JP4046755B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動モータにより駆動するファンを有する流体送り装置、およびその流体送り装置を備えた空気調和機、空気清浄機、除湿機、加湿機、暖房機、換気装置、冷却装置、および、熱交換システムに関するものである。
従来の流体送り装置の一例として、一般的な空気調和機およびその室内機について説明する。従来の壁掛け型空気調和機の室内機1の側面から見た断面を、図74に示す。ファンケーシング2とフロントパネル3とによって限界された通風路4中には吸込グリル5に対向するように熱交換器6が配設されている。この熱交換器6の上流側にはエアフィルタ7が、下流側には貫流ファン8が配設されている。
熱交換器6の下方にはドレインパン9が配設されている。フロントパネル3の下部に設けられた主吹出し口10には横ルーバ11a,11bおよび縦ルーバ12が配設されている。
空気調和機1の運転時、貫流ファン8が回転し、熱交換器6には図示しない室外ユニットからの冷媒が循環する。これにより、室内空気が吸込グリル5から通風路4内に吸入され、エアフィルタ7を流過する際、室内空気中に含まれる塵埃がエアフィルタ7により除去される。室内空気は、熱交換器6を流過する過程で冷媒と熱交換して冷却または加熱され、貫流ファン8に吸込まれて付勢された後、縦ルーバ12および横ルーバ11a,11bによって吹出し方向を規制されて主吹出し口10から室内に吹出される。
上記従来の空気調和機の室内機においては、エアフィルタを通過した室内空気中の微小な塵埃は、貫流ファン8に付着し蓄積する場合がある。この場合、貫流ファン8の回転バランスが劣化し、騒音の原因になる。さらに、貫流ファン8による送風量が減少するとともに、塵埃蓄積の重量によりファン駆動トルクが増加し、空気調和機の省エネルギー性が著しく損なわれるという問題が挙げられる。
また、貫流ファン8に蓄積した塵埃にカビ等が発生する場合があり、不衛生であるだけでなく、人体に悪影響を及ぼす可能性があるという問題も挙げられる。
そこで、塵埃を除去し、カビなどの発生を防ぐには、流体送り装置を分解し、貫流ファン8を定期的清掃すればよいが、清掃に労力が必要となるだけでなく、分解時に貫流ファン8の回転バランスが悪くなり、騒音が著しく上昇するという問題が生じてしまう。
また、従来の空気調和機の室内機には一般的に熱交換器近傍もしくは熱交換器に接触した状態で該熱交換器温度を感知するためのサーミスタが設置されており、該サーミスタが熱交換器温度の異常な低下および上昇を感知した場合には、コンプレッサの冷媒吐出量を減少させるなどの吐出量調節を行なえる構成となっている。
上記サーミスタが設置されている従来の空気調和機の貫流ファンに塵埃が蓄積し風量が著しく低下した場合、冷房運転時および暖房運転時において以下に示す問題が生じる。
冷房運転の場合風量が低下し、それに伴い熱交換器の熱交換量が低下し、冷媒は十分な熱を吸収できないため、熱交換器の温度は通常時に比べ低下する。上記サーミスタは、熱交換器の温度低下を感知し、コンプレッサの冷媒吐出量を減少させ、すなわち冷凍能力を
低下させることにより、上記の温度低下を回復させる。その場合、設定温度までの到達時間が長くなるか、設定温度への到達が不可能になる可能性もあり、冷房の快適性が著しく損なわれるという問題があった。
暖房運転の場合風量が低下し、それに伴い熱交換器の熱交換量が低下し、冷媒は十分な熱を放出できないため、熱交換器の温度は通常時に比べ上昇する。上記サーミスタは、熱交換器の温度上昇を感知し、コンプレッサの冷媒吐出量を減少させ、すなわち暖房能力を低下させることにより、上記の温度上昇を回復させる。その場合、設定温度までの到達時間が長くなるか、設定温度への到達が不可能になる可能性もあり、暖房の快適性が著しく損なわれるという問題があった。
さらに、従来の空気調和機であって、サーミスタが何らかの原因で破損しているか、初期状態から設置されていない従来の空気調和機の貫流ファンに塵埃が蓄積し風量が著しく低下した場合には、暖房運転時および冷房運転時において以下に示す問題が生じる。
冷房運転時風量が低下し、それに伴い熱交換器の熱交換量が低下し、冷媒は十分な熱を吸収できないため、熱交換器の温度は通常時に比べ低下する。運転が継続した場合、上記の温度低下のため熱交換器への結露が増加し、圧力損失が大きくなるため、さらに風量が低下する。そのため、さらに熱交換器の温度が低下し、結露水が凍結し、さらなる圧力損失および風量低下を招く。さらに運転が継続した場合、結露水の凍結で形成された氷が成長する。その際、熱交換器からせり出して成長した氷の一部が溶け、水滴が貫流ファンに滴下した場合には、水が主吹出口から吹出される。また、上記結露水の凍結で形成された氷が室内機の構造体の隙間で成長した場合には、氷が構造体を押上げるなどの現象が生じ、構造体に不具合が生じたり、構造体に割れが生じる場合もある。さらに、熱交換器温度が大幅に低下すれば、それに伴い空気調和機の室内機の本体ケーシングにも結露が生じ、その場合、結露水が床に滴下する。
以上のように、ユーザに水が吹きかかったり、ユーザの部屋を水浸しにしてしまったり、空気調和機の室内機を破損してしまったりという、ユーザの財産に被害を与えてしまうような大きな問題に発展する可能性もある。
暖房運転時風量が低下し、それに伴い熱交換器の熱交換量が低下し、冷媒は十分な熱を放出できないため、冷媒の圧力波通常時に比べ上昇する。運転が継続した場合、冷媒圧力の上昇のため、圧縮器に大きな負担がかかり、圧縮器温度が上昇し、圧縮器が焼付くか、もしくは、冷媒圧力の上昇のため、伝熱管の溶接部分などの部分的に圧力が弱くなっている部位から冷媒が漏れるか、最悪の場合、伝熱管が破裂するといった問題に発展する危険性がある。
また、空気清浄機においては、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大量にファンの風量が低下した場合には、空気清浄能力が低下し、すなわち、タバコの煙や埃、ダニの死骸や花粉などのアレルゲン等の除去能力が低下するため、ユーザの利便性が大きく損なわれるだけでなく、人体に悪影響を及ぼす可能性がある。
また、除湿機においては、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大幅にファンの風量が低下した場合には、除湿能力が低下し、ユーザの利便性が大きく損なわれるだけでなく、空気調和機の室内機に生じる問題と同様の問題が生じる可能性がある。
また、加湿器においては、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大幅にファンの風量が低下した場合には、加湿能力が低下し、ユーザの利便性が大きく損なわれるという問題があった。また、ファンに蓄積した塵埃が何らかの原因で大きく剥がれ、それがファンの送風によ
り発熱皿もしくは加熱体近傍に運ばれた場合、剥がれた塵埃が発火するという可能性もあり、安全装置が何らかの原因で正常に働かないような場合には、加湿器本体が発火し、最悪の場合には火事になるといった危険性もある。なお、塵埃が何らかの原因で大きく剥がれる場合としては、たとえば、所定の質量以上になった塵埃が堆積した場所に遠心力が加わって塵埃が送風機に吸着している力よりも遠心力による力が大きくなったときに剥がれることを意味する。
また、暖房機としてのファンヒーターにおいては、ファンに蓄積した塵埃が何らの原因で大きく剥がれた場合、剥がれた塵埃はファンの送風により燃焼室に運ばれ、この燃焼室にて燃焼される。その後、塵埃は灰となって主吹出口から排出され、ユーザに灰が降りかかるか、部屋が灰で汚れるといった問題があった。さらに、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大量にファンの風量が低下した場合には、快適温度までの到達時間が長くなるか、快適温度への到達が不可能になる可能性もあり、暖房の快適性が著しく損なわれるという問題があった。
さらに、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大幅にファンの風量が低下した場合には、燃焼室の温度が上昇する可能性もあり、安全装置が何らかの原因で正常に働かないような場合には、ファンヒーター本体が発火し、最悪の場合には火事になるといった危険性もある。
また、換気装置としての床下換気扇においては、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大幅にファンの風量が低下した場合には、換気能力が低下し、すなわち、家屋の床下に溜まった、湿った空気を屋外に排出する能力が低下するため、シロアリやダニによる被害から家屋を守ることができなくなるといった問題があった。
また、冷却装置としてのCPU冷却装置においては、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大幅にファンの風量が低下した場合、もしくはファンに蓄積した塵埃が何らかの原因で大きく剥がれ、それがファンの送風によりヒートシンク部に運ばれ、ヒートシンク部に詰まった場合には、CPUの冷却能力が低下し、それに伴いCPUの湿度が上昇し、CPUが熱負荷に耐えられず誤動作したり、破損したりするといった問題があった。また、CPUの温度が異常に上昇した場合には、このCPUを装備した機器の内部やケーシングの温度も上昇するため、この機器を構成する他の部品を破損したり、ユーザに火傷を負わせたりするといった危険性もあった。
また、熱交換システムとしてのラジエーターにおいては、ファンに塵埃が大量に蓄積し、大幅にファンの風量が低下した場合、もしくはファンに蓄積した塵埃が何らかの原因で大きく剥がれ、それがファンの送風によりコア内部に運ばれ、詰まった場合には、ラジエーターの熱交換能力が低下し、このラジエーターを備えたシステム全体の能力が低下するといった問題があった。
本発明の目的は、上記このようなファンを有する流体送り装置に生じ得る問題点を解決するためになされたものであり、流体送り装置を分解することなく簡単にファンの清掃を行なうことのできる、メンテナンス性および利便性が大きく改善された流体送り装置を提供するものである。
また、本発明の他の目的は、そのような流体送り装置を備えた空気調和機、空気清浄機、除湿機、加湿機、暖房機、換気装置、冷却装置、および、熱交換システムを提供することにある。
この発明に基いた流体送り装置においては、ファン、および上記ファンを駆動する駆動モータを有する送風機を備える流体送り装置であって、上記ファンの塵埃を除去するためのファン清掃装置を備えている。
このように、ファン清掃装置を備えることにより、流体送り装置に備えられたファンの清掃を、流体送り装置を分解することなく簡単に行なうことができるため、メンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。
また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記ファンに接触させて上記ファンの塵埃を除去するための板状部材を有する。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記ファンに接触させて上記ファンの塵埃を除去するためのブラシ状部材を有する。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、高圧および/または高速噴流を噴射してファンの塵埃を除去するためのノズルを有する。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記案内板に設置されている。
また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記舌部に設置されている。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記ファンケーシングに設置されている。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置が、上記通風路に設置されている。
このように、ファン清掃装置の形状および配置位置を適宜選択することにより、効率良く、ファンに蓄積した塵埃を除去することが可能になる。
また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、遠隔操作により動作を開始できる。これにより、ユーザによる流体送り装置の操作性の向上を図ることが可能になる。
また、上記発明において好ましくは、上記流体送り装置の運転時間を積算する第1運転時間積算手段と、上記第1運転時間積算手段によって所定の運転時間が積算される毎に、上記ファン清掃装置の運転時期を警告する第1警告手段とを有する。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記ファンへの塵埃の蓄積量を検知する第1検知手段と、上記第1検知手段によって所定の塵埃の蓄積量を検知する毎に、上記ファン清掃装置の運転時期を警告する第2警告手段とを有する。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記流体送り装置の運転時間を積算する第2運転時間積算手段と、上記第2運転時間積算手段によって所定の運転時間が積算される毎に、一定時間の間それまでのモードから変更して清掃装置を作動させる第1運転モード変更手段とを有する。また、上記発明において好ましくは、上記ファン清掃装置は、上記ファンへの塵埃の蓄積量を検知する第2検知手段と、上記第2検知手段によって所定の塵埃の蓄積量を検知する毎に、一定時間の間それまでのモードから変更して清掃装置を作動させる第2運転モード変更手段とを有する。
