JP6826931B2 - 加湿装置の蓋係止機構 - Google Patents

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Description

この発明は、器具本体に回動可能な蓋を備えた加湿装置の蓋係止機構に関するものである。
従来、この種のものでは、器具本体内に水を貯める貯水室と、当該貯水室に設置され加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、当該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を送風口から室内へ送風する送風ファンと、貯水室へ供給する水を貯める給水タンクと、給水タンクと貯水室とを接続する給水管と、当該給水管の途中に給水ポンプとを備えた加湿装置において、操作部の運転スイッチが操作されたら、加湿空気発生手段と送風ファンとを駆動させて室内へ加湿空気を送風する加湿運転を実施し、水位センサにより貯水室内の水量が不足したと判断したら、給水ポンプを駆動させて給水タンク内の水を貯水室へ供給し、貯水室内の水量が不足するのを防止しつつ加湿運転を実施するものがあった。(例えば、特許文献1)
特開2017−32226号公報
しかし、この従来のものでは、器具本体の外側パネルを取り外し、内側パネルに設置された開閉蓋を開放して内側パネルに形成された開口内の作業を可能としていたが、作業終了後に開閉蓋を閉め忘れたまま外側パネルを閉止し加湿運転を開始すると、送風ファンにより送風される空気が開口から漏れ出し、送風口から室内へ送風される加湿空気量が減少して加湿能力が落ちることから、改善の余地があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、器具本体と、当該器具本体の前面側を覆うように設置された内側パネルと、前記器具本体の前面を構成し閉止時は前記内側パネルと対向する位置にあり開放時は下端を支点にして前記器具本体の前面方向へ回動して開く外側パネルと、前記器具本体内に設置され水を貯める貯水室と、当該貯水室に設置され貯めれた水から加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、当該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を送風口から室内へ送風する送風ファンと、当該送風ファンを覆うように設置され前記器具本体外から吸い込まれた空気を前記器具本体内へ案内する送風ボックスと、当該送風ボックスから案内された空気が流通し前記貯水室内へ空気を流入させる送風通路と、当該送風通路の途中にあり前記内側パネルに形成された開口と、当該開口を閉止するよう前記内側パネルに設置され前記開口の開放時は一端を支点にして前記器具本体の前面方向へ回動して開く開閉蓋と、を備え、
前記開閉蓋を開放した状態で前記外側パネルを閉止した時、前記開閉蓋が前記外側パネルと当接し前記外側パネルの閉止が阻止される位置に開放状態の前記開閉蓋を係止する蓋係止手段を設け
前記開閉蓋の一端を構成する挿入部の位置が下側となるよう前記内側パネルに形成された切り欠きに前記挿入部が挿入され、前記開閉蓋を開放する時、前記挿入部が支点となって前記開閉蓋が前記器具本体の前面方向へ回動して開き、前記外側パネルの閉止が阻止される位置で前記挿入部と前記蓋係止手段とが当接して前記開閉蓋を開放状態で係止することを特徴とする。
また、請求項2では、前記外側パネルの開閉状態を検知するパネル検知センサと、当該パネル検知センサにより前記外側パネルが閉止していると判断したときのみ前記加湿空気発生手段と前記送風手段とを駆動させ室内を加湿する加湿運転の実施を許可する制御部とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、開閉蓋を開放した状態で外側パネルを閉止した時、開閉蓋が外側パネルと当接し外側パネルの閉止が阻止される位置に開放状態の開閉蓋を係止する蓋係止手段を設けたので、開口内の作業が終了して外側パネルを閉止する時、開閉蓋を閉止しなければ外側パネルを閉止することができず、開閉蓋を閉め忘れたまま外側パネルが閉止されることが防止されるため、加湿運転の実施時に開口から空気が器具本体外へ漏れ出し、加湿能力が減少することを確実に防止することができる。
また、開閉蓋の一端を構成する挿入部の位置が下側となるよう内側パネルに形成された切り欠きに挿入部が挿入され、開閉蓋を開放する時、挿入部が支点となって開閉蓋が器具本体の前面方向へ回動し、挿入部が外側パネルの閉止が阻止される位置で蓋係止手段と当接し、開閉蓋を開放状態で係止するので、開閉蓋を開放した時、挿入部によって確実に外側パネルの閉止が阻止される位置で開閉蓋が係止されるため、加湿運転の実施時に開口から空気が器具本体外へ漏れ出し、加湿能力が減少することを確実に防止することができる。
