JP6817909B2 - 加湿装置 - Google Patents

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この発明は、加湿空気を室内へ供給する加湿装置に関するものである。
従来、この種のものでは、貯水タンク内の水から加湿空気を発生させ、送風ファンにより器具本体内に取り込んだ空気を貯水タンクを通過させ加湿空気を室内に送風する加湿装置があり、貯水タンクの上部に室外から吸い込んだ空気を流通させる空気流通路が載置され、送風ファンが駆動することで室外から器具本体内へ乾燥空気を吸い込み、空気流通路を介して貯水タンク内へ乾燥空気を流入させ、加湿手段空気発生手段により乾燥空気に水分を含ませて発生した加湿空気を送風口から室内へ送風することで、室内の加湿を可能としていた。(例えば、特許文献1)
特開2015−222156号公報
しかし、この従来のものでは、貯水タンクの上部外縁に形成されたタンク側フランジ面と、空気流通路の下部外縁に形成された流通路側フランジ面との間に間隙が形成され、当該間隙が所定距離の間隔を有していることで、貯水タンク内の圧力よりも貯水タンク外の圧力が高くなり、送風ファンが駆動すると送風経路内の空気が空気流通路の開口と間隙とから貯水タンク内部へ入り込むことで貯水室内で発生した水滴が間隙内に入り込むことが阻止され、タンク側フランジ面と流通路側フランジ面との間にパッキンを設置せずとも水滴が間隙へ侵入するのを防止していたが、各製品毎の固定手段での固定具合の差や部材毎の製品バラツキにより、タンク側フランジ面と流通路側フランジ面の間隙の所定距離が一定に保たれず、貯水タンク内外の圧力差のバランスが崩れて貯水タンク外から内へ入り込む空気量が減ってしまい貯水タンクの水が間隙に侵入し、各フランジ面に水アカやカルキ等の汚れが発生して貯水タンク外への水漏れを誘発することから、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体と、当該器具本体内にあり水を貯水する貯水タンクと、当該貯水タンクの上部に載置され空気が流入する開口を備えた空気流通路と、前記貯水タンクの上端外縁に形成されたタンク側フランジ面と、当該タンク側フランジ面に対向し前記空気流通路の下部外縁に形成された流通路側フランジ面と、前記タンク側フランジ面と前記流通路側フランジ面との間で所定距離の間隔を有し前記貯水タンクの内外を貫通するよう形成された間隙と、前記タンク側フランジ面と前記流通路側フランジ面とを固定する固定手段と、前記貯水タンク内の水から加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、前記器具本体に形成された吸気口から吸い込んだ空気を前記空気流通路の開口を介して前記貯水室内を通過させ送風口から加湿空気を送風する送風ファンと、当該送風ファンと前記空気流通路との間に形成され流路の途中に前記空気流通路の開口と前記間隙とが配置された送風経路と、を備え、
前記固定手段で前記タンク側フランジ面と前記流通路側フランジ面とを固定したとき、前記間隙の所定距離を一定に保持する保持手段を前記タンク側フランジ面又は/及び前記流通路側フランジ面に形成したことを特徴としている。
また、前記保持手段は、前記タンク側フランジ面又は/及び前記流通路側フランジ面に形成され少なくとも前記間隙の所定距離の高さを有した凸部であることを特徴としている。
この発明によれば、固定手段でタンク側フランジ面と流通路側フランジ面とを固定したとき、間隙の所定距離を一定に保持する保持手段をタンク側フランジ面又は/及び流通路側フランジ面に形成したので、貯水タンク内外の圧力差のバランスが崩れることが阻止され、間隙を介して貯水タンク内へ入り込む空気量を一定に保持することができるため、パッキンを設置せずともタンク側フランジ面と流通路側フランジ面との間に水滴が付着することがなく、水アカやカルキによる汚れの発生を防止することができ、貯水タンク外への水漏れの誘発を未然に阻止することが可能となる。
また、保持手段は、タンク側フランジ面又は/及び流通路側フランジ面に形成され少なくとも間隙の所定距離の高さを有した凸部であるので、複雑な形状を用いることなく間隙の所定距離を一定に保持することができる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の運転開始から終了までの動作を説明するフローチャート 同実施形態の貯水タンクの上部が開放された状態での構造を説明する図 同実施形態の貯水タンクの上部が閉止された状態での構造を説明する図 同実施形態の前面フランジ部周辺のA−A’断面図 同実施形態の右側面フランジ部周辺のB−B’断面図
次に、この発明の一実施形態におけるミスト発生装置を図に基づいて説明する。
