JPH11147721A - 光学ガラスの供給方法 - Google Patents
光学ガラスの供給方法Info
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- JPH11147721A JPH11147721A JP9313909A JP31390997A JPH11147721A JP H11147721 A JPH11147721 A JP H11147721A JP 9313909 A JP9313909 A JP 9313909A JP 31390997 A JP31390997 A JP 31390997A JP H11147721 A JPH11147721 A JP H11147721A
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Abstract
くても、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給す
る。 【解決手段】容器1内に貯留されている光学ガラスの原
料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口3から流
出させる光学ガラスの供給方法において、前記光学ガラ
スの原料またはカレットを加熱溶融した溶融ガラス6を
攪拌手段2で攪拌する工程と、攪拌しているときに溶融
ガラス6が最大速度で流れている子午面流線10の延長
上に設けられた供給口3から溶融ガラス6を流出させる
工程とを有する。
Description
ガラスの供給方法に関する。
れる光学ガラスは、一部の屈折率分布レンズ等を除い
て、非常に高い均質度と安定した光学定数を必要とす
る。一般に光学ガラスの均質度が低い部分には脈理が観
察され、光学性能を低下させる原因となっている。この
ため、光学ガラスを溶融するときには、強制的な攪拌作
業が行われ、揮発による成分変化や溶融ガラス成分の凝
集やムラなどの脈理となる要因を除去する。この溶融ガ
ラスを攪拌して均質化する技術には、「溶融ガラスの均
質化攪拌方法及びその装置」として、特開平2−252
626号公報所載の技術が開示されている。図14およ
び図15を用いて、この技術を説明する。
動部102がL字形アーム101aを介して支持され、
更に駆動部103が直に支持されている。駆動部102
の回転力は回転力伝達手段である歯車104、105を
介して主軸106に伝達され、駆動部103の回転力は
回転力伝達手段である歯車107、108を介して副軸
109に伝達される。副軸109は支持台101に垂直
かつ回転可能に支持され、その中に主軸106が同軸に
かつ回転可能に支持されている。主軸106の下端部に
は、アルミナ質セラミックス製の回転アーム110が主
軸106に対して直角に取付けられ、更に、回転アーム
110の先端部には、アルミナ質セラミックス製の軸受
111を介して白金合金製のクランク型攪拌棒112が
垂直に取付けられている。副軸109の下端部には歯車
113が取付けられ、この歯車はクランク型攪拌棒11
2の上端部に取付けられた歯車114と噛み合い、副軸
109の回転力をクランク型攪拌棒112に伝達する。
ここで、歯車113と歯車114のギヤ比は1対1であ
る。なお、主軸106は2重管になっており、矢印11
5方向から冷却水が注入され、主軸106内部を循環し
て矢印116方向に排出され、主軸106を冷却する。
法ついて説明する。クランク型攪拌棒112は、クラン
ク上部112a、クランク水平部112bおよびクラン
ク下部112cからなっており、クランク下部112c
からクランク上部112aの下方部分まで、溶融ガラス
117中に浸漬されている。先ず、駆動部102を作動
させることによって、歯車104を回転させ、この回転
を歯車105に伝え、主軸106を6回/分で回転させ
る。この主軸106の回転により、主軸106の下端部
に取付けられたアルミナ質セラミックス製回転アーム1
10が回転し、軸受111を介してクランク型攪拌棒1
12を主軸106の回りに回転(公転)させる。図15
の円形の一点鎖線aは、上記回転時に攪拌棒112のク
ランク上部112aの中心軸線118によって描かれる
軌跡である。
って、歯車107を回転させ、この回転を歯車108に
伝え、副軸109を63/分で回転させる。従って、主
軸106が1回転すると、副軸109は10.5回転
し、この副軸109の回転は、ギヤ比1:1の歯車11
3、114によって攪拌棒112に伝えられ、攪拌棒1
12は中心軸線118を中心にして10.5回転する。
主軸106と副軸109が同時にそれぞれ上記回転数で
回転することにより、クランク上部112aが主軸10
6の中心軸線119を中心にして1回転(公転)する間
に、クランク上部112aの中心軸線118を中心にし
て10.5回転(自転)することになる。図15の実線
bはクランク下部112cの中心軸線120によって描
かれる軌跡である。なお、実線bの軌跡は一点鎖線a上
に中心を持つ複数の円の連続となっっているが、実際の
軌跡はクランク下部112cの回転中心であるクランク
上部112aの中心軸線118が一点鎖線a上を移動し
ながら描かれるため、いびつな楕円形の連続である。
