JP6925291B2 - 加湿装置 - Google Patents

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この発明は、ミストを含む加湿空気を室内へ供給するミスト運転が実施可能な加湿装置に関するものである。
従来、この種のものでは、貯水タンク内の水からミスト発生手段によりミストを含む加湿空気を発生させ、送風ファンにより器具本体内に取り込んだ空気が貯水タンクを通過し、ミストを含む加湿空気を室内に送風しミスト運転を実施することで室内の空気清浄を実施する加湿装置において、予め入力された水の硬度に応じてミスト運転の途中に貯水タンク内へ水を給水、及び排水して水を入れ替える水入れ替え動作を実施するまでのミスト運転の所定の継続時間を設定することで、特に水道水の硬度が高い地域で加湿装置を運転させるときに水入れ替え動作を硬度が低い地域と比較して頻繁に実施するようにして、貯水タンク内に発生するスケールを効率よく除去するものがあった。(例えば、特許文献1)
特開2018−4122号公報
しかし、この従来のものでは、貯水タンクの底面にある排水口から排水管へ水が流入する流路に何らスケールを捕集する機構が存在しないことから、貯水タンクに流入する水の硬度が高い場所やホットヨガスタジオ等の加湿要求が高く貯水タンク内へ常に大量の水が流入するような場所で加湿装置が使用される場合、水の硬度が低い場所や加湿要求が通常並みの場所で加湿装置が使用される場合と比較して貯水タンクの底面にある排水口や排水管入り口に溜まるスケール量が多くなり、排水流路が狭くなることから排水に長時間を要し、水入れ替え動作での排水時において、予め設定された排水開始から水位センサが下限水位を検知する所定の排水時間が経過しても下限水位が検知されず、エラーと判断してミスト運転を強制的に禁止する事態が比較的短期間で発生してしまう。
また、貯水タンク内の清掃を実施して排水口付近のスケールを取り除いても、水の硬度が高い場所や加湿要求の高い場所での使用が継続されると、再び短期間で排水口や排水管入り口にスケールが溜まって排水が通過し難い状態となり、エラーと判断され強制的にミスト運転を禁止することが頻発するため、使用者の使い勝手が悪く改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体と、当該器具本体内にあり水を貯水する貯水タンクと、当該貯水タンクに一端が接続され配管途中に前記貯水タンクへの給水有無を切り替え可能な給水弁を備えた給水管と、前記貯水タンクの底面に形成され排水が流入する排水口と、当該排水口に一端が接続して配管途中に前記貯水タンク内の水の排水有無を切り替え可能な排水弁を備えた排水管と、前記貯水タンク内の水位を検知する水位センサと、
前記貯水タンク内の水からミストを発生させるミスト発生手段と、
当該ミスト発生手段により発生したミストを含む加湿空気を送風口から送風する送風ファンと、
前記ミスト発生手段により発生したミストを含む加湿空気を前記送風ファンの駆動により送風するミスト運転を実施すると共に、当該ミスト運転を所定時間だけ継続したら前記水位センサが下限水位を検知するまでは前記排水弁を開放し、前記水位センサが上限水位を検知するまでは前記給水弁を開放して前記貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施し、当該水入れ替え動作中に前記排水弁を開放してから所定の排水時間が経過しても前記水位センサが下限水位を検知できなければエラーと判断して前記ミスト運転の実施を禁止する制御部とを備え、
前記排水口には、上部に網が存在しない開口を有し、側面に網が存在する略筒状のスケール捕集網が載置され、当該スケール捕集網は、前記水位センサで検知する下限水位より上端位置が低くなるよう前記排水口に載置されたことを特徴としている。
また、請求項2では、前記スケール捕集網の上方には、下部に網が存在しない開口を有し、上部と側面とに網が存在する略筒状の補助捕集網が配置され、当該補助捕集網は、前記水位センサで検知する下限水位より上端位置が低くなるよう前記スケール捕集網の上方に配置されたことを特徴としている。
