JP6510955B2 - 加湿装置 - Google Patents

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Description

この発明は、貯水室内の自ら加湿空気を発生させる加湿空気発生手段で発生した加湿空気を室内へ送風する加湿装置に関するものである。
従来、この種のものでは、略直方体の器具本体内に貯水室を備え、前記貯水室の水に底部が浸水した回転体をミストモータが軸支し、ミストモータが駆動することで回転体が回転して貯水室内の水が汲み上げられ、汲み上げられた水が衝突体に衝突することで発生したナノミストとマイナスイオンとを加湿空気として送風ファンにより送風し、送風口から室内へ加湿空気を供給する通常運転を実施する加湿装置があり、前記通常運転実施後に貯水室内の水を加熱ヒータにより加熱して除菌する除菌運転時にミストモータと送風ファンとを低回転数で駆動することで、送風口付近に蒸気が滞留せずルーバーや送風口付近に結露水が付着することを防止していた。(例えば、特許文献1)
特開2014−204864号公報
しかし、この従来のものでは、器具本体の上面を構成する上面パネルに両端が軸支されたルーバーを備えた送風口を形成した場合、除菌運転時にミストモータと送風ファンとを低回転数で駆動させても、ルーバーによって送風方向が曲げられ送風口近傍に蒸気が滞留してルーバーや送風口付近の上面パネルが結露し、送風口近傍の上面パネルに付着した結露水が流れ落ちて器具本体の設置面を濡らすことや、ルーバーによって送風口の上方に案内された高温の蒸気が、器具本体が設置された部屋の天井面に結露してカビの発生を助長する虞があることから、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体と、該器具本体の上面を構成する上面パネルと、前記器具本体内にあり水を貯水する貯水室と、該貯水室内の水を加熱する加熱ヒータと、前記貯水室内の水に下端を水没させ回転により水を汲み上げて飛散させる筒状の回転体と、該回転体を回転駆動させるミストモータと、前記回転体の回転により飛散された水が衝突する衝突体と、該衝突体で水が破砕されることで発生したナノミストとマイナスイオンとを含んだ加湿空気を送風口から室内に供給する通常運転時に所定の回転数で駆動する送風ファンと、前記通常運転終了後、前記加熱ヒータをON状態にして前記ミストモータ及び前記送風ファンをそれぞれ所定回転数で駆動させ、前記貯水室内の貯水温度を除菌可能な温度で加熱する除菌運転を制御する制御部とを備え、
前記送風口を前記上面パネルに形成し、前記送風口に両端が軸支され前記通常運転時に回動して前記送風口を開放するルーバーを設置し、
前記制御部は、前記除菌運転時に前記ルーバーと前記上面パネルとで成す角度が第1の所定角度以下となるよう、前記ルーバーを回動させることを特徴とする。
また、請求項2では、前記制御部は、前記除菌運転終了後に実施する前記加熱ヒータをOFF状態に切り替え前記貯水室内の水を冷却する冷却運転時に、前記ルーバーと前記上面パネルとで成す角度が前記第1の所定角度より大きい第2の所定角度以下となるよう、前記ルーバーを回動させることを特徴とする。
また、請求項3では、前記制御部は、前記冷却運転終了後の前記貯水室の排水後に実施する前記貯水室を乾燥させる乾燥運転時に、前記ルーバーと前記上面パネルとで成す角度が前記第2の所定角度より大きい第3の所定角度以下となるよう、前記ルーバーを回動させることを特徴とする。
この発明によれば、除菌運転時にルーバーと上面パネルとで成す角度が第1の所定角度以下となるよう、ルーバーを回動させるので、除菌運転により貯水室で発生した蒸気が送風口まで達しても、ルーバーによる通風抵抗が大きく蒸気が送風口から放出され難いため、送風口の近傍や器具本体が設置された部屋の天井面に結露せず、送風口近傍に結露した結露水が流れ落ちて器具本体の設置面付近が濡れることや、器具本体が設置された部屋の天井面のカビ発生を確実に防止することができる。ここで、第1の所定角度は0°を含むものである。
また、除菌運転終了後に実施する加熱ヒータをOFF状態に切り替え貯水室内の水を冷却する冷却運転時に、ルーバーと上面パネルとで成す角度が第1の所定角度より大きい第2の所定角度以下となるよう、ルーバーを回動させるので、ルーバーを回動させ送風口を開けることで貯水室内の水の冷却効率を向上させつつ、送風口付近の部材や器具本体の上方にある天井面へ蒸気が達して結露することを防止し、器具本体の設置面の濡れや、器具本体が設置された部屋の天井面のカビ発生を確実に防止することができる。
