均質度の高い溶融ガラス6aと入れ替わるまでの時間を示しており、濃い部分ほど置換するための時間がかかる。すなわち、攪拌されにくい部分であり、無色で表示された溶融ガラス6aの部分に比べ、不均質なことを模式的に示している。また、攪拌羽2を静止系から観察した流線の包絡面である「流れ面」と「子午面」との交線である「子午面流線」の中で最も速度の大きな子午面流線10を延長して、坩堝1の底部に到達する場所に、供給口3を配置している。これにより、均質度の高い溶融ガラス6aを供給口3およびノズル5を経て供給することができる。
【0017】
最も速度の大きな子午面流線10によって決まる攪拌羽2と供給口5との距離は、相対的なものであるため、攪拌羽2の回転数や動作、攪拌羽2の下端の羽根の形状によって変化する。従って、これらの要素を変化することによって、先に設定した攪拌羽2と供給口5との距離に合致させることができる。ここで、最も速度の大きな子午面流線10の位置は、コンピュータによるシミュレーションによって求めるか、または、縮尺した模型を作成し粘度のある代替溶液により観察し確認して求める。なお、子午面流線は坩堝の水平断面形状が攪拌羽と同軸で軸対称形状である場合は、子午面流線も攪拌羽の回転軸に対して軸対称形状となるが、坩堝の水平断面形状が軸対称形状でない場合は、子午面流線が描く形状は軸対称形状とはならないことがある。
【0018】
本実施の形態によれば、坩堝内に分布する溶融ガラスが完全に均質でなくても、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給することができる。
【0019】
本実施の形態では、攪拌羽が溶融ガラスの攪拌中、最も速度が大きい子午面流線の延長線上に供給口が配設されているが、常時その位置にある必要はなく、均質化の度合いや攪拌時間に応じて攪拌羽の動作や回転数を変更してもよい。
【0020】
(実施の形態2)
図3〜図4は実施の形態2を示し、図3は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図4は坩堝付近の水平断面図である。本実施の形態の光学ガラスの供給装置は、連続溶融炉用であるが、その基本構成は実施の形態1と同一のため、異なる部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0021】
図3および図4において、炉外壁11内には、容器としての坩堝21が内蔵されている。坩堝21の右端には、連続溶融炉からの溶融ガラス6を流入させるための流入口7が連設されている。この流入口7からは、S−BAL41の原料を溶融、脱泡した溶融ガラス6が供給される。坩堝21内には、下端にプロペラ状のやや薄い厚さに形成された羽根を有する攪拌手段としての攪拌羽22が垂設され、攪拌羽22の上端は攪拌羽モータ12に回転駆動されるように連結されている。攪拌羽モータ12は炉外壁11の上面に立設された攪拌羽ガイド17に上下動自在に嵌装しており、この攪拌用ガイド17の上部に連設された攪拌羽上下モータ13によって、ボールネジ15を介して上下駆動されるように構成されている。坩堝1の底面には、供給口3が最も速度の大きな子午面流線10を延長して、坩堝21の底部に到達する場所の2ヶ所に形成され、供給口3には、ノズル5が連設されている。その他の構成は実施の形態1と同一である。
【0022】
つぎに、溶融ガラスの供給方法を説明する。坩堝21は坩堝ヒータ19により1130℃に保持されている。坩堝21の流入口からはS−BAL41の原料を溶融、脱泡した溶融ガラス6が供給され、所定の量だけ貯留される。貯留された溶融ガラス6は、攪拌羽22が攪拌羽モータ12により80rpmで回転駆動され、かつ攪拌羽上下モータ13により50mm/secで上下駆動される複合運動により攪拌、均質化される。均質化された溶融ガラス6は、プランジャー4をプランジャーモータ14により上昇させて、閉鎖している供給口3を開放する。供給口3に連設したノズル5は、ノズルヒータ20により1010℃に保持されており、このノズル5から10秒サイクルで1.8gの溶融ガラスが供給される。
【0023】
ここで、攪拌羽22を静止系から観察した流線の包絡面である「流れ面」と「子午面」(攪拌羽22と供給口3とを結ぶ面)との交線である「子午面流線」の中で最も速度の大きい子午面流線10は、攪拌羽22の回転軸に対し軸対称形状ではないが、子午面流線10の延長線上には、供給口3が配設されている。このため、坩堝21内を単位時間当たり最も多く攪拌羽を通過した流れ、すなわち、最も均質度の高い溶融ガラス6aを供給口3から流出させることができる。
