JP4048425B2 - 点火コイル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火コイル、より詳しくはエンジンのプラグホールに直接搭載されるスティックタイプの点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
に、スティックタイプの点火コイルの中心コア部上端付近の軸方向断面図を示す。図に示すように、点火コイル100は、中心コア部101と二次スプール102と調芯部材103とを備えている。中心コア部101は、中心コア104と弾性部材105と熱収縮チューブ106とを備えている。中心コア104は、丸棒状を呈している。弾性部材105は、短軸円柱状を呈している。弾性部材105は、中心コア104の上端および下端に配置されている。熱収縮チューブ106は、中心コア104および弾性部材105を覆っている。
【0003】
二次スプール102は、円筒状を呈している。二次スプール102は、中心コア部101の外周側に配置されている。二次スプール102の外周面には、二次コイル部(図略)が巻装されている。中心コア部101外周面と二次スプール102内周面との間には、筒状の隙間107が形成されている。
【0004】
調芯部材103は、短軸円筒状を呈している。調芯部材103は、コネクタ部(図略)を構成する台座部110下面から突設されている。調芯部材103は、隙間107の上端に介挿されている。また、隙間107には、エポキシ樹脂108が注入され、硬化している。
【0005】
に、図のI−I断面図を示す。図に示すように、調芯部材103の外周面からは、調芯リブ109が突設されている。調芯リブ109は、周方向に120゜ずつ離間して、合計三つ配置されている。調芯部材103により、中心コア部101の上端部外周面が保持されている。言い換えると、調芯部材103により、中心コア部101が二次スプール102に対して調芯されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の点火コイル100によると、調芯部材103は台座部110すなわちコネクタ部と一体であった。このため、調芯部材103を形成する材料の線膨張係数と、エポキシ樹脂108の線膨張係数と、二次スプール102を形成する材料の線膨張係数と、がそれぞれ大きく異なっていた。したがって、例えば、調芯部材103と中心コア部101つまり熱収縮チューブ106との間など、エポキシ樹脂108の肉厚が薄い部分に熱応力が集中しやすかった。言い換えると、隙間107において、熱応力が不均一となっていた。そして、この不均一な熱応力により、エポキシ樹脂108にクラックなどの不具合が発生するおそれがあった。
【0007】
本発明の点火コイルは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、樹脂絶縁材にクラックなどの不具合が発生するのを抑制できる点火コイルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記課題を解決するため、本発明の点火コイルは、棒状の中心コアを持つ中心コア部と、該中心コア部の外周側に配置されコイル部が巻装された筒状のスプールと、該中心コア部と該スプールとの隙間に注入され硬化する樹脂絶縁材と、該隙間に介挿され該中心コア部の調芯を行う調芯部材と、を備えてなる点火コイルであって、前記調芯部材を形成する材料の線膨張係数は、前記スプールを形成する材料の線膨張係数と、前記樹脂絶縁材の線膨張係数と、の間に設定されており、前記調芯部材の内周面側の一部が前記中心コア部の外周面に接触し、該調芯部材の外周面側の一部が前記スプールの内周面に接触していることを特徴とする。
【0009】
つまり、本発明の点火コイルは、調芯部材を形成する材料の線膨張係数を、スプールを形成する材料の線膨張係数と、樹脂絶縁材の線膨張係数と、の間に設定するものである。
さらに、調芯部材の内周面側の一部が中心コア部の外周面に接触し、調芯部材の外周面側の一部がスプールの内周面に接触している構成としているので調芯部材の軸方向両端を連通する絶縁材通路が容易に確保できる。
【0010】
本発明の点火コイルによると、各部材間における線膨張係数の格差が小さい。したがって、冷熱負荷に対して、調芯部材と樹脂絶縁材とがあたかも一体の部材のように振る舞うことができる。例えば、前出の図において調芯部材103とエポキシ樹脂108とがあたかも一体のリング状部材のように振る舞うことができる。このため、中心コア部とスプール(前出の図、図においては二次スプール102)との隙間の不均一な熱応力を矯正することができる。したがって、樹脂絶縁材にクラックなどの不具合が発生するのを抑制することができる。
【0011】
