JP4045538B2 - 気流変換発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気系のダクトに繋がっている排気口、換気口などに接続するだけで、別の利用しやすい気流に変換させ、本来の排気口、換気口の機能にプラスした機能を付与できる気流変換発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の気流変換発生装置としては、図10に示すように、ノズルaから駆動流体bを高速で吐き出すと、装置c内が減圧となり吸引ノズルdから増幅流体eを吸引し、駆動流体bと共に吐出ノズルfから増幅流体eを吐出するジェットポンプgがある。このジェットポンプgは、流体の吸引、排出を目的とするエゼクターと、流体の昇圧、圧送を目的とするインゼクターとがあり、運動部分がないため故障が少ないところに特徴があって、その特徴を生かすべく種々の場面で使用されている。すなわち、このジェットポンプgは、ノズルaからの駆動流体bによりその有するエネルギーの一部を変換して、増幅流体eを発生させているが、この増幅流体eと共に駆動流体bも吐出ノズルfから排出するものものである。
【0003】
また、本来の排気口、換気口の機能を更に高めるものとしては、図11に示すような居室エアーカーテン(特開平7−19559号公報参照)が知られている。この公報によれば、天井面hに居室i内の汚染源Xから汚染空気を拡散させないように、汚染源Xを囲うようにラインフローファンjを配設し、このラインフローファンjの内周側に沿って天井面hにスリット状の吸引口kを形成し、この吸引口kを備え排気ファン1により排気される等圧チャンバーmをスペースnの天井裏に配設し、更にラインフローファンjの下向きの吐出空気流をその到達距離を床面Fに達しない程度とする。これによりエアーカーテンoにて閉鎖されたスペースn内の空気はラインフローファンjにて循環されて、汚染源Xから汚染空気を拡散させることなく、吸引口k、等圧チンバーmを経て排気ファン1により外部に排気される。
【0004】
また、本来の排気口、換気口の機能を更に高めるものとしては、図12に示すような換気装置(特許第2559268号公報参照)が知られている。この特許公報によれば、排気扇pの周囲に送風扇qと連結ダクトrを有する、斜め下に空気を噴射させ、その空気噴流角度を前後、左右に自由に調整可能な噴射ノズルsを円形に設け、この空気流uを中央に設置した排気扇pにて、調理中のレンジよりの油煙と同時に吸引排気することで、中央に空気の渦を発生させ、効率良く油煙を排気出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図10の従来例は、確かに駆動流体bにより増幅流体eを発生させることが出来るが、駆動流体bが増幅流体eに混ざるから、増幅流体eを利用する場合に、流量制御や機構が複雑になる。また、この従来例のジェットポンプgは駆動流体bを発生させる機器の二次側に設置することになり、そのために設置が大きく限定されるものである。
【0006】
また、図11の従来例は、排気ファン1以外に、ラインフローファンjが必要になり、構造が複雑となりやすい。加えて、エアーカーテンoにて閉鎖されたスペースn内の空気をラインフローファンjにて循環させて、汚染源Xから汚染空気を拡散させることなく、吸引口k、等圧チンバーmを経て排気ファン1により外部に排気するには、ラインフローファンj及び排気ファン1の風量を適切に制御しなくてはならない、煩わしさがある。
【0007】
また、図12の従来例は、自由空間内で空気の渦、すなわち、竜巻を発生させるには、排気扇p以外に自由空間を囲い旋回気流を起こさせるための空気流uを形成しなくてはならない。したがって、排気扇pの回りに、その空気噴流角度を前後、左右に自由に調整可能な噴射ノズルsを円形に設け、これらの噴射ノズルsを送風扇qに連結ダクトrにて接続する必要があり、構造が複雑となり送風扇qも必要となる。