【0024】
本実施の形態によれば、坩堝が連続溶融炉からなる場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0025】
(実施の形態3)
図5〜図6は実施の形態3を示し、図5は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図6は坩堝付近の水平断面図である。本実施の形態の光学ガラスの供給装置は、攪拌羽の回転軸を中心とした円と供給口を中心とした円とを直線で結んで外形を形成しかつ断面が筒状の坩堝を用いたものであるが、その他は実施の形態1または2と同様のため、異なる部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。また、溶融ガラスの供給方法は、実施の形態2と同様のため、説明を省略する。
【0026】
図5および図6において、容器としての坩堝31は、攪拌手段としての攪拌羽32の回転軸を中心とした円と供給口を中心とした円とを直線で結んで外形となし、かつ筒状に形成されている。坩堝31の左端には、連続溶融炉からの溶融ガラス6を流入させる流入口7が連設されている。この流入口7からは、光学ガラスの原料を溶融、脱泡した溶融ガラス6が供給される。坩堝31は断熱材からなる炉外壁11内に配設された溶融炉ヒータ39により加熱されている。その他の構成は実施の形態1または2と同様である。
【0027】
つぎに、坩堝31の形状の作用について説明する。この坩堝形状は、攪拌羽32の攪拌能力を最大限に発揮し、且つ供給口3に均質度の高い溶融ガラス6を流出させることができるものである。なぜならば、攪拌羽32の回転軸を中心として囲われている坩堝31の大きな円弧状の内壁が、攪拌羽32から発生した水平方向(回転軸に垂直な方向)への流動を規制するために、上下方向の流れを速めることができ、さらに攪拌羽32の上下動による上下方向の流れは、プランジャ4が配設されている小さな円弧状の内壁内を通過するために集中し、より均質度の高い溶融ガラス6の流れを供給口3付近に発生させるからである。
【0028】
溶融が平衡状態に達した状態での坩堝31内の不均質ガラスは、流入口7からの流入および溶融ガラス6表面での揮発によるものであるが、坩堝31の底面の供給口3に到達するまでに、攪拌羽32により何回となく上下の対流を繰り返し、攪拌、均質化される。勿論、攪拌羽32の能力に対して、流入口7からの不均質ガラスの流入量には限界が存在するが、処理速度は従来の溶融方法に比較して格段に向上する。
【0029】
本実施の形態によれば、攪拌羽の回転軸を中心とした円と供給口を中心とした円とを直線で結んで外形を形成しかつ断面が筒状の坩堝を用いることにより、坩堝内に分布する溶融ガラスの攪拌効率を高め、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給することができる。また、攪拌時間の短縮や、均質度レベルの向上を達成することができる。
【0030】
(実施の形態4)
図7〜図9は実施の形態4を示し、図7は溶融ガラスが満杯時の光学ガラスの供給装置の縦断面図、図8は坩堝付近の水平断面図、図9は溶融ガラスが減量時の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。本実施の形態の光学ガラスの供給装置は、実施の形態3の連続溶融炉をバッチ式溶融炉に替えたものであり、その他は実施の形態1または2と同様のため、異なる部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0031】
バッチ溶融を行う場合、溶融ガラスの供給に伴い、坩堝底面から溶融ガラス表面までの距離(深さ)が減少する。このため、回転している攪拌羽が溶融ガラス表面に露出すると、気泡を巻き込むという不具合が発生し、歩留りの低下を招いたり、気泡を巻き込まないように、攪拌羽の回転数を落として均質度が低下するなどの問題が発生する。本実施の形態は、この問題点を解決するものである。
【0032】
図7および図8において、容器としての坩堝41は、攪拌手段としての攪拌羽42の回転軸42aを中心とした円と供給口を中心とした円とを直線で結んで外形となし、かつ筒状に形成されている。坩堝41は断熱材からなる炉外壁11内に配設された溶融炉ヒータ49により加熱されている。攪拌羽42は、実施の形態3の攪拌羽32(図5参照)に比べ羽根42bの厚さが薄く形成されている。その他の構成は実施の形態1または2と同様である。