(2)好ましくは、前記調芯部材は、前記隙間における該調芯部材の軸方向両端を連通する絶縁材通路を備える構成とする方がよい。つまり、本構成は調芯部材に絶縁材通路を配置するものである。絶縁材通路は、中心コア部とスプールとの隙間において、調芯部材の軸方向両端を連通している。
【0012】
本構成によると、樹脂絶縁材を中心コア部とスプールとの隙間に注入する際、絶縁材通路を介して、樹脂絶縁材を隙間全体に行き渡らせることができる。すなわち、樹脂絶縁材の流れが、隙間を塞ぐ調芯部材により堰き止められるおそれが小さい。このため、樹脂絶縁材硬化後に、クラックなどの起点となるボイドが残留するおそれが小さい。
【0013】
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記調芯部材の側壁には、軸方向に延びる突条が配置されている構成とする方がよい。つまり、本構成は、軸方向に延びる突条により、絶縁材通路を確保するものである。本構成によると、比較的簡単に絶縁材通路を確保することができる。また、突条により中心コア部を調芯することができる。
【0014】
(4)好ましくは、上記(2)の構成において、前記調芯部材の側壁には、突起が点在するように配置されている構成とする方がよい。つまり、本構成は、点在する突起により、絶縁材通路を確保するものである。本構成によると、上記(3)の構成と同様に、比較的簡単に絶縁材通路を確保することができる。また、突起により中心コア部を調芯することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の点火コイルの実施の形態について説明する。
【0023】
(1)第一実施形態
まず、本実施形態の点火コイルの構成について説明する。図1に、本実施形態の点火コイルの軸方向断面図を示す。いわゆるスティックタイプの点火コイル1は、エンジンブロックの上部において、気筒毎に形成されたプラグホール(図略)内に収納されている。また、点火コイル1は、後述するように、点火プラグ(図略)と図中下側において接続されている。
【0024】
点火コイル1は、ハウジング2を備えている。このハウジング2は、樹脂製であり上方に向かって拡径する段付筒状を呈している。段差よりも下部は、円筒状を呈している。一方、段差よりも上部は、矩形状を呈している。そして、ハウジング2の上端部には、広口部20が形成されている。また、広口部20の側壁の一部には、切り欠き窓21が形成されている。
【0025】
ハウジング2の内部には、中心コア部5と一次スプール3と一次コイル部30と二次スプール4と二次コイル部40とコネクタ6の台座部61とイグナイタ9と調芯部材10とが、それぞれ収納されている。
【0026】
このうち中心コア部5は、中心コア54と弾性部材50a、50bと熱収縮チューブ52とからなる。中心コア54は、幅の異なる短冊状の珪素鋼板540を直径方向に積層して形成されており、棒状を呈している。弾性部材50aは、シリコン単泡スポンジ製であって、円柱状を呈している。弾性部材50aは、中心コア54の上端に配置されている。弾性部材50bは、シリコン製であって、円柱状を呈している。弾性部材50bは、中心コア54の下端に配置されている。熱収縮チューブ52は、加熱により収縮する樹脂製である。熱収縮チューブ52は、中心コア54および弾性部材50a、50bを外周側から被覆している。
【0027】
二次スプール4は、樹脂製であって有底円筒状を呈している。二次スプール4は、本発明のスプールに含まれる。二次スプール4は、中心コア部5と同軸的に、かつ中心コア部5の外周側隣りに配置されている。二次コイル部40は、二次スプール4の外周面に巻装されている。また、二次スプール4の上端面には、スプール側係合爪41が立設されている。
【0028】
一次スプール3は、二次スプール4と同軸的に、かつ二次スプール4の外周側隣りに配置されている。一次コイル部30は、一次スプール3の外周面に巻装されている。また、一次コイル部30の外周側には、一枚の珪素鋼板からなり、長手方向に貫通するスリットの入った円筒状の外周コア43が配置されている。
【0029】
コネクタ6は、樹脂製であって、コネクタ本体60と台座部61とからなる。コネクタ本体60は、角筒状であって、切り欠き窓21からハウジング2外方に突出して配置されている。コネクタ本体60には、複数のコネクタ端子600がインサート成形されている。台座部61は、平板状を呈している。台座部61は、広口部20のほぼ中央に配置されている。台座部61の下面からは、台座部側係合爪66が立設されている。台座部側係合爪66は、前記スプール側係合爪41に係止されている。
【0030】
調芯部材10は、樹脂製であって短軸円筒状を呈している。調芯部材10は、台座部側係合爪66の内周側に配置されている。調芯部材10は、中心コア部5と二次スプール4との隙間11上端に介挿されている。調芯部材10については、後述する。
【0031】