【0008】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、吸気系の気流を利用すること以外、動力を必要としないで,増幅気流、エアーカーテンや旋回気流を発生させ、構造も単純且つ簡易であり、これら増幅気流、エアーカーテンや旋回気流の制御も極めて容易である気流変換発生装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究した結果、回転軸に駆動用プロペラとその外側に配置した気流発生用プロペラとを同心的且つ回転不可に取り付け、この駆動用プロペラを吸気系の気流、例えば、排気口に接続すれば、気流発生用プロペラを回転させ、吸気系の気流とは別の気流を発生させ得て、その気流をリング状のエアー吹出口から空気を吹き出すようにすれば、一定空間を囲うエアーカーテンや旋回気流を発生させ、排気口による吸引により一定空間内を負圧域にすると共に竜巻を発生することを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、請求項1記載の発明は、回転軸に駆動用プロペラとその外側に配置した気流発生用プロペラとを同心的且つ回転不可に取り付け、且つ、これらを円筒体内に収納すると共に回転自在に軸支して、前記駆動用プロペラは前記円筒体を貫設すると共に吸気系に接続する吸引管に臨ませ、前記円筒体の一端を前記気流発生用プロペラにおける空気導入口とし他端をエアー吐出口としてなり、吸気系の気流に前記駆動用プロペラを晒して回転させ、前記回転軸を通じて前記気流発生用プロペラを同期回転させて、前記吸気系の気流とは別の前記円筒体のエアー吐出口からの気流を発生させることを特徴とする。したがって、この特徴によれば、吸気系の気流に駆動用プロペラを晒して回転させ、それにより気流発生用プロペラを同期回転させ別の気流を発生させるから、この別の気流と吸気系の気流とが混ざらない。
【0011】
請求項2記載の発明は、回転軸に駆動用プロペラとその外側に配置した気流発生用プロペラとを同心的且つ回転不可に取り付け、且つ、これらをケーシング内に収納すると共に回転自在に軸支し、該ケーシングの軸心部の一端に吸気系に接続する吸引口を設けると共に該吸引口に前記駆動用プロペラを臨ませ、前記軸心部の他端に空気導入口を設けて、更に前記ケーシングの周縁部に、前記気流発生用プロペラによる空気を前記空気導入口側に吹き出すエアー吹出口を設けてなり、吸気系の気流に前記駆動用プロペラを晒して回転させ、前記回転軸を通じて前記気流発生用プロペラを同期回転させて、前記エアー吹出口から空気を吹き出すようにしたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、吸引口からの吸気系の気流により、気流発生用プロペラを同期回転させて、エアー吹出口から空気を吹き出しエアーカーテンを形成し、且つこのエアーカーテンは、エアー吹出口から回転成分を有した状態で吹き出されるから、旋回気流を生じ、吸引口からの吸引により竜巻を生成する。
【0012】
請求項3の発明は、前記気流発生用プロペラは、円盤であることを特徴とする。したがって、この特徴によれば、気流発生用プロペラが円盤であっても、流体の有する粘性により別の気流を発生させることが出来る。
【0013】
請求項4の発明は、前記気流発生用プロペラは、円盤上にL字状筒体を前記回転軸を中心として放射状に一定間隔で複数設け、各L字状筒体の周縁部側開口は前記円盤面とほぼ平行に位置させ、回転軸側開口はL字状筒体の回転上流側に位置する側壁の切欠部であることを特徴とする。したがって、この特徴によれば、気流発生用プロペラの回転に伴い、各L字状筒体の回転軸側開口から空気が入り周縁部側開口から円盤面に対して鉛直方向の各気流が発生し、この各気流はエアー吹出口から回転成分を有した状態で吹き出されるから、旋回気流を生じ、吸引口からの吸引により竜巻を生成する。
【0014】