ンク上部112aは円軌道に沿って回転して溶融ガラス
表面を攪拌し、クランク下部112cは自転しながら前
記円軌道に沿って公転して、溶融槽121内をまんべん
なく通過し、溶融槽121内の溶融ガラス全体を攪拌
し、表層部および内部共にくまなく攪拌棒による剪断力
を及ぼすことができ、きわめて均質度の高いガラスを得
ることができる。
術にはつぎのような問題点があった。上記従来技術で
は、溶融坩堝の形状や溶融ガラスの供給口の位置とは無
関係に、坩堝内の溶融ガラス全体を攪拌棒の自転と公転
とが合成する軌跡の運動によって均質化しようとするも
のである。しかし、溶融ガラスの攪拌、均質化は、水な
どの液体の攪拌、均質化や、粉体の攪拌、均質化とは以
下の点で異なる。
わない液体同士の攪拌、またはイオン化する溶質を水に
溶かす等の場合は、攪拌により均質化を行ったあとは、
放置しておいてもある程度長期にわたり均質度が維持さ
れる。溶融ガラスの場合は、溶融ガラスの表面から揮発
性物質が絶えず揮発することが多く、揮発によって溶融
ガラスの組成は変動し、不均質な部分が発生して脈理と
なり続ける。また、連続炉を用いた場合は、溶融ガラス
の供給に伴い、均質化されていない溶融ガラスが流れ込
む。さらに、溶融ガラスは高温下で溶融されており、溶
融ガラス内に対流が発生するため、不均質部分は他の部
分に巻き込まれていく。 粉体の攪拌との相違:粉体の攪拌の場合は、粉体を
収容する容器や攪拌棒の壁面に付着することは少なく、
攪拌運動によって、壁面付近の粉体も移動して他の粉体
と混合し、均質化される。溶融ガラスの攪拌の場合は、
攪拌容器および攪拌棒などの壁面から溶融ガラスが分離
することがなく、溶融ガラスの流動速度は壁面に近づく
につれて限りなく0に接近する。特に、溶融ガラスの粘
度が高い場合は、壁面近傍の流動速度が更に遅くなり、
攪拌による均質化が困難となる。
坩堝内の溶融ガラス全体を完全に均質化することは困難
であり、の理由により、溶融ガラスを排出するための
供給口は、通常溶融坩堝の壁面近傍に配置されているの
で、攪拌棒付近の流速が速い部分の溶融ガラスに比べ、
排出される溶融ガラスの均質度が悪化するという問題点
があった。図16は溶融槽121内の溶融ガラス117
の均質度の分布図を示し、図中の色分けは、色が濃い部
分ほど不均質であることを示している。
れたもので、請求項1、2または3に係る発明の課題
は、容器内に分布する溶融ガラスが完全に均質でなくて
も、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給するこ
とができる光学ガラスの供給方法を提供することであ
る。
に、請求項1に係る発明の光学ガラスの供給方法は、容
器内に貯留されている光学ガラスの原料またはカレット
を加熱溶融し、容器の供給口から流出させる光学ガラス
の供給方法において、前記光学ガラスの原料またはカレ
ットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌手段で攪拌する工
程と、攪拌しているときに溶融ガラスが最大速度で流れ
ている子午面流線の延長上に設けられた供給口から前記
溶融ガラスを流出させる工程とを有する。請求項2に係
る発明の光学ガラスの供給方法は、容器内に貯留されて
いる光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融し、容
器の供給口から流出させる光学ガラスの供給方法におい
て、前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融し
た溶融ガラスを攪拌する攪拌手段の回動中心を中心とし
た円と容器の供給口を設置する円とを適宜に結んで外形
を形成しかつ断面が筒状の容器内で溶融ガラスを攪拌す
る工程と、前記溶融ガラスを供給口から流出させる工程
とを有する。請求項3に係る発明の光学ガラスの供給方
法は、容器内に貯留されている光学ガラスの原料または
カレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる光
学ガラスの供給方法において、前記光学ガラスの原料ま
たはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌する攪拌
手段を回動、揺動またはその組み合わせで動作させる工
程を有し、前記攪拌手段の動作の軌跡の体積が容器内に
貯留されている溶融ガラスの体積に対して30%以上で
ある。
スの供給方法は、光学ガラスの原料またはカレットを加
熱溶融した溶融ガラスを攪拌手段で攪拌し、攪拌してい
るときに溶融ガラスが最大速度で流れている子午面流線
の延長上に設けられた供給口から溶融ガラスを流出させ
る。また、請求項2に係る発明の光学ガラスの供給方法
は、光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶
融ガラスを攪拌する攪拌手段の回動中心を中心とした円
と容器の供給口を設置する円とを適宜に結んで外形を形
成しかつ断面が筒状の容器内で溶融ガラスを攪拌する。
そして、攪拌された溶融ガラスを供給口から流出させ
る。さらに、請求項3に係る発明の光学ガラスの供給方