これらの構成を採用することにより、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、流体送り装置の省エネ性が著しく損なわれるという問題も解消される。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
また、塵埃のファンへの蓄積量等を検知できる手段や、ユーザに対する清掃時期到来の警告を行なえる手段を設けた場合には、清掃時期の判断をユーザ自身に任せることなく自動的に判断できるため、清掃を忘れるといった不都合もなくなる。
さらに、塵埃のファンへの蓄積量等を検知できる手段と、その結果により自動的に清掃運転を行なうことができる運転モード変更手段を設けた場合には、流体送り装置の清掃という煩わしい問題からユーザを解放することが可能になる。
また、上記発明において好ましくは、上記主吹出し口に、エアフィルタで形成されたルーバが設置される。また、上記発明において好ましくは、当該流体送り装置は、塵埃吹出し口をさらに有し、上記ファン清掃装置による上記ファン清掃時に、上記塵埃吹出し口から塵埃を吐出す構成が採用されている。また、上記発明において好ましくは、上記塵埃吹出し口に、エアフィルタが設置される。また、上記発明において好ましくは、上記塵埃吹出し口に、エアフィルタを備えた集塵箱が設置される。また、上記発明において好ましくは、上記集塵箱は、上記流体送り装置から着脱可能である。また、上記発明において好ましくは、上記集塵箱は、遠隔操作により上記流体送り装置から着脱可能である。
これらの構成を採用することにより、ユーザによる流体送り装置のさらなる操作性の向上を図ることが可能になる。
また、上記発明において好ましくは、上記塵埃吹出し口に設置されたエアフィルタの集塵の蓄積量を検知する第3検知手段と、上記第3検知手段によって所定の塵埃の蓄積量を検知する毎に、上記塵埃吹出し口に設置された上記エアフィルタの清掃時を警告する第3警告手段とを備える。この構成を採用することにより、清掃時期の判断をユーザ自身に任せることなく自動的に判断できるため、清掃を忘れるといった不都合をなくすことが可能になる。
また、上記発明における流体送り装置は、空気調和機、空気清浄機、除湿機、加湿機、暖房機、換気装置、冷却装置、および、熱交換システムに適用される。これにより、各種流体送り装置において、メンテナンス性、利便性、および省エネ性の向上を図ることが可能になる。また、衛生面の向上、清掃時期の判断の最適化、流体送り装置の清掃からの解放を実現することが可能になる。
本発明に基づいた流体送り装置においては、各種流体送り装置に備えられたファンの清掃を、ファン清掃装置を用いて、流体送り装置を分解することなく簡単に行なうことができるため、メンテナンス性および利便性が大きく向上する。
また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、流体送り装置の省エネ性が著しく損なわれるという問題も解消される。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
また、塵埃のファンへの蓄積量等を検知できる手段や、ユーザに対する清掃時期到来の警告を行なえる手段を設けた場合には、清掃時期の判断をユーザ自身に任せることなく自動的に判断できるため、清掃を忘れるといった不都合もなくなる。
さらに、塵埃のファンへの蓄積量等を検知できる手段と、その結果により自動的に清掃運転を行なうことができる運転モード変更手段を設けた場合には、流体送り装置の清掃という煩わしい問題からユーザを解放することができる。
また、吐出量調節を備える空気調和機の室内機に本発明を適用した場合には、冷房運転時における設定温度までの到達時間の遅延の回避、および冷房の快適性能の低下回避を実現することが可能になる。同様に、暖房運転時における設定温度までの到達時間の遅延の回避、および暖房の快適性能の低下回避を実現することが可能になる。
さらに、空気調和機のサーミスタが何らかの原因で破損した場合においても、冷房運転時における熱交換器への結露の付着を防止することが可能になり、また、暖房運転時における圧縮器の焼付き、伝熱管の溶接部分の破損等を防止することが可能になる。
また、空気清浄機に本発明を適用した場合には、空気清浄能力を低下させることがないため、アレルゲン等を確実に除去しユーザの利便性を損なうことがない。
また、除湿機に本発明を適用した場合には、除湿能力が低下させることなく、ユーザの利便性を損なうことがない。
また、加湿器に本発明を適用した場合には、加湿能力を低下させることなく、また、剥がれた塵埃が発火するという危険性もないため、加湿器の信頼性の向上を図ることが可能になる。
また、暖房機に本発明を適用した場合には、剥がれた塵埃が発火するという危険性もないため、暖房機の信頼性の向上を図ることが可能になる。また、快適温度までの到達時間の遅延の防止が図られ、暖房の快適性が損なわれることがない。
また、換気装置に本発明を適用した場合には、換気能力を低下させることなくし、たとえば床下換気装置においては、家屋の床下に溜まった、湿った空気を屋外に確実に排出することが可能になるまた、冷却装置に本発明を適用した場合には、たとえばCPU冷却装置においては、CPUの冷却能力を維持することが可能になり、CPUの破損、このCPUを装備した機器の内部やケーシングの温度上昇の防止を図ることが可能になる。
また、熱交換システムに本発明を適用した場合には、たとえばラジエーターにおいては、ラジエーターの熱交換能力が低下することを防止することが可能になる。
以下、本発明に基づいた実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態において基本的構造は、図74において説明した空気調和機と同一であるため、各図中において、図74に示す空気調和機と同一または相当部分には同一の符号を付すものとする。
(実施の形態1)
以下、本発明に基づいた実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Aの側面から見た断面図である。ファンケーシング2には、図1および図2に示すようにファン清掃装置21aが設置されており、空気調和機の室内機1Aの通常運転時にはファンケーシング2と重なるか、または、ファンケーシング2に埋込まれ、ファンケーシング2の一部をなして、貫流ファン8による空気の流れを妨げない形状をしている。
リモコン操作によりユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図1および図2に示す矢印の方向にファン清掃装置21aは稼働し、ファン清掃モード時には貫流ファン8にファン清掃部22aが接触する。その後、貫流ファン8が低速で回転し、ファン清掃部22aは貫流ファン8に蓄積した塵埃を除去する。
図3および図4に示すように、ファン清掃部22aはブラシ状に構成されている。なお、一般的な貫流ファン8は、翼8aとディスク8bとからなり、翼8aの外径よりもディスク8bの外径の方が大きいが、本実施の形態に示すようにファン清掃部22aを構成すれば、貫流ファン8にスキュー角が設定されている場合や翼8aの間隔が不等ピッチに設定されている場合においても好適に対応することができる。
なお、図5および図6に示すように、ファン清掃装置21bにラック&ピニオン機構を用いたスライド式に形成し、図7および図8に示す動作により貫流ファン8にファン清掃部22aを接触させてもよい。この場合、ケーシング2に貫流ファン8の軸方向に平行に長孔を設ける必要があり、ケーシング2の強度確保に注意が必要である。
なお、通常運転と清掃運転との切換操作は、遠隔操作であるリモコン操作、手動による切換スイッチの操作により実現される。また、音声認識技術を用いた操作、インターネット技術を用いて他の場所からの遠隔的な操作、さらには、携帯電話等の携帯情報端末から無線技術を用いた遠隔的な操作の採用が可能である。なお、該切換が、別の手法によりなされた場合でも、本発明の範囲内に含まれると解釈される。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によれば、室内調和機に備えられたファン清掃装置により、室内調和機を分解することなく簡単に行なうことができるため、室内調和機のメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、流体送り装置の省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態2)
本発明に基づいた実施の形態2について説明する。図9は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Bの側面から見た断面図である。流体送り装置の案内板に相当するリアガイダ13には、図9および図10に示すようにファン清掃装置21cが設置されている。空気調和機の室内機1Bの通常運転時にはリアガイダ13の一部をなし、貫流ファン8による空気の流れを妨げない形状をなしている。
ユーザの音声による清掃運転開始の指示を、音声認識技術を用いて認識し、図示しないモータにより図9および図10に示す矢印の方向にファン清掃装置21cは稼働する。ファン清掃モード時には貫流ファン8にファン清掃部22bが接触する。その後、貫流ファン8が低速で回転し、ファン清掃部22bは貫流ファン8に蓄積した塵埃を除去する。
このファン清掃部22bは図11に示すような形状になっており、固形部材である柔軟なゴム系の材質で構成されている。なお、一般的な貫流ファン8は、翼8aとディスク8bからなり、翼8aの外径よりもディスク8bの外径の方が大きいため、図11および図
12に示すように、ファン清掃部22bは、貫流ファン8の形状に合うように、ディスク8bと当接する部位に凹部221が形成された形状にすることが望ましい。なお、ファン清掃部22bの材質は、樹脂でも金属でもよいが、貫流ファン8の翼8aを傷つけない材質にするよう注意が必要である。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記各実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明に基づいた実施の形態3について説明する。図13は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機おける室内機1Cの側面から見た断面図である。流体送り装置の舌部に相当するスタビライザ14には、図13および図14に示すようにファン清掃装置21dが設置されている。空気調和機の室内機1Cの通常運転時にはスタビライザ14の一部をなし、貫流ファン8による空気の流れを妨げない形状を有している。
リモコン操作によりユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより、図13および図14に示す矢印の方向にファン清掃装置21dは稼働し、ファン清掃モード時には貫流ファン8にファン清掃部22aが接触する。他の構成は、上記実施の形態1と同様である。
なお、図15および図16に示すように、ファン清掃装置21eをラック&ピニオン機構を用いたスライド式に形成し、図17および図18に示す動作により、貫流ファン8にファン清掃部22aを接触させてもかまわない。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記各実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明に基づいた実施の形態4について説明する。図19は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Dの側面から見た断面図である。熱交換器6と貫流ファン8との間に形成される通風路4には、図19および図20に示すように、ファン清掃装置21fが設置されている。空気調和機の室内機1dの通常運転時には、貫流ファン8による空気の流れを妨げない形状をなしている。
ファン清掃装置21fには、図21および図22に示すノズル状のファン清掃部22cが備えられている。ファン清掃部22cのノズルは、ファン清掃装置21fを経て、図23に示すように、室外機15に設けられた清掃用空気圧縮機23と圧縮空気通風管24を介して連通している。この圧縮空気通風管24は、室外機15と室内機1Dとを繋ぐ伝熱管16、ドレンホース17、電源コード18とともに束ねられている。
リモコン操作によりユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図19および図20に示す矢印の方向にファン清掃装置21fは稼働し、ファン清掃部22cが貫流ファン8に対し、わずかな空間を隔てて固定され、清掃用空気圧縮機23により高圧に圧縮された空気を清掃部22cのノズルから噴流として噴射し、貫流ファン8に蓄積した塵埃を除去する。
