JP2004019486A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1次コイルと配線モジュールとの接続作業を円滑に行う。
【解決手段】この発明の内燃機関用点火装置は、ケース8と、閉磁路コア2と、両端部にそれぞれ1次コイル接続端子40を有する1次コイル4と、2次コイル接続端子6aを有する2次コイル6と、1次コイル4に通電する複数本の配線を樹脂で一体化して構成された配線モジュール9と、ケース8内に充填されトランス1A、1B、1Cをケース8内で固定した樹脂部11とを備え、1次コイル4と配線モジュール9との間には、1次コイル接続端子40およびモジュール接続端子10a,10cの相対位置を位置決めする位置決め手段が設けられている。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の点火プラグに高電圧を供給する内燃機関用点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は特開平7−29751号公報に示された内燃機関用点火装置1の平面図、図8は図7の内燃機関用点火装置1のVIII−VIII線に沿った断面図、図9は図8の配線モジュール9の平面図、図10は図9中の矢印Aから配線モジュール9を視たときの図、図11は図7の内燃機関用点火装置1の電気回路図である。
この内燃機関用点火装置1は、同時着火システムにより用いられるもので、一つのトランスの2次コイル6の両端部が最終的には二つの点火プラグに接続され、3つのトランスにより6気筒の内燃機関に用いられるものである。
【0003】
この内燃機関用点火装置1は、樹脂で成形され頭部に高圧タワー8aを有するケース8内に、第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cが内蔵されている。第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cは、それぞれ口の字形状の閉磁路をなす閉磁路コア2と、この閉磁路コア2の周りを囲った1次ボビン3に導線が巻回されて構成された1次コイル4と、この1次コイル4の周りを囲った2次ボビン5に導線が巻回されて構成された2次コイル6とを備えている。第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cは、ケース8内にエポキシ樹脂等の熱硬化性の樹脂部11で固定されている。
【0004】
1次コイル4の導線の一端部は、第1の配線10Aの一端部であるモジュール接続端子10aと接続されている。第1の配線10Aの他端部はコネクタ端子10bであり、このコネクタ端子10bは外部接続端子と電気的に接続され、最終的には車輌のバッテリー等の電源(図示せず)に接続される。1次コイル4の導線の他端部は第2の配線10Bの一端部であるモジュール接続端子10cと接続されている。第2の配線10Bの他端部はコネクタ端子10dであり、このコネクタ端子10dは外部接続端子と電気的に接続されパワートランジスタ等のスイッチングモジュール(図示せず)のコレクタ端部に最終的に接続される。
2次コイル6の導線の両端部は、それそれ最終的には高圧タワー8aの外部出力端子8bに接続される。
第1の配線10A、第2の配線10Bは樹脂により一体化されて、図9に示す配線モジュール9が構成されている。
【0005】
上記構成の内燃機関用点火装置では、配線モジュール9が予め一体化されたケース8内に各トランス1A、1B、1Cを配置する。その後、各1次コイル4の導線の一端部を、第1の配線10Aのモジュール接続端子10aと接続し、また各1次コイル4の導線の他端部を、第2の配線10Bのモジュール接続端子10cと接続する。また、各2次コイル6の導線の両端部を高圧タワー8aの外部出力端子8bに接続する。次に、ケース8内にエポキシ樹脂等を真空雰囲気で注型し、硬化炉中で高温で硬化させて樹脂部11を形成することで、各トランス1A、1B、1Cの固定と高電圧の絶縁が達成する。
【0006】
次に、上記構成の内燃機関用点火装置1の動作について説明する。
内燃機関のコントロールユニット(図示せず)の制御信号によりパワートランジスタ等のコイルドライバ(図示せず)が駆動され1次コイル4に流れる一次電流の通電、遮断が行われる。