また、外側パネルの開閉状態を検知するパネル検知センサと、当該パネル検知センサにより外側パネルが閉止していると判断したときのみ加湿空気発生手段と送風手段とを駆動させ室内を加湿する加湿運転の実施を許可するので、開閉蓋が閉止されない状態で加湿運転が実施されることを確実に防止することができるため、加湿運転の実施時に開口から空気が器具本体外へ漏れ出し、加湿能力が減少することを確実に防止することができる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の操作部を説明する図 同実施形態の運転制御を説明するフローチャート 同実施形態の器具本体内の空気の流れを説明する図 同実施形態の内側パネル周囲の構造で開閉蓋が閉止している時を説明する図 同実施形態の内側パネル周囲の構造で開閉蓋が開放している時を説明する図 同実施形態の開閉蓋が開放している時を示す部分拡大平面図 同実施形態の開閉蓋が開放している時を示す部分拡大正面図 同実施形態の開閉蓋が開放している時を示す部分拡大断面図 同実施形態の開閉蓋が開放している時に外側パネルを閉止した様子を示す部分拡大断面図
次に、この発明の一実施形態における加湿装置を図に基づいて説明する。
1は略箱状で各種パネルに四方が覆われた器具本体、2は当該器具本体1上部に形成されルーバー3が設置された送風口、4は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、5は前記器具本体1の前面略中央部に複数形成され前記器具本体1内に空気を取り込むよろい戸構造の吸い込み穴、6は前記器具本体1下部に設置され取っ手を引くことで内部に設置された排水タンク7の取り出しを可能とする排水タンク収納扉、8は当該排水タンク収納扉6の横にあり内部に設置された給水タンク9の給水口を収納する給水口扉、10は当該給水口扉8の下部に形成され前記給水タンク9内に残存する水量を目視可能な水位窓、11は前記器具本体1底部に設置され前記器具本体1の移動を可能とするタイヤ部である。
12は器具本体1内に設置され所定量の水を貯水する貯水室であり、この貯水室12内には水に下端を水没させ駆動軸に軸支された筒状の回転体13が備えられている。
前記回転体13は、中空逆円錐形で上方に向かって径が徐々に拡大するものであり、駆動軸に接続され回転体13を回転駆動させるミストモータ14を駆動させ、回転体13が回転することによる回転の遠心力で貯水室12内の水を汲み上げ、回転体13の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体13の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体13の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体13の上端に形成された複数の図示しない飛散口から周囲に飛散させる。
15は回転体13の上部外周に所定間隔を離間させて位置し、回転体13と共に回転する円筒状の多孔体で、当該多孔体15には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る多孔部16が設置されており、前記回転体13、前記ミストモータ14、前記多孔部16で加湿空気発生手段が構成されている。
また、前記回転体13の回転による遠心力で貯水室12内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部16を通過した水滴が破砕されることで、水の粒子を微細化してナノメートル(nm)サイズのミストが生成すると共に、水の粒子の微細化によるレナード効果でマイナスイオンを多量に発生させるものである。
17は所定の回転数で駆動することで空気を送風する送風ファンであり、当該送風ファン17が駆動すると、器具本体1の外から吸い込み穴5を介して送風ボックス80内へ流入した空気が送風排出口81から排出され、送風通路79を流通して風洞82の空気流入口83を介して貯水室12内へ流入し、貯水室12と気水分離ケース18とを通過して送風口2から送風することで、貯水室12内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含んだ加湿空気を室内へ供給する。