法は、光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した
溶融ガラスを攪拌する攪拌手段を回動、揺動またはその
組み合わせで動作させる。このとき、攪拌手段の動作の
軌跡の体積が容器内に貯留されている溶融ガラスの体積
に対して30%以上であるようにする。そして、攪拌さ
れた溶融ガラスを供給口から流出させる。
本発明を説明する。なお、請求項1に係る発明は実施の
形態1および2、請求項2に係る発明は実施の形態3、
4および5、請求項3に係る発明は実施の形態6にそれ
ぞれ対応するものである。
1を示し、図1は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図
2は坩堝付近の水平断面図である。
は、容器としての坩堝1が内蔵されている。坩堝1の周
囲には、これを加熱するための坩堝ヒータ19が周設さ
れ、坩堝1内の光学ガラスを加熱溶融できるように構成
されている。坩堝1内には、下端にプロペラ状の羽根を
有する攪拌手段としての攪拌羽2が垂設され、攪拌羽2
の上端は炉外壁11の上面に配設された攪拌羽モータ1
2に回転駆動されるように連結されている。坩堝1の底
面には、供給口3が形成され、供給口3には、ノズル5
が連設されている。ノズル5の周囲には、ノズルヒータ
20が周設され、坩堝ヒータ19とは独立して温度制御
されている。供給口3の上方には、溶融ガラス6の供給
量を制御するためのプランジャ4が垂設されている。プ
ランジャ4は、炉外壁11の上面に立設されたプランジ
ャガイド18に上下動自在に嵌装されており、このプラ
ンジャガイド18の上部に連設されたプランジャモータ
14によって、ボールネジ16を介して上下駆動される
ように構成されている。プランジャ4の上下動によっ
て、供給口3の開口面積を制御することにより、溶融ガ
ラスの供給量を制御することができる。
坩堝1内各部分の溶融ガラスが、攪拌羽2付近の無色で
示される部分であって均質度の高い溶融ガラス6aと入
れ替わるまでの時間を示しており、濃い部分ほど置換す
るための時間がかかる。すなわち、攪拌されにくい部分
であり、無色で表示された溶融ガラス6aの部分に比
べ、不均質なことを模式的に示している。また、攪拌羽
2を静止系から観察した流線の包絡面である「流れ面」
と「子午面」との交線である「子午面流線」の中で最も
速度の大きな子午面流線10を延長して、坩堝1の底部
に到達する場所に、供給口3を配置している。これによ
り、均質度の高い溶融ガラス6aを供給口3およびノズ
ル5を経て供給することができる。
決まる攪拌羽2と供給口5との距離は、相対的なもので
あるため、攪拌羽2の回転数や動作、攪拌羽2の下端の
羽根の形状によって変化する。従って、これらの要素を
変化することによって、先に設定した攪拌羽2と供給口
5との距離に合致させることができる。ここで、最も速
度の大きな子午面流線10の位置は、コンピュータによ
るシミュレーションによって求めるか、または、縮尺し
た模型を作成し粘度のある代替溶液により観察し確認し
て求める。なお、子午面流線は坩堝の水平断面形状が攪
拌羽と同軸で軸対称形状である場合は、子午面流線も攪
拌羽の回転軸に対して軸対称形状となるが、坩堝の水平
断面形状が軸対称形状でない場合は、子午面流線が描く
形状は軸対称形状とはならないことがある。
溶融ガラスが完全に均質でなくても、供給口からは均質
度の高い溶融ガラスを供給することができる。
攪拌中、最も速度が大きい子午面流線の延長線上に供給
口が配設されているが、常時その位置にある必要はな
く、均質化の度合いや攪拌時間に応じて攪拌羽の動作や
回転数を変更してもよい。
2を示し、図3は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図
4は坩堝付近の水平断面図である。本実施の形態の光学
ガラスの供給装置は、連続溶融炉用であるが、その基本
構成は実施の形態1と同一のため、異なる部分のみ説明
し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
は、容器としての坩堝21が内蔵されている。坩堝21
の右端には、連続溶融炉からの溶融ガラス6を流入させ
るための流入口7が連設されている。この流入口7から
は、S−BAL41の原料を溶融、脱泡した溶融ガラス
6が供給される。坩堝21内には、下端にプロペラ状の
やや薄い厚さに形成された羽根を有する攪拌手段として
の攪拌羽22が垂設され、攪拌羽22の上端は攪拌羽モ
ータ12に回転駆動されるように連結されている。攪拌
羽モータ12は炉外壁11の上面に立設された攪拌羽ガ
イド17に上下動自在に嵌装しており、この攪拌用ガイ
ド17の上部に連設された攪拌羽上下モータ13によっ
て、ボールネジ15を介して上下駆動されるように構成
されている。坩堝1の底面には、供給口3が最も速度の
大きな子午面流線10を延長して、坩堝21の底部に到
達する場所の2ヶ所に形成され、供給口3には、ノズル
5が連設されている。その他の構成は実施の形態1と同
一である。
る。坩堝21は坩堝ヒータ19により1130℃に保持
されている。坩堝21の流入口からはS−BAL41の
原料を溶融、脱泡した溶融ガラス6が供給され、所定の
量だけ貯留される。貯留された溶融ガラス6は、攪拌羽