請求項5の発明は、前記気流発生用プロペラは、円盤の周縁部上に螺旋状筒を一定間隔で複数立設してなることを特徴とする。したがって、この特徴によれば、気流発生用プロペラの回転に伴い、円盤の周縁部上の各螺旋状筒により、円盤面に対して鉛直方向の各渦流が安定的に発生してエアー吹出口から吹き出され、吸引口からの吸引により各渦流が収束して竜巻を生成する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜9に基づいて詳述する。
図1は本発明の実施形態を示す気流変換発生装置の断面図であり、この図において、1は気流変換発生装置を示し、この気流変換発生装置1は、回転軸2に駆動用プロペラ3とその外側に配置した気流発生用プロペラ4とを同心的且つ回転不可に取り付け、且つ、これらを円筒体10内に収納すると共に回転自在に軸支して、駆動用プロペラ3は円筒体10を貫設すると共に吸気系に接続する吸引管12に臨ませ、円筒体10の一端を気流発生用プロペラ4における空気導入口16とし他端をエアー吐出口17としてなり、吸気系の気流5に駆動用プロペラ3を晒して回転させ、回転軸2を通じて気流発生用プロペラ4を同期回転させて、吸気系の気流5とは別の気流6、すなわち、円筒体10のエアー吐出口17からの気流を発生させるものである。
【0016】
前記回転軸2は、円筒体10内の軸心部に設けた軸受11と、円筒体10内の軸心部に配設した吸引管12の一方の端部12aの軸心部に設けた軸受13とにより、回転自在になっている。円筒体10の軸受11と、吸引管12の軸受13とは、円筒体10の内壁に取り付けた十字状金具14と、吸引管12の内壁に取り付けた十字状金具15とにより、支持されている。吸引管12は、90度曲管であり、円筒体10の内壁を貫き、その他方の端部12bは吸気系の気流5に繋ぐことになる。なお、図1中、16は円筒体10の空気導入口であり、17はエアー吐出口である。
【0017】
前記駆動用プロペラ3及び気流発生用プロペラ4は、前記回転軸2に同心的且つ回転不可に取り付けることが重要であり、これにより駆動用プロペラ3の回転に同期して気流発生用プロペラ4が回転することになる。駆動用プロペラ3の形状は、吸気系の気流5により回転するものであれば、特に限定がなく、軸流型、遠心型、横流型いずれでも良い。気流発生用プロペラ4の形状も、駆動用プロペラ3の状況と同じであるが、駆動用プロペラ3に同期しで回転するものであるから、その点での制約がある。なお、図1の実施形態では、駆動用プロペラ3と気流発生用プロペラ4とが一体に形成されているが、回転軸2に同心的且つ回転不可に取り付けてあれば、気流発生用プロペラ4は、2点鎖線で示す位置にあっても何ら差し支えない。
【0018】
前記吸気系の気流5は、通常吸気系のダクトに直接、あるいはそのダクトに繋がっている排気口、換気口などに、吸引管12の他方の端部12bを接続することにより得る。ビルディングや工場などは、大規模の吸気設備が設置され、その吸気設備から吸気系のダクトがほぼ全域に配置されている。したがって、その大規模で効率の高い吸気設備を利用し、新たに電源などの動力を敷設しなくても、吸気系の気流を別の利用しやすい気流に変換させ、本来の排気口、換気口の機能にプラスした機能を付与することができる。なお、このような吸気系の気流5が得られない場合は、吸引管12の他方の端部12bにファン、送風機などのサクション側を接続する必要がある。
【0019】
上記したような構成の気流変換発生装置1は次のようにして使われる。まず、駆動用プロペラ3を吸気系の気流5に晒すために、不図示の吸気系のダクトに直接、あるいはそのダクトに繋がっている排気口、換気口などに、吸引管12の他方の端部12bを接続する。駆動用プロペラ3は、吸気系の気流5により空気導入口16から円筒体10内に導入された気流により回転し、それにより同期して回転する気流発生用プロペラ4により、別の気流6を発生させエアー吐出口17から吐き出される。この得られた別の気流6は、高速(高圧)で小流量の吸気系の気流5を、低速(低圧)で大流量の気流に変換発生したものである。したがって、この別の気流6は、吸気系の気流5と混ざらず、これを利用する場合、流量制御や機構が単純となり、また、この気流変換発生装置1は機器の一次側に設置することが出来る。