19は貯水室12内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水室12の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ20で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態を適宜切り替える。
21は貯水室12内に設置されフロートの上下により水位を検知する水位センサであり、貯水室12内の水位が低下して所定水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して所定水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水室12内が満水となったら満水信号を出力する。
22は一端が貯水室12に接続し他端が給水タンク9の底部に所定のクリアランスを設けて設置された給水管であり、当該給水管22の配管途中には、給水タンク9内の水を貯水室12内まで流動させる自吸式の給水ポンプ23と、給水管22内を流動する水の流量を検知する流量センサ24とが設置されている。
25は前記給水管22の途中に接続された呼び水管であり、当該呼び水管25の端部には呼び水口26が形成され、当該呼び水口26を封止するキャップ27を取り外し、じょうろ等を用いて呼び水管25内へ注水することで給水ポンプ23内へ所定量の水を給水する呼び水動作が可能となり、給水タンク9から呼び水して給水管22内を水が流通可能な状態にする。
28は一端が貯水室12の底部に接続し他端が排水タンク7の排水流入口25上部に設置された排水管であり、当該排水管28の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水室12内の水の排水を制御する排水弁29が備えれている。
30は送風口2の壁面に設置され室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、31は送風ファン17の近傍に設置され吸い込み穴5から吸い込まれた室内空気の温度を検知する吸気温度センサ、32は前記吸気温度センサ31の近傍に設置され器具本体1が設置された室内の湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や湿度に基づいてミストモータ14や送風ファン17の回転数を変化させ、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替える。
33は気水分離ケース18内に複数枚設置されたバッフル板であり、貯水室12内で発生したナノミストとマイナスイオンとを含む加湿空気中の大径水滴を補水し、送風口2まで到達させないようにすることで、送風口2付近の結露発生を防止し器具本体1の設置面が濡れることを未然に防止する。
34は一端が貯水室12の壁面に接続され他端が給水タンク9の給水流入口32上部に設置されたオーバーフロー管であり、万一水位センサ21が故障して満水検知ができなかった時、給水ポンプ23が駆動し続けて貯水室12内への給水が停止せずとも、オーバーフロー管34を通じて給水タンク9内へ水を戻すことができるため、貯水室12から水が溢れ出すことを確実に防止することができる。
35は排水タンク7内に設置され排水タンク7内の水位の上昇と共に浮きが上昇する排水フロート、36は当該排水フロート35の上端に設置された磁石、37は当該磁石36と対向する位置に設置され磁力の有無でON/OFF状態を判定する近接センサであり、排水タンク7内の水が増えることで排水フロート35が上昇することに伴い、磁石36の設置箇所が徐々に低下して近接センサ37から徐々に離れて近接センサ37で検知可能な磁力が弱まり、排水タンク7が満水近くになると近接センサ37が磁力を検知できなくなってOFF信号を出力し、排水弁29を閉止することで排水タンク7から水が漏れ出す事態を確実に防止する。
38はルーバー3の図示しない支軸と接続してルーバー3を所定角度まで回動させるルーバーモータであり、加湿運転の開始時や停止時にルーバー3を所定の角度まで回動させる。
39は器具本体1の前面上部を覆うように設置された前面パネルであり、操作部4のメンテナンスが必要になった場合等に取り外し作業することが可能である。
40は器具本体1の前面中間部を覆うように設置され吸い込み穴5が形成された外側パネルであり、呼び水口26から呼び水を給水する時は、作業者が外側パネル40を器具本体1前面方向へ引くことで下端側が支点となり、外側パネル40が器具本体1の前面方向へ回動し、外側パネル40の上端側面に設置されたチェーン41により内側パネル66に設置された開閉蓋70を内側パネル66と水平な位置関係で開放可能となる位置で係止される。