また、冷却運転終了後の貯水室の排水後に実施する貯水室を乾燥させる乾燥運転時に、ルーバーと上面パネルとで成す角度が第2所定角度より大きい第3の所定角度以下となるよう、ルーバーを回動させるので、ルーバーによる通風抵抗を減らすことで貯水室内を早期に乾燥させつつ、器具本体の上方へ蒸気が直接向かわないようにしたため、貯水室内の乾燥に必要な時間を減らし、かつ器具本体が設置された部屋の天井面における結露発生を防止することができる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の操作部を説明する図 同実施形態の運転制御を説明するフローチャート 同実施形態の除菌運転、冷却運転、及び乾燥運転時の駆動機器の動作を説明するタイミングチャート 同実施形態の通常運転、除菌運転、冷却運転、及び乾燥運転時のルーバーの角度を説明する図
次に、この発明の一実施形態におけるミスト発生装置を図に基づいて説明する。
1は略直方形状の器具本体、2は器具本体1の上部を構成する上面パネル3に形成された送風口、4は該送風口2の両端に軸支され上面パネル3と水平な方向から垂直な方向まで回動可能なルーバー、5は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、6は器具本体1正面中央部に形成され器具本体1内に空気を取り込む吸い込み口、7は器具本体1下部に設置され取っ手を引くことで内部に設置された排水タンク8の取り出しを可能とする排水タンク収納扉、9は該排水タンク収納扉7の横にあり内部に設置された給水タンク10の給水口を収納する給水口扉、11は該給水口扉9の下部に形成され給水タンク10内に残存する水量を目視可能な水位窓、12は器具本体1底部に設置され器具本体1の移動を可能とするタイヤ部である。
13は器具本体1内に設置され所定量の水を貯水する貯水室であり、この貯水室13内には水に下端を水没させ駆動軸に軸支された筒状の回転体14が備えられている。
前記回転体14は、中空逆円錐形で上方に向かって径が徐々に拡大するものであり、駆動軸に接続され回転体14を回転駆動させるミストモータ15を駆動させ、回転体14が回転することによる回転の遠心力で貯水室13内の水を汲み上げ、回転体14の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体14の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体14の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体14の上端に形成された複数の図示しない飛散口から周囲に飛散させる。
16は回転体14の上部外周に所定間隔を離間させて位置し、回転体14と共に回転する円筒状の多孔体で、該多孔体16には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る衝突体としての多孔部17が設置されており、回転体14の回転による遠心力で貯水室13内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部17を通過した水滴が破砕されることで、水の粒子を微細化してナノメートル(nm)サイズのミストが生成すると共に、水の粒子の微細化によるレナード効果でマイナスイオンを多量に発生させるものである。
18は所定の回転数で駆動することで空気を流動させる送風ファンであり、器具本体1の正面に形成された吸い込み口6から吸い込んだ室内空気を吹き出して、貯水室13と送風通路19とを通過させて送風口2から送風することで、貯水室13内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含んだ加湿空気を室内へ供給する。
20は貯水室13内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水室13の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ21で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態を適宜切り替える。
22は貯水室13内に設置されフロートの上下により水位を検知する水位センサであり、貯水室13内の水位が低下して所定水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して所定水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水室13内が満水となったら満水信号を出力する。
23は一端が貯水室13に接続し他端が給水タンク10の底部に所定のクリアランスを設けて設置された給水管であり、該給水管23の配管途中には、給水タンク10内の水を貯水室13内まで流動させる給水ポンプ24と、給水管23内を流動する水の流量を検知する流量センサ25とが設置されている。
26は一端が貯水室13の底部に接続し他端が排水タンク8の排水流入口27上部に設置された排水管であり、該排水管26の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水室13内の水の排水を制御する排水弁28が設置されている。