【0033】
つぎに、溶融ガラスの供給方法について説明する。原料となる粗溶解の完了したガラスカレットを坩堝41内に投入し、炉内温度を1430℃まで2時間で昇温し、そのまま1時間保持した後、1380℃まで40分で降下させ、脱泡を行う。その後、その温度を保ったまま、攪拌羽42を100mm/secで上下動させ、上昇、下降位置でそれぞれ2secの待機時間を持たせて駆動し、同時に60rpmの速度で回転しながら溶融ガラス6を30分攪拌する。なお、攪拌羽42は溶融ガラス6から露出して気泡を溶融ガラス6内に巻き込まぬよう、約1.5cmの距離を溶融ガラス6の液面と攪拌羽42の羽根42b上端との間に空けている。このとき、攪拌羽42で発生した回転軸42aから離れる方向に向かうガラス流は、攪拌羽42の回転軸42aを中心とした円弧状の内壁により規制され、上下方向の流動量が増加し流動速度も速まり、同時に攪拌羽42を通過する流動と逆行する向きにプランジャ4が配設されている円弧状の内壁付近を溶融ガラスが通過し、極めて高い攪拌効果を発揮する。
【0034】
この後に、8gの溶融ガラス(比重2.52)をプランジャ4を開閉することにより、33秒サイクルでガラス塊として供給する。坩堝41の溶融容積は8000cm3 であり、約530個のガラス塊を得ることができる。当然、供給を行うに連れて溶融ガラス6は減少し、溶融ガラス6の液面が低下する。これに伴って、図9に示すように、攪拌羽42は上下動のストロークを減少させ、溶融ガラス6の液面と攪拌羽42の羽根42b上端との距離を一定に保つように駆動して供給を行う。
【0035】
このとき、攪拌羽42の羽根42bの厚さは薄く形成されているので、攪拌羽42を沈めることができる溶融ガラス6の体積が減少するため、気泡が混入する限界の溶融ガラス6の量が減少する。すなわち、坩堝41内の溶融ガラス供給限界量が減少し、溶融ガラスの歩留りを向上させることができる。また、実験の結果、攪拌効果が向上した分回転数を下げることも可能であり、攪拌羽42が溶融ガラス6の液面から露出した後の溶融ガラス6への気泡混入防止も実現できることを確認した。
【0036】
なお、攪拌羽42の動作パターンは、均質化の要求レベルや、均質化時間、溶融ガラスの硝種によって上下動や一時停止等の動き、速度および回転数を自由に設定するものである。
【0037】
本実施の形態によれば、実施の形態3と同様の効果に加え、つぎのような具体的な効果を確認した。従来では、攪拌を開始してから供給を開始するまでの時間が1時間半であったのに対し、1/3の時間で均質化が完了するようになった。また、従来では、攪拌羽の回転速度を100rpmで行っていたため、溶融ガラスの液面が攪拌羽の最下位置よりも下になった場合は、気泡の混入が発生し、良品を得ることができず、約30%の残留ガラスが不良となっていたが、本実施の形態では、溶融ガラスの残量が120gまで、気泡のない良品を得ることが可能であった。
【0038】
(実施の形態5)
図10〜図11は実施の形態5を示し、図10は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図11は坩堝付近の水平断面図である。本実施の形態の光学ガラスの供給装置は、攪拌羽の回転軸を中心とした円とこの円の同心円上に3等分された位置に配された供給口を中心とした円とを円弧で結んで外形を形成しかつ断面が筒状の坩堝を用いたものであるが、その他は実施の形態1または2と同様のため、異なる部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
【0039】
図10および図11において、容器としての坩堝51は、攪拌手段としての攪拌羽52の回転軸52aを中心とした円とこの円の同心円上に3等分された位置に配された3ヶ所の供給口を中心とした円とを円弧で結んで外形となし、かつ筒状に形成されている。坩堝51は断熱材からなる炉外壁11内に配設された溶融炉ヒータ19により加熱されている。坩堝51の底面には、供給口3が3ヶ所に穿設され、その上方には、それぞれプランジャ4が配設されて、実施の形態1と同一のプランジャモータ14、ボールネジ16およびプランジャガイド18からなる駆動装置に上下駆動自在に連結されている。攪拌羽52は、実施の形態2の攪拌羽22(図3参照)に比べ羽根52bの厚さは薄く形成されている。その他の構成は実施の形態1または2と同様である。
