JP4048828B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボチャージャのコンプレッサ及び/又はタービンを電動機で駆動することができるようにした電動機付ターボチャージャを備えた内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関においては、従来から、排気ガスの一部を吸気側に還流させることで、排出NOx低減を図るEGR(Exhaust Gas Recirculation)機構が利用されている。不活性ガスである二酸化炭素を含む排気ガスを吸気側に還流させると、最高燃焼温度が低下するのでNOxの排出量が減る。また、同一燃料量でリーンとするとポンプ損失が減少すると共に燃焼ガス温度が減少するので冷却損失も減少する。この結果、同一出力で比較すれば、EGR機構を用いることで燃費を改善することができる場合もある。EGR機構は、排気通路から吸気通路にかけて還流路を配設し、還流路両端の圧力差によって排気ガスを還流させる外部EGR機構と、吸排気バルブの開閉タイミングによって排気ガスを還流させる内部EGR機構とが利用されている。外部EGR機構においては、排気ガス還流量を調節するために還流路上にEGRバルブが設けられる。
【0003】
一方、エンジン(内燃機関)の吸入空気をターボチャージャで過給して、高出力(あるいは、低燃費)を得ようとする試みも以前から常用されている。ここで、ターボチャージャの改善要望点の一つとして、低回転域の過給圧の立ち上がりが悪く、低回転域でのエンジン出力特性が良好でないというものがある。これは、排気エネルギーを利用して吸入空気を過給するというターボチャージャの原理上、排気エネルギーの少ない低回転域で発生する現象であった。これを改善するために、ツインターボ化などが一般に行われているが、タービン/コンプレッサに電動機(モータ)を組み込んで強制的にタービン/コンプレッサを駆動して所望の過給圧を得ようとする試みもなされている。このような場合は、排気エネルギーを利用して電動機に回生発電を行わせることも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、外部EGR機構は吸排気通路内の圧力を利用するが、電動機付ターボチャージャを用いることで吸排気通路内の圧力は変動し得る。このため、電動機付ターボチャージャと外部EGR制御とを併用しようとした場合、EGR制御がターボ制御による影響を受け、正確なEGR制御が行えなくなることが懸念される。過給圧制御と外部EGR制御とに関するものとして、バリアブルノズルターボ(電動機付ターボチャージャではない)と外部EGR制御とに関する記載が特開2000-356158号公報にあるが、この公報に記載されている技術などでは圧力センサなどを設ける必要がある。
【0005】
本発明の目的は、電動機ターボチャージャを有する内燃機関の制御装置において、過給圧制御と外部EGR制御とを効果的に協調させることのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の内燃機関の制御装置は、内燃機関に付随して配設されたターボチャージャと、ターボチャージャのコンプレッサを回転駆動させる電動機と、内燃機関の排気ガスの一部を吸気側に還流させる還流路及び排気ガスの還流量を調節するために還流路上に配設されたEGRバルブを有する外部EGR手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エンジン回転数と電動機の印加電流量とに応じて、EGRバルブの開度を補正するEGRバルブ開度補正手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置であり、内燃機関に付随して配設されたターボチャージャと、ターボチャージャのタービンの回転を利用して発電制御させる電動機と、内燃機関の排気ガスの一部を吸気側に還流させる還流路及び排気ガスの還流量を調節するために還流路上に配設されたEGRバルブを有する外部EGR手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、エンジン回転数と電動機の発電量とに応じて、EGRバルブの開度を補正するEGRバルブ開度補正手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の内燃機関の制御装置の一実施形態について以下に説明する。本実施形態の内燃機関の制御装置を有するエンジン1を図1に示す。
【0008】