内燃機関の所定の点火時期にコイルドライバがOFFされて1次コイル4の一次電流が遮断される。この時、1次コイル4に逆起電力が発生し、トランス1A、1B、1Cの2次コイル6側に高電圧が発生して、接続された点火プラグ(図示せず)に高電圧が印加され、図示しない気筒内の混合気を絶縁破壊し、2次電流による放電で混合気が着火される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内燃機関用点火装置1では、ケース8内に各トランス1A、1B、1Cを配置したときに、ケース8と一体の配線モジュール9の第1の配線10Aのモジュール接続端子10aおよび第2の配線10Bのモジュール接続端子10cと、1次コイル4の導線の各端部との相対位置は定まってなく、従ってモジュール接続端子10aと各1次コイル4の導線の一端部との位置合わせ、およびモジュール接続端子10cと各1次コイル4の導線の他端部との位置合わせをそれぞれ個々に行って溶接作業を行っており、1次コイル4と配線モジュール9との位置合わせに時間を要し、特にトランス1A、1B、1Cの数が多くなったときにはそれだけ接続作業に時間を費やしてしまうという問題点があった。
【0008】
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、1次コイル接続端子とモジュール接続端子との位置合わせが簡単になされ、1次コイルと配線モジュールとの電気的な接続作業を円滑に行うことができる内燃機関用点火装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の内燃機関用点火装置は、ケースと、このケースに内蔵され閉磁路コアと、この閉磁路コアの辺部に囲って設けられ両端部に1次コイル接続端子を有する1次コイルと、この1次コイルを囲って設けられ前記1次コイルの通電の断続で両端部に高電圧を出力する2次コイル接続端子を有する2次コイルと、前記1次コイル接続端子と接続されたモジュール接続端子を有するとともに前記1次コイルに通電する複数本の配線を樹脂で一体化して構成された配線モジュールと、前記ケース内に充填され前記閉磁路コア、前記1次コイルおよび前記2次コイルをケース内で固定した樹脂部とを備えた内燃機関用点火装置であって、前記1次コイルと前記配線モジュールとの間には、前記1次コイル接続端子および前記モジュール接続端子の相対位置を位置決めする位置決め手段が設けられている。
【0010】
この発明の内燃機関用点火装置では、位置決め手段は、1次コイル接続端子に形成された凹部と、配線モジュールに形成され前記凹部に嵌着されたリブとから構成されている。
【0011】
この発明の内燃機関用点火装置では、ケースは、2次コイル接続端子に接続される外部出力端子をインサートモールド成形して構成されている。
【0012】
この発明の内燃機関用点火装置では、閉磁路コアの辺部の一部には、樹脂部において熱により生じる応力を緩衝する緩衝部材が囲って設けられている。
【0013】
この発明の内燃機関用点火装置では、緩衝部材とこの緩衝部材と接触するケースの面の一方には凹凸部が形成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明するが、従来のものと同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は内燃機関用点火装置をケース8の開口側から視たときの図(なお、図中で樹脂部11は省略されている。)、図2は図1のII−II線に沿った断面図、図3は図1のIII−III線に沿った断面図、図4は図1における配線モジュール9が除かれた状態の図、図5は配線モジュール9の平面図、図6は配線モジュール9がケース8に組み込まれる前の図である。
である。
この内燃機関用点火装置100は、一つの2次コイル6の導線の両端部の2次コイル接続端子6aが最終的には二つの点火プラグ(図示せず)と電気的に接続されて、3つのトランス1A、1B、1Cにより6気筒の内燃機関に用いられるものである。
【0015】
内燃機関用点火装置100は、樹脂で成形され頭部に高圧タワー8aを有するケース8内に第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cが内蔵されている。第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cは、閉磁路コア2と、この閉磁路コア2の励磁部2aの周りを囲った1次ボビン3に導線が巻回されて構成された1次コイル4と、この1次コイル4の周りを囲った2次ボビン5に導線が巻回されて構成された2次コイル6とを備えている。口の字形状の閉磁路コア2は、電磁鋼板の薄板材を複数枚積層したもので、閉磁路コア2の励磁部2aを除いた非励磁部2bは樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマー等の材料からなる緩衝部材7によりオーバーコートされている。この緩衝部材7のケース8の内壁面に当接した面には凹凸部7aが形成されている。