【0040】
つぎに、溶融ガラスの供給方法について説明する。坩堝51にSF11の粗溶解の完了したガラスカレットを投入し、炉内温度を1280℃まで3時間で昇温し、そのまま40分間保持した後、1060℃まで1時間半かけて降下させ、脱泡を行う。その後、攪拌羽52の攪拌動作を開始する。
【0041】
ここで、攪拌羽52の回転軌跡による攪拌羽軌跡面積A2 は坩堝液面面積A1 の49%であり、攪拌羽52を75rpmで回転させる。さらに、攪拌羽52の羽根52bの上端を溶融ガラス6の液面から12cm空けるとともに、坩堝溶融ガラス体積V1 に対して攪拌羽軌跡体積V2 が36%以上となるように150mm/secの速度で上下動を行う。この攪拌動作を10分間行った後。攪拌羽52の上下速度を100mm/secに落として供給を開始する。3つのプランジャ4の上下位置を制御して、1020℃に設定されたノズル5よりそれぞれ30g/minの速度で溶融ガラス6を供給する。当然、溶融ガラス6の供給に伴い、溶融ガラス6が減少していくため、攪拌羽52のストロークも液面の下降に追従して減少させる。
【0042】
通常、プランジャ4の周辺は、プランジャ4自体が障害物となり、攪拌羽52の作動による溶融ガラス6の流動を妨げ、淀みが発生し易い場所のため、複数のプランジャを使用して、コンパクトな供給装置を設計することが困難であったが、攪拌羽52で発生した流動を効率よくプランジャの配置されている供給口3に送り込むことが可能であり、同時に攪拌羽52が坩堝51の内壁面に接近しているため、均質度レベルの非常に高い溶融ガラスを得ることが可能となった。
【0043】
本実施の形態によれば、実施の形態3と同様の効果に加え、供給効率を向上させるとともに、複数の供給口から溶融ガラスが供給可能な坩堝であっても、均質度の高い溶融ガラスを供給することができる。
【0044】
(実施の形態6)
図12〜図13は実施の形態6を示し、図12は円筒形の坩堝を想定したイメージ図、図13は光学ガラスの供給装置の部分透過斜視図である。
【0045】
本実施の形態は、坩堝、攪拌羽または攪拌棒の形状や供給口の位置にとらわれず、均質度の高い溶融ガラスを得るためのものである。実施の形態1〜5で示した方法を用いても、非常に攪拌能力の低い攪拌羽を用いた場合は、その構成での最良の均質状態を得ることはできても、その均質状態が均質度の規格を満足できない場合がある。本実施の形態は、攪拌羽または攪拌棒の回転や揺動またはその組み合わせによって動作する立体的な攪拌軌跡体積が、坩堝の溶融ガラス体積に対して30%以上であった場合、高い均質性レベルを実現できるという実験結果に基づくものである。
【0046】
図12において、坩堝の半径および高さを共に1mとした場合、攪拌羽の半径を70cmとすれば、攪拌羽の上下方向到達範囲は約62cmであり、坩堝内の溶融ガラス体積V1 の30%に相当する攪拌羽軌跡体積V2 は、予想外に広い範囲であることが分かる。勿論、均質性レベルの要求によっては、溶融ガラス体積に対する攪拌羽体積の割合を増やして対応することも可能である。
【0047】
図13において、容器としての坩堝61は、便宜上図示しないヒータで加熱されている図示しない炉外壁の中に内蔵されている。坩堝61内には、攪拌手段としての攪拌羽62が垂設され、攪拌羽62の上端は攪拌羽モータ12に連結され回転駆動される。攪拌羽モータ12は攪拌羽ガイド17に嵌装し図示しない駆動機構によって上下駆動される。攪拌羽ガイド17は、攪拌羽駆動用XYロボット8に連結され水平面の2方向に直進駆動される。また、図示しない供給口が、坩堝61の底面に穿設されており、図示しないノズルが連設され、溶融ガラスを供給できるようになっている。さらに、上記供給口の上方には、図示しないプランジャとその上下駆動装置が配設されている。
【0048】
坩堝61内の溶融ガラス6の液面面積に対して、攪拌羽62が回転しながら水平方向に駆動される攪拌羽軌跡面積は65%である。また、攪拌羽62が上下駆動されるストロークと下端の羽根の厚さとの合計は、溶融ガラスの深さの約62%である。この攪拌羽62は上下動を行いながら、水平方向に駆動されるため、攪拌羽62の攪拌軌跡体積V2 は坩堝溶融ガラス体積V1 の40%に相当し、溶融ガラス6の液面および坩堝61の内壁から攪拌羽62までの距離を非常に近く設定することができる。すなわち、攪拌羽62により発生させる流れの速い流動を、坩堝61の内壁に近付けられるために、不均質な坩堝壁面近傍に存在する溶融ガラスを効率よく均質化できるのである。