ファン清掃部22cの設置角度によっては、貫流ファン8は噴流の勢いを受けて逆方向に高速回転する場合がある。その場合は、図示しないファンモータに逆起電力が発生し、
図示しない電装部品を破壊する恐れがあるため、注意が必要である。この場合、貫流ファン8が噴流から受ける力と同等のトルクをモータにかければ不都合は回避できる。また、貫流ファン8を低速で正方向に回転させておいてもよい。
なお、図24および図25に示すように、ファン清掃装置21gをスライド式に形成し、図に示す動作により、ファン清掃部22cを貫流ファン8に近づける構成を採用することも可能である。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記各実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態5)
次に、本発明に基づいた実施の形態5について説明する。図26は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Eの側面から見た断面図である。ファンケーシング2にはファン清掃装置21hおよび実施の形態1と同様のファン清掃部22a(図3および図4参照)が設置されている。ファン清掃装置21hは、流体送り装置の運転時間を積算する運転時間積算手段31を備えており、前回の清掃時からの経過時間(t)を積算できる。また、このファン清掃装置21hは、清掃開始時期をユーザに警告できる警告手段32を備えており、上記運転時間積算手段31によって所定の運転時間t0が積算される毎に、上記ファン清掃装置21hの運転時期をユーザに警告する。その他の構成は従来例と同様である。
図27は、空気調和機の室内機1Eの運転時間積算手段31および警告手段32の制御動作を示すフローチャートである。ステップS1において、運転時間積算手段31は、空気調和機の室内機1Eの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の清掃時からの経過時間(t)を積算する。ステップS2において、前回の清掃時からの経過時間(t)が境界経過時間(t0)より大きいか判断され、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t0より大きい場合には、ステップS3に移行し、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t0以下の場合にはステップS2に移行する。ステップS3において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Eのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21hの運転時期をユーザに警告する。
なお、上記警告手段32により複数回の警告を行なう場合には、図28に示すフローチャートに従えばよい。すなわち、ステップS11において運転時間積算手段31は、空気調和機の室内機1Eの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の清掃時からの経過時間tを積算する。ステップS12において、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t0より大きいか判断され、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t0より大きい場合には、ステップS13に移行し、前回清掃清掃時からの経過時間tが境界経過時間t0以下の場合にはステップS12に移行する。
ステップS13において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Eのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、ファン清掃装置21hの運転時期をユーザに警告する。ステップS14において、運転時間積算手段31は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の警告時からの時間tWを積算する。ステップS15において、ユーザからの清掃運転開始の指示の有無が判断され、ユーザからの清掃運転開始の指示があった場合には終了し、ユーザからの清掃運転開始の指示がなかった場合にはステップS16に移行する。ステップS16において、前回警告時からの時間tWは境界経過時間t1より大きいか判断され、上記警告時からの時間tWが境界経過時間
1より大きい場合には、ステップS13に移行し、警告手段32は、空気調和機の室内機1Eのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21hの運転時間をユーザに再度警告する。前回警告時からの時間tWが境界経過時間t1以下の場合にはステップS14に移行する。すなわち、ユーザからの清掃運転開始の指示があるまで警告手段32は空気調和機の室内機1Eのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21hの運転時期をユーザに警告し続ける。
なお、前回の清掃時からの経過時間tは、単に前回の清掃時からの経過時間でもよく、前回の清掃時からの総運転時間でもよく、また、その両方をサンプリングし、その各々に対応する2種類の境界経過時間t0を設けてもよく、さらには前回の清掃時からの経過時間と前回の清掃時からの運転時間を清掃に好適な重みづけの後加減乗除することで与えられる複合経過時間tを用いてもよい。なお、前回の警告時からの時間tWおよび境界経過時間t1に関しても、同様の設定を行なってもよい。
なお、警告手段32は、フロントパネル3の領域または図示しないリモコン部に設けられた液晶画面部に文字表示することにより清掃運転時期をユーザに警告してもよく、また、音声合成技術を用いて音声により清掃運転時期をユーザに警告してもよく、さらには、ブザー等の警告音を発することで上記ファン清掃運転時期をユーザに警告してもよい。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記各実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。さらに、前回の清掃時からの経過時間等を積算できる手段や、ユーザに対する清掃時期到来の警告を行なえる手段を設けることにより、清掃時期の判断をユーザ自身に任せることなく自動的に判断できるため、清掃を忘れるといった不都合をなくすことが可能になる。
(実施の形態6)
本発明に基づいた実施の形態6について説明する。図29は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Fの側面から見た断面図である。ファンケーシング2にはファン清掃装置21iおよび実施の形態1と同様のファン清掃部22a(図3および図4参照)が設置されている。このファン清掃装置21iは、貫流ファン8への塵埃の蓄積量を検知する検知手段33を備えており、塵埃の蓄積による貫流ファン8の回転のアンバランス量Δξを検知できる。また、このファン清掃装置21iは清掃開始時期をユーザに警告できる警告手段32を備えており、上記検知手段33によって所定の塵埃の蓄積量を検知するために、上記ファン清掃装置21iの運転時期をユーザに警告する。その他の構成は従来の技術における構成と同様である。
図30は、空気調和機における室内機1Fの検知手段33および警告手段32の制御動作を示すフローチャートである。ステップS21において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを演算する。ステップS22において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きい場合には、ステップS23に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0以下の場合にはステップS22に移行する。ステップS23において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Fのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21iの運転時期をユーザに警告する。
なお、上記警告手段32により複数回の警告を行なう場合には図31に示すように、図
29の構成にさらにタイマ装置36を設け、図32に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS31において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを演算する。ステップS32において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きい場合には、ステップS33に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0以下の場合にはステップS32に移行する。
ステップS33において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Fのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21iの運転時期をユーザに警告する。ステップS34において、検知手段33は、空気調和機の室内機1Fの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の警告時からの時間tWを積算する。ステップS35において、ユーザからの清掃運転開始の指示の有無が判断され、ユーザからの清掃運転開始の指示があった場合には終了し、ユーザからの清掃運転開始の指示がなかった場合にはステップS36に移行する。
ステップS36において、前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きいか判断され、前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きい場合には、ステップS33に移行し、警告手段32は、空気調和機の室内機1Fのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21iの運転時期をユーザに再度警告する。前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1以下の場合にはステップS34に移行する。すなわちユーザからの清掃運転開始の指示があるまで警告手段32は空気調和機の室内機1Fのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21iの運転時期をユーザに警告し続ける。
なお、上記検知手段33において、貫流ファン8への塵埃の蓄積量を検知する際に、貫流ファン8の回転アンバランス量の増加ではなく、貫流ファン8の重量の増加で検知を行なってもよい。この場合には、図33に示すように、図29の構成において、アンバランス量計測装置38の代わりに重量計39を用い、図34に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS41において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを演算する。ステップS42において、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きい場合には、ステップS43に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W0以下の場合にはステップS42に移行する。ステップS43において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Gのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21jの運転時期をユーザに警告する。
なお、上記警告手段32により複数回の警告を行なう場合には、図35に示すように、図33の構成にさらにタイマ装置36を設け、図36に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS51において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを演算する。ステップS52において、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きい場合には、ステップS
53に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W0以下の場合にはステップS52に移行する。