22が攪拌羽モータ12により80rpmで回転駆動さ
れ、かつ攪拌羽上下モータ13により50mm/sec
で上下駆動される複合運動により攪拌、均質化される。
均質化された溶融ガラス6は、プランジャー4をプラン
ジャーモータ14により上昇させて、閉鎖している供給
口3を開放する。供給口3に連設したノズル5は、ノズ
ルヒータ20により1010℃に保持されており、この
ノズル5から10秒サイクルで1.8gの溶融ガラスが
供給される。
流線の包絡面である「流れ面」と「子午面」(攪拌羽2
2と供給口3とを結ぶ面)との交線である「子午面流
線」の中で最も速度の大きい子午面流線10は、攪拌羽
22の回転軸に対し軸対称形状ではないが、子午面流線
10の延長線上には、供給口3が配設されている。この
ため、坩堝21内を単位時間当たり最も多く攪拌羽を通
過した流れ、すなわち、最も均質度の高い溶融ガラス6
aを供給口3から流出させることができる。
からなる場合であっても、実施の形態1と同様の効果を
得ることができる。
3を示し、図5は光学ガラスの供給装置の縦断面図、図
6は坩堝付近の水平断面図である。本実施の形態の光学
ガラスの供給装置は、攪拌羽の回転軸を中心とした円と
供給口を中心とした円とを直線で結んで外形を形成しか
つ断面が筒状の坩堝を用いたものであるが、その他は実
施の形態1または2と同様のため、異なる部分のみ説明
し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
また、溶融ガラスの供給方法は、実施の形態2と同様の
ため、説明を省略する。
堝31は、攪拌手段としての攪拌羽32の回転軸を中心
とした円と供給口を中心とした円とを直線で結んで外形
となし、かつ筒状に形成されている。坩堝31の左端に
は、連続溶融炉からの溶融ガラス6を流入させる流入口
7が連設されている。この流入口7からは、光学ガラス
の原料を溶融、脱泡した溶融ガラス6が供給される。坩
堝31は断熱材からなる炉外壁11内に配設された溶融
炉ヒータ39により加熱されている。その他の構成は実
施の形態1または2と同様である。
明する。この坩堝形状は、攪拌羽32の攪拌能力を最大
限に発揮し、且つ供給口3に均質度の高い溶融ガラス6
を流出させることができるものである。なぜならば、攪
拌羽32の回転軸を中心として囲われている坩堝31の
大きな円弧状の内壁が、攪拌羽32から発生した水平方
向(回転軸に垂直な方向)への流動を規制するために、
上下方向の流れを速めることができ、さらに攪拌羽32
の上下動による上下方向の流れは、プランジャ4が配設
されている小さな円弧状の内壁内を通過するために集中
し、より均質度の高い溶融ガラス6の流れを供給口3付
近に発生させるからである。
内の不均質ガラスは、流入口7からの流入および溶融ガ
ラス6表面での揮発によるものであるが、坩堝31の底
面の供給口3に到達するまでに、攪拌羽32により何回
となく上下の対流を繰り返し、攪拌、均質化される。勿
論、攪拌羽32の能力に対して、流入口7からの不均質
ガラスの流入量には限界が存在するが、処理速度は従来
の溶融方法に比較して格段に向上する。
中心とした円と供給口を中心とした円とを直線で結んで
外形を形成しかつ断面が筒状の坩堝を用いることによ
り、坩堝内に分布する溶融ガラスの攪拌効率を高め、供
給口からは均質度の高い溶融ガラスを供給することがで
きる。また、攪拌時間の短縮や、均質度レベルの向上を
達成することができる。
4を示し、図7は溶融ガラスが満杯時の光学ガラスの供
給装置の縦断面図、図8は坩堝付近の水平断面図、図9
は溶融ガラスが減量時の光学ガラスの供給装置の縦断面
図である。本実施の形態の光学ガラスの供給装置は、実
施の形態3の連続溶融炉をバッチ式溶融炉に替えたもの
であり、その他は実施の形態1または2と同様のため、
異なる部分のみ説明し、同一の部材には同一の符号を付
し説明を省略する。
に伴い、坩堝底面から溶融ガラス表面までの距離(深
さ)が減少する。このため、回転している攪拌羽が溶融
ガラス表面に露出すると、気泡を巻き込むという不具合
が発生し、歩留りの低下を招いたり、気泡を巻き込まな
いように、攪拌羽の回転数を落として均質度が低下する
などの問題が発生する。本実施の形態は、この問題点を
解決するものである。
堝41は、攪拌手段としての攪拌羽42の回転軸42a
を中心とした円と供給口を中心とした円とを直線で結ん
で外形となし、かつ筒状に形成されている。坩堝41は
断熱材からなる炉外壁11内に配設された溶融炉ヒータ
49により加熱されている。攪拌羽42は、実施の形態
3の攪拌羽32(図5参照)に比べ羽根42bの厚さが
薄く形成されている。その他の構成は実施の形態1また
は2と同様である。
明する。原料となる粗溶解の完了したガラスカレットを
坩堝41内に投入し、炉内温度を1430℃まで2時間
で昇温し、そのまま1時間保持した後、1380℃まで
40分で降下させ、脱泡を行う。その後、その温度を保
ったまま、攪拌羽42を100mm/secで上下動さ
せ、上昇、下降位置でそれぞれ2secの待機時間を持
たせて駆動し、同時に60rpmの速度で回転しながら
溶融ガラス6を30分攪拌する。なお、攪拌羽42は溶
融ガラス6から露出して気泡を溶融ガラス6内に巻き込