【0020】
図2は本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置の断面図である。この図において、気流変換発生装置1aは、回転軸2に駆動用プロペラ3とその外側に配置した気流発生用プロペラ4aとを同心的且つ回転不可に取り付け、且つ、これらをケーシング20内に収納すると共に回転自在に軸支し、ケーシング20の軸心部の一端に吸気系に接続する吸引口21を設けると共に吸引口21に駆動用プロペラ3を臨ませ、軸心部の他端に空気導入口22を設けて、更にケーシング20の周縁部に、気流発生用プロペラ4aによる空気を空気導入口22側に吹き出すエアー吹出口23を設けてなり、吸気系の気流5に駆動用プロペラ3を晒して回転させ、回転軸2を通じて気流発生用プロペラ4aを同期回転させて、エアー吹出口23から空気を吹き出すようにしたものである。
【0021】
この気流変換発生装置1aは、図1の実施形態とは似ているので、図1と対比しながら説明する。前記回転軸2は、ケーシング20の空気導入口22内の軸心部に設けた軸受11と、ケーシング20の吸引口21の軸心部に設けた軸受13とにより、回転自在になっている。空気導入口22の軸受11と、吸引口21の軸受13とは、空気導入口22の内壁に取り付けた十字状金具14と、吸引口21の内壁に取り付けた十字状金具15とにより、支持されている。吸引口21は90度曲管24の一方の端部24aに接続し、90度曲管24の他方の端部24bは吸気系の気流5に繋ぐことになる。
【0022】
気流変換発生装置1aの駆動用プロペラ3は、図1の実施形態と同様であり、その外側に配置した気流発生用プロペラ4aは、図1の実施形態と基本的に同様であるが、ケーシング20のエアー吹出口23から空気を吹き出すためのものであるから、図3に示す形状となっている。すなわち、気流発生用プロペラ4aは、円盤25の軸心部の孔25aに駆動用プロペラ3が配置され、その円盤25の全周縁部に翼26が所定間隔で複数設置してなり、この気流発生用プロペラ4aが回転すると翼26により効率よく外側に向かう気流が発生し、その気流はエアー吹出口23から吹き出される。
【0023】
また、この気流発生用プロペラ4bは、図4に示すように、単なる円盤、すなわち、図3の円盤25の全周縁部にある翼26を全部取り外した形状のものでも良い。すなわち、流体には粘性があるから、円盤25を回転させるだけでも外側に向かう気流が発生し、その気流はエアー吹出口23から吹き出される。なお、エアー吹出口23はケーシング20の全周縁部にわたり開口していても良いし、全周縁部に所定間隔で設けた孔の集合体であっても良い。
【0024】
上記したような構成の気流変換発生装置1aは次のようにして使われる。まず、駆動用プロペラ3を吸気系の気流5に晒すために、不図示の吸気系のダクトに直接、あるいはそのダクトに繋がっている排気口、換気口などに、90度曲管24の他方の端部24bを接続し、エアー吹出口23が下向きになるように気流変換発生装置1aをいずれかの箇所に取り付ける。この状態になると図2に示すように、駆動用プロペラ3は、吸気系の気流5により空気導入口22から導入された気流により回転し、それにより同期して回転する気流発生用プロペラ4aの翼26により、効率よく外側に向かう気流が発生し、その気流はエアー吹出口23から吹き出されエアーカーテン27を形成する。このエアーカーテン27によりケーシング20下の空間を囲うと共に前記吸引口21からの吸引により負圧域28となる。そして、この負圧域28は、空気導入口22から導入された気流の一部がエアーカーテン27となることにより生じるから、エアーカーテン27の風量よりも空気導入口22から導入される気流量が必ず多くなって、特に制御をする必要がない。
【0025】