なお、「過給圧」の語は大気圧に対しての差圧を示すものを指す語として用いられる場合がある。一方で、「過給圧」の語は吸気管内の絶対圧力を指す語として用いられる場合もある。以下、両者を明確に分けて説明する必要がある場合は、その指すところが明確となるような説明を行う。例えば、吸気管内圧力を検出する圧力センサの出力に基づいて過給圧制御を行う場合、この圧力センサが大気圧に対する差圧を検出するセンサであれば過給圧制御は大気圧に対する差としての過給圧に基づいて制御されることが容易であるし、圧力センサが絶対圧力を検出するセンサであれば過給圧制御は絶対圧力としての吸気圧に基づいて制御されるのが容易である。また、「過給圧」という語の他に、吸気管内圧力という意味で「吸気圧」という語も用いる。
【0009】
本実施形態で説明するエンジン1は、多気筒エンジンであるが、ここではそのうちの一気筒のみが断面図として図1に示されている。エンジン1は、インジェクタ2によってシリンダ3内のピストン4の上面に燃料を噴射するタイプのエンジンである。このエンジン1は、成層燃焼が可能であり、いわゆるリーンバーンエンジンである。後述するターボチャージャによってより多くの吸入空気を過給してリーンバーンを行うことによって、高出力化だけでなく低燃費化をも実現し得るものである。
【0010】
エンジン1は、吸気通路5を介してシリンダ3内に吸入した空気をピストン4によって圧縮し、ピストン4の上面に形成された窪みの内部に燃料を噴射して濃い混合気を点火プラグ7近傍に集め、これに点火プラグ7で着火させて燃焼させる。シリンダ3の内部と吸気通路5との間は、吸気バルブ8によって開閉される。燃焼後の排気ガスは排気通路6に排気される。シリンダ3の内部と排気通路6との間は、排気バルブ9によって開閉される。吸気通路5上には、上流側からエアクリーナ10、エアフロセンサ27、ターボユニット11、インタークーラー12、スロットルバルブ13などが配置されている。
【0011】
エアクリーナ10は、吸入空気中のゴミや塵などを取り除くフィルタである。本実施形態のエアフロセンサ27は、ホットワイヤ式のものであり、吸入空気量を質量流量として検出するものである。ターボユニット11は、吸気通路5と排気通路6との間に配され、過給を行うものである。本実施形態のターボユニット11においては、タービン側インペラーとコンプレッサ側インペラーとが回転軸で連結されている(以下、この部分を単にタービン/コンプレッサ11aと言うこととする)。また、本実施形態のターボチャージャは、タービン/コンプレッサ11aの回転軸が出力軸となるように電動機11bが組み込まれている電動機付ターボチャージャである。電動機11bは、発電機としても機能し得る。なお、ターボユニット11は、排気エネルギーによってのみ過給を行う通常の過給機としても機能し得るが、電動機11bによってタービン/コンプレッサ11aを強制的に駆動することでさらなる過給を行うこともできる。
【0012】
また、排気エネルギーを利用して、タービン/コンプレッサ11aを介して電動機11bを回転させることで回生発電させ、発電された電力を回収することもできる。電動機11bは、タービン/コンプレッサ11aの回転軸に固定されたロータと、その周囲に配置されたステータとを主たる構成部分として有している。吸気通路5上のターボユニット11の下流側には、ターボユニット11による過給で圧力上昇に伴って温度が上昇した吸入空気の温度を下げる空冷式インタークーラ12が配されている。インタークーラー12によって吸入空気の温度を下げ、充填効率を向上させる。
【0013】
インタークーラー12の下流側には、吸入空気量を調節するスロットルバルブ13が配されている。本実施形態のスロットルバルブ13は、いわゆる電子制御式スロットルバルブであり、アクセルペダル14の操作量をアクセルポジショニングセンサ15で検出し、この検出結果と他の情報量とに基づいてECU16がスロットルバルブ13の開度を決定するものである。スロットルバルブ13は、これに付随して配設されたスロットルモータ17によって開閉される。また、スロットルバルブ13に付随して、その開度を検出するスロットルポジショニングセンサ18も配設されている。
【0014】
スロットルバルブ13の下流側には、吸気通路5内の圧力(過給圧・吸気圧)を検出する圧力センサ19が配設されている。これらのセンサ15,18,19,27はECU16に接続されており、その検出結果をECU16に送出している。ECU16は、CPU,ROM,RAM等からなる電子制御ユニットである。ECU16には、上述したインジェクタ2、点火プラグ7や、電動機11b、等が接続されており、これらはECU16からの信号によって制御されている。ECU16には、このほかにも、吸気バルブ8の開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング機構20の油圧や、電動機11bと接続されたコントローラ21、バッテリ22なども接続されている。
【0015】