29は前記送風口2内に設置され室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、30は送風ファン18の近傍に設置され吸い込み口6から吸い込まれた室内空気の温度を検知する吸気温度センサ、31は前記吸気温度センサ30の近傍に設置され器具本体1が設置された室内の湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や湿度に基づいてミストモータ15や送風ファン18の回転数を変化させ、加熱ヒータ20のON/OFF状態を切り替える。
32は送風通路19内に設置されたフィルターであり、貯水室13内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含む加湿空気中の大粒の水滴を補水し、送風口2まで到達させないようにすることで、送風口2付近や器具本体1の設置面が濡れることを防止する。
33は一端が貯水室13の壁面に接続され他端が給水タンク10の給水流入口34上部に設置されたオーバーフロー管であり、万一水位センサ22が故障して満水検知ができなかった時、給水ポンプ24が駆動し続けて貯水室13内への給水が停止せずとも、オーバーフロー管33を通じて給水タンク10内へ水を戻すことができるため、貯水室13から水が溢れ出すことを確実に防止することができる。
35は排水タンク8内に設置されたフロート、36は該フロート35が動作することで上下に動作するマグネット、37は該マグネット36の磁力の有無でON/OFFを判定する近接センサであり、排水タンク8内の水が増えることでフロート35が徐々に上昇してマグネット36と近接センサ37との距離が縮まり、排水タンク8が満水近くになると近接センサ37がON信号を出力して排水弁28を閉止することで、排水タンク8から水が漏れ出す事態を確実に防止する。
38はルーバー4の図示しない支軸と接続してルーバー4を所定角度まで回動させるルーバーモータであり、ミスト運転の開始時や停止時にルーバー4を所定の角度まで回動させる。
操作部5には、運転開始及び停止を指示する運転スイッチ39と、ミストモータ15の回転数を所定値だけ低下させて運転音の低下を図る静音運転を実行するひかえめスイッチ40と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始あるいは停止のタイマー運転の実施有無を設定するタイマー入/切スイッチ41と、現在時刻の設定を行う時計合せスイッチ42と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始時刻や停止時刻を設定するタイマー合せスイッチ43と、室内へ供給する加湿空気量を3段階の加湿レベルから選択する加湿スイッチ44と、室内へ供給する加湿空気の風量を3段階の風量レベルから選択する風量スイッチ45と、前記加湿スイッチ44や前記風量スイッチ45で設定された加湿レベルや風量レベルを表示する表示部46と、該表示部46での表示項目を加湿、風量レベルから湿度、現在時刻等に変化させる表示切り替えスイッチ47と、スイッチを3秒押しすると排水弁28を開放して貯水室13内の水を強制的に排水する排水スイッチ48と、運転停止以外の操作を禁止するチャイルドロックスイッチ49とが備えられている。
また、操作部5には各スイッチに対応したランプが備えられており、前記運転スイッチ39が操作されたら点灯する運転ランプ50と、前記タイマー入/切スイッチ41が操作されタイマー入り制御かタイマー切り制御かのいずれかで設定されたモードのランプを点灯させるタイマーランプ51と、前記表示部46で表示する検知湿度や現在時刻の午前、午後の項目に応じて該当する所定のランプが点灯する表示項目ランプ52と、前記排水スイッチ48が操作され排水弁28が開放されたら点灯する排水ランプ53と、前記チャイルドロックスイッチ49が操作されチャイルドロックが設定された時に点灯するチャイルドロックランプ54とが備えられている。
55は各センサで検知された検知値や操作部5上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ15を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段56と、送風ファン18を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段57と、加熱ヒータ20のON/OFF状態を変化させて貯水室13内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段58と、特定の動作開始時から経過した時間をカウントする計時手段59とが備えられている。