まぬよう、約1.5cmの距離を溶融ガラス6の液面と
攪拌羽42の羽根42b上端との間に空けている。この
とき、攪拌羽42で発生した回転軸42aから離れる方
向に向かうガラス流は、攪拌羽42の回転軸42aを中
心とした円弧状の内壁により規制され、上下方向の流動
量が増加し流動速度も速まり、同時に攪拌羽42を通過
する流動と逆行する向きにプランジャ4が配設されてい
る円弧状の内壁付近を溶融ガラスが通過し、極めて高い
攪拌効果を発揮する。
2)をプランジャ4を開閉することにより、33秒サイ
クルでガラス塊として供給する。坩堝41の溶融容積は
8000cm3 であり、約530個のガラス塊を得るこ
とができる。当然、供給を行うに連れて溶融ガラス6は
減少し、溶融ガラス6の液面が低下する。これに伴っ
て、図9に示すように、攪拌羽42は上下動のストロー
クを減少させ、溶融ガラス6の液面と攪拌羽42の羽根
42b上端との距離を一定に保つように駆動して供給を
行う。
は薄く形成されているので、攪拌羽42を沈めることが
できる溶融ガラス6の体積が減少するため、気泡が混入
する限界の溶融ガラス6の量が減少する。すなわち、坩
堝41内の溶融ガラス供給限界量が減少し、溶融ガラス
の歩留りを向上させることができる。また、実験の結
果、攪拌効果が向上した分回転数を下げることも可能で
あり、攪拌羽42が溶融ガラス6の液面から露出した後
の溶融ガラス6への気泡混入防止も実現できることを確
認した。
化の要求レベルや、均質化時間、溶融ガラスの硝種によ
って上下動や一時停止等の動き、速度および回転数を自
由に設定するものである。
様の効果に加え、つぎのような具体的な効果を確認し
た。従来では、攪拌を開始してから供給を開始するまで
の時間が1時間半であったのに対し、1/3の時間で均
質化が完了するようになった。また、従来では、攪拌羽
の回転速度を100rpmで行っていたため、溶融ガラ
スの液面が攪拌羽の最下位置よりも下になった場合は、
気泡の混入が発生し、良品を得ることができず、約30
%の残留ガラスが不良となっていたが、本実施の形態で
は、溶融ガラスの残量が120gまで、気泡のない良品
を得ることが可能であった。
形態5を示し、図10は光学ガラスの供給装置の縦断面
図、図11は坩堝付近の水平断面図である。本実施の形
態の光学ガラスの供給装置は、攪拌羽の回転軸を中心と
した円とこの円の同心円上に3等分された位置に配され
た供給口を中心とした円とを円弧で結んで外形を形成し
かつ断面が筒状の坩堝を用いたものであるが、その他は
実施の形態1または2と同様のため、異なる部分のみ説
明し、同一の部材には同一の符号を付し説明を省略す
る。
の坩堝51は、攪拌手段としての攪拌羽52の回転軸5
2aを中心とした円とこの円の同心円上に3等分された
位置に配された3ヶ所の供給口を中心とした円とを円弧
で結んで外形となし、かつ筒状に形成されている。坩堝
51は断熱材からなる炉外壁11内に配設された溶融炉
ヒータ19により加熱されている。坩堝51の底面に
は、供給口3が3ヶ所に穿設され、その上方には、それ
ぞれプランジャ4が配設されて、実施の形態1と同一の
プランジャモータ14、ボールネジ16およびプランジ
ャガイド18からなる駆動装置に上下駆動自在に連結さ
れている。攪拌羽52は、実施の形態2の攪拌羽22
(図3参照)に比べ羽根52bの厚さは薄く形成されて
いる。その他の構成は実施の形態1または2と同様であ
る。
明する。坩堝51にSF11の粗溶解の完了したガラス
カレットを投入し、炉内温度を1280℃まで3時間で
昇温し、そのまま40分間保持した後、1060℃まで
1時間半かけて降下させ、脱泡を行う。その後、攪拌羽
52の攪拌動作を開始する。
羽軌跡面積A2 は坩堝液面面積A1の49%であり、攪
拌羽52を75rpmで回転させる。さらに、攪拌羽5
2の羽根52bの上端を溶融ガラス6の液面から12c
m空けるとともに、坩堝溶融ガラス体積V1 に対して攪
拌羽軌跡体積V2 が36%以上となるように150mm
/secの速度で上下動を行う。この攪拌動作を10分
間行った後。攪拌羽52の上下速度を100mm/se
cに落として供給を開始する。3つのプランジャ4の上
下位置を制御して、1020℃に設定されたノズル5よ
りそれぞれ30g/minの速度で溶融ガラス6を供給
する。当然、溶融ガラス6の供給に伴い、溶融ガラス6
が減少していくため、攪拌羽52のストロークも液面の
下降に追従して減少させる。
4自体が障害物となり、攪拌羽52の作動による溶融ガ
ラス6の流動を妨げ、淀みが発生し易い場所のため、複
数のプランジャを使用して、コンパクトな供給装置を設
計することが困難であったが、攪拌羽52で発生した流
動を効率よくプランジャの配置されている供給口3に送
り込むことが可能であり、同時に攪拌羽52が坩堝51
の内壁面に接近しているため、均質度レベルの非常に高
い溶融ガラスを得ることが可能となった。
様の効果に加え、供給効率を向上させるとともに、複数
の供給口から溶融ガラスが供給可能な坩堝であっても、
均質度の高い溶融ガラスを供給することができる。
形態6を示し、図12は円筒形の坩堝を想定したイメー
ジ図、図13は光学ガラスの供給装置の部分透過斜視図
である。