一方、エアーカーテン27を形成した気流は、図5に示すように、エアー吹出口23から吹き出された後も回転成分を有し、その結果、旋回気流29を生じ、空気導入口22を経由する吸引口21からの吸引により竜巻tを生成する。なお、図4の気流発生用プロペラ4bでは、図2のエアーカーテン27及び図5の竜巻tを生成することは出来ても、余り効率の良いものとならない。この気流発生用プロペラ4bは、その形状に特に限定がないことを示すための例示としたものである。
【0026】
また、この気流発生用プロペラ4cは、図6、7に示すように、円盤25上にL字状筒体30を回転軸2を中心として放射状に一定間隔で複数設け、各L字状筒体30の周縁部側開口31は円盤25面とほぼ平行に位置させ、回転軸側開口32はL字状筒体30の回転上流側に位置する側壁の切欠部となっている。この気流発生用プロペラ4cの回転に伴い、各L字状筒体30の回転軸側開口32から空気が入り周縁部側開口31から円盤25面に対して鉛直方向の各気流33が発生し、この各気流33はエアー吹出口23から回転成分を有した状態で吹き出されるから、図5に示すように旋回気流29を生じ、前記吸引口21からの吸引により竜巻tを生成する。
【0027】
また、この気流発生用プロペラ4dは、図8、9に示すように、円盤25の周縁部上に螺旋状筒34を一定間隔で複数立設してなる。この気流発生用プロペラ4dの回転に伴い、円盤25の周縁部上の各螺旋状筒34により、円盤25面に対して鉛直方向の各渦流35が安定的に発生してエアー吹出口23から吹き出され、吸引口21からの吸引により各渦流35が収束して竜巻を生成する。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1記載の発明は、吸気系の気流に駆動用プロペラを晒して回転させ、それにより気流発生用プロペラを同期回転させ別の気流を発生させるから、この別の気流と吸気系の気流とが混ざらない。したがって、吸気系の気流を利用すること以外、動力を必要としないで,利用に適した別の気流を発生させ、しかも構造も単純且つ簡易であり、吸気系の気流が混ざらないから別の気流の利用及びその制御も極めて容易となる効果がある。
【0029】
請求項2記載の発明は、吸引口からの吸気系の気流により、気流発生用プロペラを同期回転させて、エアー吹出口から空気を吹き出しエアーカーテンを形成し、且つこのエアーカーテンは、エアー吹出口から回転成分を有した状態で吹き出されるから、旋回気流を生じ、吸引口からの吸引により竜巻を生成する。したがって、上記効果にプラスして、エアーカーテンや竜巻も発生させ、しかも構造も単純且つ簡易であり、これらエアーカーテンや竜巻を利用して汚染空気を外部に漏らさないで吸引でき、これらエアーカーテンや竜巻の制御も極めて容易となる効果がある。
【0030】
請求項3記載の発明は、気流発生用プロペラが円盤であっても、流体の有する粘性により別の気流を発生させることが出来る。したがって、上記効果に加えて、気流発生用プロペラの構造を極めて単純化出来、簡易な利用に威力を発揮する効果がある。
【0031】
請求項4記載の発明は、気流発生用プロペラの回転に伴い、各L字状筒体の回転軸側開口から空気が入り周縁部側開口から円盤面に対して鉛直方向の各気流が発生し、この各気流はエアー吹出口から回転成分を有した状態で吹き出されるから、旋回気流を生じ、吸引口からの吸引により竜巻を生成する。したがって、上記効果に加えて、強固なエアーカーテンや竜巻を発生させることが出来る。
【0032】
請求項5記載の発明は、気流発生用プロペラの回転に伴い、円盤の周縁部上の各螺旋状筒により、円盤面に対して鉛直方向の各渦流が安定的に発生してエアー吹出口から吹き出され、吸引口からの吸引により各渦流が収束して竜巻を生成する。したがって、上記効果に加えて、より強固なエアーカーテンや竜巻を発生させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す気流変換発生装置の断面図。
【図2】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置の断面図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置を構成する気流発生用プロペラの斜視図。