ステップS53において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Gのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21jの運転時期をユーザに警告する。ステップS54において、検知手段33は、空気調和機の室内機1Gの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の警告時からの時間tWを積算する。ステップS55において、ユーザからの清掃運転開始の指示の有無が判断され、ユーザからの清掃運転開始の指示があった場合には終了し、ユーザからの清掃運転開始の指示がなかった場合にはステップS56に移行する。
ステップS56において、前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きいか判断され、前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きい場合には、ステップS53に移行し、警告手段32は空気調和機の室内機1Gのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21jの運転時期をユーザに再度警告する。前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1以下の場合にはステップS34に移行する。すなわち、ユーザからの清掃運転開始の指示があるまで警告手段32は空気調和機の室内機1Gのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21jの運転時期をユーザに警告し続ける。
なお、上記警告手段32は、フロントパネル3または図示しないリモコン部に設けられた液晶画面部に文字表示することにより清掃運転時期をユーザに警告してもよく、また音声合成技術を用いて音声により清掃運転時期をユーザに警告してもよく、さらには、ブザー等の警告音を発することで上記ファン清掃運転時期をユーザに警告してもよい。
なお、検知手段33としてアンバランス量計測装置38と重量計39とを併せ持たせれば、貫流ファン8に対し極めて均一に塵埃が蓄積した場合、すなわち、アンバランス量Δξは小さいが重量増加ΔWが大きいような場合にも対応可能となり、確実に清掃可能となる。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記実施の形態5と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態7)
次に、本発明に基づいた実施の形態7について説明する。図37は本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Hの側面から見た断面図である。ファンケーシング2にはファン清掃装置21kおよび実施の形態1と同様のファン清掃部22a(図3および図4参照)が設置されている。このファン清掃装置21kは、流体送り装置の運転時間を積算する運転時間積算手段31を備えており、前回の清掃時からの経過時間tを積算できる。
また、このファン清掃装置21kは、一定時間の間それまでのモードから変更して清掃装置を作動させる運転モード変更手段34を備えており、上記運転時間積算手段31によって所定の運転時間t2が積算される毎に、一定時間t3の間それまでのモードから変更してユーザの指示なしに自動的に清掃運転を行なうことができる。その他の構成は従来の構成と同様である。
図38は、空気調和機における室内機1Hの運転時間積算手段31および運転モード変更手段34の制御動作を示すフローチャートである。ステップS101において運転時間
積算手段31は、空気調和機の室内機1Hの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の清掃時からの経過時間tを積算する。ステップS102において、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2より大きいか判断され、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2より大きい場合には、ステップS103に移行し、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2以下の場合にはステップS102に移行する。
ステップS103において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21kおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。
ステップS104において、運転時間積算手段31は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて清掃運転の継続時間trを積算する。ステップS105において、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3より大きいか判断され、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3より大きい場合には、ステップS106に移行し、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3以下の場合にはステップS105に移行する。ステップS106において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。
なお、清掃運転終了時にユーザに対し清掃運転終了の告知を行ないたい場合には、図39に示すように、図37の構成にさらに告知手段35を設け、図40に示すフローチャートに従えばよい。
すなわちステップS111において、運転時間積算手段31は、空気調和機の室内機1Iの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の清掃時からの経過時間tを積算する。ステップS112において、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2より大きいか判断され、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2より大きい場合には、ステップS113に移行し、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2以下の場合にはステップS112に移行する。ステップS113において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置211およびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。
ステップS114において、運転時間積算手段31は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて、清掃運転の継続時間trを積算する。ステップS115において、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3より大きいか判断され、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3より大きい場合には、ステップS116に移行し、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3以下の場合にはステップS115に移行する。ステップS116において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。ステップS117において、告知手段35が、空気調和機の室内機1Iのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、清掃運転の終了をユーザに告知する。
さらに、清掃運転の実行時期を複数回にわたりユーザに警告し、一定時間の間ユーザからの清掃運転開始の指示がない場合には自動的に清掃運転を開始し、その終了時にユーザに対し清掃運転終了の告知を行ないたい場合には、図41に示すように、図39の構成にさらに警告手段32を設け、図42に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS201において運転時間積算手段31は、空気調和機の室内機1Jの内部に設けられたタイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の清掃時
からの経過時間tを積算する。ステップS202において、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間tより大きいか判断され、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間tより大きい場合には、ステップS203に移行し、前回清掃時からの経過時間tが境界経過時間t以下の場合にはステップS202に移行する。ステップS203において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Jのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21mの運転時期をユーザに警告する。
ステップS204において、運転時間積算手段31は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回の警告時からの時間tWを積算する。ステップS205において、ユーザからの清掃運転開始の指示の有無が判断され、ユーザからの清掃運転開始の指示があった場合はステップS207に移行し、ユーザからの清掃運転開始の指示がなかった場合はステップS206に移行する。
ステップS206において、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2より大きいか、および、前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きいかが判断され、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2以下で、かつ前回の警告時からの時間tWが境界経過時間t1以下の場合にはステップS204に移行し、前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2以下で、かつ前回の警告時からの時間tWが境界経過時間tより大きい場合にはステップS203に移行し、警告手段32は、空気調和機の室内機1Jのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21mの運転時期をユーザに再度警告する。
前回の清掃時からの経過時間tが境界経過時間t2より大きい場合にはステップS207に移行する。ステップS207において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21mおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。すなわち、ユーザからの清掃運転開始の指示があるまで警告手段32は空気調和機の室内機1Jのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21mの運転時期をユーザに警告し続け、それでもユーザからの清掃運転開始の指示がない場合には自動的に清掃運転を開始する。
ステップS208において、運転時間積算手段31は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて清掃運転の継続時間trを積算する。ステップS209において、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3より大きいか判断され、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3より大きい場合には、ステップS210に移行し、清掃運転の継続時間trが境界経過時間t3以下の場合にはステップS209に移行する。
ステップS210において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。ステップS211において、告知手段35は、空気調和機の室内機1Jのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、清掃運転の終了をユーザに告知する。なお、警告手段32と告知手段35はその働きがほぼ同一であるため、共通化してもよい。
なお、上記警告手段32は、フロントパネル3または図示しないリモコン部に設けられた液晶画面部に文字表示することにより清掃運転時期をユーザに警告してもよく、また、音声合成技術を用いて音声により清掃運転時期をユーザに警告してもよく、さらには、ブザーなどの警告音を発することで上記ファン清掃運転時期をユーザに警告してもよい。
なお、上記の前回の清掃時からの経過時間tは、単に前回の清掃時からの経過時間でもよく、前回清掃時からの運転時間でもよく、またその両方をサンプリングし、その各々に