コントローラ21は、電動機11bの駆動を制御するだけでなく、電動機11bが回生発電した電力の電圧変換を行うインバータとしての機能も有している。回生発電による電力は、コントローラ21によって電圧変換された後にバッテリ22に充電される。一方、排気通路6上には、ターボユニット11の上流側に、排気空燃比を検出する空燃比センサ28が配されている。空燃比センサ28の上述したECU16に接続されており、その検出結果をECU16に送出している。
【0016】
また、ターボユニット11の下流側には、排気ガスを浄化する排気浄化触媒23が取り付けられている。そして、排気通路6(空燃比センサ28の上流側)から吸気通路5(圧力センサ19の下流側に形成されたサージタンク部)にかけて排気ガスを還流させるためのEGR通路(還流路)24が配設されている。EGR通路24上には、排気ガス還流量を調節するEGRバルブ25が取り付けられている。EGRバルブ25の開度制御も上述したECU16によって行われる。また、エンジン1のクランクシャフト近傍には、エンジン回転数を検出する回転数センサ26が取り付けられている。
【0017】
上述した内燃機関においては、EGR通路24やEGRバルブ25が外部EGR手段として機能し、ECU16などがEGRバルブ開度補正手段として機能している。次に、上述した内燃機関における過給・EGR制御について説明する。
【0018】
まず概要であるが、定常運転時には、運転者はアクセル開度をほぼ一定に維持している。車両の負荷とつり合う出力でエンジン1はほぼ一定の回転速度となる。ECU16は、その状態でのスロットル開度、エンジン回転数を読み取り、これらの値からEGRバルブ25の開度を算出し、EGRバルブ25の開度を制御する。なお、ここでは、スロットル開度及びエンジン回転数とEGRバルブ25の開度との関係は予めマップとしてECU16のROMに格納されている。
【0019】
この定常時に算出されるEGRバルブ25の開度は、過渡時(加減速時)における基本開度として利用される。過渡時には、この基本開度を補正して最終的な制御開度を決定する。定常時には、電動機11bを用いた過給(回生発電)は行われないので、ターボチャージャ11は、通常の排気エネルギーのみを利用した過給機として機能する。上述したマップには、電動機11bを利用しないターボチャージャ11の影響は反映されており、基本開度の補正は必要ない。即ち、定常時には基本開度が制御開度となる。
【0020】
しかし、加速時の場合は、電動機11bによる過給制御が行われ、その制御量も一定ではないので、上述した基本開度のみでは的確なEGR制御を行えない。そこで、上述したように、基本開度を補正する補正開度を求め、これを用いて基本開度を補正して最終的な制御開度を決定する。具体的には、加速時には運転者はアクセルペダル14を踏み込むので、アクセル開度の変化率は正となる。本実施形態では、アクセル開度の変化率と吸入空気量に応じて電動機11bの制御量(印可電流量)を制御するので、印可電流量とエンジン回転数から補正開度を算出する。
【0021】
また、減速時の場合も、電動機11bによる回生発電制御が行われ、その発電量を制御することも考えられるので、上述した基本開度のみでは的確なEGR制御を行えない。この場合は、発電量から補正開度を算出する。なお、発電量は、コントローラ21によって検出できる。
【0022】
以下、この制御をフローチャートを用いて説明する。図2に本実施形態でのEGRバルブ25の開度制御のフローチャートを示す。まず、エンジン回転数とスロットル開度とを読みとる(ステップ200)。エンジン回転数は回転数センサ26によって検出され、スロットル開度はスロットルポジショニングセンサ18によって検出される。次に、検出したエンジン回転数とスロットル開度とから、基本ガイドを算出する(ステップ205)。ここでは、上述したようにECU16内に格納されたマップから読み取る。
【0023】
基本開度が算出された時点で、まず、EGRバルブ25の開度がこの基本開度となるように、ECU16からEGRバルブに対して制御信号が送出され、EGRバルブ25の開度が基本開度とされる(ステップ210)。さらに、アクセル開度を検出し、検出したアクセル開度からその開度変化率を算出する(ステップ215)。アクセル開度の変化率は、アクセルポジショニングセンサ15によって検出したアクセル開度の時間変化から求められる。
【0024】
次に、加減速状態(過渡状態)であるか定常状態であるかを判定すべく、まず、ステップ215で算出したアクセル開度変化率が所定値Aより大きいか否かを判定する(ステップ220)。所定値Aは正の値又はゼロで、アクセル開度変化率が所定値Aより大きい場合は、アクセルペダル14が踏み込まれて加速状態と判断できる。このような加速時、即ち、ステップ220が肯定される場合は、ターボラグのない力強い加速を行えるように電動機11bによって過給をアシストするため、電動機11bに電流を印可させる電流印可モードに移行する(ステップ225)。