【図4】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置を構成する気流発生用プロペラの斜視図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置の利用状態の側面図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置を構成する気流発生用プロペラの平面図。
【図7】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置を構成する気流発生用プロペラの側面図。
【図8】本発明の他の実施形態を示す気流変換発生装置を構成する気流発生用プロペラの平面図。
【図9】図8の気流発生用プロペラの螺旋状筒を示す斜視図。
【図10】従来例を示す断面図。
【図11】従来例を示す側面図。
【図12】従来例を示す側面図。
【符号の説明】
1、1a 気流変換発生装置
2 回転軸
3、f 駆動用プロペラ
4、4a、4b、4c、4d 気流発生用プロペラ
5 吸気系の気流
6 別の気流
10、10a 円筒体
11、13 軸受
12 吸引管
12a、24a 一方の端部
12b、24b 他方の端部
14、15 十字状金具
16、22 空気導入口
17 エアー吐出口
20 ケーシング
21、k 吸引口
23 エアー吹出口
24 90度曲管
25 円盤
25a 孔
26 翼
27、o エアーカーテン
28 負圧域
29 旋回気流
30 L字状筒体
31 周縁部側開口
32 回転軸側開口
33 各気流
a ノズル
b 駆動流体
c 装置
d 吸引ノズル
e 増幅気流
F 床面
f 吐出ノズル
g ジェットポンプ
h 天井面
i 居室
j ラインフローファン
l 排気ファン
m 等圧チャンバー
n スペース
p 排気扇
q 送風扇
r 連結ダクト
s 噴射ノズル
t 竜巻
u 空気流

Claims (5)

  1. 回転軸に駆動用プロペラとその外側に配置した気流発生用プロペラとを同心的且つ回転不可に取り付け、且つ、これらを円筒体内に収納すると共に回転自在に軸支して、前記駆動用プロペラは前記円筒体を貫設すると共に吸気系に接続する吸引管に臨ませ、前記円筒体の一端を前記気流発生用プロペラにおける空気導入口とし他端をエアー吐出口としてなり、吸気系の気流に前記駆動用プロペラを晒して回転させ、前記回転軸を通じて前記気流発生用プロペラを同期回転させて、前記吸気系の気流とは別の前記円筒体のエアー吐出口からの気流を発生させることを特徴とする気流変換発生装置。
  2. 回転軸に駆動用プロペラとその外側に配置した気流発生用プロペラとを同心的且つ回転不可に取り付け、且つ、これらをケーシング内に収納すると共に回転自在に軸支し、該ケーシングの軸心部の一端に吸気系に接続する吸引口を設けると共に該吸引口に前記駆動用プロペラを臨ませ、前記軸心部の他端に空気導入口を設けて、更に前記ケーシングの周縁部に、前記気流発生用プロペラによる空気を前記空気導入口側に吹き出すエアー吹出口を設けてなり、吸気系の気流に前記駆動用プロペラを晒して回転させ、前記回転軸を通じて前記気流発生用プロペラを同期回転させて、前記エアー吹出口から空気を吹き出すようにしたことを特徴とする気流変換発生装置。
  3. 前記気流発生用プロペラは、円盤であることを特徴とする請求項2記載の気流変換発生装置。
  4. 前記気流発生用プロペラは、円盤上にL字状筒体を前記回転軸を中心として放射状に一定間隔で複数設け、各L字状筒体の周縁部側開口は前記円盤面とほぼ平行に位置させ、回転軸側開口はL字状筒体の回転上流側に位置する側壁の切欠部であることを特徴とする請求項2記載の気流変換発生装置。
  5. 前記気流発生用プロペラは、円盤の周縁部上に螺旋状筒を一定間隔で複数立設してなることを特徴とする請求項2記載の気流変換発生装置。
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