対応する2種類の境界経過時間t0およびt2を設けてもよく、さらには、前回の清掃時からの経過時間と前回の清掃時からの運転時間を清掃に好適な重みづけの後加減乗除することで与えられる複合経過時間tを設けてもよい。なお、前回警告時からの時間tW、清掃運転の経過時間tr、境界経過時間t1およびt3に関しても、同様の設定を行なってもよい。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記実施の形態5および6と同様の作用効果を得ることができる。さらに、前回の清掃時からの経過時間等を積算できる手段と、その結果により自動的に清掃運転を行なうことができる運転モード変更手段を設けることにより、流体送り装置の清掃という煩わしい問題からユーザを解放することが可能になる。
(実施の形態8)
次に、本発明に基づいた実施の形態8について説明する。図43は、本実施の形態における壁掛け型空気調和機の室内機1Kの側面から見た断面図である。ファンケーシング2にはファン清掃装置21nおよび実施の形態1と同様のファン清掃部22a(図3および図4参照)が設置されている。このファン清掃装置21nは、貫流ファン8への塵埃の蓄積量を検知する検知手段33を備えており、塵埃の蓄積による貫流ファン8の回転のアンバランス量Δξを検知できる。
また、このファン清掃装置21nは、それまでのモードから変更して清掃装置を作動させる運転モード変更手段34を備えており、上記検知手段33によって所定の塵埃の蓄積量を検知する毎に、それまでのモードから変更してユーザの指示なしに自動的に清掃運転を開始し、貫流ファン8への塵埃の蓄積量が所定の量以下になった時点で清掃運転を終了させることができる。その他の構成は従来の例と同様である。
図44は、空気調和機における室内機1Kの検知手段33および運転モード変更手段34の制御動作を示すフローチャートである。ステップS121において、検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを演算する。ステップS122において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξより大きいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξより大きい場合には、ステップS123に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ以下の場合にはステップS122に移行する。
ステップS123において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21nおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。ステップS124において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを再度演算する。
ステップS125において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξより小さいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξより小さい場合には、ステップS126に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ以上の場合にはステップS124に移行する。ステップS126において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。
なお、清掃運転終了時にユーザに対し清掃運転終了の告知を行ないたい場合には、図45に示すように、図43の構成にさらに告知手段35を設け、図46に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS131において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを演算する。ステップS132において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きい場合には、ステップS133に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0以下の場合にはステップS132に移行する。
ステップS133において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21oおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。ステップS134において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測部38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを再度演算する。
ステップS135において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ1より小さいかが判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ1より小さい場合には、ステップS136に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ1以上の場合にはステップS134に移行する。ステップS136において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態の運転モードを変更する。ステップS137において、告知手段35は、空気調和機の室内機1Lのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、清掃運転の終了をユーザに告知する。
さらに、清掃運転の実行時期を複数回にわたりユーザに警告し、一定時間の間ユーザからの清掃運転開始の指示がない場合には自動的に清掃運転を開始し、その終了時にユーザに対し清掃運転終了の告知を行ないたい場合には、図47に示すように、図45の構成にさらに警告手段32およびタイマ装置36を設け、図48に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS221において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを演算する。ステップS222において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0より大きい場合には、ステップS223に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ0以下の場合にはステップS222に移行する。
ステップS223において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Mのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより上記ファン清掃装置21pの運転時間をユーザに警告する。ステップS224において、検知手段33は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回警告時からの時間tWを積算する。
ステップS225において、ユーザからの清掃運転開始の指示の有無が判断され、ユーザからの清掃運転開始の指示があった場合にはステップS227に移行し、ユーザからの清掃運転開始の指示がなかった場合にはステップS226に移行する。ステップS226
において、前回警告時からの時間tWと境界経過時間t1およびt4(t1<t4)の比較が行われ、前回警告時からの時間tWが境界経過時間t1以下の場合にはステップS224に移行し、前回警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きく、かつ境界経過時間t4以下の場合にはステップS223に移行し、警告手段32は、空気調和機の室内機1Mのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21pの運転時期をユーザに再度警告する。
前回の警告時からの時間tWは境界経過時間t4より大きい場合にはステップS227に移行する。ステップS227において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21pおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。すなわち、ユーザからの清掃運転開始の指示があるまで警告手段32は空気調和機の室内機1Mのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21pの運転時期をユーザに警告し続け、それでもユーザからの清掃運転開始の指示がない場合には自動的に清掃運転を開始する。
ステップS228において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられたアンバランス量計測装置38により検知されたアンバランス量と、貫流ファン8のアンバランス量の初期値から、アンバランス量の増加Δξを再度演算する。ステップS229において、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ1より小さいか判断され、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ1より小さい場合には、ステップS230に移行し、アンバランス量の増加Δξが境界アンバランス量ξ1以上の場合にはステップS228に移行する。
ステップS230において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。ステップS231において、告知手段35は、空気調和機の室内機1Mのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、清掃運転の終了をユーザに告知する。
なお、上記検知手段33において、貫流ファン8への塵埃の蓄積量を検知する際に、貫流ファン8の回転におけるアンバランス量の増加ではなく、貫流ファン8の重量の増加で検知を行なってもよい。この場合には、図49に示すように、図43の構成において、アンバランス量計測装置38の代わりに重量計39を用い、図50に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS141において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを演算する。ステップS142において、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きい場合には、ステップS143に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W0以下の場合にはステップS142に移行する。ステップS143において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21qおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。
ステップS144において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを再度演算する。ステップS145において、貫流ファン8の重量の増加ΔWが境界重量W1より小さいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W1より小さい場合には、ステップS146に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W1以上の場合にはステップS144に移行する。ステップS146において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終
了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。
なお、清掃運転終了時にユーザに対し清掃運転終了の告知を行ないたい場合には、図51に示すように、図49の構成にさらに告知手段35を設け、図52に示すフローチャートに従えばよい。
すなわちステップS151において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを演算する。ステップS152において、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きい場合には、ステップS153に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W0以下の場合にはステップS152に移行する。
ステップS153において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21rおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。ステップS154において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを再度演算する。