【0049】
本実施の形態によれば、溶融坩堝内に分布する溶融ガラスが完全に均質でなくても、攪拌羽または攪拌棒の回転や揺動またはその組み合わせによって動作する立体的な攪拌軌跡体積が、坩堝の溶融ガラス体積に対して30%以上であった場合、高い均質度レベルを実現できるので、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給することができる。また、液面や連続溶融の場合の流入口近辺等の一部を除き、供給口の位置を殆ど制限しない程度に、坩堝内全体の溶融ガラスを均質化することができ、自由な坩堝形状や、供給口のレイアウトが可能となる。さらに、攪拌羽の形状を単純化することもできる。
【0050】
なお、攪拌羽の駆動パターンは、上記に示したものに限定されるものではなく、揺動、回転、水平移動、上下移動等の如何なるものであっても、本発明の実施の形態に属するものである。また、実施の形態1〜5と組み合わせることにより、極めて均質度の高い溶融ガラスを得ることができる。
【0051】
なお、上記の具体的実施の形態から、つぎのような構成の技術的思想が導きだされる。
(付記)
(1) 容器内に貯留されている光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる光学ガラスの供給装置において、前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌する攪拌手段と、攪拌しているときに溶融ガラスが最大速度で流れている子午面流線の延長上に設けられた供給口を有する容器とを具備することを特徴とする光学ガラスの供給装置。
容器内に分布する溶融ガラスが完全に均質でなくても、供給口からは高い均質度レベルの溶融ガラスを供給することができる。
【発明の効果】
請求項1に係る発明の光学ガラスの供給方法によれば、容器内に分布する溶融ガラスが完全に均質でなくても、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。
【図2】実施の形態1の坩堝付近の水平断面図である。
【図3】実施の形態2の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。
【図4】実施の形態2の坩堝付近の水平断面図である。
【図5】実施の形態3の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。
【図6】実施の形態3の坩堝付近の水平断面図である。
【図7】実施の形態4の溶融ガラスが満杯時の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。
【図8】実施の形態4の坩堝付近の水平断面図である。
【図9】実施の形態4の溶融ガラスが減量時の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。
【図10】実施の形態5の光学ガラスの供給装置の縦断面図である。
【図11】実施の形態5の坩堝付近の水平断面図である。
【図12】実施の形態6の円筒形の坩堝を想定したイメージ図である。
【図13】実施の形態6の光学ガラスの供給装置の部分透過斜視図である。
【図14】従来技術の均質化攪拌装置の部分縦断面図である。
【図15】従来技術の攪拌棒のクランク上部とクランク下部の軌跡を示す図である。
【図16】従来技術の坩堝内の不均質部分の分布図である。
【符号の説明】
1 坩堝
2 攪拌羽
3 供給口
6 溶融ガラス
10 子午面流線

Claims (1)

  1. 容器内に貯留されている光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる光学ガラスの供給方法において、前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌手段で攪拌する工程と、攪拌しているときに溶融ガラスが最大速度で流れている子午面流線の延長上に設けられた供給口から前記溶融ガラスを流出させる工程とを有することを特徴とする光学ガラスの供給方法。
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