この発明によれば、排水口には、上部に網が存在しない開口を有し、側面に網が存在する略筒状のスケール捕集網が載置されたので、貯水タンクに流入する水の硬度が高い場所やホットヨガスタジオ等の加湿要求が高く貯水タンク内へ常に大量の水が流入するような場所で加湿装置が使用される場合であっても、貯水タンクの底面にある排水口や排水管入り口にスケールが直接大量に流れ込むことが阻止でき、水入れ替え動作での排水時において、予め設定された排水開始から水位センサが下限水位を検知する所定の排水時間が経過しても下限水位が検知されず、エラーと判断してミスト運転を強制的に禁止する事態が比較的短期間で発生してしまうことを未然に抑制することができ、また、スケール捕集網は、水位センサで検知する下限水位より上端位置が低くなるよう排水口に載置されたので、貯水タンク内へ流入する水の硬度が高い場所や加湿要求が大きく貯水タンク内へ大量の水が流入する場所で加湿装置が使用され、側面の網がスケールで覆われて排水が通過し難い状態となっても、上部に網が存在しない開口を有すると共に水位センサで検知する下限水位よりスケール捕集網の上端が低いので、水位センサが下限水位を検知する位置になるまでの間における排水速度の低下を防止することができるため、水入れ替え動作の排水時に水位センサが所定の排水時間内に下限水位を検知しないことでエラーが頻発しミスト運転が強制的に禁止される事態を確実に防止することができ、使用者の使い勝手の低下を防止できる。
また、スケール捕集網の上方には、下部に網が存在しない開口を有し、上部と側面とに網が存在する略筒状の補助捕集網が配置され、当該補助捕集網は、水位センサで検知する下限水位より上端位置が低くなるようスケール捕集網の上方に配置されたので、水の比重より軽いスケールについては補助捕集網で捕集し、水の比重より重いスケールについてはスケール捕集網で捕集することから、簡易な構成で排水口や排水管入り口に溜まるスケール量を減らすことができ、また、スケール捕集網と補助捕集網の網部分がスケールで覆われて排水が通過し難い状態となっても、補助捕集網とスケール捕集網には網が存在しない開口を有しており、更に、水位センサで検知する下限水位より補助捕集網の上端が低いので、水位センサが下限水位を検知する位置になるまでの間における排水速度の低下を防止することができるため、水入れ替え動作の排水時に水位センサが所定の排水時間内に下限水位を検知しないことでのエラーが頻発することでミスト運転が実施できない事態を確実に防止し、使用者の使い勝手の低下を防止できる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の操作部を説明する図 同実施形態の運転開始から終了までの動作を説明するフローチャート 同実施形態の貯水タンクの底面付近の構造を説明する図 他の実施形態の貯水タンクの底面付近の構造を説明する図
次に、この発明の一実施形態におけるミスト発生装置を図に基づいて説明する。
1は器具本体、2は器具本体1上部に形成され複数のルーバー3が設置された送風口、4は器具本体1の正面上部を構成する上面パネル、5は器具本体1の正面下部を構成する下面パネル、6は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、7は図示しないブレーカーを隠すブレーカーカバーである。
8は器具本体1内の略中段高さ位置にあって所定量の水を貯水する貯水タンクであり、この貯水タンク8内には、水に下端を水没させ駆動軸9に軸支された筒状の回転体10が備えられている。
前記回転体10は、中空逆円錐形で上方に向かって円周が徐々に拡大するものであり、駆動軸9に接続され回転体10を回転駆動させるミストモータ11を駆動させ、回転体10が回転することによる回転の遠心力で貯水タンク8の水を汲み上げ、回転体10の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体10の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体10の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体10の上端に形成された複数の図示しない飛散口から外周方向へ飛散させる。
12は回転体10の上部外周に所定間隔を離間させて位置し、回転体10と共に回転する円筒状の多孔体で、該多孔体12には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る衝突体としての多孔部13が設置されており、前記回転体10、前記ミストモータ11及び前記多孔部13でミスト発生手段が構成されている。
前記ミスト発生手段を構成するミストモータ11を駆動させ、回転体10を回転させたことで発生する遠心力で貯水タンク8内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部13を通過した水滴が破砕されることで、水を微細化して粒径がナノメートル(nm)サイズのミストが多量に生成される。