1は器具本体、2は器具本体1上部に形成され複数のルーバー3が設置された送風口、4は器具本体1の正面上部を構成する上面パネル、5は器具本体1の正面下部を構成する下面パネル、6は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、7は図示しないブレーカーを隠すブレーカーカバーである。
8は器具本体1内の略中段高さ位置にあって所定量の水を貯水する貯水タンクであり、この貯水タンク8内には、水に下端を水没させ駆動軸9に軸支された筒状の回転体10が備えられている。
前記回転体10は、中空逆円錐形で上方に向かって円周が徐々に拡大するものであり、駆動軸9に接続され回転体10を回転駆動させるミストモータ11を駆動させ、回転体10が回転することによる回転の遠心力で貯水タンク8の水を汲み上げ、回転体10の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体10の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体10の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体10の上端に形成された複数の図示しない飛散口から外周方向へ飛散させる。
12は回転体10の上部外周に所定間隔を離間させて位置し、回転体10と共に回転する円筒状の多孔体で、該多孔体12には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る衝突体としての多孔部13が設置されており、前記回転体10、前記ミストモータ11及び前記多孔部13で加湿空気発生手段が構成されている。
前記加湿空気発生手段を構成するミストモータ11を駆動させ、回転体10を回転させたことで発生する遠心力で貯水タンク8内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部13を通過した水滴が破砕されることで、水を微細化して粒径がナノメートル(nm)サイズのミストが多量に生成される。
14は下面パネル5内に設置され所定の回転数で駆動することで乾燥空気を吸引して器具本体1の上部方向へ送風する送風ファン、15は貯水タンク8の上部に載置され内部にミストモータ11が載置されており開口16から流入した空気を貯水タンク8内まで流通させる空気流通路としての風洞、17は貯水タンク8と送風口2との間にあり貯水タンク8内で発生したミストを含む加湿空気を送風口2へ送る気水分離ケース、18は該気水分離ケース17の途中に設置され加湿空気に含まれる大径水滴を捕集する板状のバッフル板であり、前記送風ファン14が所定の回転数で駆動すると、器具本体1の底面に形成された吸気口19から吸い込んだ乾燥空気が器具本体1の上部方向へ送風され、貯水タンク8の上流側に形成された送風経路20内を送風ファン14によって送風された乾燥空気が流通し、送風経路20の途中に配置された開口16から風洞15内へ入り込んだ乾燥空気が貯水タンク8内へ流入すると、加湿空気発生手段により発生したミストを含む加湿空気となって気水分離ケース17内を上昇して、気水分離ケース17内に設置されたバッフル板18により大径水滴が捕集されることで、微細な水滴を含む加湿空気のみが送風口2から室内へ送風される。
21は貯水タンク8内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水タンク8の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ22で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態が適宜切り替えられる。
23は貯水タンク8内に設置されフロートが上下することで水位を検知する水位センサであり、貯水タンク8内の水位が低下して下限水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して上限水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水タンク8内が満水となったら満水信号を出力する。
24は貯水タンク8の側面に一端が接続され貯水タンク8内に市水を給水する給水管であり、当該給水管24の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水タンク8内への給水を制御する給水弁25と、給水圧を所定値まで減圧する減圧弁26とが備えられている。
27は貯水タンク8底部に一端が接続され貯水タンク8内の水を器具本体1外部に排水する硬質塩化ビニル管で構成された排水管であり、当該排水管27の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水タンク8内水の排水を制御する排水弁28が備えれている。