そして、呼び水口26から呼び水を供給した後に外側パネル40を閉止すると、外側パネル40の上端側面に形成された係止ツメ42が器具本体1の前面側方に形成されたツメ受け部43内に嵌り込むことで、外側パネル40が前面パネル39と平行な位置関係で係止される。
44は一方の前記ツメ受け部43の下方にありマイクロスイッチで構成されたパネル検知センサであり、外側パネル40を開放した状態ではOFF信号を出力し、外側パネル40の係止ツメ42がツメ受け部43内に嵌り込み完全に閉止された状態になると、外側パネル40の存在を検知しON信号を出力する。
前記操作部4には、運転開始及び停止を指示する運転スイッチ45と、ミストモータ14の回転数を所定値だけ低下させて運転音の低下を図る静音運転を実行するひかえめスイッチ46と、加湿空気を室内に供給する加湿運転の開始あるいは停止のタイマー運転の実施有無を設定するタイマー入/切スイッチ47と、現在時刻の設定を行う時計合せスイッチ48と、加湿空気を室内に供給する加湿運転の開始時刻や停止時刻を設定するタイマー合せスイッチ49と、室内へ供給する加湿空気量を3段階の加湿レベルから選択する加湿スイッチ50と、室内へ供給する加湿空気の風量を3段階の風量レベルから選択する風量スイッチ51と、前記加湿スイッチ50や前記風量スイッチ51で設定された加湿レベルや風量レベルを表示するレベル表示部52と、当該レベル表示部52での表示項目を加湿、風量レベルから湿度、現在時刻等に変化させる表示切り替えスイッチ53と、スイッチを3秒押しすると排水弁29を開放して貯水室12内の水を強制的に排水する排水スイッチ54と、運転停止以外の操作を禁止するチャイルドロックスイッチ55とが備えられている。
また、前記操作部4には各スイッチに対応したランプが備えられており、前記運転スイッチ45が操作されたら点灯する運転ランプ56と、前記タイマー入/切スイッチ47が操作されタイマー入り制御かタイマー切り制御かのいずれかで設定されたモードのランプを点灯させるタイマーランプ57と、前記レベル表示部52で表示する検知湿度や現在時刻の午前、午後の項目に応じて該当する所定のランプが点灯する表示項目ランプ58と、前記排水スイッチ54が操作され排水弁29が開放されたら点灯する排水ランプ59と、前記チャイルドロックスイッチ55が操作されチャイルドロックが設定された時に点灯するチャイルドロックランプ60とが備えられている。
61は各センサで検知された検知値や操作部4上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、当該制御部61には、ミストモータ14を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段62と、送風ファン17を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段63と、加熱ヒータ19のON/OFF状態を変化させて貯水室12内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段64と、特定の動作開始時から経過した時間をカウントする計時手段65とが備えられている。
66は外側パネル40と対向する位置に設置された内側パネルであり、当該内側パネル66には、器具本体1内へ流入する空気中の塵埃を捕集して清浄化する空清フィルタ67を設置可能な吸い込み口68と、呼び水口26と対向する位置に形成され、じょうろ等で呼び水口26から水を供給可能となるよう切り欠かれた開口69とが形成されている。
70は前記開口69を閉止するように設置される開閉蓋であり、当該開閉蓋70は、正面視略T字形状の挿入部71が下側となるように前記内側パネル66に形成された正面視略T字形状の切り欠き72に挿入されており、作業者が挿入部71とは逆の端面である固定部73に形成された固定ネジ74を内側パネル66に形成されたネジ穴75に螺着することで開口69を閉止し、固定ネジ74をネジ穴75から取り外すと、挿入部71が支点となって器具本体1の前面方向へ回動し開口69を開放する。
76は器具本体1内方側の内側パネル66に設置され呼び水口26が開口69と対向する位置となるよう呼び水管25を固定する蓋係止手段としての固定金具であり、当該固定金具76には、呼び水管25のフランジ部77が引っ掛かることで呼び水口26が開口69と対向する位置で固定可能となる金具穴78が形成されている。
79は器具本体1内に形成され送風ファン17で送風された空気が流通する送風通路、80は送風ファン17を覆うように設置され吸い込み口68から吸い込まれた空気を送風排出口81へ案内する送風ボックス、82は貯水室12の上部に設置され前記送風通路79内を流通する空気を空気流入口83を介して貯水室12内へ流入させる風洞であり、前記送風通路79は、送風排出口81から空気流入口83までの内側パネル66等の器具本体1内部を形成する区画壁により構成されており、送風ファン17が駆動すると内側パネル66等の区画壁近傍を空気が通過し、風洞82の空気流入口83へ空気が流入する。