14は下面パネル5内に設置され所定の回転数で駆動することで室内空気を吸引して器具本体1の上部方向へ送風する送風ファン、15は貯水タンク8と送風口2とを接続し貯水タンク8内で発生したミストを含む加湿空気を送風口2へ送る送風経路、16は該送風経路15の途中に設置され加湿空気に含まれる大径水滴を分離し、ミストを含む加湿空気が送風口2から室内へ多量に送風されるようにする板状のフィルタであり、前記送風ファン14が所定の回転数で駆動すると、器具本体1の底面に形成された吸気口17から吸い込んだ室内空気を器具本体1の上部方向へ送風され、貯水タンク8の上流側に形成された吸入経路18から送風ファン14によって送風された室内空気が流入し、貯水タンク8内へ流入した室内空気がミストを含んだ加湿空気になり、当該加湿空気が前記送風経路15内を上昇して、送風経路15と接続した送風口2から室内へ送風されることで、ミストを含んだ加湿空気を室内に供給することができる。
19は貯水タンク8内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水タンク8の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ20で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態が適宜切り替えられる。
21は貯水タンク8内に設置されフロートが上下することで水位を検知する水位センサであり、貯水タンク8内の水位が低下して下限水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して上限水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水タンク8内が満水となったら満水信号を出力する。
なお、貯水タンク8内の水位が下限水位を下回ると、回転体10で水を吸い上げることが困難な状態になり、ナノミストと負イオンの発生量が減少して室内に放出される加湿空気量が減少してしまう。
また、貯水タンク8内の水位が上限水位を上回ると、水の粘性抵抗により回転体10の回転に対する負荷が増大することから、ミストモータ11に負荷がかかり製品寿命の低下に繋がる。
以上のことから、貯水タンク8内の水位を下限水位から上限水位の範囲に収めることで、回転体10による水の吸い上げ量を確保すると共にミストモータ11の負荷増大を防止することができる。
22は貯水タンク8の側面に一端が接続され貯水タンク8内に市水を給水する給水管であり、当該給水管22の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水タンク8内への給水を制御する給水弁23と、給水圧を所定値まで減圧する減圧弁24とが備えられている。
25は貯水タンク8の下部に一端が接続され貯水タンク8内の水を器具本体1外部に排水する硬質塩化ビニル管で構成された排水管であり、当該排水管25の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水タンク8内水の排水を制御する排水弁26が備えられている。
27は送風口2の壁面に設置され、送風口2から室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、28は送風ファン14の近傍に設置され、器具本体1の下部にある銅製の網が設置された吸気口17へ吸い込まれる室内空気の雰囲気温度を検知する吸気温度センサ、29は前記吸気温度センサ28の近傍に設置され、器具本体1が設置された室内の相対湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や相対湿度に基づいて、ミストモータ11や送風ファン14の回転数を変化させ、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替える。