29は送風口2の壁面に設置され送風口2から室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、30は送風ファン14の近傍に設置され器具本体1の下部にある銅製の網が設置された吸気口19へ吸い込まれる乾燥空気の雰囲気温度を検知する吸気温度センサ、31は前記吸気温度センサ30の近傍に設置され器具本体1が設置された室内の相対湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や相対湿度に基づいて、ミストモータ11や送風ファン14の回転数を変化させ、加熱ヒータ21のON/OFF状態を切り替える。
32は各センサで検知された検知値や操作部6上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ11を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段33と、送風ファン14を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段34と、加熱ヒータ21のON/OFF状態を切り替えて貯水タンク8内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段35とが備えられている。
36は貯水タンク8の上端外縁を水平方向に折り曲げて形成したタンク側フランジ面、37は空気流通路としての風洞15の下端外縁を折り曲げ部38が下端となるように折り曲げて形成した流通路側フランジ面であり、タンク側フランジ面36の縁の内周側よりも貯水タンク8の中心側に前記流通路側フランジ面37の折り曲げ部38が位置するよう、タンク側フランジ面36の上部に流通路側フランジ面37が載置される。
ここで、流通路側フランジ面37について詳述すると、流通路側フランジ面37は、折り曲げ部38が下端となるよう所定角度だけ傾斜して形成され、タンク側フランジ面36と流通路側フランジ面37との間には貯水タンク8の内外を貫通する間隙39が形成されており、当該間隙39は、送風経路20の途中に配置されている。
また、流通路側フランジ面37は、貯水タンク8の前面側に位置する前面フランジ部40と、貯水タンク8の右側面側に位置する右側面フランジ部41とで構成されており、前記前面フランジ部40及び前記右側面フランジ部41は折り曲げ部38が下端となるよう所定角度だけ傾斜して形成されている。
42は前面フランジ部40に形成され固定手段としてのネジ43が挿着可能なネジ穴の周囲をエンボス加工した保持手段としての前面凸部であり、当該前面凸部42は、タンク側フランジ面36と当接し、前面フランジ部40の端面とタンク側フランジ面36の端面との距離である間隙39の所定距離の高さを有している。
また、44は前記右側面フランジ部41に形成されタンク側フランジ面36と当接するよう鉛直下方側がダボ形状となる保持手段としての右側面凸部であり、当該右側面凸部44は、タンク側フランジ面36と当接し、右側面フランジ部41の端面とタンク側フランジ面36の端面との距離である間隙39の所定距離の高さを有している。
これにより、タンク側フランジ面36と流通路側フランジ面37との間の間隙39が一定の所定距離で保持される。
45は貯水タンク8の前面側に設置され貯水タンク8を器具本体1を構成する部材に設置して支持するためのタンク支持板である。
次に、この一実施形態での運転開始から終了までの動作について図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、操作部6の図示しない運転スイッチが操作されたら、制御部32は、排水弁28を開弁して貯水タンク8内の水を排水し、水位センサ23でOFF信号が検知されたら給水弁25を開弁して貯水タンク8内を水で洗い流すクリーニング動作を行い、所定時間経過したら排水弁28を閉弁することで給水弁25から流入する水を貯水タンク8内に供給し、水位センサ23でON信号が検知されたら、所定量の水が貯水タンク8内に供給されたとして給水弁25を閉弁する洗浄モードを行う(ステップS101)。
ステップS101の洗浄モードが終了したら、制御部32は、貯水温度センサ22で検知される貯水温度が室温と同値になるまで加熱ヒータ制御手段35で加熱ヒータ21をON状態にして、ミストモータ11及び送風ファン14が所定の回転数となるようミストモータ制御手段33及び送風ファン制御手段34で制御する立ち上げ動作を実行する立ち上げモードを行う(ステップS102)。
ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部32は、図示しない加湿スイッチ及び風量スイッチで設定された加湿レベルと風量レベルとに基づいて、ミストモータ11と送風ファン14とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段33と送風ファン制御手段34とで回転数を制御し、加熱ヒータ21のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段35で切り替えて制御して、加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)。
前記通常運転モードが実施されると、送風ファン14により器具本体1の底面に形成された吸気口19から吸い込まれた乾燥空気が器具本体1の上部方向へ送風され、貯水タンク8の上流側に形成された送風経路20内を乾燥空気が流通し、送風経路20の途中に配置された開口16から風洞15へ入り込んだ乾燥空気と、送風経路20の途中に配置された間隙39から入り込んだ乾燥空気とが貯水タンク8内に流入し、加湿空気発生手段により発生したミストを含む加湿空気となって気水分離ケース17内を上昇して、気水分離ケース17内に設置されたバッフル板18により大径水滴が捕集されることで、微細な水滴を含む加湿空気のみが送風口2から室内へ送風される。
また、制御部32は、前記通常運転モードが開始されたら時間カウントを開始し、カウントした時間が所定の運転時間を経過したと判断したら後述する水入れ替え動作を開始して、所定の水入れ替え時間である10分間が経過したと判断したら、水入れ替え動作を終了させ、ミスト運転を再開する。
ステップS103の通常運転モードが開始されてから経過した時間が16時間となったか、または通常運転モード中に運転スイッチが操作されミスト運転終了の指示があったと判断したら、制御部32は、ミストモータ11を停止させてから排水弁28を開弁して貯水タンク8内の水を排水し、所定時間経過したら給水弁25を開弁して貯水タンク8内を洗浄してから排水弁28を閉弁して貯水タンク8内に所定量だけ貯水する洗浄運転を行い、その後、加熱ヒータ21をON状態にして水を65℃前後に加熱し除菌を行う除菌運転を10分間実施し、10分経過後に貯水タンク8内を冷却する冷却運転を実行し、貯水温度が60℃未満になったら排水弁28を開弁して排水するクリーニングモードを行う(ステップS104)。
ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部32は、乾燥モード(ステップS105)に移行し、送風ファン14が所定の回転数(例えば、800rpm)で駆動するよう送風ファン制御手段34で制御し、所定時間(例えば3時間)だけ送風ファン14を駆動させ続ける乾燥運転を実施して、3時間経過したと判断したら、送風ファン14を停止させて運転を終了する。
次に、本実施形態における間隙39の所定距離の保持方法について説明する。
まず、前面凸部42によるタンク側フランジ面36と前面フランジ部40との間の間隙39の所定距離の保持方法について図7で説明すると、前面凸部42は、前面フランジ部40の傾斜角度を維持するエンボス加工により、ネジ43を前面凸部42に形成されたネジ穴を介してタンク側フランジ面36に挿着したとき、折り曲げ部38に対して水平方向へ伸びる二点鎖線で示す仮想線分と折り曲げ部38とが交差する位置で成す角度Xが予め試験により決定した数値となる。
これにより、前面凸部42が間隙39の所定距離の高さを有し、かつ前面フランジ部40の各所で間隙39の所定距離のバラツキが生じることがないため、ミスト運転が実施され送風ファン14が駆動したとき、貯水タンク8内の圧力よりも貯水タンク8外の圧力が高い状態が保持され、送風経路20内を流通する空気が間隙39から一定の空気量で常に貯水タンク8内へ入り込むことで、ミスト運転実施時に貯水タンク8内で多量の水滴が発生していても間隙39内へ水滴が入り込まず、タンク側フランジ部36及び前面フランジ部40に水滴が付着しないことから、タンク側フランジ部36と前面フランジ部40との間にパッキンを設置せずとも貯水タンク8外への水漏れを未然に防止することができる。
また、右側面凸部44によるタンク側フランジ面36と右側面フランジ部41との間の間隙39の所定距離の保持方法について図8で説明すると、風洞15が貯水タンク8の上部に載置されネジ43により固定されたとき、略半球形状の右側面凸部44の下端がタンク側フランジ面36と当接することで、折り曲げ部38に対して水平方向へ伸びる二点鎖線で示す仮想線分と折り曲げ部38とが交差する位置で成す角度Yが予め試験により決定した数値となる。