イグナイタ9は、パワートランジスタ(図略)や混成集積回路(図略)やヒートシンク(図略)などがモールド樹脂により封止され形成されている。イグナイタ9は、ECU(エンジン制御ユニット、図略)および一次コイル部30に電気的に接続されている。
【0032】
エポキシ樹脂8は、ハウジング2内に配置された上記部材間に介在している。エポキシ樹脂8は、本発明の樹脂絶縁材に含まれる。エポキシ樹脂8は、広口部20から真空引きしたハウジング2内に注入され、上記部材間に浸透し硬化する。
【0033】
高圧タワー部7は、ハウジング2の下方に配置されている。高圧タワー部7は、タワーハウジング70と高圧ターミナル71とスプリング72とプラグキャップ73とを備えている。
【0034】
タワーハウジング70は、樹脂製であって円筒状を呈している。タワーハウジング70の内周側中程には、上方に突出するボス部74が形成されている。高圧ターミナル71は、金属製であって下向き開口76を持つカップ状を呈している。下向き開口76には、ボス部74が挿入されている。すなわち、ボス部74により高圧ターミナル71が支持されている。また、高圧ターミナル71の上端面中央からは、上方に突出する凸部75が配置されている。この凸部75は、前記二次スプール4の下端開口42に挿入されている。また、凸部75は、二次コイル部40と電気的に接続されている。
【0035】
スプリング72は、螺旋状を呈している。スプリング72の上端は、高圧ターミナル71の下向き開口76に止着されている。スプリング72には、点火プラグが弾接している。
【0036】
プラグキャップ73は、ゴム製であって円筒状を呈している。プラグキャップ73は、タワーハウジング70の下端部に環装されている。プラグキャップ73の内周側には、点火プラグが圧入され弾接している。
【0037】
次に、本実施形態の点火コイル1の通電時の動きについて説明する。ECUからの制御信号は、コネクタ端子600を介して、イグナイタ9に伝達される。イグナイタ9により電流の断続が行われると、自己誘導作用により一次コイル部30に所定の電圧が発生する。この電圧が、一次コイル部30と二次コイル部40との相互誘導作用により、昇圧される。そして、昇圧により発生した高電圧が、二次コイル部40から、高圧ターミナル71およびスプリング72を介して、点火プラグに伝達される。この高電圧により、点火プラグのギャップに火花が発生する。
【0038】
次に、本実施形態の点火コイル1の調芯部材について説明する。図2に、本実施形態の点火コイルの調芯部材付近の斜視図を示す。また、図3に、図2のII−II断面図を示す。調芯部材10の側周壁は、断面波状を呈している。すなわち、側周壁には、軸方向に延びる突条12が、合計八つ配置されている。そして、突条12により絶縁材通路13が区画されている。ここで、調芯部材10の上下は、絶縁材通路13により連通している。注入時において、エポキシ樹脂8は、隙間11の下方から徐々に溜まっていく。エポキシ樹脂8は、絶縁材通路13を介して、調芯部材10上部にまで流入する。
【0039】
次に、本実施形態の点火コイルの効果について説明する。本実施形態の点火コイル1によると、調芯部材10を形成する材料の線膨張係数は、二次スプール4を形成する材料の線膨張係数と、エポキシ樹脂8の線膨張係数と、の間に設定されている。このため、隙間11の不均一な熱応力を矯正することができる。したがって、エポキシ樹脂8にクラックなどの不具合が発生するのを抑制することができる。
【0040】
また、本実施形態の点火コイル1によると、調芯部材10に絶縁材通路13が配置されている。このため、注入時において、エポキシ樹脂8の流れが、調芯部材10により堰き止められるおそれが小さい。したがって、エポキシ樹脂8硬化後に、クラックなどの起点となるボイドが残留するおそれが小さい。
【0041】
また、本実施形態の点火コイル1によると、調芯部材10の側周壁を断面波状に加工するという比較的簡単な手法により、絶縁材通路13を確保することができる。また、突条12により中心コア部5を調芯することができる。
【0042】
(2)第二実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、調芯部材のみである。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図4に、本実施形態の点火コイルの調芯部材付近の斜視図を示す。なお、図2と対応する部位については同じ符号で示す。また、図5に、図4のIII−III断面図を示す。なお、図3と対応する部位については同じ符号で示す。
【0043】