【0016】
ケース8内の第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cはエポキシ樹脂等の熱硬化性の樹脂部11で固定されている。1次コイル4の導線の一端部である1次コイル接続端子40aは、第1の配線10Aの一端部であるモジュール接続端子10aと接続されている。第1の配線10Aの他端部はコネクタ端子10bであり、このコネクタ端子10bは外部接続端子と電気的に接続され、最終的には車輌のバッテリー等の電源(図示せず)に接続される。1次コイル4の導線の他端部である1次コイル接続端子40bは、第2の配線10Bの一端部であるモジュール接続端子10cと接続されている。第2の配線10Bの他端部はコネクタ端子10dであり、このコネクタ端子10dは外部接続端子と電気的に接続されパワートランジスタ等のスイッチングモジュール(図示せず)のコレクタ端部に最終的に接続される。
【0017】
第1の配線10A、第2の配線10Bは樹脂により一体化されて、図5に示す配線モジュール9が構成されている。配線モジュール9には1次コイル接続端子40aに形成された凹部40cに嵌着されたリブ9cが形成されている。ここで、この凹部40およびリブ9cが、1次コイル接続端子40aおよびモジュール接続端子10aの相対位置を位置決めする位置決め手段を構成している。
また、配線モジュール9には、内燃機関用点火装置の外部機器と電気的に接続するコネクタ端子10b、10dを包含したコネクタハウジング9aが形成されている。また、コネクタハウジング9aの根元部にはケース8の係合部8cと係合された被係合部9dが形成されているとともに、ケース8の挿入ガイドピン8cが挿入されたガイド穴9bが形成されている。
【0018】
ケース8は、2次コイル6の導線の端部の断面Lの字形状の2次コイル接続端子6aと接続される外部出力端子8bがインサートモールド成形されて構成されている。2次コイル接続端子6aには外部出力端子8bが圧入された穴部6bが形成されている。この外部出力端子8bは高圧コード(図示せず)を介して点火プラグ(図示せず)に電気的に接続される。2次コイル接続端子6aは、2次ボビン5の固定部5aに半田付け等により固定されている。
【0019】
ケース8内に内蔵された第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cの各閉磁路コア2は、各閉磁路コア2の平面が同一平面をなし、この同一平面がケース8の底面に対して平行になるように、1次コイル4および2次コイル6の軸線方向Bに沿って配置されている。また、各々の閉磁路コア2は、隣接した非励磁部2c同士が上記軸線方向Bにおいて一部重なって配置されている。また、隣接した閉磁路コア2の励磁部2aの周囲に配置された1次コイル4および2次コイル6は、上記軸線方向Bに沿って千鳥足状に互いに異なる側の辺部である励磁部2aに設けられている。
また、配線モジュール9は、第1ないし第3のトランス1A、1B、1C上に、2次コイル6と重ならないように配置されている。
【0020】
次に、上記構成の内燃機関用点火装置の製造手順について説明する。
先ず、ケース内8に複数のトランス1A、1B、1Cを配置する。このとき、ケース8にインサートモールドされた外部出力端子8bが、2次コイル接続端子6aの穴部6bに圧入される。その後、ケース8の係合部8cに配線モジュール9の被係合部9dを係合し、またガイド穴9bに挿入ガイドピン8cを挿入する。この挿入作業の際には、配線モジュール9のリブ9cを1次コイル接続端子40aの凹部40cに嵌着するように、複数のトランス1A、1B、1Cを移動させる必要がある。リブ9cが凹部40cに嵌着したときには、そのまま第1の配線10Aのモジュール接続端子10aと1次コイル接続端子40aとは自動的に当接する。
なお、第1の配線10Aのモジュール接続端子10aと第2の配線10Bのモジュール接続端子10cとの位置関係は一定であり、また1次コイル接続端子40aと1次コイル接続端子40bとの位置関係も一定であるので、第1の配線10Aのモジュール接続端子10aと1次コイル接続端子40aとは自動的に当接されたときには、1次コイル接続端子40bと第2の配線10Bのモジュール接続端子10cとも自動的に当接されており、1次コイル接続端子40bと第2の配線10Bのモジュール接続端子10cとをわざわざ個別に位置合わせする必要性はない。