これにより、右側面凸部44が間隙39の所定距離の高さを有し、かつ右側面フランジ部41の各所で間隙39の間隔のバラツキが生じることがないため、ミスト運転が実施され送風ファン14が駆動したとき、貯水タンク8内の圧力よりも貯水タンク8外の圧力が高い状態が保持され、送風経路20内を流通する空気が間隙39から一定の空気量で貯水タンク8内へ入り込むことで、ミスト運転実施時に貯水タンク8内で多量の水滴が発生していても間隙39内へ水滴が入り込まず、タンク側フランジ部36及び右側面フランジ部41に水滴が付着しないことから、タンク側フランジ部36と右側面フランジ部41との間にパッキンを設置せずとも貯水タンク8外への水漏れを未然に防止することができる。
以上のように、前面フランジ部40のネジ43が挿着されるネジ穴の周辺にエンボス加工した前面凸部42を形成し、また、右側面フランジ部41に略半球形状の右側面凸部44を形成したことで、風洞15を貯水タンク8の上部に載置しネジ43でタンク側フランジ面36と流通路側フランジ面37とを固定したとき、タンク側フランジ面36と流通路側フランジ面37との間の間隙39の所定距離が保持されることで、ミスト運転時に送風ファン14が駆動すると貯水タンク8内の圧力より貯水タンク8外の圧力が大きい状態が保持され、貯水タンク8内外の圧力差のバランスが崩れることがないため、送風経路20から間隙39を介して空気が貯水タンク8内へ流入し、貯水タンク8内で水滴が飛散してもタンク側フランジ面36及び流通路側フランジ面37に水滴が付着せず、水アカやカルキ溜まりによる水漏れの発生を未然に防止することができる。
なお、本実施形態では流通路側フランジ面37を構成する前面フランジ部40に前面凸部40、右側面フランジ部41に右側面凸部44を形成した内容で説明したが、間隙39が所定距離を保持できればよいことから、タンク側フランジ面36に前面凸部40、右側面凸部44を形成し、間隙39の所定距離を保持したものであってもよい。
また、本実施形態では風洞15の下端にある流通路側フランジ面37について説明したが、気水分離ケース17の下端についてもタンク側フランジ面36と当接する箇所について前面凸部40、右側面凸部44を形成することで、気水分離ケース17の下端と貯水タンク8の上端との間にある間隙39の貯水タンク8内へ空気量が乱れることなく流入するので、タンク側フランジ面36と流通路側フランジ面37とに水滴が付着せず、水アカやカルキ溜まりによる水漏れの発生を未然に防止することができる。
また、本実施形態で用いたその他の構成は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
2 送風口
8 貯水タンク
10 回転体(加湿空気発生手段)
11 ミストモータ(加湿空気発生手段)
13 多孔部(加湿空気発生手段)
14 送風ファン
15 風洞(空気流通路)
16 開口
20 送風経路
36 タンク側フランジ面
37 流通路側フランジ面
38 折り曲げ部
39 間隙
42 前面凸部(保持手段)
43 ネジ(固定手段)
44 右側面凸部(保持手段)

Claims (2)

  1. 器具本体と、当該器具本体内にあり水を貯水する貯水タンクと、当該貯水タンクの上部に載置され空気が流入する開口を備えた空気流通路と、前記貯水タンクの上端外縁に形成されたタンク側フランジ面と、当該タンク側フランジ面に対向し前記空気流通路の下部外縁に形成された流通路側フランジ面と、前記タンク側フランジ面と前記流通路側フランジ面との間で所定距離の間隔を有し前記貯水タンクの内外を貫通するよう形成された間隙と、前記タンク側フランジ面と前記流通路側フランジ面とを固定する固定手段と、前記貯水タンク内の水から加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、前記器具本体に形成された吸気口から吸い込んだ空気を前記空気流通路の開口を介して前記貯水室内を通過させ送風口から加湿空気を送風する送風ファンと、当該送風ファンと前記空気流通路との間に形成され流路の途中に前記空気流通路の開口と前記間隙とが配置された送風経路と、を備え、
    前記固定手段で前記タンク側フランジ面と前記流通路側フランジ面とを固定したとき、前記間隙の所定距離を一定に保持する保持手段を前記タンク側フランジ面又は/及び前記流通路側フランジ面に形成したことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記保持手段は、前記タンク側フランジ面又は/及び前記流通路側フランジ面に形成され少なくとも前記間隙の所定距離の高さを有した凸部であることを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
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