操作部6には、ミスト運転の開始及び停止を指示する運転スイッチ30と、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替えることで貯水タンク8内の貯水温度を変化させ所定時間あたりに貯水タンク8から流出する水量である加湿量を変化させる3段階の加湿レベルと、湿度センサ29で検知された湿度が予め設定された湿度となるよう前記加湿レベルを変化させるオートモードとから選択可能な加湿スイッチ31と、ミストモータ11と送風ファン14との回転数の大小を設定可能な三段階の風量レベルと、湿度センサ29で設定された湿度が予め設定された湿度となるよう前記風量レベルを変化させるオードモードとから選択可能な風量スイッチ32と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始時間と停止時間とを設定するタイマー切替スイッチ33と、前記加湿スイッチ31及び前記風量スイッチ32での設定に関わらず、消費電力の低いミスト運転であるエコモードを設定するエコモードスイッチ34と、現在時刻を設定する時刻設定スイッチ35と、スイッチを操作することで運転停止以外の動作を禁止するチャイルドロックスイッチ36とが備えられている。
また、操作部6の各スイッチ上部には各スイッチに対応したランプが備えられており、運転スイッチ30が操作されたら点灯する運転ランプ37と、ミスト運転が所定時間以上継続したら開始する除菌運転時に点灯する除菌ランプ38と、加湿スイッチ31で設定された加湿レベルを1から3の数値とオートモードを示すAで表示する加湿レベルランプ39と、風量スイッチ32で設定された風量レベルを1から3の数値とオートモードを示すAで表示する風量レベルランプ40と、タイマー切替スイッチ33でミスト運転の開始及び停止が設定されたら、それぞれのランプが点灯するタイマーランプ41と、エコモードスイッチ34が操作されエコモードが設定されたら点灯するエコモードランプ42と、時刻設定スイッチ35で設定された現在時刻を表示する時刻表示パネル43と、チャイルドロックスイッチ36が操作されたら点灯するチャイルドロックランプ44とが備えられている。
45は各センサで検知された検知値や操作部6上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき、運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ11を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段46と、送風ファン14を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段47と、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替えて貯水タンク8内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段48と、が備えられている。
49は貯水タンク8のタンク底面50に形成された排水口であり、当該排水口49の下方には排水管25の一部である排水管接続流路51があり、当該排水管接続流路51の右方向に排水管25が接続していることで、水入れ替え動作時に排水弁26が開放されると、貯水タンク8内の水が排水口49、排水管接続流路51とを介して排水管25内へ流入して排水される。
52は排水口49に載置され側面53に網が存在し、上端に網が存在しない開口54が形成された略筒状のスケール捕集網であり、当該スケール捕集網52は、下端にタンク底面50と当接するフランジ面55と、排水口49の内周面と当接して載置された位置で固定する嵌合面56とが備えられており、貯水タンク8にスケール捕集網52を取り付ける時は排水口49に嵌合面56を嵌め込んで固定し、また、嵌合面56を排水口49から引き抜くことでスケール捕集網52を貯水タンク8から抜き出すことができ、洗浄作業や部材の交換を可能とする。
また、前記スケール捕集網52は、図6の点線で示すように開口54が形成された上端が水位センサ21の下限水位の検知位置より低い位置にあると共に、開口54の開口面積が排水口49とほぼ同一の略筒状であることから、排水弁26が開放され貯水タンク8の水が排水される時、スケール捕集網52の側面53の網にスケールが大量に付着して水が通過し難い状態となっても、開口54の開口面積が排水口49とほぼ同一であることから排水管25へ流入する水の流量が側面53の網に付着したスケール量に関わらず一定であり、また、水位センサ21が下限水位を検知する位置までは同一流量で排水されることから、排水開始から水位センサ21が下限水位を検知するまでの時間がスケール捕集網52に付着したスケール量に関わらず一定となる。