図に示すように、調芯部材10は、エンボス加工された樹脂テープ製であって、二次スプール4内周面に接着されている。すなわち、調芯部材10の内周面には、中心コア部5外周面に向かって突出する突起14が形成されている。突起14は、調芯部材10の内周面に点在している。この点在する突起14により、調芯部材10の内周面と、中心コア部5の外周面と、の間に、絶縁材通路13が区画されている。本実施形態の点火コイル1によると、テープを接着するという比較的簡単な手法により、絶縁材通路13を確保することができる。また、突起14により中心コア部5を調芯することができる。
【0044】
(3)第三実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、調芯部材のみである。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図6に、本実施形態の点火コイルの中心コア部付近の軸直方向断面図を示す。なお、図3と対応する部位については、同じ符号で示す。
【0045】
図に示すように、調芯部材10は、球状を呈している。調芯部材10は、隙間11に複数配置されている。これら複数の調芯部材10は、同径である。各々の調芯部材10は、中心コア部5に外接している。また、各々の調芯部材10は、二次スプール4に内接している。本実施形態の点火コイル1によると、球状の調芯部材10を、隙間11に介挿するという比較的簡単な手法により、絶縁材通路13を確保することができる。
【0058】
)その他
以上、本発明の点火コイルの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【0059】
例えば、上記実施形態においては、内周側に二次スプール4を、外周側に一次スプール3を配置したが、この配置は逆であってもよい。この場合は、一次スプール3が、本発明のスプールに該当する。また、隙間11における調芯部材10の軸方向位置は、特に限定しない。例えば、隙間11下端や、隙間11中央に調芯部材10を配置してもよい。
【0060】
また、第一、第二、第三実施形態における調芯部材10を形成する材料は、特に限定しない。二次スプール4を形成する材料の線膨張係数と、エポキシ樹脂8を形成する材料の線膨張係数と、の間の線膨張係数を持つ材料であればよい。
【0062】
【発明の効果】
本発明によると、樹脂絶縁材にクラックなどの不具合が発生するのを抑制可能な点火コイルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態の点火コイルの軸方向断面図である。
【図2】 第一実施形態の点火コイルの調芯部材付近の斜視図である。
【図3】 図2のII−II断面図である。
【図4】 第二実施形態の点火コイルの調芯部材付近の斜視図である。
【図5】 図4のIII−III断面図である。
【図6】 第三実施形態の点火コイルの中心コア部付近の軸直方向断面図である。
【図7】 従来の点火コイルの中心コア部上端付近の軸方向断面図である。
【図8】 図7のI−I断面図である。
【符号の説明】
1:点火コイル、2:ハウジング、20:広口部、21:切り欠き窓、3:一次スプール、30:一次コイル部、4:二次スプール(スプール)、40:二次コイル部、41:スプール側係合爪、42:下端開口、43:外周コア、5:中心コア部、50a:弾性部材、50b:弾性部材、52:熱収縮チューブ、54:中心コア、540:珪素鋼板、6:コネクタ、60:コネクタ本体、600:コネクタ端子、61:台座部、66:台座部側係合爪、7:高圧タワー部、70:タワーハウジング、71:高圧ターミナル、72:スプリング、73:プラグキャップ、74:ボス部、75:凸部、76:下向き開口、8:エポキシ樹脂(樹脂絶縁材)、9:イグナイタ、10:調芯部材、11:隙間、12:突条、13:絶縁材通路、14:突起、。

Claims (4)

  1. 棒状の中心コアを持つ中心コア部と、該中心コア部の外周側に配置されコイル部が巻装された筒状のスプールと、該中心コア部と該スプールとの隙間に注入され硬化する樹脂絶縁材と、該隙間に介挿され該中心コア部の調芯を行う調芯部材と、を備えてなる点火コイルであって、
    前記調芯部材を形成する材料の線膨張係数は、前記スプールを形成する材料の線膨張係数と、前記樹脂絶縁材の線膨張係数と、の間に設定されており、前記調芯部材の内周面側の一部が前記中心コア部の外周面に接触し、該調芯部材の外周面側の一部が前記スプールの内周面に接触していることを特徴とする点火コイル。
  2. 前記調芯部材は、前記隙間における該調芯部材の軸方向両端を連通する絶縁材通路を備える請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記調芯部材の側壁には、軸方向に延びる突条が配置されている請求項2に記載の点火コイル。
  4. 前記調芯部材の側壁には、突起が点在するように配置されている請求項2に記載の点火コイル。
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