ステップS155において、貫流ファン8の重量の増加ΔWが境界重量W1より小さいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W1より小さい場合には、ステップS156に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W1以上の場合にはステップS154に移行する。ステップS156において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。ステップS157において、告知手段35は、空気調和機の室内機10のフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、清掃運転の終了をユーザに告知する。
さらに、清掃運転の実行時期を数回にわたりユーザに警告し、一定時間の間ユーザからの清掃運転開始の指示がない場合には自動的に清掃運転を開始し、その終了時にユーザに対し清掃運転終了の告知を行ないたい場合には、図53に示すように図51の構成にさらに警告手段32およびタイマ装置36を設け、図54に示すフローチャートに従えばよい。
すなわち、ステップS241において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを演算する。ステップS242において、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W0より大きい場合には、ステップS243に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W0以下の場合にはステップS242に移行する。
ステップS243において、警告手段32は、空気調和機の室内機1Pのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより上記ファン清掃装置21sの運転時間をユーザに警告する。ステップS244において、検知手段33は、上記タイマ装置36から与えられる時間データに基づいて前回警告時からの時間tWを積算する。
ステップS245において、ユーザからの清掃運転開始の指示の有無が判断され、ユーザからの清掃運転開始の指示があった場合にはステップS247に移行し、ユーザからの清掃運転開始の指示がなかった場合にはステップS246に移行する。ステップS246において、前回警告時からの時間tWと境界経過時間t1およびt4(t1<t4)の比較が行われ、前回警告時からの時間tWが境界経過時間t1以下の場合にはステップS244に
移行し、前回警告時からの時間tWが境界経過時間t1より大きく、かつ境界経過時間t4以下の場合にはステップS243に移行し、警告手段32は、空気調和機の室内機1Pのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、上記ファン清掃装置21sの運転時期をユーザに再度警告する。
上記警告時からの時間tWは境界経過時間t4より大きい場合にはステップS247に移行する。ステップS247において、運転モード変更手段34は、それまでの運転モードを一旦中止し、ユーザの指示なしに自動的にファン清掃装置21sおよびファン清掃部22aを作動させ、清掃運転を開始する。すなわち、ユーザからの清掃運転開始の指示があるまで警告手段32は空気調和機の室内機1Pのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させるとともに、上記ファン清掃装置21sの運転時期をユーザに警告し続け、それでもユーザからの清掃運転開始の指示がない場合には自動的に清掃運転を開始する。
ステップS248において検知手段33は、貫流ファン8の軸受部に設けられた重量計39により検知された重量と、貫流ファン8の重量の初期値から、貫流ファン8の重量の増加ΔWを再度演算する。ステップS249において、貫流ファン8の重量の増加ΔWが境界重量W1より小さいか判断され、重量の増加ΔWが境界重量W1より小さい場合には、ステップS250に移行し、重量の増加ΔWが境界重量W1以上の場合にはステップS248に移行する。
ステップS250において、運転モード変更手段34は、清掃運転を終了し、清掃運転を行なう前の運転状態に運転モードを変更する。ステップS251において、告知手段35は、空気調和機の室内機1Pのフロントパネル3に設けられたLED37を発光させることにより、清掃運転の終了をユーザに告知する。なお、警告手段32および告知手段35は、その働きはほぼ同一であるため、共通化してもよい。
なお、上記警告手段32は、フロントパネル3または図示しないリモコン部に設けられた液晶画面部に文字表示することにより清掃運転時期をユーザに警告してもよく、また、音声合成技術を用いて音声により清掃運転時期をユーザに警告してもよく、さらには、ブザー等の警告音を発することで上記ファン清掃運転時期をユーザに警告してもよい。
また、上記の前回警告時からの時間tWは、単に前回警告時からの経過時間でもよく、前回警告時からの運転時間でもよく、また、その両方をサンプリングし、その各々に対応する2種類の境界経過時間t1およびt4を設けてもよく、さらには、前回警告時からの経過時間と前回警告時からの運転時間を清掃に好適な重みづけの後加減乗除することで与えられる複合経過時間tWを設けてもよい。
なお、検知手段33としてアンバランス量計測装置38と重量計39とを併せ持たせれば、貫流ファン8に対し極めて均一に塵埃が蓄積した場合、すなわち、アンバランス量Δξは小さいが重量増加ΔWが大きいような場合にも対応可能となり、確実に清掃可能となる。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における室内調和機によっても、上記実施の形態5〜7と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態9)
次に、本発明に基づいた実施の形態9について説明する。図55は本実施の形態における壁掛け型空気調和機における室内機1Qの側面から見た断面図である。室内機1Qは主吹出し口10の部分に、図56に示すようなエアフィルタ7bで形成された横ルーバフィ
ルタ25aおよび25bを備えており、その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記横ルーバフィルタ25aおよび25bは、通常運転時においては従来の横ルーバと同等の働きを行なうが、リモコン操作によりユーザから清掃運転開始の指示が与えられた場合、清掃運転を開始する前に上記横ルーバフィルタ25aおよび25bは閉じ、室内機1Qの主吹出し口10を遮蔽する。横ルーバフィルタ25aおよび25bが主吹出し口10を遮蔽した後、清掃運転を行なう。
(作用・効果)
本実施の形態における室内調和機によれば、貫流ファン8から除去した塵埃を室内に放出することなく主吹出し口10の内側に塵埃をキャッチすることができる。清掃運転の後は横ルーバフィルタ25aおよび25bを清掃すればよく、横ルーバフィルタ25aおよび25bを取外し可能に構成しておくとさらに利便性が増加する。
(実施の形態10)
次に、本発明に基づいた実施の形態10について説明する。図57は本実施の形態における壁掛け型空気調和機の室内機1Rの側面から見た断面図である。室内機1Rは図示しないモータにより開閉可能である開閉部26がファンケーシング2に備えられており、さらに、その下部にはその吹出し口にエアフィルタ7cを備えた塵埃吹出し口27が備えられた構成となっている。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
開閉部26は通常運転の際には図57に示す位置にあるが、リモコン操作によりユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、清掃運転を開始する前に開閉部26は図58に示すように開き、主吹出し口10を遮蔽する。このとき、貫流ファン8の通風路4は、塵埃吹出し口27に連通するように形成される。
(作用・効果)
本実施の形態における室内調和機によれば、清掃運転により除去された塵埃は貫流ファン8から除去された後、貫流ファン8の送風により塵埃吹出し口27に導かれる。また、塵埃吹出し口27にはエアフィルタ7cが備えられており、貫流ファン8から除去した塵埃を室内に放出してしまうことなく塵埃吹出し口27の内側においてキャッチすることができる。清掃運転の後はエアフィルタ7cを清掃すればよく、このエアフィルタ7cを取外し可能に構成しておくことでさらに利便性が増加する。
(実施の形態11)
本発明に基づいた実施の形態11について説明する。図59は本実施の形態における壁掛け型空気調和機におけるの室内機1Sの側面から見た断面図である。室内機1Sは図示しないモータにより開閉可能である開閉部26がファンケーシング2に備えられており、さらに、その下部には塵埃吹出し口27が備えられている。塵埃吹出し口27の吹出し部にはエアフィルタ7dを備えた集塵箱28が備えられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
開閉部26は通常運転の際には図59に示す位置にあるが、リモコン操作によりユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、清掃運転を開始する前に開閉部26は実施の形態10と同様に開き、主吹出し口10を遮蔽する。このとき、貫流ファン8の通風路4は、塵埃吹出し口27および集塵箱28に連通するように形成される。すなわち、清掃運転により除去された塵埃は貫流ファン8から除去された後、貫流ファン8の送風により塵埃吹出し口27を経て集塵箱28に導かれる。
また、集塵箱28にはエアフィルタ7dが備えられており、貫流ファン8から除去した
塵埃を室内に放出してしまうことなく集塵箱28内にキャッチすることができる。さらに、集塵箱28は図60〜図62に示すように着脱可能となっており、ユーザによるリモコン操作により取外しできる。清掃運転の後は集塵箱28を取外し、集塵箱28およびエアフィルタ7dを洗浄すればよい。
なお、エアフィルタ7dの塵埃の蓄積量を検知する検知手段33bと、検知手段33bによって所定の塵埃の蓄積量を検知する毎に、エアフィルタ7dの清掃時期を警告する警告手段32bとを備えておけば、集塵箱28のエアフィルタ7dの清掃時期を容易に把握することができ、さらに利便性が増加する。
(作用・効果)
本実施の形態における室内調和機によれば、清掃運転により除去された塵埃は、貫流ファン8から除去された後、貫流ファン8の送風により塵埃吹出し口27を経て集塵箱28に導かれる。また、集塵箱28にはエアフィルタ7dが備えられており、貫流ファン8から除去した塵埃を室内に放出してしまうことなく集塵箱28内にキャッチすることができる。さらに、集塵箱28は図60〜図62に示すように着脱可能となっており、ユーザによるリモコン操作により取外しできる。清掃運転の後は集塵箱28を取外し、集塵箱28およびエアフィルタ7dを洗浄すればよい。
なお、エアフィルタ7dの塵埃の蓄積量を検知する検知手段33bと、検知手段33bによって所定の塵埃の蓄積量を検知する毎に、エアフィルタ7dの清掃時期を警告する警告手段32bとを備えておけば、集塵箱28のエアフィルタ7dの清掃時期を容易に把握することができ、さらに利便性が増加する。
(実施の形態12)
次に、本発明に基づいた実施の形態12について説明する。図63は本実施の形態における空気清浄機51の側面から見た断面図である。空気清浄機51は、清掃機ケーシング52と、空気中の塵埃や細菌類、あるいは、臭気成分などを除去するためのエアフィルタ53と、このエアフィルタ53の装着部をその外側から開閉自在に閉管する前面カバー54とを備えている。
前面カバー54には吸込みグリル55が、また、清掃機ケーシング52の上面には主吹出し口56が形成されており、清掃機ケーシング52内に設けられたシロッコファン57はファン駆動モータ58により回転し、それに伴い、吸込みグリル55から吸込まれた空気は、エアフィルタ53を通過しながら除塵および脱臭されたうえでシロッコファン57およびスクロールケーシング59を通過し、主吹出し口56から吹出される。
またスクロールケーシング59には、図63および図64に示すようにファン清掃装置21tが設置されており、空気清浄機51の通常運転時にはスクロールケーシング59と重なるか、または、スクロールケーシング59に埋込まれ、スクロールケーシング59の一部をなし、シロッコファン57による空気の流れを妨げない形状をしている。
ユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図64に示す矢印の方向にファン清掃装置21tが稼働し、ファン清掃モード時にはシロッコファン57にファン清掃部22dが接触する。その後シロッコファン57は低速で回転し、ファン清掃部22dはシロッコファン57に蓄積した塵埃を除去する。なおこのファン清掃部22dは図63に示すようにブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における空気清浄機によれば、空気清浄機に備えられたファン清掃