棒の形状や供給口の位置にとらわれず、均質度の高い溶
融ガラスを得るためのものである。実施の形態1〜5で
示した方法を用いても、非常に攪拌能力の低い攪拌羽を
用いた場合は、その構成での最良の均質状態を得ること
はできても、その均質状態が均質度の規格を満足できな
い場合がある。本実施の形態は、攪拌羽または攪拌棒の
回転や揺動またはその組み合わせによって動作する立体
的な攪拌軌跡体積が、坩堝の溶融ガラス体積に対して3
0%以上であった場合、高い均質性レベルを実現できる
という実験結果に基づくものである。
共に1mとした場合、攪拌羽の半径を70cmとすれ
ば、攪拌羽の上下方向到達範囲は約62cmであり、坩
堝内の溶融ガラス体積V1 の30%に相当する攪拌羽軌
跡体積V2 は、予想外に広い範囲であることが分かる。
勿論、均質性レベルの要求によっては、溶融ガラス体積
に対する攪拌羽体積の割合を増やして対応することも可
能である。
は、便宜上図示しないヒータで加熱されている図示しな
い炉外壁の中に内蔵されている。坩堝61内には、攪拌
手段としての攪拌羽62が垂設され、攪拌羽62の上端
は攪拌羽モータ12に連結され回転駆動される。攪拌羽
モータ12は攪拌羽ガイド17に嵌装し図示しない駆動
機構によって上下駆動される。攪拌羽ガイド17は、攪
拌羽駆動用XYロボット8に連結され水平面の2方向に
直進駆動される。また、図示しない供給口が、坩堝61
の底面に穿設されており、図示しないノズルが連設さ
れ、溶融ガラスを供給できるようになっている。さら
に、上記供給口の上方には、図示しないプランジャとそ
の上下駆動装置が配設されている。
して、攪拌羽62が回転しながら水平方向に駆動される
攪拌羽軌跡面積は65%である。また、攪拌羽62が上
下駆動されるストロークと下端の羽根の厚さとの合計
は、溶融ガラスの深さの約62%である。この攪拌羽6
2は上下動を行いながら、水平方向に駆動されるため、
攪拌羽62の攪拌軌跡体積V2 は坩堝溶融ガラス体積V
1 の40%に相当し、溶融ガラス6の液面および坩堝6
1の内壁から攪拌羽62までの距離を非常に近く設定す
ることができる。すなわち、攪拌羽62により発生させ
る流れの速い流動を、坩堝61の内壁に近付けられるた
めに、不均質な坩堝壁面近傍に存在する溶融ガラスを効
率よく均質化できるのである。
する溶融ガラスが完全に均質でなくても、攪拌羽または
攪拌棒の回転や揺動またはその組み合わせによって動作
する立体的な攪拌軌跡体積が、坩堝の溶融ガラス体積に
対して30%以上であった場合、高い均質度レベルを実
現できるので、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを
供給することができる。また、液面や連続溶融の場合の
流入口近辺等の一部を除き、供給口の位置を殆ど制限し
ない程度に、坩堝内全体の溶融ガラスを均質化すること
ができ、自由な坩堝形状や、供給口のレイアウトが可能
となる。さらに、攪拌羽の形状を単純化することもでき
る。
したものに限定されるものではなく、揺動、回転、水平
移動、上下移動等の如何なるものであっても、本発明の
実施の形態に属するものである。また、実施の形態1〜
5と組み合わせることにより、極めて均質度の高い溶融
ガラスを得ることができる。
のような構成の技術的思想が導きだされる。 (付記) (1) 容器内に貯留されている光学ガラスの原料また
はカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる
光学ガラスの供給装置において、前記光学ガラスの原料
またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌する攪
拌手段と、攪拌しているときに溶融ガラスが最大速度で
流れている子午面流線の延長上に設けられた供給口を有
する容器とを具備することを特徴とする光学ガラスの供
給装置。容器内に分布する溶融ガラスが完全に均質でな
くても、供給口からは均質な溶融ガラスを供給すること
ができる。 (2) 容器内に貯留されている光学ガラスの原料また
はカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる
光学ガラスの供給装置において、前記光学ガラスの原料
またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌する攪
拌手段と、前記攪拌手段の回動中心を中心として円と容
器の供給口を中心とした円とを適宜に結んで外形を形成
しかつ断面が筒状の容器とを具備することを特徴とする
光学ガラスの供給装置。容器内に分布する溶融ガラスの
攪拌効率を高め、供給口からは均質度の高い溶融ガラス
を供給することができる。また、攪拌時間の短縮や、均
質性レベルの向上を達成することができる。 (3) 容器内に貯留されている光学ガラスの原料また
はカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出させる
光学ガラスの供給装置において、前記光学ガラスの原料
またはカレットを加熱溶融した溶融ガラスを攪拌する攪
拌手段を具備し、前記攪拌手段を回動、揺動またはその
組み合わせで動作させたときの前記攪拌手段動作の軌跡