次に、一実施形態での運転開始から終了までの動作について図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、操作部5の運転スイッチ39が操作されたか、もしくはタイマー入/切スイッチ41で設定された運転開始時刻になったら、制御部55は、排水弁28を開放して貯水室13内の水を排水し、水位センサ22でOFF信号が検知されたら給水ポンプ24の駆動を開始して給水管23内にある水を排水して、所定時間経過したら排水弁28を閉止する水入替モードを行う(ステップS101)。
ステップS101の水入替モードが終了したら、制御部55は、給水タンク10内の水を給水管23を介して貯水室13内へ供給し、水位センサ22でON信号が検知されたら所定量の水が貯水室13内に供給されたとして給水ポンプ24の駆動を停止した後、送風ファン18を所定時間だけ駆動させ回転体14に付着した大粒の水滴を落とす立ち上げモードを行う(ステップS102)。
ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部55は、ルーバーモータ38を駆動させルーバー4を器具本体1の上面に対して垂直となる位置で停止させ、加湿スイッチ44及び風量スイッチ45で設定された加湿レベルと風量レベルに基づいて、ミストモータ15と送風ファン18とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段56と送風ファン制御手段57とでそれぞれの回転数を制御し、貯水温度センサ21の検知値に基づいて加熱ヒータ20のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段58で切り替えて制御することで、貯水室13内の貯水温度を加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)。
ここで通常運転モードを詳述すると、ミストモータ制御手段56によりミストモータ15を800〜1400rpmの範囲内で回転数を変化させ、また、送風ファン制御手段57で送風ファン18を400〜800rpmの範囲内で回転数を変化させることで、風量レベルに合った回転数にしたミスト運転を行い、更に、送風温度センサ29で検知される温度が加湿レベルに合った値となるよう貯水室13内の貯水温度を変化させ、貯水温度センサ21で検知される温度が約30〜40℃の範囲内で推移するように加熱ヒータ20のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段58で切り替えて制御する。
ステップS103の通常運転モードを開始した後に通常運転モードの途中で運転スイッチ39がOFF操作されたか、あるいはタイマー入/切スイッチ41で設定されたミスト運転の停止時刻になったら、制御部55は、加熱ヒータ20をON状態にして水を加熱し、貯水温度センサ21での検知値が60℃前後で推移するよう加熱ヒータ20のON/OFF状態を切り替え、貯水室13内にある水の除菌を行う除菌運転を10分間実行する。
そして、制御部55は、前記除菌運転開始から10分経過したと判断したら、ミストモータ15と送風ファン18とを所定の回転数で駆動させて貯水室13内の水温を低下させる冷却運転を実行する。
更に、制御部55は、前記冷却運転の開始後に貯水温度センサ21での検知温度が40℃以下になったと判断したら、ミストモータ15を停止させ送風ファン18の回転数を上昇させて、排水弁28を開弁して貯水室13内の水を排水タンク8内へ排水する排水動作を実行し、前記除菌運転、冷却運転及び排水動作で構成されるクリーニングモードを通常モード後に実施する(ステップS104)。
ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部55は、ミストモータ制御手段56及び送風ファン制御手段57によりミストモータ15と送風ファン18とを所定の回転数で所定時間だけ駆動させ、貯水室13内を乾燥させる乾燥モードを実施し(ステップS105)、所定時間経過したらミストモータ15と送風ファン18とを停止させて乾燥モードが終了し、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー4を閉止することで運転停止となる。
次に、本実施形態のクリーニングモード及び乾燥モードにおける各駆動器具の動作内容を図6に基づいて詳述する。
まず、ステップS103の通常運転モードが終了したら、制御部55は、ミストモータ制御手段56及び送風ファン制御手段57によりミストモータ15及び送風ファン18の回転数をそれぞれ200rpmに変更し、加熱ヒータ制御手段58により加熱ヒータ20をON状態にして貯水室13内の水温を上昇させ、貯水温度センサ21での検知値が60℃前後で推移するよう加熱ヒータ20のON/OFF状態を切り替える除菌運転を実行する。