【0025】
電流印可モードに移行した場合は、まず吸入空気量を検出する(ステップ230)。吸入空気量は、エアフロメータ27によって検出される。次に、検出した空気量とステップ215で算出したアクセル開度変化率とに基づいて、電動機11bに印可する電流量を算出する(ステップ235)。ここで、空気量をも加味するのは、その時点でエンジンがどの程度の運転をされている(車両走行に当てはめればどの程度の速度で走行をしている)のかを反映させるためである。アクセル開度変化率が同じでも、市街地での加速時と高速道での高速走行時の加速とでは電動機11bに印可すべき電流量が異なるからである。
【0026】
このとき、図3に示されるようなマップが用いられる。アクセル開度の変化率が大きいほど、電動機11bに印可する電流量は多くなる。これは、アクセル開度変化率が大きい、即ち、アクセルペダル14の踏み込み速度が速いほど、より早く加速を行いたく、より多くの過給を必要としていると判断できるからである。また、図3から分かるように、同じアクセル開度変化率であっても、空気量が多いほど、電動機11bに印可する電流量は大きくなる。これは、電動機11bによる過給アシスト(補正)量が増えることを意味するが、絶対的な空気量が多いので補正量が増えるためである。
【0027】
印可電流量が算出されたら、算出された印可電流量を電動機11bに印可させ、電動機11bによって過給を促進する(同ステップ235)。さらに、算出された印可電流量と、ステップ200で検出したエンジン回転数とに基づいて、EGRバルブ25の補正開度を算出する(ステップ240)。算出された補正開度の分だけ、さらにEGRバルブ25の開度が開閉される。このとき、図4に示されるようなマップが用いられる。加速状態の場合は、基本開度に加えて、図4のマップによって決定される補正開度の分だけさらにEGRバルブ25が開かれることとなる。
【0028】
図4から分かるように、電動機11bへの印可電流量が大きいほど、補正開度は大きくなる。印可電流量が大きいほど過給圧が大きくなるので吸気通路5側圧力が高くなり、排気ガスが還流しにくくなる。そこで、EGRバルブ25をより大きく開く側に補正して不足気味となりがちな排気ガス還流量を補い、NOx排出量低減を効果的に行う。また、低回転域では残留ガスが多く燃焼が不安定になりやすいため、また、高回転域ではより多くの出力が欲しいため、より新しい空気が欲しい状況であると言える。そこで、このような場合は、同じアクセル開度変化率であっても、より多くの新しい空気を取り入れるべく、EGRバルブ25の補正量は少な目に設定される。ステップ240で補正開度が決定されたら、決定された補正開度の分だけさらにEGRバルブ25の開度を変化させる(ステップ245)。
【0029】
一方、ステップ220が否定された場合は、今度はステップ215で算出したアクセル開度変化率が所定値Bより小さいか否かを判定する(ステップ250)。所定値は負の値又はゼロで、アクセル開度変化率が所定値Bより小さい場合は、アクセルペダル14が戻されている減速状態と判断できる。このような減速時、即ち、ステップ250が肯定される場合は、発電モードに移行して電動機11bに回生発電させてエネルギーを回収する(ステップ255)。
【0030】
そして、発電印可モードに移行した場合は、コントローラ21によってその発電量を検出し(ステップ260)、検出した発電量と、ステップ200で検出したエンジン回転数とに基づいて、EGRバルブ25の補正開度を算出する(ステップ265)。算出された補正開度の分だけ、さらにEGRバルブ25の開度が開閉される。このとき、図5に示されるようなマップが用いられる。減速状態の場合は、基本開度に対して、図5のマップによって決定される補正開度の分だけEGRバルブ25が閉じ側に補正されることとなる。
【0031】
図5から分かるように、電動機11bの発電量が大きいほど、補正開度は大きくなる(より多く閉じられる)。発電量が大きいほどタービン/コンプレッサ11aの回転に抵抗が加わっているということであり、吸気通路5側圧力が低くなりやすくなって排気ガスが還流しやすくなる。そこで、EGRバルブ25を閉じる側に補正して多くなりがちな排気ガス還流量を適正な値に補正する。また、同じ発電量のときは、高回転であるほど補正開度は小さく(閉じ側への補正量が少なく)なる。これは、高回転であればタービン/コンプレッサ11aに加わる回転抵抗が少なく、発電による吸気通路5側の圧力変動に与える影響が少ないと考えられるためである。ステップ265で補正開度が決定されたら、決定された補正開度の分だけさらにEGRバルブ25の開度を変化させる(ステップ270)。
【0032】
【発明の効果】