の体積が、容器内に貯留されている溶融ガラスの体積に
対して30%以上あることを特徴とする光学ガラスの供
給装置。容器内に分布する溶融ガラスが完全に均質でな
くても、攪拌羽または攪拌棒の回転や揺動またはその組
み合わせによって動作する立体的な攪拌軌跡体積が、坩
堝の溶融ガラス体積に対して30%以上であった場合、
高い均質度レベルを実現できるので、供給口からは均質
度の高い溶融ガラスを供給することができる。 (4) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する光学ガラスの溶
融方法において、坩堝内にて均質化を行うための攪拌羽
と溶融ガラスの供給口と必要に応じて供給量を制御する
プランジャとの設置位置を、攪拌羽動作の中で最大速度
の子午面流線の延長上の位置に設定して、溶融ガラスの
攪拌、均質化および供給を行うことを特徴とする光学ガ
ラスの溶融方法。坩堝内に分布する溶融ガラスが完全に
均質でなくても、供給口からは均質度の高い溶融ガラス
を供給することができる。 (5) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する光学ガラスの溶
融方法において、攪拌羽の回転軸を中心とした円筒形状
とガラスの供給量を制御するプランジャおよび供給口を
設置するための円筒形状とを組み合わせた形の坩堝によ
り、溶融ガラスの攪拌、均質化および供給を行うことを
特徴とする光学ガラスの溶融方法。坩堝内に分布する溶
融ガラスの攪拌効率を高め、供給口からは均質度の高い
溶融ガラスを供給することができる。また、攪拌時間の
短縮や、均質度レベルの向上を達成することができる。 (6) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する全工程を1つの
坩堝内で行うバッチ溶融方式であることを特徴とする付
記(5)記載の光学ガラスの溶融方法。付記(5)に記
載の効果に加え、中少量生産に適用することができる。 (7) 供給口およびプランジャが2ヶ所以上に配設さ
れていることを特徴とする付記(5)または(6)記載
の光学ガラスの溶融方法。付記(5)または(6)に記
載の効果に加え、複数の供給口を備えることにより、供
給効率を向上させる。 (8) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する光学ガラスの溶
融方法において、均質化を行う溶融坩堝で、少なくとも
1回、攪拌羽が回転、揺動またはその組み合わせで動作
する軌跡の体積が、その時の坩堝内の溶融ガラス体積に
対して30%以上であることを特徴とする光学ガラスの
溶融方法。付記(4)と同様の効果に加え、坩堝に取付
ける供給口の位置を特に限定するとなく、自由なレイア
ウトで溶融炉を構成することができ、攪拌羽自体の能力
に関わらず非常に高い均質度レベルの溶融ガラスを供給
することができる。 (9) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する光学ガラスの溶
融装置において、坩堝内にて均質化を行うための攪拌羽
と溶融ガラスの供給口と必要に応じて供給量を制御する
プランジャとの設置位置を、攪拌羽動作の中で最大速度
の子午面流線の延長上の位置に配設して、溶融ガラスの
攪拌、均質化および供給を行わしむることを特徴とする
光学ガラスの溶融装置。坩堝内に分布する溶融ガラスが
完全に均質でなくても、供給口からは均質度の高い溶融
ガラスを供給することができる。 (10) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する光学ガラスの溶
融装置において、攪拌羽の回転軸を中心とした円筒形状
とガラスの供給量を制御するプランジャおよび供給口を
設置するための円筒形状とを組み合わせた形の坩堝を備
え、溶融ガラスの攪拌、均質化および供給を行わしむる
ことを特徴とする光学ガラスの溶融装置。溶融坩堝内に
分布する溶融ガラスの攪拌効率を高め、供給口からは均
質度の高い溶融ガラスを供給することができる。また、
攪拌時間の短縮や、均質性レベルの向上を達成すること
ができる。 (11) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する全工程を1つの
坩堝内で行うバッチ溶融方式であることを特徴とする付
記(10)記載の光学ガラスの溶融装置。付記(10)
に記載の効果に加え、中少量生産に適用することができ
る。 (12) 供給口およびプランジャが2ヶ所以上に配設
されていることを特徴とする付記(10)または(1
1)記載の光学ガラスの溶融装置。付記(10)または
(11)に記載の効果に加え、複数の供給口を備えるこ
とにより、供給効率を向上させる。 (13) 光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融
し、脱泡、均質化を行った後に供給する光学ガラスの溶
融装置において、均質化を行う溶融坩堝で、少なくとも
1回、攪拌羽が回転、揺動またはその組み合わせで動作
する軌跡の体積が、その時の坩堝内の溶融ガラス体積に
対して30%以上にし得ることを特徴とする光学ガラス
の溶融装置。付記(9)と同様の効果に加え、坩堝に取