【0021】
この後、モジュール接続端子10a、10cと1次コイル接続端子40a、40bとを溶接により接続する。
最後に、ケース8内にエポキシ樹脂等の樹脂を真空雰囲気で充填し、硬化炉中で高温で硬化させて樹脂部11を形成することで、各トランス1A、1B、1Cの固定と高電圧の絶縁が達成される。
【0022】
上記のように構成された内燃機関用点火装置100によれば、各々の閉磁路コア2は、隣接した非励磁部2c同士が上記軸線方向Bにおいて一部重なって配置されているので、軸線方向Bのケース8の寸法が短縮され、装置全体の小型化およびコスト低減を図ることができる。
【0023】
また、ケース8内に内蔵された第1ないし第3のトランス1A、1B、1Cの各閉磁路コア2は、各閉磁路コア2の平面が同一平面をなし、この同一平面がケース8の底面に対して平行になるように、上記軸線方向Bに沿って配置されているので、ケース8の全高を短縮することによる装置全体の小型化およびコスト低減を図ることができる。
【0024】
また、配線モジュール9は、トランス1A、1B、1C上で、1次コイル4および2次コイル6と重ならない領域に配置されており、空いた空間を利用することで、スペースの有効利用ができ、装置全体の小型化およびコスト低減を図ることができる。
【0025】
また、閉磁路コア2の非励磁部2cは、樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマー等の材料からなる緩衝部材7によりオーバーコートされているので、熱衝撃雰囲気下で閉磁路コア2と樹脂部11との線膨張係数の違いにより発生する熱歪による応力を緩衝部材7が吸収し、樹脂部部12におけるクラックの発生を防止することができる。
また、この緩衝部材7のケース8の内壁面に当接した面には凹凸部7aが形成されているので、緩衝部材7とケース8の内壁面との接触面積は小さく、それだけ接触抵抗も小さいので、1次コイル4と配線モジュール9との接続作業の際にトランス1A、1B、1Cを大きな力を要せずしてケース8内に移動させることができ、リブ9cを凹部40cに簡単に嵌着させることができる。
【0026】
実施の形態2.
なお、実施の形態1の内燃機関用点火装置は、同時着火点火システムの内燃機関用点火装置であったが、この発明は、独立着火点火システムの内燃機関用点火装置にも適用できる。また、トランスを2個以上有する内燃機関用点火装置にも適用することができるのは勿論である。
また、1次コイル接続端子およびモジュール接続端子の相対位置を位置決めする位置決め手段として、例えば1次コイルにリブを設け、配線モジュールに凹部を設けるようにしてもよい。
また、緩衝部材に当接するケースの内壁面に凹凸部を形成するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の内燃機関用点火装置によれば、ケースと、このケースに内蔵された閉磁路コアと、この閉磁路コアの辺部に囲って設けられ両端部に1次コイル接続端子を有する1次コイルと、この1次コイルを囲って設けられ前記1次コイルの通電の断続で両端部に高電圧を出力する2次コイル接続端子を有する2次コイルと、前記1次コイル接続端子と接続されたモジュール接続端子を有するとともに前記1次コイルに通電する複数本の配線を樹脂で一体化して構成された配線モジュールと、前記ケース内に充填され前記閉磁路コア、前記1次コイルおよび前記2次コイルをケース内で固定した樹脂部とを備えた内燃機関用点火装置であって、前記1次コイルと前記配線モジュールとの間には、前記1次コイル接続端子および前記モジュール接続端子の相対位置を位置決めする位置決め手段が設けられているので、1次コイル接続端子とモジュール接続端子との位置合わせが簡単になされ、1次コイルと配線モジュールとの電気的な接続作業を円滑に行うことができる。
【0028】
また、この発明の内燃機関用点火装置によれば、位置決め手段は、1次コイル接続端子に形成された凹部と、配線モジュールに形成され前記凹部に嵌着されたリブとから構成されているので、簡単な構成で1次コイル接続端子およびモジュール接続端子の相対位置を位置決めすることができる。
【0029】