この時、貯水室18内の水温が上昇することで気化する水量が増加し、送風通路19を通過して送風口2から室内へ多量の蒸気が放出される虞があるため、制御部55は、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー4と上面パネル3とで成す角度について、送風口2を閉止する0°以上で、かつ器具本体1の上方へ蒸気が送風されない第1の所定角度である10°以下の範囲内にある0°となるよう、ルーバー4を回動させて静止する。
このように、除菌運転時において、ルーバー4と上面パネル3とで成す角度が図7で示す様に0°となるようルーバー4を回動させることで、ルーバー4による通風抵抗が大きくなることで送風口2から室内へ蒸気が放出され難くなるため、送風口2付近の上面パネル3や当該送風口2の上方にある部屋の天井面への結露発生を防止することができ、上面パネル3に付着した結露水が器具本体1の外装面を流れ落ちて設置面を濡らすことや、部屋の天井面を濡らしてカビが発生することを未然に防ぐことができる。
次に、除菌運転終了後に実行する冷却運転時の制御について説明する。
計時手段59により除菌運転の開始から10分経過したと判断したら、制御部55は、加熱ヒータ制御手段58により加熱ヒータ20をOFF状態に切り替え、ミストモータ制御手段56によりミストモータ15の回転数を350rpmに変更し、送風ファン制御手段57により送風ファン18の回転数を800rpmに変更して、貯水室13内の水温を素早く低下させる。
この時、前記除菌運転時と比較して貯水室13内の水温が低下しているため送風口2から室内へ放出される蒸気量が少なく、また、貯水室13内の水温を早期に低下させるため、制御部55は、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー4と上面パネル3とで成す角度について、前記第1の所定角度である10°より大きく、かつ器具本体1の上方への蒸気到達を防止可能な第2の所定角度である40°以下の範囲内にある30°となるよう、ルーバー4を回動させて静止する。
このように、冷却運転においてルーバー4と上面パネル3とで成す角度が図7で示すように30°となるようルーバー4を回動させることで、貯水室13内で発生し送風口2から器具本体1の上方へ蒸気が送風されないようにして部屋の天井面への結露発生を防止しつつ、貯水室13で発生した蒸気を送風口2から器具本体1外へ逃がすことで、貯水室13内の冷却効率を高めることができるため、冷却時間の長時間化を防止しつつ部屋の天井面への結露によるカビ発生を未然に防止することができる。
次に、冷却運転が終了し貯水室13内の水を排水した後に実行する乾燥モード時の制御について説明する。
前記冷却運転が終了し、貯水室13内の水を排水する排水動作が完了したら、制御部55は、ミストモータ制御手段56によりミストモータ15の回転数を1500rpmまで上昇させ、送風ファン制御手段57により送風ファン18の回転数を排水動作時と同様の1200rpmで維持することで、貯水室13内を乾燥させる乾燥運転を実行する。
この時、前記除菌運転時、及び前記冷却運転時と比較して貯水室13内の水量が減少しているため送風口2から室内へ放出される蒸気量が少なく、また、貯水室13内を効率よく乾燥させるため、制御部55は、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー4と上面パネル3とで成す角度について、前記第2の所定角度である40°より大きく、かつ器具本体1の上方へ達する蒸気を防止可能な第3の所定角度である80°以下の範囲内にある70°となるよう、ルーバー4を回動させて静止する。
このように、乾燥運転においてルーバー4と上面パネル3とで成す角度が図7で示すように70°となるようルーバー4を回動させることで、送風口2から部屋の天井面までの直線距離がルーバー4を90°まで開放した場合と比較して長くなるため、送風口2から送風された蒸気が部屋の天井面に至るまでに拡散し、天井面の所定箇所に対して集中的に送風され続けることがないため、部屋の天井面の結露を防ぎカビ発生を防止しつつ、貯水室13内へ送風された空気を送風口2から積極的に器具本体1外部へ放出することができるため、貯水室13内の乾燥効率を向上させ短時間で乾燥運転を終了させることができる。
以上のように、通常運転終了後に実行する除菌運転時にルーバー4と上面パネル3とで成す角度が0°から第1の所定角度である10°の範囲内となるようルーバー4を回動させることで、除菌運転時に貯水室13内で発生し送風通路19を蒸気が上昇しても、ルーバー4による通風抵抗が大きく蒸気が送風口2から外へ放出され難いため、送風口2付近の上面パネル3や当該送風口2の上方にある部屋の天井面への結露発生を防止することができ、上面パネル3に付着した結露水が器具本体1の外装面を流れ落ちて設置面を濡らすことや、部屋の天井面を濡らしてカビが発生する虞を未然に防ぐことができる。