84は外側パネル40の吸い込み穴5の下端から上端方向へ所定の曲率で曲げが形成された案内突起であり、吸い込み穴5から流入した空気を吸い込み口68を介して器具本体1内へ案内する。
次に、一実施形態での運転開始から終了までの動作について図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、操作部4の運転スイッチ45が操作されたか、もしくはタイマー入/切スイッチ47で設定された運転開始時刻になったら、制御部61は、排水弁29を開放して貯水室12内の水を排水し、水位センサ21でOFF信号が出力されたと判断したら、給水ポンプ23の駆動を開始し給水管22内にある水を排水して、所定時間経過したら排水弁29を閉止する水入替モードを行う(ステップS101)。
前記ステップS101の水入替モードが終了したら、制御部61は、給水タンク9内の水を給水管22を介して貯水室12内へ供給し、水位センサ21でON信号が出力されたと判断したら、所定量の水が貯水室12内に供給されたとして給水ポンプ23の駆動を停止した後、送風ファン17を所定時間だけ駆動させ回転体13に付着した大粒の水滴を落とす立ち上げモードを行う(ステップS102)。
前記ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部61は、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー3を器具本体1の上面に対して垂直となる位置で停止させ、加湿スイッチ50及び風量スイッチ51で設定された加湿レベルと風量レベルに基づいて、ミストモータ14と送風ファン17とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段62と送風ファン制御手段63とでそれぞれの回転数を制御し、貯水温度センサ20の検知値に基づいて加熱ヒータ19のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段64で切り替えて制御することで、貯水室12内の貯水温度を加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にする加湿運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)
ここで通常運転モードを詳述すると、ミストモータ制御手段62によりミストモータ14を800〜1400rpmの範囲内で回転数を変化させ、また、送風ファン制御手段63で送風ファン17を400〜800rpmの範囲内で回転数を変化させることで、風量レベルに合った回転数にした加湿運転を行い、更に、送風温度センサ30で検知される温度が加湿レベルに合った値となるよう貯水室12内の貯水温度を変化させ、貯水温度センサ20で検知される温度が約30〜40℃の範囲内で推移するように加熱ヒータ19のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段64で切り替えて制御する。
また、加湿運転時の空気の流れについて図6に基づいて詳述すると、送風ファン17が駆動することで器具本体1外の空気が空清フィルタ67を介して吸い込み口68から送風ボックス80内に流入し、送風排出口81から押し出された空気が送風通路79を流通する途上で開閉蓋70の近傍を通過することから、仮に加湿運転時に開閉蓋70が開放されていると、送風通路79内を流通する空気が開口69から漏れ出すため、空気流入口83へ流入する空気量が減って結果的に送風口2から送風される加湿空気量が減少することとなる。よって、加湿運転時に開閉蓋70を確実に閉止する必要がある。
前記ステップS103の通常運転モードを開始した後に通常運転モードの途中で運転スイッチ45がOFF操作されたか、あるいはタイマー入/切スイッチ47で設定された加湿運転の停止時刻になったら、制御部61は、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー3を器具本体1の上面に対して約20°だけ開放した状態で静止させ、加熱ヒータ19をON状態にして水を加熱し、貯水温度センサ20での検知値が63℃から65℃の間で推移するよう加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替えて貯水室12内にある水の除菌を行う除菌運転を10分間実行し、10分経過後に貯水室12内を冷却する冷却運転を実行した後に排水弁29を開放して貯水室12内の水を排水するクリーニングモードを行う(ステップS104)。