付ける供給口の位置を特に限定することなく、自由なレ
イアウトで溶融炉を構成することができ、攪拌羽自体の
能力に拘わらず常に高い均質度レベルの溶融ガラスを供
給することができる。
方法によれば、容器内に分布する溶融ガラスが完全に均
質でなくても、供給口からは均質度の高い溶融ガラスを
供給することができる。請求項2に係る発明の光学ガラ
スの供給方法によれば、容器内に分布する溶融ガラスの
攪拌効率を高め、供給口からは均質度の高い溶融ガラス
を供給することができる。また、攪拌時間の短縮や、均
質度レベルの向上を達成することができる。請求項3に
係る発明の光学ガラスの供給方法によれば、容器内に分
布する溶融ガラスが完全に均質でなくても、攪拌羽また
は攪拌棒の回転や揺動またはその組み合わせによって動
作する立体的な攪拌軌跡体積が、坩堝の溶融ガラス体積
に対して30%以上であった場合、高い均質度レベルを
実現できるので、供給口からは均質度の高い溶融ガラス
を供給することができる。
図である。
図である。
図である。
スの供給装置の縦断面図である。
スの供給装置の縦断面図である。
面図である。
る。
ージ図である。
透過斜視図である。
ある。
下部の軌跡を示す図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 容器内に貯留されている光学ガラスの原
料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出
させる光学ガラスの供給方法において、 前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶
融ガラスを攪拌手段で攪拌する工程と、攪拌していると
きに溶融ガラスが最大速度で流れている子午面流線の延
長上に設けられた供給口から前記溶融ガラスを流出させ
る工程とを有することを特徴とする光学ガラスの供給方
法。 - 【請求項2】 容器内に貯留されている光学ガラスの原
料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出
させる光学ガラスの供給方法において、 前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶
融ガラスを攪拌する攪拌手段の回動中心を中心とした円
と容器の供給口を設置する円とを適宜に結んで外形を形
成しかつ断面が筒状の容器内で溶融ガラスを攪拌する工
程と、前記溶融ガラスを供給口から流出させる工程とを
有することを特徴とする光学ガラスの供給方法。 - 【請求項3】 容器内に貯留されている光学ガラスの原
料またはカレットを加熱溶融し、容器の供給口から流出
させる光学ガラスの供給方法において、 前記光学ガラスの原料またはカレットを加熱溶融した溶
融ガラスを攪拌する攪拌手段を回動、揺動またはその組
み合わせで動作させる工程を有し、前記攪拌手段の動作
の軌跡の体積が容器内に貯留されている溶融ガラスの体
積に対して30%以上であることを特徴とする光学ガラ
スの供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31390997A JP4050814B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 光学ガラスの供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31390997A JP4050814B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 光学ガラスの供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11147721A true JPH11147721A (ja) | 1999-06-02 |
JP4050814B2 JP4050814B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=18046988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31390997A Expired - Fee Related JP4050814B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 光学ガラスの供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4050814B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116002956A (zh) * | 2022-12-28 | 2023-04-25 | 中材江苏太阳能新材料有限公司 | 一种石英熔融加热消泡装置 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31390997A patent/JP4050814B2/ja not_active Expired - Fee Related
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