また、この発明の内燃機関用点火装置によれば、ケースは、2次コイル接続端子に接続される外部出力端子をインサートモールド成形して構成されており、外部出力端子同士の距離は初めから一定であるので、組み立て製造中に外部出力端子同士が移動して接近し、出力電圧がリークするようなことはことはなく、信頼性が向上する。
【0030】
また、この発明の内燃機関用点火装置によれば、閉磁路コアの辺部の一部には、樹脂部において熱により生じる応力を緩衝する緩衝部材が囲って設けられているので、熱衝撃雰囲気下で閉磁路コアと樹脂部との線膨張係数の違いにより発生する熱歪による応力を緩衝部材が吸収し、樹脂部でのクラックの発生を防止することができる。
【0031】
また、この発明の内燃機関用点火装置によれば、緩衝部材とこの緩衝部材と接触するケースの面の一方には凹凸部が形成されているので、緩衝部材とケースの内壁面との接触面積は小さく、それだけ接触抵抗も小さくなり、1次コイルと配線モジュールとの接続作業の際に、閉磁路コア、1次コイルおよび2次コイルを大きな力を要せずしてケース内に移動させることができ、1次コイル接続端子とモジュール接続端子との位置合わせを簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の内燃機関用点火装置をケースの開口側から視たときの図(なお、図中で注型樹脂は省略されている。)である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図4は図1における配線モジュールが除かれた状態の図である。
【図5】図1の配線モジュールの平面図である。
【図6】配線モジュールがケースに組み込まれる前の図である。
【図7】特開平7−29751号公報に示された内燃機関用点火装置の平面図である。
【図8】図7の内燃機関用点火装置のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図7の配線モジュールの平面図である。
【図10】図9中の矢印Aから配線モジュールを視たときの図である。
【図11】図7の内燃機関用点火装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1A 第1のトランス、1B 第2のトランス、1C 第3のトランス、2 閉磁路コア、2a 励磁部、2c 非励磁部、3 1次ボビン、4 1次コイル、40 1次コイル接続端子、5 2次ボビン、6 2次コイル、6a 2次コイル接続端子、7 緩衝部材、8 ケース、8a 高圧タワー、8b 外部出力端子、9 配線モジュール、9c リブ、10A 第1の配線、10B 第2の配線、10a,10c モジュール接続端子、11 樹脂部、40a、40b 1次コイル接続端子、40c 凹部、100内燃機関用点火装置。

Claims (5)

  1. ケースと、このケースに内蔵された閉磁路コアと、この閉磁路コアの辺部に囲って設けられ両端部に1次コイル接続端子を有する1次コイルと、この1次コイルを囲って設けられ前記1次コイルの通電の断続で両端部に高電圧を出力する2次コイル接続端子を有する2次コイルと、前記1次コイル接続端子と接続されたモジュール接続端子を有するとともに前記1次コイルに通電する複数本の配線を樹脂で一体化して構成された配線モジュールと、前記ケース内に充填され前記閉磁路コア、前記1次コイルおよび前記2次コイルをケース内で固定した樹脂部とを備えた内燃機関用点火装置であって、
    前記1次コイルと前記配線モジュールとの間には、前記1次コイル接続端子および前記モジュール接続端子の相対位置を位置決めする位置決め手段が設けられている内燃機関用点火装置。
  2. 前記位置決め手段は、前記1次コイル接続端子に形成された凹部と、前記配線モジュールに形成され前記凹部に嵌着されたリブとから構成されている請求項1に記載の内燃機関用点火装置。
  3. 前記ケースは、前記2次コイル接続端子に接続される外部出力端子をインサートモールド成形して構成されている請求項1または2に記載の内燃機関用点火装置。
  4. 前記閉磁路コアの辺部の一部には、前記樹脂部において熱により生じる応力を緩衝する緩衝部材が囲って設けられている請求項1ないし3の何れかに記載の内燃機関用点火装置。
  5. 前記緩衝部材とこの緩衝部材と接触する前記ケースの面の一方には緩衝部材とケースとの接触面積を低減する凹凸部が形成されている請求項4に記載の内燃機関用点火装置。
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