前記ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部61は、ミストモータ制御手段62及び送風ファン制御手段63によりミストモータ14と送風ファン17とを所定の回転数で所定時間だけ駆動させ、貯水室12内を乾燥させる乾燥モードを実施し(ステップS105)、所定時間経過したらミストモータ14と送風ファン17とを停止させて乾燥モードが終了し、ルーバーモータ38を駆動させてルーバー3を閉止することで運転終了となる。
次に、本実施形態における呼び水供給時の動作手順について詳述する。
器具本体1の初期使用開始時や長期の使用停止期間を経た後に運転を実施する時、まず作業者は、外側パネル40の上端側を持ち器具本体1の前面方向へ引くことで、ツメ受け部43から係止ツメ42が外れ下端側を支点にして外側パネル40を回動させ、図7で示すように、外側パネル40の両側面端部に設置されたチェーン41によって支持され内側パネル66が露出した状態にする。
外側パネル40を開放した後、作業者が開閉蓋70の固定ネジ74を取り外すと、開閉蓋70は、挿入部71を支点に器具本体1の前面方向へ回動し、図8で示すように、開閉蓋70の挿入部71が内側パネル66と後述する所定角度を成す位置で固定金具76により係止され開口69が開放状態になり、呼び水管25の呼び水口26に装着されたキャップ27が露出した状態となる。この状態にすることで、作業者はキャップ27を取り外しじょうろ等で呼び水口26から水を供給する呼び水動作の実施が可能となる。
ここで、図9及び図10で示すように、開閉蓋70を構成する挿入部71は先端が幅広のT字形状に形成され、T字形状の幅広な部分の幅をW1、幅狭な部分の幅をW2とし、また、内側パネル66に形成された切り欠き72は上側が幅広のT字形状に形成され、T字形状の幅広な部分の幅をS1、幅狭な部分の幅をS2とすると、各幅の大きさがS1>W1>S2>W2の関係となるよう形成されていることで、開閉蓋70の挿入部71を切り欠き72に挿入する時は、S1の幅で形成された部分の切り欠き72へW1の幅で形成された部分の挿入部71を挿入し、S2の幅で形成された部分の切り欠き72へ挿入部71を移動させることで、切り欠き72から開閉蓋70が抜け出さないように開閉蓋70を切り欠き72に引っ掛けることができる。
そして、開閉蓋70を切り欠き72に引っ掛けた後に、S1の幅で形成された部分の切り欠き72の下端より下方に固定金具76の下端が位置するよう固定金具76を設置することで、図11で示すように、開閉蓋70を開放した時に挿入部71のW1の幅の部分が切り欠き72のS2の幅の部分の上端より下方に位置することで、開閉蓋70が器具本体1の前面方向へ抜けることがなく呼び水動作を実施することができるため、呼び水動作の実施後に開閉蓋70を内側パネル66に設置し忘れることがなく、加湿運転時における開口69からの空気漏れを確実に防止することができる。
また、切り欠き72の下端と固定金具76の下端とに挿入部71が当接し、開閉蓋70が開放状態の時に外側パネル40の閉止を阻止する所定角度を内側パネル66と形成した状態で開閉蓋70が係止される。
作業者が呼び水動作を完了した後、開閉蓋70の閉止を忘れて外側パネル40を閉止すると、図12で示すように、開閉蓋70が閉止状態の時に外側パネル40と対向する側面を表面、器具本体1の内方と対向する側面を裏面とし、開閉蓋70が開放状態で外側パネル40を閉止しようとして開放蓋70の固定部73の先端面と外側パネル40とが当接した時、外側パネル40と開放蓋70の表面とで成す角度が鈍角、外側パネル40と開放蓋70の裏面とで成す角度が鋭角であれば、開閉蓋70が開放状態の時に外側パネル40を閉止しようとしても、開閉蓋70の挿入部71が固定金具76によって開閉蓋70を更に開放する方向へは回動しないよう固定されているため、開閉蓋70が閉止されておらず開放状態のままであることを作業者が気づき、作業者によって開閉蓋70が確実に閉止されることで、加湿運転時に開口69からの空気漏れを確実に防止することができる。
このように、前記所定角度は、開閉蓋70が開放状態で外側パネル40を閉止しようとして開放蓋70と当接し、外側パネル40と開放蓋70の表面とで成す角度が鈍角、外側パネル40と開放蓋70の裏面とで成す角度が鋭角の状態の時、内側パネル66と開閉蓋70とで形成する角度としているので、開閉蓋70を開放した状態では外側パネル40を閉止することができず、作業者が確実に開閉蓋70を閉止することで加湿運転時に開口69からの空気漏れを確実に防止することができる。