次に、この一実施形態での運転開始から終了までの動作について図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、操作部6の運転スイッチ30が操作されたか、もしくはタイマー切替スイッチ33で設定された運転開始時刻になったら、制御部45は、排水弁26を開弁して貯水タンク8内の水を排水し、水位センサ21でOFF信号が検知されたら給水弁23を開弁して貯水タンク8内を水で洗い流すクリーニング動作を行い、所定時間経過したら排水弁26を閉弁することで給水弁23から流入する水を貯水タンク8内に供給し、水位センサ21でON信号が検知されたら、所定量の水が貯水タンク8内に供給されたとして給水弁23を閉弁する洗浄モードを行う(ステップS101)。
ステップS101の洗浄モードが終了したら、制御部45は、貯水温度センサ20で検知される貯水温度が室温と同値になるまで加熱ヒータ制御手段48で加熱ヒータ19をON状態にして、ミストモータ11及び送風ファン14が所定の回転数となるようミストモータ制御手段46及び送風ファン制御手段47で制御する立ち上げ動作を実行する立ち上げモードを行う(ステップS102)。
ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部45は、加湿スイッチ31及び風量スイッチ32で設定された加湿レベルと風量レベルとに基づいて、ミストモータ11と送風ファン14とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段46と送風ファン制御手段47とで回転数を制御し、加熱ヒータ19のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段48で切り替えて制御して、加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)。
また、制御部45は、前記ミスト運転中に貯水タンク8の水位が下限水位以下となって水位センサ21がOFF信号を出力したと判断したら、給水弁23を開弁して貯水タンク8内への給水を開始し、貯水タンク8の水位が上限水位に達して水位センサ21がON信号を出力したと判断したら、給水弁23を閉弁して貯水タンク8内への給水を停止することで、常時ミスト運転が実施可能な水位を保持することができる。
また、制御部45は、水入れ替え動作の実施タイミングに達したと判断したら、ミストモータ11と送風ファン14とを停止させ排水弁26を開放して貯水タンク8内の水を排水し、水位センサ21が下限水位を検知する所定の排水時間が経過するまでに水位センサ21が下限水位を検知していれば排水弁26を閉止すると共に給水弁23を開放して貯水タンク8内への給水を開始し、水位センサ21で上限水位が検知するか所定の給水時間が経過したら給水弁23を閉止する動作を所定回数だけ繰り返し、所定のタイミングでミストモータ11と送風ファン14とを駆動させる水入れ替え動作を実施することで、貯水タンク8内を清浄にしてスケールの析出が発生するのを防止する。
なお、前記水入れ替え動作時において水位センサ21が下限水位を検知する所定の排水時間内に水位センサ21が下限水位を検知しなかった場合、制御部45は、エラーと判断してミストモータ11と送風ファン14との駆動を停止させ運転ランプ37を点滅させることでエラーを報知すると共に、運転スイッチ30を操作することでのミスト運転の実施を禁止するエラー状態に切り替わる。そして、作業者によるメンテナンスが実施された後に制御部45にある図示しない特定のスイッチが操作される等の所定のエラー解除動作が実行されたと制御部45が判断したら、エラー状態を解除して運転スイッチ30を操作することでミスト運転の実施が可能な状態に切り替わる。
ステップS103の通常運転モードが開始されてから経過した時間が16時間となったか、または通常運転モード中に運転スイッチ30が操作されたか、あるいは、タイマー切替スイッチ33で設定した停止時間となってミスト運転終了の指示があったと判断したら、制御部45は、ミストモータ11を停止させてから排水弁26を開弁して貯水タンク8内の水を排水し、所定時間経過したら給水弁23を開弁して貯水タンク8内を洗浄してから排水弁26を閉弁して貯水タンク8内に所定量だけ貯水する洗浄運転を行い、その後、加熱ヒータ19をON状態にして水を65℃前後に加熱し除菌を行う除菌運転を10分間実施し、10分経過後に貯水タンク8内を冷却する冷却運転を実行し、貯水温度が60℃未満になったら排水弁26を開弁して排水するクリーニングモードを行う(ステップS104)。
ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部45は、乾燥モード(ステップS105)に移行し、送風ファン14が所定の回転数(例えば、800rpm)で駆動するよう送風ファン制御手段47で制御し、所定時間(例えば3時間)だけ送風ファン14を駆動させ続ける乾燥運転を実施して、3時間経過したと判断したら、送風ファン14を停止させて運転を終了する。
次に、本実施形態における水入れ替え動作の排水の流れとスケール付着について詳述する。
まず、ミスト運転が予め設定された所定時間だけ継続し水入れ替え動作の開始タイミングになって排水弁26が開放されると、貯水タンク8内の水が排水口49、及び排水管接続流路51を介して排水管25内へ流入する。
この時、貯水タンク8内の水に含まれる炭酸カルシウム等のスケール成分はスケール捕集網52の側面53にある網が捕集して排水口49内への流入が阻止され、排水と網で捕集しきれなかった少量のスケールとが排水管25内へ流入する。
そして、水入れ替え動作を何度が繰り返すことでスケール捕集網52の側面53にある網に大量のスケールが付着して水が側面53を通過し難い状態になっても、開口54を排水が通過可能な状態を保持することができ、また、図6の点線で示すように、水位センサ21が下限水位を検知する位置よりスケール捕集網52の上端にある開口54が下方に位置することから、仮に側面53の全体がスケールに覆われ水が通過し難い状態になっても、排水口49とほぼ同一の開口面積である開口54と開口54から排水項49に至る空洞の流路内を排水が通過して排水管25内へ排水が流入可能なので、水入れ替え動作持において所定の排水時間内に水位センサ21が下限水位を検知することができ、所定の排水時間内に水位センサ21が下限水位を検知できないことによるエラーが頻発することを防止できる。
また、ミスト運転の実施開始日から所定期間が経過して定期的にメンテナンスを実施するタイミングになり、メンテナンスの作業者が貯水タンク8の清掃をする時、スケール捕集網52が排水口49に載置されたことで排水管接続流路51や排水管接続流路51付近の排水管25内に溜まるスケール量が減少し、更に、側面53にスケールが大量に付着したスケール捕集網52を取り外して洗浄するか、あるいは新規のスケール捕集網52に取り替えるといった簡易な方法でスケールを除去できるため、作業者の清掃効率が向上しメンテナンスに必要な時間を短縮することができる。
以上のように、排水口49には、側面53に網を有し、上部に網を有さない開口54が形成された略筒状のスケール捕集網52が載置されたことで、水の硬度が高い場所やホットヨガスタジオ等の加湿要求が高く貯水タンク8内に大量の水が流入する場所で加湿装置が使用される場合、水の硬度が低い場所や通常程度の加湿要求で加湿装置が使用される場合と比較して貯水タンク8の水を排水する時に排水口49へ流れ込もうとするスケール量が多くなるが、側面53でスケールが捕集され排水口49より下流側にある排水管接続流路51や排水管接続流と51付近の排水管25に溜まるスケール量を減少させることができ、また、スケール捕集網52の上端が水位センサ21の下限水位を検知する位置より低い位置にあることから、スケール捕集網52の側面53がスケールで覆われて水が通過し難い状態になっても、開口54から排水が排水管25に流入可能であり、水位センサ21が下限水位を検知する位置までは排水流量が変化しないことから、水入れ替え動作の排水時において所定の排水時間内に水位センサ21が下限水位を検知可能であるため、水入れ替え動作時にエラーと判断されミスト運転の実施を禁止する事態が頻発することを防止することができ、使用者の使い勝手の低下を防止できる。
次に、本発明の他の実施形態におけるスケール捕集網の構造を説明する。
図7で示すように、スケール捕集網52の上方には補助捕集網60が配置されており、当該補助捕集網60は、スケール捕集網52の下端から上方向に伸びるように形成されたスペーサー57に上端面61が当接することで支持されると共に、スペーサー57によりスケール捕集網52の開口54と補助捕集網60の上端面61とは上下方向に所定距離だけ離れた場所に位置する。
前記補助捕集網60の構造について説明すると、上端面61と側面62とに網を有し、下端に網を有さない開口63が形成された略筒形状であり、上端面61の径がスケール捕集網52の開口54の径よりも大きくなるように形成されており、また、上端面61と側面62の網目は前記スケール捕集網52の側面53の網目よりも細かくなるよう形成されている。