本発明の内燃機関制御装置によれば、電動機付ターボチャージャの電動機の制御量や発電量に応じてEGRバルブの開度を補正するので、的確な排気ガス還流量を得ることができ、電動機による過給圧制御と外部EGR制御とを効果的に協調させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置の一実施形態を有する内燃機関(エンジン)の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の制御装置の一実施形態による電動機・EGR制御のフローチャートである。
【図3】電動機への印可電流量算出時に用いるマップである。
【図4】EGRバルブの補正開度算出時(過渡加速状況)に用いるマップである。
【図5】EGRバルブの補正開度算出時(過渡減速時)に用いるマップである。
【符号の説明】
1…エンジン、2…インジェクタ、3…シリンダ、4…ピストン、5…吸気通路、6…排気通路、7…点火プラグ、8…吸気バルブ、9…排気バルブ、10…エアクリーナ、11…ターボユニット、11a…タービン、11b…電動機、12…インタークーラー、13…エアクリーナ、13…スロットルバルブ、14…アクセルペダル、15…アクセルポジショニングセンサ、16…ECU、17…スロットルモータ、18…スロットルポジショニングセンサ、19…圧力センサ、20…可変バルブタイミング機構、21…コントローラ、22…バッテリ、23…排気浄化触媒、24…EGR通路、25…EGRバルブ、26…回転数センサ、27…エアフロメータ、28…空燃比センサ。

Claims (9)

  1. 内燃機関に付随して配設されたターボチャージャと、
    前記ターボチャージャのコンプレッサを回転駆動させる電動機と、
    前記内燃機関の排気ガスの一部を吸気側に還流させる還流路及び排気ガスの還流量を調節するために前記還流路上に配設されたEGRバルブを有する外部EGR手段と、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    前記エンジン回転数と前記電動機の印加電流量とに応じて、前記EGRバルブの開度を補正するEGRバルブ開度補正手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記EGRバルブ開度補正手段は、同じエンジン回転数において前記電動機の印加電流量が大きい場合は小さい場合と比較してEGRバルブ開度補正量を開き側へ大とすることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. アクセル開度変化率と吸入空気量とに基づいて前記電動機の印加電流量を決定する制御部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 内燃機関の制御装置であって、
    同じアクセル変化率において吸入空気量が多い場合は少ない場合と比較して前記電動機の印加電流量を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 内燃機関に付随して配設されたターボチャージャと、
    前記ターボチャージャのタービンの回転を利用して発電制御させる電動機と、
    前記内燃機関の排気ガスの一部を吸気側に還流させる還流路及び排気ガスの還流量を調節するために前記還流路上に配設されたEGRバルブを有する外部EGR手段と、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    前記エンジン回転数と前記電動機の発電量とに応じて、前記EGRバルブの開度を補正するEGRバルブ開度補正手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 前記EGRバルブ開度補正手段は、同じ前記発電量においてエンジン回転数が高い場合は低い場合と比較してEGRバルブ開度補正量を開き側へ大とすることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記EGRバルブ開度補正手段は、同じ前記エンジン回転数において発電量が多い場合は少ない場合と比較して前記EGRバルブ開度の閉じ側への補正量を大きくとることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記ターボチャージャの前記コンプレッサはタービンに連結され、前記電動機に前記タービンの回転を利用して発電制御させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記ターボチャージャの前記タービンはコンプレッサに連結され、前記電動機に前記コンプレッサを回転駆動させることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
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