よって、開閉蓋70が開放されたまま加湿運転が実施されることがないことから、開閉蓋70が開放されたまま加湿運転が実施され、送風ファン17により送風される空気が開口69から漏れてしまい、送風口2から送風される風量が減少して加湿効率が低下する事態を未然に防ぐことができ、器具本体1が設置された室内を効率良く加湿することが可能となる。
以上のように、内側パネル66の開口69に設置された開閉可能な開閉蓋70が開放状態の時、外側パネル40の閉止を阻止する位置となるよう挿入部71が固定金具76によって係止されることで、開閉蓋70を開放した状態で外側パネル40を閉止しようとしても、案内突起84が固定部73の終端に当接して外側パネル40の閉止が阻止されるため、開閉蓋70を開放したまま加湿運転が実施されることがなく、開口69からの空気漏れによる加湿効率の悪化を未然に防ぐことが可能となる。
また、外側パネル40を閉止することなく運転スイッチ45が操作され運転開始が指示されたとしても、パネル検知センサ44がOFF信号を出力した状態なので加湿運転が実施されないことから、加湿効率が悪化した加湿運転を未然に防止することができる。
また、固定金具76には、呼び水管25端部のフランジ部77を載置する金具穴78が形成され、呼び水管25の位置を固定することが可能となっているため、呼び水動作の実施時に開口69と対向する位置に呼び水口26を確実に存在させることが可能であり、作業者の作業性が向上する。
なお、本実施形態では開閉蓋70を構成する挿入部71と、内側パネル66に形成された切り欠き72とを略T字形状にし、外側パネル40の閉止を阻止する位置で挿入部71の先端が固定金具76に当接することで開閉蓋70が開放状態で係止する内容で説明したが、開閉蓋70の開放時に切り欠き72から開閉蓋70が落下しなければよく、例えば、外側パネル40の閉止を阻止する位置で開閉蓋70が開放した時、挿入部71の先端を折り曲げる等して切り欠き72の周囲の内側パネル66の壁面と挿入部71とが当接する形状にして開閉蓋70を係止し、切り欠き72から開閉蓋70を落下させない構成であってもよい。
また、本実施形態における構成や制御内容は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
12 貯水室
13 回転体(加湿空気発生手段)
14 ミストモータ(加湿空気発生手段)
16 多孔部(加湿空気発生手段)
17 送風ファン
40 外側パネル
44 パネル検知センサ
61 制御部
66 内側パネル
69 開口
70 開閉蓋
71 挿入部
72 切り欠き
76 固定金具(蓋係止手段)
79 送風通路
80 送風ボックス

Claims (2)

  1. 器具本体と、当該器具本体の前面側を覆うように設置された内側パネルと、前記器具本体の前面を構成し閉止時は前記内側パネルと対向する位置にあり開放時は下端を支点にして前記器具本体の前面方向へ回動して開く外側パネルと、前記器具本体内に設置され水を貯める貯水室と、当該貯水室に設置され貯めれた水から加湿空気を発生させる加湿空気発生手段と、当該加湿空気発生手段で発生した加湿空気を送風口から室内へ送風する送風ファンと、当該送風ファンを覆うように設置され前記器具本体外から吸い込まれた空気を前記器具本体内へ案内する送風ボックスと、当該送風ボックスから案内された空気が流通し前記貯水室内へ空気を流入させる送風通路と、当該送風通路の途中にあり前記内側パネルに形成された開口と、当該開口を閉止するよう前記内側パネルに設置され前記開口の開放時は一端を支点にして前記器具本体の前面方向へ回動して開く開閉蓋と、を備え、
    前記開閉蓋を開放した状態で前記外側パネルを閉止した時、前記開閉蓋が前記外側パネルと当接し前記外側パネルの閉止が阻止される位置に開放状態の前記開閉蓋を係止する蓋係止手段を設け
    前記開閉蓋の一端を構成する挿入部の位置が下側となるよう前記内側パネルに形成された切り欠きに前記挿入部が挿入され、前記開閉蓋を開放する時、前記挿入部が支点となって前記開閉蓋が前記器具本体の前面方向へ回動して開き、前記外側パネルの閉止が阻止される位置で前記挿入部と前記蓋係止手段とが当接して前記開閉蓋を開放状態で係止することを特徴とする加湿装置の蓋係止機構。
  2. 前記外側パネルの開閉状態を検知するパネル検知センサと、当該パネル検知センサにより前記外側パネルが閉止していると判断したときのみ前記加湿空気発生手段と前記送風手段とを駆動させ室内を加湿する加湿運転の実施を許可する制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の加湿装置の蓋係止機構。
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