そして、図7に点線で示されるように、補助捕集網60の上端面61は水位センサ21が下限水位を検知する位置より低い位置となるよう設置されていることから、水入れ替え動作の排水実施時、排水弁26が開放されると貯水タンク8内のスケールは、水の比重より軽く体積の小さなものは補助捕集網60で捕集されると共に、水の比重より重く体積の大きなものはスケール捕集網52で捕集され、スケール捕集網52と補助捕集網60の網部分がスケールに覆われ排水が通過し難い状態になっても、スケール捕集網52の開口54と補助捕集網60の開口63とを排水が通過して排水口49に流れ込むことが可能なので、水位センサ21が下限水位を所定の排水時間内に検知することを確実に可能とし、所定の排水時間内に排水が完了しないことによりエラーと判断されミスト運転の実施を禁止する事態が頻発することを防止する。
以上のように、スケール捕集網52の上方に上端面61と側面62とに網を有し、下端に網を有さない開口63が形成された補助捕集網60が設置され、当該補助捕集網60の上端面61は水位センサ21が下限水位を検知する位置より低い位置にあることで、スケール捕集網52と補助捕集網60の網部分がスケールに覆われて排水が通過し難い状態になっても、スケール捕集網52の開口54と補助捕集網60の開口63とを排水が通過して排水口49に達することが可能となるため、水の硬度が高い場所やホットヨガスタジオ等の加湿要求が高く貯水タンク8内に大量の水が流入する場所で加湿装置が使用される場合、水の硬度が低い場所や通常程度の加湿要求で加湿装置が使用される場合と比較して貯水タンク8の水を排水する時に排水口49へ流れ込もうとするスケール量が多い場合であっても、水入れ替え動作の排水時に所定の排水時間内で水位センサ21を下限水位の検知位置まで排水することができることから、水入れ替え動作時にエラーと判断されミスト運転の実施が禁止される事態が頻発するのを防止することができ、使用者の使い勝手の低下を防止できる。
また、本実施形態で用いたその他の構成は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
2 送風口
8 貯水タンク
10 回転体
11 ミストモータ
13 多孔部(衝突体)
14 送風ファン
21 水位センサ
22 給水管
23 給水弁
25 排水管
26 排水弁
45 制御部
49 排水口
50 タンク底面
52 スケール捕集網
53 側面
54 開口
60 補助捕集網
61 上端面
62 側面
63 開口

Claims (2)

  1. 器具本体と、当該器具本体内にあり水を貯水する貯水タンクと、当該貯水タンクに一端が接続され配管途中に前記貯水タンクへの給水有無を切り替え可能な給水弁を備えた給水管と、前記貯水タンクの底面に形成され排水が流入する排水口と、当該排水口に一端が接続して配管途中に前記貯水タンク内の水の排水有無を切り替え可能な排水弁を備えた排水管と、前記貯水タンク内の水位を検知する水位センサと、
    前記貯水タンク内の水からミストを発生させるミスト発生手段と、
    当該ミスト発生手段により発生したミストを含む加湿空気を送風口から送風する送風ファンと、
    前記ミスト発生手段により発生したミストを含む加湿空気を前記送風ファンの駆動により送風するミスト運転を実施すると共に、当該ミスト運転を所定時間だけ継続したら前記水位センサが下限水位を検知するまでは前記排水弁を開放し、前記水位センサが上限水位を検知するまでは前記給水弁を開放して前記貯水タンク内の水を入れ替える水入れ替え動作を実施し、当該水入れ替え動作中に前記排水弁を開放してから所定の排水時間が経過しても前記水位センサが下限水位を検知できなければエラーと判断して前記ミスト運転の実施を禁止する制御部とを備え、
    前記排水口には、上部に網が存在しない開口を有し、側面に網が存在する略筒状のスケール捕集網が載置され、当該スケール捕集網は、前記水位センサで検知する下限水位より上端位置が低くなるよう前記排水口に載置されたことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記スケール捕集網の上方には、下部に網が存在しない開口を有し、上部と側面とに網が存在する略筒状の補助捕集網が配置され、当該補助捕集網は、前記水位センサで検知する下限水位より上端位置が低くなるよう前記スケール捕集網の上方に配置されたことを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
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