装置により、空気清浄機を分解することなく簡単に行なうことができるため、空気清浄機のメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、空気清浄機の省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態13)
次に、本発明に基づいた実施の形態13について説明する。図65は本実施の形態における除湿機61の側面から見た断面図である。除湿機61は、除湿機ケーシング62の内部前面に、シロッコファン63、ファン駆動モータ64、スクロールケーシング65および圧縮機66を備えており、除湿運転開始に伴い、圧縮機66とシロッコファン63が駆動され、冷媒の流れおよび風の流れが発生する。シロッコファン63の駆動により、除湿機ケーシング62背面の吸込み口67から吸込まれた空気は、空気吸引側に配置された蒸発器68を通過する間に冷却される。このとき空気中に含まれる水蒸気が凝縮し、水滴となって下方のドレンパン69に滴下し、ドレンパン69からドレイン貯蔵タンク70に流下する。
一方、蒸発器68にて除湿された空気は、凝縮器71にて所定温度に加熱された後、シロッコファン63およびスクロールケーシング65を通過し、主吹出し口72から吹出される。また、スクロールケーシング65には、図65および図66に示すようにファン清掃装置21uが設置されており、除湿機61の通常運転時にはスクロールケーシング65と重なるか、またはスクロールケーシング65に埋込まれ、スクロールケーシング65の一部をなすに等しく、シロッコファン63の流れを妨げない形状を有している。ユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図66に示す矢印の方向にファン清掃装置21uは稼働し、ファン清掃モード時にはシロッコファン63にファン清掃部22eが接触する。その後、シロッコファン63が低速で回転し、ファン清掃部22eはシロッコファン63に蓄積された塵埃を除去する。なお、このファン清掃部22eは、図65に示すようにブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における除湿機によれば、除湿機に備えられたファン清掃装置により、除湿機を分解することなく簡単に行なうことができるため、除湿機のメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、除湿機の省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態14)
次に、本発明に基づいた実施の形態14について説明する。図67は本実施の形態における加湿機の側面から見た断面図である。加湿機81は、加湿機ケーシング82の内部に、蒸発皿83、加熱体84、タンク水受け部85、ゴムホース86、給水タンク87、および蒸気案内筒88を備えており、給水タンク87の水はタンク水受け部85に送られ、ゴムホース86を通って蒸発皿83に送られ、蒸発皿83内は所定水位に保たれる。この
状態において、加湿機の運転を開始すると、蒸発皿83内の水は、加熱体84によって加熱される。そして、沸騰、蒸発して、蒸気案内筒88を通って蒸気放出口89より蒸気が放出されて、室内が加湿される。
一方、加湿機ケーシング82の内部には、蒸気案内筒88に冷却風を送り込み、蒸気を冷却するための貫流ファン90およびファンケーシング91が備えられており、室内空気は貫流ファン90の駆動により吸込み口92から吸込まれ、貫流ファン90およびファンケーシング91を経て、冷却風取入れ口92から蒸気案内筒88内に流入し、蒸気と混合して蒸気の吹出し温度を下げて蒸気放出口89から放出される。
また、蒸気ファンケーシング91には図67に示すようにファン清掃装置21vが設置されており、加湿機81の通常運転時にはファンケーシング91と重なるが、またはファンケーシング91に埋込まれ、ファンケーシング91の一部をなし、貫流ファン90の流れを妨げない形状をなしている。ユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図67に示すように、ファン清掃装置21vは稼働し、ファン清掃モード時には、貫流ファン90にファン清掃部22fが接触する。その後、貫流ファン90が低速で回転し、ファン清掃部22fは貫流ファン90に蓄積した塵埃を除去する。なお、このファン清掃部22fはブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における加湿機によれば、加湿機に備えられたファン清掃装置により、加湿機を分解することなく簡単に行なうことができるため、加湿機のメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、加湿機の省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態15)
次に、本発明に基づいた実施の形態15について説明する。図68は暖房機の一例として、本実施の形態の分全燃焼方式の石油ファンヒータ101の側面から見た断面図である。ファンヒータ101は、ファンヒータケーシング102内部に図示しない給油タンクと、燃焼室103、軸流ファン104、ファン駆動モータ105、ファンケーシング106、送風ダクト107、ルーバ108を備え、燃焼室103内部には図示しない給油タンクから供給された燃料を燃焼するバーナ109が備えられている。
軸流ファン104の駆動によりファンヒータケーシング102背面から取入れられた室内空気は、燃焼室103から出た燃焼排ガスと送風ダクト107において混合され、ルーバ108を通って温風として主吹出し口110から放出される。また、蒸気ファンケーシング106には、図68に示すようにファン清掃装置21wが設置されており、ファンヒータ101の通常運転時にはファンケーシング106と重なるか、または、ファンケーシング106に埋込まれ、ファンケーシング106の一部をなし、軸流ファン104の流れを妨げない形状を有している。ユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図68に示すようにファン清掃装置21wが稼働し、ファン清掃モード時には軸流ファン104にファン清掃部22gが接触する。その後、軸流ファン104が低速で回転し、ファン清掃部22gは軸流ファン104に蓄積した塵埃を除去する。なお、このファン清掃部22gはブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における石油ファンヒータによれば、石油ファンヒータに備えられたファン清掃装置により、石油ファンヒータを分解することなく簡単に行なうことができるため、石油ファンヒータのメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、石油ファンヒータの省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態16)
次に、本発明に基づいた実施の形態16について説明する。図69は換気装置の一例として本実施の形態における床下換気扇の側面から見た断面図である。床下換気扇111は、換気扇ケーシング112内部にシロッコファン113、スクロールケーシング114、ファン駆動モータ115を備えており、図69に示すように、床下換気口116に吸込み口117を垂直方向にして挿入され、換気扇ケーシング112の上面側に位置する吸込み口117と床下換気口116の内面118との間に形成される通風空間119を形成し、前方の側面側に換気扇主吹出し口120を形成して配置される。
床下内121に溜まった空気は、シロッコファン113の駆動により吸込み口117から吸込まれ、シロッコファン113、スクロールケーシング114を経て換気扇吸出し口120から屋外へ排出される。また、スクロールケーシング114には、図69および図70に示すようにファン清掃装置21xが設置されており、床下換気扇111の通常運転時にはスクロールケーシング114と重なるか、または、スクロールケーシング114に埋込まれ、スクロールケーシング114の一部をなし、シロッコファン113の流れを妨げない形状を有している。
ユーザから清掃運転開始の指示が与えられた場合、図示しないモータにより図70に示すようにファン清掃装置21xは稼働し、ファン清掃モード時にはシロッコファン113にファン清掃部22hが接触する。その後、シロッコファン113が低速で回転し、ファン清掃部22hはシロッコファン113に蓄積した塵埃を除去する。なお、このファン清掃部22hはブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における床下換気扇によれば、床下換気扇に備えられたファン清掃装置により、床下換気扇を分解することなく簡単に行なうことができるため、床下換気扇のメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、床下換気扇の省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態17)
次に、本発明に基づいた実施の形態17について説明する。図71は冷却装置の一例として、本実施の形態におけるCPU冷却装置の側面から見た断面図である。CPU冷却装
置131は、空気吸込み口132となる穴のあいた蓋133と底板134との間に軸流ファン135とファン駆動モータ136とを備え、蓋133と底板134との間の空間には突起状のヒートシンク137を送風用空間138に確保したうえで多数設けられた構造になっている。軸流ファン135の駆動により空気は吸込み口132から吸込まれ、ヒートシンク137を冷却しながら送風用空間138を通過し、CPU冷却装置131の側面から配置される。ヒートシンク137を冷却することにより、底板134と接したCPU139は、冷却される。
また、蓋133には図71および図72に示すようにファン清掃装置21yが設置されており、CPU冷却装置121の通常運転時には回転するかスライドするなどして、軸流ファン135の吸込み口132を塞がない形状を有している。
ユーザから清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより図71および図72に示すようにファン清掃装置21yは稼働し、ファン清掃モード時には軸流ファン135にファン清掃部22iが接触する。その後、軸流ファン135が低速で回転し、ファン清掃部22iは軸流ファン135に蓄積した塵埃を除去する。なお、このファン清掃部22iはブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態におけるCPU冷却装置によれば、CPU冷却装置に備えられたファン清掃装置により、CPU冷却装置を分解することなく簡単に行なうことができるため、CPU冷却装置のメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、CPU冷却装置の省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
(実施の形態18)
次に、本発明に基づいた実施の形態18について説明する。図73は熱交換システムの一例として本実施の形態におけるラジエータの側面から見た断面図である。ラジエータ141は、多数のフィンとチューブとからなるコア142と、コア142の一端に設けられ、それぞれのチューブの足が液密に貫通固定されたタンク143と、コア142の平面に対向して配置されたファンシュラウド144、軸流ファン145、および図示しないファン駆動モータとを備えており、軸流ファン145の駆動により空気を吸込み、コア142のフィンとチューブを冷却して排出される。
また、ファンシュラウド144には、図73に示すようにファン清掃装置21zが設置されており、ラジエータ141の通常運転時にはファンシュラウド144と重なるか、または、ファンシュラウド144に埋込まれ、ファンシュラウド144の一部をなし、軸流ファン145の流れを妨げない形状を有している。
清掃運転開始の指示を与えられた場合、図示しないモータにより、図73に示すようにファン清掃装置21zは稼働し、ファン清掃モード時には軸流ファン145にファン清掃部22jが接触する。その後、軸流ファン145が低速で回転し、ファン清掃部22jは軸流ファン145に蓄積した塵埃を除去する。なお、このファン清掃部22jはブラシ状に構成されている。
(作用・効果)
以上、本実施の形態におけるラジエータによれば、ラジエータに備えられたファン清掃装置により、ラジエータを分解することなく簡単に行なうことができるため、ラジエータのメンテナンス性および利便性を大きく向上させることが可能になる。また、塵埃がファンに蓄積し、ファンの回転バランスを劣化させ、騒音が増大するという問題や、塵埃のファンへの蓄積による送風量減少や、塵埃蓄積の重量によるファン駆動トルクの増大などによる、ラジエータの省エネ性が著しく損なわれるという問題を解消することが可能になる。