また、除菌運転終了後に実行する冷却運転時にルーバー4と上面パネル3とで成す角度が前記第1の所定角度である10°より大きく、第2の所定角度である40°以下の範囲内にある30°となるようルーバー4を回動させることで、貯水室13内で発生し送風口2から器具本体1の上方へ蒸気が向かうことを防止して部屋の天井面への結露発生を防止しつつ、貯水室13で発生した蒸気を送風口2から器具本体1外へ逃がすことで、貯水室13内の冷却効率を高めることができるため、冷却時間の長時間化を防止しつつ部屋の天井面への結露によるカビ発生を未然に防止することができる。
また、冷却運転が終了し排水動作が終了した後に実行する乾燥運転時にルーバー4と上面パネル3とで成す角度が前記第2の所定角度である40°より大きく、かつ器具本体1の上方へ達する蒸気量を抑えることが可能な第3の所定角度である80°以下の範囲内にある70°となるようルーバー4を回動させることで、貯水室13内へ送風された空気を送風口2から積極的に器具本体1外部へ放出することができるため、器具本体1の上方へ蒸気が送風されることを防止しつつ、貯水室13内の乾燥効率を向上させ短時間で乾燥運転を終了させることができる。
なお、本実施形態で説明した除菌運転、冷却運転及び乾燥運転時におけるルーバー4の角度は一例であって適宜変更可能であり、例えば、除菌運転時のルーバー4と上面パネル3とで成す角度について、器具本体1の上方にある部屋の天井面や上面パネル3に結露水が付着しなければよいので、0°から10°の範囲内の任意の角度で静止するか、あるいは0°から10°の範囲内でルーバー4を上下にスイング動作させてもよいものである。
また、冷却運転時のルーバー4と上面パネル3とで成す角度について、冷却効率を阻害せず、かつ器具本体1の上方にある部屋の天井面への結露を防止可能な20°から40°の範囲内の任意の角度で静止するか、あるいは20°から40°の範囲内でルーバー4を上下にスイング動作させてもよいものである。
また、乾燥運転時のルーバー4と上面パネル3とで成す角度について、乾燥効率を向上させつつ、かつ器具本体1の上方にある部屋の天井面への結露を防止可能な60°から80°の範囲内の任意の角度で静止するか、あるいは60°から80°の範囲内でルーバー4を上下にスイング動作させてもよいものである。
また、本実施形態における構成や制御内容は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
2 送風口
3 上面パネル
4 ルーバー
13 貯水室
14 回転体
15 ミストモータ
17 多孔部(衝突体)
18 送風ファン
20 加熱ヒータ
55 制御部

Claims (3)

  1. 器具本体と、該器具本体の上面を構成する上面パネルと、前記器具本体内にあり水を貯水する貯水室と、該貯水室内の水を加熱する加熱ヒータと、前記貯水室内の水に下端を水没させ回転により水を汲み上げて飛散させる筒状の回転体と、該回転体を回転駆動させるミストモータと、前記回転体の回転により飛散された水が衝突する衝突体と、該衝突体で水が破砕されることで発生したナノミストとマイナスイオンとを含んだ加湿空気を送風口から室内に供給する通常運転時に所定の回転数で駆動する送風ファンと、前記通常運転終了後、前記加熱ヒータをON状態にして前記ミストモータ及び前記送風ファンをそれぞれ所定回転数で駆動させ、前記貯水室内の貯水温度を除菌可能な温度で加熱する除菌運転を制御する制御部とを備え、
    前記送風口を前記上面パネルに形成し、前記送風口に両端が軸支され前記通常運転時に回動して前記送風口を開放するルーバーを設置し、
    前記制御部は、前記除菌運転時に前記ルーバーと前記上面パネルとで成す角度が0°以上、かつ第1の所定角度である10°以下の範囲内となるよう、前記ルーバーを回動させることを特徴とする加湿装置。
  2. 前記制御部は、前記除菌運転終了後に実施する前記加熱ヒータをOFF状態に切り替え前記貯水室内の水を冷却する冷却運転時に、前記ルーバーと前記上面パネルとで成す角度が前記第1の所定角度より大きく、かつ第2の所定角度である40°以下の範囲内となるよう、前記ルーバーを回動させることを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
  3. 前記制御部は、前記冷却運転終了後の前記貯水室の排水後に実施する前記貯水室を乾燥させる乾燥運転時に、前記ルーバーと前記上面パネルとで成す角度が前記第2の所定角度より大きく、かつ第3の所定角度である80°以下の範囲内となるよう、前記ルーバーを回動させることを特徴とする請求項2記載の加湿装置。
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