また、ファンに蓄積した塵埃にカビなどが発生した場合においても、簡単に清掃することができるため、衛生面においても大きなメリットがある。
なお、上記各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって画定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に基づいた実施の形態1における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態1における空気調和機の室内機のファン清掃装置の動作説明図である。 実施の形態1における空気調和機の室内機のファン清掃部の外観図である。 実施の形態1における空気調和機の室内機のファン清掃部と貫流ファンとの位置関係を示す外観図である。 実施の形態1における空気調和機の室内機に準ずる他の形態を示した側面から見た断面図である。 図5に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の第1動作説明図である。 図5に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の第2動作説明図である。 図5に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の第3動作説明図である。 本発明に基づいた実施の形態2における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態2における空気調和機の室内機のファン清掃装置の動作説明図である。 実施の形態2における空気調和機の室内機のファン清掃部の外観図である。 実施の形態2における空気調和機の室内機のファン清掃部と貫流ファンの位置関係を示す外観図である。 本発明に基づいた実施の形態3における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態3における室内機のファン清掃装置の動作説明図である。 実施の形態3における空気調和機の室内機に準ずる他の形態を示した側面から見た断面図である。 図15に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の第1動作説明図である。 図15に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の第2動作説明図である。 図15に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の第3動作説明図である。 本発明に基づいた実施の形態4における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態4における空気調和機の室内機のファン清掃装置の動作説明図である。 実施の形態4における空気調和機の室内機のファン清掃部の外観図である。 実施の形態4における空気調和機の室内機のファン清掃部と貫流ファンとの位置関係を示す外観図である。 実施の形態4における空気調和機の室外機の構成を示す破断図である。 実施の形態4における空気調和機の室内機に準じる他の形態を示した側面から見た断面図である。 図24に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の動作説明図である。 本発明に基づいた実施の形態5における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態5における室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態5における空気調和機の室内機のファン清掃装置に準ずる他の制御動作を示すフローチャートである。 本発明に基づいた実施の形態6における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態6における空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態6における空気調和機の他の形態を示した側面から見た断面図である。 実施の形態6における空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態6における空気調和機の室内機のさらに他の形態を示した側面から見た断面図である。 実施の形態6における空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態6における空気調和機の室内機のさらに他の実施形態を示した側面から見た断面図である。 図35に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 本発明に基づいた実施の形態7における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態7における空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態7における空気調和機の室内機の他の形態を示した側面から見た断面図である。 図39に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態7における空気調和機の室内機のさらに他の実施形態を示した側面から見た断面図である。 図41に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 本発明に基づいた実施の形態8における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態8における空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態8における空気調和機の室内機の他の形態を示した側面から見た断面図である。 図45に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態8における空気調和機の室内機のさらに他の実施形態を示した側面から見た断面図である。 図47に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態8の空気調和機の室内機のさらに他の形態を示した側面から見た断面図である。 図49に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態8の空気調和機の室内機のさらに他の形態を示した側面から見た断面図である。 図51に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 実施の形態8における空気調和機の室内機のさらに他の形態を示した側面から見た断面図である。 図53に示す空気調和機の室内機のファン清掃装置の制御動作を示すフローチャートである。 本発明に基づいた実施の形態9における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態9における空気調和機の室内機の横ルーバの外観図である。 本発明に基づいた実施の形態10における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態10における空気調和機の室内機の開閉部の動作説明図である。 本発明に基づいた実施の形態11における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。 実施の形態11における室内機の集塵箱の着脱時の動作説明図である。 実施の形態11における空気調和機の室内機の外観図である。 実施の形態11における空気調和機の室内機の集塵箱の着脱の様子を示す外観図である。 本発明に基づいた実施の形態12における空気清浄機の側面から見た断面図である。 実施の形態12における空気清浄機の平面断面図である。 実施の形態13における除湿機の側面から見た断面図である。 実施の形態13における除湿機の平面断面図である。 本発明に基づいた実施の形態14における加湿機の側面から見た断面図である。 本発明に基づいた実施の形態15におけるファンヒータの側面から見た断面図である。 本発明に基づいた実施の形態16における床下換気扇の側面から見た断面図である。 実施の形態16における床下換気扇の平面断面図である。 実施の形態17におけるCPU冷却装置の側面から見た断面図である。 実施の形態17におけるCPU冷却装置の外観図である。 本発明に基づいた実施の形態18におけるラジエータの側面から見た断面図である。 従来の技術における空気調和機の室内機の側面から見た断面図である。
符号の説明
1 室内機、2 ファンケーシング、3 フロントパネル、4 通風路、5 吸込みグリル、6 熱交換器、7 エアフィルタ、8 貫流ファン、8a 翼、8b ディスク、9 ドレンパン、10 主吹出し口、11a 横ルーバ、11b 横ルーバ、12 縦ルーバ、13 リアガイダ、14 スタビライザ、15 室外機、16 伝熱管、17 ドレンホース、18 電源コード、21 ファン清掃装置、22 ファン清掃部、23 清掃用空気圧縮機、24 圧縮空気通風管、25a 横ルーバフィルタ、25b 横ルーバフィルタ、26 開閉部、27 塵埃吹出し口、28 集塵箱、31 運転時間積算手段、32 警告手段、33 検知手段、34 運転モード変更手段、35 告知手段、36
タイマ装置、37 LED表示部、38 アンバランス量計測装置、39 重量計、51 空気清浄機、52 清掃機ケーシング、53 エアフィルタ、54 前面カバー、55 吸込みグリル、56 主吹出し口、57 シロッコファン、58 ファン駆動モータ、59 スクロールケーシング、61 除湿機、62 除湿機ケーシング、63 シロッコファン、64 ファン駆動モータ、65 スクロールケーシング、66 圧縮機、67
吸込み口、68 蒸発機、69 ドレンパン、70 ドレン貯留タンク、71 凝縮機、72 主吹出し口、81 加湿機、82 加湿機ケーシング、83 蒸発皿、84 加熱体、85 タンク水受け部、86 ゴムホース、87 給水タンク、88 蒸気案内筒、89 蒸気放出口、90 貫流ファン、91 ファンケーシング、92 冷却風取入れ口、101 ファンヒータ、102 ファンヒータケーシング、103 燃焼室、104
軸流ファン、105 ファン駆動モータ、106 ファンケーシング、107 送風ダクト、108 ルーバ、109 バーナ、110 主吹出し口、111 床下換気扇、112 換気扇ケーシング、113 シロッコファン、114 スクロールケーシング、115 ファン駆動モータ、116 床下換気口、117 吸込み口、118 内面、119 通風空間、120 換気扇主吹出し口、121 床下内、131 CPU冷却装置、132 空気吸込み口、133 蓋、134 底板、135 軸流ファン、136 ファン駆動モータ、137 突起状のヒートシンク、138 送風用空間、139 CPU、141 ラジエータ、142 コア、143 タンク、144 ファンシュラウド、145 軸流ファン。

Claims (5)

  1. 室内空気を吸込グリルから通風路に吸い込み、通風路内に配置したファンにより付勢して吹出口から調和空気を吹き出す空気調和機であって、
    前記ファンを清掃するファン清掃装置と前記清掃装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、調和空気を室内に吹き出す通常運転モードと、前記ファンを低速で回転させるとともに前記ファン清掃装置を稼動するファン清掃運転モードとを有し、
    前記ファン清掃装置は、先端にファン清掃部を含み、前記ファン清掃運転モード時には、前記ファン清掃部を前記ファンに接触させる位置に可動し、前記通常運転モード時には、前記ファン清掃部を退避させる位置に可動することを特徴とする、空気調和機。
  2. 前記ファン清掃装置は、前記通常運転モード時には、当該空気調和機のファンケーシングと重なり、または前記ファンケーシングに埋め込まれるか、または前記ファンケーシングの一部を成して、前記ファンによる空気の流れを妨げない位置に退避することを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記制御装置は、
    前記制御装置に設けられた運転時間積算手段により前回清掃からの経過時間を積算し、所定の時間に達したことを判断してファン清掃装置を動作させることを特徴とする、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記制御装置は、
    前記ファンの軸受け部に設けられた検出装置により埃の蓄積量を検出し制御装置により判断して前記ファン清掃装置を動作させることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記制御装置は、
    前記ファンの軸受け部に設けられた検出装置によりアンバランス量を検出し制御装置により判断して前記ファン清掃装置を動作させることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の空気調和機。
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